JPH06156322A - 自動車の車体組立方法 - Google Patents
自動車の車体組立方法Info
- Publication number
- JPH06156322A JPH06156322A JP5198074A JP19807493A JPH06156322A JP H06156322 A JPH06156322 A JP H06156322A JP 5198074 A JP5198074 A JP 5198074A JP 19807493 A JP19807493 A JP 19807493A JP H06156322 A JPH06156322 A JP H06156322A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- assembly
- floor
- harness
- body side
- carpet
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Granted
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Landscapes
- Automobile Manufacture Line, Endless Track Vehicle, Trailer (AREA)
- Body Structure For Vehicles (AREA)
- Installation Of Indoor Wiring (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 内装部品の組付けの作業性、およびこれらの
組立て,組付けの自由度を高めることができる自動車の
車体組立方法を提供する。 【構成】 フロアアッセンブリ2のフロアパネル6の側
縁部にフロア一般面よりも窪んだハーネス収容部11を
有段成形して、ハーネス収容部11にハーネス12を配
索する。フロアカーペット7の側縁部に、ハーネス収容
部11の側方へ延長してハーネス収容部11を閉塞し、
ハーネス12の遊動を抑えるカバー部14を曲折成形す
る。このカバー部14をボデイサイドアッセンブリ3の
側面に当接,保持した状態でフロアアッセンブリ2とボ
デイサイドアッセンブリ3とを車幅方向で突合わせて結
合する。
組立て,組付けの自由度を高めることができる自動車の
車体組立方法を提供する。 【構成】 フロアアッセンブリ2のフロアパネル6の側
縁部にフロア一般面よりも窪んだハーネス収容部11を
有段成形して、ハーネス収容部11にハーネス12を配
索する。フロアカーペット7の側縁部に、ハーネス収容
部11の側方へ延長してハーネス収容部11を閉塞し、
ハーネス12の遊動を抑えるカバー部14を曲折成形す
る。このカバー部14をボデイサイドアッセンブリ3の
側面に当接,保持した状態でフロアアッセンブリ2とボ
デイサイドアッセンブリ3とを車幅方向で突合わせて結
合する。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は自動車の車体組立方法
に関する。
に関する。
【0002】
【従来の技術】自動車のフロア,ボディサイドは、自動
車工学全書第19巻自動車の製造法;昭和55年4月2
0日山海堂発行の178P〜179Pの項目7・4「車
体組立工程」に記載の内容から明らかなように、ルー
フ,エンジンコンパートメント等と共に、閉断面構造の
各種強度部材を骨格として、順次に各種パネル材を接合
してホワイトボディを構成し、これを塗装工程,艤装工
程に順次移送して最終的に各種の機能部品,内装部品を
組付けるようにしている。
車工学全書第19巻自動車の製造法;昭和55年4月2
0日山海堂発行の178P〜179Pの項目7・4「車
体組立工程」に記載の内容から明らかなように、ルー
フ,エンジンコンパートメント等と共に、閉断面構造の
各種強度部材を骨格として、順次に各種パネル材を接合
してホワイトボディを構成し、これを塗装工程,艤装工
程に順次移送して最終的に各種の機能部品,内装部品を
組付けるようにしている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ホワイトボディの組立
ておよび艤装工程では、それぞれのメインラインにおい
て前述の要領で順次に組立て作業が行われるため、メイ
ンラインが長大化してそれだけ設備も大型化,膨大化し
てコスト的に不利となってしまう。
ておよび艤装工程では、それぞれのメインラインにおい
て前述の要領で順次に組立て作業が行われるため、メイ
