JPH06159207A - 内燃機関点火装置 - Google Patents

内燃機関点火装置

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JPH06159207A
JPH06159207A JP4308960A JP30896092A JPH06159207A JP H06159207 A JPH06159207 A JP H06159207A JP 4308960 A JP4308960 A JP 4308960A JP 30896092 A JP30896092 A JP 30896092A JP H06159207 A JPH06159207 A JP H06159207A
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ignition
voltage
capacitor
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coil
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浩司 奥田
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    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 バッテリ電圧が不十分なときでもキックスタ
ータ等によって確実にエンジン始動を行わせることがで
き、しかも装置の大型化、複雑化、コストアップを招く
こともない内燃機関点火装置を得る。 【構成】 DC−DCコンバータ4の二次コイル41b
に接続され、点火用コンデンサ5が充電される極性と反
対の極性の二次電圧を直流整流してバッテリ3の出力側
に加える二次電圧帰還手段17,18により、点火時期
制御回路10の電源としてのバッテリ3の電圧低下を補
う。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、容量放電形の内燃機
関点火装置に関し、特に二輪車等キックスタートによっ
て発電を開始する発電機を備えた内燃機関点火装置に関
するものである。
【0002】
【従来の技術】従来より、予め昇圧された電圧をコンデ
ンサに充電しておき、コンデンサからの昇圧電圧を点火
コイルの一次側に放電させて、点火プラグに放電を発生
させる容量放電形の内燃機関点火装置(CDI)は良く知
られている。CDIは、放電時間及び放電立ち上がりが
短いため、例えば、点火プラグが汚損状態であっても、
又、小容量バッテリを用いても確実に着火できるという
特性を有する。
【0003】この種の内燃機関点火装置のコンデンサ充
電用の昇圧回路としては、昇圧コイル及び昇圧コイルを
繰り返し通電遮断するパワートランジスタを含むDC−
DCコンバータが用いられる。
【0004】図4は二輪車において、DC−DCコンバ
ータを用いたCDI方式の従来の内燃機関点火装置を示
す構成図である。図において、内燃機関点火装置は、ス
タート時はキックスタートによって、エンジン始動後は
エンジンによって回転させられる発電機1と、この発電
機1に接続され交流電圧を直流電圧に整流する整流回路
2と、この整流回路2の出力側に接続され装置全体に給
電を行うバッテリ3と、これら整流回路2及びバッテリ
3の出力側に接続され直流電圧を昇圧するDC−DCコ
ンバータ4と、このDC−DCコンバータ4の出力側に
接続され、昇圧電圧を充電する点火用コンデンサ5と、
この点火用コンデンサの他端子に接続され、点火用コン
デンサ5に充電された電荷を放電して点火プラグ6にス
パークを発生させるイグニッションコイル7と、点火用
コンデンサ5とアース間に、イグニッションコイル7と
直列となるように接続され、イグニッションコイル7、
点火用コンデンサ5、及びアースからなる放電路の開閉
を行うサイリスタ8と、このサイリスタ8に接続される
とともに、整流回路2及びバッテリ3の出力側に電源安
定化回路9を介して接続され、サイリスタ8をオンして
放電路を開き、点火プラグ6に放電を起こさせるための
トリガ信号をサイリスタ8に出力する点火時期制御回路
10とを備えている。
【0005】そして、この内燃機関点火装置において、
DC−DCコンバータ4の出力側と入力側との間には、
DC−DCコンバータ4の発振を停止させる発振停止用
トランジスタ11が設けられ、点火時期制御回路10に
は、内燃機関の回転軸(図示しない)に対向して所定ク
ランク角毎に点火信号を出力する電磁ピックアップ12
が接続され、イグニッションコイル7には並列に逆方向
の電流を規制するフライホイールダイオード13が接続
されている。
【0006】DC−DCコンバータ4は、トランス4
1、パワートランジスタからなる発振トランジスタ4
2、抵抗器43、ダイオード44、及び発振持続用の帰
還回路45から構成されている。
【0007】トランス41は、一端がバッテリ1に接続
され且つ他端が発振トランジスタ4のコレクタに接続さ
れた一次コイル41aと、この一次コイル41aとは逆
特性に巻回され、ダイオード44を介して一端から昇圧
電圧を出力する充電用二次コイル41bと、一次コイル
41aと同極性に巻回され、20kHz程度の高周波で発
振トランジスタ42をオンオフさせるためのスイッチン
