JPH0520611Y2 - - Google Patents

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JPH0520611Y2
JPH0520611Y2 JP6225187U JP6225187U JPH0520611Y2 JP H0520611 Y2 JPH0520611 Y2 JP H0520611Y2 JP 6225187 U JP6225187 U JP 6225187U JP 6225187 U JP6225187 U JP 6225187U JP H0520611 Y2 JPH0520611 Y2 JP H0520611Y2
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layer
tape
decorative band
tape layer
resin film
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  • Vehicle Interior And Exterior Ornaments, Soundproofing, And Insulation (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本考案は自動車等の車輌に接着して表面が金属
光沢を有する装飾価値の高い美観を長期間に亘つ
て維持することを目的とした車輌用合成樹脂製装
飾帯に関するものである。
(従来の技術) 一般にこの種の装飾帯は、その表面を金属化す
るものでは、第5図に示す従来の如く、塩化ビニ
ールの基本帯体17に積層体を内蔵するもので
は、その積層体の表面にフツ化樹脂フイルム13
を位置させ、このフイルム13の下面には、裏面
にアルミ金属シート15を施こしたポリエステル
シート14を重合し、該アルミ金属シート15の
下面に塩化ビニールシート16を介在して塩化ビ
ニールの装飾帯12とを1体に成型したものが使
用されている。
然し、この構成からなる装飾帯によれば、表面
のフツ化樹脂フイルム13は、素材の色が悪く、
従つて光輝性及び装飾性に大変に劣る欠点と、フ
ツ化樹脂フイルム13とポリエステルシート14
との重合部分の接合個所より雨水が順次浸入し、
変色したりして汚染される等の欠点が生じてい
た。
(考案が解決しようとする問題点) 以上、従来のものは、装飾帯の表面における光
輝について何等考慮されず、内部の金属面が汚染
変色し、その解決が望まれていた。
また、表面の光輝テープ層と、異質の合成樹脂
よりなる基本部とは、順次剥離する問題点と、内
部に埋設したポリエステルシート14は、融合圧
着の成型時に不均等のため、確実に接着していな
いため長手方向の端末より容易に剥れたり変色し
たりする重大な問題点があつた。
本考案は上記の如き問題点に鑑みて考案したも
ので、その目的とする所は、装飾帯の材質の異な
る表面の透明又は半透明なアイオノマー樹脂膜と
基本部とを強固に1体化させ、且つ内部の光輝テ
ープ層が装飾帯の温度変化による伸縮を極力防止
し、皺が発生するのを防止すると共に、光輝のあ
る印刷層を永久に確保するようにする点にある。
(問題点を解決するための手段) 本考案は上記の如き従来の問題点を解決するも
ので、その構成とする要旨は、装飾帯の内部に埋
設する光輝テープ層2の表面にアイオノマー樹脂
膜6を位置させ、そのアイオノマー樹脂膜6の下
面に金属層又は印刷層7を施こしたポリエステル
テープ8を重合する。このポリエステルテープ8
の下面には、基本部3と同効質の透明樹脂層9を
積層し、且つ基本部3に光輝テープ層2の側面と
上面とをウレタン系の接着剤5を介在して1体成
型する点にある。従つて、樹脂材料が異なる相溶
性のない基本部と光輝テープ層とを強固に接着し
て永久的に表面が美しい装飾帯を得るにある。
(作用) 本考案は上述の如き構成からなり、今本考案の
取着使用を説明すると、装飾帯1を車輌等のボデ
ー外面に装着する時は、該装飾帯1の基本部3の
下面に接着剤を塗着して接着すると、光輝テープ
層2の内部のポリエステルテープ8の表面に設け
た金属層又は印刷層7が透明なアイオノマー樹脂
膜6に浮上して金属光沢を美麗に現出させるもの
である。
(実施例) 以下、本考案の実施態様について図面に示した
実施例に従つて説明すると、合成樹脂を以て長手
