JPH06163854A - マスクromの製造方法 - Google Patents

マスクromの製造方法

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Publication number
JPH06163854A
JPH06163854A JP43A JP30721392A JPH06163854A JP H06163854 A JPH06163854 A JP H06163854A JP 43 A JP43 A JP 43A JP 30721392 A JP30721392 A JP 30721392A JP H06163854 A JPH06163854 A JP H06163854A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
film
polycrystalline silicon
silicon film
mask
conductivity type
Prior art date
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Pending
Application number
JP43A
Other languages
English (en)
Inventor
Narihiro Morikawa
成洋 森川
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sanyo Electric Co Ltd
Original Assignee
Sanyo Electric Co Ltd
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Publication date
Application filed by Sanyo Electric Co Ltd filed Critical Sanyo Electric Co Ltd
Priority to JP43A priority Critical patent/JPH06163854A/ja
Publication of JPH06163854A publication Critical patent/JPH06163854A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 ターンアラウンドタイム(TAT)を短縮し
たマスクROMの製造方法を提供すること。 【構成】 ゲート電極としてn+ 層(14A、14B)
を形成し、ゲート酸化膜(13)を介して多結晶シリコ
ン膜(15)を形成し、ホトリソグラフィー技術によっ
て、マトリックストランジスタのチャンネル領域となる
領域上に選択的にホトレジスト膜(16)を島状に形成
し、該ホトレジスト膜(16)をマスクとして多結晶シ
リコン膜(15)中にヒ素イオン(75As+)をイオン
注入することにより、ROMコードの書き込みを行う。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、マスクROMの製造方
法に関するものであり、さらに詳しく言えばマトリック
ストランジスタの構造を変更することにより、ターンア
ラウンドタイム(TAT)を大幅に短縮したマスクRO
Mの製造方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】図9は、AND型のマスクROMの回路
図である。図において、破線で囲んだ部分がNチャンネ
ル型のマトリックストランジスタであり、ROMコード
の書き込みマスクによって、エンハンスメント型である
かディプレッション型であるかを切り換えている。
【0003】以下で、従来のマスクROMの製造方法を
図面を参照して説明する。なお、理解を容易にするため
に、各工程について平面図と断面図の両方を示した。P
型半導体基板(1)上にLOCOS酸化膜領域(2)を
形成し、LOCOS酸化膜領域(2)を除く領域の素子
形成領域(3)上にゲート酸化膜(4)を形成する。そ
の後、ROMコードの書き込み工程が行われる。本工程
は、P型半導体基板(1)上をホトレジスト膜(5)で
被覆し、ホトリソグラフィー技術によって、マトリック
ストランジスタのチャンネル領域となる領域上を選択的
にイオン注入孔(6A,6B,6C)を形成し、P型半
導体基板(1)上からリンイオン(31+)を該イオン
注入孔(6A,6B,6C)を通してイオン注入し、P
型半導体基板(1)の表面にn-層(7A,7B,7
C)を形成することによってなされる(図10、図1
1)。
【0004】次に、ホトレジスト膜(5)を除去した後
にP型半導体基板(1)上の全面に減圧CVD法によっ
て多結晶シリコン膜(8)を形成し、熱拡散法によって
該多結晶シリコン膜(8)中にリンを高濃度にドープす
ることにより低抵抗化する(図12、図13)。次に、
多結晶シリコン膜(8)を選択的にドライエッチングし
て、マトリックストランジスタのゲート電極となるワー
