JP2712746B2 - 発振回路 - Google Patents

発振回路

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JP2712746B2
JP2712746B2 JP2106180A JP10618090A JP2712746B2 JP 2712746 B2 JP2712746 B2 JP 2712746B2 JP 2106180 A JP2106180 A JP 2106180A JP 10618090 A JP10618090 A JP 10618090A JP 2712746 B2 JP2712746 B2 JP 2712746B2
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  • Oscillators With Electromechanical Resonators (AREA)
  • Inductance-Capacitance Distribution Constants And Capacitance-Resistance Oscillators (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 本発明は低消費電力を実現する発振回路に関する。
従来の技術 近年、発振回路を内蔵した集積回路が大勢を占めてい
るが、システムに組み込んだ場合には、コスト低減のた
め、各集積回路で発振させることは少なくなり、外部よ
りクロック信号を入力すること(以下、他励発振と記
す)が多くなっている。以下に従来の発振回路について
説明する。
第3図及び第4図は従来の発振回路の例を示すブロッ
ク図である。両面において、3は反射回路、9は帰還抵
抗、12は発振回路の入力、13は発振回路の出力、14はク
ロック出力である。
第5図は自励発振を行なうための外部回路の一例を示
す回路図である。12は発振回路の入力、13は発振回路の
出力、15は水晶振動子、16,17はそれぞれ一方の電極を
グランド電位に固定したコンデンサである。以上のよう
に構成された従来の発振回路について、以下その動作を
説明する。
自励発振を行なうときは、第3図または第4図の発振
回路に第5図の外部回路を接続する。すると水晶振動子
15の共振周波数で決まる周波数で発振し、クロック出力
14より集積回路内部へクロック信号が供給される。
一方、他励発振を行なうときは、第3図または第4図
の発振回路のみを用いる。発振回路の出力13をオープン
とし、発振回路の入力12へ外部からクロック信号を入力
することにより、クロック出力14より集積回路内部へク
ロックが供給される。
発明が解決しようとする課題 近年システムのポータブル化や、電池駆動を実現する
ために低消費電力化が望まれている。さらにクロック周
波数の向上にともない、発振回路の消費電力が無視でき
なくなってきている。しかしながら前記の従来構成の発
振回路においては、他励発振時に帰還抵抗などの不要な
要素にも電流が流れ、消費電力が増すという欠点を有し
ていた。
本発明は、前記従来の問題点を解消し、低消費電力の
発振回路を提供することを目的とするものである。
課題を解決するための手段 この目的を達成するために本発明の第1の発振回路
は、水晶振動子の両端にコンデンサの一方がそれぞれ接
続され、且つ、前記コンデンサの他方がグランド電位に
固定されている外部回路の両端を発振回路入力および発
振回路出力に接続することにより自励発振を行う発振回
路であって、 前記発振回路入力を入力とし、第1の制御入力のレベ
ルによって反転データを前記発振回路出力に出力する第
1の反転回路と、前記第1の反転回路の出力を第2の制
御入力のレベルによって前記発振回路入力に戻す帰還回
路と、前記発振回路入力を入力とし、反転データを出力
する第2の反転回路とを備え、 前記外部回路を接続して自励発振する場合、前記第1
の制御入力により前記第1の反転回路を動作状態にし、
且つ、前記第2の制御入力により前記帰還回路を導通状
態にして前記第2の反転回路からクロック信号を出力
し、 前記外部回路を接続せずに他励発振する場合、前記第
1の制御入力により前記第1の反転回路を停止状態に
し、且つ、前記第2の制御入力により前記帰還回路を非
導通状態にして、外部からクロック信号を前記発振回路
入力に入力することによって前記第2の反転回路からク
ロック信号を出力することを特徴とするものである。
また、本願発明の第2の発振回路は、水晶振動子の両
端にコンデンサの一方がそれぞれ接続され、且つ、前記
コンデンサの他方がグランド電位に固定されている外部
回路の両端を発振回路入力および発振回路出力に接続す
ることにより自励発振を行う発振回路であって、 前記発振回路入力を入力とし、第1の制御入力のレベ
ルによって反転データを前記発振回路出力に出力する第
1の反転回路と、前記第1の反転回路の出力を第2の制
御入力のレベルによって前記発振回路入力に戻す帰還回
路と、前記第1の反転回路の出力を入力とし、反転デー
タを出力する第2の反転回路とを備え、 前記外部回路を接続して自励発振する場合、前記第1
の制御入力により前記第1の反転回路を動作状態にし、
且つ、前記第2の制御入力により前記帰還回路を導通状
態にして前記第2の反転回路からクロック信号を出力
し、 前記外部回路を接続せずに他励発振する場合、前記第
1の制御入力により前記第1の反転回路からの出力を高
インピーダンスにし、且つ、前記第2の制御入力により
前記帰還回路を非導通状態にして、外部からクロック信
号を前記発振回路出力に入力することによって前記第2
の反転回路からクロック信号を出力することを特徴とす
るものである。
作用 この構成により、他励発振時に不要な電流をなくする
ことができ、低消費電力の発振回路が実現される。
実施例 まず、第1の発明の一実施例について第1図を参照し
ながら説明する。第1図において、1はNANDゲートで、
停止手段を備えた反転回路として働く。2はトランスフ
ァーゲートで、帰還回路の導通状態を制御できる。3は
反転回路、4は発振回路入力、5は発振回路出力、6は
クロック出力、7はNANDゲート1の制御入力、8はトラ
ンスファーゲート2の制御入力である。
以上のように構成された発振回路について、以下動作
説明を行なう。
自励発振時は、制御入力7,8を“H"レベルに固定する
ことにより従来例と同じ動作をする。他励発振時は、制
御入力7,8を“L"レベルに固定し、発振回路出力5をオ
ープンまたは“H"レベル固定とし、発振回路入力4より
外部クロックを入力することによりクロック出力6から
集積回路内部へクロック信号を供給することができる。
このとき、NANDゲート1及びトランスファーゲート2は
完全に動作を停止しており、電力を一切消費しないので
低消費電力化を実現できる。
次に第2の発明の一実施例について第2図を参照しな
がら説明する。第2図において、10は反転回路としての
トライステート・インバータで、制御入力7によって出
力を高インピーダンスにすることができる。2はトラン
スファーゲートで、制御入力8によって帰還回路の導通
状態を制御できる。3は別の反転回路、4は発振回路入
力、5は発振回路出力、6はクロック出力である。
以上のように構成された発振回路について、以下動作
説明を行なう。
自励発振時は、制御入力7,8を“H"レベルに固定する
ことにより、第4図に示した従来例と同じ動作を行な
う。
他励発振時は、制御入力7,8を“L"レベルに固定し、
発振回路入力4はオープンとし、発振回路出力より外部
クロックを入力することによって、クロック出力6から
集積回路内部へクロック信号を供給することができる。
このとき、反転回路であるトライステート・インバータ
と、トランスファーゲートは完全に動作を停止してお
り、電力を一切消費しないので低消費電力化を実現でき
る。
発明の効果 以上述べたように本発明の発振回路は、反転回路の停
止手段又は高インピーダンスにする手段と、その反転回
路の帰還回路を不通にする手段とを設けることにより低
消費電力化を実現したもので、ポータブル機器に応用し
て優れた効果が得られる。
【図面の簡単な説明】
第1図及び第2図は本発明の発振回路の実施例の構成を
示すブロック図、第3図及び第4図は従来の発振回路の
構成を示すブロック図、第5図は自励発振に必要な外部
回路の回路図である。 1……NANDゲート、2……トランスファーゲート、3…
…反転回路、7,8……制御入力。

