JPH0615378A - 成型用金型 - Google Patents
成型用金型Info
- Publication number
- JPH0615378A JPH0615378A JP17216392A JP17216392A JPH0615378A JP H0615378 A JPH0615378 A JP H0615378A JP 17216392 A JP17216392 A JP 17216392A JP 17216392 A JP17216392 A JP 17216392A JP H0615378 A JPH0615378 A JP H0615378A
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- die
- punch
- work
- chip
- molding
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- Granted
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- Mounting, Exchange, And Manufacturing Of Dies (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 加工するワークの板厚や成形高さが変わって
も、同形状の成品ならば同じ金型で成形加工を行うこと
ができるパンチプレスの成形用金型を提供する。 【構成】 パンチ11におけるパンチボディ49に設け
た下方へ開口した凹部状の成形部51に対向した位置に
上下動自在かつダイボディ55の傾斜面91に係合し横
移動可能なダイチップ81をダイボディ55に設けると
共に、ダイチップ81を支持しかつ下からの押上力を伝
達するための上下動自在な支持部材69をダイボディ5
5内に設けてなる構成としたことを特徴とする。
も、同形状の成品ならば同じ金型で成形加工を行うこと
ができるパンチプレスの成形用金型を提供する。 【構成】 パンチ11におけるパンチボディ49に設け
た下方へ開口した凹部状の成形部51に対向した位置に
上下動自在かつダイボディ55の傾斜面91に係合し横
移動可能なダイチップ81をダイボディ55に設けると
共に、ダイチップ81を支持しかつ下からの押上力を伝
達するための上下動自在な支持部材69をダイボディ5
5内に設けてなる構成としたことを特徴とする。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】この発明はパンチングマシンの成
形用金型に係り、さらに詳しくは、加工する板厚の変化
および成形高さの変化に対応できる成形用金型に関する
ものである。
形用金型に係り、さらに詳しくは、加工する板厚の変化
および成形高さの変化に対応できる成形用金型に関する
ものである。
【0002】
【従来の技術】従来の例えばタレットパンチプレスのご
ときパンチプレスにおいては、加工するワークの板厚毎
にまた、加工するワークの成形高さ毎に対応した成形用
金型を使用するのが一般的であった。
ときパンチプレスにおいては、加工するワークの板厚毎
にまた、加工するワークの成形高さ毎に対応した成形用
金型を使用するのが一般的であった。
【0003】このため、種々の板厚および成形高さに対
する専用の成形用金型を用意して成形加工するのが一般
的であった。
する専用の成形用金型を用意して成形加工するのが一般
的であった。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うな従来の技術にあっては、加工するワークの板厚およ
び成形高さが変わった場合、板厚に応じた成形用金型お
よび成形高さに応じた成形金型が必要となるため、種々
の板厚に対する成形用金型および種々の成形高さに対す
る成形金型が必要とされてコストの面で問題がある。
うな従来の技術にあっては、加工するワークの板厚およ
び成形高さが変わった場合、板厚に応じた成形用金型お
よび成形高さに応じた成形金型が必要となるため、種々
の板厚に対する成形用金型および種々の成形高さに対す
る成形金型が必要とされてコストの面で問題がある。
【0005】また、板厚が変化するたびに、また成形高
さが変化するたびに成形用金型を交換しなければなら
ず、作業性が悪い。
さが変化するたびに成形用金型を交換しなければなら
ず、作業性が悪い。
【0006】この発明の目的は、このような従来の技術
