JP2019016321A - 乱数生成回路 - Google Patents

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【課題】小さい回路規模で、乱数の品質が劣化することを防止し高速に乱数を生成することができる乱数生成回路を提供する。【解決手段】周波数が可変な第1の発振器が出力する第1のクロック信号をデータ入力とし、第2の発振器が出力する第1のクロック信号とは非同期の第2のクロック信号をクロック入力とし、各タップの出力を乱数データとしてパラレル出力するシフトレジスタ回路に入力される第1のクロック信号の周波数をシフトレジスタ回路が出力する乱数データに基づいて制御するようにして、小さい回路規模で、乱数の品質が劣化することを防止し高速に乱数を生成する。【選択図】図1

Description

本発明は、乱数生成回路に関する。
近年、暗号や認証のアプリケーションでは、無線(RF:Radio Frequency)信号を用いて給電して認証する技術が広まってきており、それに対応するため、次の<1>〜<5>のような特徴を備える真性乱数生成回路が必要となってきている。
<1>高速に乱数を生成できる。
<2>暗号用乱数として、生成される値に統計的に偏りがない無作為性と、すでに生成された値から将来生成される値が予測できない予測不可能性と、完全に同一の生成条件にしても異なる乱数が生成される再現不可能性とを有する。
<3>小規模で省電力である。
<4>設計容易である。
<5>半導体チップへの組み込みが容易で、半導体プロセスの移植が容易である。
真性乱数を生成する回路方式は、下記の4つの方式に大別される。
1.熱雑音等の自然界の微小なノイズやカオス現象から乱数を取り出すアナログ方式(例えば、特許文献1、2参照)は、測定した瞬間に乱数が確定するので高速に乱数を生成できる。しかし、アナログ方式は、信号を増幅するアンプや信号をデジタル化するA/D変換回路が必要であり、動作電流が大きく、それらの半導体製造ばらつき・電源電圧・温度(PVT)の補償回路の設計と、回路外部や動作環境に存在するノイズの影響を受けない構造にする必要があり、半導体プロセス毎に専用の回路の設計が必要で、また小規模に回路を構成するのは容易ではない。また、半導体プロセスや工場を変更する際には、再設計や移植作業が必要であり汎用性に乏しい。
2.ラッチのメタステーブルやスタティックランダムアクセスメモリ(SRAM)の初期値のばらつきを使う方式(例えば、特許文献3、4参照)は、デジタル回路で構成でき移植性がよい。しかし、この方式は、素子毎のばらつきが小さい場合や製造ばらつきやPVTによりばらつかない素子を見込んだ冗長な素子の配置や、そのような素子を判別して排除してから乱数生成を行うための回路が必要である。また、この方式は、消費電流が大きく、回路レイアウトにも依存する。
3.発振器を使う方式(例えば、特許文献5、6参照)は、発振周波数及び位相が異なる非同期で無相関である2つの発振器を用い、ラッチのデータ入力に一方の発振器の信号を入力しクロック入力に他方の発振器の信号を入力し、無相関性を蓄積して乱数を得るため、回路規模が小さい汎用のデジタル回路で実現でき、回路の設計及び半導体プロセスの移植も容易である。しかし、この方式は、発振器の発振周波数比率とゆらぎを乱数の種とするため、乱数を得るのに一定の蓄積時間を要する。これを解消するために発振器の発振周波数を可変にして蓄積時間を短縮する方式があるが、2つの発振器の発振周波数比率が有理数である場合、生成される乱数に周期性が発生し暗号用乱数に利用できないため、生成した乱数の品質を改善する回路や発振周波数比率を監視する回路が必要となる。
4.暗号を使うデジタル方式(例えば、特許文献7参照)は、暗号値から元の値を逆算することが困難な性質を利用し、暗号値を乱数として使用することが可能であり、また標準的な暗号方式の回路は回路IP化されているため、回路の設計や半導体プロセスの移植が容易である。しかし、この方式は、半導体チップ毎の製造ばらつきが乱数に反映されないため、半導体チップ毎に異なる乱数を生成する仕組み又は外部からの入力が必要となり、回路規模が大きく、暗号鍵(秘密情報)を秘匿するために不揮発性メモリが必要である。さらに、暗号化速度と回路規模は、トレードオフの関係にあり、両者を同時に満足させることが困難である。
特開2001−134422号公報 特開2000−194537号公報 特開2004−127283号公報 特表2011−521376号公報 特開2004−234153号公報 特開2009−205547号公報 特開2001−5384号公報