ンラインが長大化してそれだけ設備も大型化,膨大化し
てコスト的に不利となってしまう。
【0004】また、フロア,ボディサイドが予め構成さ
れてしまうと、艤装工程でフロア内側,ボディサイド内
側に各種部品を組付ける場合に、作業者がキャビン内に
入り込んで、あるいはボディサイドの車体開口部より手
作業で行わなければならず、多大な労力と時間とを要し
てしまう。
れてしまうと、艤装工程でフロア内側,ボディサイド内
側に各種部品を組付ける場合に、作業者がキャビン内に
入り込んで、あるいはボディサイドの車体開口部より手
作業で行わなければならず、多大な労力と時間とを要し
てしまう。
【0005】そこで、この発明は内装部品の組付けの作
業性、およびこれらの組立て,組付けの自由度を高める
ことができる自動車の車体組立方法を提供するものであ
る。
業性、およびこれらの組立て,組付けの自由度を高める
ことができる自動車の車体組立方法を提供するものであ
る。
【0006】
【課題を解決するための手段】フロアカーペット,フロ
ア機能部品を備えたフロアアッセンブリと、内装部品,
内部機能部品を備えたボデイサイドアッセンブリとを車
幅方向で突合わせて結合する自動車の車体組立方法であ
って、前記フロアアッセンブリのフロアパネルの側縁部
にフロア一般面よりも窪んだハーネス収容部を有段成形
して、このハーネス収容部にハーネスを配索する一方、
フロアカーペットの側縁部に前記ハーネス収容部の側方
へ延長して該ハーネス収容部を閉塞し、前記ハーネスの
遊動を抑えるカバー部を曲折成形し、このカバー部をボ
デイサイドアッセンブリの側面に当接,保持した状態で
フロアアッセンブリとボデイサイドアッセンブリとを結
合する。
ア機能部品を備えたフロアアッセンブリと、内装部品,
内部機能部品を備えたボデイサイドアッセンブリとを車
幅方向で突合わせて結合する自動車の車体組立方法であ
って、前記フロアアッセンブリのフロアパネルの側縁部
にフロア一般面よりも窪んだハーネス収容部を有段成形
して、このハーネス収容部にハーネスを配索する一方、
フロアカーペットの側縁部に前記ハーネス収容部の側方
へ延長して該ハーネス収容部を閉塞し、前記ハーネスの
遊動を抑えるカバー部を曲折成形し、このカバー部をボ
デイサイドアッセンブリの側面に当接,保持した状態で
フロアアッセンブリとボデイサイドアッセンブリとを結
合する。
【0007】
【作用】フロアアッセンブリとボディサイドアッセンブ
リとを相互に車幅方向に突合わせて結合するに際して、
フロアアッセンブリのフロア側部には、フロアアッセン
ブリ,ボディサイドアッセンブリに予め組込んだ電装部
品に接続されるハーネスが配索されるが、このハーネス
はフロアパネル側縁部のハーネス収容部に収容され、か
つ、フロアカーペットのカバー部で包覆されているた
め、前記結合の際にフロアアッセンブリからはみ出すこ
となく組立作業が行える。
リとを相互に車幅方向に突合わせて結合するに際して、
フロアアッセンブリのフロア側部には、フロアアッセン
ブリ,ボディサイドアッセンブリに予め組込んだ電装部
品に接続されるハーネスが配索されるが、このハーネス
はフロアパネル側縁部のハーネス収容部に収容され、か
つ、フロアカーペットのカバー部で包覆されているた
め、前記結合の際にフロアアッセンブリからはみ出すこ
となく組立作業が行える。
【0008】
【実施例】以下、この発明の実施例を図面と共に詳述す
る。
る。
【0009】図1〜図3において、1は車体を示し、こ
の実施例ではこの車体1は大きくは、フロアアッセンブ
リ2と、ボディサイドアッセンブリ3と、ルーフアッセ
ンブリ4およびエンジンコンパートメント5とに分割し
た各構成体からなっている。フロアアッセンブリ2は、
フロアパネル6を予め接合して仕上げ塗装してあって、
フロアパネル6上にはフロアカーペット7を敷設してあ
ると共に、各種シート8,シフトレバー9を始めとして
サスペンションユニット10等のフロア機能部品をサブ
アッセンブリしてある。
の実施例ではこの車体1は大きくは、フロアアッセンブ
リ2と、ボディサイドアッセンブリ3と、ルーフアッセ
ンブリ4およびエンジンコンパートメント5とに分割し
た各構成体からなっている。フロアアッセンブリ2は、
フロアパネル6を予め接合して仕上げ塗装してあって、
フロアパネル6上にはフロアカーペット7を敷設してあ
ると共に、各種シート8,シフトレバー9を始めとして
サスペンションユニット10等のフロア機能部品をサブ
アッセンブリしてある。
【0010】前記フロアパネル6の側縁部には、フロア
一般面よりも窪んだハーネス収容部11を有段成形して
あって、このハーネス収容部11にハーネス12を配索
してある。ハーネス収容部11の上側にはその縦壁上縁
部に接合されてフロアカーペット7の側縁部の落込み、
およびハーネス12の遊動を阻止する側面L字状のハー
ネスプロテクタ13を複数本配設してある。一方、フロ
アカーペット7の側縁部には、前記ハーネス収容部11
の側方へ延長して該ハーネス収容部11を閉塞し、前記
ハーネスプロテクタ13と共にハーネス12の遊動を押
えるカバー部14を曲折成形してあって、前記ハーネス
12を全体的に包覆している。
一般面よりも窪んだハーネス収容部11を有段成形して
あって、このハーネス収容部11にハーネス12を配索
してある。ハーネス収容部11の上側にはその縦壁上縁
部に接合されてフロアカーペット7の側縁部の落込み、
およびハーネス12の遊動を阻止する側面L字状のハー
ネスプロテクタ13を複数本配設してある。一方、フロ
アカーペット7の側縁部には、前記ハーネス収容部11
の側方へ延長して該ハーネス収容部11を閉塞し、前記
ハーネスプロテクタ13と共にハーネス12の遊動を押
えるカバー部14を曲折成形してあって、前記ハーネス
12を全体的に包覆している。
【0011】ボディサイドアッセンブリ3は、サイドシ
ル15,ルーフサイドレール16,フロントピラー1
7,センターピラー18,リヤピラー19等の骨格部材
に、リヤフェンダ20等の各種パネル材を予め接合して
仕上げ塗装してある。このボディサイドアッセンブリ3
の内側には、ボディサイドガーニッシュ(図示省略)や
シルインナカーペット21等の内装部品を予め取付けて
あると共に、サンバイザー,その他の内部機能部品(図
示省略)をサブアッセンブリしてある。
ル15,ルーフサイドレール16,フロントピラー1
7,センターピラー18,リヤピラー19等の骨格部材
に、リヤフェンダ20等の各種パネル材を予め接合して
仕上げ塗装してある。このボディサイドアッセンブリ3
の内側には、ボディサイドガーニッシュ(図示省略)や
シルインナカーペット21等の内装部品を予め取付けて
あると共に、サンバイザー,その他の内部機能部品(図
示省略)をサブアッセンブリしてある。
【0012】ルーフアッセンブリ4はルーフ骨格部材の
ルーフボウを予め接合して仕上げ塗装してあると共に、
ルームランプ等の内部機能部品、およびルーフトリム等
の内装部品をサブアッセンブリ(ルーフボウ,ルームラ
ンプ,ルーフトリムは何れも図示省略)してある。
ルーフボウを予め接合して仕上げ塗装してあると共に、
ルームランプ等の内部機能部品、およびルーフトリム等
の内装部品をサブアッセンブリ(ルーフボウ,ルームラ
ンプ,ルーフトリムは何れも図示省略)してある。
【0013】エンジンコンパートメント5は前記各アッ
センブリと同様に別のラインで溶接々合して構成され、
塗装工程に移送して塗装が完了すると艤装ラインに移送
される。エンジンコンパートメント5は、パワートレー
ン22を始めとしてその補機類,電装部品,サスペンシ
ョン等が組付けられると共に、ダッシュパネルにステア
リング23を始めとして各種計器類,ペダル類,インシ
ュレータ等の艤装部品,内装部品が組付けられる。
センブリと同様に別のラインで溶接々合して構成され、
塗装工程に移送して塗装が完了すると艤装ラインに移送
される。エンジンコンパートメント5は、パワートレー
ン22を始めとしてその補機類,電装部品,サスペンシ
ョン等が組付けられると共に、ダッシュパネルにステア
リング23を始めとして各種計器類,ペダル類,インシ
ュレータ等の艤装部品,内装部品が組付けられる。
【0014】この実施例では、フロントバンパー26,
ヘッドランプ27,フロントグリル28をラジエータコ
アサポート25をベースとしてサブアッセンブリして、
エンジンコンパートメント5と別のフロントエンドアッ
センブリ24として構成している。また、リヤバンパー
31,リヤコンビネーションランプ32等はリヤパネル
30をベースとしてサブアッセンブリして、フロアアッ
センブリ2と別のリヤエンドアッセンブリ29として構
成している。
ヘッドランプ27,フロントグリル28をラジエータコ
アサポート25をベースとしてサブアッセンブリして、
エンジンコンパートメント5と別のフロントエンドアッ
センブリ24として構成している。また、リヤバンパー
31,リヤコンビネーションランプ32等はリヤパネル
30をベースとしてサブアッセンブリして、フロアアッ
センブリ2と別のリヤエンドアッセンブリ29として構
成している。
【0015】フロントフェンダ33,エンジンフード3