に着目してなされたものであり、加工するワークの板厚
が変わっても、また加工するワークの成形高さが変わっ
ても同形状の製品ならば同じ金型で成形加工を行うこと
ができる成形用金型を提供することにある。
に着目してなされたものであり、加工するワークの板厚
が変わっても、また加工するワークの成形高さが変わっ
ても同形状の製品ならば同じ金型で成形加工を行うこと
ができる成形用金型を提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
めに、この発明はパンチにおけるパンチボディに設けた
下方へ開口した凹部状の成形部に対向した位置に上下動
自在かつダイボディの傾斜面に係合し横移動可能なダイ
チップを前記ダイボディに設けると共に、前記ダイチッ
プを支持しかつ下からの押上力を伝達するための上下動
自在な支持部材を前記ダイボディ内に設けてなることを
特徴とするものである。
めに、この発明はパンチにおけるパンチボディに設けた
下方へ開口した凹部状の成形部に対向した位置に上下動
自在かつダイボディの傾斜面に係合し横移動可能なダイ
チップを前記ダイボディに設けると共に、前記ダイチッ
プを支持しかつ下からの押上力を伝達するための上下動
自在な支持部材を前記ダイボディ内に設けてなることを
特徴とするものである。
【0008】
【作用】前記の構成において、先づダイボディ上にワー
クを位置決めして載置せしめた後、パンチボディを下降
せしめ、このパンチボディと上記ダイボディとでワーク
を挾持する。而して、支持部材を下方から押し上げる
と、ダイチップは予め例えば凹部状に切断されたワーク
を突き破りながら上記パンチボディ下方へ開口した凹部
状の成形部に突入すると共に、上記ダイチップの傾斜面
は上記ダイボディに設けられた傾斜面に係合しながら上
昇するから、ダイチップは左方へ水平移動しながら上昇
する。依って、突き破られたワークは上方へ折り曲げら
れながら左方へ押し付けられる。そして、最終的には上
方へ折り曲げられたワークの部分は、前記パンチボディ
に設けられた凹部状の成形部左面とダイチップの左面と
にしっかり挾持されることにより、ダイチップの上昇も
止まって上向き成形加工が完了する。
クを位置決めして載置せしめた後、パンチボディを下降
せしめ、このパンチボディと上記ダイボディとでワーク
を挾持する。而して、支持部材を下方から押し上げる
と、ダイチップは予め例えば凹部状に切断されたワーク
を突き破りながら上記パンチボディ下方へ開口した凹部
状の成形部に突入すると共に、上記ダイチップの傾斜面
は上記ダイボディに設けられた傾斜面に係合しながら上
昇するから、ダイチップは左方へ水平移動しながら上昇
する。依って、突き破られたワークは上方へ折り曲げら
れながら左方へ押し付けられる。そして、最終的には上
方へ折り曲げられたワークの部分は、前記パンチボディ
に設けられた凹部状の成形部左面とダイチップの左面と
にしっかり挾持されることにより、ダイチップの上昇も
止まって上向き成形加工が完了する。
【0009】
【実施例】以下この発明の好適な一実施例を図面に基づ
いて説明する。
いて説明する。
【0010】図5には、パンチプレスとしてのタレット
パンチプレス1が示してある。このタレットパンチプレ
ス1は、ベース3の両側にサイドフレーム5、7を立設
し、さらにこれらサイドフレーム5、7の上側に上部フ
レーム9を備えてなるものである。
パンチプレス1が示してある。このタレットパンチプレ
ス1は、ベース3の両側にサイドフレーム5、7を立設
し、さらにこれらサイドフレーム5、7の上側に上部フ
レーム9を備えてなるものである。
【0011】そして、上部フレーム9の下方には、複数
の上金型(ここでは成形用上金型である)としてのパン
チ11を着脱自在に装着した円盤状の上部タレット13
が、上部回転軸15によって回転自在に支持されてい
る。この上部タレット13に対向してベース3の上方に
は、前記パンチ11と対をなす複数の下金型としてのダ
イ17を着脱自在に装着した下部タレット19が、下部
回転軸21によって回転自在に支持されている。そし
て、上部フレーム9の下側には、上金型11を押圧する
押圧子23を装備した油圧シリンダ25が設けられてい
る。さらに、ベース3における上記押圧子23の対向位
置には、後述のダイ17を上方へ押圧するためのプレス
シリンダ27がピストンロッド29を上方に向けて設け
られている。
の上金型(ここでは成形用上金型である)としてのパン