グ用二次コイル41cとを含んでいる。発振トランジス
タ42のベースには、起動用の抵抗器43を介してバッ
テリ1が接続されると共に、スイッチング用二次コイル
41cの出力端子が帰還回路45を介して接続されてい
る。この帰還回路45は抵抗器45aとコンデンサ45
bを直列に接続して構成される。
【0008】イグニッションコイル7は、一端が点火用
コンデンサ5に接続され、他端が接地された一次コイル
7aと、出力端が点火プラグ6に接続された二次コイル
7bとから構成される。
【0009】電源安定化回路9は、コレクタがバッテリ
3に接続され、エミッタが点火時期制御回路10に接続
され、ベースが抵抗器91を介してコレクタに接続され
ると共に定電圧ダイオード92を介してアースに接続さ
れたトランジスタ93とから構成されている。また、D
C−DCコンバータ4の出力端子とアース間には抵抗器
14、15が直列に接続され、発振停止用トランジスタ
11は、そのベースがこれら抵抗器14と15との間に
接続され、そのコレクタが発振トランジスタ42のベー
スに接続され、そのエミッタがアースに接続されてい
る。また、ベースは抵抗器16を介して点火時期制御回
路10にも接続されている。
【0010】上述した内燃機関点火装置は、バッテリが
消耗してバッテリ電圧が低くなった場合、又はバッテリ
がない場合にでも動作させることができるものであり、
以下にかかる場合の動作について説明する。
【0011】先ず、エンジン(図示しない)の始動時、
キックスタータを動作させると、発電機1が回転して交
流電圧を発生する。この交流電圧は整流回路2によって
直流電圧に整流され、DC−DCコンバータ4に入力さ
れる。DC−DCコンバータ4に入力された電圧は一次
コイル41aに印加されるとともに抵抗器43を介して
発振トランジスタ42のベースに印加され、これによっ
て発振トランジスタ4はオンし、一次コイル41aを通
してアースに電流が流れる。この電流の流れ出しによっ
て二次コイルである充電用二次コイル41bとスイッチ
ング用二次コイル41cには緩やかに増大する電圧が発
生する。
【0012】この電圧の内、スイッチング用二次コイル
41cに発生する電圧は帰還回路45を介して発振トラ
ンジスタ42のベースに帰還され、これによって発振ト
ランジスタ42は一次コイル41aに流れる電流を更に
増大させるように動作する。こうして一次コイル41a
を流れる電流は増大していくが、やがてコイル抵抗等に
よって電流が飽和すると、昇圧動作が停止するとともに
帰還回路45の作用によって発振トランジスタ42のベ
ース電流が減少させられ、これによって発振トランジス
タ42は一次コイル41aに流れる電流を減少させるよ
うに動作する。一度電流が減少するとスイッチング用二
次コイル41cによる発生電圧は逆極性となり、発振ト
ランジスタ42を急速にオフする。発振トランジスタ4
2が急速にオフされると、一次コイル41aを流れてい
た電流は急速に減少して零となり、これによって逆方向
への大きな磁束変化が発生し、充電用二次コイル41b
に逆向きの大きな昇圧電圧が発生する。この昇圧電圧は
ダイオード44を介して点火用コンデンサ5に印加さ
れ、点火用コンデンサ5を充電する。その後二次電流が
零となると発振トランジスタ42のベース電圧は整流回
路2からの出力によって再び回復し、前述の動作を繰り
返す。
【0013】以上の動作を繰り返して行くことにより、
点火用コンデンサ5の充電は進む。点火用コンデンサ5
の充電が進むとその端子電圧が上昇し、この電圧を抵抗
器14、15で分圧した値が所定値を上回ると発振停止
用トランジスタ11がオンされ、発振トランジスタ42
のベースが短絡されてDC−DCコンバータ4の昇圧動
作は停止する。
【0014】こうして、点火用コンデンサ5が十分に充
電され、DC−DCコンバータ4の発振が停止される
と、電磁ピックアップ12の出力信号に基づいて点火時
期制御回路10がサイリスタ8にトリガ信号を出力して
サイリスタ8をオンする。サイリスタ8がオンされると
イグニッションコイル7の一次コイル7a、点火用コン
デンサ5、サイリスタ8からなる短絡路が開かれて点火
用コンデンサ5の電荷が放電される。この放電電流によ
りイグニッションコイル7bは高電圧を発生して点火プ
ラグ6にスパークを発生させる。尚、DC−DCコンバ
ータ4の発振は、サイリスタ8へのトリガ信号が抵抗器
16を介して発振停止用トランジスタ11のベースに伝
えられることによっても停止される。
【0015】上述したような従来の内燃機関点火装置に
おいて、エンジンの始動時における点火時期制御回路1
0の電源は、整流回路2の出力が入力される電源安定化
回路9より得ている。かかる点火時期制御回路10は、
通常動作電圧が高く、例えばマイクロコンピュータを使
用したものでは約5V程度の電圧が必要となる。
【0016】しかしながら、スタータキックにより整流
回路2から得られる電圧は2〜3V程度に止どまり、こ
のような電圧では点火時期制御回路10を正常に動作さ
せることができず、従って点火用コンデンサ5が十分に
充電されてもサイリスタ8がオンされない結果、エンジ
ン始動が行われないこともある。
【0017】このような不具合を除去するため、例え
ば、特開平3ー124262号公報には、充電用二次コ
イル41bから点火時期制御回路10の電源を得るよう
にした内燃機関点火装置が示されている。また、実公平
