JPH06156716A - ドアの自動移載装置 - Google Patents
ドアの自動移載装置Info
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- JPH06156716A JPH06156716A JP33524692A JP33524692A JPH06156716A JP H06156716 A JPH06156716 A JP H06156716A JP 33524692 A JP33524692 A JP 33524692A JP 33524692 A JP33524692 A JP 33524692A JP H06156716 A JPH06156716 A JP H06156716A
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- Japan
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- door
- hanger
- slide
- cylinder
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 ドアの自動移載を、従来のようなロボットを
用いた大がかりな装置によるのではなくもっと安価な装
置で行う。 【構成】 台車1に載置されたドア2をハンガー10に
移載する装置であって、位置決めされた台車1上のドア
2を前記ハンガー10に対して位置決めするための位置
決め機構6,6と、この位置決め機構6,6により位置
決めされた状態のドア2を把持するための、前記ハンガ
ー10に設けられた把持機構70と、この把持機構70
を操作すべくスライドアタッチ20を移動させるための
移動機構7と、前記台車1に設けられた支持部材45に
よるドア2の支持を解除するための解除機構8とを備え
た移載装置とする。
用いた大がかりな装置によるのではなくもっと安価な装
置で行う。 【構成】 台車1に載置されたドア2をハンガー10に
移載する装置であって、位置決めされた台車1上のドア
2を前記ハンガー10に対して位置決めするための位置
決め機構6,6と、この位置決め機構6,6により位置
決めされた状態のドア2を把持するための、前記ハンガ
ー10に設けられた把持機構70と、この把持機構70
を操作すべくスライドアタッチ20を移動させるための
移動機構7と、前記台車1に設けられた支持部材45に
よるドア2の支持を解除するための解除機構8とを備え
た移載装置とする。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、自動車の組み立てライ
ンにおけるドアの取り外し工程において、台車で搬送さ
れてきたドアをハンガーに載せ掛ける際に用いられる、
ドアの自動移載装置に関する。
ンにおけるドアの取り外し工程において、台車で搬送さ
れてきたドアをハンガーに載せ掛ける際に用いられる、
ドアの自動移載装置に関する。
【0002】
【従来の技術】一般的に、自動車の組み立てにおいて
は、作業の効率化を図るためにドアを一旦ボディから外
しており、このために、この外したドアを搬送用のハン
ガーに移載する作業が行われている。従来、この移載作
業はロボットを用いて自動で行われていた。
は、作業の効率化を図るためにドアを一旦ボディから外
しており、このために、この外したドアを搬送用のハン
ガーに移載する作業が行われている。従来、この移載作
業はロボットを用いて自動で行われていた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このロ
ボットを用いた自動移載装置は大がかりなものとなるた
め多額の設備投資を要し、従ってコストが上昇するとい
う問題があった。本発明はこの問題に鑑みなされたもの
で、ドアの自動移載を安価に行うことができる自動移載
装置を提供することを目的とする。
ボットを用いた自動移載装置は大がかりなものとなるた
め多額の設備投資を要し、従ってコストが上昇するとい
う問題があった。本発明はこの問題に鑑みなされたもの
で、ドアの自動移載を安価に行うことができる自動移載
装置を提供することを目的とする。
【0004】
【課題を解決するための手段】このため本発明は、位置
決めされた台車上のドアを前記ハンガーに対して位置決
めするための位置決め機構と、この位置決め機構により
位置決めされた状態のドアを把持するための、前記ハン
ガーに設けられた把持機構と、この把持機構を操作すべ
くスライドアタッチを移動させるための移動機構と、前
記台車に設けられた支持部材によるドアの支持を解除す
るための解除機構とを備えた自動移載装置としたことを
特徴とする。
決めされた台車上のドアを前記ハンガーに対して位置決
めするための位置決め機構と、この位置決め機構により
位置決めされた状態のドアを把持するための、前記ハン
ガーに設けられた把持機構と、この把持機構を操作すべ
くスライドアタッチを移動させるための移動機構と、前
記台車に設けられた支持部材によるドアの支持を解除す
るための解除機構とを備えた自動移載装置としたことを
特徴とする。
【0005】
【作用】上記構成によれば、位置決めされた台車に載置
されたドアは、先ず位置決め機構によりハンガーに対し
て位置決めされる。次に、この位置決めされたドアは、
ハンガーに設けられた把持機構のスライドアタッチを移
動機構によって移動することによりハンガー側に把持さ
れる。然る後、解除機構を作動することにより、ドアの
台車側の支持が解除される。こうして、ドアをハンガー
側で把持する一方、このドアの台車側の支持を解除した
後、台車のリフタを下降させてこのドアをハンガー側に
載せ掛ける。以上でドアは、台車からハンガーに移載さ
れる。
されたドアは、先ず位置決め機構によりハンガーに対し
て位置決めされる。次に、この位置決めされたドアは、
ハンガーに設けられた把持機構のスライドアタッチを移
動機構によって移動することによりハンガー側に把持さ
れる。然る後、解除機構を作動することにより、ドアの
台車側の支持が解除される。こうして、ドアをハンガー
側で把持する一方、このドアの台車側の支持を解除した
後、台車のリフタを下降させてこのドアをハンガー側に
載せ掛ける。以上でドアは、台車からハンガーに移載さ
れる。
【0006】
【実施例】次に、本発明の実施例を図1ないし図18に
基づいて説明する。図1は、本例のドアの自動移載装置
(以下、単に「移載装置」という)およびその周辺のレ
イアウトを示している。図示手前には組み立てラインが
配置されており、このライン上をボディB〜Bが一定の
間隔をおいて移動している。この組み立てラインの図示
奥側の側方には同ラインに沿ってレール60が敷設され
ており、このレール60上を台車1が自走するようにな
っている。また、このレール60の図示ほぼ中程は他の
部位とは分断されたスライドレール4とされており、こ
のスライドレール4は他の部位と一直線につながった状
態となる位置と以下説明するドア吊り上げ部3内との間
をシリンダ61の作動によって平行移動するようになっ
ている。このスライドレール4の移動により、台車1は
レール60上を自走した後、ドア吊り上げ部3内に移動
し、またこれとは逆にドア吊り上げ部3内からレール6
0上に戻されて組み立てラインに沿って移動できるよう
になっている。
基づいて説明する。図1は、本例のドアの自動移載装置
(以下、単に「移載装置」という)およびその周辺のレ
イアウトを示している。図示手前には組み立てラインが
配置されており、このライン上をボディB〜Bが一定の
間隔をおいて移動している。この組み立てラインの図示
奥側の側方には同ラインに沿ってレール60が敷設され
ており、このレール60上を台車1が自走するようにな
っている。また、このレール60の図示ほぼ中程は他の
部位とは分断されたスライドレール4とされており、こ
のスライドレール4は他の部位と一直線につながった状
態となる位置と以下説明するドア吊り上げ部3内との間
をシリンダ61の作動によって平行移動するようになっ
ている。このスライドレール4の移動により、台車1は
