JPH0615760Y2 - 合成樹脂製の装飾帯 - Google Patents

合成樹脂製の装飾帯

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JPH0615760Y2
JPH0615760Y2 JP14031288U JP14031288U JPH0615760Y2 JP H0615760 Y2 JPH0615760 Y2 JP H0615760Y2 JP 14031288 U JP14031288 U JP 14031288U JP 14031288 U JP14031288 U JP 14031288U JP H0615760 Y2 JPH0615760 Y2 JP H0615760Y2
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sheet
vinyl chloride
resin
metal vapor
ethylene
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JP14031288U
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直久 宮川
勝久 加藤
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トキワケミカル工業株式会社
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Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本考案は、車輛及び家具類等を表面に直線又は折曲して
接着することによつて意匠的な装飾価値を著しく高める
役目と、接触等に対する補強的な役目を果たすことがで
きる光輝の美観の優れた合成樹脂製の装飾帯に関するも
のである。
(従来の技術) 従来この種の装飾帯は、体裁よく安価に提供するために
塩化ビニール樹脂を主体とした構成材料が使用されてい
る。この塩化ビニール樹脂を主体としたものでは、長期
間の使用中に変色し、内部の金属光輝が悪化したり、ま
たコーナー部分の屈曲部分に皺が生じて大変に見苦しい
欠点がある。
そこで、表面に使用するアイオノマー樹脂の被着シート
と内部に埋設する光輝テープの最上面にアイオノマー樹
脂膜を設けた装飾帯が知られている。(例えば、実開昭
61-62099号公報) (考案が解決しようとする課題) 上記従来の技術で述べたものにおいては、被着シートと
光輝テープとの接合は一体的で強固に構成され、温度変
化に対する収縮膨張を防止する効果は認められる。然
し、この従来の光輝テープに使用するアイオノマー樹脂
は、非常に材料の流動性が悪く、薄肉の樹脂膜を作るこ
とが困難なために、下部の金属蒸着膜の表面に現出する
光輝が著しく劣る問題点とアイオノマー樹脂膜は、屈曲
性が劣るため光輝テープ自体が曲げにくいという問題点
もあつた。また、従来の光輝テープに使用するアルミニ
ウム等の金属蒸着膜は、アルミニウムの酸化のため金属
光択が大変に悪化するという問題点を有していた。
本考案、上記従来の問題点に鑑みてなされたものであ
り、その目的とする所は、装飾帯の表面に長期間に亘つ
て光輝を美しく保持させ、且つ装飾帯の内部に埋設する
光輝テープの上面にエチレン・コ・ポリマー樹脂シート
を使用して、金属蒸着膜との接着性の向上により金属蒸
着膜の剥離を防止すると共に、全体を柔軟で屈曲性に優
れて皺の生じない装飾帯と、表裏二重の金属蒸着膜によ
つて長期に亘つて光択を保持することを目的とした装飾
帯を提供しようとするものである。
(課題を解決するための手段) 本考案は上記目的を達成するために、上部の被着シート
(2)をアイオノマー樹脂とし、内部の光輝テープ(4)と下
部の塩化ビニールの基板シート(3)とで装飾帯本体(1)を
構成してある。この光輝テープ(4)には、最上部に該ア
イオノマー樹脂と相溶性のあるエチレン・コ・ポリマー
樹脂シート(9)を設け、その下面に表裏の両側にアルミ
ニウムの金属蒸着(7)、(8)を被着したポリエステルフイ
ルム(6)を重合する。また、前記金属蒸着膜(8)に接着剤
(10)を介して塩化ビニールの基板シート(3)とを一体的
に溶合してある。
そして、この装飾帯本体(1)によれば、内部の光輝テー
プ(4)を媒体として美観の優れた光輝を長期間に亘つて
確実に保持させ、且つ内部に埋設された光輝テープ(4)
の中間部分のエチレン・コ・ポリマー樹脂シート(9)に
よつて金属蒸着膜を強固に接着すると共に、屈曲性を著
しく良好とする製品を得るものである。
(作用) 本考案の装飾帯は上述のような構成からなり、今この装
飾帯を車輛、家具及び建築等に使用するには、基板シー
ト(3)の裏面に粘着テープ又は各種の接着剤を取着して
被接着物に接着すれば、被着シート(2)の表面にアルミ
ニウムの金属蒸着膜(7)、(8)が長期に亘つて重厚に金属
光択を現出させ装飾価値を高めると共に、装飾帯本体
(1)の屈曲を容易として皺の発生を防止するものであ
る。
(実施例) 次に、本考案の実施例を図面について説明すると、合成
樹脂を以て長手方向に帯状に成型される装飾帯本体(1)
は、表面に位置する外周にアイオノマー樹脂よりなる被
着シート(2)と、内部に埋設する光輝テープ(4)と、この
光輝テープ(4)の下部に塩化ビニールよりなる軟質性の
基板シート(3)とによつて一体的に成型されている。そ
して、前記被着シート(2)には、透明のアイオノマー樹
脂を使用し、その長手方向の両側には下向きの屈曲片
(5)(5)を形成することによつて、該光輝テープ(4)の両
側面を覆うようになつている。次に、該光輝テープ(4)
には、最上部に該アイオノマー樹脂の被着シート(2)と
相溶性のあるエチレン・コ・ポリマー樹脂シート(9)を
設ける。このエチレン・コ・ポリマー樹脂シート(9)の
下面には、ポリエステルフイルム(6)の表裏両面にアル
ミニウムの金属蒸着膜(7)と金属蒸着膜(8)とを被着して
ある。該ポリエステルフイルム(6)の下面の金属蒸着膜
(8)には、各種の接着剤(10)を介在して硬質性の塩化ビ
ニールシート(11)を重合してある。この塩化ビニールシ
ート(11)は、塩化ビニール樹脂よりなる軟質性の該基板
シート(3)と強固に一体的に重合接合するようになつて
いる。
(考案の効果) 本考案は、上述の如く構成されているので、下記に記載
する各効果を有するものである。すなわち、この装飾帯
によれば、透明性及び耐久性に優れているアイオノマー
樹脂の被着シートの内部に埋設する光輝テープを媒体と
して相溶性のない種類の合成樹脂の各々の長所と利点と
を活用して全体を確実強固に一体的に成型する効果があ
る。また、光輝テープの最上部のエチレン・コ・ポリマ
ー樹脂シートは、該被着シートのアイオノマー樹脂と相
溶性があるため、両者の接合面が強固に溶合して一体化
する効果がある。また、エチレン・コ・ポリマー樹脂シ
ートは、アイオノマー樹脂より柔軟性があるため、屈曲
性、伸縮性に著しく優れ、コーナー部分でも容易に曲げ
やすく皺が生じない優れた効果がある。更に、光輝テー
プの内部に位置する透明なポリエステルの上下両面にア
ルミニウムの金属蒸着膜を被着してあるので、従来の表
面のみの一層の金属蒸着膜より非常に鮮明で濃い光輝を
長期間に亘つて維持できる従来にない効果と、上部の金
属蒸着膜の表面は流動性の良いエチレン・コ・ポリマー
樹脂シートに保護され酸化や汚染される等の憂いがない
効果がある。また光輝テープの最下部に設けた塩化ビニ
ールシートは、塩化ビニールの基板シートと重合してあ
るので、両者は強固に融合接着して全体を一体的に接合
する優れた効果がある。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の一部欠除した斜面図、第2図は同じく
断面図、第3図は光輝テープの断面図である。 符号(1)は装飾帯本体、(2)は被着シート、(3)は基板シ
ート、(4)は光輝テープ、(6)はポリエステルフイルム、
(7)、(8)は金属蒸着膜、(9)はエチレン・コ・ポリマー
樹脂シート、(10)は接着剤、(11)は塩化ビニールシート
である。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】上部の被着シートをアイオノマー樹脂と
    し、内部の光輝テープを介在して下部に塩化ビニールよ
    りなる基板シートからなる合成樹脂製の装飾帯におい
    て、前記光輝テープには、最上部に該アイオノマー樹脂
    と相溶性のあるエチレン・コ・ポリマー樹脂シートを位
    置させ、該エチレン・コ・ポリマー樹脂シートの下面に
    は、上下の両面に金属蒸着膜を被着した透明なポリエス
    テルフイルムを重合し、前記ポリエステルフイルムの下
    面の金属蒸着膜に接着剤を介在して塩化ビニールシート
    を重合接着し、該塩化ビニールシートと塩化ビニールの
    該基板シートとを各重合一体化する事を特徴とする合成
    樹脂製の装飾帯。
JP14031288U 1988-10-26 1988-10-26 合成樹脂製の装飾帯 Expired - Lifetime JPH0615760Y2 (ja)

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JPH0259999U JPH0259999U (ja) 1990-05-01
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