4ー21012号公報には、二次コイル側に点火時期制
御回路10の電源用コイルを設けるようにした内燃機関
点火装置が示されている。
【0018】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、特開平
3ー124262号公報に示されたような内燃機関点火
装置では、点火時期制御回路10の電源を充電用二次コ
イル41bから取るようにしているため、点火用コンデ
ンサ5の充電電圧が低下することになって点火プラグ6
による確実な点火が行われなくなるという問題点があ
る。
【0019】一方、実公平4ー21012号公報に示さ
れたような内燃機関点火装置では、二次コイル側に点火
時期制御回路10の電源用コイルを設けるようにしてい
るめ、そのコイルを設ける分、トランスが大型化、複雑
化し、又コストアップにもつながるという問題点があ
る。
【0020】そこでこの発明は、発電機またはバッテリ
電圧が不十分なときでもキックスタータ等によって確実
にエンジン始動を行わせることができ、しかも装置の大
型化、複雑化、コストアップを招くこともない内燃機関
点火装置を得ることを目的としている。
【0021】
【課題を解決するための手段】この発明の請求項1に係
る内燃機関点火装置は、発電機の出力側に接続され、一
次コイルに印加された直流電圧を昇圧して二次コイルに
出力するDC−DCコンバータと、このDC−DCコン
バータの前記二次コイルに接続され、この二次コイルよ
り出力される昇圧電圧により充電される点火用コンデン
サと、この点火用コンデンサに接続され、点火用コンデ
ンサに充電された電荷を放電して点火プラグにスパーク
を発生させるためのイグニッションコイルと、このイグ
ニッションコイルに直列に、前記点火用コンデンサを挟
んで接続され、前記点火用コンデンサの放電路を開閉す
るサイリスタと、このサイリスタに接続されるととも
に、前記発電機の出力側に接続され、前記サイリスタを
オンして前記放電路を開かせるためのトリガ信号を供給
する点火時期制御回路と、前記DC−DCコンバータの
二次コイルに接続され、前記点火用コンデンサが充電さ
れる極性と反対の極性の二次電圧を直流整流して前記発
電機の出力側に加える二次電圧帰還手段とを備えたもの
である。
【0022】又、この発明の請求項2に係る内燃機関点
火装置は、発電機の整流出力側に接続され、一次コイル
に印加された直流電圧を昇圧して二次コイルに出力する
DC−DCコンバータと、このDC−DCコンバータの
前記二次コイルに接続され、この二次コイルより出力さ
れる昇圧電圧により充電される点火用コンデンサと、こ
の点火用コンデンサに接続され、点火用コンデンサに充
電された電荷を放電して点火プラグにスパークを発生さ
せるためのイグニッションコイルと、このイグニッショ
ンコイルに直列に、前記点火用コンデンサを挟んで接続
され、前記点火用コンデンサの放電路を開閉するサイリ
スタと、このサイリスタに接続されるとともに、前記発
電機の出力側に接続され、前記サイリスタをオンして前
記放電路を開かせるためのトリガ信号を供給する点火時
期制御回路と、前記DC−DCコンバータの二次コイル
に接続され、前記点火用コンデンサが充電される極性と
反対の極性の二次電圧を直流整流して前記発電機の出力
側に加える二次電圧帰還手段と、この二次電圧帰還手段
と前記発電機の出力側との間に設けられ、前記発電機の
電圧が所定値より低いときのみ前記二次電圧帰還手段に
よる帰還電圧を前記発電機の出力側に加えるスイッチ手
段とを備えたものである。
【0023】更に、この発明の請求項3に係る内燃機関
点火装置は、発電機の出力側に接続され、一次コイルに
印加された直流電圧を昇圧して二次コイルに出力するD
C−DCコンバータと、このDC−DCコンバータの前
記二次コイルに接続され、この二次コイルより出力され
る昇圧電圧により充電される点火用コンデンサと、この
点火用コンデンサに接続され、点火用コンデンサに充電
された電荷を放電して点火プラグにスパークを発生させ
るためのイグニッションコイルと、このイグニッション
コイルに直列に、前記点火用コンデンサを挟んで接続さ
れ、前記点火用コンデンサの放電路を開閉するサイリス
タと、このサイリスタに接続されるとともに、前記発電
機の出力側に接続され、前記サイリスタをオンして前記
放電路を開かせるためのトリガ信号を供給する点火時期
制御回路と、前記DC−DCコンバータの二次コイルに
接続され、前記点火用コンデンサが充電される極性と反
対の極性の二次電圧を直流整流して前記発電機の出力側
に加える二次電圧帰還手段と、前記DC−DCコンバー
タの入力側と出力側との間に設けられ、前記点火用コン
デンサが所定電圧値以上になったとき、DC−DCコン
バータの動作を停止させる昇圧動作停止手段と、前記点
火用コンデンサに接続され、この点火用コンデンサの充
電電荷を徐々に放電させて点火用コンデンサの電圧を下
げ、前記昇圧動作停止手段の停止動作を一点火周期内に
おいて少なくとも2回以上解除させる放電手段とを備え
たものである。
【0024】
【作用】この発明の請求項1における内燃機関点火装置
においては、DC−DCコンバータの二次コイルに接続
され、点火用コンデンサが充電される極性と反対の極性
の二次電圧を直流整流して発電機の出力側に加える二次
電圧帰還手段により、点火時期制御回路の電源としての
発電機またはバッテリ電圧の低下を補うことができる。
