JPH02256561A - 電動式パワーステアリング装置 - Google Patents

電動式パワーステアリング装置

Info

Publication number
JPH02256561A
JPH02256561A JP1079449A JP7944989A JPH02256561A JP H02256561 A JPH02256561 A JP H02256561A JP 1079449 A JP1079449 A JP 1079449A JP 7944989 A JP7944989 A JP 7944989A JP H02256561 A JPH02256561 A JP H02256561A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
voltage
steering
power supply
power
supply voltage
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP1079449A
Other languages
English (en)
Inventor
Fumiaki Hirota
廣田 文昭
Takehiko Fushimi
伏見 武彦
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Aisin Corp
Original Assignee
Aisin Seiki Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Aisin Seiki Co Ltd filed Critical Aisin Seiki Co Ltd
Priority to JP1079449A priority Critical patent/JPH02256561A/ja
Publication of JPH02256561A publication Critical patent/JPH02256561A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本発明は電動式パワーステアリング装置に関するもので
、特に、電源電圧の異常に対応できる電動式パワーステ
アリング装置に関するものである。
[従来の技t#J] この種の電動式パワーステアリング装置に関する技術と
して、特開昭62−12459号公報、特開昭62−1
68758号公報等に掲載の電動式パワーステアリング
装置の技術があり、また、各種の電動式パワーステアリ
ング装置が自動車に搭載されており、実用化されている
ことも周知である。
[発明が解決しようとする課題] しかし、上記電動式パワーステアリング装置が正常に動
作しても、強制的にその使用条件をユーザー側で変更す
る場合がある。
例えば、寒冷地においては、自動車の始動性を良くする
ため、電源の12[V]のバッテリーを2個直列に接続
して24 [V]の電源として使用する場合がある。こ
のような場合には、定電圧回路を介在させていない回路
では半導体の耐電圧以上の電圧が印加される可能性があ
る。
このような場合には、第10図に示すように、ツェナー
ダイオードを用いる回路が考えられる。
第10図はパワーMO3−FETQI〜Q4によって制
御される電動機の回転方向切換回路SWCの説明図であ
る。なお、この第10図は後述する第1図の本発明の実
施例の電動式パワーステアリング装置の電子制御手段の
回路構成図に示す電動機の回転方向切換回路SWCに相
当するものである。
この種の回転方向切換回路SWCを電動式パワーステア
リング装置に使用する場合、12[Vl用としてパワー
MO3−FETQI〜Q4のゲート−ソース間の耐電圧
として、その絶対最大定格が±20 [V]程度のもの
が使用される。そして、それに対応して、その間に接続
されるツェナーダイオードZD2 、ZD3 とし71
8 [V] 程度のものが使用される。
今、電源に24 [V]が印加され、パワーMO8−F
ETQI 、Q4側がオフで、パワーMO8−FETQ
2 、Q3側がオンとなる場合で、パワーMO3−FE
TQ2に回転方向の信号、パワーMO8−FETQ3に
PWM信号が印加されるものとする。
パワーMO3−FETQ2が回転方向の信号によってオ
ン状態にあるときに、パワーMO3−FETQ3にPW
M信号の“Ott信号によってオフ状態になると、パワ
ーMO3−FETQIとパワーMO3−FETQ3との
接続点Aの電位は、は!ff24[V]となり、t<”
)−MOS−FETQlのゲート側が抵抗R5を介して
アース電位に落ちているから、パワーMO3−FETQ
1のゲートとソース間には、はぼ24 [V]の電圧が
印加されることになるが、実際にはツェナーダイオード
