JPH0615333B2 - 電動式パワ−ステアリングの制御装置 - Google Patents

電動式パワ−ステアリングの制御装置

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JPH0615333B2
JPH0615333B2 JP18691186A JP18691186A JPH0615333B2 JP H0615333 B2 JPH0615333 B2 JP H0615333B2 JP 18691186 A JP18691186 A JP 18691186A JP 18691186 A JP18691186 A JP 18691186A JP H0615333 B2 JPH0615333 B2 JP H0615333B2
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Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 この発明は、ステアリングホイールの操舵トルクに応じ
て操舵補助トルクを発生するパワーステアリング用電動
機を有する電動式パワーステアリングにおいて、パワー
ステアリング用電動機の作動により、バッテリ電圧が低
下したときにこれを補償するようにした電動式パワース
テアリングの制御装置に関する。
〔従来の技術〕
この種の電動式パワーステアリングにおいては、ステア
リングギヤ機構に連結したパワーステアリング用電動機
によってステアリングホイールの操舵トルクに応じた操
舵補助トルクを発生させ、これによりステアリングホイ
ールの操舵力の軽減を計るようにしている(例えば特開
昭58−8467号公報参照)。このため、パワーステ
アリング用電動機の定格出力が車両に搭載されている他
の電動機例えばワイパーモータ、パワーウィンドモータ
等に比較して遥かに高く選定されているのが一般的であ
る。
〔発明が解決しようとする問題点〕
しかしながら、上記従来の電動式パワーステアリングに
おいては、パワーステアリング用の電動機の定格出力が
大きいので、これによる電力消費量も当然大きくなり、
車両に搭載された電源(オルタネータ及びバッテリ)の
負担が増加する。
このため、例えば冬期の夜間で降雨時のような状況で
は、ヘッドライト、ワイパー、ヒーターブロワ、リヤデ
フォッガーなどの比較的電力消費量の多い電気機器を作
動させており、しかもバッテリは低温のためにその能力
が低下しているので、この状態で電動式パワーステアリ
ングで据切りを行うと、パワーステアリング用電動機の
電力消費量が多いことから電源の電圧が下がり、同一電
源から電力を供給しているうエンジン制御系が不作動状
態となってエンジン停止状態となるおそれが高いという
問題点があった。
この問題点を解決するために、バッテリ及びオルタネー
タを大容量のものに変更することも考えられるが、この
場合には、バッテリ及びオルタネータを既存のものと交
換する必要があり、製造コストが嵩むと共に、重量の増
加やスペースの確保の難点があり、実用的ではない。
また、パワーステアリング用の電動機を、寸法的に大形
化して、特性上より効率のよい作動点で電動機が作動す
るようにすることも考えられるが、この場合も上記と同
様に製造コストが嵩むと共に、重量の増加やスペースの
確保の難点があり、実用化は困難である。
本発明は、上記従来例の問題点に鑑みなされたものであ
って、パワーステアリング用の電動機による電力消費量
が増加して、電源電圧が降下したときに、車両の走行状
態に支障を来さないパワーステアリング用電動機を含む
電気機器に対する電力供給を制限することにより、電源
電圧を所定値以上に維持し、もって上記従来例の問題点
を解決することを目的としている。
〔問題点を解決するための手段〕
本発明では、上記問題点を解決するために、ステアリン
グホイールの操舵トルクに応じて操舵補助トルクを発生
するパワーステアリング用電動機を有する電動式パワー
ステアリングにおいて、前記パワーステアリング用電動
機に供給するバッテリの電源電圧が所定値以上のの正常
状態であるか所定値未満の異常状態であるかを検出する
電源電圧異常検出回路と、該電源電圧異常検出回路の検
出結果が異常状態であるときに、前記バッテリに接続さ
れた車両の走行に支障のない前記パワーステアリング用
電動機以外の電気機器に対する電力供給を所定の優先順
位で順次制限し、最終制限状態で当該電源電圧異常検出
回路の検出結果が異常状態を継続するときに前記パワー
ステアリング用電動機に供給する電力を制限する電力制
限回路とを備えたことを特徴とする 〔作用〕 本発明の作用は、バッテリの電源電圧を電源電圧異常検
出回路で検出し、ステアリングホイールを操舵せず、パ