【0025】又、この発明の請求項2における内燃機関
点火装置においては、DC−DCコンバータの二次コイ
ルに接続され、点火用コンデンサが充電される極性と反
対の極性の二次電圧を直流整流して発電機の出力側に加
える二次電圧帰還手段により、点火時期制御回路の電源
としての発電機またはバッテリ電圧の低下を補うことが
できる。更に、この二次電圧帰還手段と発電機の間に設
けられ、発電機の出力側の電圧が所定値より低いときの
み二次電圧帰還手段による帰還電圧を発電機に加えるス
イッチ手段により、点火時期制御回路の電源として必要
な電圧を大幅に超える電圧が点火時期制御回路に印加さ
れることを防止することができる。
【0026】更に、この発明の請求項3における内燃機
関点火装置においては、DC−DCコンバータの二次コ
イルに接続され、点火用コンデンサが充電される極性と
反対の極性の二次電圧を直流整流して発電機の出力側に
加える二次電圧帰還手段により、点火時期制御回路の電
源としての発電機の電圧の低下を補うことができる。そ
して、DC−DCコンバータの入力側と出力側との間に
設けられ、点火用コンデンサが所定電圧値以上になった
とき、DC−DCコンバータの動作を停止させる昇圧動
作停止手段により、点火用コンデンサに過電圧が印加さ
れるのを防止できる。更に、点火用コンデンサに接続さ
れ、この点火用コンデンサの充電電荷を徐々に放電させ
て点火用コンデンサの電圧を下げ、前記昇圧動作停止手
段の停止動作を一点火周期内において少なくとも2回以
上解除させる放電手段により、DC−DCコンバータの
動作を間欠的に持続させ二次コイルから点火時期制御回
路への電源電圧を継続的に供給することができる。
【0027】
【実施例】
実施例1.以下、この発明の実施例1を図について説明
する。図1はこの発明の実施例1を示す構成図であり、
1〜16、41〜44、91〜93は前述と同様のもの
である。実施例1は、図4において説明した従来の内燃
機関の点火装置において、点火用コンデンサ5が充電さ
れる極性と反対の極性の二次電圧を直流整流してバッテ
リ3の出力側に加える二次電圧帰還手段を備えたもので
ある。
【0028】この二次電圧帰還手段は、充電用二次コイ
ル41bの点火用コンデンサ側の出力端子41b1とア
ース間に、充電用二次コイル41b側に向かって順方向
として接続されたダイオード17と、充電用二次コイル
41bの点火用コンデンサ5側の出力端子41b1とは
反対側の出力端子41b2に接続される積分回路18と
を備えている。この積分回路18は、充電用二次コイル
41bの出力端子41b2に接続された抵抗器181
と、この抵抗器181の出力側とアース間との間に接続
された電源用コンデンサ182とからなり、この抵抗器
181と電源用コンデンサ182との間には電源用コン
デンサ182側への方向を順方向とするダイオード18
3が接続され、充電用二次コイル41bの出力端子41
b2とアース間には、ダイオード185が充電用二次コ
イル41b側に向かって順方向として接続されている。
また、バッテリ3と電源安定化回路9との間には、バッ
テリ3方向へ電圧が帰還されるのを防止するダイオード
184が接続されている。
【0029】以下、実施例1の動作について説明する。
尚、点火用コンデンサ5の充電動作については図4で説
明したものと同じなのでここでは省略する。前述したよ
うにスタータキック等により発生した電圧は整流回路2
により整流され、発振トランジスタ42をオンさせてト
ランス41にて緩やかに増幅される。この増幅された電
圧はダイオード17、充電用コイル41b、抵抗器18
1、ダイオード183をとおして電流を流し、その電荷
が電源用コンデンサ182に蓄積され、電源安定化回路
9に電圧を供給する。尚、この電圧はダイオード184
によってバッテリ3方向には遮断される。
【0030】こうして、実施例1では、従来は利用され
ていなかったDC−DCコンバータ4によって発生され
た、点火用コンデンサ5方向とは反対側への発生電圧を
点火時期制御回路10の電源電圧として利用するように
したため、バッテリ3の電圧が低下等した場合におい
て、スタータキックによりエンジン始動する場合にで
も、トランス4の容量を従来のそれに保ったままで、点
火時期制御回路10の電源電圧を十分に確保することが
でき、良好なエンジン始動を行うことができる。
【0031】実施例2.以下、この発明の実施例2を図
について説明する。図2はこの発明の実施例2を示す構
成図であり、1〜16、41〜45、91〜93は前述
と同様のものである。実施例2は、図4において説明し
た従来の内燃機関の点火装置において、点火用コンデン
サ5が充電される極性と反対の極性の二次電圧を直流整
流してバッテリ3の出力側に加える二次電圧帰還手段を
備えるとともに、この二次電圧帰還手段とバッテリ3の
間に、バッテリ電圧が所定値より低いときのみ二次電圧
帰還手段による帰還電圧をバッテリ電圧に加えるスイッ
チ手段19とを備えたものである。
【0032】このスイッチ手段19は、コレクタが充電
用コイル41bの出力端子41b2に接続され、ベース
がそのコレクタに抵抗器191を介して接続され、エミ
ッタが電源安定化回路9にダイオード192を介して接
続されたトランジスタ193と、このトランジスタ19
3のベースにコレクタが接続され、アースにエミッタが
接続され、電源安定化回路9にツェナーダイオードより
なる定電圧ダイオード194を介してベースが接続され
たトランジスタ193とを備えている。
【0033】以下、実施例2の動作について説明する。
尚、点火用コンデンサ5の充電動作については図3で説
明したものと同じなのでここでは省略する。前述したよ
うにスタータキック等により発生した電圧は整流回路2
により整流され、発振トランジスタ42をオンさせてト
ランス41にて緩やかに増幅される。この増幅された電
圧はダイオード17、充電用コイル41bを通してスイ
ッチ手段19に供給される。一方、スイッチ手段19の
ダイオード192又は定電圧ダイオード194の出力側
には、ダイオード184を介してバッテリ3の電圧が印
加されている。このダイオード192又は定電圧ダイオ
ード194に印加されるバッテリ電圧が定電圧ダイオー
ド194の定電圧より高くなると、トランジスタ194
がオンし、トランジスタ193のベースにベース電流が
供給されなくなり、トランジスタ193はオフされる。
このトランジスタ193がオフされると、DC−DCコ
ンバータ4、即ち、充電用コイル41bから電源用コン
デンサ182への電流が遮断され、バッテリ3側への電
圧帰還が禁止される。
【0034】従って、実施例2によれば、バッテリ3の
電圧が定電圧ダイオードによって定められる所定電圧よ
り低いときのみDC−DCコンバータ4によって増幅さ
れた電圧が帰還されることとなって回路の無駄な電力消
費が防がれ、また回路部品の耐圧対策も不要となり、低
コスト化を図り得る。即ち、バッテリ電圧が高くなる
と、DC−DCコンバータ4によって増幅される電圧も
高くなるので、その増幅電圧が点火時期制御回路10に
必要な電源電圧を遥かに上回って帰還されるのを防ぐこ
とで、各回路部品における消費電力の増大が防止でき、
また各回路部品の耐圧対策が不要となり、低コスト化を
図り得る。
【0035】実施例3.以下、この発明の実施例3を図
3について説明する。図3はこの発明の実施例3の動作
を示すタイミング図である。実施例3の回路図は図1又
は図2で示したものと同様である。この実施例3では、
DC−DCコンバータ4の入力側と出力側との間に、点
火用コンデンサ5が所定電圧値以上になったとき、DC
−DCコンバータの動作を停止させる昇圧動作停止手段
としての発振停止用トランジスタ11を設けると共に、
点火用コンデンサ5に、この点火用コンデンサの充電電
荷を徐々に放電させて点火用コンデンサの電圧を下げ、
発振停止用トランジスタ11のの停止動作を一点火周期
内において少なくとも2回以上解除させる放電手段を設
けたものである。
【0036】この放電手段は、図1又は図2で示した抵
抗器14、15の抵抗値を点火用コンデンサ5の容量値
に対して後述する条件を満たすように適当に定めること
によって達成される。以下、この放電手段を図3の動作
説明と共に説明する。図3の(A)はDC−DCコンバ
ータ4の出力を示したタイミング図である。最初キック
スタートを始めたときは、トランス41によって、発振
トランジスタ42がオフする毎にaで示すような急峻な
電圧増幅がなされる。その後点火用コンデンサ5が十分
に充電されると、発振停止用トランジスタ11がオンし
てDC−DCコンバータ4の昇圧動作が停止する。従っ
て実施例3の放電手段がない場合においては、DC−D
Cコンバータ4の昇圧動作が停止した後はエンジンの点
火が行われ、点火用コンデンサ5が放電されるまでDC
−DCコンバータ4の昇圧動作は停止されることとな
り、この間、点火時期制御回路10への電源電圧の供給
は停止されることとなる。この電源電圧の供給が停止す
ると電源用コンデンサ182の電圧は(C)に点線で示
すように徐々に低下し、場合によっては電源電圧として
の最低値bを下回ることとなり、かかる場合はエンジン
始動を良好に行うことができなくなる。
【0037】そこで、前述したように、DC−DCコン
バータ4の昇圧動作が停止した後、放電手段によって、
点火用コンデンサ5に蓄積された電荷を放電することに
よってその電圧を下げることにより、一点火期間の間に
2回以上、例えば(A)で示すように50msec毎に
DC−DCコンバータ4を間欠的に動作させることによ
り、(B)で示すように点火用コンデンサ5の電圧が低
下するのを防止することができると共に、(C)で示す
ように電源用コンデンサ182の電圧低下を防止するこ
とができ、点火時期制御回路10に継続的に電源電圧を
供給することができる。尚、実施例3において放電手段
は、図1又は図2に示される抵抗器14、15によって
構成するようにしたが、これらとは異なる別の抵抗器を
点火用コンデンサ5とアース間に設けて構成するように
してもよい。
【0038】
【発明の効果】以上のようにこの発明の請求項1に係る
内燃機関点火装置は、発電機の出力側に接続され、一次
コイルに印加された直流電圧を昇圧して二次コイルに出
力するDC−DCコンバータと、このDC−DCコンバ
ータの前記二次コイルに接続され、この二次コイルより
出力される昇圧電圧により充電される点火用コンデンサ
と、この点火用コンデンサに接続され、点火用コンデン
サに充電された電荷を放電して点火プラグにスパークを
発生させるためのイグニッションコイルと、このイグニ
ッションコイルに直列に、前記点火用コンデンサを挟ん
で接続され、前記点火用コンデンサの放電路を開閉する
サイリスタと、このサイリスタに接続されるとともに、
前記発電機の出力側に接続され、前記サイリスタをオン
して前記放電路を開かせるためのトリガ信号を供給する
点火時期制御回路と、前記DC−DCコンバータの二次
コイルに接続され、前記点火用コンデンサが充電される
極性と反対の極性の二次電圧を直流整流して前記発電機
の出力側に加える二次電圧帰還手段とを備えたため、発
電機出力またはバッテリ電圧が不十分なときでもキック
スタータ等によって十分にエンジン始動を行わせること
ができ、しかも装置の大型化、複雑化、コストアップを
招くこともないという効果を奏する。
【0039】又、この発明の請求項2に係る内燃機関点
火装置は、発電機の出力側に接続され、一次コイルに印
加された直流電圧を昇圧して二次コイルに出力するDC
−DCコンバータと、このDC−DCコンバータの前記
二次コイルに接続され、この二次コイルより出力される
昇圧電圧により充電される点火用コンデンサと、この点
火用コンデンサに接続され、点火用コンデンサに充電さ
れた電荷を放電して点火プラグにスパークを発生させる
ためのイグニッションコイルと、このイグニッションコ
イルに直列に、前記点火用コンデンサを挟んで接続さ
れ、前記点火用コンデンサの放電路を開閉するサイリス
タと、このサイリスタに接続されるとともに、前記発電
機の出力側に接続され、前記サイリスタをオンして前記
放電路を開かせるためのトリガ信号を供給する点火時期
制御回路と、前記DC−DCコンバータの二次コイルに
接続され、前記点火用コンデンサが充電される極性と反
対の極性の二次電圧を直流整流して前記発電機の出力側
に加える二次電圧帰還手段と、この二次電圧帰還手段と
前記発電機の間に設けられ、前記発電機の電圧が所定値
より低いときのみ前記二次電圧帰還手段による帰還電圧
を前記発電機の出力側に加えるスイッチ手段とを備えた
ため、請求項1に述べた効果に加え、発電機の出力電圧
またはバッテリ電圧が所定電圧より低いときのみDC−
DCコンバータによって増幅された電圧が帰還されるこ
ととなって回路の無駄な電力消費を防止することがで
き、また回路部品の耐圧対策も不要となって低コスト化
を図り得るという効果を奏する。
【0040】更に、この発明の請求項3に係る内燃機関
点火装置は、発電機の出力側に接続され、一次コイルに
印加された直流電圧を昇圧して二次コイルに出力するD
C−DCコンバータと、このDC−DCコンバータの前
記二次コイルに接続され、この二次コイルより出力され
る昇圧電圧により充電される点火用コンデンサと、この
点火用コンデンサに接続され、点火用コンデンサに充電
された電荷を放電して点火プラグにスパークを発生させ
るためのイグニッションコイルと、このイグニッション
コイルに直列に、前記点火用コンデンサを挟んで接続さ
れ、前記点火用コンデンサの放電路を開閉するサイリス
タと、このサイリスタに接続されるとともに、前記発電
機の出力側に接続され、前記サイリスタをオンして前記
放電路を開かせるためのトリガ信号を供給する点火時期
制御回路と、前記DC−DCコンバータの二次コイルに
接続され、前記点火用コンデンサが充電される極性と反
対の極性の二次電圧を直流整流して前記発電機の出力側
に加える二次電圧帰還手段と、前記DC−DCコンバー
タの入力側と出力側との間に設けられ、前記点火用コン
デンサが所定電圧値以上になったとき、DC−DCコン
バータの動作を停止させる昇圧動作停止手段と、前記点
火用コンデンサに接続され、この点火用コンデンサの充
電電荷を徐々に放電させて点火用コンデンサの電圧を下
げ、前記昇圧動作停止手段の停止動作を一点火周期内に
おいて少なくとも2回以上解除させる放電手段とを備え
たため、請求項1又は請求項2に述べた効果に加え、D
C−DCコンバータの動作を間欠的に持続させ二次コイ
ルから点火時期制御回路への電源電圧を継続的に供給す
ることができ、点火時期の間隔によらず確実にエンジン
始動を行うことができるという効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の実施例1を示す回路図である。
【図2】この発明の実施例2を示す回路図である。
【図3】この発明の実施例3の動作説明図である。
【図4】従来の内燃機関点火装置を示す回路図である。
【符号の説明】
1 発電機 4 DC−DCコンバータ 5 点火用コンデンサ 6 点火プラグ 7 イグニッションコイル 8 サイリスタ 9 電源安定化回路 10 点火時期制御回路 11 発振停止用トランジスタ 14,15 抵抗器 17 ダイオード 19 スイッチ手段 181 抵抗器 182 電源用コンデンサ 183、184 ダイオード 191 抵抗器 192 ダイオード 193、194 トランジスタ
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成5年4月16日
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】請求項3
【補正方法】変更
【補正内容】
【手続補正2】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0023
【補正方法】変更
【補正内容】
【0023】更に、この発明の請求項3に係る内燃機関
点火装置は、発電機の出力側に接続され、一次コイルに
印加された直流電圧を昇圧して二次コイルに出力するD
C−DCコンバータと、このDC−DCコンバータの前
記二次コイルに接続され、この二次コイルより出力され
る昇圧電圧により充電される点火用コンデンサと、この
点火用コンデンサに接続され、点火用コンデンサに充電
された電荷を放電して点火プラグにスパークを発生させ
るためのイグニッションコイルと、このイグニッション
コイルに直列に、前記点火用コンデンサを挟んで接続さ
れ、前記点火用コンデンサの放電路を開閉するサイリス
タと、このサイリスタに接続されるとともに、前記発電
機の出力側に接続され、前記サイリスタをオンして前記
放電路を開かせるためのトリガ信号を供給する点火時期
制御回路と、前記DC−DCコンバータの二次コイルに
接続され、前記点火用コンデンサが充電される極性と反
対の極性の二次電圧を直流整流して前記発電機の出力側
に加える二次電圧帰還手段と、前記DC−DCコンバー
タの入力側と出力側との間に設けられ、前記点火用コン
デンサが所定電圧値以上になったとき、DC−DCコン
バータの動作を停止させる昇圧動作停止手段と、前記点
火用コンデンサに接続され、この点火用コンデンサの充
電電荷を徐々に放電させて点火用コンデンサの電圧を下
げ、前記昇圧動作停止手段の停止動作を所定時間毎に
除させる放電手段とを備えたものである。
【手続補正3】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0026
【補正方法】変更
【補正内容】
【0026】更に、この発明の請求項3における内燃機
関点火装置においては、DC−DCコンバータの二次コ
イルに接続され、点火用コンデンサが充電される極性と
反対の極性の二次電圧を直流整流して発電機の出力側に
加える二次電圧帰還手段により、点火時期制御回路の電
源としての発電機の電圧の低下を補うことができる。そ
して、DC−DCコンバータの入力側と出力側との間に
設けられ、点火用コンデンサが所定電圧値以上になった
とき、DC−DCコンバータの動作を停止させる昇圧動
作停止手段により、点火用コンデンサに過電圧が印加さ
れるのを防止できる。更に、点火用コンデンサに接続さ
れ、この点火用コンデンサの充電電荷を徐々に放電させ
て点火用コンデンサの電圧を下げ、前記昇圧動作停止手
段の停止動作を所定時間毎に解除させる放電手段によ
り、DC−DCコンバータの動作を間欠的に持続させ二
次コイルから点火時期制御回路への電源電圧を継続的に
供給することができる。
【手続補正4】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0035
【補正方法】変更
【補正内容】
【0035】実施例3.以下、この発明の実施例3を図
3について説明する。図3はこの発明の実施例3の動作
を示すタイミング図である。実施例3の回路図は図1又
は図2で示したものと同様である。この実施例3では、
DC−DCコンバータ4の入力側と出力側との間に、点
火用コンデンサ5が所定電圧値以上になったとき、DC
−DCコンバータの動作を停止させる昇圧動作停止手段
としての発振停止用トランジスタ11を設けると共に、
点火用コンデンサ5に、この点火用コンデンサの充電電
荷を徐々に放電させて点火用コンデンサの電圧を下げ、
発振停止用トランジスタ11のの停止動作を所定時間毎
解除させる放電手段を設けたものである。
【手続補正5】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0037
【補正方法】変更
【補正内容】
【0037】そこで、前述したように、DC−DCコン
バータ4の昇圧動作が停止した後、放電手段によって、
点火用コンデンサ5に蓄積された電荷を放電することに
よってその電圧を下げることにより、所定時間毎に、
えば(A)で示すように50msec毎にDC−DCコ
ンバータ4を間欠的に動作させることにより、(B)で
示すように点火用コンデンサ5の電圧が低下するのを防
止することができると共に、(C)で示すように電源用
コンデンサ182の電圧低下を防止することができ、点
火時期制御回路10に継続的に電源電圧を供給すること
ができる。尚、実施例3において放電手段は、図1又は
図2に示される抵抗器14、15によって構成するよう
にしたが、これらとは異なる別の抵抗器を点火用コンデ
ンサ5とアース間に設けて構成するようにしてもよい。
【手続補正6】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0040
【補正方法】変更
【補正内容】
【0040】更に、この発明の請求項3に係る内燃機関
点火装置は、発電機の出力側に接続され、一次コイルに
印加された直流電圧を昇圧して二次コイルに出力するD
C−DCコンバータと、このDC−DCコンバータの前
記二次コイルに接続され、この二次コイルより出力され
る昇圧電圧により充電される点火用コンデンサと、この
点火用コンデンサに接続され、点火用コンデンサに充電
された電荷を放電して点火プラグにスパークを発生させ
るためのイグニッションコイルと、このイグニッション
コイルに直列に、前記点火用コンデンサを挟んで接続さ
れ、前記点火用コンデンサの放電路を開閉するサイリス
タと、このサイリスタに接続されるとともに、前記発電
機の出力側に接続され、前記サイリスタをオンして前記
放電路を開かせるためのトリガ信号を供給する点火時期
制御回路と、前記DC−DCコンバータの二次コイルに