4,サイドドア35,バックドア36およびフロントウ
インドパネル37等は前記各アッセンブリの結合完了後
に組付けられる。フロアアッセンブリ2とエンジンコン
パートメント5は車体前後方向で突合わせてボルト・ナ
ット結合される。
4,サイドドア35,バックドア36およびフロントウ
インドパネル37等は前記各アッセンブリの結合完了後
に組付けられる。フロアアッセンブリ2とエンジンコン
パートメント5は車体前後方向で突合わせてボルト・ナ
ット結合される。
【0016】ボデイサイドアッセンブリ3は、フロアア
ッセンブリ2,エンジンコンパートメント5に対して車
幅方向で突合わせてボルト・ナット38結合される。こ
のボデイサイドアッセンブリ3の結合の際、フロアアッ
センブリ2の側縁部にハーネス12を配設してあって
も、このハーネス12はハーネス収容部11内に配索し
てあり、しかも、このハーネス収容部11はフロアカー
ペット7で包覆してあるため、前記ハーネス12が外側
にはみ出すようなことはなく、したがって、フロアアッ
センブリ2とボデイサイドアッセンブリ3を自動組立て
する場合にあっても些かも支障を来すことはない。
ッセンブリ2,エンジンコンパートメント5に対して車
幅方向で突合わせてボルト・ナット38結合される。こ
のボデイサイドアッセンブリ3の結合の際、フロアアッ
センブリ2の側縁部にハーネス12を配設してあって
も、このハーネス12はハーネス収容部11内に配索し
てあり、しかも、このハーネス収容部11はフロアカー
ペット7で包覆してあるため、前記ハーネス12が外側
にはみ出すようなことはなく、したがって、フロアアッ
センブリ2とボデイサイドアッセンブリ3を自動組立て
する場合にあっても些かも支障を来すことはない。
【0017】また、カバー部14はサイドシル3の側面
に当接するため、サイドシル15の内側面に敷設したシ
ルインナカーペット21の下端部と、このカバー部14
とは相互に当接、保持され、とりわけハーネス収容部1
1に側面L字状の複数本のハーネスプロテクタ13を設
けてあるので、該シルインナカーペット21の下端部と
フロアカーペット7のカバー部14と,はハーネスプロ
テクタ13の部位で強圧接触し、したがって、シルイン
ナカーペット21の下端部とカバー部14と相互のずり
上がりを防止することができる。
に当接するため、サイドシル15の内側面に敷設したシ
ルインナカーペット21の下端部と、このカバー部14
とは相互に当接、保持され、とりわけハーネス収容部1
1に側面L字状の複数本のハーネスプロテクタ13を設
けてあるので、該シルインナカーペット21の下端部と
フロアカーペット7のカバー部14と,はハーネスプロ
テクタ13の部位で強圧接触し、したがって、シルイン
ナカーペット21の下端部とカバー部14と相互のずり
上がりを防止することができる。
【0018】ルーフアッセンブリ4は、フロントルーフ
レール39,リヤルーフレール40と共にボデイサイド
アッセンブリ3の上方より突合わせてボルト・ナット結
合される。また、フロントエンドアッセンブリ24はエ
ンジンコンパートメント5に前方より突合わせてボルト
・ナット結合される。リヤエンドアッセンブリ29は、
フロアアッセンブリ2,ボデイサイドアッセンブリ3に
対して後方より突合わせてボルト・ナット結合される。
レール39,リヤルーフレール40と共にボデイサイド
アッセンブリ3の上方より突合わせてボルト・ナット結
合される。また、フロントエンドアッセンブリ24はエ
ンジンコンパートメント5に前方より突合わせてボルト
・ナット結合される。リヤエンドアッセンブリ29は、
フロアアッセンブリ2,ボデイサイドアッセンブリ3に
対して後方より突合わせてボルト・ナット結合される。
【0019】図2に示す実施例は上記シルインナカーペ
ット21の下端部とカバー部14とのずり上がり防止を
積極的に行わせるようにしたものである。
ット21の下端部とカバー部14とのずり上がり防止を
積極的に行わせるようにしたものである。
【0020】ハーネスプロテクタ13の脚部の中間部に
外側に突出するビード部13aを形成して、フロアカー
ペット7のカバー部14をこのビード部13aに対応す
る部分で外側に突出させる一方、シルインナカーペット
21には小孔21aを形成して、この小孔21aとカバ
ー部14の突出部分とを係合し、該シルインナカーペッ
ト21のずり上がりを防止するようにしている。
外側に突出するビード部13aを形成して、フロアカー
ペット7のカバー部14をこのビード部13aに対応す
る部分で外側に突出させる一方、シルインナカーペット
21には小孔21aを形成して、この小孔21aとカバ
ー部14の突出部分とを係合し、該シルインナカーペッ
ト21のずり上がりを防止するようにしている。
【0021】ここで、この実施例においてはボデイサイ
ドアッセンブリ3とフロアアッセンブリ2とを結合する
場合に小孔21aとハーネスプロテクタ13のビード部
13aに起因するカバー部14の突出部分とが位置決め
機能を有する点で有利となる。 尚、この発明は上記実
施例に限られるものではなく、前記実施例においてハー
ネス収容部11の上側に複数本のハーネスプロテクタ1
3を付設してあるが、フロアカーペット7が、その基布
の硬度が比較的高く保形性のあるものであれば特にハー
ネスプロテクタ13は必要ではない。
ドアッセンブリ3とフロアアッセンブリ2とを結合する
場合に小孔21aとハーネスプロテクタ13のビード部
13aに起因するカバー部14の突出部分とが位置決め
機能を有する点で有利となる。 尚、この発明は上記実
施例に限られるものではなく、前記実施例においてハー
ネス収容部11の上側に複数本のハーネスプロテクタ1
3を付設してあるが、フロアカーペット7が、その基布
の硬度が比較的高く保形性のあるものであれば特にハー
ネスプロテクタ13は必要ではない。
【0022】
【発明の効果】以上説明してきたようにこの発明によれ
ば、フロアアッセンブリ,ボデイサイドアッセンブリを
別々のラインで接合,塗装,艤装組立てすることによ
り、それぞれのアッセンブリの内装部品,艤装部品の組
付けを自由空間で行えて、作業性を一段と向上すること
ができ、ロボットによる自動組立ての完全実施化を含め
て組立ての自由度を拡大できて大幅なコストダウンに寄
与することができたり、メインラインの短縮化およびそ
れに伴う設備の小型,減縮化を実現することもできるよ
うに、フロアアッセンブリとボデイサイドアッセンブリ
とを車幅方向で突き合わせて結合することを前提とし
て、フロアアッセンブリのハーネス収容部内のハーネス
をフロアカーペットのカバー部で包覆し、かつカバー部
をボデイサイドアッセンブリの側面に当接、保持するよ
うにしたため、フロアアッセンブリとボデイサイドアッ
センブリとを結合する際に、ハーネスの遊動がカバー部
内で押さえられてフロアアッセンブリからみだりにはみ
だすようなことがなく、しかもカバー部はボデイサイド
アッセンブリの側面に当接しているため、ずり上がるこ
とはなく、したがって、自動組立も含めてスムーズな車
体組立が可能となる。
ば、フロアアッセンブリ,ボデイサイドアッセンブリを
別々のラインで接合,塗装,艤装組立てすることによ
り、それぞれのアッセンブリの内装部品,艤装部品の組
付けを自由空間で行えて、作業性を一段と向上すること
ができ、ロボットによる自動組立ての完全実施化を含め
て組立ての自由度を拡大できて大幅なコストダウンに寄
与することができたり、メインラインの短縮化およびそ
れに伴う設備の小型,減縮化を実現することもできるよ
うに、フロアアッセンブリとボデイサイドアッセンブリ
とを車幅方向で突き合わせて結合することを前提とし
て、フロアアッセンブリのハーネス収容部内のハーネス
をフロアカーペットのカバー部で包覆し、かつカバー部
をボデイサイドアッセンブリの側面に当接、保持するよ
うにしたため、フロアアッセンブリとボデイサイドアッ
センブリとを結合する際に、ハーネスの遊動がカバー部
内で押さえられてフロアアッセンブリからみだりにはみ
だすようなことがなく、しかもカバー部はボデイサイド
アッセンブリの側面に当接しているため、ずり上がるこ
とはなく、したがって、自動組立も含めてスムーズな車
体組立が可能となる。
【図1】この発明の一実施例を示す図3のA−A線に沿
う断面図。
う断面図。
【図2】この発明の異なる例を示す断面図。
【図3】車体の全体的な分解斜視図。
2…フロアアッセンブリ 3…ボデイサイドアッセンブリ 6…フロアパネル 7…フロアカーペット 8,9,10…フロア機能部品 11…ハーネス収容部 12…ハーネス 14…カバー部 21…内装部品
Claims (1)
- 【請求項1】 フロアカーペット,フロア機能部品を備
えたフロアアッセンブリと、内装部品,内部機能部品を
備えたボデイサイドアッセンブリとを車幅方向で突合わ
せて結合する自動車の車体組立方法であって、前記フロ
アアッセンブリのフロアパネルの側縁部にフロア一般面
よりも窪んだハーネス収容部を有段成形して、このハー
ネス収容部にハーネスを配索する一方、フロアカーペッ
トの側縁部に前記ハーネス収容部の側方へ延長して該ハ
ーネス収容部を閉塞し、前記ハーネスの遊動を抑えるカ
バー部を曲折成形し、このカバー部をボデイサイドアッ
