JP3517994B2 - 内燃機関用容量放電式点火装置 - Google Patents
内燃機関用容量放電式点火装置Info
- Publication number
- JP3517994B2 JP3517994B2 JP27377694A JP27377694A JP3517994B2 JP 3517994 B2 JP3517994 B2 JP 3517994B2 JP 27377694 A JP27377694 A JP 27377694A JP 27377694 A JP27377694 A JP 27377694A JP 3517994 B2 JP3517994 B2 JP 3517994B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- voltage
- ignition
- boosting
- time
- capacitor
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Fee Related
Links
Landscapes
- Ignition Installations For Internal Combustion Engines (AREA)
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、内燃機関用点火装置に
係り、特に、バッテリ等の直流電源を電源とする内燃機
関用容量放電式点火装置に関するものである。
係り、特に、バッテリ等の直流電源を電源とする内燃機
関用容量放電式点火装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、例えば、特開昭51ー89942
号公報に記載の容量放電式内燃機関点火装置において
は、昇圧トランスの昇圧電圧を整流用ダイオードを介し
点火用コンデンサに印加することによりこの点火用コン
デンサを充電する。そして、点火用コンデンサの充電電
圧が一定値になったときにこのコンデンサに対する昇圧
作動を停止するようにしてコンデンサの充電電圧を一定
値に維持することにより、内燃機関の低速から高速まで
の広い範囲に亘る点火装置としての信頼性を保持するよ
うにしたものがある。
号公報に記載の容量放電式内燃機関点火装置において
は、昇圧トランスの昇圧電圧を整流用ダイオードを介し
点火用コンデンサに印加することによりこの点火用コン
デンサを充電する。そして、点火用コンデンサの充電電
圧が一定値になったときにこのコンデンサに対する昇圧
作動を停止するようにしてコンデンサの充電電圧を一定
値に維持することにより、内燃機関の低速から高速まで
の広い範囲に亘る点火装置としての信頼性を保持するよ
うにしたものがある。
【0003】また、特公平6ー31601号公報に記載
のコンデンサ充放電式点火装置のように、昇圧トランス
の昇圧電圧を整流用ダイオードを介し点火用コンデンサ
に印加することによりこの点火用コンデンサを充電す
る。そして、この点火用コンデンサの充電電圧の上昇中
に、点火用コンデンサに直列接続した点火用SCRが耐
圧劣化等により誤点弧したことを検出したとき、点火用
コンデンサに対する昇圧動作を停止するようにしたもの
もある。
のコンデンサ充放電式点火装置のように、昇圧トランス
の昇圧電圧を整流用ダイオードを介し点火用コンデンサ
に印加することによりこの点火用コンデンサを充電す
る。そして、この点火用コンデンサの充電電圧の上昇中
に、点火用コンデンサに直列接続した点火用SCRが耐
圧劣化等により誤点弧したことを検出したとき、点火用
コンデンサに対する昇圧動作を停止するようにしたもの
もある。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところで、これらの装
置では、例えば、周囲温度の異常上昇時における整流用
ダイオードの逆回復時間の増大により点火用コンデンサ
から電流が漏れたり、点火用コンデンサの内部リークが
生じることがある。これらの場合、点火用コンデンサの
充電電圧が一定値に達したり、点火用SCRの誤点弧に
対する検出がなされることはなく、その結果、点火用コ
ンデンサに対する昇圧動作を停止することができない。
置では、例えば、周囲温度の異常上昇時における整流用
ダイオードの逆回復時間の増大により点火用コンデンサ
から電流が漏れたり、点火用コンデンサの内部リークが
生じることがある。これらの場合、点火用コンデンサの
充電電圧が一定値に達したり、点火用SCRの誤点弧に
対する検出がなされることはなく、その結果、点火用コ
ンデンサに対する昇圧動作を停止することができない。
【0005】従って、このような場合には、点火用コン
デンサの充電電圧が正常には上昇せず、正常な点火動作
が行えないにもかかわらず、点火用コンデンサの昇圧動
作が継続される。このため、バッテリ電力の消費や装置
の発熱が無駄に生じるという不具合がある。そこで、本
発明は、このようなことに対処すべく、内燃機関用容量
放電式点火装置において、点火用コンデンサの充電電圧
が正常には上昇できない場合には、点火用コンデンサに
対する昇圧動作を停止することにより、無駄な電力消費
や発熱を防止することを目的とする。
デンサの充電電圧が正常には上昇せず、正常な点火動作
が行えないにもかかわらず、点火用コンデンサの昇圧動
作が継続される。このため、バッテリ電力の消費や装置
の発熱が無駄に生じるという不具合がある。そこで、本
発明は、このようなことに対処すべく、内燃機関用容量
放電式点火装置において、点火用コンデンサの充電電圧
が正常には上昇できない場合には、点火用コンデンサに
対する昇圧動作を停止することにより、無駄な電力消費
や発熱を防止することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記課題の解決にあた
り、請求項1に記載の発明においては、直流電源(1)
からの直流電圧を昇圧する昇圧手段(300)と、この
昇圧手段により充電される点火用コンデンサ(7)と、
このコンデンサの充電電圧により内燃機関を点火させる
点火手段(9、10)と、前記充電電圧の所望電圧まで
の昇圧状態を監視する昇圧状態監視手段(700)と、
この昇圧状態監視手段による監視により前記充電電圧が
前記所望電圧まで上昇しないとの結果となったとき、昇
圧手段(300)の昇圧動作を停止させる昇圧停止手段
(600)とを備え、前記昇圧状態監視手段は、毎回の
点火サイクルにおいて、前記コンデンサの充電開始後、
1回の点火サイクル内で設定された所定の時間(t2〜
t4の時間)が経過するまでに前記充電電圧が前記所望
電圧まで上昇したか否かを監視するものであることを特
徴とする内燃機関用容量放電式点火装置が提供される。
り、請求項1に記載の発明においては、直流電源(1)
からの直流電圧を昇圧する昇圧手段(300)と、この
昇圧手段により充電される点火用コンデンサ(7)と、
このコンデンサの充電電圧により内燃機関を点火させる
点火手段(9、10)と、前記充電電圧の所望電圧まで
の昇圧状態を監視する昇圧状態監視手段(700)と、
この昇圧状態監視手段による監視により前記充電電圧が
前記所望電圧まで上昇しないとの結果となったとき、昇
圧手段(300)の昇圧動作を停止させる昇圧停止手段
(600)とを備え、前記昇圧状態監視手段は、毎回の
点火サイクルにおいて、前記コンデンサの充電開始後、
1回の点火サイクル内で設定された所定の時間(t2〜
t4の時間)が経過するまでに前記充電電圧が前記所望
電圧まで上昇したか否かを監視するものであることを特
徴とする内燃機関用容量放電式点火装置が提供される。
