JP2547899Y2 - モータ用駆動制御装置 - Google Patents

モータ用駆動制御装置

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JP2547899Y2
JP2547899Y2 JP1987100781U JP10078187U JP2547899Y2 JP 2547899 Y2 JP2547899 Y2 JP 2547899Y2 JP 1987100781 U JP1987100781 U JP 1987100781U JP 10078187 U JP10078187 U JP 10078187U JP 2547899 Y2 JP2547899 Y2 JP 2547899Y2
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    • Y02T10/72Electric energy management in electromobility

Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は、モータ用駆動制御装置に係り、とくに、正
逆回転切り換え制御機能を備えたモータ用駆動制御装置
に関する。
〔従来の技術〕
従来より、直流モータの正転/逆転の切換え(電動車
における前進/後進の切換え)は、リレーをもって行わ
れ、モータの駆動及び制動用の「切」「断」の切換えは
パワートランジスタを介して行われるようになってい
る。また、前述した正転/逆転の切換えに際しては、予
めモータに直結された回転センサより回転数を検知し、
回転数が停止若しくはこれに近い状態となた場合にその
タイミングをとらえて走行中の切換えが行われ、これに
よって過電流の通電によるリレー接点の焼損事故及びモ
ータの過負荷負担等が予め有効に防止されるようになっ
ている。
〔考案が解決しようとする問題点〕
しかしながら、上記従来例においては、正逆回転切換
え用のタイミング制御信号として、例えば100〔Hz〕前
後のスイッチング信号を使用していることから、オペレ
ータによる操作時にチャタリング成分が生じ易い。
一方、このオペレータによる操作時に生じるチャタリ
ング成分は、大別すると、通常の信号切り替えに連動し
て生じる通常のチャタリング成分と、オペレータの誤操
作による繰り返し切り替え動作にかかるチャタリング成
分とに、二分される。とくに後者の場合は、高齢者又は
身体が不自由な方による誤操作(オン/オフの繰り返し
切り替え)が比較的多い。
そして、この何れの場合にあっても、上記従来例にあ
っては、方向指示部から出力され正逆切換え指令信号に
含まれるチャタリング成分(正逆切換え指令信号の繰り
返し信号を含む)が、そのままリレー回路へ印加される
事態が生じる。このため、これに起因して生じるリレー
接点間のアークによって、リレー接点の消耗が激しくな
り、これがため、切換えリレーひいては正逆回転切り換
え制御機能を備えたモータ用駆動制御装置にあっては、
当該装置の耐久性が悪いという不都合が生じていた。
また、従来のモータの正逆回転切換制御では、高速時
に正逆回転を切り換えたり、正逆回転を切り換える時に
同時に速度も変えたりすると、急停止・急発進等の不連
続な動きを生じるため、正逆回転が円滑に行われないと
いう不都合があった。
〔考案の目的〕
本考案は、かかる従来例の有する不都合を改善し、と
くにモータの駆動回路に対する正逆回転制御時に,切換
えリレーの繰り返し切り換え操作に伴うチャタリングに
起因したリレー接点の焼損事故の発生等を、有効に制御
すると共に、正逆回転切換時に生じる不連続な動きを防
止し、これによって、モータの正逆回転切換制御の円滑
化および装置全体の耐久性増大を図ったモータ用駆動制
御装置を提供することを、その目的とする。
〔問題点を解決するための手段〕
本考案では、電動車に装備された駆動モータ1に対す
るアクセル信号を出力するアクセル回路5と、このアク
セル回路5からのアクセル信号に基づいて作動し前記駆
動モータ1を駆動制御する正転駆動回路2および逆転駆
動回路3と、この各駆動回路のいづれかを選択する回転
切換スイッチ4と、この回転切換スイッチ4を所定のタ
イミングで切換え駆動するスイッチ駆動制御回路40と、
このスイッチ駆動制御回路40に切換え方向指令信号を出
力する切換方向設定手段20と、前記駆動モータ1の回転
数を常時検出するモータ回転数検出回路14とを備えてい
る。
また、前述したスイッチ駆動制御回路40の入力側に
は、速度制御のためのPWM制御用の基準タイミング発振
器6からの出力信号を分周して前記スイッチ駆動制御回
路40用の動作タイミング信号を出力する分周器30を装備
している。
このスイッチ駆動制御回路40は、分周器30からの動作
タイミング信号と,切換方向設定手段20からの切換え方
向指令信号とに基づいて,前述した回転切換スイッチ4
の切り換えタイミングを設定するスイッチ切り換え制御
機能を備えている。
更に、このモータ回転数検出回路14が、駆動モータ1
の回転を検知した場合に作動し、前述した分周器30の出
力信号が前述したスイッチ駆動制御回路40に入力される
のを阻止して該スイッチ駆動制御回路40によるスイッチ
切り換え制御を阻止する切り換え制御阻止機能を備えて
いる。
そして、駆動モータ1の動作中に切換方向設定手段20
からの切換え方向指令信号がスイッチ駆動制御回路40に
入力された場合に,正転駆動回路2および逆転駆動回路
3に対するアクセル回路5からのアクセル信号の伝送を
直ちに阻止する速度制御阻止回路42を備えている、とい
う構成を採っている。これによって前述した目的を達成
しようとするものである。
〔考案の実施例〕
以下、本考案の一実施例を第1図乃至第2図に基づい
て説明する。第1図において、符号1は直流モータによ
り成る電動車用の駆動モータを示し、符号2は直流モー
タ用の正転駆動回路を示し、符号3は同じく直流モータ
用の逆転駆動回路を示す。
上記各駆動回路2又は3は、回転切換スイッチ4の切
換え動作に応じて作動し得るようになっている。駆動モ
ータ1の回転速度はアクセル回路5の出力により任意に
設定される。この場合、駆動モータ1の駆動及び制動
は、基準信号を出力する基準タイミング発振器6からの
タイミング信号に基づいてPWM制御により実行される。
符号7は定電圧回路を示し、符号8は直流電源としての
バッテリを示す。
直流モータ用の正転駆動回路2は、ダーリントン接続
されたトランジスタ2A,2Bを要部とし、これにスイッチ
ングトランジスタ2Cが併設されている。このスイッチン
グトランジスタ2Cのオン/オフ(ON/OFF)の動作によ
り、モータ1が正転駆動又は非駆動される。具体的に
は、「ハイレベル」の信号(制御信号gが「ハイレイベ
ル」のとき)を入力するとスイッチングトランジスタ2C
が「オン」となり、これによりモータ1が正転駆動され
る。
直流モータ用の逆転駆動回路3は、ダーリントン接続
されたトランジスタ3A,3Bを要部とし、この内の入力段
のトランジスタ3Aに入力される「ハイレベル」の信号
(制御信号gが「ローレベル」のとき)により作動して
駆動モータ1が逆転駆動されるようになっている。
回転切換スイッチ4は、後述するスイッチ駆動制御回
路40の出力に付勢されて切換え動作するようになってい
る。
また、アクセル回路5は、モータの回転速度を連続的
に変更するための制御電圧を出力する可変抵抗5Aと、こ
の可変抵抗5Aの動作に際し生じるアクセル操作に起因し
たチャタリングを一部吸収するためのローパスフィルタ
5Bとにより構成されている。
このアクセル回路5の出力信号aは、オペレーション
アンプからなる第1のコンパレータ10のプラス端子へ送
られる。この第1のコンパレータ10には、別に所定のタ
イミング信号を出力する三角波発振器11からの出力信号
bが、そのマイナス端子に入力されるようになってい
る。
そして、この第1のコンパレータ10は、「a>b」の
場合にはその出力eをプラス電圧とし、一方「a<b」
の場合にはその出力eをマイナス電圧とする機能を備え
ている。この第1のコンパレータ10の出力信号eの正負
に応じて、駆動モータ1の回転速度が制御されるように
なっている。
この第1のコンパレータ10の出力先には、第1のエク
スクルーシブオアゲート(以下、「EXオアゲート」とい
う)13Aと第2のコンパレータ13Bとを備えた過回転防止
回路13が設けられている。この過回転防止回路13は、後
述するモータ回転数検出回路14又はスイッチ駆動制御回
路40に付勢されて作動し、前述した正転駆動回路2およ
び逆転駆動回路3を一時的に停止駆動する機能を備えて
いる。
符号20はモータ1用の切換え方向設定手段を示す。こ
の切換方向設定手段20は、切換え方向指令信号fを出力
するスイッチ部21と、このスイッチ部21の動作により生
じるチャタリングを一部吸収するためのローパスフィル
タ22とにより構成されている。この切換方向設定手段20
から出力された切換え方向指令信号fはスイッチ駆動制
御回路40へ送られる。
このスイッチ駆動制御回路40は、前述したように回転
切換スイッチ4を所定のタイミングで切換え駆動するス
イッチ駆動制御機能のほか、前述した切換方向設定手段
20からの切換え方向指令信号fに基づいて作動し速度制
御阻止回路42を介して正転駆動回路2又は逆転駆動回路
3のモータ駆動動作を一時的に阻止するモータ停止制御
機能と、このモータ停止制御機能を回転切換スイッチ4
に対する切換え制御に優先して稼働させる停止優先制御
機能とを備えている。
すなわち、当該スイッチ駆動制御回路40が切換方向設
定手段20からの切換え方向指令信号fを駆動モータ1の
動作中に入力した場合に,前述した正転駆動回路2およ
び逆転駆動回路3に対する前記アクセル回路5からのア
クセル信号の伝送を直ちに阻止する速度制御阻止回路42
を備えている。
これを更に詳述すると、スイッチ駆動制御回路40は、
D型フリップフロップ41と、当該D型フリップフロップ
41のD端子入力信号および/Q端子出力信号/qとを入力す
る第2のEXオアゲートからなる速度制御阻止回路42と、
D型フリップフロップ41のQ端子出力信号qに付勢され
て作動するスイッチングトランジスタ43と、このスイッ
チングトランジスタ43の導通により作動するリレーコイ
ル44とにより構成されている。
また、D型フリップフロップ41は、前述した切換方向
設定手段20から出力される「ハイレベル(前進指示)」
若しくは「ローレベル(後進指示)」をそれぞれD端子
で受け、C端子に入力される所定のタイミングに基づい
て作動するようになっている。このC端子には、前述し
た基準タイミング発振器6の出力をリレーコイル44及び
その回路切換スイッチ4の動作時間である20〔ms〕以上
のクロック信号となるように(例えば1/100)に分周し
て出力する切換タイミング出力手段としての分周器30が
設けられている。
このため、このD型フリップフロップ41は、基準タイ
ミング発振器6から出力されるクロック信号の例えば10
0倍の時間幅のタイミングにより作動するようになって
いる。
例えば、基準タイミング発振器6の出力信号Cが数10
0〔Hz〕のクロックである場合にはその時間幅は2〔m
s〕程度となり、従って従来例では、容易にチャタリン
グ信号をそのまま受け付けてリレー接点(回転切換スイ
ッチ)4をたたくようになり、その結果、アークを発生
させていたが、本実施例では、基準タイミング発振器6
の出力信号Cを分周器30の作用で例えば数〔Hz〕に分周
すると、動作タイミング信号dは200〔ms〕となってD
型フリップフロップ41のQ出力は200〔ms〕程度と長く
なり、第2図に示すようにチャタリング信号に惑わされ
ることなくリレーは完全に且つ円滑に動作する。
D型フリップフロップ41のQ端子出力qは、前述した
如くリレー回路のスイッチングトランジスタ43の駆動用
として出力される。
一方、このD型フリップフロップ41の前述した/Q端子
出力/qは、第1のEXオアゲート13Aに送り込まれる。
また、モータ回転数検出回路14は、駆動モータ1の回
転を検知した場合に作動し、前述した分周器30の出力信
号が前述したスイッチ駆動制御回路40に入力するのを阻
止して当該スイッチ駆動制御回路40によるスイッチ切り
換え制御の動作を阻止する切り換え制御阻止機能を備え
ている。
これを具体的に説明すると、モータ回転数検出回路14
は、回転数検知センサ14Aと、この回転数検知センサ14A
の出力FLをf−v変換して回転数に比例した所定の値の
電圧信号iに変換するF/V変換器14Bと、このF/V変換器1
4Bの出力iをマイナス端子に入力して所定の「ハイレベ
ル」若しくは「ローレベル」の信号を出力する第3のコ
ンパレータ14Cとにより構成されている。この第3のコ
ンパレータ14Cは、モータ1の回転数にかかる電圧信号
(回転信号)iが入力された場合、予めプラス端子に設
定された電圧値以上になると、その出力信号tをプラス
からマイナスに変えるようになっている。
この場合、モータ回転数検出回路14の出力信号tがマ
イナスになると、前述したスイッチ駆動制御回路40にお
けるD型フリップフロップ41のC端子は第1図からも明
らかのようにローレベルに設定される。このため、分周
器30から所定の動作タイミング信号dが出力されても、
この信号はD型フリップフロップ41は何ら入力されず、
従って当該D型フリップフロップ41は何ら応答しない。
即ち、この場合、例えば駆動モータ1が何れかの方向に
回転している場合には、上記のようにしてモータ回転数
検出回路14は、スイッチ駆動制御回路40に対して働きか
けを行い、回転切換スイッチ4に対する切換え制御を阻
止するスイッチ切換え阻止機能を稼働させるようになっ
ている。
そして、前述した速度制御阻止回路42を介してなされ
たスイッチ駆動制御回路40のモータ停止制御機能の稼働
によってモータ1の所定の回転数以下になった場合には
前述したモータ回転数検出回路14の出力信号tがハイレ
ベルになり、これによって前述したスイッチ駆動制御回
路40が前述したように作動して回転切換スイッチ4に対
する本来の切換え制御が実行されることとなる。
一方、過回転防止回路13の第2のコンパレータ13Bで
は、入力信号hとiが比較される。そして、「h>i」
の場合は出力信号jを正電位に,また、「h<i」の場
合は出力信号jを負電位にして出力するように機能す
る。
この第2のコンパレータ13Bの出力jは、前述した第
1のコンパレータ出力eが送り込まれる第1のEXオアゲ
ート13Aの同一入力端子へ送り込まれる。これによっ
て、モータ1の過回転に際しては、これを第2のコンパ
レータ13Bの作用により、制御信号gをして駆動モータ
1の回転を低下せしめる方向(例えば電源の供給停止状
態等)に設定するようになっている。
符号50は、シャント抵抗51と第4のコンパレータ52と
を備えたモータ制御回路を示す。
次に、上記装置が組み込まれた車両の前進中に後進に
切り替え操作がなされた場合を例として、上記実施例の
全体的な動作を説明する。
最初に、この実施例で回転切換スイッチ4が切り換わ
る時の条件として、 .分周器30の出力がハイレベル(H)となること、 .切換方向設定手段20から切り換え信号が出力される
こと、 .駆動モータの回転数が停止に近い所定の回転数以下
となり、モータ回転数検出回路14がスイッチ駆動制御回
路40に対して切り換え制御阻止機能の発効を中止するこ
と、 の三点が同時に成立した場合に限られている。
また、一方では、駆動モータ1が過負荷状態で上記
の状態が発生すると本発明の目的に反して回転切換スイ
ッチ4が焼損する事態が発生するため、回転切換スイッ
チ4が切り換わる時は駆動モータ1が軽負荷の場合が前
提条件となっている。
さて、今、切換方向設定手段20が後進側に切り換えら
れたとする。この場合、駆動モータ1が回転中に分周器
30の出力がハイ(H)となっても、駆動モータ1が停止
に近い値にならないため、図1のコンパレータ14Cの出
力はロー(L)であり、よってD型フリップフロップ41
のクロック入力CはLのままであり、また/Q端子もLで
ある。また、切換方向設定手段20が後進側に切り換えら
れたのであるから、当該切換方向設定手段20は接地さ
れ、D型フリップフロップ41のD端子はLとなる。従っ
て、速度制御阻止回路42は入力がLとLであるから出力
もLとなり、図示のダイオードを介してアクセル信号a
をLにし、これによって駆動モータ1を減速させる。こ
の場合、図1では、実際には発電制動のモードに設定さ
れる。
そして、今、発電制動が作動して急激に駆動モータ1
の回転が低下して停止状態に近づくと、モータ回転数検
出回路14のコンパレータ14Cの出力tがHになる。これ
により、D型フリップフロップ41のクロック端子CがH
になる。この状態で分周器30の出力がHとなると、D型
フリップフロップ41のクロック端子Cに分周器30の出力
Hが入力され、D端子のデータがQに出力される。
QがLとなると、スイッチングトランジスタ43がオフ
になり、リレー44がオフになって接点である回転切換ス
イッチ4がオフ(他の接点)になって当該回転切換スイ
ッチ4が切り換わり、これによって、駆動モータ1には
逆転(後進)方向に通電されるように回路が形成され
る。
そして、この場合、速度制御阻止回路42の入力はHと
L(/Q端子がH)になってその出力はHとなり、同時に
これはダイオードで阻止されるから前述したアクセル信
号は正常通り図1のPWM発生用の第1のコンパレータ10
に入力され、これによって前述した駆動モータ1は正常
にその駆動が開始される。
一方、後進中に前進に切り換えられた場合には、前述
した速度制御阻止回路42は入力がHとHであるから出力
はLとなり、以下上述した場合と同様の動作が実行され
る。
次に、駆動モータ1が停止中に、切換方向設定手段20
が操作された場合について説明する。
この場合、モータ回転数検出回路14のコンパレータ14
Cのt出力はHであるから、分周器30の出力がLからH
に換わると同時に,切換方向設定手段20に出力がそのま
まQ出力となる。その後、切換方向設定手段20をどのよ
うに操作しても、例えば、誤操作等によって、前進−後
進−前進−後進・・・と繰り返しても、分周器30の出力
がLからHにならない限り、D型フリップフロップ41は
前の出力を保持したままとなり、回転切換スイッチ4は
元の状態から切り換わることはない。即ち、分周器30の
周期を長く設定すると、それだけリレー接点の切り換え
が短時間で実行されないこととなり、御操作による繰り
返し切り換えで生じるチャタリングの悪影響を排除する
ことができる。
このように、上記実施例においては、駆動モータ1の
回転状態において種々の駆動制御回路及び制動回路が装
備されており、特に、駆動モータ1の回転方向を切換え
る切換タイミングを,Dフリップフロップ41を備えたスイ
ッチ駆動制御部40により行うようにすると共に、このス
イッチ駆動制御部40の動作を分周器30によってリレーコ
イル44及び切換スイッチ4の動作に合わせて低く(繰り
返し周期を長く)設定したことから、チャタリング信号
が入力されてきても切換スイッチ4のチャタリングを完
全に防止することができ、従って、切換スイッチ4の追
従性を低下させることなく最適値を設定することができ
るという利点がある。
また、切換方向設定手段20から回転切換スイッチ4用
の切換え方向指令信号fが出力された場合で,前述した
駆動モータ1が作動中の場合には、前述したように直ち
にスイッチ駆動制御回路40のモータ停止制御機能が作動
し、速度制御阻止回路42を介して正転駆動回路2及び逆
回転駆動回路3の動作を一時的に停止制御するようにな
っていることから、急を要する場合等にあっては当該駆
動モータ1が回転作動中であっても当該モータ駆動電流
を一時的に遮断し発電制動を利用した急ブレーキをもっ
て当該回転速度をほぼ零に近づけたのち、その通電方向
を反転制御することができる。従って、モータが完全に
停止する以前であっても切換方向設定手段20を操作して
回転切換スイッチ4から方向反転指令を出力することが
可能となり、同時に誤動作等によって繰り返しの切り替
え制御が成されても、かかる操作により生じるチャタリ
ングには何ら影響されることなく回転切換スイッチ4を
円滑に駆動制御することができるという利点を兼ね備え
ている。
このため、本実施例によると、モータの作動中如何に
かかわらず必要な場合にはいつでも、モータ1の反転制
御を迅速に且つ円滑に行うことができ、しかも従来生じ
ていた回転切換スイッチ4の繰り返しの切り替え操作の
よるチャタリングを確実に排除することが出来るので、
当該スイッチ4の接点相互間のアークの発生およびそれ
に伴う接点の焼損事故等を有効に抑制することができ、
このため、回転切換スイッチ4の耐久性ひいては装置全
体の耐久性を著しく増大させることができる。
ここで、上記実施例において、スイッチ駆動制御回路
40には種々の制御機能を付加した場合を例示したが、本
発明ではこれらは必ずしも全部必要としているものでは
なく、実施に際しては適宜組み合わせ選択されるもので
あり、例えば、前述した「問題点を解決するための手
段」に開示した内容,即ち、 「電動車に装備された駆動モータ1に対するアクセル信
号を出力するアクセル回路5と、このアクセル回路5か
らのアクセル信号に基づいて作動し前記駆動モータ1を
駆動制御する前記正転駆動回路2および逆転駆動回路3
と、この各駆動回路のいづれかを選択する回転切換スイ
ッチ4と、この回転切換スイッチ4を所定のタイミング
で切換え駆動するスイッチ駆動制御回路40と、このスイ
ッチ駆動制御回路40に切換え方向指令信号を出力する切
換方向設定手段20と、前記駆動モータ1の回転数を常時
検出するモータ回転数検出回路14とを備えている。ま
た、前述したスイッチ駆動制御回路40の入力側には、速
度制御のためのPWM制御用の基準タイミング発振器6か
らの出力信号を分周してスイッチ駆動制御回路40用の動
作タイミング信号を出力する分周器30を装備している。
このスイッチ駆動制御回路40は、分周器30からの動作
タイミング信号と,切換方向設定手段20からの切換え方
向指令信号とを入力し,且つこれに基づいて前述した回
転切換スイッチ4の切り換えタイミングを設定するスイ
ッチ切り換え制御機能を備えている。
更に、このモータ回転数検出回路14が、駆動モータ1
の回転を検知した場合に作動し,前述した分周器30の出
力信号が前述したスイッチ駆動制御回路40に入力される
のを阻止して該スイッチ駆動制御回路40によるスイッチ
切り換え制御を阻止する切り換え制御阻止機能を備えて
いる。
そして、駆動モータ1の動作中に切換方向設定手段20
からの切換え方向指令信号fがスイッチ駆動制御回路40
に入力された場合に,正転駆動回路2および逆転駆動回
路3に対するアクセル回路5からのアクセル信号の伝送
を直ちに阻止する速度制御阻止回路42を備えている、と
いう構成を採っている。」という構成で、十分に前述し
た目的を達成し得るものとなっている。
〔考案の効果〕
本考案は以上のように構成され機能するので、これに
よると、駆動モータの動作中に如何なるタイミングで切
換方向設定手段から切換え方向指令信号が出力されて
も、また、この切換え方向指令信号が御操作等による繰
り返しの切り替え信号(チャタリング)となったもので
あっても、モータ回転数検出回路及び速度制御阻止回路
の相乗作用によって当該チャタリング(切換え方向指令
信号の繰り返し切り替え出力)等に影響されることなく
駆動モータの回転切換えスイッチを円滑にしかも軽負荷
の状態で切り換え制御することができ、このため、切換
方向設定手段の操作のタイミング如何にかかわらず回転
切換えスイッチのスイッチ接点間のアークの発生を確実
に抑えることができ、かかる点においてリレー接点の消
耗を防ぎ同時に装置全体の耐久性増大を図ることができ
るという従来にない実用的なモータ用駆動制御装置を提
供することができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の一実施例を示す全体的な回路図、第2
図は第1図内のスイッチ駆動制御回路部分の動作を示す
タイミングチャートである。 1……駆動モータ、2……正転駆動回路、3……逆転駆
動回路、4……回転切換スイッチ、5……アクセル回
路、6……基準タイミング発振器、13……過回転防止回
路、14……モータ回転数検出回路、20……切換方向設定
手段、30……分周器、40……スイッチ駆動制御回路、42
……速度制御阻止回路。

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】電動車に装備された駆動モータ1に対する
    アクセル信号を出力するアクセル回路5と、このアクセ
    ル回路5から出力されるアクセル信号に基づいて作動し
    前記駆動モータ1を駆動制御する正転駆動回路2および
    逆転駆動回路3と、この各駆動回路のいづれかを選択す
    る回転切換スイッチ4と、この回転切換スイッチ4を所
    定のタイミングで切換え駆動するスイッチ駆動制御回路
    40と、このスイッチ駆動制御回路40に切換え方向指令信
    号を出力する切換方向設定手段20と、前記駆動モータ1
    の回転数を常時検出するモータ回転数検出回路14とを装
    備し、 前記スイッチ駆動制御回路40の入力側に、速度制御のた
    めのPWM制御用の基準タイミング発振器6からの出力信
    号を分周して前記スイッチ駆動制御回路40用の動作タイ
    ミング信号を出力する分周器30を装備し、 前記スイッチ駆動制御回路40が、前記分周器30からの動
    作タイミング信号と,前記切換方向設定手段20からの切
    換え方向指令信号とに基づいて,前記回転切換スイッチ
    4の切り換えタイミングを設定するスイッチ切り換え制
    御機能を備えてなるモータ用駆動制御装置において、 前記モータ回転数検出回路14が、前記駆動モータ1の所
    定以上の回転数を検出した場合に作動し,前記分周器30
    の出力信号が前記スイッチ駆動制御回路40に入力される
    のを阻止し当該スイッチ駆動制御回路40によるスイッチ
    切り換え制御を阻止する切り換え制御阻止機能を有し、 前記駆動モータ1の動作中に前記切換方向設定手段20か
    らの切換え方向指令信号が前記スイッチ駆動制御回路40
    に入力された場合に,前記正転駆動回路2および逆転駆
    動回路3に対する前記アクセル回路5からのアクセル信
    号の伝送を直ちに阻止する速度制御阻止回路42を備えて
    いることを特徴とするモータ用駆動制御装置。
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