接続され、前記点火用コンデンサが充電される極性と反
対の極性の二次電圧を直流整流して前記発電機の出力側
に加える二次電圧帰還手段と、前記DC−DCコンバー
タの入力側と出力側との間に設けられ、前記点火用コン
デンサが所定電圧値以上になったとき、DC−DCコン
バータの動作を停止させる昇圧動作停止手段と、前記点
火用コンデンサに接続され、この点火用コンデンサの充
電電荷を徐々に放電させて点火用コンデンサの電圧を下
げ、前記昇圧動作停止手段の停止動作を所定時間毎に
除させる放電手段とを備えたため、請求項1又は請求項
2に述べた効果に加え、DC−DCコンバータの動作を
間欠的に持続させ二次コイルから点火時期制御回路への
電源電圧を継続的に供給することができ、点火時期の間
隔によらず確実にエンジン始動を行うことができるとい
う効果を奏する。

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 発電機の出力側に接続され、一次コイル
    に印加された直流電圧を昇圧して二次コイルに出力する
    DC−DCコンバータと、 このDC−DCコンバータの前記二次コイルに接続さ
    れ、この二次コイルより出力される昇圧電圧により充電
    される点火用コンデンサと、 この点火用コンデンサに接続され、点火用コンデンサに
    充電された電荷を放電して点火プラグにスパークを発生
    させるためのイグニッションコイルと、 このイグニッションコイルに直列に、前記点火用コンデ
    ンサを挟んで接続され、前記点火用コンデンサの放電路
    を開閉するサイリスタと、 このサイリスタに接続されるとともに、前記発電機の出
    力側に接続され、前記サイリスタをオンして前記放電路
    を開かせるためのトリガ信号を供給する点火時期制御回
    路と、 前記DC−DCコンバータの二次コイルに接続され、前
    記点火用コンデンサが充電される極性と反対の極性の二
    次電圧を直流整流して前記発電機の出力側に加える二次
    電圧帰還手段と、 を備えたことを特徴とする内燃機関点火装置。
  2. 【請求項2】 発電機の出力側に接続され、一次コイル
    に印加された直流電圧を昇圧して二次コイルに出力する
    DC−DCコンバータと、 このDC−DCコンバータの前記二次コイルに接続さ
    れ、この二次コイルより出力される昇圧電圧により充電
    される点火用コンデンサと、 この点火用コンデンサに接続され、点火用コンデンサに
    充電された電荷を放電して点火プラグにスパークを発生
    させるためのイグニッションコイルと、 このイグニッションコイルに直列に、前記点火用コンデ
    ンサを挟んで接続され、前記点火用コンデンサの放電路
    を開閉するサイリスタと、 このサイリスタに接続されるとともに、前記発電機の出
    力側に接続され、前記サイリスタをオンして前記放電路
    を開かせるためのトリガ信号を供給する点火時期制御回
    路と、 前記DC−DCコンバータの二次コイルに接続され、前
    記点火用コンデンサが充電される極性と反対の極性の二
    次電圧を直流整流して前記発電機の出力側に加える二次
    電圧帰還手段と、 この二次電圧帰還手段と前記発電機の出力側との間に設
    けられ、前記発電機の出力側の電圧が所定値より低いと
    きのみ前記二次電圧帰還手段による帰還電圧を前記発電
    機の出力側に加えるスイッチ手段と、 を備えたことを特徴とする内燃機関点火装置。
  3. 【請求項3】 発電機の整流出力側に接続され、一次コ
    イルに印加された直流電圧を昇圧して二次コイルに出力
    するDC−DCコンバータと、 このDC−DCコンバータの前記二次コイルに接続さ
    れ、この二次コイルより出力される昇圧電圧により充電
    される点火用コンデンサと、 この点火用コンデンサに接続され、点火用コンデンサに
    充電された電荷を放電して点火プラグにスパークを発生
    させるためのイグニッションコイルと、 このイグニッションコイルに直列に、前記点火用コンデ
    ンサを挟んで接続され、前記点火用コンデンサの放電路
    を開閉するサイリスタと、 このサイリスタに接続されるとともに、前記発電機の出
    力側に接続され、前記サイリスタをオンして前記放電路
    を開かせるためのトリガ信号を供給する点火時期制御回
    路と、 前記DC−DCコンバータの二次コイルに接続され、前
    記点火用コンデンサが充電される極性と反対の極性の二
    次電圧を直流整流して前記発電機の出力側に加える二次
    電圧帰還手段と、 前記DC−DCコンバータの入力側と出力側との間に設
    けられ、前記点火用コンデンサが所定電圧値以上になっ
    たとき、DC−DCコンバータの動作を停止させる昇圧
    動作停止手段と、 前記点火用コンデンサに接続され、この点火用コンデン
    サの充電電荷を徐々に放電させて点火用コンデンサの電
    圧を下げ、前記昇圧動作停止手段の停止動作を一点火周
    期内において少なくとも2回以上解除させる放電手段
    と、 を備えたことを特徴とする内燃機関点火装置。
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