【0007】請求項2に記載の発明においては、請求項
1に記載の内燃機関用容量放電式点火装置において、昇
圧状態監視手段(700)は、コンデンサ(7)の充電
開始後、前記所定の時間遅れでもって前記充電電圧を設
定電圧と比較する比較手段(71)を備え、この比較手
段による比較により前記充電電圧が前記設定電圧よりも
低いという結果になったとき、昇圧停止手段(600)
が昇圧手段(300)の昇圧動作を停止させることを特
徴とする。
1に記載の内燃機関用容量放電式点火装置において、昇
圧状態監視手段(700)は、コンデンサ(7)の充電
開始後、前記所定の時間遅れでもって前記充電電圧を設
定電圧と比較する比較手段(71)を備え、この比較手
段による比較により前記充電電圧が前記設定電圧よりも
低いという結果になったとき、昇圧停止手段(600)
が昇圧手段(300)の昇圧動作を停止させることを特
徴とする。
【0008】なお、上記各構成要素や手段のカッコ内の
符号は、後述する実施例記載の具体的構成要素や手段と
の対応関係を示すものである。
符号は、後述する実施例記載の具体的構成要素や手段と
の対応関係を示すものである。
【0009】
【発明の作用効果】上述のように請求項1に記載の発明
を構成したことにより、昇圧状態監視手段(700)に
よる監視によりコンデンサ(7)の充電電圧が所望電圧
まで上昇しないとの結果となったとき、昇圧停止手段
(600)が昇圧手段(300)の昇圧動作を停止させ
る。
を構成したことにより、昇圧状態監視手段(700)に
よる監視によりコンデンサ(7)の充電電圧が所望電圧
まで上昇しないとの結果となったとき、昇圧停止手段
(600)が昇圧手段(300)の昇圧動作を停止させ
る。
【0010】これにより、昇圧手段(300)の無駄な
昇圧動作が停止される。従って、昇圧手段(300)に
おける不必要な発熱が抑制されるのは勿論のこと、直流
電源(1)の無駄な電力消費が防止され得る。また、請
求項2に記載の発明によれば、比較手段(71)による
比較によって充電電圧が設定電圧よりも低いという結果
になったとき、昇圧停止手段(600)が昇圧手段(3
00)の昇圧動作を停止させる。
昇圧動作が停止される。従って、昇圧手段(300)に
おける不必要な発熱が抑制されるのは勿論のこと、直流
電源(1)の無駄な電力消費が防止され得る。また、請
求項2に記載の発明によれば、比較手段(71)による
比較によって充電電圧が設定電圧よりも低いという結果
になったとき、昇圧停止手段(600)が昇圧手段(3
00)の昇圧動作を停止させる。
【0011】これにより、請求項1に記載の発明と同様
の作用効果を簡単な構成で達成できる。
の作用効果を簡単な構成で達成できる。
【0012】
【実施例】以下、本発明の一実施例につき図面を参照し
て説明する。図1は二輪車用内燃機関の容量放電式点火
装置を示している。この点火装置は、点火用サイリスタ
6、点火用コンデンサ7、点火コイル9及び点火栓10
からなる容量放電式点火回路を備えている。ダイオード
8は公知の直流アーク用ダイオードである。また、抵抗
5はサイリスタ6のゲート保護用抵抗である。
て説明する。図1は二輪車用内燃機関の容量放電式点火
装置を示している。この点火装置は、点火用サイリスタ
6、点火用コンデンサ7、点火コイル9及び点火栓10
からなる容量放電式点火回路を備えている。ダイオード
8は公知の直流アーク用ダイオードである。また、抵抗
5はサイリスタ6のゲート保護用抵抗である。
【0013】点火装置は定電圧電源100を備えてお
り、この定電圧電源100は、バッテリ1からイグニッ
ションスイッチ2及びダイオード3を通し直流電圧を供
給されて定電圧を発生する。なお、ダイオード3は、バ
ッテリ1の極性を逆接続したときの回路保護用ダイオー
ドである。過電圧検出回路200は、ツェナーダイオー
ド20と抵抗21によりバッテリ1の直流電圧が過大に
なったことを検出したとき、昇圧回路300の昇圧動作
を停止させるために昇圧制御回路500の発振停止回路
600にハイレベルの検出信号(B)(図2参照)を送
る。また、過電圧検出回路200は、ツェナーダイオー
ド22と抵抗23により、点火用コンデンサ7の充電電
圧が過大になったことを分圧抵抗73、74を介し検出
したとき、昇圧回路300の昇圧動作を停止させるため
に発振停止回路600にハイレベルの検出信号(B)
(図2参照)を送る。
り、この定電圧電源100は、バッテリ1からイグニッ
ションスイッチ2及びダイオード3を通し直流電圧を供
給されて定電圧を発生する。なお、ダイオード3は、バ
ッテリ1の極性を逆接続したときの回路保護用ダイオー
ドである。過電圧検出回路200は、ツェナーダイオー
ド20と抵抗21によりバッテリ1の直流電圧が過大に
なったことを検出したとき、昇圧回路300の昇圧動作
を停止させるために昇圧制御回路500の発振停止回路
600にハイレベルの検出信号(B)(図2参照)を送
る。また、過電圧検出回路200は、ツェナーダイオー
ド22と抵抗23により、点火用コンデンサ7の充電電
圧が過大になったことを分圧抵抗73、74を介し検出
したとき、昇圧回路300の昇圧動作を停止させるため
に発振停止回路600にハイレベルの検出信号(B)
(図2参照)を送る。
【0014】昇圧回路300の構成は、特開平3−85
370号公報にて開示されている。即ち、バッテリ1か
ら流れるトランス38の一次コイル38aの電流を、ト
ランジスタ33でオンオフして、二次コイル38bの電
流で点火用コンデンサ7を充電するように構成され、一
次コイル38aの電流に応答する三次コイル38cの正
帰還により自励発振するDC−DCコンバータである。
370号公報にて開示されている。即ち、バッテリ1か
ら流れるトランス38の一次コイル38aの電流を、ト
ランジスタ33でオンオフして、二次コイル38bの電
流で点火用コンデンサ7を充電するように構成され、一
次コイル38aの電流に応答する三次コイル38cの正
帰還により自励発振するDC−DCコンバータである。
【0015】なお、符号30は回路保護用のダイオー
ド、符号31はトランジスタ33のベースに電流を流す
ための抵抗、符号32はサージを検出してトランジスタ
33に吸収させるためのツェナーダイオード、符号34
は三次コイル38cの正帰還電流を流すための抵抗、符
号37は一次コイル38aの電流を検出するための抵抗
をそれぞれ示す。
ド、符号31はトランジスタ33のベースに電流を流す
ための抵抗、符号32はサージを検出してトランジスタ
33に吸収させるためのツェナーダイオード、符号34
は三次コイル38cの正帰還電流を流すための抵抗、符
号37は一次コイル38aの電流を検出するための抵抗
をそれぞれ示す。
【0016】抵抗37に所定の電流が流れると電圧降下
により所定の電圧が発生し、抵抗36を介してトランジ
スタ35にベース電流が流れトランジスタ35がオンし
トランジスタ33のベース電流を側路してトランジスタ
33をオフさせる。このとき、二次コイル38bにより
ダイオード39を介して点火用コンデンサ7を充電す
る。三次コイル38cは抵抗34を介してトランジスタ
33のベース電流を側路しトランジスタ33のオフ状態
を保持する。二次コイル38bの電流が流れ終わるとバ
ッテリ1から抵抗31を介してトランジスタ33にベー
ス電流が流れ始め、これに応答して三次コイル38cか
ら正帰還電流が流れ、トランジスタ33のオン状態を保
持する。このようにして発振を繰り返し、点火用コンデ
ンサ7を昇圧していく。
により所定の電圧が発生し、抵抗36を介してトランジ
