JPH07317Y2 - 車輌用の装飾帯 - Google Patents
車輌用の装飾帯Info
- Publication number
- JPH07317Y2 JPH07317Y2 JP1987025789U JP2578987U JPH07317Y2 JP H07317 Y2 JPH07317 Y2 JP H07317Y2 JP 1987025789 U JP1987025789 U JP 1987025789U JP 2578987 U JP2578987 U JP 2578987U JP H07317 Y2 JPH07317 Y2 JP H07317Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- layer
- metal core
- transparent resin
- decorative
- base layer
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
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Landscapes
- Vehicle Waterproofing, Decoration, And Sanitation Devices (AREA)
- Laminated Bodies (AREA)
- Vehicle Interior And Exterior Ornaments, Soundproofing, And Insulation (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本考案は自動車等の車輌に接着して意匠的な装飾価値を
高め、長期間に亘つて美観を維持することを目的とした
車輌用の装飾帯に関するものである。
高め、長期間に亘つて美観を維持することを目的とした
車輌用の装飾帯に関するものである。
(従来の技術) 一般にこの種の装飾帯は、安価に提供できる塩化ビニー
ルを主体とした構成材料を使用するのが普通である。然
し、この塩化ビニールを主体としたものは、長期間の使
用によつて容易に湾曲したり、光輝が悪化したり、変色
したりする等の欠点がある。
ルを主体とした構成材料を使用するのが普通である。然
し、この塩化ビニールを主体としたものは、長期間の使
用によつて容易に湾曲したり、光輝が悪化したり、変色
したりする等の欠点がある。
また、従来の光輝テープを内挿するものでは、第3図に
示す如く塩化ビニールの下面層(12)の内部に屈曲及び
膨張等を防止する金属辺(15)を埋設する。この下面層
(12)と変色等に強い、例えばアイオノマー樹脂の上面
層(11)との間に表面に銀色等の印刷膜を施したポリエ
ステルテープを介在して上下面層(11)・(12)を一体
に重合成型したものが実施されている。
示す如く塩化ビニールの下面層(12)の内部に屈曲及び
膨張等を防止する金属辺(15)を埋設する。この下面層
(12)と変色等に強い、例えばアイオノマー樹脂の上面
層(11)との間に表面に銀色等の印刷膜を施したポリエ
ステルテープを介在して上下面層(11)・(12)を一体
に重合成型したものが実施されている。
(考案が解決しようとする問題点) 然るに、前記従来のものは長期間に亘つて車輌に使用し
ていると、該上面層(11)と下面層(12)との接合箇所
より雨水が順次侵入する欠点が生じ、これによつて内部
のポリエステルテープの印刷膜が汚染変色し大変に見苦
しいばかりか、上面層(11)と下面層(12)とが異種の
物質のため順次剥離する問題点と、内部に埋設したポリ
エステルテープ(13)は該上面層(11)と下面層(12)
との何れにも成型時に溶合圧着の不均等により確実に接
着していないため、長手方向の端末より容易に剥がれた
り変色したりする重大な問題が生じていた。
ていると、該上面層(11)と下面層(12)との接合箇所
より雨水が順次侵入する欠点が生じ、これによつて内部
のポリエステルテープの印刷膜が汚染変色し大変に見苦
しいばかりか、上面層(11)と下面層(12)とが異種の
物質のため順次剥離する問題点と、内部に埋設したポリ
エステルテープ(13)は該上面層(11)と下面層(12)
との何れにも成型時に溶合圧着の不均等により確実に接
着していないため、長手方向の端末より容易に剥がれた
り変色したりする重大な問題が生じていた。
本考案は上記の如き従来の問題点に鑑みて考案したもの
で、その目的とする所は、装飾帯の材質の異なる表面層
と下部の基体層とを強固に一体化すると共に、内部の金
属芯体が上下の各層に強固に結合し、且つ内部の金属芯
体が装飾帯の屈曲を確実に防止すると共に、光輝のある
印刷層を永久に確保するようにする点にある。
で、その目的とする所は、装飾帯の材質の異なる表面層
と下部の基体層とを強固に一体化すると共に、内部の金
属芯体が上下の各層に強固に結合し、且つ内部の金属芯
体が装飾帯の屈曲を確実に防止すると共に、光輝のある
印刷層を永久に確保するようにする点にある。
(問題点を解決するための手段) 本考案は上記従来の問題点を解決しようとするもので、
その構成の要旨とする所は、合成樹脂によつて成型され
る装飾帯(1)は、表面に位置するアイオノマー樹脂の
表面層(2)と装飾帯(1)の内部に埋設する薄肉の金
属芯体(5)と、オレフイン系樹脂の基体層(3)とか
ら成つている。そして、該金属芯体(5)の最上面に
は、該表面層(2)と同一の樹脂材料よりなる透明樹脂
層(7)を重合し、また金属芯体(5)と該基体層
(3)との接合面には、基体層(3)と同一の樹脂材料
よりなる透明樹脂層(8)を重合して一体成型する点に
ある。従つて、樹脂材料が異なる相溶性のない各樹脂を
強固に接着して永久的に美しい装飾帯を得るにある。ま
た、装飾帯の内部に埋設した金属芯体によつて、温度変
化に対する収縮膨張及び剥離を防止し、光輝の優れた装
飾帯を得ることを目的としたものである。
その構成の要旨とする所は、合成樹脂によつて成型され
る装飾帯(1)は、表面に位置するアイオノマー樹脂の
表面層(2)と装飾帯(1)の内部に埋設する薄肉の金
属芯体(5)と、オレフイン系樹脂の基体層(3)とか
ら成つている。そして、該金属芯体(5)の最上面に
は、該表面層(2)と同一の樹脂材料よりなる透明樹脂
層(7)を重合し、また金属芯体(5)と該基体層
(3)との接合面には、基体層(3)と同一の樹脂材料
よりなる透明樹脂層(8)を重合して一体成型する点に
ある。従つて、樹脂材料が異なる相溶性のない各樹脂を
強固に接着して永久的に美しい装飾帯を得るにある。ま
た、装飾帯の内部に埋設した金属芯体によつて、温度変
化に対する収縮膨張及び剥離を防止し、光輝の優れた装
飾帯を得ることを目的としたものである。
(実施例) 以下、本考案の実施態様について、図面に示した実施例
に従つて説明する。合成樹脂を以て長手方向の帯状に成
型される装飾帯(1)は、表面に位置するアイオノマー
樹脂よりなる表面層(2)と、該装飾帯(1)の内部に
埋設される光輝を有する金属芯体(5)と、オレフイン
系樹脂よりなる基体層(3)とから構成されている。前
記表面層(2)は透明のアイオノマー樹脂を使用し、該
金属芯体(5)を上部から被覆するようになつている。
また、該基体層(3)はオレフイン系樹脂を以て長手方
向に形成され、その両側には上向きの起立片(9)
(9)を設けて該金属芯体(5)を包含するようになつ
ている。
に従つて説明する。合成樹脂を以て長手方向の帯状に成
型される装飾帯(1)は、表面に位置するアイオノマー
樹脂よりなる表面層(2)と、該装飾帯(1)の内部に
埋設される光輝を有する金属芯体(5)と、オレフイン
系樹脂よりなる基体層(3)とから構成されている。前
記表面層(2)は透明のアイオノマー樹脂を使用し、該
金属芯体(5)を上部から被覆するようになつている。
また、該基体層(3)はオレフイン系樹脂を以て長手方
向に形成され、その両側には上向きの起立片(9)
(9)を設けて該金属芯体(5)を包含するようになつ
ている。
次に、前記金属芯体(5)は内部にアルミ箔シート等の
0.1mm以下の金属条片の表面に印刷又は塗装等よりなる
銀色等の印刷層(6)を構成せしめてある。また、該印
刷層(6)の上面には該表面層(2)と同様なアイオノ
マー樹脂の透明体よりなる透明樹脂(7)を重合してあ
る。該金属芯体(5)の下面には各種の接着剤を介在又
は介在せずせして該基体層(3)と、相溶する樹脂材料
の透明よりなる透明樹脂層(8)を重合して全体を押出
し成型を以て一体形成するものである。
0.1mm以下の金属条片の表面に印刷又は塗装等よりなる
銀色等の印刷層(6)を構成せしめてある。また、該印
刷層(6)の上面には該表面層(2)と同様なアイオノ
マー樹脂の透明体よりなる透明樹脂(7)を重合してあ
る。該金属芯体(5)の下面には各種の接着剤を介在又
は介在せずせして該基体層(3)と、相溶する樹脂材料
の透明よりなる透明樹脂層(8)を重合して全体を押出
し成型を以て一体形成するものである。
次に第3図に示す従来例のもは、塩化ビニールの下面層
(12)の内部に薄肉の金属片(15)を埋設する。この下
面層(12)の上部に透明塩化ビニール等の上面層(11)
との間にポリエステルテープ(13)に介在して一体的に
成型する。該ポリエステルテープ(13)の表面には、各
色の印刷膜(14)を塗着した構成となつている。ポリエ
ステルテープと金属片の二種類を使用する欠点と、長手
方向の端末より内部のポリエステルテープ(13)に雨水
が順次侵入し変色する欠点がある。
(12)の内部に薄肉の金属片(15)を埋設する。この下
面層(12)の上部に透明塩化ビニール等の上面層(11)
との間にポリエステルテープ(13)に介在して一体的に
成型する。該ポリエステルテープ(13)の表面には、各
色の印刷膜(14)を塗着した構成となつている。ポリエ
ステルテープと金属片の二種類を使用する欠点と、長手
方向の端末より内部のポリエステルテープ(13)に雨水
が順次侵入し変色する欠点がある。
(作用) 本考案は上述の如き構成からなり、今この考案の取着使
用を説明すると、装飾帯(1)を車輌等のボデー外面に
装着する時は、該装飾帯(1)の基体層(3)の下面に
接着剤を塗着して取着すると、内部の金属芯体(5)の
表面に設けた印刷層(6)が表面層(2)に浮上して金
属光沢を美麗に現出させるものである。
用を説明すると、装飾帯(1)を車輌等のボデー外面に
装着する時は、該装飾帯(1)の基体層(3)の下面に
接着剤を塗着して取着すると、内部の金属芯体(5)の
表面に設けた印刷層(6)が表面層(2)に浮上して金
属光沢を美麗に現出させるものである。
(考案の効果) 本考案は上述のように、この装飾帯によれば内部に埋設
した光輝のある金属芯体を媒体として相溶性のない二種
類の合成樹脂の各々の長所及び利点を活用し、且つ接着
剤を使用しないで両者を確実強固に一体成型でき、従来
の如く相溶性のない二種類の合成樹脂を加熱押出成型し
ても金型より抽出時点において引裂、剥離するのを防止
する効果がある。
した光輝のある金属芯体を媒体として相溶性のない二種
類の合成樹脂の各々の長所及び利点を活用し、且つ接着
剤を使用しないで両者を確実強固に一体成型でき、従来
の如く相溶性のない二種類の合成樹脂を加熱押出成型し
ても金型より抽出時点において引裂、剥離するのを防止
する効果がある。
また、この装飾帯によれば内部の金属芯体との上下の接
合部より雨水の侵入を確実に防止して、金属芯体を汚染
及び変色等から確実に保護すると云う実利的な効果があ
る。そして、金属芯体とアイオノマー表面層との間に相
溶性の透明樹脂層とを重合せしめたことによつて、アイ
オノマー樹脂同志の溶着が確実となつて両者は緊密強固
に溶着すると共に、透明性及び耐候性に大変優れる効果
と、金属芯体の表面の印刷層を汚染から保護して長期間
に亘つて美麗に使用せしめる効果がある。また、該金属
芯体の最下面には、オレフイン系樹脂の基体層と相溶す
る透明樹脂層とを重合せしめたことにより両者は確実に
接合すると共に、内部に空気が侵入しないので長期間に
亘つて剥離する憂いがない効果がある。更に、装飾帯の
内部に埋設した印刷層を設けた金属芯体によれば、装飾
帯の線膨張及び折り曲げを確実に防止し、全体を強靱化
せしめる効果と、従来の如く金属片と印刷したポリエス
テルテープとの両方を別々に埋設した複雑な構造を解決
し、金属芯体の一種類を以て兼用するため大変に構造が
簡単となり製造も容易となる優れた効果がある。
合部より雨水の侵入を確実に防止して、金属芯体を汚染
及び変色等から確実に保護すると云う実利的な効果があ
る。そして、金属芯体とアイオノマー表面層との間に相
溶性の透明樹脂層とを重合せしめたことによつて、アイ
オノマー樹脂同志の溶着が確実となつて両者は緊密強固
に溶着すると共に、透明性及び耐候性に大変優れる効果
と、金属芯体の表面の印刷層を汚染から保護して長期間
に亘つて美麗に使用せしめる効果がある。また、該金属
芯体の最下面には、オレフイン系樹脂の基体層と相溶す
る透明樹脂層とを重合せしめたことにより両者は確実に
接合すると共に、内部に空気が侵入しないので長期間に
亘つて剥離する憂いがない効果がある。更に、装飾帯の
内部に埋設した印刷層を設けた金属芯体によれば、装飾
帯の線膨張及び折り曲げを確実に防止し、全体を強靱化
せしめる効果と、従来の如く金属片と印刷したポリエス
テルテープとの両方を別々に埋設した複雑な構造を解決
し、金属芯体の一種類を以て兼用するため大変に構造が
簡単となり製造も容易となる優れた効果がある。
第1図は本考案の一部欠除した斜面図、第2図は同じく
縦断側面図、第3図は従来例の縦断側面図である。 符号(1)は装飾帯、(2)は表面層、(3)は基体
層、(5)は金属芯体、(6)は印刷層、(7)・
(8)は透明樹脂層である。
縦断側面図、第3図は従来例の縦断側面図である。 符号(1)は装飾帯、(2)は表面層、(3)は基体
層、(5)は金属芯体、(6)は印刷層、(7)・
(8)は透明樹脂層である。
Claims (1)
- 【請求項1】合成樹脂を以て長手方向の帯状に成型され
る装飾帯(1)は、表面に位置するアイオノマー樹脂よ
りなる表面層(2)と該装飾帯(1)の内部に位置する
アルミ箔シートの上部に印刷層(6)を設けた光輝の有
する金属芯体(5)とオレフイン系樹脂の基体層(3)
とからなる車輌用の装飾帯において、前記金属芯体
(5)の最上面には、アイオノマー樹脂の透明樹脂層
(7)を位置し、該金属芯体(5)の最下面には、該基
体層(3)と相溶する透明樹脂層(8)を重合し、該透
明樹脂層(8)と該透明樹脂層(7)との間には金属条
面片に印刷又は塗装による印刷層(6)を介在重合し、
且つ該基体層(3)には、長手方向に沿つた相対する両