ド線(9A,9B)を形成し、該ワード線(9A,9
B)をマスクとして、P型半導体基板(1)上からヒ素
イオン(75As+)をイオン注入することにより、ソー
ス拡散層(S)、ドレイン拡散層(D)を形成する。
【0005】このようにして、ROMコードに応じて、
マトリックストランジスタ(QM2,QM3, QM6)はエンハ
ンスンメント型に形成され、一方チャンネル領域にn-
層(7A)を有するマトリックストランジスタ(QM1,Q
M4, QM5)はディプレッション型に形成される(図1
4、図15)。この後は、常法の如く層間絶縁膜、Al
配線、パッシベーション膜を形成してマスクROMを完
成する。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述し
たマスクROMの製造方法においては、ROMコードの
書き込み工程が多結晶シリコン膜(8)形成前に行われ
ているので、その後完成するまでの製造工程が多く、依
ってROM受注から完成までの期間であるターンアラウ
ンドタイム(TAT)が非常に長いという問題点を有し
ていた。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明は、上述した問題
点に鑑みてなされたものであり、P型の半導体基板(1
1)の表面にゲート酸化膜(13)を形成する工程と、
前記ゲート酸化膜(13)下にゲート電極となるn+
(14A,14B)を形成する工程と、前記ゲート酸化
膜(13)上にp-型の多結晶シリコン膜(15)を形
成する工程と、ROMコード書き込みのために、マトリ
ックストランジスタのチャンネル領域となる多結晶シリ
コン膜(15)の領域上に選択的にホトレジスト膜(1
6)を島状に形成し、該ホトレジスト膜(16)をマス
クとしてヒ素イオン(75As+)を多結晶シリコン膜
(15)中にイオン注入する工程と、前記多結晶シリコ
ン膜(15)を選択的にドライエッチングすることによ
りマトリックストランジスタのn+型のソース拡散層
(S)およびドレイン拡散層(D)を形成する工程とを
有することを特徴としたものである。
【0008】
【作用】上述の手段によれば、マトリックストランジス
タの構造をn+ 層(14A,14B)をゲート電極と
し、ゲート酸化膜(13)を介した上方の多結晶シリコ
ン膜(15)内にチャンネル領域、ソース拡散層(S)
およびドレイン拡散層(D)を形成するように変更して
いるので、ROMコードの書き込み工程を多結晶シリコ
ン膜(15)の形成後に行うことができる。これによ
り、かかるROMコードの書き込み工程後の製造工程が
短縮される。
【0009】
【実施例】次に、本発明の実施例を図面を参照して説明
する。なお、従来例と同様、本発明の理解を容易にする
ために各工程について平面図と断面図の両方を示した。
まず、P型半導体基板(11)の表面に選択酸化法によ
ってLOCOS酸化膜領域(12)を形成し、LOCO
S酸化膜領域(12)を除くP型半導体基板(11)の
表面に熱酸化法によってゲート酸化膜(13)を形成す
る。その後、LOCOS酸化膜領域(12)をマスクと
して、ヒ素イオン(75As+)をゲート酸化膜(13)
を通してイオン注入することにより、P型半導体基板
(11)の表面にマトリックストランジスタのゲート電
極であってワード線となるn+層(14A,14B)を
形成する(図1、図2)。
【0010】次に、P型半導体基板(11)上の全面に
-型の多結晶シリコン膜(15)を形成する。本工程
は、例えば減圧CVD法によってノンドープの多結晶シ
リコンを堆積し、多結晶シリコン中にボロンイオン(11
+)をイオン注入することによってなされる(図3、
図4)。次に、ROMコードの書き込み工程が行われ
る。本工程は、本発明の最も特徴とするものであり、ホ
トリソグラフィー技術によって、マトリックストランジ
スタのチャンネル領域となる多結晶シリコン膜(15)
の領域上に選択的にホトレジスト膜(16)を島状に残
し、該ホトレジスト膜(16)をマスクとしてヒ素イオ
ン(75As+)を多結晶シリコン膜(15)中にイオン
注入することによってなされる。また、マトリックスト
ランジスタのソース・ドレイン拡散層となる領域には常
にヒ素イオン(75As+)が注入されるので、本工程で
はソース・ドレイン拡散層のためのイオン注入工程を兼
ねたものとなっている点も特徴である。(図5、図
6)。
【0011】次に、多結晶シリコン膜(15)を選択的
にドライエッチングすることにより、n+層(14A,
14B)をゲート電極とし、ゲート絶縁膜(13)を介
してポリシリコン膜(15)内にn+型のソース拡散層
(S)、ドレイン拡散層(D)を有するマトリックスト
ランジスタ(QM11〜QM16)が完成する。なお、n+層(1
4A)はマトリックストランジスタ(QM11,QM13, QM1
5)のゲート電極であり、n+層(14B)はマトリック
ストランジスタ(QM12,QM14, QM16)のゲート電極であ
るが、これを一体として見ればワード線に相当するもの