スタ35にベース電流が流れトランジスタ35がオンし
トランジスタ33のベース電流を側路してトランジスタ
33をオフさせる。このとき、二次コイル38bにより
ダイオード39を介して点火用コンデンサ7を充電す
る。三次コイル38cは抵抗34を介してトランジスタ
33のベース電流を側路しトランジスタ33のオフ状態
を保持する。二次コイル38bの電流が流れ終わるとバ
ッテリ1から抵抗31を介してトランジスタ33にベー
ス電流が流れ始め、これに応答して三次コイル38cか
ら正帰還電流が流れ、トランジスタ33のオン状態を保
持する。このようにして発振を繰り返し、点火用コンデ
ンサ7を昇圧していく。
【0017】この昇圧回路300の場合、昇圧動作を停
止するには、トランジスタ33のオンオフ動作を停止さ
せればよい。即ち、トランジスタ33にベース電流を流
し続けてオン状態を保つか、ベース電流を側路してオフ
状態に保つかすればよい。前者の場合、バッテリ1から
電流が流れ続けるため、無駄な電力消費を防ぐという目
的に合わない。よって、後者のオフ状態を保つ方法をと
る。
止するには、トランジスタ33のオンオフ動作を停止さ
せればよい。即ち、トランジスタ33にベース電流を流
し続けてオン状態を保つか、ベース電流を側路してオフ
状態に保つかすればよい。前者の場合、バッテリ1から
電流が流れ続けるため、無駄な電力消費を防ぐという目
的に合わない。よって、後者のオフ状態を保つ方法をと
る。
【0018】点火信号発生回路400は、タイミングセ
ンサ11からタイミング信号を入力され、これに基づい
て所望の点火時期に点火信号(A)(図2参照)を発生
し、この点火信号により抵抗4、5を介しサイリスタ6
を点弧させる。なお、タイミングセンサ11は、内燃機
関の基準のクランク角を検出しタイミング信号を発生す
る。
ンサ11からタイミング信号を入力され、これに基づい
て所望の点火時期に点火信号(A)(図2参照)を発生
し、この点火信号により抵抗4、5を介しサイリスタ6
を点弧させる。なお、タイミングセンサ11は、内燃機
関の基準のクランク角を検出しタイミング信号を発生す
る。
【0019】次に、昇圧制御回路500の構成を図1乃
至図3に基づいて詳細に説明する。この昇圧制御回路5
00は、昇圧回路300の昇圧動作を停止させるための
発振停止回路600と、点火用コンデンサ7の充電電圧
を監視する充電監視回路700とにより構成されてい
る。発振停止回路600は、トランジスタ62を備えて
おり、このトランジスタ62は、ダイオード60及び抵
抗61を通して、点火信号発生回路400から点火信号
(A)を受けてオンする。この点火信号(A)が立ち下
がったとき、トランジスタ62はオフする。また、トラ
ンジスタ62は、過電圧検出回路200からハイレベル
の検出信号(B)を受けてオンする。
至図3に基づいて詳細に説明する。この昇圧制御回路5
00は、昇圧回路300の昇圧動作を停止させるための
発振停止回路600と、点火用コンデンサ7の充電電圧
を監視する充電監視回路700とにより構成されてい
る。発振停止回路600は、トランジスタ62を備えて
おり、このトランジスタ62は、ダイオード60及び抵
抗61を通して、点火信号発生回路400から点火信号
(A)を受けてオンする。この点火信号(A)が立ち下
がったとき、トランジスタ62はオフする。また、トラ
ンジスタ62は、過電圧検出回路200からハイレベル
の検出信号(B)を受けてオンする。
【0020】コンデンサ64は、トランジスタ62のオ
フ時に、一定の時定数でもって抵抗63を介し充電され
て充電電圧(C)を発生する。また、このコンデンサ6
4はトランジスタ62のオン時に瞬時に放電して充電電
圧(C)を低下させる。コンパレータ65は、充電電圧
(C)を設定電圧VR1と比較して比較出力(D)を発生
する。かかる場合、充電電圧(C)が設定電圧VR1より
も低いとき比較出力(D)はハイレベル(以下、Hiと
いう)となる。一方、充電電圧(C)が設定電圧VR1よ
りも高いとき比較出力(D)はローレベル(以下、Lo
という)となる。
フ時に、一定の時定数でもって抵抗63を介し充電され
て充電電圧(C)を発生する。また、このコンデンサ6
4はトランジスタ62のオン時に瞬時に放電して充電電
圧(C)を低下させる。コンパレータ65は、充電電圧
(C)を設定電圧VR1と比較して比較出力(D)を発生
する。かかる場合、充電電圧(C)が設定電圧VR1より
も低いとき比較出力(D)はハイレベル(以下、Hiと
いう)となる。一方、充電電圧(C)が設定電圧VR1よ
りも高いとき比較出力(D)はローレベル(以下、Lo
という)となる。
【0021】ORゲート66は、比較出力(D)と後述
するANDゲート72からのゲート出力(H)との論理
和をとりゲート出力(I)として発生する。トランジス
タ69はORゲート66から抵抗67、68を介しHi
のゲート出力(I)を受けてオンし昇圧回路300の昇
圧動作を停止させる。一方、ゲート出力(I)がLoの
ときトランジスタ69がオフして昇圧回路300の昇圧
動作を開始させる。
するANDゲート72からのゲート出力(H)との論理
和をとりゲート出力(I)として発生する。トランジス
タ69はORゲート66から抵抗67、68を介しHi
のゲート出力(I)を受けてオンし昇圧回路300の昇
圧動作を停止させる。一方、ゲート出力(I)がLoの
ときトランジスタ69がオフして昇圧回路300の昇圧
動作を開始させる。
【0022】充電監視回路700は本発明の要部を構成
するもので、この充電監視回路700は、コンパレータ
70を有している。このコンパレータ70は、充電電圧
(C)を設定電圧VR2と比較して比較出力(E)を発生
する。ここで、充電電圧(C)が設定電圧VR2よりも高
いとき比較出力(E)はHiとなる。一方、充電電圧
(C)が設定電圧VR2よりも低いとき比較出力(E)は
Loとなる。また、この比較出力(E)の立ち上がり位
置をコンパレータ65からの比較出力(D)の立ち下が
り位置よりも時間的に遅れさせるために、次のように設
定されている。
するもので、この充電監視回路700は、コンパレータ
70を有している。このコンパレータ70は、充電電圧
(C)を設定電圧VR2と比較して比較出力(E)を発生
する。ここで、充電電圧(C)が設定電圧VR2よりも高
いとき比較出力(E)はHiとなる。一方、充電電圧
(C)が設定電圧VR2よりも低いとき比較出力(E)は
Loとなる。また、この比較出力(E)の立ち上がり位
置をコンパレータ65からの比較出力(D)の立ち下が
り位置よりも時間的に遅れさせるために、次のように設
定されている。
【0023】VR2 > VR1
コンパレータ71は、点火用コンデンサ7の充電電圧
(J)を分圧抵抗73、74で分圧した分圧電圧(F)
を、設定電圧VR3と比較して比較出力(G)を発生す
る。かかる場合、分圧電圧(F)が設定電圧VR3よりも
低いとき比較出力(G)はHiとなる。一方、分圧電圧
(F)が設定電圧VR3よりも高いとき比較出力(G)は
Loとなる。なお、コンデンサ7の電圧を直接の比較対
象とせず、分圧電圧(F)を比較対象としたのは、コン
パレータ71の耐電圧保護のためである。
(J)を分圧抵抗73、74で分圧した分圧電圧(F)
を、設定電圧VR3と比較して比較出力(G)を発生す
る。かかる場合、分圧電圧(F)が設定電圧VR3よりも
低いとき比較出力(G)はHiとなる。一方、分圧電圧
(F)が設定電圧VR3よりも高いとき比較出力(G)は
Loとなる。なお、コンデンサ7の電圧を直接の比較対
象とせず、分圧電圧(F)を比較対象としたのは、コン
パレータ71の耐電圧保護のためである。