レール60上を自走した後、ドア吊り上げ部3内に移動
し、またこれとは逆にドア吊り上げ部3内からレール6
0上に戻されて組み立てラインに沿って移動できるよう
になっている。
【0007】このように構成された台車1によって、一
旦ボディBから取り外されたドア2はドア吊り上げ部3
内に搬送され、以下説明する移載装置によってこの台車
1からハンガー10に移載される。
旦ボディBから取り外されたドア2はドア吊り上げ部3
内に搬送され、以下説明する移載装置によってこの台車
1からハンガー10に移載される。
【0008】ドア吊り上げ部3は、組み立てライン側を
除く三方を安全柵3aで囲われている。この安全柵3a
の開口側の先端にはエリアセンサ5a,5bが配置され
ており、ドア吊り上げ部3内への作業者の侵入が検知さ
れるようになっている。この両エリアセンサ5a,5b
は、組み立てラインの移動方向に対して直交する方向に
移動するようになっており、スライドレール4が前進し
て台車1がドア吊り上げ部3内に侵入すると同時に両エ
リアセンサ5a,5bは外側(組み立てライン側)に移
動し(図示する状態)、これによりレール60よりも移
載装置側に作業者が侵入した時には移載装置が停止され
て作業者の安全が確保されるようになっている。また、
ドア2の移載完了後、スライドレール4が後退して台車
1が組み立てライン側に戻されると、両エリアセンサ5
a,5bは反対方向(組み立てラインから離れる方向)
に移動し、これにより台車1は両エリアセンサ5a,5
bの監視外とされる一方、ハンガー10の上昇時におけ
るドア吊り上げ部3内への作業者の侵入が検知され、こ
の時にも移載装置が停止されるようになっている。この
ように構成された安全柵3aの内側に移載装置が配置さ
れてドア吊り上げ部3が構成されている。
除く三方を安全柵3aで囲われている。この安全柵3a
の開口側の先端にはエリアセンサ5a,5bが配置され
ており、ドア吊り上げ部3内への作業者の侵入が検知さ
れるようになっている。この両エリアセンサ5a,5b
は、組み立てラインの移動方向に対して直交する方向に
移動するようになっており、スライドレール4が前進し
て台車1がドア吊り上げ部3内に侵入すると同時に両エ
リアセンサ5a,5bは外側(組み立てライン側)に移
動し(図示する状態)、これによりレール60よりも移
載装置側に作業者が侵入した時には移載装置が停止され
て作業者の安全が確保されるようになっている。また、
ドア2の移載完了後、スライドレール4が後退して台車
1が組み立てライン側に戻されると、両エリアセンサ5
a,5bは反対方向(組み立てラインから離れる方向)
に移動し、これにより台車1は両エリアセンサ5a,5
bの監視外とされる一方、ハンガー10の上昇時におけ
るドア吊り上げ部3内への作業者の侵入が検知され、こ
の時にも移載装置が停止されるようになっている。この
ように構成された安全柵3aの内側に移載装置が配置さ
れてドア吊り上げ部3が構成されている。
【0009】なお、台車1は、図18に示すように上下
方向に移動するリフタ1aを備えており、ドア2はこの
リフタ1a上に立て掛けられた姿勢で載置されるように
なっている。また、図中45はドア2を倒れないように
支えておくためのゴムローラであり、このゴムローラ4
5はリフタ1aの上端に上下方向回動可能に支持された
ゴムローラアーム45aの先端に取付けられている。こ
のように構成された台車1は従来より公知のものであ
り、本例において特に変更を要しない。
方向に移動するリフタ1aを備えており、ドア2はこの
リフタ1a上に立て掛けられた姿勢で載置されるように
なっている。また、図中45はドア2を倒れないように
支えておくためのゴムローラであり、このゴムローラ4
5はリフタ1aの上端に上下方向回動可能に支持された
ゴムローラアーム45aの先端に取付けられている。こ
のように構成された台車1は従来より公知のものであ
り、本例において特に変更を要しない。
【0010】また、ハンガー10はドア吊り上げ部3の
上方において昇降可能に支持されており、このドア吊り
上げ部3のほぼ中央に下降されてドア2が移載され、上
方に移動してこのドア2を所定の位置まで搬送するよう
構成されている。なお、図中10aは、このハンガー1
0の昇降動を案内するためのガイドレールである。
上方において昇降可能に支持されており、このドア吊り
上げ部3のほぼ中央に下降されてドア2が移載され、上
方に移動してこのドア2を所定の位置まで搬送するよう
構成されている。なお、図中10aは、このハンガー1
0の昇降動を案内するためのガイドレールである。
【0011】さて、移載装置は台車1に載置されたドア
2をハンガー10に移載するための装置であって、台車
1に載置された状態のドア2を前後両側(図1において
左右両側)から挟んで若干持ち上げた状態に位置決めす
るための位置決め機構6と、ハンガー10側に設けられ
て、この持ち上げた状態のドア2を把持するための把持
機構70と、この把持機構70を作動させるべくスライ
ドアタッチ20を移動させるための移動機構7と、台車
1に設けられた上記ゴムローラ45を上方へ移動させて
ドア2の支持を解除するための解除機構8とを備えてい
る。以下、各機構について説明する。
2をハンガー10に移載するための装置であって、台車
1に載置された状態のドア2を前後両側(図1において
左右両側)から挟んで若干持ち上げた状態に位置決めす
るための位置決め機構6と、ハンガー10側に設けられ
て、この持ち上げた状態のドア2を把持するための把持
機構70と、この把持機構70を作動させるべくスライ
ドアタッチ20を移動させるための移動機構7と、台車
1に設けられた上記ゴムローラ45を上方へ移動させて
ドア2の支持を解除するための解除機構8とを備えてい
る。以下、各機構について説明する。
【0012】先ず、図2〜図5に基づいて位置決め機構
6について説明する。この位置決め機構6は台車1によ
ってドア吊り上げ部3内に搬入されたドア2を両側方か
ら挟んで若干持ち上げた状態に位置決めするためのもの
で、図2に示すように搬入されたドア2に対して左右に
対向して配置されている。すなわち、コモンベース11
の上にはサブベース12が取付けられており、このサブ
ベース12の上には左右一対のアタッチシフトシリンダ
13,14が相互に対向して取付けられている。図示左
側のアタッチシフトシリンダ13には先端にV溝が形成
されたアタッチ15が取付けられており、同シリンダ1
3を作動させることによりこのアタッチ15を左右方向
に進退させるようになっている。なお、シリンダ13の
エア圧はエアレギュレータ(図示省略)によって調整で
きるようになっており、以下述べるシリンダ14のエア
圧よりも低く設定されている。
6について説明する。この位置決め機構6は台車1によ
ってドア吊り上げ部3内に搬入されたドア2を両側方か
ら挟んで若干持ち上げた状態に位置決めするためのもの
で、図2に示すように搬入されたドア2に対して左右に
対向して配置されている。すなわち、コモンベース11
の上にはサブベース12が取付けられており、このサブ
ベース12の上には左右一対のアタッチシフトシリンダ
13,14が相互に対向して取付けられている。図示左
側のアタッチシフトシリンダ13には先端にV溝が形成
されたアタッチ15が取付けられており、同シリンダ1
3を作動させることによりこのアタッチ15を左右方向
に進退させるようになっている。なお、シリンダ13の
エア圧はエアレギュレータ(図示省略)によって調整で
きるようになっており、以下述べるシリンダ14のエア
圧よりも低く設定されている。
【0013】一方、図示右側のアタッチシフトシリンダ
14には、アタッチ上下用のシリンダ17を介して上記
アタッチ15とほぼ同様に形成されたアタッチ16が取
付けられており、このアタッチ16のすぐ後ろにはウレ
タン製のローラ18が取付けられている。このアタッチ
16とローラ18とは、シリンダ14の作動により図示
左右方向に進退し、またシリンダ17の作動により上下
方向に移動するようになっている。
