JPH06161596A - 発振回路 - Google Patents

発振回路

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Publication number
JPH06161596A
JPH06161596A JP4335008A JP33500892A JPH06161596A JP H06161596 A JPH06161596 A JP H06161596A JP 4335008 A JP4335008 A JP 4335008A JP 33500892 A JP33500892 A JP 33500892A JP H06161596 A JPH06161596 A JP H06161596A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
oscillation
circuit
clock
inverter
terminal
Prior art date
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Pending
Application number
JP4335008A
Other languages
English (en)
Inventor
Toyokatsu Nakajima
豊勝 中島
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Mitsubishi Electric Corp
Original Assignee
Mitsubishi Electric Corp
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Filing date
Publication date
Application filed by Mitsubishi Electric Corp filed Critical Mitsubishi Electric Corp
Priority to JP4335008A priority Critical patent/JPH06161596A/ja
Publication of JPH06161596A publication Critical patent/JPH06161596A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 外部クロックをクロック入力端子に接続して
発振させる場合、クロック出力端子の寄生容量に依存せ
ず、常に安定な発振を得ることを目的とする。 【構成】 クロック入力端子1とクロック出力端子2と
の間に発振用インバータ3を内蔵し、端子1,2間に帰
還抵抗14と水晶発振子15とを外付して発振回路を構
成する発振回路において、外部クロック入力専用インバ
ータ4を設け、外部クロックで使用する時は本インバー
タ4で内部クロック8を生成し、発振用インバータ3の
出力は使用しない。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は発振回路に関し、特に
集積回路に内蔵される発振回路に関するものである。
【0002】
【従来の技術】図5は従来の発振回路を示す図である。
図において、1はクロック入力端子、2はクロック出力
端子である。3は発振回路用インバータである。7は発
振回路用インバータ3の出力に接続されたインバータ、
9はその発振出力である内部クロック信号である。
【0003】次に動作について図8を用いて説明する。
通常は、クロック入力端子1とクロック出力端子2との
間に図8に示すように、帰還抵抗14と、水晶発振子ま
たはセラミック発振子15、あるいはCR発振回路等を
外付けしてこれらと発振回路用インバータ3とで発振回
路を形成し、インバータ3の出力に安定な発振出力を得
る。
【0004】ところで、アプリケーションによっては、
クロック入力端子1から外部クロックを入力することが
ある。また、メーカの出荷検査においても、集積回路と
LSIテスタとの間で同期をとる必要があるため、クロ
ック入力端子1から外部クロックを入力した状態で試験
を行う。
【0005】一般にMCU(マイクロコントローラユニ
ット)はテスト時の観測性,制御性を向上させるために
種々のテストモードを内蔵している。例えば、 (1) バスフリーモード これは、CPUと周辺モジュールとを切離し、テスタか
ら直接周辺モジュールをテストできるようにするモード
である, (2) アナログ回路の分離モード これは、AD変換器等のようにアナログ回路とディジタ
ル回路とが一体となったものに関して、アナログ回路と
ディジタル回路を独立にテストできるようにし、制御性
を向上させるモードである, 等である。そして、MCUはこれらのテストモードに入
る(エントリーする)ための手段をもっている。エント
リー方法は外部端子によるものと、レジスタを使用する
のものと2種類がある。
【0006】(a) 外部端子による設定方法 図9に示すように、MCU20の外部に設けた外部テス
ト端子21で設定する場合は、テストピン21の状態を
通常のモードで“0”、テストモードで“1”とするこ
とにより、エントリーを行うことができる。しかるに、
この方法は、テストモードのときのみ外部クロック回路
を切り換えるものであるため、テスト時にその他の各種
条件をユーザ側で設定することはできず、ユーザは使用
できない場合もある。
【0007】(a) レジスタによる設定方法 図10に示すように、CPU22に対しシステムバス2
3を介して設けたレジスタ24にテストモード信号25
を設定し、CPU22のある動作状態において、該レジ
スタ24から上記テストモード信号25を出力すること
によってテストモードの切換を行う場合もあるが、この
場合はモードを切り換える前もCPU22は動く必要が
あるため、クロックの切換等に、CPU22等のシステ
ムの中心的な部分を使うのはあまり好ましくない。
【0008】図6に発振用インバータにNAND回路を
使用した、従来の他の発振回路を示す。図において、1
1は発振用インバータに使用したNAND回路、13は
上記NAND回路11の動作を停止させるためのストッ
プ信号である。マイクロコンピュータに内蔵される発振
回路には、図6の構成になる発振回路を用いる場合が多
い。これはストップ命令13でNAND回路11と外付
部品による発振を停止させることにより、消費電力の低
減を図ることができるようにしたものである。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】従来の発振回路は以上
のように構成されているので、外部クロックをクロック
入力端子1に入力して使用する場合、即ち外付の水晶発
振子等を使用しない場合、クロック出力端子2に付く寄
生容量によって発振が不安定になることがあった。これ
を図7に示す。図7において、Xin入力は、クロック入
力端子1の入力、Xout 出力は、クロック出力端子2の
出力であり、Xin端子1の入力は、矩形形状に近い波形
であっても、Xout 端子2に付く寄生容量によってXou
t 端子2の出力は波形がなまり、1/2Vcc(Vccは電
源電圧)付近でスイングする。このような状態では電源
に乗る微少なノイズによってもクロックのデューティが
変化し、該発振回路を内蔵する半導体集積回路が誤動作
を起こす原因であった。ここで、Xout 端子の波形のな
まりは、Vccが低いほど起こりやすく、また、スイング
する電圧レベルは、動作周波数が高いほど、この場合H
igh状態からLow状態への変化が早いことによって
小さいものであった。そして、このようにスイングする
電圧レベルが低いと、該電圧レベルが、例えば約1/2
Vccに設定されているインバータ7のしきい値を越える
ことができないことによって、Xout 端子2には発振出
力が出ていてもインバータ7の出力には発振出力が現れ
ないという状態が生じることとなり、回路のマージンが
大きく低下するものであった。
【0010】この発明は上記のような問題点を解消する
ためになされたもので、クロック入力端子に外部クロッ
クを入力して使用する場合でも、クロック出力端子の寄
生容量によらず、常に安定した発振を得ることのできる
発振回路を提供することを目的としている。
【0011】
【課題を解決するための手段】この発明に係る発振回路
は、発振用インバータに加えて、外部クロック入力によ
って動作させる場合のための専用の外部クロック発振用
の素子を設けたものである。
【0012】また、上記外部クロック発振用の素子をイ
ンバータで構成し、発振用インバータと上記外部クロッ
ク発振用のインバータの出力のいずれかをテストモード
信号に応じて出力するようにしたものである。
【0013】また、上記発振用インバータに代えてNA
ND回路を用い、かつ上記外部クロック発振用素子をN
AND回路で構成し、そのいずれか一方のNAND型発
振回路のみがテストモード信号に応じて選択され、発振
出力を出力するようにしたものである。
【0014】また、上記発振用の素子と上記外部クロッ
ク発振用素子との切換を、外部端子よりの入力で行うよ
うにしたものである。
【0015】
【作用】この発明における発振回路では、外部クロック
で使用する場合に専用の発振用の素子を設けたから、ク
ロック出力端子の寄生容量によらず、常に安定した発振
を得ることができる。
【0016】
【実施例】
実施例1.図1はこの発明の一実施例による発振回路を
示し、図において、1はクロック入力端子、2はクロッ
ク出力端子、3は発振用インバータである。4は該発振
用インバータ3と並列に設けられた外部クロック入力に
よる発振のための専用のインバータ、5はテストモード
信号、6a,6bはAND回路、7はインバータ、8は
OR回路、9は発振出力である内部クロック信号であ
る。
【0017】テストモード信号5は、メーカの出荷検査
実施時のモードを指定するためのものであり、出荷検査
時に“1”となり、ユーザが使用する時は“0”とな
る。テストモード信号5が“0”の時は、発振用インバ
ータ3の出力が、AND回路6b,OR回路8を経て選
択されて、内部クロック信号9を生成する。従って、従
来と全く同じ動作をする。
【0018】テストモード信号5が“1”の時は、外部
クロック入力専用インバータ4の出力がAND回路6
a,OR回路8を経て選択され、内部クロック信号9を
生成する。外部クロック入力専用インバータ4はクロッ
ク出力端子2と接続していないため、クロック出力端子
2の寄生容量がこれに付くことはなく、安定した発振を
得ることが可能である。
【0019】なお上記実施例では、発振用インバータ3
と外部クロック入力専用インバータ4との切替を、AN
D回路6a,6bとOR回路8で行うものを示したが、
同様の機能を実現できるものであれば、どんな回路でも
よく、上記の構成に限定されるものではない。また、テ
ストモード信号5に関しても同様の目的で使用される信
号であればどのようなものでもよい。
【0020】実施例2.図2は本発明の第2の実施例に
よる発振回路を示し、図において、10は外部クロック
モード端子である。この外部クロックモード端子10
は、図1のテストモード信号5と同じ働きをするもので
あるが、本実施例2はこれを外部端子として設けたもの
であり、ユーザが外部クロックをクロック入力端子1に
入力して使用する場合、外部クロックモード端子10を
“1”にすることにより、発振出力9に、安定な発振を
得ることが可能になる。また、上記実施例1と同様に、
本実施例2の回路構成は上記の構成に限定されるもので
はない。
【0021】実施例3.図3は本発明の第3の実施例に
よる発振回路を示し、図において、11は発振用NAN
D回路、12は外部クロック入力専用NAND回路、1
3はストップ信号である。
【0022】本実施例3は、図6の従来例に対応した実
施例であり、もともとストップ命令13での発振停止機
能を有するLSIの場合には、本実施例3のようにテス
トモード信号5とストップ信号13とをNAND回路6
a,6bにより相互にゲーティングすることにより、図
のように発振回路11,12の前段で発振回路を選択す
ることが可能となる。また、このように、発振回路1
1,12の前段で必要とする発振回路を選択することに
より、他方の発振回路を非動作状態とするので、発振回
路を二重化したことによる電力消費も全くなくすことが
できる。
【0023】なお本実施例では、発振用NAND回路1
1と外部クロック入力専用NAND回路12とを切り替
える部分はNAND回路18で構成しているが、これは
同様の機能を実現できる回路であれば任意のものを使用
できる。
【0024】実施例4.図4は本発明の第4の実施例に
よる発振回路を示し、図において、10は外部クロック
モード端子である。この外部クロックモード端子10
は、図3のテストモード信号5と同じ働きをするもので
あるが、本実施例4ではこれを外部端子として設けたた
め、ユーザが外部クロックをクロック入力端子1に入力
して使用する場合、外部クロックモード端子10を
“1”にすることにより、発振出力9に、安定な発振を
得ることが可能になる。
【0025】なお、図3の実施例3と同様に、本実施例
4の回路構成はこれに限定されるものではない。
【0026】
【発明の効果】以上のように、この発明にかかる発振回
路によれば、外部クロック入力専用の発振用素子を内蔵
したことにより、クロック出力端子の寄生容量によって
発振が不安定になることがなく、常に安定した発振を得
ることが可能となる効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の第1の実施例による発振回路を示す
回路図。
【図2】この発明の第2の実施例による発振回路を示す
回路図。
【図3】この発明の第3の実施例による発振回路を示す
回路図。
【図4】この発明の第4の実施例による発振回路を示す
回路図。
【図5】従来例1の発振回路を示す回路図。
【図6】従来例2の発振回路を示す回路図。
【図7】従来例の問題点を示すタイミングチャート。
【図8】発振回路の外付け回路の例を示す図。
【図9】従来のテストモードへのエントリー方法の1つ
である外部端子による設定方法を示す図。
【図10】従来のテストモードへのエントリー方法の1
つであるレジスタによる設定方法を示す図。
【符号の説明】
1 クロック入力端子 2 クロック出力端子 3 発振用インバータ 4 外部クロック入力専用インバータ 5 テストモード信号 6 AND回路 7 インバータ 8 OR回路 9 内部クロック信号 10 外部クロックモード端子 11 発振用NAND回路 12 外部クロック入力専用NAND回路 13 ストップ信号 14 帰還抵抗 15 水晶発振子 16 コンデンサ 17 集積回路 18 NAND回路 20 MCU 21 テスト端子 22 CPU 23 システムバス 24 レジスタ
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成5年8月27日
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0019
【補正方法】変更
【補正内容】
【0019】なお上記実施例では、発振用インバータ3
と外部クロック入力専用インバータ4との切替を、AN
D回路6a,6bとOR回路8で行うものを示したが、
同様の機能を実現できるものであれば、どんな回路でも
よく、上記の構成に限定されるものではない。また、テ
ストモード信号5に関しても同様の目的で使用される信
号であればどのようなものでもよい。また、発振用イン
バータは入力を反転し出力する機能を持つものであれ
ば、どの様な構造のものでもよい。
【手続補正2】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0022
【補正方法】変更
【補正内容】
【0022】本実施例3は、図6の従来例に対応した実
施例であり、もともとストップ命令13での発振停止機
能を有するLSIの場合には、本実施例3のようにテス
トモード信号5とストップ信号13とをAND回路6
a,6bにより相互にゲーティングすることにより、図
のように発振回路11,12の前段で発振回路を選択す
ることが可能となる。また、このように、発振回路1
1,12の前段で必要とする発振回路を選択することに
より、他方の発振回路を非動作状態とするので、発振回
路を二重化したことによる電力消費も全くなくすことが
できる。
【手続補正3】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0023
【補正方法】変更
【補正内容】
【0023】なお本実施例では、発振用NAND回路1
1と外部クロック入力専用NAND回路12とを切り替
える部分はAND回路6a,6bで構成しているが、こ
れは同様の機能を実現できる回路であれば任意のものを
使用できる。また、NAND回路18は、発振用NAN
D回路11と発振用NAND回路12の出力の選択され
た方の出力を内部回路へ伝える機能があればどのような
ものでも良い。
【手続補正4】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】図9
【補正方法】変更
【補正内容】
【図9】

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 クロック入力端子とクロック出力端子と
    の間に発振用インバータを内蔵し、上記クロック入力端
    子と上記クロック出力端子との間に相互に並列に帰還抵
    抗と発振子とを外付して発振回路を構成する発振回路に
    おいて、 上記発振用インバータと並列に接続されて内蔵して設け
    られ、上記クロック入力端子より外部クロックが入力さ
    れたとき、これが入力される、外部クロック発振用素子
    を備えたことを特徴とする発振回路。
  2. 【請求項2】 請求項1記載の発振回路において、 上記外部クロック発振用素子はインバータであり、上記
    発振用インバータの出力と、上記外部クロック用のイン
    バータの出力のいずれかが、テストモード信号に応じて
    出力されることを特徴とする発振回路。
  3. 【請求項3】 請求項1記載の発振回路において、 上記発振用インバータに代えてNAND回路を用い、上
    記外部クロック発振用素子にNAND回路を用い、その
    いずれか一方のNAND回路のみがテストモード信号に
    応じて選択され、発振出力を出力することを特徴とする
    発振回路。
  4. 【請求項4】 請求項2または3記載の発振回路におい
    て、 上記発振用の素子と上記外部クロック発振用の素子の切
    替を、外部端子よりの入力に応じて行うことを特徴とす
    る発振回路。
JP4335008A 1992-11-19 1992-11-19 発振回路 Pending JPH06161596A (ja)

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JP4335008A JPH06161596A (ja) 1992-11-19 1992-11-19 発振回路

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ID=18283709

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