【0024】これにより、上述のVR2 > VR1により
特定される時間差の間、即ち時間遅れをもってしても、
点火用コンデンサ7が設定電圧VR3で示される設定電圧
まで充電されない場合に、異常とみなして、昇圧回路3
00の昇圧動作を停止させる。本実施例において、上記
設定電圧は、コンパレータ70の比較出力(E)の立ち
上がり時の点火用コンデンサ7の正常な充電電圧として
許容し得る最低値に相当し、後述の設定値Vth、即
ち、点火用コンデンサ7等の回路素子の耐圧保護のため
に設定されている値よりも小さく、かつ、最低限の点火
動作を行うために要求される点火用コンデンサ7の最低
限の充電電圧を所望電圧として、この所望電圧よりも小
さく、さらにはバッテリ1の無駄な電力消費をできる限
り抑制し得るような値に設定されている。
特定される時間差の間、即ち時間遅れをもってしても、
点火用コンデンサ7が設定電圧VR3で示される設定電圧
まで充電されない場合に、異常とみなして、昇圧回路3
00の昇圧動作を停止させる。本実施例において、上記
設定電圧は、コンパレータ70の比較出力(E)の立ち
上がり時の点火用コンデンサ7の正常な充電電圧として
許容し得る最低値に相当し、後述の設定値Vth、即
ち、点火用コンデンサ7等の回路素子の耐圧保護のため
に設定されている値よりも小さく、かつ、最低限の点火
動作を行うために要求される点火用コンデンサ7の最低
限の充電電圧を所望電圧として、この所望電圧よりも小
さく、さらにはバッテリ1の無駄な電力消費をできる限
り抑制し得るような値に設定されている。
【0025】ANDゲート72は、両比較出力(E)、
(G)の論理積をとりゲート出力(H)として発生す
る。なお、ダイオード60は、過電圧検出回路200か
らの検出信号を点火用サイリスタ6に入力させないよう
にする素子である。以上のように構成した本実施例の作
動について説明する。 (1) 正常時の作動モード 図2の時刻t1 において、トランジスタ62が点火信号
発生回路400からの点火信号(A)の立ち下がりによ
りオフすると、コンデンサ64の充電が始まる。
(G)の論理積をとりゲート出力(H)として発生す
る。なお、ダイオード60は、過電圧検出回路200か
らの検出信号を点火用サイリスタ6に入力させないよう
にする素子である。以上のように構成した本実施例の作
動について説明する。 (1) 正常時の作動モード 図2の時刻t1 において、トランジスタ62が点火信号
発生回路400からの点火信号(A)の立ち下がりによ
りオフすると、コンデンサ64の充電が始まる。
【0026】然る後、時刻t2 において、コンデンサ6
4の充電電圧(C)が設定値VR1に達すると、コンパレ
ータ65の比較出力(D)がLoに立ち下がる。このと
き、設定値VR2が設定値VR1よりも大きいためコンパレ
ータ70の比較出力(E)はLoである。また、このと
き、分圧抵抗73、74の分圧電圧は0故、コンパレー
タ71の比較出力(G)はHiのままである。
4の充電電圧(C)が設定値VR1に達すると、コンパレ
ータ65の比較出力(D)がLoに立ち下がる。このと
き、設定値VR2が設定値VR1よりも大きいためコンパレ
ータ70の比較出力(E)はLoである。また、このと
き、分圧抵抗73、74の分圧電圧は0故、コンパレー
タ71の比較出力(G)はHiのままである。
【0027】従って、この比較出力(E)とコンパレー
タ71の比較出力(G)の論理積、即ちANDゲート7
2のゲート出力(H)がLoとなる。よって、このゲー
ト出力(H)とコンパレータ65の比較出力(D)との
論理和、即ちORゲート66のゲート出力(I)がLo
となる。これにより、トランジスタ69がオフし、昇圧
回路300が定電圧電源100からの定電圧に基づき昇
圧動作を開始する。このとき、点火用サイリスタ6は点
火信号(A)の立ち下がりにて消弧している。動作条件
によっては、立ち下がり(時刻t1 )で消弧しない場合
もあるが、このターンオフの遅れを見込んでVR1等を設
定すれば、時刻t2 までには消弧できる。
タ71の比較出力(G)の論理積、即ちANDゲート7
2のゲート出力(H)がLoとなる。よって、このゲー
ト出力(H)とコンパレータ65の比較出力(D)との
論理和、即ちORゲート66のゲート出力(I)がLo
となる。これにより、トランジスタ69がオフし、昇圧
回路300が定電圧電源100からの定電圧に基づき昇
圧動作を開始する。このとき、点火用サイリスタ6は点
火信号(A)の立ち下がりにて消弧している。動作条件
によっては、立ち下がり(時刻t1 )で消弧しない場合
もあるが、このターンオフの遅れを見込んでVR1等を設
定すれば、時刻t2 までには消弧できる。
【0028】このため、点火用コンデンサ7が、昇圧回
路300の昇圧トランス38から整流用ダイオード39
を介し昇圧電圧を受け、正常に充電されて充電電圧
(J)を発生する。これに伴い、分圧抵抗73、74に
よる分圧電圧(F)も徐々に上昇する。時刻t3 におい
て、分圧電圧(F)が設定値VR3に達すると、コンパレ
ータ71の比較出力(G)がLoに立ち下がる(図3参
照)。しかし、このとき、コンパレータ70の比較出力
(E)が上述のごとくLoであるため、両比較出力
(E)と(G)の論理積、即ちANDゲート72のゲー
ト出力(H)はLoとなっており変化はない(図3参
照)。
路300の昇圧トランス38から整流用ダイオード39
を介し昇圧電圧を受け、正常に充電されて充電電圧
(J)を発生する。これに伴い、分圧抵抗73、74に
よる分圧電圧(F)も徐々に上昇する。時刻t3 におい
て、分圧電圧(F)が設定値VR3に達すると、コンパレ
ータ71の比較出力(G)がLoに立ち下がる(図3参
照)。しかし、このとき、コンパレータ70の比較出力
(E)が上述のごとくLoであるため、両比較出力
(E)と(G)の論理積、即ちANDゲート72のゲー
ト出力(H)はLoとなっており変化はない(図3参
照)。
【0029】時刻t4 において、コンデンサ64の充電
電圧(C)が設定値VR2に達すると、コンパレータ70
の比較出力(E)がHiに立ち上がる(図2参照)。と
ころが、既に、時刻t3 においてコンパレータ71の比
較出力(G)はLoとなっている。このため、両比較出
力((E)と(G))の論理積即ちANDゲート72の
ゲート出力(H)はLoのままとなり、トランジスタ6
9はオフ状態を続ける。従って、昇圧回路300が昇圧
動作を継続する。
電圧(C)が設定値VR2に達すると、コンパレータ70
の比較出力(E)がHiに立ち上がる(図2参照)。と
ころが、既に、時刻t3 においてコンパレータ71の比
較出力(G)はLoとなっている。このため、両比較出
力((E)と(G))の論理積即ちANDゲート72の
ゲート出力(H)はLoのままとなり、トランジスタ6
9はオフ状態を続ける。従って、昇圧回路300が昇圧
動作を継続する。
【0030】時刻t5 において、点火用コンデンサ7の
充電電圧(J)が、設定値Vthに達すると、これに伴
う分圧抵抗73、74の分圧電圧(F)の上昇に応じて
過電圧検出回路200の検出信号(B)がHiとなり、
トランジスタ62がオンする。このため、コンデンサ6
4が瞬時に放電し、その充電電圧(C)がLoとなる。
充電電圧(J)が、設定値Vthに達すると、これに伴
う分圧抵抗73、74の分圧電圧(F)の上昇に応じて
過電圧検出回路200の検出信号(B)がHiとなり、
トランジスタ62がオンする。このため、コンデンサ6
4が瞬時に放電し、その充電電圧(C)がLoとなる。
【0031】よって、コンパレータ65の比較出力