14には、アタッチ上下用のシリンダ17を介して上記
アタッチ15とほぼ同様に形成されたアタッチ16が取
付けられており、このアタッチ16のすぐ後ろにはウレ
タン製のローラ18が取付けられている。このアタッチ
16とローラ18とは、シリンダ14の作動により図示
左右方向に進退し、またシリンダ17の作動により上下
方向に移動するようになっている。
【0014】次に、上記位置決め機構6,6により所定
の状態に位置決めされたドア2を把持するための把持機
構70を図11〜図15に基づいて説明する。この把持
機構70は、図11に示すようにハンガー10の右側の
S字状に湾曲した部位の近傍に設けられている。すなわ
ち、図13に示すようにハンガー10の上記部位の下寄
りには支持ブラケット71が取付けられ、この支持ブラ
ケット71にはスライドブラケット30が左右方向にス
ライド可能に支持されており、このスライドブラケット
30の先端に、前記したスライドアタッチ20が取付け
られている。このスライドアタッチ20はウレタンゴム
を素材として、前記した位置決め機構6におけるアタッ
チ15,16とほぼ同様に、先端にV溝を有した形状と
されている。
の状態に位置決めされたドア2を把持するための把持機
構70を図11〜図15に基づいて説明する。この把持
機構70は、図11に示すようにハンガー10の右側の
S字状に湾曲した部位の近傍に設けられている。すなわ
ち、図13に示すようにハンガー10の上記部位の下寄
りには支持ブラケット71が取付けられ、この支持ブラ
ケット71にはスライドブラケット30が左右方向にス
ライド可能に支持されており、このスライドブラケット
30の先端に、前記したスライドアタッチ20が取付け
られている。このスライドアタッチ20はウレタンゴム
を素材として、前記した位置決め機構6におけるアタッ
チ15,16とほぼ同様に、先端にV溝を有した形状と
されている。
【0015】また、上記スライドブラケット30の後端
部(図示右端部)には、シャフト35が回り止めされた
状態で上下方向に慴動可能に支持されており、このシャ
フト35の下端にはレバー34が直交状に取付けられ、
また、上端にはアーム36が同じく直交状に取付けら
れ、このアーム36の先端にはロックピン37が取付け
られている。なお、シャフト35とスライドブラケット
30との間には圧縮コイルバネ35aが装着されてお
り、レバー34を下方に付勢している。
部(図示右端部)には、シャフト35が回り止めされた
状態で上下方向に慴動可能に支持されており、このシャ
フト35の下端にはレバー34が直交状に取付けられ、
また、上端にはアーム36が同じく直交状に取付けら
れ、このアーム36の先端にはロックピン37が取付け
られている。なお、シャフト35とスライドブラケット
30との間には圧縮コイルバネ35aが装着されてお
り、レバー34を下方に付勢している。
【0016】一方、前記支持ブラケット71の上面の三
箇所には、上記ロックピン37が挿入されるロック孔7
2〜74が形成されている。図面向かって右端のロック
孔74は、ドア2を把持しない時のスライドアタッチ待
機位置用のロック孔であり、左寄りの二つのロック孔7
2,73は、ドア2を把持する時のスライドアタッチ押
し当て位置用のロック孔である。なお、ロック孔72と
ロック孔73は、後述するように車種によってスライド
アタッチ20の押し当て位置が異なることに対応して二
位置に設けられたものである。これらの各ロック孔72
〜74に対して、レバー34を下方に移動させてロック
ピン37を挿入することによりスライドアタッチ20は
それぞれ上記所定の位置にロックされ、逆にレバー34
を上方に移動させてロックピン37をロック孔72〜7
4から抜き出せばスライドアタッチ20は移動可能とな
るようになっている。
箇所には、上記ロックピン37が挿入されるロック孔7
2〜74が形成されている。図面向かって右端のロック
孔74は、ドア2を把持しない時のスライドアタッチ待
機位置用のロック孔であり、左寄りの二つのロック孔7
2,73は、ドア2を把持する時のスライドアタッチ押
し当て位置用のロック孔である。なお、ロック孔72と
ロック孔73は、後述するように車種によってスライド
アタッチ20の押し当て位置が異なることに対応して二
位置に設けられたものである。これらの各ロック孔72
〜74に対して、レバー34を下方に移動させてロック
ピン37を挿入することによりスライドアタッチ20は
それぞれ上記所定の位置にロックされ、逆にレバー34
を上方に移動させてロックピン37をロック孔72〜7
4から抜き出せばスライドアタッチ20は移動可能とな
るようになっている。
【0017】このように、レバー34を図示左方に移動
させることによりスライドアタッチ20をドア2の図示
右端部に押し当てて把持し、この把持状態でレバー34
を下方に移動させるとドア2の把持状態がロックされる
ようになっており、このレバー34の上下方向および左
右方向の移動は次に説明する移動機構7により行われ
る。
させることによりスライドアタッチ20をドア2の図示
右端部に押し当てて把持し、この把持状態でレバー34
を下方に移動させるとドア2の把持状態がロックされる
ようになっており、このレバー34の上下方向および左
右方向の移動は次に説明する移動機構7により行われ
る。
【0018】この移動機構7は、上記把持機構70の裏
側(図2において紙面に直交する方向の奥側)であっ
て、前記コモンベース11の上面に取付けられたフロー
ティング架台21上に配置されている。先ず、このフロ
ーティング架台21は、図2、図6または図7に示すよ
うにコモンベース11の上面に取り付けた架台本体21
aにフローティングテーブル23を上下方向に移動可能
に支持した構成とされており、このフローティングテー
ブル23と架台本体21aとの間にはフローティング用
のシリンダ22が介装されている。このシリンダ22の
エア圧はレギュレータ(図示省略)により調整可能とな
っており、ハンガー10が下方に移動してこの移動機構
7に対し上記把持機構70のスライドブラケット30が
上方から一定の力で押し付けられると、この移動機構7
が軽く下方へ押し下げられる程度に設定されている。ま
た、このシリンダ22にはブレーキ付きのシリンダが用
いられており、フローティングテーブル23を所定の位
置でロックできるようになっている。
側(図2において紙面に直交する方向の奥側)であっ
て、前記コモンベース11の上面に取付けられたフロー
ティング架台21上に配置されている。先ず、このフロ
ーティング架台21は、図2、図6または図7に示すよ
うにコモンベース11の上面に取り付けた架台本体21
aにフローティングテーブル23を上下方向に移動可能
に支持した構成とされており、このフローティングテー
ブル23と架台本体21aとの間にはフローティング用
のシリンダ22が介装されている。このシリンダ22の
エア圧はレギュレータ(図示省略)により調整可能とな
っており、ハンガー10が下方に移動してこの移動機構
7に対し上記把持機構70のスライドブラケット30が
上方から一定の力で押し付けられると、この移動機構7
が軽く下方へ押し下げられる程度に設定されている。ま
た、このシリンダ22にはブレーキ付きのシリンダが用
いられており、フローティングテーブル23を所定の位
置でロックできるようになっている。
【0019】移動機構7は、上記フローティングテーブ
ル23の上面に構成されている。この移動機構7は、図
8〜10に示すように前記把持機構70におけるレバー
34を操作するための操作アタッチ33を備えている。
この操作アタッチ33は、アタッチ持ち上げ用のシリン
ダ24によって上下方向に移動可能であり、アタッチシ
フト用のシリンダ25によって左右方向に移動可能とな
っている。これにより、ハンガー10が下降して把持機
構70のレバー34が操作アタッチ33の真上に移動さ
れた状態において、シリンダ24を作動させて操作アタ
ッチ33を上方へ移動するとレバー34はこの操作アタ
ッチ33の凹溝33a内に嵌まり込んだ状態で上方に持
ち上げられ、これによりロックピン37がスライドアタ
ッチ待機用のロック孔74から抜き出されてスライドア
タッチ20が左右方向に移動可能な状態となる。そし
て、このロック解除の状態からシリンダ25を作動させ
て操作アタッチ33を図示左方に移動させるとスライド
アタッチ20がドア2の右端に押し当てられ、さらにこ
の押し当て状態からシリンダ24を逆方向に作動させて
操作アタッチ33を下方に移動させるとロックピン37
がロック孔72(または73、以下同じ)に挿入されて
このスライドアタッチ20の押し当て状態すなわちドア
2の把持状態がロックされるようになっている。
ル23の上面に構成されている。この移動機構7は、図
8〜10に示すように前記把持機構70におけるレバー
34を操作するための操作アタッチ33を備えている。
この操作アタッチ33は、アタッチ持ち上げ用のシリン
ダ24によって上下方向に移動可能であり、アタッチシ
フト用のシリンダ25によって左右方向に移動可能とな
っている。これにより、ハンガー10が下降して把持機
構70のレバー34が操作アタッチ33の真上に移動さ
れた状態において、シリンダ24を作動させて操作アタ
ッチ33を上方へ移動するとレバー34はこの操作アタ
ッチ33の凹溝33a内に嵌まり込んだ状態で上方に持
ち上げられ、これによりロックピン37がスライドアタ
ッチ待機用のロック孔74から抜き出されてスライドア
タッチ20が左右方向に移動可能な状態となる。そし
て、このロック解除の状態からシリンダ25を作動させ
て操作アタッチ33を図示左方に移動させるとスライド
アタッチ20がドア2の右端に押し当てられ、さらにこ
の押し当て状態からシリンダ24を逆方向に作動させて
操作アタッチ33を下方に移動させるとロックピン37
がロック孔72(または73、以下同じ)に挿入されて
このスライドアタッチ20の押し当て状態すなわちドア
2の把持状態がロックされるようになっている。
【0020】なお、図9または図10中25aはドグで
あり、25bはこの両ドグ25aを検出するためのセン
サであり、それぞれ前記したようにスライドアタッチ2
0の押し当て位置が車種に合わせて二種類設定されてい
ることに対応して、シリンダ25のストロークを長短二
種類検出できるようになっている。
あり、25bはこの両ドグ25aを検出するためのセン
サであり、それぞれ前記したようにスライドアタッチ2
0の押し当て位置が車種に合わせて二種類設定されてい
ることに対応して、シリンダ25のストロークを長短二
種類検出できるようになっている。
【0021】次に、フローティングテーブル23には、
上記操作アタッチ33の他に、下降してきたハンガー1
0をこの移動機構7に対して位置決めするための高さ合
わせストッパ31と、前記スライドアタッチ20のドア
2側への移動端を規制するためのスペーサ26と、上記
ロックピン37をロック孔72に確実に押し込み、かつ
この押込み状態を確認するためのロックピン押え機構が
備えられている。
上記操作アタッチ33の他に、下降してきたハンガー1
0をこの移動機構7に対して位置決めするための高さ合
わせストッパ31と、前記スライドアタッチ20のドア
2側への移動端を規制するためのスペーサ26と、上記
ロックピン37をロック孔72に確実に押し込み、かつ
この押込み状態を確認するためのロックピン押え機構が
備えられている。
【0022】高さ合わせストッパ31は、フローティン
グテーブル23に直接立ち上がり状にして取付けられて
おり、先端にはウレタンゴム製の円柱体が装着された構
成とされている。そして、ハンガー10が下降されると
その把持機構70のスライドブラケット30がこのスト
ッパ31に当たり、これによりハンガー10の把持機構
70が移動機構7に対して位置決めされるようになって
いる。なお、この高さ合わせストッパ31はフローティ
ング架台21によりフローティング状態にあるので、こ
の位置決め状態のままハンガー10はさらに下降可能と
なっており、これによりハンガー10の下降端のバラつ
き換言すればスライドアタッチ20の取付位置のバラつ
きが吸収されるようになっている。
グテーブル23に直接立ち上がり状にして取付けられて
おり、先端にはウレタンゴム製の円柱体が装着された構
成とされている。そして、ハンガー10が下降されると
その把持機構70のスライドブラケット30がこのスト
ッパ31に当たり、これによりハンガー10の把持機構
70が移動機構7に対して位置決めされるようになって
いる。なお、この高さ合わせストッパ31はフローティ
ング架台21によりフローティング状態にあるので、こ
の位置決め状態のままハンガー10はさらに下降可能と
なっており、これによりハンガー10の下降端のバラつ
き換言すればスライドアタッチ20の取付位置のバラつ
きが吸収されるようになっている。
【0023】次に、スペーサ26およびロックピン押え
機構は、図8に示すようにフローティングテーブル23
に対して左右方向および前後方向(図面に直交する方
向)に移動可能なスライドテーブル32上に配置されて
いる。すなわち、フローティングテーブル23の上面に
は、サブスライドテーブル32aがリニアガイド32b
によって前後方向に移動可能に支持され、このサブスラ
イドテーブル32aの上面にはリニアガイド32cによ
ってスライドテーブル32が左右方向に移動可能に支持
されている。
機構は、図8に示すようにフローティングテーブル23
に対して左右方向および前後方向(図面に直交する方
向)に移動可能なスライドテーブル32上に配置されて
いる。すなわち、フローティングテーブル23の上面に
は、サブスライドテーブル32aがリニアガイド32b
によって前後方向に移動可能に支持され、このサブスラ
イドテーブル32aの上面にはリニアガイド32cによ
ってスライドテーブル32が左右方向に移動可能に支持
されている。
【0024】下側のサブスライドテーブル32aは、シ
リンダ29の作動によって一定のストロークで前後に移
動するようになっている(図9または図10参照)。一
方、上側のスライドテーブル32は、図9に示すように
クッション機構32dに接続されている。このクッショ
ン機構32dは、スライドテーブル32に取り付けたブ
ラケット32eを、サブスライドテーブル32aの上面
に支持したスライドシャフト32fに連結し、このスラ
イドシャフト32fを両端で支持する支持ブロック32
g,32gと上記ブラケット32eとの間にそれぞれ圧
縮コイルバネ32h,32hを装着した構成とされてお
り、これによりスライドベース32は一定の弾性を有し
て左右方向に移動可能であり、また、外力が取り除かれ
るとこのスライドベース32はサブスライドベース32
aに対して左右方向ほぼ整合する位置に復帰するように
なっている。
リンダ29の作動によって一定のストロークで前後に移
動するようになっている(図9または図10参照)。一
方、上側のスライドテーブル32は、図9に示すように
クッション機構32dに接続されている。このクッショ
ン機構32dは、スライドテーブル32に取り付けたブ
ラケット32eを、サブスライドテーブル32aの上面
に支持したスライドシャフト32fに連結し、このスラ
イドシャフト32fを両端で支持する支持ブロック32
g,32gと上記ブラケット32eとの間にそれぞれ圧
縮コイルバネ32h,32hを装着した構成とされてお
り、これによりスライドベース32は一定の弾性を有し
て左右方向に移動可能であり、また、外力が取り除かれ
るとこのスライドベース32はサブスライドベース32
aに対して左右方向ほぼ整合する位置に復帰するように
なっている。
【0025】スペーサ26は、上記スライドベース32
の上面に取付けられたシリンダ27に取り蹴られてお
り、シリンダ29を作動させてサブスライドベース32
aを前方(図10において左方)に移動させることによ
り、ハンガー10の把持機構70における支持ブラケッ
ト71とスライドブラケット30との間の隙間 (ア)
(図13または図15参照)に差し込まれ、これにより
スライドブラケット30ひいてはスライドアタッチ20
のドア2側の移動端が規制されるようになっている。な