センブリの側面に当接,保持した状態でフロアアッセン
ブリとボデイサイドアッセンブリとを結合することを特
徴とする自動車の車体組立方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP5198074A JP2516728B2 (ja) | 1993-08-10 | 1993-08-10 | 自動車の車体組立方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP5198074A JP2516728B2 (ja) | 1993-08-10 | 1993-08-10 | 自動車の車体組立方法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH06156322A true JPH06156322A (ja) | 1994-06-03 |
JP2516728B2 JP2516728B2 (ja) | 1996-07-24 |
Family
ID=16385090
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP5198074A Expired - Fee Related JP2516728B2 (ja) | 1993-08-10 | 1993-08-10 | 自動車の車体組立方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2516728B2 (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US6086130A (en) * | 1998-03-20 | 2000-07-11 | Chrysler Corporation | Method of installing a carpet member within a motor vehicle |
US20140062139A1 (en) * | 2012-05-18 | 2014-03-06 | Kubota Corporation | Floor Arrangement of Driver's Section of Vehicle |
Citations (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5646504A (en) * | 1979-09-25 | 1981-04-27 | Shiyuuichi Sakai | Current passing resistance wire |
JPS5839260U (ja) * | 1981-09-03 | 1983-03-15 | 野口 和康 | 筋力鍛練具 |
-
1993
- 1993-08-10 JP JP5198074A patent/JP2516728B2/ja not_active Expired - Fee Related
Patent Citations (2)
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---|---|---|---|---|
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Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US6086130A (en) * | 1998-03-20 | 2000-07-11 | Chrysler Corporation | Method of installing a carpet member within a motor vehicle |
US20140062139A1 (en) * | 2012-05-18 | 2014-03-06 | Kubota Corporation | Floor Arrangement of Driver's Section of Vehicle |
US8894135B2 (en) * | 2012-05-18 | 2014-11-25 | Kubota Corporation | Floor arrangement of driver's section of vehicle |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP2516728B2 (ja) | 1996-07-24 |
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