である。
【0012】このようにして、ROMコードに応じて、
チャンネル領域にヒ素イオン(75As+)が注入されず
-型のままとなっているマトリックストランジスタ(Q
M12,QM13, QM16)はエンハンスンメント型に形成さ
れ、一方チャンネル領域にヒ素イオン(75As+)が注
入された結果、n+型となっているマトリックストラン
ジスタ(QM11,QM14, QM15)はディプレッション型に形
成される(図7、図8)。
【0013】この後は、常法の如く層間絶縁膜、Al配
線、パッシベーション膜を形成してマスクROMを完成
する。このように本発明のマスクROMの製造方法によ
れば、ROMコードの書き込み工程を多結晶シリコン膜
(15)の形成後に繰り下げることにより、従来例より
もROMコードの書き込み工程からマスクROM完成ま
での製造工程が短縮される。これにより、TATを短縮
できる。
【0014】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によればマ
トリックストランジスタの構造に変更を加えたことによ
り、ROMコード書き込み工程を多結晶シリコン膜(1
5)の形成後に繰り下げ、ROMコード書き込み工程か
らマスクROMの完成までの製造工程を短縮できる。
【0015】さらに本発明によれば、ROMコード書き
込み工程とソース・ドレイン拡散層形成のためのイオン
注入工程とが同時に行なわれるので、ソース・ドレイン
拡散層形成のためのイオン注入工程を省略できる。依っ
て、本発明はTATを短縮できるという利点を有するも
のである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のマスクROMの製造方法を示す第1の
平面図である。
【図2】図1におけるA−A線断面図である。
【図3】本発明のマスクROMの製造方法を示す第2の
平面図である。
【図4】図3におけるA−A線断面図である。
【図5】本発明のマスクROMの製造方法を示す第3の
平面図である。
【図6】図5におけるA−A線断面図である。
【図7】本発明のマスクROMの製造方法を示す第4の
平面図である。
【図8】図7におけるA−A線断面図である。
【図9】AND型のROMの回路図である。
【図10】従来のマスクROMの製造方法を示す第1の
平面図である。
【図11】図10におけるB−B線断面図である。
【図12】従来のマスクROMの製造方法を示す第2の
平面図である。
【図13】図12におけるB−B線断面図である。
【図14】従来のマスクROMの製造方法を示す第3の
平面図である。
【図15】図14におけるB−B線断面図である。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 一導電型の半導体基板(11)の表面に
    ゲート酸化膜(13)を形成する工程と、 前記ゲート酸化膜(13)下にゲート電極となる逆導電
    型の拡散層(14A,14B)を形成する工程と、 前記ゲート酸化膜(13)上に一導電型で低濃度不純物
    濃度を有する多結晶シリコン膜(15)を形成する工程
    と、 ROMコード書き込みのために、マトリックストランジ
    スタのチャンネル領域となる多結晶シリコン膜(15)
    の領域上に選択的にホトレジスト膜(16)を島状に形
    成し、該ホトレジスト膜(16)をマスクとして逆導電
    型の不純物を多結晶シリコン膜(15)中にイオン注入
    する工程と、 前記多結晶シリコン膜(15)を選択的にドライエッチ
    ングすることによりマトリックストランジスタの逆導電
    型のソース拡散層(S)およびドレイン拡散層(D)を
    形成する工程とを有することを特徴としたマスクROM
    の製造方法。
JP43A 1992-11-17 1992-11-17 マスクromの製造方法 Pending JPH06163854A (ja)

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JP43A JPH06163854A (ja) 1992-11-17 1992-11-17 マスクromの製造方法

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JPH06163854A true JPH06163854A (ja) 1994-06-10

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JP (1) JPH06163854A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100290877B1 (ko) * 1997-11-28 2001-07-12 김영환 반도체소자의 코딩방법

Cited By (1)

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