お、図9に示すようにこのスペーサ26はその幅が二段
に形成され、またシリンダ27によって上記シリンダ2
9の作動とは独立して前後方向の位置を変更可能となっ
ており、シリンダ27を作動させて上記隙間 (ア) に差
し込まれる部分の幅を大小二段階に切り換えて用いるこ
とにより車種の違いによるドア2の大きさの変更に対応
できるようになっている。
の上面に取付けられたシリンダ27に取り蹴られてお
り、シリンダ29を作動させてサブスライドベース32
aを前方(図10において左方)に移動させることによ
り、ハンガー10の把持機構70における支持ブラケッ
ト71とスライドブラケット30との間の隙間 (ア)
(図13または図15参照)に差し込まれ、これにより
スライドブラケット30ひいてはスライドアタッチ20
のドア2側の移動端が規制されるようになっている。な
お、図9に示すようにこのスペーサ26はその幅が二段
に形成され、またシリンダ27によって上記シリンダ2
9の作動とは独立して前後方向の位置を変更可能となっ
ており、シリンダ27を作動させて上記隙間 (ア) に差
し込まれる部分の幅を大小二段階に切り換えて用いるこ
とにより車種の違いによるドア2の大きさの変更に対応
できるようになっている。
【0026】ロックピン押え機構は、スライドテーブル
32の上面に上方に向けて取付けられたシリンダ28の
ロッドの先端にブロック38を装着した構成とされてお
り、このシリンダ28を引込み方向に作動させてブロッ
ク38を下方に移動させることにより前記した把持機構
70におけるロックピン37がロック孔72に確実に押
し込まれるようになっている。なお、図中38aはドグ
であり、38bはセンサであり、シリンダ28を作動さ
せてブロック体38を下方に移動させた際にセンサ38
bによってドグ38aを検出することによって、ロック
ピン37の挿入が検出されるようになっている。
32の上面に上方に向けて取付けられたシリンダ28の
ロッドの先端にブロック38を装着した構成とされてお
り、このシリンダ28を引込み方向に作動させてブロッ
ク38を下方に移動させることにより前記した把持機構
70におけるロックピン37がロック孔72に確実に押
し込まれるようになっている。なお、図中38aはドグ
であり、38bはセンサであり、シリンダ28を作動さ
せてブロック体38を下方に移動させた際にセンサ38
bによってドグ38aを検出することによって、ロック
ピン37の挿入が検出されるようになっている。
【0027】次に、台車1に設けられたゴムローラ45
を上方へ移動させてドア2の支持を解除するための解除
機構8について説明する。この解除機構8は、図16に
示すようにサブベース12の裏側(図示左側)に構成さ
れている。すなわち、コモンベース11の上面であっ
て、サブベース12の後方にはブラケット39aが取付
けられており、このブラケット39aには、アームスゥ
イング用のシリンダ39が斜め上方へロッドを向けた状
態で回動可能に取付けられている。
を上方へ移動させてドア2の支持を解除するための解除
機構8について説明する。この解除機構8は、図16に
示すようにサブベース12の裏側(図示左側)に構成さ
れている。すなわち、コモンベース11の上面であっ
て、サブベース12の後方にはブラケット39aが取付
けられており、このブラケット39aには、アームスゥ
イング用のシリンダ39が斜め上方へロッドを向けた状
態で回動可能に取付けられている。
【0028】一方、サブベース12の上面中央には支持
ブラケット40が取付けられており、この支持ブラケッ
ト40にはスゥイングプレート41が支持ピン42を支
点として上下方向に回動可能に取付けられている。な
お、支持ブラケット40の先端上部にはストッパ46が
取付けられており、このスゥイングプレート41はこの
ストッパ46に当接するまで回動する。また、スゥイン
グプレート41と支持ブラケット40との間には引張り
コイルバネ47が装着されて、スゥイングプレート41
が図示右方へスムーズに回動するようになっている。
ブラケット40が取付けられており、この支持ブラケッ
ト40にはスゥイングプレート41が支持ピン42を支
点として上下方向に回動可能に取付けられている。な
お、支持ブラケット40の先端上部にはストッパ46が
取付けられており、このスゥイングプレート41はこの
ストッパ46に当接するまで回動する。また、スゥイン
グプレート41と支持ブラケット40との間には引張り
コイルバネ47が装着されて、スゥイングプレート41
が図示右方へスムーズに回動するようになっている。
【0029】このスゥイングプレート41には二本のリ
ンクアーム43a,43bの一端側がそれぞれ回動可能
に取付けられており、この両リンクアーム43a,43
bの他端側はスゥイングアーム44の下部にそれぞれ回
動可能に取付けられている。図示下側のリンクアーム4
3aには、上記シリンダ39のロッドが回動可能に連結
されている。
ンクアーム43a,43bの一端側がそれぞれ回動可能
に取付けられており、この両リンクアーム43a,43
bの他端側はスゥイングアーム44の下部にそれぞれ回
動可能に取付けられている。図示下側のリンクアーム4
3aには、上記シリンダ39のロッドが回動可能に連結
されている。
【0030】これにより、シリンダ39を突き出し方向
に作動させると、先ず両リンクアーム43a,43bが
リンク作用することなくスゥイングプレート41が支持
ピン42を支点として前方(図示右方)へ回動し、スゥ
イングアーム44の先端部がゴムローラ45を支持する
ゴムローラアーム45aの操作バー45bの直下に移動
する。そして、さらにシリンダ39が突き出し方向に作
動されると、スゥイングプレート41は回動することな
く両リンクアーム43a,43bがリンク作用して、ス
ゥイングアーム44は図示右斜め上方に平行移動し、こ
れによりゴムローラアーム45aは上方に押し上げられ
てゴムローラ45によるドア2の支持が解除されるよう
になっている。
に作動させると、先ず両リンクアーム43a,43bが
リンク作用することなくスゥイングプレート41が支持
ピン42を支点として前方(図示右方)へ回動し、スゥ
イングアーム44の先端部がゴムローラ45を支持する
ゴムローラアーム45aの操作バー45bの直下に移動
する。そして、さらにシリンダ39が突き出し方向に作
動されると、スゥイングプレート41は回動することな
く両リンクアーム43a,43bがリンク作用して、ス
ゥイングアーム44は図示右斜め上方に平行移動し、こ
れによりゴムローラアーム45aは上方に押し上げられ
てゴムローラ45によるドア2の支持が解除されるよう
になっている。
【0031】次に、リフタ下降操作ユニット9について
説明する。このリフタ下降操作ユニット9は、台車1に
対してリフタ1aを下降させるタイミングを与える機能
を有するもので、具体的には台車1の所定位置に取付け
られたリミットスイッチ51を作動させるよう構成され
たもので、図1または図2に示すようにコモンベース1
1の下部であって、このリミットスイッチ51に対向し
た部位に設けられている。すなわち、図17に示すよう
にコモンベース11の脚部にはブラケット48aが取付
けられ、このブラケット48aにはシリンダ48が取付
けられている。このシリンダ48のロッドの先端にはド
グ49が取付けられている。これにより、シリンダ48
を作動させてドグ49を前方(図示左方)に突き出す
と、上記リミットスイッチ51が作動するようになって
いる。そして、このリミットスイッチ51が作動する
と、リフタ1aを昇降動するための駆動源(図示省略)
が作動してリフタ1aは下降するようになっている。
説明する。このリフタ下降操作ユニット9は、台車1に
対してリフタ1aを下降させるタイミングを与える機能
を有するもので、具体的には台車1の所定位置に取付け
られたリミットスイッチ51を作動させるよう構成され
たもので、図1または図2に示すようにコモンベース1
1の下部であって、このリミットスイッチ51に対向し
た部位に設けられている。すなわち、図17に示すよう
にコモンベース11の脚部にはブラケット48aが取付
けられ、このブラケット48aにはシリンダ48が取付
けられている。このシリンダ48のロッドの先端にはド
グ49が取付けられている。これにより、シリンダ48
を作動させてドグ49を前方(図示左方)に突き出す
と、上記リミットスイッチ51が作動するようになって
いる。そして、このリミットスイッチ51が作動する
と、リフタ1aを昇降動するための駆動源(図示省略)
が作動してリフタ1aは下降するようになっている。
【0032】次に、以上のように構成された本例の自動
移載装置を用いて行うドア2の移載作業について説明す
る。この自動移載装置が作動するに先立ち、台車1は、
スライドレール4が前方(組み立てラインから離れる方
向)へ移動してドア吊り上げ部3内に搬入された状態に
あり、また、この台車1のリフタ1aは上方に移動され
て載置したドア2を上方へリフトした状態となってい
る。なお、この状態においてエリアセンサ5a,5bは
外側に移動しており、ドア吊り上げ部3内に人が侵入し
た場合にはこれを検知して同移載装置を停止させ得る状
態となっている(図1に示す状態)。また、台車1がド
ア吊り上げ部3内に進入する時点において、ハンガー1
0は既に所定の位置まで下降した状態となっている。な
お、このハンガー10の下降時の動作については後述す
る。
移載装置を用いて行うドア2の移載作業について説明す
る。この自動移載装置が作動するに先立ち、台車1は、
スライドレール4が前方(組み立てラインから離れる方
向)へ移動してドア吊り上げ部3内に搬入された状態に
あり、また、この台車1のリフタ1aは上方に移動され
て載置したドア2を上方へリフトした状態となってい
る。なお、この状態においてエリアセンサ5a,5bは
外側に移動しており、ドア吊り上げ部3内に人が侵入し
た場合にはこれを検知して同移載装置を停止させ得る状
態となっている(図1に示す状態)。また、台車1がド
ア吊り上げ部3内に進入する時点において、ハンガー1
0は既に所定の位置まで下降した状態となっている。な
お、このハンガー10の下降時の動作については後述す
る。
【0033】以上のようにしてドア2が所定の状態に搬
入されると、先ず位置決め機構6によりドア2の位置決
めが行われる。すなわち、ドア2の左端部は図2中
(イ)の位置にあり、このドア2の左端部に対して、シ
リンダ13の作動によりアタッチ15が押し当てられ
る。次に、シリンダ17の作動によりアタッチ16おび
ローラ18が上方へ突き出され、この状態からシリンダ
14が作動される。シリンダ14の作動によりアタッチ
16およびローラ18はドア2の右端の円弧部に押し当
てられ、従ってドア2は図示左方に押されて(ウ)の位
置まで移動する。なお、左側のシリンダ13のエア圧は
右側のシリンダ14のそれよりも弱く設定されているの
で、ドア2はスムーズに移動する。ドア2が(ウ)の位
置まで移動すると、このドア2の左端部がハンガー10
に設けられたフロントアタッチ19に挟み込まれる。そ
して、さらにシリンダ14が作動することにより、ロー
ラ18はドア2の円弧部に沿って相対的に下方に移動
し、これによりドア2の右側がフロントアタッチ19を
支点として持ち上げられる。以上のようにして、ドア2
はその右側が持ち上がった状態に位置決めされることに
より、後述するスライドアタッチ20のセットが容易に
行えるようになっている。なお、後述するように両アタ
ッチ15,16は上記スライドアタッチ20のセットが
完了した後、ドア2から外される。
入されると、先ず位置決め機構6によりドア2の位置決
めが行われる。すなわち、ドア2の左端部は図2中
(イ)の位置にあり、このドア2の左端部に対して、シ
リンダ13の作動によりアタッチ15が押し当てられ
る。次に、シリンダ17の作動によりアタッチ16おび
ローラ18が上方へ突き出され、この状態からシリンダ
14が作動される。シリンダ14の作動によりアタッチ
16およびローラ18はドア2の右端の円弧部に押し当
てられ、従ってドア2は図示左方に押されて(ウ)の位
置まで移動する。なお、左側のシリンダ13のエア圧は
右側のシリンダ14のそれよりも弱く設定されているの
で、ドア2はスムーズに移動する。ドア2が(ウ)の位
置まで移動すると、このドア2の左端部がハンガー10
に設けられたフロントアタッチ19に挟み込まれる。そ
して、さらにシリンダ14が作動することにより、ロー
ラ18はドア2の円弧部に沿って相対的に下方に移動
し、これによりドア2の右側がフロントアタッチ19を
支点として持ち上げられる。以上のようにして、ドア2
はその右側が持ち上がった状態に位置決めされることに
より、後述するスライドアタッチ20のセットが容易に
行えるようになっている。なお、後述するように両アタ
ッチ15,16は上記スライドアタッチ20のセットが
完了した後、ドア2から外される。
【0034】次に、移動機構7が作動されて把持機構7
0におけるスライドアタッチ20のセットが行われる。
ここで、ハンガー10は既に下降位置にあるのである
が、このハンガー10が下降する際には、このハンガー
10に設けられた把持機構70のスライドブラケット3
0が移動機構7側の高さ合わせストッパ31に当たり、
この状態で所定の高さに保持されている。これにより、
移動機構7はハンガー10すなわち把持機構70に対し
て位置決めされた状態となっている。なお、この移動機
構7はフローティングテーブル23上に配置されている
ので、ハンガー10の下降端のバラつきや把持機構70
の取付位置のバラつきは吸収され、従ってこの移動機構
7は把持機構70に対して常に一定の位置に位置決めさ
れる。
0におけるスライドアタッチ20のセットが行われる。
ここで、ハンガー10は既に下降位置にあるのである
が、このハンガー10が下降する際には、このハンガー
10に設けられた把持機構70のスライドブラケット3
0が移動機構7側の高さ合わせストッパ31に当たり、
この状態で所定の高さに保持されている。これにより、
移動機構7はハンガー10すなわち把持機構70に対し
て位置決めされた状態となっている。なお、この移動機
構7はフローティングテーブル23上に配置されている
ので、ハンガー10の下降端のバラつきや把持機構70
の取付位置のバラつきは吸収され、従ってこの移動機構
7は把持機構70に対して常に一定の位置に位置決めさ
れる。
【0035】さて、この移動機構7において、先ずシリ
ンダ29が作動されてスライドテーブル32が前方(図
9において下方)に移動される。これにより、スペーサ
26がハンガー10の把持機構70側に突き出され、こ
のスペーサ26の先端が、把持機構70の支持ブラケッ
ト71とスライドブラケット30との間の隙間(ア)に
差し込まれる。これによりスライドブラケット30すな
わちスライドアタッチ20の移動端が規制される。な
お、車種によってはシリンダ27が突出し方向に作動さ
れて、スペーサ26のさらに幅広の部分が差し込まれ、
これによりスライドアタッチ20の移動端が切り換えら
れる。また、クッション機構32dによりこのスペーサ
26は水平方向(図示左右方向)にフローティング状態
にあるので、ハンガー10ひいては把持機構70の左右
方向のバラつきに関係なくスペーサ26はスムーズに差
し込まれる。
ンダ29が作動されてスライドテーブル32が前方(図
9において下方)に移動される。これにより、スペーサ
26がハンガー10の把持機構70側に突き出され、こ
のスペーサ26の先端が、把持機構70の支持ブラケッ
ト71とスライドブラケット30との間の隙間(ア)に
差し込まれる。これによりスライドブラケット30すな
わちスライドアタッチ20の移動端が規制される。な
お、車種によってはシリンダ27が突出し方向に作動さ
れて、スペーサ26のさらに幅広の部分が差し込まれ、
これによりスライドアタッチ20の移動端が切り換えら
れる。また、クッション機構32dによりこのスペーサ
26は水平方向(図示左右方向)にフローティング状態
にあるので、ハンガー10ひいては把持機構70の左右
方向のバラつきに関係なくスペーサ26はスムーズに差
し込まれる。
【0036】こうしてスペーサ26が差し込まれると、
次にアタッチ持ち上げ用のシリンダ24が引込み方向に
作動されてアタッチ33が上方に移動される。ここで、
上記したように移動機構7が把持機構70に対して位置
決めされることにより、上記アタッチ33の真上にはレ
バー34が位置されている(図8〜図10参照)。従っ
て、このアタッチ33が上方に移動されると、レバー3
4が持ち上げられ、これによりロックピン37はロック
孔74から抜き出され、スライドアタッチ20が移動可
能な状態とされる。なお、このレバー34の持ち上げ時
においては、反動により移動機構7が下方に移動しない
ようにしておく必要があり、このために、フローティン
グ用のシリンダ22はブレーキによりロックされてフロ
ーティング架台21のフローティング機能はロック状態
とされる。
次にアタッチ持ち上げ用のシリンダ24が引込み方向に
作動されてアタッチ33が上方に移動される。ここで、
上記したように移動機構7が把持機構70に対して位置
決めされることにより、上記アタッチ33の真上にはレ
バー34が位置されている(図8〜図10参照)。従っ
て、このアタッチ33が上方に移動されると、レバー3
4が持ち上げられ、これによりロックピン37はロック
孔74から抜き出され、スライドアタッチ20が移動可
能な状態とされる。なお、このレバー34の持ち上げ時
においては、反動により移動機構7が下方に移動しない
ようにしておく必要があり、このために、フローティン
グ用のシリンダ22はブレーキによりロックされてフロ
ーティング架台21のフローティング機能はロック状態
とされる。
【0037】次に、アタッチシフト用のシリンダ25が
作動されてアタッチ33が図8または図9において左方
に移動され、これによりレバー34、スライドブラケッ
ト30を経てスライドアタッチ20は図示左方に移動す
る。このスライドアタッチ20は、スライドブラケット
30が上記スペーサ26に当たる位置まで移動し、ドア
2の右端部を挟み込んだ状態とされる。こうして、スラ
イドアタッチ20が所定位置まで移動されると、シリン
ダ24が突き出し方向に作動されてアタッチ33が下方
に後退し、これによりレバー34は下方に降ろされてロ
ックピン37はロック孔72に挿入され、上記スライド
アタッチ20のドア挟み込み状態がロックされる。この
時、ロックピン押え用のシリンダ28が引込み方向に作
動されて、ブロック38が下方に移動され、これにより
ロックピン37が強制的にロック孔72に押し込まれ、
スライドアタッチ20の位置保持が確実になされる。ま
た、センサ38bによりドグ38aを検出することによ
り、ロックピン37の挿入が確認される。
作動されてアタッチ33が図8または図9において左方
に移動され、これによりレバー34、スライドブラケッ
ト30を経てスライドアタッチ20は図示左方に移動す
る。このスライドアタッチ20は、スライドブラケット
30が上記スペーサ26に当たる位置まで移動し、ドア
2の右端部を挟み込んだ状態とされる。こうして、スラ
イドアタッチ20が所定位置まで移動されると、シリン
ダ24が突き出し方向に作動されてアタッチ33が下方
に後退し、これによりレバー34は下方に降ろされてロ
ックピン37はロック孔72に挿入され、上記スライド
アタッチ20のドア挟み込み状態がロックされる。この
時、ロックピン押え用のシリンダ28が引込み方向に作
動されて、ブロック38が下方に移動され、これにより
ロックピン37が強制的にロック孔72に押し込まれ、
スライドアタッチ20の位置保持が確実になされる。ま
た、センサ38bによりドグ38aを検出することによ
り、ロックピン37の挿入が確認される。
【0038】こうしてスライドアタッチ20がドア2の
端部を挟み込んだ状態とされ、かつこの状態のロックが
確認されると、シリンダ29,25,28は原位置に戻
される。以上によりドア2は、そのフロント側(図示左
端側)をフロントアタッチ10で、またリヤ側(図示右
端側)をスライドアタッチ20によりそれぞれ挟み込ま
れた状態となる。
端部を挟み込んだ状態とされ、かつこの状態のロックが
確認されると、シリンダ29,25,28は原位置に戻
される。以上によりドア2は、そのフロント側(図示左
端側)をフロントアタッチ10で、またリヤ側(図示右
端側)をスライドアタッチ20によりそれぞれ挟み込ま
れた状態となる。
【0039】次に、解除機構8が作動されて、ドア2を
支えるゴムローラ45の取り外しが行われる。先ず、シ
リンダ39が突出し方向に作動されてスゥイングアーム
44が支持ピン42を中心としてドア2側へ回動され、
このスゥイングアーム44の先端がゴムローラアーム4
5aの操作バー45bの真下に差し込まれる。そして、
さらにシリンダ39が突き出し方向に作動されると、ス
ゥイングアーム44は両リンクアーム43a,43bの
リンク作用により斜め上方に平行移動される。これによ
り、ゴムローラアーム45aは上方へ回動されてゴムロ
ーラ45が取り外され、ドア2の支持が解除される。こ
れが完了すると、シリンダ39は引込み方向に作動され
てスゥイングアーム44は図16に示す原位置に戻さ
れ、ハンガー10が昇降動する際に干渉しない状態とさ
れる。
支えるゴムローラ45の取り外しが行われる。先ず、シ
リンダ39が突出し方向に作動されてスゥイングアーム
44が支持ピン42を中心としてドア2側へ回動され、
このスゥイングアーム44の先端がゴムローラアーム4
5aの操作バー45bの真下に差し込まれる。そして、
さらにシリンダ39が突き出し方向に作動されると、ス
ゥイングアーム44は両リンクアーム43a,43bの
リンク作用により斜め上方に平行移動される。これによ
り、ゴムローラアーム45aは上方へ回動されてゴムロ
ーラ45が取り外され、ドア2の支持が解除される。こ
れが完了すると、シリンダ39は引込み方向に作動され
てスゥイングアーム44は図16に示す原位置に戻さ
れ、ハンガー10が昇降動する際に干渉しない状態とさ
れる。
【0040】こうしてゴムローラ45による支持が解除
されると、次に、リフタ下降操作ユニット9が作動され
る。すなわち、シリンダ48が作動されるとドグ49が
台車1側に突き出され、このドグ49により台車1側に
取付けられたリミットスイッチ51のアクチュエータ部
が押される。これにより、このリミットスイッチ51は
信号を出力し、これによりリフタ昇降用の駆動源が起動
してリフタ1aが下降する。
されると、次に、リフタ下降操作ユニット9が作動され
る。すなわち、シリンダ48が作動されるとドグ49が
台車1側に突き出され、このドグ49により台車1側に
取付けられたリミットスイッチ51のアクチュエータ部
が押される。これにより、このリミットスイッチ51は
信号を出力し、これによりリフタ昇降用の駆動源が起動
してリフタ1aが下降する。
【0041】台車1のリフタ1aが下降すると、ドア2
はリフタ1aとともに下降してハンガー10の下縁に取
付けられたアタッチ50,50に載せ掛けられ、これで
ドア2は台車1からハンガー10に移載される(この移
載状態を図16において二点鎖線で示した)。なお、台
車1のリフタ1aはさらに下降して元の位置に戻され
る。
はリフタ1aとともに下降してハンガー10の下縁に取
付けられたアタッチ50,50に載せ掛けられ、これで
ドア2は台車1からハンガー10に移載される(この移
載状態を図16において二点鎖線で示した)。なお、台
車1のリフタ1aはさらに下降して元の位置に戻され
る。
【0042】こうしてドア2の移載が完了すると、シリ
ンダ61(図1参照)が作動してスライドレール4は後
退し、レール60と同一線上に戻される。これで、空の
台車1はレール60上に戻され、次にドアが取り外され
るボディBの側方にまで自走する。
ンダ61(図1参照)が作動してスライドレール4は後
退し、レール60と同一線上に戻される。これで、空の
台車1はレール60上に戻され、次にドアが取り外され
るボディBの側方にまで自走する。
【0043】一方、このようにして台車1が退去した後
のドア吊り上げ部3においては、エリアセンサ5a,5