(D)がHiに立ち上がり、この比較出力(D)とゲー
ト出力(H)の論理和、即ちORゲート66のゲート出
力(I)がHiとなる。これにより、トランジスタ69
がオンして昇圧回路300の昇圧動作を停止させる。そ
の結果、コンデンサ7の充電電圧(J)が一定となり
(厳密には分圧抵抗73、74を通して極わずか放電す
る)、分圧電圧(F)も一定となる。
(D)がHiに立ち上がり、この比較出力(D)とゲー
ト出力(H)の論理和、即ちORゲート66のゲート出
力(I)がHiとなる。これにより、トランジスタ69
がオンして昇圧回路300の昇圧動作を停止させる。そ
の結果、コンデンサ7の充電電圧(J)が一定となり
(厳密には分圧抵抗73、74を通して極わずか放電す
る)、分圧電圧(F)も一定となる。
【0032】このような状態にて、時刻t6 において、
点火信号発生回路400が点火信号(A)を発生する
と、点火用サイリスタ6がオンし、点火用コンデンサ7
が、点火コイル9の一次コイル9aを通して放電する。
このため、高電圧が点火コイル9の二次コイル9bに発
生して点火栓10が点火する。また、時刻t6 は1サイ
クル前の時刻t0 に相当するため、時刻t6 以降は上述
した時刻t0 以降の動作が繰り返される。
点火信号発生回路400が点火信号(A)を発生する
と、点火用サイリスタ6がオンし、点火用コンデンサ7
が、点火コイル9の一次コイル9aを通して放電する。
このため、高電圧が点火コイル9の二次コイル9bに発
生して点火栓10が点火する。また、時刻t6 は1サイ
クル前の時刻t0 に相当するため、時刻t6 以降は上述
した時刻t0 以降の動作が繰り返される。
【0033】なお、時刻t1 から時刻t5 までの時間間
隔は一定であるため、機種によっては、エンジンの回転
数が高くなった場合には、時刻t5 に至るより前に点火
信号(A)が入力されて点火動作する。このため、充電
電圧(F)が一定値に保持される期間がない場合もあり
得る。この場合、点火用コンデンサ7の充電電圧(J)
は、過電圧検出回路200が作用する設定値Vthより
低くなるが、この設定値Vthは高電圧による悪影響を
防止するための値であるため、設定値Vthを下回って
も必要な点火エネルギーは供給できる。
隔は一定であるため、機種によっては、エンジンの回転
数が高くなった場合には、時刻t5 に至るより前に点火
信号(A)が入力されて点火動作する。このため、充電
電圧(F)が一定値に保持される期間がない場合もあり
得る。この場合、点火用コンデンサ7の充電電圧(J)
は、過電圧検出回路200が作用する設定値Vthより
低くなるが、この設定値Vthは高電圧による悪影響を
防止するための値であるため、設定値Vthを下回って
も必要な点火エネルギーは供給できる。
【0034】また、時刻t0 から時刻t1 の時間間隔
(点火信号(A)の時間幅)は、常に一定である必要は
なく、内燃機関の回転数によって変えることもあり得
る。 (2) 異常時の作動モード 点火用コンデンサ7から漏れ電流があった場合 時刻t1 から時刻t2 にかけては、上述した正常時の作
動モードと同様である。
(点火信号(A)の時間幅)は、常に一定である必要は
なく、内燃機関の回転数によって変えることもあり得
る。 (2) 異常時の作動モード 点火用コンデンサ7から漏れ電流があった場合 時刻t1 から時刻t2 にかけては、上述した正常時の作
動モードと同様である。
【0035】時刻t2 において点火用コンデンサ7の充
電が上述と同様に開始されるが、時刻t3 においては、
コンデンサ7の漏れ電流のため、充電電圧(J1 )は充
電電圧(J)よりも低い(図3参照)。このため、分圧
抵抗73、74による分圧電圧(F1 )は、設定値VR3
に到達せず、コンパレータ71からの比較出力(G1)
はHiのままである。
電が上述と同様に開始されるが、時刻t3 においては、
コンデンサ7の漏れ電流のため、充電電圧(J1 )は充
電電圧(J)よりも低い(図3参照)。このため、分圧
抵抗73、74による分圧電圧(F1 )は、設定値VR3
に到達せず、コンパレータ71からの比較出力(G1)
はHiのままである。
【0036】時刻t4 においても、分圧電圧(F1 )は
設定値VR3に達せず、コンパレータ71の比較出力(G
1 )はHiのままである(図2及び図3参照)。しか
し、時刻t4 においては、正常時の作動モードにおける
比較出力(E)と同じく、コンデンサ64の充電電圧
(C)の設定値VR2への上昇によりコンパレータ70の
比較出力(E1 )がHiに立ち上がる。このため、両比
較出力(E1 )と(G1 )の論理積、即ちANDゲート
72のゲート出力(H1 )がHiとなる。
設定値VR3に達せず、コンパレータ71の比較出力(G
1 )はHiのままである(図2及び図3参照)。しか
し、時刻t4 においては、正常時の作動モードにおける
比較出力(E)と同じく、コンデンサ64の充電電圧
(C)の設定値VR2への上昇によりコンパレータ70の
比較出力(E1 )がHiに立ち上がる。このため、両比
較出力(E1 )と(G1 )の論理積、即ちANDゲート
72のゲート出力(H1 )がHiとなる。
【0037】従って、このゲート出力(H1 )とコンパ
レータ65の比較出力(D1 )の論理和、即ちORゲー
ト66のゲート出力(I1 )がHiに立ち上がる。よっ
て、トランジスタ69がオンし昇圧回路300の昇圧動
作を停止させる。このため、点火用コンデンサ7の充電
電圧(J1 )が昇圧不十分なままで一定となり、分圧電
圧(F1 )も上昇不十分なままで一定となる。
レータ65の比較出力(D1 )の論理和、即ちORゲー
ト66のゲート出力(I1 )がHiに立ち上がる。よっ
て、トランジスタ69がオンし昇圧回路300の昇圧動
作を停止させる。このため、点火用コンデンサ7の充電
電圧(J1 )が昇圧不十分なままで一定となり、分圧電
圧(F1 )も上昇不十分なままで一定となる。
【0038】なお、厳密には時刻t4 からここに至るま
でには多少時間遅れがあるが、時刻t4 からのわずかな
時間(数十μs程度)では、分圧電圧(F1 )はまだ設
定値VR3に至らない。このため、コンパレータ71の比
較出力(G1 )はHiのままである。時刻t5 において
も、点火用コンデンサ7の充電電圧(J1 )は、上述と
同様に昇圧不十分なまま、一定であり、同様に、分圧電
圧(F1 )も上昇不十分なまま一定である。このため、
過電圧検出回路200からの検出信号(B1 )はLoの
ままである。
でには多少時間遅れがあるが、時刻t4 からのわずかな
時間(数十μs程度)では、分圧電圧(F1 )はまだ設
定値VR3に至らない。このため、コンパレータ71の比
較出力(G1 )はHiのままである。時刻t5 において
も、点火用コンデンサ7の充電電圧(J1 )は、上述と
同様に昇圧不十分なまま、一定であり、同様に、分圧電
圧(F1 )も上昇不十分なまま一定である。このため、
過電圧検出回路200からの検出信号(B1 )はLoの
ままである。
【0039】よって、コンデンサ64は、リセット放電
されることなく、その充電電圧(C1 )を上昇し続け
る。従って、各コンパレータ65、70の比較出力(D
1 )、(E1 )は、それぞれ、Lo、Hiのままとな
る。このため、両比較出力(E1)、(G1 )の論理積
(H1 )と(D1 )の論理和(I1 )はHiのままであ
る。その結果、昇圧回路300の昇圧動作は停止したま
まである。
されることなく、その充電電圧(C1 )を上昇し続け
る。従って、各コンパレータ65、70の比較出力(D
1 )、(E1 )は、それぞれ、Lo、Hiのままとな