ワーステアリング用電動機が非作動状態にある通常状態
では、バッテリの電圧不足でない限り他の電気機器での
電力消費量がさほど多くないので、バッテリの電源電圧
は所定電圧以上となっており、電源電圧異常検出回路か
らは、正常状態を表す検出信号が出力され、この状態
で、使用されている電気機器に所定の電力を供給する。
この状態で、ステアリングホイールを操舵することによ
り、パワーステアリング用電動機が作動状態となって操
舵補助力を発生する状態となると、このパワーステアリ
ング用電動機の消費電力によってバッテリの電源電圧が
低下する。このとき、バッテリが定格電圧を維持してい
る状態では、その電源電圧の低下分によって所定値未満
となることがなく、上記と同様にパワーステアリング用
電動機及び他の電気機器が正常に作動される。
しかしながら、ステアリングホイールの操舵によるパワ
ーステアリング用電動機の作動によって、バッテリの電
源電圧が所定値未満となると、これが電源電圧異常検出
回路で検出され、この電源電圧異常検出回路から異常検
出信号が出力される。この異常検出信号が電力制限回路
に供給されると、この電力制限回路で、車両の走行に支
障のない電気機器例えばヒータブロア,リヤデフォッガ
等にバッテリから供給する電力を所定の優先順位に従っ
て制限する。これによってバッテリの消費電力を順次低
下させて、パワーステアリング用電動機の作動を確保す
る。
また、少なくとも電力制限回路で、車両の走行に支障の
ない電気機器に対する電力を制限してもなおバッテリの
電源電圧が所定値より低下する場合には、パワーステア
リング用電動機に供給する電力を制限することにより、
バッテリの電源電圧を所定値以上に維持してエンジン制
御回路等の車両の走行に必要な電気機器の作動を維持す
る。
〔実施例〕
以下、本発明の一実施例を図面に従って説明する。
第1図は本発明による電動式パワーステアリングの制御
装置の一実施例を示すブロック図である。
図中、1はステアリングホイールの操舵に応じて生じる
操舵トルクを検出するトルクセンサであって、このトル
クセンサ1は、ステアリングホイールが中立状態にある
状態で、所定値の中立電圧Vを出力し、これよりステ
アリングホイールを右切りすると、そのときの操舵トル
クに応じて中立電圧Vより高い電圧Vを、右切りす
ると中立電圧Vより低い電圧Vをそれぞれトルク検
出信号として出力する。2は連速に応じたパルス信号を
出力する車速センサである。
トルクセンサ1のトルク検出信号は、バッファアンプ3
を介して、車速センサ2の車速検出信号は周波数−電圧
変換回路4を介してそれぞれパワーステアリング制御装
置5に入力される。
このパワーステアリング制御装置5は、パワーステアリ
ング用電動機6の制御特性を選定する制御特性選定回路
7と、この制御特性選択回路7の出力電圧が供給される
電動機駆動回路8と、電動機6の負荷電流を検出する電
流検出器9と、この電流検出器9から出力される検出電
流値に比例した出力電圧Vが供給される電流制限回路
10、大電流時間制限回路11及び電動機電流異常検出
回路12と、バッテリBに接続された電源リレーを含む
電源回路13と、バッテリBの電源電圧を検出し、これ
が所定値以上であるか否かを検出する電源電圧異常検出
回路14と、この電源電圧異常検出回路14の異常検出
信号に応じて電動機6及び他の車両の走行に支障を生じ
ない例えばヒータブロア,リヤデフォッガ等の電力を制
限する電力制限回路15と、トルクセンサ1の中立電圧
を検出したときに、論理値“0”の検出信号を出力する
中立検出回路16及びトルクセンサ1の異常を検出する
トルクセンサ異常検出回路17とを備えている。
制御特性選定回路7は、第2図に示すように、トルクセ
ンサ1のトルク検出信号がバッファアンプ3を介して入
力される入力端子7aとこの入力端子7aに抵抗R
介して接続された出力端子7bと、抵抗Rと出力端子
7bとの接続点と接地との間に接続された抵抗Rとフ
ォトカプラ7cを構成するフォトトランジスタTr1との
並列回路と、周波数−電圧変換回路4で電圧に変換され
た車速検出信号DV、電流制限回路10の出力RI及び
大電流時間制限回路11の出力RT、及び電力制限回路
15から出力される異常検出出力Aがそれぞれダイオ
ードD〜Dを介して非反転入力側に入力されるオペ
アンプ7dと、その出力側にベースが接続されたトラン
ジスタTr2とを備えている。そして、トランジスタTr2
のコレクタがフォトカプラ7cを構成する発光ダイオー
ドDを介してコントローラ電源に、エミッタが抵抗R
を介して接地にそれぞれ接続され、且つトランジスタ
Tr2のエミッタの前記オペアンプ7dの負の入力側とが
接続されている。
電動機駆動回路8は、制御特性選定回路7の出力が供給
されると共に、前記電動機6の端子間電圧を検出する端
子電圧検出回路8aの電圧検出出力がフィードバック信
号として供給される例えば作動増幅回路で構成されたフ
ィードバック回路8bと、その出力が供給されこれに応
じたデューティ比のパルス出力Pa及びその反転パルス
出力Pbをそれぞれ出力するパルス幅変調回路8cと、
そのパルス出力Pa及び反転パルス出力Pbを接地に側
路するバイパス回路8dと、電動機6の両端子間に接続
されたトランジスタブリッジ回路8eとを備えている。
ここで、パルス幅変調回路8cは、そのパルス基本周波
数が可聴範囲以下となる役15〜20kHzに選択され、
且つフィードバック回路8bの出力に応じて、トルクセ
ンサ1の出力が中立電圧Vであるときには、パルス出
力Paのオン・オフ比が50:50となり、従って反転
パルス出力Pbのオン・オフ比も50:50となり、ス
テアリングホイールを右切り状態(又は左切り状態)と
すると、パルス出力Paがそのときのトルク値に応じて
オン・オフ比が50:50から100:0(又は0:1
00)(直流レベル)まで連続的に変化し、反転パルス
出力Pbがその反転出力となる。
また、バイパス回路8dは、中立検出回路16の中立検
出信号Sがインバータ8fを介して供給されると共
に、後述する車速判定回路25の判定出力が供給され、
これらの何れかが論理値“1”であるときに、パルス出
力Pa及びPbを接地に側路する。
さらに、トランジスタブリッジ回路8eは、4個のトラ
ンジスタTr3〜Tr6が正の直流電源及び接地間にトラン
ジスタTr3及びTr4の直列回路とトランジスタTr5及び
Tr6の直流回路とが並列に接続され、トランジスタTr3
及びTr4の接続点とトランジスタTr5及びTr6の接続点
との間に前記パワーステアリング用電動機6が接続され
ている。そして、トランジスタTr3及びTr6のベースに
パルス幅変調回路8cのパルス出力Paが、トランジス
タTr4及びTr5のベースにパルス幅変調回路8cの反転
パルス出力Pbがそれぞれ供給されている。
大電流時間制限回路11は、モータ駆動電流が通常使用
される最大値に近い設定されたレベルに達し、さらにそ
れ以上電流が流れ続けようとするとき、その通電時間を
設定し、通電時間経過後に一定の特性のもとに電流値を
減少させてモータ及び駆動トランジスタの保護を行うた
めの回路であって、第3図に示すように構成されてい
る。
すなわち、電流検出器9から出力される検出電流値に比
例した出力電圧Vが供給され、これと予め設定された
時間制限を作動させる設定電流値に比例した設定電圧V
とを比較し、V>Vとなって検出電流値が設定電
流値を越えたときに検出信号を出力する大電流検出部3
1と、その検出信号を受けて予め設定された時間後に信
号を出力するタイマー部32と、その出力信号を受けて
定常の出力信号レベルに対して予め設定された変化率で
出力信号レベルを徐々に変化させる出力暫増回路33と
を備え、タイマー部32及び出力暫増回路33のそれぞ
れに操舵状態が中立位置に戻ったことを検出する中立検
出回路16の中立検出信号がリセット信号として供給さ
れている。出力暫増回路33の出力が大電流時間制限出
力RTとして、前記制御特性選定回路7に対して出力さ
れ、この出力に基づき制御特性選定回路7は、所定の出
力特性に従ってモータを駆動する電流を減少させるよう
に作動する。
この大電流時間制限回路11の具体的な実施例を第4図
に示す。
大電流検出部31は、比較回路としてのオペアンプ31
a、可変抵抗31b及びプルアップ抵抗31cで構成さ
れ、オペアンプ31aで、その反転入力側に入力される
電流検出器9からのモータ駆動電流に比例した出力電圧
と、非反転入力側に入力される可変抵抗器31bに
よって設定された設定電圧Vとを比較し、検出電圧V
が設定電圧Vを越えた時に出力側から出力される大
電流検出信号Sを論理値“1”から論理値“0”に反
転させる。
タイマー部32は、モノステーブルマルチバイブレータ
32aと、D型フリップフロップ32bと、インバータ
32cと、モノステーブルマルチバイブレータ32a側
の抵抗32d,可変抵抗32e及びコンデンサ32fで
なる時定数回路と、D型フリップフロップ32b側の抵
抗32g及びコンデンサ32hでなる微分回路とで構成
され、大電流検出部31の検出信号Sが論理値“0”
に反転すると、抵抗32d,可変抵抗32eの各抵抗値
及びコンデンサ32fの容量で決定される設定時間経過
後にD型フリップフロップ32bの出力信号が論理値
“1”から論理値“0”に反転する。なお、D型フリッ
プフロップ32bの出力側には、ダイオード32iを介
して大電流検出部31の検出信号Sが供給されてお
り、検出信号Sが論理値“1”であるときには、常に
タイマー出力Sが論理値“1”となるようにされてい
る。
出力暫増回路33は、ベースにタイマー出力Sが抵抗
33eを介して供給されるPNP型トランジスタ33a
と、そのエミッタに介挿された抵抗33b及びコンデン
サ32cと、コンデンサ32cと並列に接続されたツェ
ナーダイオード33dとを備えており、タイマー出力S
がう論理値“0”に反転すると、トランジスタ33a
が導通状態となり、抵抗33bを介してコンデンサ33
cが充電され、抵抗33bとコンデンサ33cの接続点
の電圧が、抵抗33bの抵抗値とコンデンサ33cの容
量とによって決定される充電電圧特性に応じて上昇し、
この電圧が大電流時間制限出力RTとして制御特性選定
回路7に出力される。
そして、中立検出回路16から中立検出信号が出力され
ると、これがリセット信号としてタイマー部32のモノ
ステーブルマルチバイブレータ32aに直接、D型フリ
ップフロップ32bにインバータ32jを介してそれぞ
れ供給され、これらがリセットされて定常状態に復帰す
ると共に、出力暫増回路33のコンデンサ33cが放電
される。
電源回路13は、第2図に示すように、バッテリBの正
極側に接続される入力端子13aと、この入力端子13
aにダイオードDを介して接続された出力端子13b
と、この出力端子13b及びダイオードDの接続点及
び接地間に介挿されたツェナダイオードDと、入力端
子13a及びダイオードDの接続点に接続された電源
リレー13cとを備えており、ダイオードD及びツェ
ナダイオードDによって、コントローラに対する、逆
接続及び異常高電圧の保護を行うようにしている。ここ
で、電源リレー13cは、そのリレーコイルlの一端が
前記ツェナダイオードD及び出力端子13bの接続点
に、他端がリレー駆動回路を構成するスイッチングトラ
ンジスタTr7を介して接地にそれぞれ接続されている。
なお、Dはリレーコイルlのサージ電圧吸収用のダイ
オードである。
電源電圧異常検出回路14は、第2図に示すように、電
源回路13のダイオードDのカソード及び接地間に直
列に接続された抵抗R〜Rと、ダイオードD及び
抵抗Rの接続点と接地との間に直列に介挿されたツェ
ナダイオードD及び抵抗Rと、ツェナダイオードD
及び抵抗Rの接続点にベースが接続されエミッタが
接地に、コレクタ抵抗R及び抵抗Rの接続点にそれ
ぞれ接続されたトランジスタTr8とで構成され、抵抗R
及び抵抗Rの接続点の分圧電圧Vが異常検出信号
として前記電源回路13のトランジスタTr7のベースに
供給されている。
電力制限回路15は、第2図に示すように、電源電圧異
常検出回路14の抵抗R及びRの接続点の分圧電圧
が異常検出信号として供給されるコンパレータ15
a及び15bと、それらの出力と中立検出回路16の中
立検出信号Sとが入力されるAND回路15e及び1
5fと、AND回路15e及び15fの出力がセット信
号として、中立検出信号Sがインバータ15g及び1
5hによって反転されてリセット信号としてそれぞれ供
給されるRSフリップフロップ15i及び15jと、電
源電圧異常検出回路14の分圧電圧Vが抵抗Rを介
して反転入力側に供給される反転増幅器15cと、電源
電圧異常検出回路14の抵抗R及びRの接続点及び
接地間に接続されたサイリスタ15dとで構成されてい
る。ここで、コンパレータ15a及び15bのそれぞれ
は、反転入力側に可変抵抗VRで分圧された設定電圧
L1及びVL2を供給することにより、非反転入力側に供
給される電源電圧異常検出回路14の分圧電圧Vに対
して出力が高レベルとなる電圧が設定されて電力制限出
力A,Aがそれぞれ出力される。なお、コンパレー
タ15a及び15bの設定電圧は、コンパレータ15a
の設定電圧VL1がコンパレータ15bの設定電圧VL2
比較して高い値に設定されている。また、反転増幅器1
5cは、その反転入力側に可変抵抗VR及び抵抗R
によって調整される電源電圧が印加され、これによって
反転入力側に供給される電源電圧異常検出回路14から
の入力電圧Vが前記コンパレータ15bの設定値より
小さい値となったときに、これに応じた反転出力を出力
するように構成されている。さらに、サイリスタ15d
には、そのゲートにパワーステアリング用電動機6の電
流異常検出回路12及びトルクセンサ1の異常検出回路
17からの異常検出信号が供給され、これらが例えば論
理値“1”であるときに導通状態となる。
そして、電力制限回路15のRSフリップフロップ15
i及び15jから出力される電力制限出力A及びA
がそれぞれヒータブロア18及びリヤデフォッガ19の
電源回路に介挿されたリレー20及び21を駆動するリ
レー駆動回路22及び23のスイッチングトランジスタ
Tr9及びTr10に供給される。
一方、車速センサ2のパルス信号を電圧に変換する周波
数−電圧変換回路4の出力が車速判定回路25に供給さ
れ、この車速判定回路25で車速が所定設定車速以上と
なると、出力がクラッチ駆動回路26に出力され、これ
によって前記パワーステアリング用電動機6及びステア
リングギヤ機構間に介挿されたクラッチ27を断状態に
制御すると共に、前記電動機駆動回路8のバイパス回路
8cを作動状態に制御する。
以上が本発明の一実施例の構成であるが、次にその動作
を説明する。
今、車両が停車状態にあって、バッテリBの出力電圧が
略定格電圧であり、ステアリングホイールを操舵してお
らず、トルクセンサ1から所定の中立電圧Vが出力さ
れており、且つ車速センサ2からパルス出力が得られ
ず、周波数−電圧変換回路3の出力が零であるものとす
る。この停車状態では、電源回路13から定格電圧V
が出力されており、これに応じて電源電圧異常検出回路
14の抵抗R及びRによる分圧電圧Vが比較的大
きな値となっているので、リレー駆動回路を構成するト
ランジスタTr7がオン状態となって、バッテリBからの
定格電圧が電源リレー13cのリレーコイルlに通電さ
れ、これによってその接点が閉じてこの電源リレー13
cから電動機駆動トランジスタブリッジ8e及びクラッ
チ回路26に定格電圧Vが印加され、且つ電力制限回
路15の反転増幅器15cの出力は、抵抗Rと抵抗R
とによる分圧電圧Vが比較的高電圧となっているの
で、略零である。
そして、この状態では、バッファアンプ3の出力がトル
クセンサ1の中立電圧Vに比例した値となっているの
で、これが制御特性選定回路7に供給される。この制御
特性選定回路7では、これに入力される他の電流制限回
路10、大電流時間制限回路11からの出力が略零であ
り、電力制限回路15の反転増幅器15cからの出力も
略零であるため、トランジスタTr2がオフ状態を維持
し、フォトカプラ7cのフォトトランジスタTr1もオフ
状態であるので、その抵抗R及びRの接続点での分
圧電圧Vが中立電圧となり、これが電動機駆動指令値
として電動機駆動回路8に供給される。
一方、バッファアンプ3の出力が中立電圧であるので、
中立検出回路16からの論理値“0”の検出信号S
電動機駆動回路8のバイパス回路8dにインバータ8f
を介して出力されており、このバイパス回路8dが作動
状態となって、パルス幅変調回路8cのパルス出力Pa
及びPbをそれぞれ接地に側路しているので、トランジ
スタブリッジ回路8eの各トランジスタTr3〜Tr6が全
てオフ状態を維持し、パワーステアリング用電動機6が
停止状態に維持される。このように、一番電力消費量の
多いパワーステアリング用電動機6が停止状態であるの
で、バッテリBの出力電圧は、定格状態を維持する。こ
のとき、車速判定回路25の出力は、車速が設定値まで
達せず、論理値“0”の状態にあるので、クラッチ駆動
回路26によってクラッチ27は接続状態に制御され
る。
一方、電力制限回路15のコンパレータ15a及び15
bは、電源電圧異常検出回路14の電圧Vが設定電圧
L1及びVL2を越えているので出力が論理値“0”とな
り、AND回路15e及び15fの出力は中立検出回路
16の検出信号Sにかかわらず論理値“0”となり、
これがRSフリップフロップ15i及び15jのセット
側に供給される。このとき、中立検出回路16の検出信
号Sは、中立状態であるので論理値“0”であり、こ
れがインバータ15g及び15hで論理値“1”に反転
されてRSフリップフロップ15i及び15jのリセッ
ト側に供給される。したがって、RSフリップフロップ
15i及び15jの出力A及びAは、セット側が論
理値“0”、リセット側が論理値“1”となるので論理
値“0”となり、リレー駆動回路22及び23のトラン
ジスタTr9及びTr10が導通状態となって、リレー20
及び21がオン状態となり、ヒータブロア18及びリア
デフォッガ19に電力を供給し得る状態となる。したが
って、これらヒータブロア18及びリヤデフォッガ19
の電源スイッチ(図示せず)をオン状態とすることによ
り、これらヒータブロア18及びリヤデフォッガ19を
作動状態とすることができる。
そして、この停車状態で、ステアリングホイールを例え
ば右切りして所謂据切り状態とすると、トルクセンサ1
からステアリングホイールに加えた操舵トルクに応じた
中立電圧Vより高い右切り電圧Vが出力される。こ
の右切り電圧Vがバッファアンプ3を介して中立検出
回路16に供給されるので、その出力は、今までの論理
値“1”から論理値“1”に反転され、電動機駆動回路
8のバイパス回路8dが非作動状態となると同時に、バ
ッファアンプ3の出力が、制御特性選定回路7に供給さ
れるので、この制御特性選定回路7からトルク検出出力
に応じた比較的高電圧の電動機駆動指令値が電動機
駆動回路8に出力される。この状態となると、フィード
バック回路8bに供給されているフィードバック電圧は
零であるので、このフィードバック回路8bから比較的
高電圧の出力がパルス幅変調回路8cに供給され、これ
からオン・オフ比を例えば100:0に近い状態とする
パルス出力Paが出力されると共に、その反転パルス出
力Pbが出力される。これらパルス出力Pa及びPbが
それぞれトランジスタブリッジ回路8eのトランジスタ
Tr2,Tr5及びTr3,Tr4に供給されるので、これらが
パルス出力Pa及びPbのオン状態の区間だけ交互にオ
ン状態となり、トランジスタTr3,Tr6及びTr3,Tr5
のオン状態の継続時間の差に応じてパワーステアリング
用電動機6が正転され、これによって右切りに対する操
舵補助トルクを発生させて、転舵輪を転舵させステアリ
ングホイールに加える操舵トルクを軽減させる。
このように、パワーステアリング用電動機6が作動状態
となると、これによる消費電力が増大し、バッテリBの
出力電圧が定格電圧より降下するが、通常状態では、そ
の降下分はさほど多きな値となることはなく、電源電圧
異常検出回路14の各出力は、前記状態を維持する。こ
のとき、据切りによっては中立検出回路16の検出信号
が論理値“1”に反転するので、電力制限回路15
のRSフリップフロップ15i及び15jのリセット側
が論理値“0”となるが、それらの出力は前回の出力状
態を保持することになるので、論理値“0”を維持して
ヒータブロア18及びリアデフォッガ19の作動可能状
態を維持する。
しかしながら、例えば寒冷地での冬期のように、バッテ
リBがおかれた雰囲気温度が低いときには、バッテリB
の能力が提起してその出力電圧が定格電圧よりも大分小
さくなり、しかも夜間で降雨時には、ヘッドライト、ワ
イパー、ヒータブロア、リヤデフォッガ等の比較的消費
電力の多い電気機器を作動させるので、これによっても
バッテリBの出力の出力電圧が低下する。したがって、
この状態で、上記のように、ステアリングホイールを操
舵して、パワーステアリング用電動機6を作動状態とす
ると、この消費力によって、バッテリBの出力電圧がさ
らに降下することにになる。このとき、バッテリBの出
力電圧の降下により、電源電圧異常検出回路14の抵抗
及びR間の分圧電圧Vが低下し、これが、電力
制限回路15のコンパレータ15aの設定電圧VL1以下
となると、このコンパレータ15aの出力は、論謂値
“1”となる。このとき、AND回路15dには、操舵
状態であることにより、中立検出回路16から論理値
“1”の検出信号Sが供給されているので、その出力
が論理値“1”となり、これがRSフリップフロップ1
5iにセット信号として入力される。このため、RSフ
リップフロップ15iは、そのセット側が論理値
“1”、リセット側が論理値“0”となるので、出力A
は論理値“1”となり、これによってリレー駆動回路
22のトランジスタTr9がオフ状態となって、リレー2
0もオフ状態となり、ヒータブロア18の通電路が開路
されてヒータブロア18が非動作状態となる。
このヒータブロア18の非作動状態への移行によって、
バッテリーBの電圧が回復し、これに応じて電源電圧異
常検出回路4の電圧Vが上昇し、電力制限回路15の
コンパレータ15aの出力が“0”に反転してAND回
路15eの出力も論理値“0”に反転するが、操舵状態
を継続している場合には、中立検出回路16の検出信号
が論理値“1”を維持し、RSフリップフロップ1
5iのリセット側は論理値“0”を維持しているので、
このRSフリップフロップ15iの出力Aは、前回の
状態即ち論理値“1”を保持し、引き続きヒータブロア
18の非作動状態を継続する。
この状態で、ステアリングホイールの操舵を終了して操
舵トルクを零とすると、中立検出回路16の検出信号S
が論理値“0”となるので、電力制限回路15のRS
フリップフロップ15iのリセット側が論理値“1”と
なり、その出力Aが論理値“0”となる。したがっ
て、リレー駆動回路22のトランジスタTr9がオン状態
となってリレー20もオン状態となり、ヒータブロア1
8への導通が再開される。
このように、操舵時にヒータブロア18への通電が遮断
され、これが操舵を終了するまで継続されるので、バッ
テリー電圧の回復時に電圧変動によってリレー20がオ
ン・オフを繰り返す所謂ハンチングを防止することがで
きる。
しかしながら、上記ヒータブロア18への通電を遮断し
た状態でもバッテリBの出力電圧の降下が停止しない場
合には、その電圧降下によって電源電圧異常検出回路1
4の抵抗R及びRの分圧電圧Vがさらに降下して
電力制限回路15のコンパレータ15bの設定電圧VL2
以下となり、このRSフリップフロップ15jの電力制
限出力Aが論理値“1”に反転し、これによってリヤ
デフォッガ19のリレー回路23に介挿されたトランジ
スタTr11がオフ状態となって、リヤデヘォッガ19へ
の通電が遮断され、これによりさらにバッテリBの負担
がさらに軽減される。
このヒータブロア18及びリヤデフォッガ19への通電
の遮断によるバッテリBの負担軽減によってもバッテリ
Bの出力電圧の降下が収まらないときには、電源電圧異
常検出回路14の抵抗R及びR間の分圧電圧V
低下によって、電力制限回路15の反転増幅器15cの
出力が零から上昇することになる。このように反転増幅
器15cの出力が上昇すると、これが制御特性選定回路
7のトランジスタTr2にダイオードD及び増幅器7d
を介して供給されるので、このトランジスタTr2がオン
状態となり、反転増幅器15cの出力に応じたコレクタ
電流が流れ、これによってフォトカプラ7cの発光ダイ
オードDが点灯してフォトトランジスタTr1がオン状
態となる。これによって、抵抗Rに並列に抵抗が介挿
された状態となるので、抵抗Rと抵抗Rとの接続点
における分圧電圧Vが降下し、電動機駆動指令値が低
下することになる。このため、電動機駆動回路8のパル
ス幅変調路8cから出力されるパルス出力Paのデュー
ティ比が50:50に近づくように変更され、その結果
パワーステアリング用電動機6の通電電流が制御されて
その電力消費量が低減される。したがって、ステアリン
グホイールの操舵トルクに対する操舵補助トルクの割合
が減少してステアリングホイールの操舵力は重くなる
が、バッテリBの端子電圧が設定限度以下に低下するこ
とを防止することができ、エンジン制御装置等の車両の
走行に必要な電気機器に対する定格電圧を確保すること
ができ、エンジン停止等の不測の事態を招くことがな
い。
一方、バッテリB側の電源回路例えばオルタネータの故
障によって上記のうようにパワーステアリング用電動機
6の消費電力を低下させてバッテリBの負荷をより軽減
させても出力電圧の降下が収まらないときには、電源電
圧異常検出回路14の抵抗R及び抵抗R間の分圧電
圧Vが低下するので、トランジスタTr7がオフ状態と
なり、電源リレー13cを非付勢状態として、パワース
テアリング用電動機6及びクラッチ駆動回路26への電
源の供給を遮断し、これによって、電源電圧の低下によ
るトルクセンサ1や制御装置の誤動作によるパワーステ
アリング用電動機6の誤動作を防止することができる。
さらに、トルクセンサ1の異常を検出するトルクセンサ
異常検出回路で、トルクセンサ1の異常状態が検出さ
れ、その異常検出信号が出力されるか又はパワーステア
リング用電動機6の励磁コイルの焼損,トランジスタブ
リッジ8eのトランジスタの故障等によって負荷電流を
検出する電流検出回路12で異常電流が検出され、その
異常検出信号が出力されると、これが電力制限回路15
のサイリスタ15dのゲートに入力されるので、このサ
イリスタ15dがオン状態となり、電源電圧異常検出回
路14の抵抗R及びR間の電圧Vが接地電位とな
るので、電源回路13のトランジスタTr7がオフ状態と
なって電源リレー13cが非付勢状態となって、パワー
ステアリング用電動機6及びクラッチ駆動回路26への
電源の供給が遮断される。この場合は、異常状態を修復
した後に一端電源回路13の入力端子13a及びバッテ
リB間を接続を切り離して電力制御回路15のサイリス
タ15dをオフ状態としてから再度入力端子13a及び
バッテリB間を接続し直す必要がある。
また、車両が停車状態から走行を開始すると、これに応
じて車速センサ2から車速パルスが出力され、これが周
波数−電圧変換回路4で電圧に変換される。そして、周
波数−電圧変換回路4の出力電圧が制御特性選定回路7
に入力されるので、車速の増加に応じてフォトカプラ7
cによる電流側路分が増加し、パワーステアリング用電
動機6に供給される実質的電流量が減少して、ステアリ
ングホイールの操舵トルクに対するパワーステアリング
用電動機6で発生する操舵補助トルクの割合が減少し、
ステアリングホイールに適度の操舵感を与えて急操舵を
防止し、車速が所定設定車速以上となると、車速判定回
路から検出信号が出力されて電動機駆動回路8のバイパ
ス回路8dを作動状態として、パワーステアリング用電
動機6を非作動状態とすると共に、クラッチ駆動回路2
6からの出力を遮断して、クラッチを断状態に制御す
る。
さらに、パワーステアリング制御装置5内の安定化電源
等の電圧に異常が発生した場合にも、電源回路13のi
端子の電圧が下がり、同様にトランジスタTr7がオフ状
態となって電源リレー13cが非付勢状態となる。
なお、上記実施例では、パワーステアリング用電動機6
とステアリングキヤ機構との間にクラッチを設けた場合
について説明したが、このクラッチは、パワーステアリ
ング用電動機6の慣性や摩擦トルクの影響或いはシステ
ムの信頼性を確保することができれば必ずしも必要とす
るものではない。
また、上記実施例では、車両の走行に支障のない電気機
器としてヒータブロア及びリヤデフォッガを適用した
が、これらに限定されるものではなく、他のラジオ,カ
セットデッキ、シガーライタ等のアクセサリ類の電気機
器に対する電源の供給を遮断するようにしてもよい。
さらに、上記実施例では、電力制限回路15で車両の走
行に支障のない電気機器に対する電源供給の遮断、パワ
ーステアリング用電動機への通電量の制限及びパワース
テアリング用電動機への通電の遮断の順序で電力制限を
行う場合について説明したが、これに限定されるもので
はなく、これらの少なくいとも1つを備えてバッテリ電
圧の所定設定電圧以下の低下を防止するようにすればよ
いものである。
またさらに、上記実施例では、電力制限回路15で中立
検出回路16の検出信号Sを参照して電力制限出力A
及びAを得る場合について説明したが、これに代え
て電流検出器9の出力電圧をコンパレータで処理した信
号を適用するようにしてもよい。
また、電動機駆動回路8も上記実施例の構成に限定され
るものではなく、操舵トルク大きさとその方向に応じて
操舵補助トルクを発生させるようにパワーステアリング
用電動機6を駆動可能な構成を有しさえすれば、他の駆
動回路を適用し得る。
また、電源電圧異常検出回路14としても上記構成に限
定されるものではなく、電源電圧をディジタル値で検出
し、これをマイクロコンピュータ等の処理装置に入力し
て、電源電圧の低下状態を判定し、その判定結果に応じ
て走行に支障のないパワーステアリング用電動機を含む
電気機器を段階的に電力制限するようにしてもよい。
〔発明の効果〕
以上のように、本発明によれば、パワーステアリング用
電動機の作動時にバッテリの出力電圧が低下したとき
に、これを電源電圧異常検出回路で検出し、その検出結
果が異常であるときに、電力制限回路で、まず車両の走
行に支障のないパワーステアリング用電動機以外の電気
機器に対する電力の供給を所定の優先順位に従って制限
し、これだけではバッテリの出力電圧の低下を抑制でき
ないときにはパステアリング用電動機に対する供給電力
を制限することにより、バッテリの出力電圧が必要以上
に低下することを確実に防止でき、パワーステアリング
用電動機の作動によって電源電圧が急激に低下して、車
両の走行に必要なエンジン制御装置等の電気機器に対す
る電圧不足によってエンジン停止等の不測の事態を生じ
ることを確実に防止することができる効果が得られる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の一実施例を示すブロック図、第2図は
本発明の要部の具体的回路構成を示す回路図、第3図は
大電流時間制限回路の一例を示すブロック図、第4図は
大電流時間制限回路の具体的回路構成を示す回路図であ
る。 図中、1はトルクセンサ、2は車速センサ、6はパワー
ステアリング用電動機、7は制御特性選定回路、8は電
動機駆動回路、10は電動機電流制限回路、11は大電
流時間制限回路、13は電源回路、14は電源電圧異常
検出回路、15は電力制限回路、Bはバッテリ、18は
ヒータブロア、19はリヤデフォッガである。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】ステアリングホイールの操舵トルクに応じ
    て操舵補助トルクを発生するパワーステアリング用電動
    機を有する電動式パワーステアリングにおいて、前記パ
    ワーステアリング用電動機に供給するバッテリの電源電
    圧が所定値以上の正常状態であるか所定値未満の異常状
    態であるかを検出する電源電圧異常検出回路と、該電源
    電圧異常検出回路の検出結果が異常状態であるときに、
    前記バッテリに接続された車両の走行に支障のない前記
    パワーステアリング用電動機以外の電気機器に対する電
    力供給を所定の優先順位で順次制限し、最終制限状態で
    当該電源電圧異常検出回路の検出結果が異常状態を継続
    するときに前記パワーステアリング用電動機に供給する
    電力を制限する電力制限回路とを備えたことを特徴とす
    る電動式パワーステアリングの制御装置。
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