前述した従来の回路方式では、それぞれメリットとデメリットがあり、真数乱数生成回路に必要な前述した<1>〜<5>の特徴に関してトレードオフが必要であった。本発明の目的は、小さい回路規模で、乱数の品質が劣化することを防止し高速に乱数を生成することができる乱数生成回路を提供することである。
本発明に係る乱数生成回路は、第1のクロック信号を出力する周波数が可変な第1の発振器と、前記第1のクロック信号とは非同期の第2のクロック信号を出力する第2の発振器と、前記第1のクロック信号及び前記第2のクロック信号の一方をデータ入力とし他方をクロック入力とし、各タップの出力を乱数データとしてパラレル出力するシフトレジスタ回路と、前記シフトレジスタ回路が出力する乱数データに基づいて前記第1の発振器が出力する前記第1のクロック信号の周波数を制御する周波数制御部とを有することを特徴とする。
本発明によれば、小さい回路規模で、乱数の品質が劣化することを防止し高速に乱数を生成することができる乱数生成回路を提供することができる。
本発明の実施形態における乱数生成回路の構成例を示す図である。 本実施形態における可変周波数発振器の構成例を示す図である。 本実施形態におけるシフトレジスタ回路の構成例を示す図である。 本実施形態における周波数制御部の構成例を示す図である。 本実施形態における周波数設定部の構成例を示す図である。 本実施形態におけるパルス幅変調を説明する図である。 本実施形態における周波数設定部及びPWM処理部での処理を説明する図である。 本実施形態におけるディザ生成部を説明する図である。 本実施形態における周波数制御部の他の構成例を示す図である。 本実施形態における乱数生成回路の他の構成例を示す図である。
以下、本発明の実施形態を図面に基づいて説明する。
図1は、本発明の一実施形態における乱数生成回路の構成例を示す図である。本実施形態における乱数生成回路10は、発振器11、12、シフトレジスタ回路13、排他的論理和演算回路(EXOR回路)14、及び周波数制御部15を有する。第1の発振器11は、出力するクロック信号(発振信号)の周波数が可変な発振器であり、周波数制御部15から出力される制御信号CTLに応じた周波数のクロック信号CLKAを出力する。
図2は、本実施形態における第1の発振器11の構成例を示す図である。第1の発振器11は、インバータ21−1〜21−p(pは奇数)、キャパシタC1、抵抗R1〜Rq、及びスイッチSW2〜SWq(qは2以上の自然数)を有する。インバータ21−1〜21−pは、直列(縦続)接続されており、インバータ21−pの出力がクロック信号CLKAとして出力される。
インバータ21−1の入力には、キャパシタC1が接続されているとともに、インバータ21−1とインバータ21−pとの間に並列接続された抵抗R1〜Rqを介してインバータ21−pの出力が入力される。また、抵抗R2〜Rqに、周波数制御部15からの制御信号CTLによりオン/オフ制御されるスイッチSW2〜SWqが対応するように並列接続されている。制御信号CTLによってスイッチSW2〜SWqを制御してインバータ21−pからインバータ21−1へのフィードバック経路(帰還経路)の抵抗値を制御することで、遅延量を制御し第1の発振器11が出力するクロック信号CLKAの周波数を制御する。
なお、図2に示した第1の発振器11の構成例は一例であり、これに限定されるものではない。例えば、制御信号CTLによって接続されるインバータの個数等が制御されるリングオシレータや、制御信号CTLによって制御電圧等が制御されるレギュレータによるリングオシレータや電圧制御発振器(VCO)であっても良い。本実施形態における乱数生成器が生成する乱数を使用する回路は、デジタル回路であることが多いため、第1の発振器11は、デジタル回路を作成するプロセスで製造できる構成、例えば図2に示す構成やインバータの個数等が制御されるリングオシレータであることが好ましい。
第2の発振器12は、第1の発振器11と非同期のクロック信号(発振信号)CLKBを出力する発振器である。なお、第2の発振器12は、出力するクロック信号CLKBが第1の発振器11が出力するクロック信号CLKAと非同期であればよく、周波数が固定の発振器であっても、周波数が可変の発振器であってもよい。
シフトレジスタ回路13は、データとしてEXOR回路14の出力が入力され、クロックとして第2の発振器12から出力されるクロック信号CLKBが入力され、シフトレジスタ回路13内の各タップからパラレル出力してnビットからなる乱数RNを出力する。EXOR回路14には、第1の発振器11が出力するクロック信号CLKA及びシフトレジスタ回路13が出力する乱数データRNの任意のビットRN[x]が入力され、その演算結果を出力する。このようにEXOR回路14を設けることで、過去に生成した乱数を不可逆に蓄積することが可能となるとともに、入力データが“0”又は“1”の一方に偏ることを防止することができ、良好な品質の乱数の発生が可能となる。
シフトレジスタ回路13は、例えば図3に示すように構成され、データとして入力されるEXOR回路14の出力をクロック信号CLKBに同期して順次シフトし乱数データRNとして出力する。図3は、本実施形態におけるシフトレジスタ回路13の構成例を示す図である。nビット出力のシフトレジスタ回路13は、n個のフリップフロップ回路31−0〜31−(n−1)が直列(縦続)接続され、各フリップフロップ31−i(iは添え字であり、i=0〜(n−1)の整数)の出力RN[i]が乱数データRNとして出力される。
ここで、前述のように構成し、シフトレジスタ回路13の出力RN[x]と第1の発振器11の出力との排他的論理和演算結果をシフトレジスタ回路13に出力することで、シフトレジスタ回路13への入力が“0”又は“1”の一方に偏ることを防止できる。これによって、シフトレジスタ回路13の出力が“0”及び“1”の一方へ偏ることを防止できる。
周波数制御部15は、出力される乱数データRNに基づいて制御信号CTLを出力し、周波数が可変な第1の発振器11が出力するクロック信号CLKAの周波数を制御する。周波数制御部15は、例えば図4に示すように構成される。図4は、本実施形態における周波数制御部15の構成例を示す図である。
図4に示す周波数制御部15は、周波数設定部41、パルス幅変調(Pulse width modulation:PWM)処理部42、ディザ生成部43、及び演算部44を有する。周波数設定部41は、シフトレジスタ回路13の出力RNに基づいて、第1の発振器11が出力するクロック信号CLKAの周波数を設定する制御信号FSTを出力する。
図5(A)は、本実施形態における周波数設定部41の構成例を示す図である。図5(A)には、周波数設定部41の一例として、6ビットの最長線形帰還シフトレジスタ回路を用いた例を示している。図5(A)に示す周波数設定部41は、直列(縦続)接続されたフリップフロップ51−0〜51−5、セレクタ52−0〜52−5、及び排他的論理和演算回路(EXOR回路)53を有する。
周波数設定部41において、フリップフロップ51−0〜51−5の出力が制御信号FSTとして出力される。また、セレクタ52−0〜52−5の出力がフリップフロップ51−0〜51−5にデータとして入力される。セレクタ52−0〜52−5によりフリップフロップ51−0〜51−5には、選択信号SELが所定の条件を満たす場合、乱数データRNが入力され、そうでない場合には前段のフリップフロップの出力データが入力される。
ここで、所定の条件とは、例えば制御信号FSTとして出力される値が所定の値を示すときである。本実施形態では、例えば制御信号FSTが6ビットである場合に値63(全ビットが“1”であるとき)を示すときに乱数データRNがフリップフロップ51−0〜51−5に入力されるものとする。このようにすることで、周波数設定部41から出力される制御信号CTLの周期性を損なわせることができ、良好な品質の乱数を生成することが可能となる。
なお、前述した例では、図5(A)に示したような周波数制御部41を一例に説明したが、本発明はこれに限定されるものではない。例えば、図5(B)に示すようなカウンタ回路を周波数設定部41として用いても良い。図5(B)は、本実施形態における周波数設定部41の他の構成例を示す図である。図5(B)に示す周波数設定部41は、カウンタ値を保持して制御信号FSTとして出力する保持部55、保持部55の出力に1加算する処理部56と、選択信号SELに応じてカウンタ回路の処理部56の出力又は乱数データRNの一方を出力するセレクタ57を有する。例えば、セレクタ57は、所定の条件(例えば制御信号FSTが6ビットである場合に値63(全ビットが“1”であるとき))を示すときに乱数データRNを保持部55に入力する。
パルス幅変調(PWM)処理部42は、周波数設定部41から出力される制御信号FSTをパルス幅変調して出力信号MSGとして出力する。PWM処理部42は、図6に示すように、制御信号FSTが“0”→“1”に変化する場合、徐々に“1”である時間比率が大きくなるように出力信号MSGを変化させ、制御信号FSTが“1”→“0”に変化する場合、徐々に“0”である時間比率が大きくなるように出力信号MSGを変化させる。このような制御を行うことで、周波数設定値を整数の中間値とすることができ、2つの発振器11、12の周波数比が有理数になることを抑制することができる。なお、制御信号FSTが変化しない場合には、PWM処理部42は前述のような制御を行わずに信号レベルを維持する。
図6は、本実施形態におけるパルス幅変調を説明する図である。本実施形態では、例えば図6に示すように一定の周期でパルス幅変調を繰り返すカウンタ等を用いて一定の周期で信号レベルが変化する周期信号INTVを生成し、さらに周期信号INTVの周期を8分割する三角波RMPを生成する。なお、三角波RMPから周期信号INTVを生成するようにしても良い。
そして、三角波RMPと周期信号INTVとの値を比較し、三角波RMPの信号レベルが周期信号INTVの信号レベルより高い場合にハイレベル(“1”)となり、三角波RMPの信号レベルが周期信号INTVの信号レベルより低い場合にローレベル(“0”)となる基準信号BMSを取得する。この基準信号BMSと制御信号FSTとの排他的論理和演算を行うことにより、PWM処理部42は出力信号MSGを出力する。
PWM処理部42は、制御信号FSTが“1”→“0”に変化する場合、図6に示すように“0”(ローレベル)になる時間が時間の経過とともに長くなるように出力信号MSGを変化させる。また、PWM処理部42は、制御信号FSTが“0”→“1”に変化する場合、図6に示すように“1”(ハイレベル)になる時間が時間の経過とともに長くなるように出力信号MSGを変化させる。
図7は、本実施形態における周波数設定部41及びPWM設定部42での処理を説明する図である。図7に示すように各ビットについて、周波数設定部41の出力値FST[0:5]が変化する場合、PWM処理部42の出力値MSG[0:5]が時間経過とともに変化後の値になる時間が長くなるように変化する。図7の下部には、時刻T71〜T72における変化(値“36”→“9”→“18”)を拡大して示している。
また、例えば周波数設定部41の出力値FSTが値“63”となる時刻T73において、そのときの乱数データRN(ここでは値“24”)が周波数設定部41に取り込まれる。そして、その後の時刻T74以降、周波数設定部41の出力値FSTは、値“24”に続く変化を示し、値“24”→“49”→“34”→・・・と変化していく。
ディザ生成部43は、乱数データRNが所定の値になった場合、周期性を損なわせるためのノイズを注入する。図8は、本実施形態におけるディザ生成部による動作例を示す図であり、図8においては乱数データRNの7、9、12ビット目のすべてが“0”となった場合にノイズとするディザ信号DTHを入力する場合を示している。乱数データRNの7、9、12ビット目のすべてが“0”となったときにディザ信号DTHを入力する場合、例えば図8(A)に示すように、乱数データRN[7]、RN[9]、RN[12]を否定論理和演算回路(NOR回路)81に入力し、その演算結果をディザ信号DTHとすることで実現できる。なお、ディザ生成部43は、これに限定されるものではなく、疑似乱数や、周波数設定とは非同期の一定間隔でノイズを注入したりするようなものであっても良い。
演算部44は、PWM処理部42からの出力信号MSGの一部とディザ生成部43からのディザ信号DTHとの演算処理を行い、その他は演算をせずに、演算結果を制御信号CTLとして出力する。演算部44で行う演算処理は、排他的論理和演算であっても良いし、加算演算であっても良い。例えば、演算部44が行う論理演算が排他的論理和演算であって、かつ周波数設定部41から出力される制御信号FSTが“1”→“0”に変化する場合、図8(B)に示すような制御信号CTLが周波数制御部15から第1の発振器11に出力される。
以上のように、本実施形態によれば、周波数設定に係るデータをパルス幅変調したり、ディザ信号を加えたりして、第1の発振器11が出力するクロック信号の周波数を変調することで、従来のような性能のトレードオフを不要とし、第1の発振器11と第2の発振器12との周波数比が有理数に固定されないようにして、乱数の品質が劣化することを防止し高速に乱数を生成することが可能となる。また、シフトレジスタ回路13に対して乱数データRNの任意のビットをフィードバックして入力データと排他的論理和演算を行うことで、偏向性のない乱数を生成することができる。
なお、前述した実施形態では、周波数制御部15が、周波数設定部41、PWM処理部42、ディザ生成部43、及び演算部44で構成される例を示したが、本発明はこれに限定されるものではない。例えば、図9(A)に示すようにディザ信号を加えずに周波数制御部15を周波数設定部41及びPWM処理部42で構成するようにしても良い。また、例えば図9(B)にしめすように、周波数制御部15を周波数設定部41、ディザ生成部43、及び演算部44で構成しパルス幅変調処理を行わずに処理するようにしても良い。
また、本実施形態では、乱数データのビット幅を拡張する場合、例えば図10に示すように第2の発振器12A、シフトレジスタ回路13A、EXOR回路14Aにそれぞれ対応する第3の発振器12B、シフトレジスタ回路13B、及びEXOR回路14Bを設けることで2倍のビット幅を有する乱数データRN2を生成することができる。なお、シフトレジスタのビット数を拡張することでも、乱数データのビット数を拡張することが可能である。
また、本実施形態では、周波数可変の第1の発振器11が出力するクロック信号CLKAをデータとし、第2の発振器12が出力するクロック信号CLKBをクロックとしてシフトレジスタ回路13に入力するようにしているが、第2の発振器12が出力するクロック信号CLKBをデータとし、第1の発振器11が出力するクロック信号CLKAをクロックとしてシフトレジスタ回路13に入力するようにしても良い。
なお、前記実施形態は、何れも本発明を実施するにあたっての具体化のほんの一例を示したものに過ぎず、これらによって本発明の技術的範囲が限定的に解釈されてはならないものである。すなわち、本発明はその技術思想、又はその主要な特徴から逸脱することなく、様々な形で実施することができる。
10 乱数生成回路
11、12 発振器
13 シフトレジスタ
14 排他的論理和演算回路(EXOR回路)
15 周波数制御部
41 周波数設定部
42 PWM処理部
43 ディザ生成部
44 演算部

Claims (8)

  1. 第1のクロック信号を出力する周波数が可変な第1の発振器と、
    前記第1のクロック信号とは非同期の第2のクロック信号を出力する第2の発振器と、
    前記第1のクロック信号及び前記第2のクロック信号の一方をデータ入力とし他方をクロック入力とし、各タップの出力を乱数データとしてパラレル出力するシフトレジスタ回路と、
    前記シフトレジスタ回路が出力する乱数データに基づいて前記第1の発振器が出力する前記第1のクロック信号の周波数を制御する周波数制御部とを有することを特徴とする乱数生成回路。
  2. 前記シフトレジスタ回路が出力する乱数データと前記データ入力として入力されるクロック信号とが入力され、演算結果を前記シフトレジスタ回路のデータ入力として出力する排他的論理和演算回路を有することを特徴とする請求項1記載の乱数生成回路。
  3. 前記周波数制御部は、前記シフトレジスタ回路が出力する乱数データに基づいて前記第1のクロック信号の周波数の設定値を出力する設定部と、
    前記設定値をパルス幅変調して出力する変調処理部とを有することを特徴とする請求項1又は2記載の乱数生成回路。
  4. 前記変調処理部は、前記設定値を示す各ビットについて、変化させる値の遷移が出力のパルス幅を時間の経過とともに長くなるように変調することを特徴とする請求項3記載の乱数生成回路。
  5. 前記変調処理部は、前記設定値を示す各ビットについて、値が“0”から“1”に変化する場合、単位時間において出力が“1”である時間比率を時間の経過とともに大きくするように変調し、値が“1”から“0”に変化する場合、単位時間において出力が“0”である時間比率を時間の経過とともに大きくするように変調することを特徴とする請求項3記載の乱数生成回路。
  6. 前記周波数制御部は、前記第1のクロック信号の周波数の設定値に対するディザ信号を生成するディザ生成部を有することを特徴とする請求項1〜5の何れか1項に記載の乱数生成回路。
  7. 前記第1のクロック信号を前記シフトレジスタ回路のデータ入力とし、前記第2のクロック信号を前記シフトレジスタ回路のクロック入力とすることを特徴とする請求項1〜6の何れか1項に記載の乱数生成回路。
  8. 前記第1のクロック信号を前記シフトレジスタ回路のクロック入力とし、前記第2のクロック信号を前記シフトレジスタ回路のデータ入力とすることを特徴とする請求項1〜6の何れか1項に記載の乱数生成回路。
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