側に上向きの起立片(9)(9)を設けて該金属芯体
(5)を包含して全体を一体成型したことを特徴とする
車輌用の装飾帯。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1987025789U JPH07317Y2 (ja) | 1987-02-24 | 1987-02-24 | 車輌用の装飾帯 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1987025789U JPH07317Y2 (ja) | 1987-02-24 | 1987-02-24 | 車輌用の装飾帯 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS63133447U JPS63133447U (ja) | 1988-08-31 |
JPH07317Y2 true JPH07317Y2 (ja) | 1995-01-11 |
Family
ID=30826266
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1987025789U Expired - Lifetime JPH07317Y2 (ja) | 1987-02-24 | 1987-02-24 | 車輌用の装飾帯 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH07317Y2 (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US8869349B2 (en) | 2010-10-15 | 2014-10-28 | Techtronic Floor Care Technology Limited | Steering assembly for surface cleaning device |
US9282862B2 (en) | 2011-10-14 | 2016-03-15 | Techtronic Floor Care Technology Limited | Steering assembly for surface cleaning device |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH0746580Y2 (ja) * | 1989-01-27 | 1995-10-25 | トキワケミカル工業株式会社 | 車輌用合成樹脂製装飾帯 |
Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS6169984A (ja) * | 1984-09-14 | 1986-04-10 | Ichikoh Ind Ltd | 車輌表面に貼付されるマ−クの成形方法及びそのマ−ク |
Family Cites Families (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5971798U (ja) * | 1982-11-08 | 1984-05-16 | 日本写真印刷株式会社 | 金属模様装飾物 |
JPS6339111Y2 (ja) * | 1984-09-27 | 1988-10-14 |
-
1987
- 1987-02-24 JP JP1987025789U patent/JPH07317Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Patent Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS6169984A (ja) * | 1984-09-14 | 1986-04-10 | Ichikoh Ind Ltd | 車輌表面に貼付されるマ−クの成形方法及びそのマ−ク |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US8869349B2 (en) | 2010-10-15 | 2014-10-28 | Techtronic Floor Care Technology Limited | Steering assembly for surface cleaning device |
US9282862B2 (en) | 2011-10-14 | 2016-03-15 | Techtronic Floor Care Technology Limited | Steering assembly for surface cleaning device |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS63133447U (ja) | 1988-08-31 |
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