JPH0746522Y2 - モールディング - Google Patents

モールディング

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JPH0746522Y2
JPH0746522Y2 JP8213589U JP8213589U JPH0746522Y2 JP H0746522 Y2 JPH0746522 Y2 JP H0746522Y2 JP 8213589 U JP8213589 U JP 8213589U JP 8213589 U JP8213589 U JP 8213589U JP H0746522 Y2 JPH0746522 Y2 JP H0746522Y2
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JP
Japan
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resin layer
molding
decorative film
transparent
film
Prior art date
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JP8213589U
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幸彦 矢田
紘一 伊藤
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Tokai Kogyo Co Ltd
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Tokai Kogyo Co Ltd
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Description

【考案の詳細な説明】 産業上の利用分野 本考案は、車両や船舶等に装着されるモールディングに
関する。
従来技術及びその課題 従来、顔料を含有したPVC層の表面にプライマーを介し
て透明ポリエステル樹脂層を有し、裏面には粘着剤を施
した装飾フィルムを、芯金の表面に圧着してなる車両用
モールディングが知られている。また、前記装飾フィル
ムの裏面の粘着剤を施さず、芯金との圧着時に接着剤を
施して装飾フィルムと芯金との接着を図った車両用モー
ルディングも知られている。
この場合の粘着剤は、アクリル樹脂などであるが、芯金
との接着力が充分でなく、接着後に芯金を異形に成形す
ると、表面のポリエステル樹脂層の剛性が勝り、装飾フ
ィルムが芯金より浮き上がる不具合が生じる。また、各
種の接着剤を芯金に施し焼き付け、装飾フィルムを圧着
する方法においては、接着剤が所定の部位以外にはみ出
し付着し、回りの芯金を光沢部分としてそのまま利用す
る場合には外観を悪くしたり、接着剤の槽の中で接着剤
が部分的に対流などして固形化した部分があると、装飾
フィルムを圧着した場合には異物のように外観を悪くす
るという問題がある。
課題を解決するための手段 本考案は、芯金と、該芯金に接着された装飾フィルムを
有してなるモールディングであって、前記装飾フィルム
は、合成樹脂フィルムと、該合成樹脂フィルムの両側に
位置する着色合成樹脂層と、該着色合成樹脂層の両側に
位置する透明アイオノマー樹脂層又は透明エチレンコポ
リマー樹脂層からなるモールディングにより前記課題を
解決したものである。
作用 装飾フィルムは、中心に合成樹脂フィルムを有して強度
を保つ。透明アイオノマー樹脂層又は透明エチレンコポ
リマー樹脂層は、装飾フィルムと芯金を強固に接着す
る。さらに、本考案の着色合成樹脂層は、発色機能と接
着機能を兼ね備えたものである。すなわち、この樹脂の
中に含有される着色材料が透明アイオノマー樹脂層又は
透明エチレンコポリマー樹脂層を通じてモールディング
の表面に好ましい色彩を与えるとともに、装飾フィルム
をその接着力によって一体化させ、芯金を成形する場合
においても、各々の樹脂層の浮き上がりや剥離を防止す
る。
また、装飾フィルムの表面に透明アイオノマー樹脂層又
は透明エチレンコポリマー樹脂層を有するモールディン
グでは、長期に亘り装飾フィルムを保護しモールディン
グの外観を維持する。
さらに、本考案のモールティングでは、装飾フィルム上
に弾性シール部材を形成することができる。この構成に
より、弾性シール部材は芯金と直接接着することがな
く、樹脂同士で接着することにより強固に取付けられ
る。
実施例 第1図は、本考案の第1実施例のモールディング10を示
す。このモールディング10は、主として車両用ルーフ・
モールディングとして使用され、芯金12と、芯金12の曲
げ部分を含む表面に接着された装飾フィルム14と、装飾
フィルム14の表面に位置する透明アイオノマー樹脂層16
と、装飾フィルムの表面に押出成形により接着された弾
性シール部材18を有してなる。
装飾フィルム14は、第2図に示されるように、中央の合
成樹脂フィルム20と、合成樹脂フィルム20の両側に位置
する着色合成樹脂層22,24と、着色合成樹脂層22,24の両
側に位置する透明アイオノマー樹脂層26,28からなり、
表裏がない。
合成樹脂フィルム20は、ポリエステル樹脂製フィルムで
あり、装飾フィルム12の強度を保つためのものである。
着色合成樹脂層22,24は、顔料等で所望の色に着色され
たウレタン系樹脂の層である。なお、着色合成樹脂層2
2,24にウレタン系樹脂を使用したのは、前述のポリエス
テル樹脂フィルム20とアイオノマー樹脂層26,28との接
着性に優れるためである。
本実施例のモールディング10の装飾フィルム14中の透明
アイオノマー樹脂層26,28はUV吸収剤が含有されていて
耐候性が良好であり、また、強度的に優れているので、
モールディング10の表面の美感を長期間維持することが
できる。そして、着色ウレタン樹脂層22,24の色彩を透
明透明アイオノマー樹脂層26を介して透視できるように
したので、モールディング10の表面では優れた色彩的美
感を得ることができ、車体の外装色と着色ウレタン樹脂
層22,24の色彩を適宜組合せることによってさらに望ま
しい美感を得ることができる。
ウレタン系樹脂層22,24は、着色材料を含有することに
より、モールディング10に色彩を与えるとともに、両側
に位置するポリエステル樹脂フィルム20と透明アイオノ
マー樹脂層26,28を強固に接着する。
アイオノマー樹脂層26,28は、芯金12と装飾フィルム14
を強固に接着する機能を備えており、従来のように容易
に剥離することがない。
弾性シール部材18は、オレフィン系樹脂からなり、装飾
フィルム14を介して芯金12と強固に接着しており、剥離
脱落することがなく、従来のように、接着剤汚れを起こ
すこともない。オレフィン系樹脂は、圧縮永久歪み値が
良いなどの点で、弾性シール部材の材料として適するこ
とが従来より知られているが、金属製の芯金、とりわけ
ステンレスとの接着性に困難な点があった。本考案で
は、装飾フィルム14中の透明アイオノマー樹脂層26,28
を介することにより、弾性シール部材18を強固かつ接着
汚れもなく芯金12に押出成形により接着させることがで
きる。
次に、第3図は、本考案の第2実施例のモールディング
30を示す。このモールディング30は、主として車両用ド
ア・モールディングとして使用され、芯金32と、芯金32
の曲げ部分を含む表面に部分的に接着された一対の装飾
フィルム34,35と、一方の装飾フィルム34の表面と芯金3
2の一部表面に位置する透明アイオノマー樹脂層36と、
装飾フィルム34,35の表面に接着された一対の弾性シー
ル部材38,39を有してなる。装飾フィルム34,35は、第1
実施例と同じ構成である。
本実施例のモールディング30では、芯金32の表面が装飾
フィルム32又は透明アイオノマー樹脂層36により保護さ
れている。また、装飾フィルム34の存在する部分ではそ
の色彩が与えられ、装飾フィルム34は存在しないが透明
アイオノマー樹脂層36が存在する部分では芯金32の金属
色が現出する。その他の効果は第1実施例と略々同じで
ある。
なお、上記アイオノマー樹脂の替わりにエチレンコポリ
マー樹脂を用いても同等である。また、以上の実施例で
は、着色合成樹脂層をウレタン系樹脂層として説明した
が、このような材料に限定されない。他に使用できる樹
脂には、ポリエステル系樹脂、酢酸ビニル系樹脂等があ
る。
考案の効果 本考案によるモールディングでは、アイオノマー樹脂又
はエチレンコポリマー樹脂層が芯金と装飾フィルムを強
固に接着し、着色合成樹脂層が合成樹脂フィルムとアイ
オノマー樹脂又はエチレンコポリマー樹脂層を強固に接
着してモールディングの成形時における浮き上がりを防
止する効果があるほか、着色合成樹脂層の色彩が、透明
合成樹脂層及び透明アイオノマー樹脂層を通じて外観に
現出するので、モールディングに所望の色彩的美感を与
えることができる。
請求項2のモールディングでは、透明アイオノマー樹脂
層又はエチレンコポリマー樹脂層が装飾フィルム及び芯
金を保護するので、より長期間に亘り、良好な外観を維
持することができる。
そして、請求項3のモールディングでは、弾性シール部
材が装飾フィルムを介して芯金に強固に取付けられ、接
着汚れを防止することができる。
【図面の簡単な説明】
図面は本考案の実施例を示し、第1図は第1実施例のモ
ールディングの斜視図、第2図は第1実施例のモールデ
ィングの装飾フィルムの断面図、第3図は第2実施例の
モールディングの斜視図である。 10,30……モールディング 12,32……芯金 14,34……装飾フィルム 16,36……透明アイオノマー樹脂層(又は透明エチレン
コポリマー樹脂層) 18,38,39……弾性シール部材 20……合成樹脂フィルム 22,24……着色合成樹脂層 26,28……透明アイオノマー樹脂層(又は透明エチレン
コポリマー樹脂層)

Claims (3)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】芯金と、該芯金に接着された装飾フィルム
    を有してなるモールディングであって、 前記装飾フィルムは、合成樹脂フィルムと、該合成樹脂
    フィルムの両側に位置する着色合成樹脂層と、該着色合
    成樹脂層の両側に位置する透明アイオノマー樹脂層又は
    透明エチレンコポリマー樹脂層からなることを特徴とす
    る、 モールディング。
  2. 【請求項2】前記装飾フィルムの外側にさらに透明アイ
    オノマー樹脂層又は透明エチレンコポリマー樹脂層を有
    する、請求項1記載のモールディング。
  3. 【請求項3】弾性シール部材が前記装飾フィルム上に形
    成されている、請求項1記載のモールディング。
JP8213589U 1989-07-14 1989-07-14 モールディング Expired - Lifetime JPH0746522Y2 (ja)

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JPH0323432U JPH0323432U (ja) 1991-03-12
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