JP2000216667A - クロック発振回路 - Google Patents

クロック発振回路

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JP2000216667A
JP2000216667A JP11015517A JP1551799A JP2000216667A JP 2000216667 A JP2000216667 A JP 2000216667A JP 11015517 A JP11015517 A JP 11015517A JP 1551799 A JP1551799 A JP 1551799A JP 2000216667 A JP2000216667 A JP 2000216667A
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JP
Japan
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clock
oscillation circuit
capacitor
oscillator
transistor
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JP11015517A
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English (en)
Inventor
Kiyoshi Tsurumaki
潔 弦巻
Toshio Hayashibara
年男 林原
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Hitachi Ltd
Hitachi Automotive Systems Engineering Co Ltd
Original Assignee
Hitachi Ltd
Hitachi Car Engineering Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 クロック・ディザリング機能付きのPLL発
振器を持たなくても、クロック・ディザリングによるE
MI低減を可能とするクロック発振回路を提供するこ
と。 【解決手段】 水晶発振子やセラミック発振子2を用い
た発振回路のコンデンサ4と並列にトランジスタ7でス
イッチされるコンデンサ8を設け、トランジスタ7を変
調周波数でスイッチング6することにより、クロック・
ディザリング可能となる。クロック発振回路のコンデン
サの静電容量を、変調用発振回路6の信号により変化さ
せることにより、基準クロックにクロック・ディザリン
グを行い、発生するEMIレベルを低減させることがで
きる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、クロック発振回路
に関し、特に、エンジン制御装置に好適なマイコンの基
準クロック等を発振するクロック発振回路に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、特開平9−289527号公報に
開示されるように、EMI(放射電磁雑音)を低減する
方法として、システムクロック信号を周波数変調(以下
「クロック・ディザリング」という)する方法が知られ
ている。このクロック・ディザリングは、クロック・デ
ィザリング機能を内蔵したPLL(Phase-Locked Loo
p)発振器により行われている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】このため、マイコン内
蔵の発振回路で水晶発振子やセラミック発振子を用いて
エンジン制御装置の基準クロック等を発生させる場合
に、クロック・ディザリングを行うには、クロック・デ
ィザリング機能を持つPLL発振器をマイコンとは別に
設けなければならなかった。本発明は、上記問題点に鑑
み、簡易な構成でクロック・ディザリングを行い、EM
Iレベルを低減することができるクロック発振回路を提
供することを目的とする。
【0004】
【課題を解決するための手段】本願発明のクロック発振
回路は、水晶発振子またはセラミック発振子を用いるも
のであって、静電容量を変化させて前記クロック発振回
路の発振周波数を変調する変調手段を備えるものであ
る。また、水晶発振子またはセラミック発振子と、該水
晶発振子またはセラミック発振子の両端とアースとをそ
れぞれ接続するコンデンサ回路及び第1コンデンサと、
前記水晶発振子またはセラミック発振子の両端に並列に
接続されるインバータ及び帰還抵抗を備えるクロック発
振回路であって、前記コンデンサ回路の静電容量を変化
させて前記クロック発振回路の発振周波数を変調する変
調手段を備えることで、簡易な構成で発振周波数を変調
することができる。
【0005】さらに、前記コンデンサ回路は、第2コン
デンサとトランジスタとを直列接続したものを第3コン
デンサと並列に接続したものであって、前記変調手段
は、前記トランジスタをオン・オフさせることにより変
調するものであることで、簡易な構成で静電容量を変化
させることができる。また、前記変調手段は、デューテ
ィレシオが1/2のパルスで変調するものであること
で、2つの発振周波数でのEMIレベルを等しくするこ
とにより、EMIレベルを低くすることができる。
【0006】
【発明の実施の形態】以下添付図面を参照しながら本発
明の好適な実施の形態について詳細に説明する。図1
は、本発明の一実施の形態の構成を示す回路図である。
マイコン1を内蔵するエンジン制御装置13を例にとっ
て説明する。セラミック発振子2の一端とアースとの間
に静電容量C1のコンデンサ3を接続し、セラミック発
振子2の他端とアースとの間に静電容量C2のコンデン
サ4を接続する。セラミック発振子2の両端にインバー
タ5及び帰還抵抗9を並列に接続する。これら、セラミ
ック発振子2、コンデンサ3、4、インバータ5及び帰
還抵抗9により基準クロックを発振するクロック発振器
を構成する。インバータ5及び帰還抵抗9はマイコン1
に内蔵のものを用いる。電源はバッテリー12から電源
ライン10を通して5Vレギュレータ11を介して供給
する。
【0007】従来のクロック発振器では、このクロック
発振器を発生源とするEMIが、エンジン制御装置13
本体や電源ライン10から放射される。本実施の形態で
は、コンデンサ4に並列に、トランジスタ7と静電容量
C2'のコンデンサ8とを直列に接続してコンデンサ回
路とする。トランジスタ7は変調用発振回路6によって
オン・オフしてコンデンサ8の接続を選択的にオン・オ
フする。トランジスタ7がオンの時には、コンデンサ回
路の静電容量はコンデンサ4とコンデンサ8の合成静電
容量となる。
【0008】図2は、セラミック発振子2の特性の一例
を説明する図であり、コンデンサ回路の静電容量C2と
コンデンサ3の静電容量C1との比C2/C1に対する
発振周波数の偏差(%)を示す。ここで例えば、コンデ
ンサの静電容量をC1=C2=C2'に設定すると、ト
ランジスタ7がオンの場合、セラミック発振子2の発振
周波数は、トランジスタ7がオフのときの発振周波数f
oに対して、−0.5%となる。したがって、変調用発振
回路6が発生するパルスにより、トランジスタ7を周期
的にスイッチングすると、基準クロックの周波数は図3
のように、変調用発振回路の出力により変調周波数で、
foとfo−0.005foとの間でクロック・ディザリングさ
れる。
【0009】次にEMIレベルの測定結果を示す。図4
に、クロック・ディザリングがない場合に電源ライン1
0から放射されるEMIレベルの測定結果を示す。基準
クロックの9倍にあたる89.56MHzで、EMIピ
ークレベルが12.85dBμVである。ただし、 Vx[dBμV]=E[dB(μV/m)]−AF[dB] Vx:測定電圧値 E:空間電界強度 AF:アンテナファクタ(既知の係数) Vx[dBμV]=20log10(Vx[μV]) 図5に、クロック・ディザリングがある場合に電源ライ
ン10から放射されるEMIレベルの測定結果を示す。
クロック・ディザリングの設定は、変調周波数35KH
z、発振周波数偏差0.5%である。89.53MHz
で、EMIピークレベルは10.80dBμVであり、クロ
ック・ディザリングがない場合に比べ、2dBμV低減し
ている。
【0010】トランジスタ7がオン時の基準クロック周
波数をf1、オフ時の基準クロック周波数をf2とする
と、f1、f2それぞれにおけるエネルギーの比は、変
調用発振回路6の出力のデューティレシオとリニアな関
係があると考えられる。そして、f1、f2のエネルギ
ーのどちらか大きい方によりEMIレベルも決まること
になるので、EMIレベルを最小にするデューティレシ
オは50%となる。
【0011】変調用発振回路6の出力がデューティレシ
オ50%のパルスであるとき、クロック・ディザリング
されたマイコンの基準クロックの周波数Fは上記f1、
f2を用いて、F=(f1+f2)/2となる。そし
て、マイコンが行う周期計測処理やパルス出力処理の処
理単位時間よりも、変調用発振回路6の出力パルスの周
期を短くすることにより、クロック・ディザリングがマ
イコンの処理に与える影響を無視することができる。
【0012】なお、本発明は上記実施の形態に限定され
るものではない。発振子はセラミック発振子に代えて、
水晶発振子でもよいが、セラミック発振子の方が容易に
周波数を変化させることができる。静電容量を3種類以
上に変化させて基準クロック周波数を3種類以上に変化
させてもよい。
【0013】
【発明の効果】クロック・ディザリング用PLL発振器
を持たないクロック発振回路でも、クロック発振回路の
コンデンサの合成静電容量を変調用発振回路の信号によ
り変化させることにより、基準クロックにクロック・デ
ィザリングを行い、EMIレベルを低減させることがで
きる。
【0014】水晶発振子またはセラミック発振子を用い
るクロック発振回路は通常、基準のクロックを発振する
ためのものであり、周波数を変えず、周波数が安定であ
ることを前提とする発振回路であるのに対して、本願発
明は、その周波数を変調することによりEMIレベルを
低減するものである。また、クロック・ディザリングさ
れた発振回路の基準クロック周波数が変調用発振回路の
出力パルスのレベルにより決まるものでは、パルスのデ
ューティレシオを50%とすることで、EMIレベルを
最小にすることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施の形態の構成を示す回路図であ
る。
【図2】セラミック発振子の特性の一例を説明する図で
ある。
【図3】基準クロックのタイミングチャートである。
【図4】クロック・ディザリングなしの場合のEMIレ
ベルを示す図である。
【図5】クロック・ディザリングありの場合のEMIレ
ベルを示す図である。
【符号の説明】
1 マイコン 2 セラミック発振子 3、4、8 コンデンサ 5 インバータ 6 変調用発振回路 7 トランジスタ 9 帰還抵抗 10 電源ライン 11 5Vレギュレータ 12 バッテリー 13 エンジン制御装置
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 林原 年男 茨城県ひたちなか市大字高場2520番地 株 式会社日立製作所自動車機器事業部内 Fターム(参考) 5J043 AA06 BB01 DD03 DD07 DD09 DD13 EE01

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 水晶発振子またはセラミック発振子を用
    いるクロック発振回路において、静電容量を変化させて
    前記クロック発振回路の発振周波数を変調する変調手段
    を備えることを特徴とするクロック発振回路。
  2. 【請求項2】 水晶発振子またはセラミック発振子と、
    該水晶発振子またはセラミック発振子の両端とアースと
    をそれぞれ接続するコンデンサ回路及び第1コンデンサ
    と、前記水晶発振子またはセラミック発振子の両端に並
    列に接続されるインバータ及び帰還抵抗を備えるクロッ
    ク発振回路において、前記コンデンサ回路の静電容量を
    変化させて前記クロック発振回路の発振周波数を変調す
    る変調手段を備えることを特徴とするクロック発振回
    路。
  3. 【請求項3】 前記コンデンサ回路は、第2コンデンサ
    とトランジスタとを直列接続したものを第3コンデンサ
    と並列に接続したものであって、前記変調手段は、前記
    トランジスタをオン・オフさせることにより変調するも
    のであることを特徴とする請求項2記載のクロック発振
    回路。
  4. 【請求項4】 前記変調手段は、デューティレシオが1
    /2のパルスで変調するものであることを特徴とする請
    求項1乃至3いずれかに記載のクロック発振回路。
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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6703902B2 (en) 2001-09-25 2004-03-09 Samsung Electronics Co. Ltd. Phase locked loop for reducing electromagnetic interference
US7224349B2 (en) 2002-06-18 2007-05-29 Seiko Epson Corporation Electronic apparatus
WO2014130255A1 (en) * 2013-02-25 2014-08-28 Advanced Micro Devices, Inc. State machine for low-noise clocking of high frequency clock
JP2019016321A (ja) * 2017-07-11 2019-01-31 株式会社吉川アールエフセミコン 乱数生成回路

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