方向の帯状に成型される装飾帯1は、表面が透明
又は半透明なアイオノマー樹脂膜6よりなる光輝
テープ層2と、取付部となる熱可塑性樹脂の塩化
ビニール又はオレフイン系樹脂よりなる基本部3
から構成されている。前記光輝テープ層2には、
表面に透明な該アイオノマー樹脂膜6を使用し、
このアイオノマー樹脂膜6の下面には、表面に金
属層又は印刷層7を施こしたポリエステルテープ
8を重合せしめる。このポリエステルテープ8の
下面には、該基本部3と同効質の熱可塑性樹脂、
例えば塩化ビニール又はオレフイン系樹脂等の透
明樹脂層9を積層してある。次に、該基本部3の
長手方向の両側には、上向の起立片10,10を
形成すると共に、上面に該光輝テープ層2の上面
両端を被着する被覆部11を形成せしめてある。
前記基本部3と該光輝テープ層2とは、光輝テー
プ層2の左右側面と上面との1部にウレタン系の
接着剤5を介在して両者を1体成型してある。
次に、第4図に示すものは、本考案の他の実施
例を示すもので、前記光輝テープ層2の内部に位
置するポリエステルテープ8の表裏両面に該金属
層又は印刷層7を施こした構成となつている。
(考案の効果) 以上のように、本考案の装飾帯によれば、内部
に埋設した光輝テープ層を媒体として相溶性のな
い2種類の合成樹脂の各々の長所及び利点を活用
し、両者を確実強固に1体成型できる効果と、従
来の欠点である相溶性のない2種類の合成樹脂を
加熱押出成型しても金型より抽出時点で、引裂、
剥離するのを防止する優れた効果がある。また、
この装飾帯によれば、内部の光輝テープ層との接
合部より雨水の浸入を確実に防止して光輝テープ
層を汚染及び変色等から確実に保護すると云う実
用的な効果がある。そして、光輝テープ層の最上
面にアイオノマー樹脂膜を設けたので、長期間に
亘つて透明性及び耐候性に優れる効果と、下面の
ポリエステルテープに設けた金属層又は印刷層を
汚染して保護して長期間美麗に使用できる効果が
ある。また、装飾帯の主体構成材料である基本部
と、光輝テープ層の最下面の同効質の透明樹脂層
とが容易に接着結合して強固に1体化され、装飾
帯を著しく強固とする効果がある。更に、比較的
に安価な塩化ビニール又はオレフイン系樹脂を主
体として高価なアイオノマー樹脂膜を表面の必要
個所に使用して著しく安価に提供できる効果があ
る。また、基本部と光輝テープ層との側面と上面
との1部をウレタン系の接着剤を介在して1体化
したので、両者の接合面を確実に接着すると共
に、表面からの雨水の浸入を防止して印刷等の化
学変化を防止して見苦しさを解決する効果があ
る。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の斜面図、第2図は同じく断面
図、第3図は光輝テープ層の断面図、第4図は同
じく他の実施例を示す断面図、第5図は従来例を
示す断面図である。 符号1は装飾帯、2は光輝テープ層、3は基本
部、5は接着剤、6はアイオノマー樹脂膜、7は
金属層又は印刷層、8はポリエステルテープ、9
は透明樹脂層である。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 合成樹脂製より成型される装飾帯は、表面がア
    イオノマー樹脂膜よりなる光輝テープ層と取付部
    となる塩化ビニール又はオレフイン系樹脂よりな
    る基体部とからなる車輌用合成樹脂製装飾帯にお
    いて、前記光輝テープ層の表面にアイオノマー樹
    脂膜を位置させ、その下面には金属層又は印刷層
    を施こしたポリエステルテープを重合し、該ポリ
    エステルテープの下面には、該基体部と同効質の
    透明樹脂層を積層し、且つ該光輝テープ層の1部
    をウレタン系の接着剤を介在して基体部と1体成
    型した事を特徴とする車輌用合成樹脂製装飾帯。
JP6225187U 1987-04-24 1987-04-24 Expired - Lifetime JPH0520611Y2 (ja)

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JPH0746580Y2 (ja) * 1989-01-27 1995-10-25 トキワケミカル工業株式会社 車輌用合成樹脂製装飾帯

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