る。このため、両比較出力(E1)、(G1 )の論理積
(H1 )と(D1 )の論理和(I1 )はHiのままであ
る。その結果、昇圧回路300の昇圧動作は停止したま
まである。
【0040】時刻t6 において、点火信号発生回路40
0が点火信号(A)を発生するとき、過電圧検出回路2
00の検出信号(B1 )がLoのままである(図2参
照)。このため、トランジスタ62がダイオード60及
び抵抗61を介し点火信号発生回路400から点火信号
(A)を受け、この点火信号(A)の立ち上がりにてオ
ンし、コンデンサ64を瞬時に放電させる。これによ
り、コンパレータ65からの比較出力(D1 )がHiに
立ち上がり、コンパレータ70の比較出力(E1 )がL
oに立ち下がる。
0が点火信号(A)を発生するとき、過電圧検出回路2
00の検出信号(B1 )がLoのままである(図2参
照)。このため、トランジスタ62がダイオード60及
び抵抗61を介し点火信号発生回路400から点火信号
(A)を受け、この点火信号(A)の立ち上がりにてオ
ンし、コンデンサ64を瞬時に放電させる。これによ
り、コンパレータ65からの比較出力(D1 )がHiに
立ち上がり、コンパレータ70の比較出力(E1 )がL
oに立ち下がる。
【0041】また、点火用サイリスタ6が、点火信号
(A)を受けてオンする。このため、点火用コンデンサ
7が放電するが、その放電電圧は点火栓10が点火でき
る程には大きくない。従って、点火栓10が点火するこ
となく、時刻t6 即ち時刻t0からの動作が繰り返され
て、内燃機関の回転数が落ちていく。このように回転数
が落ちると、1サイクルの時間幅(時刻t0 から時刻t
6 まで)が長くなるため、昇圧回路300が動作してい
る時間幅(時刻t2 から時刻t4 )の1サイクル中の比
率が小さくなっていく。
(A)を受けてオンする。このため、点火用コンデンサ
7が放電するが、その放電電圧は点火栓10が点火でき
る程には大きくない。従って、点火栓10が点火するこ
となく、時刻t6 即ち時刻t0からの動作が繰り返され
て、内燃機関の回転数が落ちていく。このように回転数
が落ちると、1サイクルの時間幅(時刻t0 から時刻t
6 まで)が長くなるため、昇圧回路300が動作してい
る時間幅(時刻t2 から時刻t4 )の1サイクル中の比
率が小さくなっていく。
【0042】ここで、点火用コンデンサ7の漏れ電流の
発生原因が、昇圧回路300の整流用ダイオード39の
逆回復遅れにあるとすれば、その逆回復時間は温度が高
い程長い。このため、昇圧回路300の動作時間の比率
が上述のように下がれば、この昇圧回路の発熱が減る。
これに伴い、温度が下がり、整流用ダイオード39の逆
回復時間が短くなる。従って、この整流用ダイオード3
9からの漏れ電流が減る。その結果、時刻t2 から時刻
t4 までの時間内に充電される点火用コンデンサ7の電
圧が徐々に上がっていく。
発生原因が、昇圧回路300の整流用ダイオード39の
逆回復遅れにあるとすれば、その逆回復時間は温度が高
い程長い。このため、昇圧回路300の動作時間の比率
が上述のように下がれば、この昇圧回路の発熱が減る。
これに伴い、温度が下がり、整流用ダイオード39の逆
回復時間が短くなる。従って、この整流用ダイオード3
9からの漏れ電流が減る。その結果、時刻t2 から時刻
t4 までの時間内に充電される点火用コンデンサ7の電
圧が徐々に上がっていく。
【0043】こうして、時刻t10(時刻t4 に相当する
場合よりも前の時刻)において、分圧抵抗73、74に
よる分圧電圧(F1 )が設定値VR3に到達する。このた
め、この時点まで何サイクルもHiのままであったコン
パレータ71の比較出力(G1 )が、ここでLoに立ち
下がる。しかし、コンパレータ70の比較出力(E1 )
はLoのため、この比較出力(E1 )とコンパレータ7
1の比較出力(G1 )の論理積、即ちANDゲート72
のゲート出力(H1 )はLoのままである。また、コン
パレータ65の比較出力(D1 )が、コンデンサ64の
充電電圧の上昇により、既に、時刻t8 にてLoに落ち
ている。
場合よりも前の時刻)において、分圧抵抗73、74に
よる分圧電圧(F1 )が設定値VR3に到達する。このた
め、この時点まで何サイクルもHiのままであったコン
パレータ71の比較出力(G1 )が、ここでLoに立ち
下がる。しかし、コンパレータ70の比較出力(E1 )
はLoのため、この比較出力(E1 )とコンパレータ7
1の比較出力(G1 )の論理積、即ちANDゲート72
のゲート出力(H1 )はLoのままである。また、コン
パレータ65の比較出力(D1 )が、コンデンサ64の
充電電圧の上昇により、既に、時刻t8 にてLoに落ち
ている。
【0044】このため、この比較出力(D1 )とゲート
出力(H1 )の論理和、即ちORゲート66のゲート出
力(I1 )がLoのままとなってトランジスタ69をオ
フのままに維持する。その結果、昇圧回路300はその
昇圧動作を継続する。時刻t11(時刻t4 に相当)にお
いて、コンパレータ70の比較出力(E1 )がHiに立
ち上がるが、コンパレータ71の比較出力(G1 )が分
圧電圧(F1)の上昇のためLoになっている。従っ
て、ゲート出力(H1 )がLoのままとなり、昇圧回路
300はその昇圧動作を継続する。
出力(H1 )の論理和、即ちORゲート66のゲート出
力(I1 )がLoのままとなってトランジスタ69をオ
フのままに維持する。その結果、昇圧回路300はその
昇圧動作を継続する。時刻t11(時刻t4 に相当)にお
いて、コンパレータ70の比較出力(E1 )がHiに立
ち上がるが、コンパレータ71の比較出力(G1 )が分
圧電圧(F1)の上昇のためLoになっている。従っ
て、ゲート出力(H1 )がLoのままとなり、昇圧回路
300はその昇圧動作を継続する。
【0045】時刻t12(時刻t5 に相当)においては、
点火用コンデンサ7の充電電圧(J1 )が設定値Vth
に達しない。このため、昇圧回路300はそのまま昇圧
を続ける。従って、時刻t13にて充電電圧(J1 )が設
定値Vthに達したとき点火栓10が点火する。次に、
充電監視回路700がない場合の動作を検討することに
より、本発明の有効性を検証してみる。
点火用コンデンサ7の充電電圧(J1 )が設定値Vth
に達しない。このため、昇圧回路300はそのまま昇圧
を続ける。従って、時刻t13にて充電電圧(J1 )が設
定値Vthに達したとき点火栓10が点火する。次に、
充電監視回路700がない場合の動作を検討することに
より、本発明の有効性を検証してみる。
【0046】時刻t1 から時刻t3 までの間において
は、充電監視回路700がある場合と同様である。コン
パレータ70がないため、時刻t4 において、比較出力
(E)がなく、コンパレータ65の比較出力(D)はL
oである。このため、トランジスタ69はオフしたまま
である。従って、昇圧回路300はその昇圧動作を継続
する。
は、充電監視回路700がある場合と同様である。コン
パレータ70がないため、時刻t4 において、比較出力
(E)がなく、コンパレータ65の比較出力(D)はL
oである。このため、トランジスタ69はオフしたまま
である。従って、昇圧回路300はその昇圧動作を継続
する。
【0047】時刻t5 においては、点火用コンデンサ7
の充電電圧(J2 )が、まだ、設定値Vthより低い。
このため、昇圧回路300は、その昇圧動作を停止でき
ずに継続する。時刻t6 において、点火用サイリスタ6
が点火信号発生回路400からの点火信号(A)に応答
してオンすると、点火用コンデンサ7は放電するが、そ