ZD3の作用により1B[V]程度の電圧の印加になる
。抵抗R5として50[Ω]の抵抗値を使用していると
、電流は100 [mA]程度となり、その結果、抵抗
R5として1[W]程度用、また、ツェナーダイオード
ZD3としても1[W]程度用を必要とし、コストアッ
プになる。
また、電源電圧を2倍にすると、リレー、クラッチ等に
おいても、電力消費が4倍になり、そのジュール熱の発
生が設計限界になることも予測される。
そこで、本発明は電源電圧が増加しても、電動機を駆動
する半導体素子等を保護できる電動式パワーステアリン
グ装置の提供を課題とするものである。
[課題を解決するための手段] 請求項1にかかる電動式パワーステアリング装置は、電
源電圧を検出する電圧検出手段で検出した出力電源電圧
が所定の電圧以上になったとき、電動機に供給する電源
を遮断する開閉手段及び蚕ラッチ機構を開放状態とする
断続制御手段を具備するものである。
請求項2にかかる電動式パワーステアリング装置は1、
電源電圧を検出する電圧検出手段で検出した出力電源電
圧が所定の電圧以上に上昇したとき、ステアリングホイ
ールをアシストする操舵トルクを徐々に低減し、アシス
トする操舵トルクが所定の値以下となったとき、前記操
舵トルクをアシストする電動機に供給する電源を遮断す
る開閉手段及びクラッチ機構を開放状態とする断続制御
手段とを具備するものである。
[作用] 請求項1においては、電源電圧を検出する電圧検出手段
で検出した出力電源電圧が所定の電圧以上になったとき
、開閉手段で電動機に供給する電源を遮断すると共に、
断続制御手段でクラッチ機構を開放状態とするものであ
る。
請求項2においては、電源電圧を検出する電圧検出手段
で検出した出力電源電圧が所定の電圧以上に上昇したと
き、ステアリングホイールをアシストする操舵トルクを
徐々に低減し、そして、アシストする操舵トルクが所定
の値以下となったとき、前記操舵トルクをアシストする
電動機に供給する電源を遮断する。同時に、断続制御手
段でクラッチ機構を開放状態とするものである。
[実施例] 第1図は本発明の実施例の電動式パワーステアリング装
置の電子制御手段の回路構成図、第2図は上記実施例の
電動式パワーステアリング装置の概要を示す斜視図、第
3図は第2図の実施例の操舵力を補助する電動機を有す
る補助動力供給手段の拡大断面図である。また、第4図
は第3図に示すスリーブ30の外面を示す正面図、第5
図は第3図に示す切断線x−xによる断面図である。
第2図及び第3図において、ステアリングホイール1が
固着された第1ステアリングシヤフト2には、第1ユニ
バーサルジヨイント4で第2ステアリングシヤフト5が
接続されている。第2ステアリングシヤフト5には、第
2ユニバーザルジヨイント6でロッド7が接続されてい
る。このロッド7には減速機構9のビニオンギア22(
第3図参照)を有する出力軸21(第3図参照)に結合
されている。
前記ピニオンギア22は、タイロッド1oに固着された
ラック11と噛合っている。タイロッド10は車輪12
のステアリングナックルアーム16に結合されている。
車輪12の車軸にはショックアブソーバ13が結合され
ており、このショックアブソーバ13のサスペンション
アッパーサポート14に車体が結合されている。コイル
スプリング15はサスペンションアッパーサポート14
と車軸の間に介在せしめた振動緩衝用である。
また、18はロワーサスペンションアーム、19はスタ
ビライザーバーである。
ロッド7の上端は第2ユニバーサルジヨイント6を介し
て第2ステアリングシヤフト5に結合されている。ロッ
ド7の上端部のやや下方に、ピン29により減速機構ケ
ース31に軸支されたスリーブ30が固着されている。
また、ロッド7はスリーブ30を貫通し、かつ、出力軸
21の内方に挿入して、その下端部にはビン20により
出力軸21が固定されている。出力軸21は減速機構ケ
ース24に軸支されており、その下端部に形成されたビ
ニオンギア22がラック11に噛合っている。
したがって、ステアリングホイール1が回転すると、第
1ステアリングシヤフト2、第1ユニバーサルジヨイン
ト4、第2ステアリングシヤフト5及び第2ユニバーサ
ルジヨイント6、ロンドアを介して、出力軸21が回転
駆動され、これにより出力軸21に形成された(ニオン
ギア22と噛合うラック11が第3図の紙面に垂直な方
向(第2図ではタイロッド10の伸びる方向)に駆動さ
れて、車輪12の向きが変更される。また、出力軸21
の中空の上端にはリングギア23が形成されており、ケ
ース24に軸支された中間ギア25に噛合っている。中
間ギア25と同軸で、がっ、一体のもう1つの中間ギア
26は入力ギア27に噛合っている。入力ギア27は電
動機8の図示しない出力軸との間に介在されたクラッチ
機構OLの出力回転輪28に固着されている。クラッチ
機構C・Lが結合した状態では、電動機8が附勢される
と、入力ギア27から中間ギア26、中間ギア25から
リングギア23を経て出力軸21が回転し、出力軸21
に形成されたピニオンギア22と噛合うラック11が第
2図の紙面と垂直方向に駆動きれて、車輪12の向きが
変更される。
このようにして、ステアリングホイール1の回転及び電
動機8の正逆転附勢のいずれによっても車輪の向きが変
更される。しかし、クラッチ機構CLが解放された状態
では、電動機8の図示しない出力軸とクラッチ機構OL
の出力回転輪28との間にエネルギーの伝達は行なわれ
ないから、外的に加えられたステアリングホイール1の
回転(よって車輪の向きが変更される。
前記スリーブ30にはホイール32が回転可能にIII
されている。即ち、スリーブ30がホイール32を貫通
している。スリーブ30の外側面には、スリーブ30の
中心軸に対して斜交した丸底溝33が形成されており、
この丸底溝33にはボール34が嵌合されている。前記
ボール34はホイール32に支持されており、嵌合溝3
5に出力軸21の上端に固着されたピン36の上端が位
置している。このピン36がホイール32の回転を拘束
する。
したがって、ロッド7が回転するとスリーブ30と出力
軸21が回転するが、スリーブ30はロッド7の上端に
、出力軸21はロッド7の下端にそれぞれ固着されてい
るので、出力軸21の負荷が大きいとロッド7が捩れる
。この捩れ間の相当分、スリーブ30と出力軸21の回
転角度がずれ、ホイール32はピン36を介して出力軸
21と同じ方向に回動するようになっているので、回転
角度のずれは、スリーブ30とホイール32の回転角度
のずれとなる。
また、第5図において、スリーブ30及び出力軸21は
、この部分で平面状に形成されており、それぞれ対向す
る二手面部23aを有している。
この二手面部23aは所定値′を超えるスリーブ30と
出力軸21の回転角度のずれを制限している。
即ち、二手面部23aで制限された範囲内では、前記回
転角度のずれ相当分、ホイール32に対してスリーブ3
0が余分に回転□することになり、スリーブ30の丸底
溝33がスリーブ30の中心軸に斜交しているので、こ
の丸底溝33によりボール34が上方または下方に押さ
れ、ボール34を支持しているホイール32が上方また
は下方に移動する。したがって、ステアリングホイール
1に加えられる操舵トルクが前記所定値以下であれば、
前記操舵トルクはロッド7の捩れに対応し、前記捩れ口
に対応してホイール32が上方または下方位置に移動す
る。即ち、ホイール32の上方または下方の方向の変位
は、前記所定値以下の操舵トルクに対応する。
ホイール32は環状溝37を有し、前記環状溝37にボ
ール39が係合されている。前記ボール39は弾性板3
8の一端に支持されている。゛弾性板38の他端は固定
されている。前記弾性板38には、表面及び裏面にそれ
ぞれ1個の合計2個の歪検出素子からなるトルクセンサ
40が接合されている。これら、2個の歪検出素子はシ
リーズ接続され、接続点の電位がトルク検出信号として
出力される。
したがって、ステアリングホイール1に加えられた操舵
トルクに対応してロッド7が捩れ、ホイール32が零位
置から上移動または上移動すると、溝37とボール39
との結合で弾性板38が上反りまたは不及りに曲り、ト
ルクセンサ40がホイール32の変位量(操舵トルク零
位置からの変位量)、即ち、ロッド7の捩れ量である印
加された操舵トルクを示す電気信号を発生する。前述し
たように、ロッド7の捩れ量は出力軸21とスリーブ3
0とに形成された二手面部23aにより制限されている
ので、トルクセンサ40は前記所定範囲内の操舵トルク
の印加に対しては線形の、前記所定範囲を超える操舵ト
ルクの印加に対しては飽和する出力となる。
上記のように構成された電動式パワーステアリング装置
を駆動制御する電子制御手段は第1図のようになる。
本実施例の制御回路を構成するマイクロコンピュータC
PUは1チツプマイクロコンピユータからなるもので、
公知のようにROM及びRAM及びタイマ、カウンタ等
を内蔵している。その電源は定電圧回路CCから供給さ
れている。前記マイクロコンピュータCPLJの入力に
は、車速に応じて回転する永久磁石MG及びリードスイ
ッチLS及び抵抗RISからなる車速センサSPのパル
ス数出力が波形整形回路WSで波形整形した後入力され
ている。
上記歪検出素子の抵抗rl、r2及び固定抵抗r3.r
4かうなるトルクセンサ40の出力は、増幅器AMP1
及び比例・積分・微分制御定数を補償する制御補償回路
PIDを介してマルチプレクサを内蔵するA/D変換回
路ADを介して、マイクロコンピュータCPUに入力さ
れている。また、前記歪検出素子からなるトルクセンサ
40の出力は、センサ異常検出回路SAを介して入力さ
れている。
そして、前記A/D変換回路ADには電動機8の駆動電
流を、電流検出抵抗R5の電圧降下として検出し、増幅
器AMP2を介して入力されている。更に、前記A/D
変挽回路ADには電動機8に印加される電源電圧が電圧
検出回路ESを介して入力されている。
一方、マイクロコンピュータCPUの出力は、リレード
ライブ回路DR3を介してリレーRYに接続されている
。したがって、マイクロコンピュータCPUのリレー出
力が“1″のとき、リレーRYを励磁して、その接点、
ryを閉じる。また、“0”のとき、リレーRYを非励
磁としてその接点ryen<ことができる。したがって
、リレーRYを非励磁とすれば、その接点ryを開き、
後述する左信号及び右信号及びPWM信号(デユーティ
比信号の出力の比率)に関係なく電動機8の回転を停止
状態とする仁とができ、フェールセーフ対応を持たせる
ことができる。
また、マイクロコンピュータCPUの出力は、クラッチ
ドライブ回路DR5を介してクラッチ機構OLのコイル
に接続されており、マイクロコンピュータCPUのリレ
ー出力が“1′°のとき、クラッチ機構CLを結合状態
に、“O”のとき解放状態となる。
パワーMO3−FETQI及び抵抗R1、R5はスイッ
チング回路を構成し、マイクロコンピュータCPUの左
信号の“1nはドライブ回路DR1を介してパワーMO
8−FETQIがオンとなり、また、左信号の“Omm
によりパワーMO8−FETQIがオフとなる。同様に
、パワーMO8−FETQ2及び抵抗R2、R6はスイ
ッチング回路を構成し、マイクロコンピュータCPLJ
の右信号の“1″はドライブ回路DR1を介してパワー
MO8−FETQ2がオンどなり、また、右信号の“O
mmによりパワーMO8−FETQ2がオフとなる。
また、パワーMO3−FETQ3及び抵抗R3゜R1は
スイッチング回路を構成し、マイクロコンピュータCP
UのPWM信号の“1″でドライブ回路DR2を介して
パワーMO5−FETQ3がオンとなり、また、PWM
信号の“0゛′によりパワーMO3−FETQ3がオフ
となる。同様に、パワーMO8−FETQ4及び抵抗R
4、R8はスイッチング回路を構成し、マイクロコンピ
ュータCPUのPWM信号の“1″はドライブ回路DR
2を介してパワーMO8−FETQ4がオンとなり、ま
た、PWM信号の“0パによりパワーMO8−FETQ
4がオフとなる。
したがって、電動機8はパワーMO3−FETQ1が左
信号の“1″によりオン状態となると、または、パワー
MO8−FETQ2右信号の1″によりオン状態となる
と、マイクロコンピュータCPLJのPWM信号に応じ
て左回転または右四転する。
なお、ダイオードD1.からダイオードD4はパワーM
O8−FETQI〜Q4の奇生ダイオードである。
また、マイクロコンピュータCPLJの出力は、LED
ドライブ回路DR4に入力され、トルクセンサ40の異
常時に発光ダイオードLEDを繰返し点滅により点灯出
力する。
このように構成された本実施例の電動式パワーステアリ
ング装置のマイクロコンピュータCPUは、次のように
プログラム制御されるものである。
第6図は上記実施例の電動式パワーステアリング装置の
制御を行なうメインプログラムの70−チャート、第7
図は上記実施例の電動式パワーステアリング装置の制御
を行なう「電圧異常判別処理ルーチン」のフローチャー
ト、第8図は本実施例の電源電圧−デユーティ比及びデ
ユーティ比補正値の特性図である。
まず、イグニッションスイッチIGのオンでこのプログ
ラムをスタートさせ、ステップS1でマイクロコンピュ
ータCPUが内蔵するRAM及びタイマ等をクリア、各
出力ボートを初期設定する。
ステップS2でクラッチ機構OLを結合し、ステップS
3でリレードライブ回路DR3を介してリレーRYを励
磁し、その接点ryを閉じる。ステップS4でトルクセ
ンサ40の出力を増幅器AMP1、比例・積分・微分制
御定数を補償するIIIIIIl補償回路PID、マル
チプレクサを内蔵するA/D変挽回路ADを介して入力
し、そのときのトルクセンサ40の出力をメモリMkニ
スドアする。
また、ステップS5で「デユーティ比出力計算処理ルー
チンJをコールし、メモリMにストアしたトルクセンサ
40の出力を用いて電動118km供給するPWM信号
、即ち、デユーティ比dsの出力信号を算出する。ステ
ップS6で「左右方向判別処理ルーチンJをコールし、
メモリMにストアしたトルクセンサ40の出力を用いて
、電動I18の回転方向を判別し、電動111Bに供給
するデユーティ比dsの電流方向を決定する。ステップ
$7でr電圧異常判別処理ルーテンJをコールし、電源
電圧を電圧検出回路ES、マルチプレクサを内蔵するA
/D変挽回路ADを介して入力し、その異常状態を判定
する。続くステップS8では、前記ステップS5の「デ
ユーティ比出力計算処理ルーチン」、ステップS6の「
左右方向判別処理ルーチンJで決定したPWM信号であ
るデユーティ比dsを、r電圧異常判別処理ルーテンJ
を実行して補正したデユーティ比dsとして、左方向ま
たは右方向の回転方向信号と共−に出力する。以降、ス
テップS4からステップS8のルーチンを繰返し実行す
る。
なお、前記rデユーティ比出力計算処理ルーチン」、r
左右方向判別処理ルーテンJは、パワーアシスト制御で
公知のプログラム制御であるから、その説明を省略する
次に、ステップS7の「電圧異常判別処理ルーチンJを
、第7図のフローチャート及び第8図の本実施例の電源
電圧−デユーティ比及びデユーティ比補正値の特性図を
用いて説明する。
まず、ステップS11で電源電圧値を電圧検出回路ES
及びA/D変挽回路ADを介して入力し、その電圧値を
読込む。ステップS12で所定の異常電圧として認識す
べき閾値電圧値VS以上であるか判断する。閾値電圧!
1iVs未満の場合には、このルーチンを脱する。
ステップ812で所定の異常電圧としてg!識すべきr
isll[’s圧*VS以上であると判断すると、ステ
ップ313で第8図の電源電圧−デユーティ比ds及び
デユーティ比補正値、dxの特性図に示すメモリマツプ
から、電源電圧を基にデユーティ比補正値dxを決定す
る。ステップS14でステップS5の「デユーティ比出
力計算処理ルーチン」を実行して得たデユーティ比ds
からデユーティ比補正値dxを減算し、それをステアリ
ングホイール1に対してアシストする操舵トルクに対応
するデユ−ティ比ds (−ds−dx)とする。次に
、ステップS15でステアリングホイール1に対してア
シストする操舵トルクに対応するデユーテン比dsが零
であるか判断する。デユーティ比dsが零でないときミ
このルーチンを脱して、ステップS8でステップ$14
において算出したデユーティ比dsを出力する。
ステップ315でアシストする操舵トルクに対応するデ
ユーティ比dsが零であると判断したとき、ステップS
16でクラッチ機構OLを解放とし、ステップS17で
リレーRYの接点ryを開、ステップ518でデユーテ
ィ比ds及び左方向または右方向の回転方向の出力を停
止状態として、ステアリングホイール1をマニュアル操
舵に切替え゛る。そして、ステップ319で発光ダイオ
ードLEDを点滅させて異常電圧の発生を表示し、ドラ
イバーにそれを表示する。
したがって、本実施例においては、電源電圧を所定の異
常電圧として!!!1!すべき閾値電圧値Vs以セで、
しかも、アシストする操舵トルクに対応するデユーティ
比ds−ds−dx−0の電圧をその電圧以下(本実施
例では16[V]としている)に設定しておけば、24
 [V]の電源電圧が加えられたときには、ステップS
16でクラッチ機構CLを解放し、ステップ317でリ
レーRYの接点ryを開、ステップ81Bでデユーティ
比ds及び左方向または右方向の回転方向の出力を停止
状態として、ステアリングホイール1をマニュアル操舵
に切替えることができる。故に、このとき、リレーRY
の接点ryを開とするから、パワーMO3−FETQI
〜Q4のゲート−ソース間の耐電圧以上の電圧が加わる
のを防止できる。
また、ステップ316でクラッチ機構OLを解放してい
るから、マニュアル操舵が可能となり、電81M!圧が
異常に高い状態でも、自動車の正常な走行が可能である
。特に、クラッチ機構OLのソレノイド(直接電源電圧
を印加しているものにおいては、その異常電圧印加時に
発生する熱損失によって、異常加熱するのが防止できる
この種の実施例では、電源電圧を所定の異常電圧として
認識すべき閾値電圧値VSJX上で、アシストする操舵
トルクに対応するデユーティ比dsが電源電圧に応じて
徐々に減少するものであるから、レギュレータの故障に
よって電源電圧が上昇した場合にも、操舵フィーリング
が急変することなく使用でき、操舵トルクの増加、発光
ダイオードLEDの点滅で異常電圧の発生を知ることが
できる。
しかし、本発明を実施する場合には、第9図の本発明の
他の実施例の電動式パワーステアリング装置の制御を行
なう「電圧異常判別処理ルーチン」のフローチャートの
ように制御することもできる。
まず、ステップS21で電源電圧値を電圧検出回路ES
及びA/D変換回路ADを介して入力し、その電圧値を
読込む。ステップS22で所定の異常電圧として認識す
べき閾値電圧値vh以上であるか判断する。閾値電圧値
vh未溝の場合には、このルーチンを脱する。    
   ′ステップS22で所定の異常電圧として認識す
べき閾値電圧値vh以上であると判断すると、ステップ
S23でクラッチ機構OLを解放とし、ステップ324
でリレーRYの接点ryを開、ステップ825でデユー
ティ比ds及び左方向または右方向の回転方向の出力を
停止状態として、ステアリングホイール1をマニュアル
操舵に切替える。
そして、ステップS26で発光ダイオードLEDを点滅
させて異常電圧の発生を表示し、ドライバーにそれを表
示する。
したがって、本実施例においては、電源電圧を所定の異
常電圧として認識すべき閾値電圧値vh以上で、クラッ
チ機構CLを解放し、リレーRYの接点ryを開とし、
デユーティ比ds及び左方向または右方向の回転方向の
出力を停止状態として、ステアリングホイール1をマニ
ュアル操舵に切替えることができる。このとき、リレー
RYの接点ryを開とするから、パワーMO3−FET
Q1〜Q4のゲート−ソース間の耐電圧以上の電圧が加
わるのを防止できる。また、クラッチ機構CLを解放し
ているから、マニュアル操舵が可能となり、電源電圧が
異常に高い状態でも、自動車の正常な走行が可能である
。特に、クラッチ機構CLのソレノイドに直接電源電圧
を印加しているものにおいては、その異常電圧印加時に
発生する熱損失によって、異常加熱するのが防止できる
このように、前者の実施例のステアリングホイール1に
加えられた操舵トルクに応じて、ステアリングホイール
1を回動する方向に操舵トルクをアシストすべく制御す
る電動式パワーステアリング装置において、電源電圧を
検出する電圧検出回路ES等からなる電圧検出手段と、
前記電圧検出手段で検出した電源電圧が所定の電圧Vs
 [V]以上に上昇したとき、ステアリングホイール1
をアシストする操舵トルクを徐々に低減し、アシストす
る操舵トルクが所定の値以下(この実施例では「0」と
している)となったとき、前記操舵トルクをアシストす
る電動ll18に供給する電源を遮、断するステップ8
17かうなる開閉手段及びクラッチ機構OLを開放状態
とするステップS16からなる断続制御手段とを具備す
るものである。
亥だ、後者の他の実施例のステアリングホイール1に加
えられた操舵トルクに応じて、ステアリングホイール1
を回動する方向に操舵トルクをアシストすべく制御する
電動式パワーステアリング装置において、電源電圧を検
出する電圧検出回路ES等からなる電圧検出手段と、前
記電圧検出手段で検出した電源電圧が所定の電圧Vh[
V]以上°になりたとき、電動l118に供給する電源
を遮断するリレーRYの接点ryを制御するステップS
24からなる開閉手段及びクラッチ機構CLを開放状態
とするステップ323からなる断続制御手段とを具備す
るものである。
しかし、上記実施例のクラッチ機構OLは電源電圧を直
接使用するものでないが、本発明を実施する場合には、
クラッチ機構CLにリレーの接点等を介して直接電源電
圧を印加するものにも使用できる。
また、上記実施例の電動81Bの回転方向切換回路SW
CはパワーMO3−FETQI〜Q4で構成するもので
あるが、本発明を実施する場合(は、トランジスタ、サ
イリスタ等のスイッチング素子に使用できる。勿論、リ
レーに使用することも可能である。
[発明の効果] 以上のように、請求項1の発明は、ステアリングホイー
ルに加えられた操舵トルクに応じて、ステアリングホイ
ールを回動する方向に操舵トルクをアシストすべく制御
する電動式パワーステアリング装置において、電源、電
圧を検出する電圧検出手段で検出した電源電圧が所定の
電圧以上(なりたとき、電動機に供給する電源を遮断す
る開閉手段及びクラッチ機構を開放状態とする断続制御
手段とを具備するものである。
したがうて、電源電圧を所定の異常電圧として認識すべ
きam電圧値以上で、クラッチ機構を解放し、電動機を
駆動するi!源のリレーの接点を開とし、デユーティ比
及び左方向または右方向の回転方向の出力を停止状態と
(て、ステアリングホイールをマニュアル操舵(切替え
ることができる。
こαとき、電動機を駆動する電源のリレーの接点を開と
するから、電動機を駆動するスイッチング回路を構成す
る素子の耐電圧以上の電圧が加わるのが防止できる。ま
た、クラッチ機構を解放しているから、マニュアル操舵
が可能となり、電源電圧が異常に高い状態でも、自動車
の正常な走行が可能である。
、また、請求項2の発明は、ステアリングホイールに加
えられた操舵トルクに応じて、ステアリングホイールを
回動する方向に操舵トルクをアシストすべく制御する電
動式パワーステアリング装置において、電源電圧を検出
する電圧検出手段で検出した出力NmN圧が所定の電圧
以上に上昇したとき、ステアリングホイールをアシスト
する操舵トルクを徐々に低減し、アシストする操舵トル
クが所定の値以下となったとき、前記操舵トルクをアシ
ストする電動機に供給する電源を遮断する開閉手段及び
クラッチ機構を開放状態とする断続制御手段とを具備す
るものである。
したがって、上記請求項1の発明の効果に加えて、電源
電圧を所定の異常電圧として!!!2!識すべき閾値電
圧値以上で、アシストする操舵トルクに対応するデユー
ティ比が電源電圧に応じて徐々に減少するものであるか
ら、レギュレータ等の故障によって電源電圧が上昇した
場合にも、操舵フィーリングが急変することなく使用で
き、また、操舵トルクの増加から異常電圧の発生を知る
ことができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の実施例の電動式パワーステアリング装
置の電子制御手段の回路構成図、第2図は上記実施例の
電動式パワーステアリング装置の概要を示す斜視図、第
3図は第2図の実施例の操舵力を補助する電動機を有す
る補助動力供給手段の拡・大断面図、第4図は第3図に
示すスリーブの外面を示す正面図、第5図は第3図に示
す切断線X−Xk:よる断面図、第6図は本発明の実施
例の電動式パワーステアリング装置の制御を行なうメイ
ンプログラムのフローチャート、第7図は上記実施例の
電動式パワーステアリング装置の制御を行なうr電圧異
常判別処理ルーチン」のフローチャート、第8図は本実
施例の電源電圧−デューティ比及びデユーティ比補正値
の特性図、第9図は本発明の他の実施例の電動式パワー
ステアリング装置の制御を行なう「電圧異常判別処理ル
ーチン」のフローチャート、第10図はパワーMO3−
FETによって制御される電動機の回転方向切換回路の
要部説明図である。 図において、 1ニステアリングホイール 8:電動機 ES:電圧検出回路 Q1〜Q4 :パワーMO3−FET CPU :マイクロコンピュータ である。 なお、図中、同−符号及び同一記号は、同一または相当
部分を示す。 特許出願人 アイシン精機株式会社

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)ステアリングホィールに加えられた操舵トルクに
    応じて、ステアリングホィールを回動する方向に操舵ト
    ルクをアシストすべく制御する電動式パワーステアリン
    グ装置において、 電源電圧を検出する電圧検出手段と、 前記電圧検出手段で検出した電源電圧が所定の電圧以上
    になったとき、電動機に供給する電源を遮断する開閉手
    段及びクラッチ機構を開放状態とする断続制御手段と を具備することを特徴とする電動式パワーステアリング
    装置。
  2. (2)ステアリングホィールに加えられた操舵トルクに
    応じて、ステアリングホィールを回動する方向に操舵ト
    ルクをアシストすべく制御する電動式パワーステアリン
    グ装置において、 電源電圧を検出する電圧検出手段と、 前記電圧検出手段で検出した電源電圧が所定の電圧以上
    に上昇したとき、ステアリングホィールをアシストする
    操舵トルクを徐々に低減し、アシストする操舵トルクが
    所定の値以下となったとき、前記操舵トルクをアシスト
    する電動機に供給する電源を遮断する開閉手段及びクラ
    ッチ機構を開放状態とする断続制御手段と を具備することを特徴とする電動式パワーステアリング
    装置。
JP1079449A 1989-03-30 1989-03-30 電動式パワーステアリング装置 Pending JPH02256561A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1079449A JPH02256561A (ja) 1989-03-30 1989-03-30 電動式パワーステアリング装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1079449A JPH02256561A (ja) 1989-03-30 1989-03-30 電動式パワーステアリング装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH02256561A true JPH02256561A (ja) 1990-10-17

Family

ID=13690191

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP1079449A Pending JPH02256561A (ja) 1989-03-30 1989-03-30 電動式パワーステアリング装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH02256561A (ja)

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO1998032644A1 (fr) * 1997-01-29 1998-07-30 Kayaba Kogyo Kabushiki Kaisha Detecteur de couple d'entree pour direction assistee
JP2009166633A (ja) * 2008-01-15 2009-07-30 Jtekt Corp 電動パワーステアリング装置
CN102150359A (zh) * 2008-09-17 2011-08-10 株式会社捷太格特 电动机控制装置及电动动力转向装置

Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS62181958A (ja) * 1986-02-06 1987-08-10 Honda Motor Co Ltd 電動式パワ−ステアリング装置
JPS6343865A (ja) * 1986-08-11 1988-02-24 Nippon Seiko Kk 電動式パワ−ステアリングの制御装置

Patent Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS62181958A (ja) * 1986-02-06 1987-08-10 Honda Motor Co Ltd 電動式パワ−ステアリング装置
JPS6343865A (ja) * 1986-08-11 1988-02-24 Nippon Seiko Kk 電動式パワ−ステアリングの制御装置

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO1998032644A1 (fr) * 1997-01-29 1998-07-30 Kayaba Kogyo Kabushiki Kaisha Detecteur de couple d'entree pour direction assistee
US6370966B1 (en) 1997-01-29 2002-04-16 Kayaba Kogyo Kabushiki Kaisha Input torque detector for power steering
JP2009166633A (ja) * 2008-01-15 2009-07-30 Jtekt Corp 電動パワーステアリング装置
CN102150359A (zh) * 2008-09-17 2011-08-10 株式会社捷太格特 电动机控制装置及电动动力转向装置

Similar Documents

Publication Publication Date Title
EP1607303B1 (en) Vehicle steering apparatus
JP2682564B2 (ja) 電動パワーステアリング装置
EP1925532B1 (en) Steering system for vehicle
US4881611A (en) Abnormality detector for motor assisted steering apparatus
JPH01223071A (ja) 電動式パワーステアリング装置
WO2006043540A1 (ja) 車両用操舵装置
KR900001848B1 (ko) 모터구동식 동력조향 제어장치
JPH02256561A (ja) 電動式パワーステアリング装置
JP2764737B2 (ja) パワーステアリング装置
JPH01247272A (ja) 電動式パワーステアリング装置
JP4810818B2 (ja) 電動パワーステアリング装置
JP3598707B2 (ja) 電動パワーステアリング装置の制御装置
JP3981102B2 (ja) モータ駆動回路および電動パワーステアリング装置
JP3447087B2 (ja) 電動パワーステアリング制御装置
JPH10226352A (ja) 車両用操舵装置
JP4065221B2 (ja) 電動パワーステアリング装置の故障検出方法
JP3729656B2 (ja) 電動パワーステアリング装置
JP3362528B2 (ja) 電動パワーステアリング装置の制御装置
JP2009061896A (ja) 電動パワーステアリング制御装置
JPH01223072A (ja) 電動式パワーステアリング装置
JP3572801B2 (ja) 電動パワーステアリング装置
JP4910561B2 (ja) 電動パワーステアリング装置
JP3358330B2 (ja) 電動パワーステアリング装置の制御装置
JP2816366B2 (ja) 電動式パワーステアリング装置
JP3525515B2 (ja) 電動パワーステアリング装置の制御装置