チ11を着脱自在に装着した円盤状の上部タレット13
が、上部回転軸15によって回転自在に支持されてい
る。この上部タレット13に対向してベース3の上方に
は、前記パンチ11と対をなす複数の下金型としてのダ
イ17を着脱自在に装着した下部タレット19が、下部
回転軸21によって回転自在に支持されている。そし
て、上部フレーム9の下側には、上金型11を押圧する
押圧子23を装備した油圧シリンダ25が設けられてい
る。さらに、ベース3における上記押圧子23の対向位
置には、後述のダイ17を上方へ押圧するためのプレス
シリンダ27がピストンロッド29を上方に向けて設け
られている。
【0012】従って、上部タレット13と下部タレット
19は、フレーム内に装備した図示しないタレット用サ
ーボモータにより同期して回転制御され、所望のパンチ
11とダイ17の対が押圧子23の真下である加工位置
に選択的に位置決め制御されるようになっている。
19は、フレーム内に装備した図示しないタレット用サ
ーボモータにより同期して回転制御され、所望のパンチ
11とダイ17の対が押圧子23の真下である加工位置
に選択的に位置決め制御されるようになっている。
【0013】さらに、ベース3の上面中央には図示しな
い固定テーブルが設けられ、この固定テーブルを挟んで
左右両側には図中Y方向に沿って位置決め制御される一
対の可動テーブル31が移動自在に支承されている。そ
して、この可動テーブル31には、固定テーブルを跨い
だ状態で前後方向(図5で紙面直角方向)に延びるキャ
リッジベース33が一体的に装備されている。また、こ
のキャリッジベース33内には、前後方向に移動自在の
キャリッジ35が装備されている。このキャリッジ35
には、板状のワークWの一端を把持するワーククランプ
37がX方向に移動自在に装備されている。
い固定テーブルが設けられ、この固定テーブルを挟んで
左右両側には図中Y方向に沿って位置決め制御される一
対の可動テーブル31が移動自在に支承されている。そ
して、この可動テーブル31には、固定テーブルを跨い
だ状態で前後方向(図5で紙面直角方向)に延びるキャ
リッジベース33が一体的に装備されている。また、こ
のキャリッジベース33内には、前後方向に移動自在の
キャリッジ35が装備されている。このキャリッジ35
には、板状のワークWの一端を把持するワーククランプ
37がX方向に移動自在に装備されている。
【0014】従って、上部タレット13と下部タレット
19の間へのワークWの位置決めは、ワークWを把持す
るワーククランプ37が装備されたキャリッジ35がキ
ャリッジベース33上を前後方向(図5で紙面直角方
向)に移動制御され、且つキャリッジベース33がY方
向に移動制御されることにより行われることになる。
19の間へのワークWの位置決めは、ワークWを把持す
るワーククランプ37が装備されたキャリッジ35がキ
ャリッジベース33上を前後方向(図5で紙面直角方
向)に移動制御され、且つキャリッジベース33がY方
向に移動制御されることにより行われることになる。
【0015】このようにして位置決めされたワークW
は、上部タレット13と下部タレット19を回転位置決
めして選択した所定のパンチ11及びダイ17により成
形加工が行われる。
は、上部タレット13と下部タレット19を回転位置決
めして選択した所定のパンチ11及びダイ17により成
形加工が行われる。
【0016】次に、図1,図2に基づいて成形用金型3
9について説明する。成形用金型39は、上金型として
のパンチ11と、下金型としてのダイ17を備えてい
て、パンチ11、ダイ17はそれぞれ上,下部タレット
13,19に装着されている。パンチ11は、押圧子2
3により押圧されるパンチヘッド41の下側にボルト4
3,45及び取付け部材47を介してパンチボディ49
が取付けられており、パンチボディ49の先端(図1中
下側端部)は、成形加工用の凹部51が形成されてい
る。なお、取付け部材47と上部タレット13との間に
はスプリング53が設けられていて、パンチボディ49
を上方へ付勢している。
9について説明する。成形用金型39は、上金型として
のパンチ11と、下金型としてのダイ17を備えてい
て、パンチ11、ダイ17はそれぞれ上,下部タレット
13,19に装着されている。パンチ11は、押圧子2
3により押圧されるパンチヘッド41の下側にボルト4
3,45及び取付け部材47を介してパンチボディ49
が取付けられており、パンチボディ49の先端(図1中
下側端部)は、成形加工用の凹部51が形成されてい
る。なお、取付け部材47と上部タレット13との間に
はスプリング53が設けられていて、パンチボディ49
を上方へ付勢している。
【0017】ダイ17は、先づダイボディ55がダイホ
ルダ57を介して下部タレット19に装着されている。
このダイホルダ57は、ねじ59により下部タレット1
9に固定されていると共に、内藏されたピン61により
ダイボディ55の回転を押さえている。このダイボディ
55には、上部に大径凹み63に続いて下部に小径凹み
65が設けてある。そして、小径凹み65の底部中心穴
67に案内されてスライドシャフト(支持部材)69が
上下動自在に設けてある。このスライドシャフト69の
上部には大径部71が設けてある。
ルダ57を介して下部タレット19に装着されている。
このダイホルダ57は、ねじ59により下部タレット1
9に固定されていると共に、内藏されたピン61により
ダイボディ55の回転を押さえている。このダイボディ
55には、上部に大径凹み63に続いて下部に小径凹み
65が設けてある。そして、小径凹み65の底部中心穴
67に案内されてスライドシャフト(支持部材)69が
上下動自在に設けてある。このスライドシャフト69の
上部には大径部71が設けてある。
【0018】さらに、スライドシャフト69の下端にボ
ルト73によって固定されたスプリングカラー75と、
上記ダイボディ55底部との間にはスプリング77が設
けてあって、スライドシャフト69を常時下方に付勢し
ている。従って下限位置は、図2に示すようにスライド
シャフト69の大径部71がダイボディ55の小径凹み
65の底部に当接することにより規制される。
ルト73によって固定されたスプリングカラー75と、
上記ダイボディ55底部との間にはスプリング77が設
けてあって、スライドシャフト69を常時下方に付勢し
ている。従って下限位置は、図2に示すようにスライド
シャフト69の大径部71がダイボディ55の小径凹み
65の底部に当接することにより規制される。
【0019】一方、スライドシャフト69の大径部71
上面には、図3にも示されているようにT形溝79が設
けられている。そして、このT形溝79に係合する底部
を有するダイチップ81が、図1における左右に移動可
能に設けてある。このダイチップ81左側は垂直なワー
ク成形面83になっているが、右側には傾斜面85が設
けられている。さらに、ダイボディ55の大径凹み63
にはダイプレート87が設けてある。このダイプレート
87には、ダイチップ81が上下動かつ左右動自在に移
動できるような内孔89が設けてある。そしてこの内孔
89の右側は、ダイチップ81の傾斜面85に係合する
傾斜面91が設けてある。また内孔89の左側、ダイプ
レート87内にはダイチップエジェクタ93が設けてあ
って、ダイチップ81を常時右方へ付勢している。
上面には、図3にも示されているようにT形溝79が設
けられている。そして、このT形溝79に係合する底部
を有するダイチップ81が、図1における左右に移動可
能に設けてある。このダイチップ81左側は垂直なワー
ク成形面83になっているが、右側には傾斜面85が設
けられている。さらに、ダイボディ55の大径凹み63
にはダイプレート87が設けてある。このダイプレート
87には、ダイチップ81が上下動かつ左右動自在に移
動できるような内孔89が設けてある。そしてこの内孔
89の右側は、ダイチップ81の傾斜面85に係合する
傾斜面91が設けてある。また内孔89の左側、ダイプ
レート87内にはダイチップエジェクタ93が設けてあ
って、ダイチップ81を常時右方へ付勢している。
【0020】上記構成により、先づ図2においてダイボ
ディ55上に例えば図4(a)に示されているように凹
部状に切断されたワークWを位置決めして載置せしめた
後、油圧シリンダ25のピストンロッドを下降せしめる
ことにより押圧子23がパンチヘッド41を押圧する
と、パンチボディ49はスプリング53の付勢力に抗し
て下降する。而して、ダイボディ55と協働してワーク
Wを強固に挾持する。
ディ55上に例えば図4(a)に示されているように凹
部状に切断されたワークWを位置決めして載置せしめた
後、油圧シリンダ25のピストンロッドを下降せしめる
ことにより押圧子23がパンチヘッド41を押圧する
と、パンチボディ49はスプリング53の付勢力に抗し
て下降する。而して、ダイボディ55と協働してワーク