bが組み立てラインから離れる方向に戻され、然る後、
ドア2が移載されたハンガー10が上昇してこのドア2
は所定の位置まで搬送されて行く。なお、このハンガー
10の上昇時においてもエリアセンサ5a,5bは作動
しており、ドア吊り上げ部3内に人が侵入した場合には
当該移載装置およびハンガー10の作動が停止される。
のドア吊り上げ部3においては、エリアセンサ5a,5
bが組み立てラインから離れる方向に戻され、然る後、
ドア2が移載されたハンガー10が上昇してこのドア2
は所定の位置まで搬送されて行く。なお、このハンガー
10の上昇時においてもエリアセンサ5a,5bは作動
しており、ドア吊り上げ部3内に人が侵入した場合には
当該移載装置およびハンガー10の作動が停止される。
【0044】以上説明したように本例の自動移載装置に
よれば、台車1により吊り上げ部3内に搬送されたドア
2の、ハンガー10に対する位置決めが位置決め機構6
によりなされ、この位置決めされた状態のドア2を把持
するための把持機構70が移動機構7により操作され
て、このドア2の把持が行われる。こうして、ドア2が
ハンガー10側に把持されると、次に解除機構8により
台車1側の支持が解除される。ドア2の、台車1側の支
持が解除されると台車1のリフタ1aが下降され、これ
でドア2は台車1からハンガー10に移載される。
よれば、台車1により吊り上げ部3内に搬送されたドア
2の、ハンガー10に対する位置決めが位置決め機構6
によりなされ、この位置決めされた状態のドア2を把持
するための把持機構70が移動機構7により操作され
て、このドア2の把持が行われる。こうして、ドア2が
ハンガー10側に把持されると、次に解除機構8により
台車1側の支持が解除される。ドア2の、台車1側の支
持が解除されると台車1のリフタ1aが下降され、これ
でドア2は台車1からハンガー10に移載される。
【0045】このように本例の移載装置によれば、台車
1からハンガー10への移載作業は全て自動で行われ、
作業者の手作業を必要としない。このことから、組み立
てライン、台車1による搬送等の従来の構成をそのまま
流用する一方、位置決め機構6、把持機構70、移動機
構7、解除機構8等を追加すれば足り、従来のロボット
を用いた大がかりな装置による場合に比して安価にドア
の自動移載を行うことができる。
1からハンガー10への移載作業は全て自動で行われ、
作業者の手作業を必要としない。このことから、組み立
てライン、台車1による搬送等の従来の構成をそのまま
流用する一方、位置決め機構6、把持機構70、移動機
構7、解除機構8等を追加すれば足り、従来のロボット
を用いた大がかりな装置による場合に比して安価にドア
の自動移載を行うことができる。
【0046】
【発明の効果】本発明は、ボディの組み立てライン、台
車、ハンガー等の従来の構成をそのまま流用した上で、
位置決め機構、把持機構、移動機構、解除機構を追加す
ることにより、台車からハンガーへのドアの移載が自動
で行われるので、従来のロボットを用いた大がかりな装
置による場合に比してより安価にドアの自動移載を行う
ことができる。
車、ハンガー等の従来の構成をそのまま流用した上で、
位置決め機構、把持機構、移動機構、解除機構を追加す
ることにより、台車からハンガーへのドアの移載が自動
で行われるので、従来のロボットを用いた大がかりな装
置による場合に比してより安価にドアの自動移載を行う
ことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例に関し、移載装置周辺の見取り
図である。
図である。
【図2】移載装置の正面図である。
【図3】図2のC矢視図であって、位置決め機構の平面
図である。
図である。
【図4】図2のA矢視図であって、左側の位置決め機構
の右側面図である。
の右側面図である。
【図5】図2のB矢視図であって、右側の位置決め機構
の左側面図である。
の左側面図である。
【図6】図2のD矢視図であって、フローティング架台
の右側面図である。
の右側面図である。
【図7】図6のE矢視図であって、フローティング架台
の平面図である。
の平面図である。
【図8】移動機構の正面図である。
【図9】図8のF矢視図であって、移動機構の平面図で
ある。
ある。
【図10】図8のG矢視図であって、移動機構の右側面
図である。
図である。
【図11】ハンガーの正面図である。
【図12】図11のH矢視図であって、ハンガーの右側
面図である。
面図である。
【図13】把持機構の正面図である。
【図14】把持機構の右側面図である。
【図15】把持機構の平面図である。
【図16】解除機構の左側面図である。
【図17】リフタ下降操作ユニットの平面図である。
【図18】ドアを載置した状態の台車およびハンガーの
左側面図である。
左側面図である。
1…台車、1a…リフタ 2…ドア 4…スライドレール 6…位置決め機構 7…移動機構 8…解除機構 9…リフタ下降操作ユニット 19…フロントアタッチ 20…スライドアタッチ 33…アタッチ 34…レバー 44…スゥイングアーム 45…ゴムローラ、45a…ゴムローラアーム (ア)…支持ブラケットとスライドブラケットとの隙間 (イ),(ウ)…ドアの前端の位置 60…レール B…ボディ 70…把持機構、72〜74…ロック孔
Claims (1)
- 【請求項1】 台車に載置されたドアをハンガーに移載
する装置であって、位置決めされた台車上のドアを前記
ハンガーに対して位置決めするための位置決め機構と、
この位置決め機構により位置決めされた状態のドアを把
持するための、前記ハンガーに設けられた把持機構と、
この把持機構を操作すべくスライドアタッチを移動させ
るための移動機構と、前記台車に設けられた支持部材に
よるドアの支持を解除するための解除機構とを備えたこ
とを特徴とするドアの自動移載装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP33524692A JPH06156716A (ja) | 1992-11-20 | 1992-11-20 | ドアの自動移載装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP33524692A JPH06156716A (ja) | 1992-11-20 | 1992-11-20 | ドアの自動移載装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH06156716A true JPH06156716A (ja) | 1994-06-03 |
Family
ID=18286376
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP33524692A Pending JPH06156716A (ja) | 1992-11-20 | 1992-11-20 | ドアの自動移載装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH06156716A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN103950723A (zh) * | 2014-05-22 | 2014-07-30 | 苏州博众精工科技有限公司 | 一种旋转取料移料机构 |
-
1992
- 1992-11-20 JP JP33524692A patent/JPH06156716A/ja active Pending
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN103950723A (zh) * | 2014-05-22 | 2014-07-30 | 苏州博众精工科技有限公司 | 一种旋转取料移料机构 |
CN103950723B (zh) * | 2014-05-22 | 2015-12-30 | 苏州博众精工科技有限公司 | 一种旋转取料移料机构 |
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