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】水晶振動子の両端にコンデンサの一方がそ
    れぞれ接続され、且つ、前記コンデンサの他方がグラン
    ド電位に固定されている外部回路の両端を発振回路入力
    および発振回路出力に接続することにより自励発振を行
    う発振回路であって、 前記発振回路入力を入力とし、第1の制御入力のレベル
    によって反転データを前記発振回路出力に出力する第1
    の反転回路と、前記第1の反転回路の出力を第2の制御
    入力のレベルによって前記発振回路入力に戻す帰還回路
    と、前記発振回路入力を入力とし、反転データを出力す
    る第2の反転回路とを備え、 前記外部回路を接続して自励発振する場合、前記第1の
    制御入力により前記第1の反転回路を動作状態にし、且
    つ、前記第2の制御入力により前記帰還回路を導通状態
    にして前記第2の反転回路からクロック信号を出力し、 前記外部回路を接続せずに他励発振する場合、前記第1
    の制御入力により前記第1の反転回路を停止状態にし、
    且つ、前記第2の制御入力により前記帰還回路を非導通
    状態にして、外部からクロック信号を前記発振回路入力
    に入力することによって前記第2の反転回路からクロッ
    ク信号を出力することを特徴とする発振回路。
  2. 【請求項2】水晶振動子の両端にコンデンサの一方がそ
    れぞれ接続され、且つ、前記コンデンサの他方がグラン
    ド電位に固定されている外部回路の両端を発振回路入力
    および発振回路出力に接続することにより自励発振を行
    う発振回路であって、 前記発振回路入力を入力とし、第1の制御入力のレベル
    によって反転データを前記発振回路出力に出力する第1
    の反転回路と、前記第1の反転回路の出力を第2の制御
    入力のレベルによって前記発振回路入力に戻す帰還回路
    と、前記第1の反転回路の出力を入力とし、反転データ
    を出力する第2の反転回路とを備え、 前記外部回路を接続して自励発振する場合、前記第1の
    制御入力により前記第1の反転回路を動作状態にし、且
    つ、前記第2の制御入力により前記帰還回路を導通状態
    にして前記第2の反転回路からクロック信号を出力し、 前記外部回路を接続せずに他励発振する場合、前記第1
    の制御入力により前記第1の反転回路からの出力を高イ
    ンピーダンスにし、且つ、前記第2の制御入力により前
    記帰還回路を非導通状態にして、外部からクロック信号
    を前記発振回路出力に入力することによって前記第2の
    反転回路からクロック信号を出力することを特徴とする
    発振回路。
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JPS61157006A (ja) * 1984-12-28 1986-07-16 Toshiba Corp マイクロコンピユ−タの発振回路
JPS62132405A (ja) * 1985-12-04 1987-06-15 Toshiba Corp 水晶発振回路
JPS62159005U (ja) * 1986-03-31 1987-10-08

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