Wを強固に挾持する。
【0021】然る後、プレスシリンダ27のピストンロ
ッド29を伸長せしめると、スプリングカラー75を突
き上げるからスライドシャフト69およびダイチップ8
1はスプリング77の付勢力に抗して突き上げられる。
そしてダイチップ81は、ワークWを突き破って上昇す
るにともなって傾斜面85,91が摺動することによ
り、ダイチップ81は図1において左方へダイチップエ
ジェクタ93の付勢力に抗して移動する。そして、ダイ
チップ81のワーク成形面93は、上方へ成形されつつ
あるワークWの部分をパンチボディ49の凹部51の左
側面へ押し付けると共に、ワークWの板厚に応じた位置
でダイチップ81の左行も上昇も停止して図4(b)に
示したようにワークWに成形加工が完了する。
ッド29を伸長せしめると、スプリングカラー75を突
き上げるからスライドシャフト69およびダイチップ8
1はスプリング77の付勢力に抗して突き上げられる。
そしてダイチップ81は、ワークWを突き破って上昇す
るにともなって傾斜面85,91が摺動することによ
り、ダイチップ81は図1において左方へダイチップエ
ジェクタ93の付勢力に抗して移動する。そして、ダイ
チップ81のワーク成形面93は、上方へ成形されつつ
あるワークWの部分をパンチボディ49の凹部51の左
側面へ押し付けると共に、ワークWの板厚に応じた位置
でダイチップ81の左行も上昇も停止して図4(b)に
示したようにワークWに成形加工が完了する。
【0022】次に、図2の状態に戻すには、先づプレス
シリンダ27のピストンロッド29を没入せしめるとダ
イチップ81およびスライドシャフト69はスプリング
77の付勢力により下降すると共に、ダイチップ81も
ダイチップエジェクタ93の付勢力により傾斜面85,
91を摺動させながら右に移動する。
シリンダ27のピストンロッド29を没入せしめるとダ
イチップ81およびスライドシャフト69はスプリング
77の付勢力により下降すると共に、ダイチップ81も
ダイチップエジェクタ93の付勢力により傾斜面85,
91を摺動させながら右に移動する。
【0023】然る後、油圧シリンダ25のピストンロッ
ドを没入せしめると押圧子23も上昇するから、パンチ
ボディ49はスプリング53の付勢力により上昇する。
よって成形金型39は図2の状態に戻る。但し成形され
たワークWがダイボディ55上に残る。
ドを没入せしめると押圧子23も上昇するから、パンチ
ボディ49はスプリング53の付勢力により上昇する。
よって成形金型39は図2の状態に戻る。但し成形され
たワークWがダイボディ55上に残る。
【0024】このように、ダイチップ85の上昇に伴な
い傾斜面85がダイプレート87の傾斜面91に沿って
スライドするため、ダイチップ81は左側へ移動しなが
ら上昇して成形加工を行う。従って加工するワークWの
板厚が変化しても、ダイチップ81の左側への移動量が
変化することにより対応することができる。またパンチ
ボディ49の凹部51の高さに余裕があるので成形高さ
が多少変化しても対応することができる。
い傾斜面85がダイプレート87の傾斜面91に沿って
スライドするため、ダイチップ81は左側へ移動しなが
ら上昇して成形加工を行う。従って加工するワークWの
板厚が変化しても、ダイチップ81の左側への移動量が
変化することにより対応することができる。またパンチ
ボディ49の凹部51の高さに余裕があるので成形高さ
が多少変化しても対応することができる。
【0025】依って一種類の成形用金型39で、種々の
板厚、種々の成形高さのワークWを成形加工することが
でき、従来のように板厚や加工高さが変化してもパンチ
11およびダイ17を交換する必要がなくなる。このた
め作業能率が向上すると共に、経済的効果も大である。
板厚、種々の成形高さのワークWを成形加工することが
でき、従来のように板厚や加工高さが変化してもパンチ
11およびダイ17を交換する必要がなくなる。このた
め作業能率が向上すると共に、経済的効果も大である。
【0026】なお、この発明は前述の実施例に限定され
ることなく、適宜の変更を行うことにより種々の態様で
実施し得るものである。例えば上記実施例においては、
タレットパンチ1に使用する場合について説明したが、
この発明はこれに限らず種々のパンチプレスに適用する
ことができる。
ることなく、適宜の変更を行うことにより種々の態様で
実施し得るものである。例えば上記実施例においては、
タレットパンチ1に使用する場合について説明したが、
この発明はこれに限らず種々のパンチプレスに適用する
ことができる。
【0027】
【発明の効果】この発明に係る成形用金型は以上説明し
たような構成のものであり、パンチに装着されたパンチ
ボディの先端に設けられている凹部状の成形部に、ダイ
に設けられたダイチップが嵌合することにより成形加工
を行う。この際、ダイチップの上昇に伴ってダイボディ
の傾斜面とダイチップの傾斜面とが当接し、ダイチップ
はダイに対して水平方向へ移動しながら相対的に上昇す
るため、加工するワークの板厚が変化してもダイチップ
の水平移動量が変化するだけで成形加工は板厚にかかわ
らず、また成形高さにかかわらず行われることになる。
従って、従来のように板厚および成形高さが変化したと
きでもその都度成形用金型を交換する必要がない。
たような構成のものであり、パンチに装着されたパンチ
ボディの先端に設けられている凹部状の成形部に、ダイ
に設けられたダイチップが嵌合することにより成形加工
を行う。この際、ダイチップの上昇に伴ってダイボディ
の傾斜面とダイチップの傾斜面とが当接し、ダイチップ
はダイに対して水平方向へ移動しながら相対的に上昇す
るため、加工するワークの板厚が変化してもダイチップ
の水平移動量が変化するだけで成形加工は板厚にかかわ
らず、また成形高さにかかわらず行われることになる。
従って、従来のように板厚および成形高さが変化したと
きでもその都度成形用金型を交換する必要がない。
【図1】この発明に係る成形用金型の全体を示し、かつ
成形完了時における断面図である。
成形完了時における断面図である。
【図2】図1に示す成形用金型において、パンチが上昇
しダイチップと支持部材が下降した状態を示す断面図で
ある。
しダイチップと支持部材が下降した状態を示す断面図で
ある。
【図3】図1におけるIII −III 断面図である。
【図4】a図は凹部状に切断されたワークの平面図、b
図はワークから折曲げられた成形部を示した側面図であ
る。
図はワークから折曲げられた成形部を示した側面図であ
る。
【図5】この発明に係る成形用金型を用いたタレットパ
ンチプレスの全体を示す説明図である。
ンチプレスの全体を示す説明図である。
1 タレットパンチプレス 11 パンチ 17 ダイ 39 成形用金型 51 凹部(成形部) 55 ダイボディ 69 スライドシャフト(支持部材) 81 ダイチップ 85 傾斜面 91 傾斜面 W ワーク
Claims (1)
- 【請求項1】 パンチにおけるパンチボディに設けた下
方へ開口した凹部状の成形部に対向した位置に上下動自
在かつダイボディの傾斜面に係合し横移動可能なダイチ
ップを前記ダイボディに設けると共に、前記ダイチップ
を支持しかつ下からの押上力を伝達するための上下動自
在な支持部材を前記ダイボディ内に設けてなることを特
徴とする成形用金型。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP4172163A JP2611089B2 (ja) | 1992-06-30 | 1992-06-30 | 成型用金型 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP4172163A JP2611089B2 (ja) | 1992-06-30 | 1992-06-30 | 成型用金型 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0615378A true JPH0615378A (ja) | 1994-01-25 |
JP2611089B2 JP2611089B2 (ja) | 1997-05-21 |
Family
ID=15936748
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP4172163A Expired - Fee Related JP2611089B2 (ja) | 1992-06-30 | 1992-06-30 | 成型用金型 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2611089B2 (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
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