JPH061546Y2 - 合紙除去機能を備えた板ガラスの吸着受渡し装置 - Google Patents

合紙除去機能を備えた板ガラスの吸着受渡し装置

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JPH061546Y2
JPH061546Y2 JP19022287U JP19022287U JPH061546Y2 JP H061546 Y2 JPH061546 Y2 JP H061546Y2 JP 19022287 U JP19022287 U JP 19022287U JP 19022287 U JP19022287 U JP 19022287U JP H061546 Y2 JPH061546 Y2 JP H061546Y2
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JP
Japan
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suction
plate
sheet
glass
delivery device
Prior art date
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JP19022287U
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博昭 増永
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Nippon Sheet Glass Co Ltd
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Nippon Sheet Glass Co Ltd
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【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本考案はパレット上等に合紙を介して立て掛けた板ガラ
スを吸着して他の場所へ受渡すとともに合紙を板ガラス
から剥離する装置に関する。
(従来の技術) 自動車用ウインドガラス等として用いる湾曲ガラスを製
造するには、パレット上に多数の板ガラスを間に合紙を
介在させた状態で横方向に重なるように立て掛け、外側
の板ガラスから順に合紙の上から吸着盤でもって吸着し
て取上げ、加熱炉等へ送り込む装置に板ガラスを受渡す
とともに、別途設けた合紙除去装置により板ガラス表面
から合紙を剥離するようにしている。
(考案が解決しようとする問題点) 上述した従来の装置にあっては、合紙を除去する装置を
板ガラスの受渡し装置とは全く別に設けているため、装
置全体が大型化しスペース的にも不利となっている。
(問題点を解決するための手段) 上記問題点を解決すべく本考案は、板ガラスの受渡し装
置の一部をなす主吸着盤に合紙を吸着する副吸着盤を吸
着面を共通にして付設し、前記主吸着盤と副吸着盤はそ
れぞれ独立した配管で圧気源と真空引きポンプに接続さ
れ、かつ各配管途中に設けた切換弁でそれぞれ独立して
吸引とエア噴出の切換を行うようにした。
(作用) 主吸着盤によって合紙の上から板ガラスを吸着して他の
搬送装置等に受渡したならば、主吸着盤による吸着状態
を解除し、副吸着盤によって合紙を吸着して板ガラス表
面から合紙を剥離する。
(実施例) 以下に本考案の実施例を添付図面に基づいて説明する。
第1図は本考案に係る吸着受渡し装置の正面図、第2図
は第1図のA−A矢視方向拡大図である。
吸着受渡し装置1は板ガラスの供給位置と受渡し位置と
の間に配設され、供給位置にはパレット100が、受渡
し位置には受取り治具200がそれぞれ設置されてい
る。
ここでパレット100は基台101上に敷設したレール
102に車輪103を介して移動可能に係合し、またパ
レット100上には多数の板ガラスG…が横方向に立て
掛けられ、これら板ガラスG…間には合紙を介在せし
め、板ガラスG同士が直接接触することがないようにし
ている。更に基台101上にはリミットスイッチ105
を取付け、このリミットスイッチ105が最外側の板ガ
ラスGを検知するまでパレット100を図示しない駆動
装置によって移動せしめ、取上げる板ガラスの下端部が
常に一定位置にくるようにしている。
吸着受渡し装置1は前後方向(第1図において左右方
向)に伸びる一対のレール2,2上に走行台3を架設
し、第2図に示すようにレール2内側に設けたラック4
と噛合するピニオン5を回転させることで、走行台3が
レール2に沿って移動するようにしている。そして、走
行台3の下方へ垂下する一対の脚部内側にはガイドロー
ラ6,6を設け、このガイドローラ6,6に一対のプレ
ート7,7を当接せしめ、これら一対のプレート7,7
間に架設したクロスプレート8に上端が走行台3に取付
けられたシリンダユニット9のロッド下端を結着し、シ
リンダユニット9の作動でプレート7,7を昇降するよ
うにしている。
またプレート7,7間には軸10を架設し、この軸10
にアングル状反転アーム11を取付け、前記クロスプレ
ート8に固着したモータ12の回転をスプロケット及び
チェーンを介して軸10に伝達することで反転アーム1
1が180°の範囲で往復回動するようにしている。こ
の反転アーム11の一方の腕部には一対のリンクバー1
3,14の上端部を枢着し、これら一対のリンクバー1
3,14の下端部を枠フレーム15の後方へ伸びる腕部
に枢着して枠フレーム15を反転アーム11に吊下げ支
持し、更に反転アーム11の他方の腕部にはブラケット
16を介してシリンダユニット17を回動自在に取付
け、このシリンダユニット17のロッド先端を後方(第
1図において右側)のリンクバー14の下端枢着部に連
結している。
また枠フレーム15には複数の主吸着盤18…を支持す
るとともに、第3図にも示すように主吸着盤18に設け
たブラケット19に副吸着盤20を取付けている。
主吸着盤18は合紙Pの上から板ガラスGを吸着できる
吸引力を発揮し、エアシリンダユニット21の作動で板
ガラスGに向って進退動をなし、更にエアシリンダユニ
ット21の前端部に設けたロック機構22によって板ガ
ラスGを吸着した位置よりも突出しないようにしてい
る。一方、副吸着盤20は板ガラスGを吸着せずに合紙
Pのみを吸着できる弱い吸引力を備え、主吸着盤18と
ともに1つの吸着面fを形成するようにしている。また
第4図に示すように、主吸着盤18と副吸着盤20はそ
れぞれ独立して作動すべく別々の配管23,24,2
5,26を介して圧気源27及び真空引きポンプ28に
つながっており、各配管23,24,25,26には切
換弁29を設け、また配管24,25には減圧弁30を
設け、配管26には真空圧制御弁31を設けている。更
に枠フレーム15には最外側の板ガラスGを検出するセ
ンサー32を取付け、前記レール2には走行台3の移動
限を規制するリミットスイッチ33を取付けている。
以上において、パレット100上の板ガラスGを受取り
治具200に受渡すには、リミットスイッチ105がパ
レット100上に立て掛けられた最外側の板ガラスGの
下端部を検知するまでパレット100を第1図中右方へ
移動せしめて停止し、これと同時にリミットスイッチ3
3が検知するまで吸着受渡し装置1の走行台3を第1図
中左方へ移動せしめて停止する。この時点で主吸着盤1
8…と副吸着盤20…によって形成される吸着面fと最
外側の板ガラスG下端との距離Lは常に一定となる。
而る後、シリンダユニット17に突出動をなさしめ、第
5図に示すように枠フレーム15を前傾しつつ板ガラス
Gに向って前進せしめ、センサー32が最外側の板ガラ
スG表面に接触した時点でシリンダユニット17の作動
を停止する。このとき、最外側の板ガラスGの傾き角に
応じてリンクバー13,14を介して枠フレーム15も
前傾し、最外側の板ガラスGと吸着面fとは平行とな
る。
この後、エアシリンダユニット19を作動させ、主吸着
盤18…及び副吸着盤20…を板ガラスG表面の合紙P
に押し付けて吸着したならば、シリンダユニット9の作
動でプレート7,7を上昇せしめ、吸着した板ガラスG
を持ち上げるとともにシリンダユニット17に引っ込み
動をなさしめて吸着した板ガラスGを垂直にし、次いで
モータ12の駆動により反転アーム11を180°回転
させて板ガラスGの天地を逆にし、走行台3を100mm
程度移動(第1図中右方)させ、板ガラスGを受取り治
具200,200間に位置せしめ、これら治具200,
200によって板ガラスGの上下端を把持したならば、
主吸着盤18による吸引状態を解除するとともに切換弁
29を操作して圧気源27からのエアを主吸着盤18か
ら噴出する。この場合副吸着盤20による吸引状態は継
続しておく。
而る後、走行台3を元の位置に戻すべく第1図中左方へ
移動せしめる。すると、主吸着盤18による吸着状態は
解除されているので第6図に示すように合紙Pのみが副
吸着盤20に吸着された状態で板ガラスGから剥離され
る。
この後、副吸着盤18による吸引を解除するとともに副
吸着盤20からエアを噴出することで合紙Pをベルトコ
ンベア34上に落下せしめ、収納箱35内に送り込む。
尚、図示例にあっては主吸着盤18のブラケットに副吸
着盤20を取付けるようにしているが、枠フレーム15
に副吸着盤20を取付けるようにしてもよく、また主吸
着盤18と副吸着盤20の数は必ずも同数でなくともよ
い。
(考案の効果) 以上に説明したように本考案によれば、板ガラスの吸着
受渡し装置自体に、合紙の除去を行なう副吸着盤を設け
たので、合紙除去装置を別途設ける必要がなく、コスト
的に有利となるのは勿論、スペース的にもまた作業効率
の面からも有利となる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案に係る合紙除去機能を備えた吸着受渡し
装置の正面図、第2図は第1図のA−A矢視方向拡大
図、第3図は吸着盤の側面図、第4図は吸着盤の回路
図、第5図及び第6図は吸着受渡し装置の作用を示す図
である。 尚、図面中、3は走行台、11は反転アーム、15は枠
フレーム、18は主吸着盤、20は副吸着盤、21はエ
アシリンダユニット、Gは板ガラス、Pは合紙である。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】一面に合紙を重ねた板ガラスを吸着して他
    の場所へ受渡す装置において、この装置は合紙の上から
    板ガラスを吸着する主吸着盤と、この主吸着盤に吸着面
    を共通にして付設される合紙吸着用の副吸着盤とを備
    え、前記主吸着盤と副吸着盤は圧気源と真空引きポンプ
    に対し、それぞれ独立した配管で接続され、かつ各配管
    途中に設けた切換弁でそれぞれ独立して吸引とエア噴出
    の切換えを行うようにしたことを特徴とする合紙除去機
    能を備えた板ガラスの吸着受渡し装置。
JP19022287U 1987-12-15 1987-12-15 合紙除去機能を備えた板ガラスの吸着受渡し装置 Expired - Lifetime JPH061546Y2 (ja)

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JP19022287U JPH061546Y2 (ja) 1987-12-15 1987-12-15 合紙除去機能を備えた板ガラスの吸着受渡し装置

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JPH0194331U JPH0194331U (ja) 1989-06-21
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JP2002173112A (ja) * 2000-12-06 2002-06-18 Toyo Jidoki Co Ltd 自動包装機の給袋装置

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