の電圧は点火栓10を点火するには不十分である。この
ため、点火栓10は点火できない。
の充電電圧(J2 )が、まだ、設定値Vthより低い。
このため、昇圧回路300は、その昇圧動作を停止でき
ずに継続する。時刻t6 において、点火用サイリスタ6
が点火信号発生回路400からの点火信号(A)に応答
してオンすると、点火用コンデンサ7は放電するが、そ
の電圧は点火栓10を点火するには不十分である。この
ため、点火栓10は点火できない。
【0048】一方、この場合の昇圧回路300の昇圧動
作範囲は、正常時の昇圧回路300の昇圧動作範囲が時
刻t2 から時刻t5 の範囲にあるのに比べ、充電電圧
(J)の上昇不足のため、時刻t6 まで増えている。ま
た、点火用コンデンサ7の漏れ電流の発生原因が、昇圧
回路300の整流用ダイオード39の逆回復遅れにある
とすると、昇圧回路300の整流用ダイオード39の逆
回復時間は、温度が高い程長い。
作範囲は、正常時の昇圧回路300の昇圧動作範囲が時
刻t2 から時刻t5 の範囲にあるのに比べ、充電電圧
(J)の上昇不足のため、時刻t6 まで増えている。ま
た、点火用コンデンサ7の漏れ電流の発生原因が、昇圧
回路300の整流用ダイオード39の逆回復遅れにある
とすると、昇圧回路300の整流用ダイオード39の逆
回復時間は、温度が高い程長い。
【0049】このため、昇圧回路300の昇圧動作時間
の比率が上がってこの昇圧回路の発熱が増えて温度が上
がる。これにより、整流用ダイオード39の逆回復時間
は更に長くなっていき、このダイオードからの漏れ電流
が増えていく。従って、点火用コンデンサ7に充電され
る電圧は更に下がっていく。その結果、点火栓10は点
火できず、内燃機関の回転数が下がり、ついには内燃機
関の停止を招く。
の比率が上がってこの昇圧回路の発熱が増えて温度が上
がる。これにより、整流用ダイオード39の逆回復時間
は更に長くなっていき、このダイオードからの漏れ電流
が増えていく。従って、点火用コンデンサ7に充電され
る電圧は更に下がっていく。その結果、点火栓10は点
火できず、内燃機関の回転数が下がり、ついには内燃機
関の停止を招く。
【0050】このような状態では、点火信号発生回路4
00から点火信号(A)が発生されなくなるため、昇圧
回路300の昇圧動作を停止するタイミングがなくな
る。従って、昇圧回路300はその昇圧動作をし続ける
こととなる。その結果、バッテリ1の無駄な電力消費を
招く。また、上述のように内燃機関の回転が停止した場
合、バッテリ1を充電する発電機(図示せず)の回転も
停止する。このため、イグニッションスイッチ2がオフ
されるまで、バッテリ1が放電し続け、ついには、バッ
テリ上がりに至るおそれもある。
00から点火信号(A)が発生されなくなるため、昇圧
回路300の昇圧動作を停止するタイミングがなくな
る。従って、昇圧回路300はその昇圧動作をし続ける
こととなる。その結果、バッテリ1の無駄な電力消費を
招く。また、上述のように内燃機関の回転が停止した場
合、バッテリ1を充電する発電機(図示せず)の回転も
停止する。このため、イグニッションスイッチ2がオフ
されるまで、バッテリ1が放電し続け、ついには、バッ
テリ上がりに至るおそれもある。
【0051】以上説明したように、充電監視回路700
がない場合に、点火用コンデンサ7の電圧が設定値Vt
hに至ることにより、昇圧回路300の昇圧動作が停止
できたとしても、その昇圧動作継続時間は通常よりも長
くなる。このため、バッテリ1の電力消費や昇圧回路3
00における発熱が大きい。これに対し、本発明では、
昇圧回路300の昇圧動作が昇圧制御回路500により
許容されても、点火用コンデンサ7の電圧が正常に上昇
しない場合には、昇圧回路300の昇圧動作が充電監視
回路700による上記監視のもとに発振停止回路600
により停止される。このため、バッテリ1の電力の無駄
な消費がなくなる。従って、バッテリ1のバッテリ上が
りが生じないので、その後、周囲温度が下がったとき、
正常な動作が可能である。
がない場合に、点火用コンデンサ7の電圧が設定値Vt
hに至ることにより、昇圧回路300の昇圧動作が停止
できたとしても、その昇圧動作継続時間は通常よりも長
くなる。このため、バッテリ1の電力消費や昇圧回路3
00における発熱が大きい。これに対し、本発明では、
昇圧回路300の昇圧動作が昇圧制御回路500により
許容されても、点火用コンデンサ7の電圧が正常に上昇
しない場合には、昇圧回路300の昇圧動作が充電監視
回路700による上記監視のもとに発振停止回路600
により停止される。このため、バッテリ1の電力の無駄
な消費がなくなる。従って、バッテリ1のバッテリ上が
りが生じないので、その後、周囲温度が下がったとき、
正常な動作が可能である。
【0052】なお、点火用コンデンサ7の内部リークが
原因で、同コンデンサ7の充電電圧が上昇しない場合も
上述と同様の作用効果を達成できる。 点火用サイリスタが誤点火した場合 点火用サイリスタ6が誤点弧したときも、点火用コンデ
ンサ7の充電電圧の分圧電圧が設定値VR3よりも下が
る。このため、昇圧回路300の昇圧動作が停止され得
る。従って、上述と同様の作用効果を達成できる。次
に、本発明の実施にあたっては、上記実施例に限ること
なく、以下のような種々の変形例によっても、上記実施
例と同様の作用効果を達成できる。
原因で、同コンデンサ7の充電電圧が上昇しない場合も
上述と同様の作用効果を達成できる。 点火用サイリスタが誤点火した場合 点火用サイリスタ6が誤点弧したときも、点火用コンデ
ンサ7の充電電圧の分圧電圧が設定値VR3よりも下が
る。このため、昇圧回路300の昇圧動作が停止され得
る。従って、上述と同様の作用効果を達成できる。次
に、本発明の実施にあたっては、上記実施例に限ること
なく、以下のような種々の変形例によっても、上記実施
例と同様の作用効果を達成できる。
【0053】上記実施例では、充電監視回路700を、
コンパレータ70、71を用いて構成したが、これに限
らず、例えば、マイクロコンピュータを用いて充電監視
回路700を構成してもよい。また、発振停止回路60
0も、コンパレータを用いることなく、例えば、トラン
ジスタで構成するようにしてもよい。
コンパレータ70、71を用いて構成したが、これに限
らず、例えば、マイクロコンピュータを用いて充電監視
回路700を構成してもよい。また、発振停止回路60
0も、コンパレータを用いることなく、例えば、トラン
ジスタで構成するようにしてもよい。
【0054】更に、昇圧回路300は、自励発振式のD
C−DCコンバータでなくてもよく、例えば、他励発振
式でもよい。更に、トランスを用いることなく、チョー
クコイルとスイッチング手段の組み合わせ等によって昇
圧回路300を構成してもよい。また、上記実施例にお
いては、本発明を二輪車に適用した例について説明した
が、これに代えて、本発明を自動車その他の各種車両や
船舶に適用して実施してもよい。
C−DCコンバータでなくてもよく、例えば、他励発振
式でもよい。更に、トランスを用いることなく、チョー
クコイルとスイッチング手段の組み合わせ等によって昇
圧回路300を構成してもよい。また、上記実施例にお
いては、本発明を二輪車に適用した例について説明した
が、これに代えて、本発明を自動車その他の各種車両や
船舶に適用して実施してもよい。
【0055】また、本発明の実施にあたっては、バッテ
リ1に限ることなく、適宜な直流電源を電源とする容量
放電式点火装置に本発明を適用してもよい。上記実施例
の各ハードロジック構成は、マイクロコンピュータによ
るフローチャートの各ステップでもって実現するように
してもよい。
リ1に限ることなく、適宜な直流電源を電源とする容量
放電式点火装置に本発明を適用してもよい。上記実施例
の各ハードロジック構成は、マイクロコンピュータによ
るフローチャートの各ステップでもって実現するように
してもよい。
【図1】本発明の一実施例を示す電子回路図である。
【図2】図1の主要構成要素の一部の出力波形を示すタ
イムチャートである。
イムチャートである。
【図3】図1の主要構成要素の残りの部分の出力波形を
示すタイムチャートである。
示すタイムチャートである。
1・・・バッテリ、7・・・点火用コンデンサ、9・・
・点火コイル、10・・・点火栓、70・・・コンパレ
ータ、300・・・昇圧回路、600・・・発振停止回
路、700・・・充電監視回路。
・点火コイル、10・・・点火栓、70・・・コンパレ
ータ、300・・・昇圧回路、600・・・発振停止回
路、700・・・充電監視回路。
Claims (2)
- 【請求項1】 直流電源からの直流電圧を昇圧する昇圧
手段と、 この昇圧手段により充電される点火用コンデンサと、 このコンデンサの充電電圧により内燃機関を点火させる
点火手段と、 前 記充電電圧の所望電圧までの昇圧状態を監視する昇圧
状態監視手段と、 この昇圧状態監視手段による監視により前記充電電圧が
前記所望電圧まで上昇しないとの結果となったとき、前
記昇圧手段の昇圧動作を停止させる昇圧停止手段とを備
え、 前記昇圧状態監視手段は、毎回の点火サイクルにおい
て、前記コンデンサの充電開始後、1回の点火サイクル
内で設定された所定の時間が経過するまでに前記充電電
圧が前記所望電圧まで上昇したか否かを監視するもので
あることを特徴とす る内燃機関用容量放電式点火装置。 - 【請求項2】 前記昇圧状態監視手段は、 前記コンデンサの充電開始後、前記所定の時間遅れでも
って前記充電電圧を設定電圧と比較する比較手段を備
え、 この比較手段による比較により前記充電電圧が前記設定
電圧よりも低いという結果になったとき、前記昇圧停止
手段が前記昇圧手段の昇圧動作を停止させることを特徴
とする請求項1に記載の内燃機関用容量放電式点火装
置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP27377694A JP3517994B2 (ja) | 1994-11-08 | 1994-11-08 | 内燃機関用容量放電式点火装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP27377694A JP3517994B2 (ja) | 1994-11-08 | 1994-11-08 | 内燃機関用容量放電式点火装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH08135548A JPH08135548A (ja) | 1996-05-28 |
JP3517994B2 true JP3517994B2 (ja) | 2004-04-12 |
Family
ID=17532421
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP27377694A Expired - Fee Related JP3517994B2 (ja) | 1994-11-08 | 1994-11-08 | 内燃機関用容量放電式点火装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3517994B2 (ja) |
Families Citing this family (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP4788918B2 (ja) | 2007-02-08 | 2011-10-05 | 国産電機株式会社 | コンデンサ放電式エンジン用点火装置の診断装置 |
JP2011094532A (ja) * | 2009-10-29 | 2011-05-12 | Mitsubishi Electric Corp | 内燃機関のためのプラズマ式点火装置 |
JP5584484B2 (ja) * | 2010-01-29 | 2014-09-03 | ダイハツ工業株式会社 | 火花点火式内燃機関の制御方法 |
JP5681425B2 (ja) * | 2010-09-27 | 2015-03-11 | ダイハツ工業株式会社 | 内燃機関の火花点火方法 |
-
1994
- 1994-11-08 JP JP27377694A patent/JP3517994B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH08135548A (ja) | 1996-05-28 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP2591078B2 (ja) | 内燃機関用点火装置 | |
KR950002633B1 (ko) | 내연기관용 점화장치 및 방법 | |
US6675784B2 (en) | Engine ignition system having fail-safe function | |
US5970938A (en) | Starter protection device | |
JP3517994B2 (ja) | 内燃機関用容量放電式点火装置 | |
JP2749746B2 (ja) | 内燃機関点火装置 | |
JP3059084B2 (ja) | 内燃機関点火制御装置 | |
JP2822736B2 (ja) | 内燃機関用点火装置 | |
JP3460192B1 (ja) | 内燃機関用点火装置の点火時点制御方法と点火時点制御装置 | |
JPS6036794Y2 (ja) | 内燃機関のプラズマ点火装置 | |
JPS5934487A (ja) | 内燃機関用点火装置 | |
JP3341349B2 (ja) | 素子の劣化検出装置 | |
JPS63150466A (ja) | 無接点点火装置 | |
JP2595152B2 (ja) | 内燃機関用点火装置 | |
JPS60169675A (ja) | 内燃機関用点火装置 | |
JP3460193B1 (ja) | 内燃機関用点火装置の低速時点火時点制御方法 | |
JPWO2005075817A1 (ja) | コンデンサ容量式点火装置 | |
JP3119087B2 (ja) | コンデンサ放電式内燃機関用点火装置 | |
JP2569852B2 (ja) | コンデンサ放電式内燃機関用点火装置 | |
JPS5958159A (ja) | 内燃機関の点火装置 | |
JPH03105068A (ja) | コンデンサ充放電式点火装置 | |
JP2002070705A (ja) | 容量放電式点火装置 | |
JP3460196B1 (ja) | 内燃機関用点火装置の起動方法と起動装置 | |
JPH10318109A (ja) | コンデンサ放電式内燃機関点火装置 | |
JP3216516B2 (ja) | 内燃機関用点火装置 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20040106 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20040119 |
|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |