JP3225525B2 - 電動車両の速度制御装置 - Google Patents
電動車両の速度制御装置Info
- Publication number
- JP3225525B2 JP3225525B2 JP3168591A JP3168591A JP3225525B2 JP 3225525 B2 JP3225525 B2 JP 3225525B2 JP 3168591 A JP3168591 A JP 3168591A JP 3168591 A JP3168591 A JP 3168591A JP 3225525 B2 JP3225525 B2 JP 3225525B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- output
- braking
- accelerator
- voltage
- motor
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Fee Related
Links
Landscapes
- Electric Propulsion And Braking For Vehicles (AREA)
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、電動車両の速度制御装
置に係り、とくに、モータ駆動制御と発電制動制御とを
PWM制御により個別に行う構成の電動車両の速度制御
装置に関する。
置に係り、とくに、モータ駆動制御と発電制動制御とを
PWM制御により個別に行う構成の電動車両の速度制御
装置に関する。
【0002】
【背景技術】一般に、電動車両の速度制御装置において
は、モータの回転数に比例した周波数の回転数パルスを
発生させ、これを周波数/電圧(F/V)コンバータに
よって直流化し、この出力電圧とアクセレータの出力電
圧との比較結果に応じてモータへの給電を断続すること
によって、モータの回転数をコントロールするようにし
ている。ところで、電動車輌、とくに、電動車椅子にあ
っては、これを利用する者に衝撃や驚きを与えないた
め、円滑に停止させる必要があるが、このための有効な
手段として、電磁ブレーキ等の機械式ブレーキ以外に、
モータの特性や性質そのものを利用して負の加速度を得
るものがある。かかる手段としては、発電制動や逆転制
動が主に考えられるが、逆転制動の場合は、回路的,タ
イミング的に複雑になり,加減速の調整が困難であるこ
とから、発電制動が比較的多く利用されている。
は、モータの回転数に比例した周波数の回転数パルスを
発生させ、これを周波数/電圧(F/V)コンバータに
よって直流化し、この出力電圧とアクセレータの出力電
圧との比較結果に応じてモータへの給電を断続すること
によって、モータの回転数をコントロールするようにし
ている。ところで、電動車輌、とくに、電動車椅子にあ
っては、これを利用する者に衝撃や驚きを与えないた
め、円滑に停止させる必要があるが、このための有効な
手段として、電磁ブレーキ等の機械式ブレーキ以外に、
モータの特性や性質そのものを利用して負の加速度を得
るものがある。かかる手段としては、発電制動や逆転制
動が主に考えられるが、逆転制動の場合は、回路的,タ
イミング的に複雑になり,加減速の調整が困難であるこ
とから、発電制動が比較的多く利用されている。
【0003】図3に、発電制動を利用して円滑に車両を
停止させるようにした電動車両の速度制御装置の一例が
示されている。
停止させるようにした電動車両の速度制御装置の一例が
示されている。
【0004】この図3に示される速度制御装置は、アク
セレータ51の出力電圧VVRを出力するとともにアクセ
レータ51の操作量に対応してアクセル電圧VACC とを
出力するアクセル部50と、このアクセル部50から出
力されるアクセル電圧VACCとモータ101の回転数に
対応して後述するF/V変換部において発生するモータ
回転数等価電圧VFVとの差分に基づきモータ駆動用のP
WM信号を発生する駆動制御部60と、回転数等価電圧
VFVとアクセル電圧VACC との差分に応じて発電制動用
のPWM信号を発生するとともにこの差が所定値を超え
たとき制動信号を発生する制動制御部70と、制動信号
に応じて駆動制御部60のPWM信号と制動制御部70
のPWM信号とを切り替えて出力する切替制御部80
と、この切替制御部80のPWM信号出力に応じてモー
タ101の駆動制御と制動制御とを行うモータ駆動部1
00と、アクセレータ51の出力電圧VVRに対応して機
械制動手段130を制御する機械制動制御部125とを
備えている。
セレータ51の出力電圧VVRを出力するとともにアクセ
レータ51の操作量に対応してアクセル電圧VACC とを
出力するアクセル部50と、このアクセル部50から出
力されるアクセル電圧VACCとモータ101の回転数に
対応して後述するF/V変換部において発生するモータ
回転数等価電圧VFVとの差分に基づきモータ駆動用のP
WM信号を発生する駆動制御部60と、回転数等価電圧
VFVとアクセル電圧VACC との差分に応じて発電制動用
のPWM信号を発生するとともにこの差が所定値を超え
たとき制動信号を発生する制動制御部70と、制動信号
に応じて駆動制御部60のPWM信号と制動制御部70
のPWM信号とを切り替えて出力する切替制御部80
と、この切替制御部80のPWM信号出力に応じてモー
タ101の駆動制御と制動制御とを行うモータ駆動部1
00と、アクセレータ51の出力電圧VVRに対応して機
械制動手段130を制御する機械制動制御部125とを
備えている。
【0005】アクセル部50は、アクセレータ51と、
このアクセレータ51の出力電圧VVRを積分して遅延を
持たせたアクセル電圧VACC を出力する積分回路52と
を含んで構成されている。
このアクセレータ51の出力電圧VVRを積分して遅延を
持たせたアクセル電圧VACC を出力する積分回路52と
を含んで構成されている。
【0006】前記駆動制御部60は、アクセル電圧V
ACC から回転数等価電圧VFVを減算した出力を発生する
減算器61と、この減算器61の出力とアクセル電圧V
ACC とを加算する加算器62と、この加算器62の出力
と後述する基準三角波発生器で発生される基準三角波信
号とを比較して加算器62の出力の大きさに対応するパ
ルス幅を有するPWM信号を出力するコンパレータIC
3とを含んで構成されている。ここで、減算器61,加
算器62は、それぞれオペアンプIC1,IC2をそれ
ぞれ中心として構成されている。
ACC から回転数等価電圧VFVを減算した出力を発生する
減算器61と、この減算器61の出力とアクセル電圧V
ACC とを加算する加算器62と、この加算器62の出力
と後述する基準三角波発生器で発生される基準三角波信
号とを比較して加算器62の出力の大きさに対応するパ
ルス幅を有するPWM信号を出力するコンパレータIC
3とを含んで構成されている。ここで、減算器61,加
算器62は、それぞれオペアンプIC1,IC2をそれ
ぞれ中心として構成されている。
【0007】前記制動制御部70は、回転数等価電圧V
FVからアクセル電圧VACC を減算した出力を発生する減
算器71と、この減算器71の出力を所定の基準電圧と
比較するとともに減算器71の出力の方が大きくなった
場合に「L(ロー)」レベルの出力信号である制動信号
を出力するコンパレータIC5と、減算器71の出力と
後述する基準三角波発生器で発生される基準三角波信号
とを比較して減算器71の出力の大きさに対応するパル
ス幅を有するPWM信号を発生するコンパレータIC6
とを含んで構成されている。ここで、減算器71は、オ
ペアンプIC4を中心として構成されている。
FVからアクセル電圧VACC を減算した出力を発生する減
算器71と、この減算器71の出力を所定の基準電圧と
比較するとともに減算器71の出力の方が大きくなった
場合に「L(ロー)」レベルの出力信号である制動信号
を出力するコンパレータIC5と、減算器71の出力と
後述する基準三角波発生器で発生される基準三角波信号
とを比較して減算器71の出力の大きさに対応するパル
ス幅を有するPWM信号を発生するコンパレータIC6
とを含んで構成されている。ここで、減算器71は、オ
ペアンプIC4を中心として構成されている。
【0008】前記切替制御部80は、制動制御部70か
ら出力される制動信号と、後述する正逆転切替部110
の切替え信号に応じて出力を発生するアンドゲートIC
7,IC8と、これらのアンドゲートIC7,IC8の
出力とコンパレータIC3で発生したPWM信号とに応
じて出力を発生するアンドゲートIC9,IC10と、
これらのIC9,IC10と前述したコンパレータIC
6の出力に応じて出力を発生するオアゲートIC11,
IC12と、ダイオード81,82とを含んで構成され
ている。
ら出力される制動信号と、後述する正逆転切替部110
の切替え信号に応じて出力を発生するアンドゲートIC
7,IC8と、これらのアンドゲートIC7,IC8の
出力とコンパレータIC3で発生したPWM信号とに応
じて出力を発生するアンドゲートIC9,IC10と、
これらのIC9,IC10と前述したコンパレータIC
6の出力に応じて出力を発生するオアゲートIC11,
IC12と、ダイオード81,82とを含んで構成され
ている。
【0009】前記モータ駆動部100は、モータ101
駆動用のパワートランジスタTR1〜TR4と、PWM
信号を駆動電流に変換するとともに正逆転切替えに応じ
てトランジスタTR1とTR4、またはTR2とTR3
をオン(ON)にすることによって、モータ101をP
WM信号に応じた回転数で正転または逆転させるドライ
バ102とにより構成されている。
駆動用のパワートランジスタTR1〜TR4と、PWM
信号を駆動電流に変換するとともに正逆転切替えに応じ
てトランジスタTR1とTR4、またはTR2とTR3
をオン(ON)にすることによって、モータ101をP
WM信号に応じた回転数で正転または逆転させるドライ
バ102とにより構成されている。
【0010】FV変換部90は、モータ101と同軸上
に置かれた回転数パルス発生器103から発生するモー
タ回転数に応じた周波数の回転数パルスをF/V(周波
数/電圧)変換してパルス周波数に応じた脈流出力に変
換するF/V変換器91と、このF/V変換器の出力を
利得調整して回転数等価電圧VFVを生じる増幅器92と
を含んで構成されている。この増幅器92は、オペアン
プIC13を中心として構成されている。
に置かれた回転数パルス発生器103から発生するモー
タ回転数に応じた周波数の回転数パルスをF/V(周波
数/電圧)変換してパルス周波数に応じた脈流出力に変
換するF/V変換器91と、このF/V変換器の出力を
利得調整して回転数等価電圧VFVを生じる増幅器92と
を含んで構成されている。この増幅器92は、オペアン
プIC13を中心として構成されている。
【0011】基準三角波発生器120は、基準発振器1
21と、この基準発振器121の基準周波数パルスを積
分する積分回路122と、この積分回路122の出力を
三角波として出力するオペアンプIC14で構成された
バッファアンプとを含んで構成されている。
21と、この基準発振器121の基準周波数パルスを積
分する積分回路122と、この積分回路122の出力を
三角波として出力するオペアンプIC14で構成された
バッファアンプとを含んで構成されている。
【0012】前記正逆転切替部110は、正転,逆転に
応じて「H(ハイ)」レベルの信号と「L」レベルの信
号とを切り替えて出力するスイッチ111と、このスイ
ッチの出力信号を反転した信号を出力するインバータI
C15とを含んで構成されている。
応じて「H(ハイ)」レベルの信号と「L」レベルの信
号とを切り替えて出力するスイッチ111と、このスイ
ッチの出力信号を反転した信号を出力するインバータI
C15とを含んで構成されている。
【0013】機械制動制御部125は、アクセル部50
のアクセレータ51の出力電圧VVRを入力し、アクセレ
ータ51の状態が「走行」状態か「停止」状態かを判定
するコンパレータIC18と、このコンパレータIC1
8からの信号に応じて機械制動手段130を制御するト
ランジスタTR5とを含んで構成されている。機械制動
手段130は、トランジスタTR5が「ON」の時は非
制動状態で、「OFF」の時は制動状態となる負作動型
電磁ブレーキである。
のアクセレータ51の出力電圧VVRを入力し、アクセレ
ータ51の状態が「走行」状態か「停止」状態かを判定
するコンパレータIC18と、このコンパレータIC1
8からの信号に応じて機械制動手段130を制御するト
ランジスタTR5とを含んで構成されている。機械制動
手段130は、トランジスタTR5が「ON」の時は非
制動状態で、「OFF」の時は制動状態となる負作動型
電磁ブレーキである。
【0014】図3において、符号130は、バッテリ1
50の電圧がメインスイッチ140を経て供給されたと
き、安定化された電圧VCCを発生し、モータ101以外
の各部に電源として供給する安定化電源である。
50の電圧がメインスイッチ140を経て供給されたと
き、安定化された電圧VCCを発生し、モータ101以外
の各部に電源として供給する安定化電源である。
【0015】次に、この速度制御装置の全体的な動作を
簡単に説明する。
簡単に説明する。
【0016】図3において、アクセル部50は、アクセ
レータ51の操作量に応じた直流出力VVRを発生し、そ
れを積分回路52で積分してアクセル電圧VACC を発生
する。
レータ51の操作量に応じた直流出力VVRを発生し、そ
れを積分回路52で積分してアクセル電圧VACC を発生
する。
【0017】アクセレータ51の操作量に応じた直流出
力VVRは、機械制動制御部60において、コンパレータ
IC18で所定の電圧と比較され、アクセレータ51の
状態が判定される。アクセレータ51の状態が「走行」
状態であれば、トランジスタTR5を「オン(ON)」
にし、アクセレータ51の状態が「停止」状態であれ
ば、トランジスタTR5を「オフ(OFF)」にする。
機械制動手段は、トランジスタTR5が「ON」であれ
ば、モータ101の機械制動を解除し、トランジスタT
R5が「OFF」であれば、モータ101の機械制動を
かける。機械制動手段は、機械的な動作をするので、そ
の動作には若干の遅延がある。
力VVRは、機械制動制御部60において、コンパレータ
IC18で所定の電圧と比較され、アクセレータ51の
状態が判定される。アクセレータ51の状態が「走行」
状態であれば、トランジスタTR5を「オン(ON)」
にし、アクセレータ51の状態が「停止」状態であれ
ば、トランジスタTR5を「オフ(OFF)」にする。
機械制動手段は、トランジスタTR5が「ON」であれ
ば、モータ101の機械制動を解除し、トランジスタT
R5が「OFF」であれば、モータ101の機械制動を
かける。機械制動手段は、機械的な動作をするので、そ
の動作には若干の遅延がある。
【0018】アクセル電圧VACC は、駆動制御部60に
おいて減算器61に与えられ、61では、このアクセル
電圧VACC から回転数等価電圧VFVを減算した出力を発
生し、この出力が加算器62でアクセル電圧VACC と加
算されて、コンパレータIC3に与えられる。このコン
パレータIC3では、加算器IC2の出力を基準三角波
発生器120の三角波出力と比較して、加算器62の出
力の大きさに対応するパルス幅を有するPWM信号を発
生する。
おいて減算器61に与えられ、61では、このアクセル
電圧VACC から回転数等価電圧VFVを減算した出力を発
生し、この出力が加算器62でアクセル電圧VACC と加
算されて、コンパレータIC3に与えられる。このコン
パレータIC3では、加算器IC2の出力を基準三角波
発生器120の三角波出力と比較して、加算器62の出
力の大きさに対応するパルス幅を有するPWM信号を発
生する。
【0019】このPWM信号が、切替制御部80に入力
され、正逆転切替部110に連動するアンドゲートIC
7,IC8によってそれぞれ制御されるアンドゲートI
C9,IC10のいずれかとオアゲートIC11,IC
12のいずれかを経て、モータ駆動部100に入力され
る。モータ駆動部100では、ドライバ102において
PWM信号を駆動電流に変換して、正逆転切り替えに応
じてトランジスタTR1とTR4、またはTR2とTR
3を「ON」にすることによって、モータ101をPW
M信号に応じた回転数で正転または逆転させる。
され、正逆転切替部110に連動するアンドゲートIC
7,IC8によってそれぞれ制御されるアンドゲートI
C9,IC10のいずれかとオアゲートIC11,IC
12のいずれかを経て、モータ駆動部100に入力され
る。モータ駆動部100では、ドライバ102において
PWM信号を駆動電流に変換して、正逆転切り替えに応
じてトランジスタTR1とTR4、またはTR2とTR
3を「ON」にすることによって、モータ101をPW
M信号に応じた回転数で正転または逆転させる。
【0020】ここで、モータ101のある一定回転数
で、減算器61は一定レベルの電圧を出力し、この出力
電圧が加算器62においてアクセル電圧VACC と加算さ
れて、この結果、コンパレータIC3が一定のPWM信
号を発生し、これによってモータ101が回転させられ
ているが、負荷の増加によって車速が低下した場合に
は、減算器61の出力電圧は上昇し、加算器62の出力
も増加して、PWM信号のデューティが大きくなる。こ
れによって、モータ駆動部100における駆動電流が増
加して、モータ101の減速分を回復させるように制御
される。また、逆に車速が上昇した場合には、減算器6
1の出力電圧が低下し、これによってモータ101の回
転数を低下させるように制御が行われる。
で、減算器61は一定レベルの電圧を出力し、この出力
電圧が加算器62においてアクセル電圧VACC と加算さ
れて、この結果、コンパレータIC3が一定のPWM信
号を発生し、これによってモータ101が回転させられ
ているが、負荷の増加によって車速が低下した場合に
は、減算器61の出力電圧は上昇し、加算器62の出力
も増加して、PWM信号のデューティが大きくなる。こ
れによって、モータ駆動部100における駆動電流が増
加して、モータ101の減速分を回復させるように制御
される。また、逆に車速が上昇した場合には、減算器6
1の出力電圧が低下し、これによってモータ101の回
転数を低下させるように制御が行われる。
【0021】このようにして、アクセル電圧VACC とモ
ータ101の回転数等価電圧VFVとの比較によって、減
算器61からそのレベルに応じてアクセル電圧VACC へ
帰還され、モータ101への給電率を増減して速度制御
がなされている。
ータ101の回転数等価電圧VFVとの比較によって、減
算器61からそのレベルに応じてアクセル電圧VACC へ
帰還され、モータ101への給電率を増減して速度制御
がなされている。
【0022】この一方、アクセル電圧VACC より回転数
等価電圧VFVがある程度以上大きいとき、すなわち減速
状態にあるときはすぐには減速しないようになってい
る。減算器71は、回転数等価電圧VFVからアクセル電
圧VACC を減算した出力を発生し、コンパレータIC5
は減算器71の出力がある程度以上大きくなったとき
「L」レベルの出力を発生して、切替制御部80におけ
るダイオード81,82を経てアンドゲートIC7〜I
C10の入力を「L」とし、駆動制御部60からの入力
を遮断するとともに、コンパレータIC6で減算器IC
71の出力と基準三角波発生器120の基準三角波信号
とを比較して、回転数等価電圧VFVとアクセル電圧V
ACC との差の絶対値に比例したパルス幅を有するPWM
信号を発生する。このPWM信号が、オアゲートIC1
1,IC12を経てモータ駆動部100に入力され、ト
ランジスタTR1〜TR4をオンにしてモータ101を
短絡するように駆動する。従って、モータ101が発電
機となって発生した電力は短絡回路で消費されて、いわ
ゆる発電制動が行われる。この発電制動はPWM信号の
パルス幅に応じて行われ、前述した回転数等価電圧
VFV,アクセル電圧VACC などにより制御された制動が
行われている。
等価電圧VFVがある程度以上大きいとき、すなわち減速
状態にあるときはすぐには減速しないようになってい
る。減算器71は、回転数等価電圧VFVからアクセル電
圧VACC を減算した出力を発生し、コンパレータIC5
は減算器71の出力がある程度以上大きくなったとき
「L」レベルの出力を発生して、切替制御部80におけ
るダイオード81,82を経てアンドゲートIC7〜I
C10の入力を「L」とし、駆動制御部60からの入力
を遮断するとともに、コンパレータIC6で減算器IC
71の出力と基準三角波発生器120の基準三角波信号
とを比較して、回転数等価電圧VFVとアクセル電圧V
ACC との差の絶対値に比例したパルス幅を有するPWM
信号を発生する。このPWM信号が、オアゲートIC1
1,IC12を経てモータ駆動部100に入力され、ト
ランジスタTR1〜TR4をオンにしてモータ101を
短絡するように駆動する。従って、モータ101が発電
機となって発生した電力は短絡回路で消費されて、いわ
ゆる発電制動が行われる。この発電制動はPWM信号の
パルス幅に応じて行われ、前述した回転数等価電圧
VFV,アクセル電圧VACC などにより制御された制動が
行われている。
【0023】図6には、この速度制御装置においてアク
セル電圧VACC と回転数等価電圧VFVとの差(大小関
係)に応じてモータ101への給電率と発電制動率とが
どのように制御されるかが示されている。また、図7に
は、急激なアクセレータ51の操作によるその出力電圧
VVRとアクセル電圧VACC との関係が示されている。こ
の図7から明らかなように、アクセル回路50の出力で
あるアクセル電圧VACCは、アクセル「全閉」になって
もすぐに0とならず、徐々に0となるようになってい
る。これは、全電力を直ちに短絡すると、モータ101
やモータ駆動部100を構成する各素子等に悪影響を及
ぼし、高速時での電動車両の挙動は、大きな制動がかか
り急停止するようになって乗り心地が悪化する。これを
避けるため、発電制動用のPWM信号のデューティを徐
々に増加させ、最後に全導通(全短絡)させる必要があ
るからである。
セル電圧VACC と回転数等価電圧VFVとの差(大小関
係)に応じてモータ101への給電率と発電制動率とが
どのように制御されるかが示されている。また、図7に
は、急激なアクセレータ51の操作によるその出力電圧
VVRとアクセル電圧VACC との関係が示されている。こ
の図7から明らかなように、アクセル回路50の出力で
あるアクセル電圧VACCは、アクセル「全閉」になって
もすぐに0とならず、徐々に0となるようになってい
る。これは、全電力を直ちに短絡すると、モータ101
やモータ駆動部100を構成する各素子等に悪影響を及
ぼし、高速時での電動車両の挙動は、大きな制動がかか
り急停止するようになって乗り心地が悪化する。これを
避けるため、発電制動用のPWM信号のデューティを徐
々に増加させ、最後に全導通(全短絡)させる必要があ
るからである。
【0024】
【発明が解決しようとする課題】上述した図3の速度制
御装置にあっては、モータ101の高回転時に停止する
場合には、アクセル電圧VACC とモータ回転数等価電圧
VFVとの関係は図4(1)に示すようになり、両者の差
である減算器71の出力(図の縦線部の面積)がある程
度大きくなって発電制動力PB は、図4(2)のように
なる。この場合、制動力を十分に確保できる。しかしな
がら、モータ101の低回転時,例えば,発進後すぐに
停止するような場合には、アクセル電圧VACC とモータ
回転数等価電圧VFVとの関係は図5(1)に示すように
なり、両者の差である減算器71の出力(図の縦線部の
面積)が小さくなって、発電制動力PB は図5(2)の
ようになる。このため、十分な制動力が確保できないと
いう不都合があった。また、図4,図5に見られるよう
に、VFV換言すれば速度は徐々に減少し、なかなか停止
せず、その状態で電磁ブレーキがかかると、急に大きな
制動力がかかり、ブレーキショックを生じ、制動フィー
リングの悪化を招くという問題点があった。
御装置にあっては、モータ101の高回転時に停止する
場合には、アクセル電圧VACC とモータ回転数等価電圧
VFVとの関係は図4(1)に示すようになり、両者の差
である減算器71の出力(図の縦線部の面積)がある程
度大きくなって発電制動力PB は、図4(2)のように
なる。この場合、制動力を十分に確保できる。しかしな
がら、モータ101の低回転時,例えば,発進後すぐに
停止するような場合には、アクセル電圧VACC とモータ
回転数等価電圧VFVとの関係は図5(1)に示すように
なり、両者の差である減算器71の出力(図の縦線部の
面積)が小さくなって、発電制動力PB は図5(2)の
ようになる。このため、十分な制動力が確保できないと
いう不都合があった。また、図4,図5に見られるよう
に、VFV換言すれば速度は徐々に減少し、なかなか停止
せず、その状態で電磁ブレーキがかかると、急に大きな
制動力がかかり、ブレーキショックを生じ、制動フィー
リングの悪化を招くという問題点があった。
【0025】
【発明の目的】本発明の目的は、上述の不都合を改善
し、とくに、モータ高回転時にあって急激な減速による
制動ショックを伴う事が無く、またモータの低回転時に
あっても十分な制動力を確保し、良好な制動フィーリン
グの得られる電動車両の速度制御装置を提供することに
ある。
し、とくに、モータ高回転時にあって急激な減速による
制動ショックを伴う事が無く、またモータの低回転時に
あっても十分な制動力を確保し、良好な制動フィーリン
グの得られる電動車両の速度制御装置を提供することに
ある。
【0026】
【課題を解決するための手段】本発明は、アクセレータ
の操作量に対応してアクセル部から出力されるアクセル
電圧とモータの回転数に対応するモータ回転数等価電圧
との差分に基づきモータ駆動用のPWM信号を発生する
駆動制御部と、回転数等価電圧とアクセル電圧との差分
に応じて発電制動用のPWM信号を発生するとともにこ
の差が所定値を超えたとき制動信号を発生する制動制御
部と、制動信号に応じて駆動制御部のPWM信号と制動
制御部のPWM信号とを切り替えて出力する切替制御部
と、この切替制御部のPWM信号出力に応じてモータの
駆動制御と制動制御とを行うモータ駆動部と、モータへ
の機械制動手段を駆動制御する機械制動制御手段とを備
えている。そして、駆動制御部と制動制御部との入力段
に、回転数等価電圧補正部を併設し、この回転数等価電
圧補正部が、アクセレータの停止操作時にその出力電圧
の変動を検知するとともに所定時間遅れてランプ波状の
パルスを発生する時間遅れ制動補正信号発生手段と、こ
の時間遅れ制動補正信号発生手段の出力電圧を回転数等
価電圧に加算する加算手段とを含んで構成されている。
また、前記機械制動制御手段が、前記アクセレータの停
止操作時にその出力電圧の変動を検知するとともに所定
の時間前記機械制動制御手段の機械制動手段への制御を
遅延させる停止操作検知遅延手段を含んで構成されてい
る。これによって、前述した目的を達成しようとするも
のである。
の操作量に対応してアクセル部から出力されるアクセル
電圧とモータの回転数に対応するモータ回転数等価電圧
との差分に基づきモータ駆動用のPWM信号を発生する
駆動制御部と、回転数等価電圧とアクセル電圧との差分
に応じて発電制動用のPWM信号を発生するとともにこ
の差が所定値を超えたとき制動信号を発生する制動制御
部と、制動信号に応じて駆動制御部のPWM信号と制動
制御部のPWM信号とを切り替えて出力する切替制御部
と、この切替制御部のPWM信号出力に応じてモータの
駆動制御と制動制御とを行うモータ駆動部と、モータへ
の機械制動手段を駆動制御する機械制動制御手段とを備
えている。そして、駆動制御部と制動制御部との入力段
に、回転数等価電圧補正部を併設し、この回転数等価電
圧補正部が、アクセレータの停止操作時にその出力電圧
の変動を検知するとともに所定時間遅れてランプ波状の
パルスを発生する時間遅れ制動補正信号発生手段と、こ
の時間遅れ制動補正信号発生手段の出力電圧を回転数等
価電圧に加算する加算手段とを含んで構成されている。
また、前記機械制動制御手段が、前記アクセレータの停
止操作時にその出力電圧の変動を検知するとともに所定
の時間前記機械制動制御手段の機械制動手段への制御を
遅延させる停止操作検知遅延手段を含んで構成されてい
る。これによって、前述した目的を達成しようとするも
のである。
【0027】
【実施例】以下、本発明の一実施例を図1ないし図2に
基づいて説明する。
基づいて説明する。
【0028】ここで、前述した図3の速度制御装置と同
一の構成部分については同一の符号を用いるとともにそ
の説明を簡略し若しくは省略するものとする。
一の構成部分については同一の符号を用いるとともにそ
の説明を簡略し若しくは省略するものとする。
【0029】この実施例は、図3の速度制御装置におい
て、駆動制御部60と制動制御部70との入力段に、回
転数等価電圧補正部1が併設されている点と、機械制動
制御部6に、機械制動手段への制御をアクセレータ51
の出力電圧VVRが変化してから所定の時間tB 遅延させ
る停止操作検知遅延手段8が設けられている点とに特徴
を有する。
て、駆動制御部60と制動制御部70との入力段に、回
転数等価電圧補正部1が併設されている点と、機械制動
制御部6に、機械制動手段への制御をアクセレータ51
の出力電圧VVRが変化してから所定の時間tB 遅延させ
る停止操作検知遅延手段8が設けられている点とに特徴
を有する。
【0030】回転数等価電圧補正部1は、アクセレータ
51の停止操作時にその出力電圧VVRの変動を検知する
とともに所定時間遅れて単発パルスを発生する時間遅れ
制動補正信号発生手段2と、この時間遅れ制動補正信号
発生手段2の出力電圧を回転数等価電圧に加算する加算
手段としての加算器3とを含んで構成されている。
51の停止操作時にその出力電圧VVRの変動を検知する
とともに所定時間遅れて単発パルスを発生する時間遅れ
制動補正信号発生手段2と、この時間遅れ制動補正信号
発生手段2の出力電圧を回転数等価電圧に加算する加算
手段としての加算器3とを含んで構成されている。
【0031】これをさらに詳述すると、時間遅れ制動補
正信号発生手段2は、アクセレータ51の出力電圧VVR
を受け、この出力電圧VVRが減少した場合にのみ積分を
行なう積分回路4と、この積分回路4の出力電圧V21を
所定の基準電圧V1 と比較して方形波パルスV22を発生
するコンパレータIC16と、この方形波パルスV22を
受けてランプ波状のパルスV51を発生する単発パルス発
生回路5とを含んで構成さている。ここで、この単発パ
ルス発生回路5は、具体的には、抵抗R51,コンデン
サC51からなる積分回路5とダイオードD51,D5
2とで構成されている。
正信号発生手段2は、アクセレータ51の出力電圧VVR
を受け、この出力電圧VVRが減少した場合にのみ積分を
行なう積分回路4と、この積分回路4の出力電圧V21を
所定の基準電圧V1 と比較して方形波パルスV22を発生
するコンパレータIC16と、この方形波パルスV22を
受けてランプ波状のパルスV51を発生する単発パルス発
生回路5とを含んで構成さている。ここで、この単発パ
ルス発生回路5は、具体的には、抵抗R51,コンデン
サC51からなる積分回路5とダイオードD51,D5
2とで構成されている。
【0032】加算器3は、オペアンプIC17を中心と
して構成されており、時間遅れ制動補正信号発生手段2
の出力,即ち,ランプ波状パルスV51とF/V変換部9
0の出力であるモータ回転数等価電圧VFVとを加算した
出力を発生する。
して構成されており、時間遅れ制動補正信号発生手段2
の出力,即ち,ランプ波状パルスV51とF/V変換部9
0の出力であるモータ回転数等価電圧VFVとを加算した
出力を発生する。
【0033】機械制動制御部6は、停止操作検知遅延手
段8としてアクセレータ51の出力電圧VVRを所定の基
準電圧V1 と比較した出力V61を発生するコンパレータ
IC20と、このコンパレータIC20の出力V61を受
け、それが「L」レベルから「H」レベルになった時に
積分して時間遅延する遅延回路7を備えている。さら
に、遅延回路7からの信号V62を所定の電圧V6 と比較
することにより、アクセレータ51の出力電圧VVRの変
化よりも所定の時間tB 遅れた出力V63を発生するIC
21と、そのIC21からの信号により機械制動手段を
制御するトランジスタTR5とを含んで構成されてい
る。ここで、時間tB は時間td よりも大きく設定して
いる。また、コンパレータIC20の出力と前述した単
発パルス発生回路5のダイオードD51が接続されてい
るが、ダイオードD51はコンパレータIC20の出力
が「L」レベルになった時、単発パルス発生回路5のコ
ンデンサC51の電荷を放電するものである。後述する
ようにコンパレータIC20及び時間遅れ制動補正信号
発生手段2のコンパレータIC20の動作を考慮すれ
ば、このダイオードD51は抵抗R51と並列に接続す
ることも可能で、同じ動作をする。
段8としてアクセレータ51の出力電圧VVRを所定の基
準電圧V1 と比較した出力V61を発生するコンパレータ
IC20と、このコンパレータIC20の出力V61を受
け、それが「L」レベルから「H」レベルになった時に
積分して時間遅延する遅延回路7を備えている。さら
に、遅延回路7からの信号V62を所定の電圧V6 と比較
することにより、アクセレータ51の出力電圧VVRの変
化よりも所定の時間tB 遅れた出力V63を発生するIC
21と、そのIC21からの信号により機械制動手段を
制御するトランジスタTR5とを含んで構成されてい
る。ここで、時間tB は時間td よりも大きく設定して
いる。また、コンパレータIC20の出力と前述した単
発パルス発生回路5のダイオードD51が接続されてい
るが、ダイオードD51はコンパレータIC20の出力
が「L」レベルになった時、単発パルス発生回路5のコ
ンデンサC51の電荷を放電するものである。後述する
ようにコンパレータIC20及び時間遅れ制動補正信号
発生手段2のコンパレータIC20の動作を考慮すれ
ば、このダイオードD51は抵抗R51と並列に接続す
ることも可能で、同じ動作をする。
【0034】その他の構成は、前述した図3の装置と同
一になっている。
一になっている。
【0035】図2(2)〜(10)には、図2(1)に
示すアクセレータ51の出力VVRに対応する、コンパレ
ータIC20,遅延回路7の出力,コンパレータIC2
1,積分回路4,コンパレータIC16,単発パルス発
生回路5,F/V変換部90,加算器3のそれぞれの出
力V61,V62,V63,V21,V22,V51,VFV,V5及
びこれらに対応する発電制動力PB がそれぞれ示されて
いる。単発パルス発生回路5の出力V5 については発電
制動がかかっている時は実線で、モータ101への給電
即ち加速の時は点線で描かれている。
示すアクセレータ51の出力VVRに対応する、コンパレ
ータIC20,遅延回路7の出力,コンパレータIC2
1,積分回路4,コンパレータIC16,単発パルス発
生回路5,F/V変換部90,加算器3のそれぞれの出
力V61,V62,V63,V21,V22,V51,VFV,V5及
びこれらに対応する発電制動力PB がそれぞれ示されて
いる。単発パルス発生回路5の出力V5 については発電
制動がかかっている時は実線で、モータ101への給電
即ち加速の時は点線で描かれている。
【0036】この図2において、時刻t10では「停止」
状態で、アクセレータ51を「全閉」から「全開」にす
るという操作をしている。時刻t20では、しばらく「全
開」を保った後に、アクセレータ51を「全開」から
「全閉」にするという操作をしている。時刻t30では、
しばらく「全閉」を保った後に、アクセレータ51を
「全閉」から「全開」にするという操作をしている。時
刻t40では、「全開」になってからすぐに、アクセレー
タ51を「全開」から「全閉」にするという操作をして
いる。時刻t50では、時刻t40の操作の後に、アクセレ
ータ51を「全閉」から「全開」にするという操作をし
ている。
状態で、アクセレータ51を「全閉」から「全開」にす
るという操作をしている。時刻t20では、しばらく「全
開」を保った後に、アクセレータ51を「全開」から
「全閉」にするという操作をしている。時刻t30では、
しばらく「全閉」を保った後に、アクセレータ51を
「全閉」から「全開」にするという操作をしている。時
刻t40では、「全開」になってからすぐに、アクセレー
タ51を「全開」から「全閉」にするという操作をして
いる。時刻t50では、時刻t40の操作の後に、アクセレ
ータ51を「全閉」から「全開」にするという操作をし
ている。
【0037】時刻t10において、機械制動制御部6で
は、アクセレータ51の出力VVRが、所定の電圧V1 よ
りも高くなるので、コンパレータIC20の出力V
61は、「H」レベルから「L」レベルになる。遅延回路
7は、それが「L」レベルから「H」レベルになった時
に積分して時間遅延するが、この場合は、「H」レベル
から「L」レベルになっているので、遅延回路7からの
信号V62は、「H」レベルから「L」レベルになる。コ
ンパレータIC21の出力V63は、「L」レベルから
「H」レベルになり、トランジスタTR5が「ON」と
なり、機械制動手段130即ち電磁ブレーキは解除され
非制動状態となる。回転数等価電圧補正部1では、アク
セレータ51の出力電圧VVRを受け、積分回路4は、こ
の出力電圧VVRが減少した場合にのみ積分を行なうの
で、積分回路4の出力V21は、「L」レベルから「H」
レベルになり、コンパレータIC16の出力V22は、
「H」レベルから「L」レベルになる。単発パルス発生
回路5の出力V51は、機械制動制御部6のコンパレータ
IC20の出力V61が「L」レベルになっているので、
ダイオードD51が導通し、「L」レベルになる。(こ
こで、このダイオードD51が抵抗R51と並列に接続
されているとすると、コンパレータIC16の出力V22
は、「L」レベルなので、やはりダイオードD51が導
通し、単発パルス発生回路5の出力V51は「L」レベル
になり、単発パルス発生回路5の出力V51は同じであ
る。)アクセレータ51が「全開」であるので速度が大
きくなり、速度を電圧に変換したF/V変換部90の出
力VFVは、増加する。加算器3の出力V5 は、単発パル
ス発生回路5の出力V51が「L」レベルになっているの
で、ダイオードD52が非導通であり、F/V変換部9
0の出力VFVと同じものになる。加算器3の出力V5 が
小さく、アクセレータ51が「全開」であるので駆動力
は大きなものになる。
は、アクセレータ51の出力VVRが、所定の電圧V1 よ
りも高くなるので、コンパレータIC20の出力V
61は、「H」レベルから「L」レベルになる。遅延回路
7は、それが「L」レベルから「H」レベルになった時
に積分して時間遅延するが、この場合は、「H」レベル
から「L」レベルになっているので、遅延回路7からの
信号V62は、「H」レベルから「L」レベルになる。コ
ンパレータIC21の出力V63は、「L」レベルから
「H」レベルになり、トランジスタTR5が「ON」と
なり、機械制動手段130即ち電磁ブレーキは解除され
非制動状態となる。回転数等価電圧補正部1では、アク
セレータ51の出力電圧VVRを受け、積分回路4は、こ
の出力電圧VVRが減少した場合にのみ積分を行なうの
で、積分回路4の出力V21は、「L」レベルから「H」
レベルになり、コンパレータIC16の出力V22は、
「H」レベルから「L」レベルになる。単発パルス発生
回路5の出力V51は、機械制動制御部6のコンパレータ
IC20の出力V61が「L」レベルになっているので、
ダイオードD51が導通し、「L」レベルになる。(こ
こで、このダイオードD51が抵抗R51と並列に接続
されているとすると、コンパレータIC16の出力V22
は、「L」レベルなので、やはりダイオードD51が導
通し、単発パルス発生回路5の出力V51は「L」レベル
になり、単発パルス発生回路5の出力V51は同じであ
る。)アクセレータ51が「全開」であるので速度が大
きくなり、速度を電圧に変換したF/V変換部90の出
力VFVは、増加する。加算器3の出力V5 は、単発パル
ス発生回路5の出力V51が「L」レベルになっているの
で、ダイオードD52が非導通であり、F/V変換部9
0の出力VFVと同じものになる。加算器3の出力V5 が
小さく、アクセレータ51が「全開」であるので駆動力
は大きなものになる。
【0038】時刻t20において、機械制動制御部6で
は、アクセレータ51の出力VVRが、所定の電圧V1 よ
りも低くなるので、コンパレータIC20の出力V
61は、「L」レベルから「H」レベルになる。遅延回路
7は、コンパレータIC20の出力V61が「L」レベル
から「H」レベルになった時に積分して時間遅延するの
で、遅延回路7からの信号V62は、「L」レベルから
「H」レベルに徐々に増加するものになる。コンパレー
タIC21の出力V63は、この時刻t20では遅延回路7
からの信号V62が所定の電圧V6 よりも低いので、
「H」レベルのままで、トランジスタTR5は「O
N」、機械制動手段130即ち電磁ブレーキは解除され
非制動状態である。回転数等価電圧補正部1では、アク
セレータ51の出力電圧VVRを受け、積分回路4は、こ
の出力電圧VVRが減少したためそれを積分し、その出力
V21は、徐々に「H」レベルから「L」レベルになる。
コンパレータIC16の出力V22は、積分回路4の出力
V21が所定の基準電圧V1 よりも低いので、「L」レベ
ルのままである。単発パルス発生回路5の出力V51は、
機械制動制御部6のコンパレータIC20の出力V61が
「H」レベルになっているので、ダイオードD51が非
導通であり、「L」レベルである。(ここで、このダイ
オードD51が抵抗R51と並列に接続されているとす
ると、コンパレータIC16の出力V22は、「L」レベ
ルなので、単発パルス発生回路5の出力V51は「L」レ
ベルであり、単発パルス発生回路5の出力V51は同じで
ある。)アクセレータ51が「全閉」であるので速度が
小さくなり、速度を電圧に変換したF/V変換部90の
出力VFVは、減少する。加算器3の出力V5 は、単発パ
ルス発生回路5の出力V51が「L」レベルになっている
ので、ダイオードD52が非導通であり、F/V変換部
90の出力VFVと同じものになる。加算器3の出力V5
が大きく、アクセレータ51が「全閉」であるので、制
動制御部70が働き、発電制動がおこなわれ、大きな制
動力が発生する。
は、アクセレータ51の出力VVRが、所定の電圧V1 よ
りも低くなるので、コンパレータIC20の出力V
61は、「L」レベルから「H」レベルになる。遅延回路
7は、コンパレータIC20の出力V61が「L」レベル
から「H」レベルになった時に積分して時間遅延するの
で、遅延回路7からの信号V62は、「L」レベルから
「H」レベルに徐々に増加するものになる。コンパレー
タIC21の出力V63は、この時刻t20では遅延回路7
からの信号V62が所定の電圧V6 よりも低いので、
「H」レベルのままで、トランジスタTR5は「O
N」、機械制動手段130即ち電磁ブレーキは解除され
非制動状態である。回転数等価電圧補正部1では、アク
セレータ51の出力電圧VVRを受け、積分回路4は、こ
の出力電圧VVRが減少したためそれを積分し、その出力
V21は、徐々に「H」レベルから「L」レベルになる。
コンパレータIC16の出力V22は、積分回路4の出力
V21が所定の基準電圧V1 よりも低いので、「L」レベ
ルのままである。単発パルス発生回路5の出力V51は、
機械制動制御部6のコンパレータIC20の出力V61が
「H」レベルになっているので、ダイオードD51が非
導通であり、「L」レベルである。(ここで、このダイ
オードD51が抵抗R51と並列に接続されているとす
ると、コンパレータIC16の出力V22は、「L」レベ
ルなので、単発パルス発生回路5の出力V51は「L」レ
ベルであり、単発パルス発生回路5の出力V51は同じで
ある。)アクセレータ51が「全閉」であるので速度が
小さくなり、速度を電圧に変換したF/V変換部90の
出力VFVは、減少する。加算器3の出力V5 は、単発パ
ルス発生回路5の出力V51が「L」レベルになっている
ので、ダイオードD52が非導通であり、F/V変換部
90の出力VFVと同じものになる。加算器3の出力V5
が大きく、アクセレータ51が「全閉」であるので、制
動制御部70が働き、発電制動がおこなわれ、大きな制
動力が発生する。
【0039】時刻t20から時間td 経過した時刻t21に
おいて、機械制動制御部6では、遅延回路7からの信号
V62が所定の電圧V6 よりも低いので、コンパレータI
C21の出力V63は「H」レベルのままで、トランジス
タTR5は「ON」、機械制動手段130即ち電磁ブレ
ーキは解除され非制動状態である。回転数等価電圧補正
部1では、積分回路4の出力V21が所定の基準電圧V1
よりも高くなり、コンパレータIC16の出力V22は、
「H」レベルになる。単発パルス発生回路5の出力V51
は、コンパレータIC16の出力V22を積分したランプ
状の波形を発生する。F/V変換部90の出力VFVはさ
らに減少している。加算器3の出力V5は、単発パルス
発生回路5の出力V51とF/V変換部90の出力VFVと
を加算したものになる。加算器3の出力V5 が大きくな
るので、より大きな発電制動がおこなわれ、制動力が増
大するが、F/V変換部90の出力VFVはさらに減少す
るので、あるところでまでは大きいが、減少に転じる。
おいて、機械制動制御部6では、遅延回路7からの信号
V62が所定の電圧V6 よりも低いので、コンパレータI
C21の出力V63は「H」レベルのままで、トランジス
タTR5は「ON」、機械制動手段130即ち電磁ブレ
ーキは解除され非制動状態である。回転数等価電圧補正
部1では、積分回路4の出力V21が所定の基準電圧V1
よりも高くなり、コンパレータIC16の出力V22は、
「H」レベルになる。単発パルス発生回路5の出力V51
は、コンパレータIC16の出力V22を積分したランプ
状の波形を発生する。F/V変換部90の出力VFVはさ
らに減少している。加算器3の出力V5は、単発パルス
発生回路5の出力V51とF/V変換部90の出力VFVと
を加算したものになる。加算器3の出力V5 が大きくな
るので、より大きな発電制動がおこなわれ、制動力が増
大するが、F/V変換部90の出力VFVはさらに減少す
るので、あるところでまでは大きいが、減少に転じる。
【0040】時刻t20から時間tB 経過した時刻t22に
おいて、機械制動制御部6では、遅延回路7からの信号
V62が所定の電圧V6 よりも大きくなり、コンパレータ
IC21の出力V63は「L」レベルとなり、トランジス
タTR5は「OFF」、機械制動手段130即ち電磁ブ
レーキは作動し制動状態になる。回転数等価電圧補正部
1では、単発パルス発生回路5の出力V51はより大きく
なる。F/V変換部90の出力VFVはほとんど0で「停
止」状態になっている。単発パルス発生回路5の出力V
51とF/V変換部90の出力VFVとを加算した加算器3
の出力V5 はより大きくなっていて、大きな発電制動が
かかっている。速度が0なので発電制動力PB は0だ
が、速度が0でなかったりあるいは動かそうとすると大
きな制動力が発生する。
おいて、機械制動制御部6では、遅延回路7からの信号
V62が所定の電圧V6 よりも大きくなり、コンパレータ
IC21の出力V63は「L」レベルとなり、トランジス
タTR5は「OFF」、機械制動手段130即ち電磁ブ
レーキは作動し制動状態になる。回転数等価電圧補正部
1では、単発パルス発生回路5の出力V51はより大きく
なる。F/V変換部90の出力VFVはほとんど0で「停
止」状態になっている。単発パルス発生回路5の出力V
51とF/V変換部90の出力VFVとを加算した加算器3
の出力V5 はより大きくなっていて、大きな発電制動が
かかっている。速度が0なので発電制動力PB は0だ
が、速度が0でなかったりあるいは動かそうとすると大
きな制動力が発生する。
【0041】時刻t30においては、時刻t10の場合と同
様の動作になる。
様の動作になる。
【0042】時刻t30でアクセレータ51が「全開」に
なってからすぐに、「全閉」にした時刻t40において
は、時刻t20とほぼ同じものになるが、F/V変換部9
0の出力VFVがあまり大きくなっていない点が異なる。
アクセレータ51が「全閉」であるので、制動制御部7
0が働き、発電制動がおこなわれ、発電制動力PB が発
生する。その制動力PB は時刻t20の場合ほど大きくな
く、速度に応じたものになっている。
なってからすぐに、「全閉」にした時刻t40において
は、時刻t20とほぼ同じものになるが、F/V変換部9
0の出力VFVがあまり大きくなっていない点が異なる。
アクセレータ51が「全閉」であるので、制動制御部7
0が働き、発電制動がおこなわれ、発電制動力PB が発
生する。その制動力PB は時刻t20の場合ほど大きくな
く、速度に応じたものになっている。
【0043】時刻t40から時間td 経過した時刻t41に
おいては、時刻t21とほぼ同様の動作をするが、時刻t
40で述べたように、F/V変換部90の出力VFVがあま
り大きくなっていない点が異なっている。時刻t40から
発電制動がおこなわれいて発電制動力PB が発生してい
る。
おいては、時刻t21とほぼ同様の動作をするが、時刻t
40で述べたように、F/V変換部90の出力VFVがあま
り大きくなっていない点が異なっている。時刻t40から
発電制動がおこなわれいて発電制動力PB が発生してい
る。
【0044】時刻t40から時間tB 経過した時刻t42に
おいては、機械制動手段130即ち電磁ブレーキは作動
し制動状態になり、時刻t40,時刻t41で述べたよう
に、時刻t22とほぼ同様の動作をする。
おいては、機械制動手段130即ち電磁ブレーキは作動
し制動状態になり、時刻t40,時刻t41で述べたよう
に、時刻t22とほぼ同様の動作をする。
【0045】時刻t50においては、時刻t10及び時刻t
30の場合と同様の動作になる。
30の場合と同様の動作になる。
【0046】この図2(8),(10)で点線で示して
いるのは従来例でのアクセレータ51を「全開」から
「全閉」にするという操作をした場合のF/V変換部9
0の出力VFV換言すれば速度及び発電制動力PB の変化
を示している。発電制動力PBが大きくなっているの
で、F/V変換部90の出力VFV,速度の減少がはやく
なり、停止距離が減少している。
いるのは従来例でのアクセレータ51を「全開」から
「全閉」にするという操作をした場合のF/V変換部9
0の出力VFV換言すれば速度及び発電制動力PB の変化
を示している。発電制動力PBが大きくなっているの
で、F/V変換部90の出力VFV,速度の減少がはやく
なり、停止距離が減少している。
【0047】さらに、発電制動力PB の変化が平坦に近
くなり、F/V変換部90の出力VFV,速度がほとんど
0になってから機械制動手段130即ち電磁ブレーキを
作動させるので、ブレーキショックが大幅に和らげら
れ、機械制動手段130即ち電磁ブレーキの負担が軽減
されている。
くなり、F/V変換部90の出力VFV,速度がほとんど
0になってから機械制動手段130即ち電磁ブレーキを
作動させるので、ブレーキショックが大幅に和らげら
れ、機械制動手段130即ち電磁ブレーキの負担が軽減
されている。
【0048】また、アクセレータ51を「全開」から
「全閉」にした時に遅延時間td を持たせているので、
モータ101の回転が上がっている状態の時に回転数等
価電圧VFVの増加補正をおくらせている。これにより、
急激な制動がなされるのを回避している。このことは、
モータ高回転時の停止の場合に特に有効となる。
「全閉」にした時に遅延時間td を持たせているので、
モータ101の回転が上がっている状態の時に回転数等
価電圧VFVの増加補正をおくらせている。これにより、
急激な制動がなされるのを回避している。このことは、
モータ高回転時の停止の場合に特に有効となる。
【0049】以上説明したように、本実施例によると、
アクセレータ51の停止操作時に、回転数等価電圧補正
部1の作用により、時間td だけ遅れて回転数等価電圧
の増加補正が行なわれる。このため、停止直前には発電
制動力が非常に大きくなって、モータ101の低回転時
に制動力を十分に確保し停止距離を減少させることがで
き、この一方、モータ101の高回転時には急制動を防
止することができ、またアクセレータが「全閉」の時
は、大きな発電制動がかかっていて、速度が0なので発
電制動力PB は0だが、速度が0でなかったりあるいは
動かそうとすると(たとえば、坂道などで動こうとする
と)大きな発電制動力PB が発生する。
アクセレータ51の停止操作時に、回転数等価電圧補正
部1の作用により、時間td だけ遅れて回転数等価電圧
の増加補正が行なわれる。このため、停止直前には発電
制動力が非常に大きくなって、モータ101の低回転時
に制動力を十分に確保し停止距離を減少させることがで
き、この一方、モータ101の高回転時には急制動を防
止することができ、またアクセレータが「全閉」の時
は、大きな発電制動がかかっていて、速度が0なので発
電制動力PB は0だが、速度が0でなかったりあるいは
動かそうとすると(たとえば、坂道などで動こうとする
と)大きな発電制動力PB が発生する。
【0050】
【発明の効果】本発明は、以上のように構成され機能す
るので、これによれば、回転数等価電圧補正部を構成す
る時間遅れ制動補正信号発生手段と加算手段の機能によ
り、アクセレータの停止操作時にその出力電圧の変動に
応じて所定時間だけ遅れて回転数等価電圧の増加補正を
行なうことができることから、停止直前に非常に大きな
発電制動力を確保することができるとともに、モータの
低回転時においても制動力を十分に確保することがで
き、また停止距離を減少させることができ、この一方、
モータの高回転時には急制動を防止することができる。
これがため、電磁ブレーキ等の機械式ブレーキの負担を
軽減することができ、また、急激な減速によらずに停止
距離を縮め、かつ良好な制動フィーリングをうることが
でき、アクセレータが「全閉」の時は、発電制動がおこ
なわれおり、坂道などで動こうとすると制動力が発生し
動きにくいという従来にない優れた電動車両の速度制御
装置を提供することができる。
るので、これによれば、回転数等価電圧補正部を構成す
る時間遅れ制動補正信号発生手段と加算手段の機能によ
り、アクセレータの停止操作時にその出力電圧の変動に
応じて所定時間だけ遅れて回転数等価電圧の増加補正を
行なうことができることから、停止直前に非常に大きな
発電制動力を確保することができるとともに、モータの
低回転時においても制動力を十分に確保することがで
き、また停止距離を減少させることができ、この一方、
モータの高回転時には急制動を防止することができる。
これがため、電磁ブレーキ等の機械式ブレーキの負担を
軽減することができ、また、急激な減速によらずに停止
距離を縮め、かつ良好な制動フィーリングをうることが
でき、アクセレータが「全閉」の時は、発電制動がおこ
なわれおり、坂道などで動こうとすると制動力が発生し
動きにくいという従来にない優れた電動車両の速度制御
装置を提供することができる。
【図1】本発明の一実施例の構成を示すブロック図であ
る。
る。
【図2】図1におけるアクセレータ出力,これに対応す
る機械制動制御部,回転数等価電圧補正手段を構成する
各部の出力,及び発電制動力の時間変化を示す説明図で
ある。
る機械制動制御部,回転数等価電圧補正手段を構成する
各部の出力,及び発電制動力の時間変化を示す説明図で
ある。
【図3】図1の実施例の基本となる速度制御装置の構成
を示すブロック図である。
を示すブロック図である。
【図4】発明が解決しようとする課題を説明するための
線図である。
線図である。
【図5】発明が解決しようとする課題を説明するための
線図である。
線図である。
【図6】図3の装置による給電率と発電制動率の制御状
態を示す線図である。
態を示す線図である。
【図7】図3の装置におけるアクセレータ出力とアクセ
ル回路の出力であるアクセル電圧との関係を示す線図で
ある。
ル回路の出力であるアクセル電圧との関係を示す線図で
ある。
1 回転数等価電圧補正部 2 時間遅れ制動補正信号発生手段 3 加算手段としての加算器 6 機械制動制御部 8 停止操作検知遅延手段 50 アクセル部 51 アクセレータ 60 駆動制御部 70 制動制御部 80 切替制御部 100 モータ駆動部 101 モータ 130 機械制動手段
Claims (1)
- 【請求項1】 アクセレータの操作量に対応してアクセ
ル部から出力されるアクセル電圧とモータの回転数に対
応するモータ回転数等価電圧との差分に基づきモータ駆
動用のPWM信号を発生する駆動制御部と、前記回転数
等価電圧とアクセル電圧との差分に応じて発電制動用の
PWM信号を発生するとともにこの差が所定値を超えた
とき制動信号を発生する制動制御部と、前記制動信号に
応じて前記駆動制御部のPWM信号と前記制動制御部の
PWM信号とを切り替えて出力する切替制御部と、この
切替制御部のPWM信号出力に応じてモータの駆動制御
と制動制御とを行うモータ駆動部と、モータへの機械制
動手段を駆動制御する機械制動制御手段とを備えてなる
電動車両の速度制御装置において、前記駆動制御部と前
記制動制御部との入力段に、回転数等価電圧補正部を併
設し、この回転数等価電圧補正部が、前記アクセレータ
の停止操作時にその出力電圧の変動を検知するとともに
所定時間遅れてランプ波状パルスを発生する時間遅れ制
動補正信号発生手段と、この時間遅れ制動補正信号発生
手段の出力電圧を前記回転数等価電圧に加算する加算手
段とを含んで構成されているとともに、前記機械制動制
御手段が、前記アクセレータの停止操作時にその出力電
圧の変動を検知するとともに所定の時間前記機械制動制
御手段の機械制動手段への制御を遅延させる停止操作検
知遅延手段を含んで構成されていることを特徴とした電
動車両の速度制御装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP3168591A JP3225525B2 (ja) | 1991-01-31 | 1991-01-31 | 電動車両の速度制御装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP3168591A JP3225525B2 (ja) | 1991-01-31 | 1991-01-31 | 電動車両の速度制御装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH04244703A JPH04244703A (ja) | 1992-09-01 |
JP3225525B2 true JP3225525B2 (ja) | 2001-11-05 |
Family
ID=12337942
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP3168591A Expired - Fee Related JP3225525B2 (ja) | 1991-01-31 | 1991-01-31 | 電動車両の速度制御装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3225525B2 (ja) |
-
1991
- 1991-01-31 JP JP3168591A patent/JP3225525B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH04244703A (ja) | 1992-09-01 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
US5708343A (en) | Control device for direct current electric motor | |
AU2011201327B2 (en) | Electric drive vehicle | |
JP3954145B2 (ja) | 駆動システム | |
JP3225525B2 (ja) | 電動車両の速度制御装置 | |
JP3128845B2 (ja) | 電動車両の速度制御装置 | |
JP2910235B2 (ja) | 電動車両の速度制御装置 | |
JPH03253208A (ja) | 電動車の速度制御装置 | |
JPS62107643A (ja) | 車両充電発電機用制御装置 | |
JP2811817B2 (ja) | 電気車制御装置 | |
JPH0750879Y2 (ja) | 交流エレベ−タの速度制御装置 | |
JPH0654415A (ja) | 電気自動車のトルク制御装置 | |
JPH11155202A (ja) | 電気車の制御装置 | |
JP3240069B2 (ja) | 電気駆動車の車速制御装置 | |
JPH0386004A (ja) | 電動車両の速度制御装置 | |
JP2879766B2 (ja) | 電動車椅子のパワーステアリング装置 | |
JP3651183B2 (ja) | 産業車両用直流電動機の回生制御装置 | |
JPH0199410A (ja) | 電動車輌用モータ制御装置 | |
JPH04208002A (ja) | 過負荷警報装置 | |
JP2946534B2 (ja) | Dcモータの電流制御回路 | |
JP4331344B2 (ja) | モ−タ制御装置 | |
JPS63114509A (ja) | 電動車輌の制御方式 | |
JP2679992B2 (ja) | 電気車制御装置 | |
JPH01117605A (ja) | 電気車制御装置 | |
JP2861652B2 (ja) | 車両用発電機の制御装置 | |
JPH0363282B2 (ja) |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20010731 |
|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |