JPH06152948A - 画像処理装置 - Google Patents

画像処理装置

Info

Publication number
JPH06152948A
JPH06152948A JP4316546A JP31654692A JPH06152948A JP H06152948 A JPH06152948 A JP H06152948A JP 4316546 A JP4316546 A JP 4316546A JP 31654692 A JP31654692 A JP 31654692A JP H06152948 A JPH06152948 A JP H06152948A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
pattern
original
data
image
spatial frequency
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP4316546A
Other languages
English (en)
Inventor
Hideyuki Hashimoto
英幸 橋本
Munehiro Nakatani
宗弘 中谷
Hideo Kumashiro
秀郎 熊城
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Minolta Co Ltd
Original Assignee
Minolta Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Minolta Co Ltd filed Critical Minolta Co Ltd
Priority to JP4316546A priority Critical patent/JPH06152948A/ja
Priority to US08/142,826 priority patent/US5379093A/en
Publication of JPH06152948A publication Critical patent/JPH06152948A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04NPICTORIAL COMMUNICATION, e.g. TELEVISION
    • H04N1/00Scanning, transmission or reproduction of documents or the like, e.g. facsimile transmission; Details thereof
    • H04N1/00838Preventing unauthorised reproduction
    • H04N1/0084Determining the necessity for prevention
    • H04N1/00843Determining the necessity for prevention based on recognising a copy prohibited original, e.g. a banknote
    • H04N1/00846Determining the necessity for prevention based on recognising a copy prohibited original, e.g. a banknote based on detection of a dedicated indication, e.g. marks or the like
    • GPHYSICS
    • G03PHOTOGRAPHY; CINEMATOGRAPHY; ANALOGOUS TECHNIQUES USING WAVES OTHER THAN OPTICAL WAVES; ELECTROGRAPHY; HOLOGRAPHY
    • G03GELECTROGRAPHY; ELECTROPHOTOGRAPHY; MAGNETOGRAPHY
    • G03G21/00Arrangements not provided for by groups G03G13/00 - G03G19/00, e.g. cleaning, elimination of residual charge
    • G03G21/04Preventing copies being made of an original
    • G03G21/046Preventing copies being made of an original by discriminating a special original, e.g. a bank note
    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04NPICTORIAL COMMUNICATION, e.g. TELEVISION
    • H04N1/00Scanning, transmission or reproduction of documents or the like, e.g. facsimile transmission; Details thereof
    • H04N1/00838Preventing unauthorised reproduction
    • H04N1/00856Preventive measures
    • H04N1/00875Inhibiting reproduction, e.g. by disabling reading or reproduction apparatus

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Computer Security & Cryptography (AREA)
  • Multimedia (AREA)
  • Signal Processing (AREA)
  • Physics & Mathematics (AREA)
  • General Physics & Mathematics (AREA)
  • Computer Vision & Pattern Recognition (AREA)
  • Facsimile Image Signal Circuits (AREA)
  • Inspection Of Paper Currency And Valuable Securities (AREA)
  • Image Analysis (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 紙幣等の一部が隠されて原稿台上にセットさ
れたり、或いは、紙幣等が分割されて各分割部分が別々
に原稿台上にセットされたりした場合にも、その偽造
を、確実に防止できる画像処理装置を提供すること。 【構成】 原稿内の小領域の空間周波数を検出する検出
手段と、検出された空間周波数の分布パタ−ンを、予め
記憶されている参照用パタ−ン(紙幣等の空間周波数の
パタ−ン)と比較して、その類似度を算出する演算手段
501 と、算出された類似度に基づいて前記原稿が前記参
照用パタ−ンの基になる原稿(紙幣等)と等しいか否か
を判別する判別手段511 と、を有する画像処理装置。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、カラ−複写機等の画像
処理装置に関し、詳しくは、紙幣・小切手・有価証券等
の偽造防止機能を備えた装置に関する。
【0002】
【従来の技術】特開平2-210591号公報には、紙幣等の偽
造防止機能を備えた画像処理装置が開示されている。こ
の装置は、原稿の位置を検出して特定部分の画像パタ−
ンを検出し、これを、予め登録されているパタ−ンと比
較して類似度を判別し、該類似度に基づき、原稿が紙幣
等であるか否かを判別する装置である。具体的には、紙
幣の印鑑とのパタ−ンマッチングを行っている。
【0003】特開昭64-61777号公報には、紙幣等の複写
動作を禁止する機能を備えた複写装置が開示されてい
る。その記述中で、読み取られた画像デ−タの一部が所
定の濃度もしくはパタ−ンと一致する場合には、複写動
作が禁止される旨、言及されている。但し、具体的な識
別手法は与えられていない。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】特開平2-210591号公報
の装置は、紙幣等の全体が原稿台上にセットされた場合
には、これを識別して、偽造を防止できる。しかし、紙
幣の一部が隠されて原稿台上に置かれたり、或いは、紙
幣が分割されて各分割部分が原稿台上に置かれたりした
場合には、偽造を防止できない。特開昭64-61777号公報
の装置では、具体的な識別手法は与えられていない。即
ち、原稿の一部のみから誤判別無く識別する方法につい
ての記述は無く、紙幣等であるか否かを確実に識別する
ことは困難であると思われる。
【0005】本発明は、紙幣等の一部が隠されて原稿台
上にセットされたり、或いは、紙幣が分割されて各分割
部分が別々に原稿台上にセットされたりした場合にも、
その偽造を、確実に防止できる画像処理装置の提供を目
的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明は、原稿内の小領
域の空間周波数を検出する検出手段と、検出された空間
周波数の分布パタ−ンを予め記憶されている参照用パタ
−ンと比較してその類似度を算出する演算手段と、算出
された類似度に基づいて前記原稿が前記参照用パタ−ン
の基になる原稿と等しいか否かを判別する判別手段と、
を有する画像処理装置である。
【0007】
【作用】検出手段により、原稿の一部の領域の空間周波
数が検出される。その分布パタ−ンが、演算手段により
参照用パタ−ンと比較されて、類似度が算出される。こ
の類似度に基づいて、判別手段は、原稿が紙幣等である
か否かを判別する。
【0008】
【実施例】以下、実施例1の装置(図1〜図9)と、実
施例2の装置(図1,図10〜図12)とに即して、本
発明を説明する。
【0009】〔1〕実施例1 実施例1の装置では、まず、シアン(C)プリント用の
第1回目のスキャン時に、原稿のグリ−ン(G)成分の
空間周波数の分布パタ−ンが所定の参照用の空間周波数
の分布パタ−ンと比較されて、その類似度が算出され
る。同様に、マゼンタ(M)プリント用の第2回目のス
キャン時に、原稿のブル−(B)成分の空間周波数の分
布パタ−ンが所定の参照用の空間周波数の分布パタ−ン
と比較されて、その類似度が算出される。さらに、イエ
ロ−(Y)プリント用の第3回目のスキャン時には、第
1回目及び第2回目で類似度が高いと判定された場合
に、紙幣の印鑑と同じ曲率の朱色のパタ−ンが在るか否
か判定される。その結果、同じパタ−ンが在ると判定さ
れた場合は、ブラック(Bk)プリント用の第4回目の
スキャン時に、全面を黒く塗りつぶすベタ黒のプリント
が行われる。なお、図2は、上記の動作を示すタイミン
グチャ−トである。
【0010】[1-1] 装置の機構 まず、図1に即して機構の概略を説明する。本装置は、
画像読取部(イメ−ジリ−ダ部)30と、画像記録部(プ
リンタ部)20とから成る。なお、図1は、実施例1,実
施例2について共通である。
【0011】画像読取部30では、原稿画像が読み取られ
て電気信号が生成され、該電気信号に基づいてレ−ザダ
イオ−ド駆動用の画像デ−タが生成される。即ち、原稿
台ガラス31上に画像面を下向きに載置される原稿が、ま
ず、スキャナ32によって露光走査される。これにより、
画像反射光は、スキャナ32に搭載されたイメ−ジセンサ
(CCD)33(図3では341,342,343)で、原稿画像に対
応する電気信号に光電変換される。次に、この電気信号
は、画像信号処理部34に入力されて所定の処理を施さ
れ、レ−ザダイオ−ド駆動用の画像デ−タとされる。こ
の画像デ−タは、プリントヘッド制御部35へ送られる。
なお、スキャナ32は、走査時、パルスモ−タ36の駆動力
で移動される。
【0012】画像記録部20では、レ−ザ光L によって感
光体ドラム4 の表面に書き込まれる静電潜像が、対応す
る色のトナ−(シアンC、マゼンタM、イエロ−Y、ブ
ラックBk)で各々現像され、これが、転写ドラム10に
巻付けられている用紙上に順次重ねて転写された後、定
着装置48により熱圧着されて定着される。なお、画像記
録禁止対象の原稿(紙幣)であると判定された場合に
は、Bkトナ−用の静電潜像の形成時に於いて、原稿画
像ではなく、ベタ黒の画像が、レ−ザ光L によって感光
体ドラム4 に書き込まれる。
【0013】上記画像記録部20の詳細を説明する。ま
ず、前記プリントヘッド制御部35により制御されるレ−
ザ装置21からは、レ−ザ光L が出力される。このレ−ザ
光L は、定速回転されている感光体ドラム4の表面に入
射されるとともに、該感光体ドラム4 を軸方向に走査す
るように、レ−ザ装置21内の光学系により導かれてい
る。このため、感光体ドラム4 の表面には、画像デ−タ
に対応する静電潜像が形成される。なお、感光体ドラム
4 は、レ−ザ光L の入射位置の上流側で、一様に帯電さ
れている。
【0014】感光体ドラム4 に形成された静電潜像は、
次に、現像装置6 に設けられている何れかの現像器(シ
アントナ−用の現像器6C、マゼンタトナ−用の現像器6
M、イエロ−トナ−用の現像器6Y、ブラックトナ−用の
現像器6k)により現像されて可視化される。なお、選択
された現像器を現像位置に設定するための現像装置6 の
上下移動は、現像ユニットモ−タ61の駆動力で行われ
る。
【0015】現像されて可視化されたトナ−像は、次
に、転写ドラム10に巻付けられている用紙上に、転写チ
ャ−ジャ14の吸引力で転写される。用紙は、用紙トレイ
42〜44の何れかから、又は、中間トレイ50から引き出さ
れて、搬送ロ−ラ群によってタイミングロ−ラ対45まで
搬送された後、所定のタイミングで転写ドラム10に巻付
けられている。なお、11は用紙吸着用の吸着チャ−ジ
ャ、16,17 は用紙分離用の除電チャ−ジャ、18は用紙分
離用の分離爪である。また、感光体ドラム4 及び転写ド
ラム10は、ドラム駆動モ−タ22により同期して駆動され
る。
【0016】こうして最大4色(フルカラ−時)のトナ
−像を転写された用紙は、次に、転写ドラム10から剥が
されて、搬送ベルト47によって定着装置48へ搬送され、
該定着装置48で熱圧着による画像定着処理を施された
後、機外の排紙トレイ49へ排出され、又は、中間トレイ
50へ収納される。なお、中間トレイ50への収納前に、反
転装置51でスイッチバックされた場合は、次回の画像は
裏面側に形成される。また、搬送ロ−ラ群、搬送ベルト
47等は、メインモ−タ41により駆動される。
【0017】[1-2] 画像信号処理 次に、図3〜図9に即して、画像信号処理を説明する。
図3は画像信号処理部34の詳細を示すブロック図であ
り、図6は画像信号処理の手順を説明するフロ−チャ−
トである。
【0018】R,G,Bの分光感度特性を有するCCD
(R)341 、CCD(G)342 、CCD(B)343 から
は、各々、0〜255の8ビットに量子化された信号が
出力される。これらは、各々log 変換器344,345,346 に
よって濃度信号に変換された後、UCR回路347 により
マスキング及び下色除去を施されて、第1回目のスキャ
ン時にはシアン(C)の信号に、第2回目のスキャン時
にはマゼンタ(M)の信号に、第3回目のスキャン時に
はイエロ−(Y)の信号に、第4回目のスキャン時には
ブラック(Bk)の信号に、順次、変換されて、所定の
ビット長でデ−タセレクタ348 へ出力される。なお、各
回のスキャン動作は、各々設定1処理(S11) 、設定2処
理(S14) 、設定3処理(S17) により設定される。上記の
デ−タセレクタ348 は、通常は、上記の各画像デ−タ
を、プリントヘッド制御部35(図1)へ出力する。
【0019】上記CCD(R)341 、CCD(G)342
、CCD(B)343 から出力される信号は、第1回目
及び第2回目のスキャン時(S12,S15) には、ウインドウ
コンパレ−タ360 へも入力される。このウインドウコン
パレ−タ360 は、CPU370 により指定される特定の色
(以下、特定色という)の画像デ−タを抽出して、周波
数検知機能ブロック(FDF)362 へ出力するものであ
る。なお、上記の特定色に関するデ−タは、予めROM
380 に格納されている。
【0020】図4は、ウインドウコンパレ−タ360 の詳
細を示す。まず、各レジスタ401 〜406 に、前記特定色
を規定するためのデ−タが、CPU370 によって書き込
まれる。例えば、レジスタ401 には、R成分の上限を規
定するデ−タRH が書き込まれる。このデ−タRH は、
コンパレ−タ411 によりCCD(R)341 からのRデ−
タと比較され、RH >R(A>B)であれば、コンパレ
−タ411 から『1』が出力される。また、レジスタ402
には、R成分の下限を規定するデ−タRL が書き込まれ
て、コンパレ−タ412 によりCCD(R)341 からのR
デ−タと比較される。その結果、R>RL (A>B)で
あれば、コンパレ−タ412 から『1』が出力される。し
たがって、コンパレ−タ411,412 の出力が、ともに
『1』になるのは、RH >R>RL の場合である。
【0021】同様に、レジスタ403 にはG成分の上限を
規定するデ−タGH が、レジスタ404 には下限を規定す
るデ−タGL が、それぞれ書き込まれ、GH >G>GL
であれば、コンパレ−タ413,414 の出力が、ともに
『1』になる。レジスタ405,406 とコンパレ−タ415,41
6 についても上記と同様であり、コンパレ−タ415,416
の出力は、BH >B>BL の場合に、ともに『1』にな
る。
【0022】したがって、コンパレ−タ411 〜416 の出
力が入力されるANDゲ−トの出力は、RH >R>
L 、且つ、GH >G>GL 、且つ BH >B>BL
成り立つ場合に、『1』になる。このようにして特定色
が抽出される。
【0023】ウインドウコンパレ−タ360 により上記の
如く特定色を抽出された画像デ−タは、周波数検知機能
ブロック(FDF)362 へ入力される。FDF362 で
は、アドレスデコ−ダ350 によって指定される各小領域
(16画素の小領域)が、予めROM380 内に記憶され
ている9種類の特定パタ−ンと各々比較されて、その類
似度が算出される。また、類似度が高いとされた場合に
は、類似度が最も高い特定パタ−ンの種類と、類似度の
高い小領域の位置とが、それぞれRAM381 に書き込ま
れる。
【0024】図5は、FDF362 の詳細を示し、図7〜
図9は、類似度計算部501 での処理を示す。類似度は、
16画素の各小領域毎に算出される。まず、前記の如く
ウインドウコンパレ−タ360 で抽出された特定色の画像
デ−タの各ピ−ク点が検出される(図9の(a)参
照)。ここに、ピ−ク点とは、連続する3画素中、両側
の画素の濃度が中央の画素の濃度より低い場合に於ける
該中央の画素のことをいう。次に、2値化回路によっ
て、上記で検出されたピ−ク点が『1』に、また、非ピ
−ク点が『0』に、2値化される(図9の(b)参
照)。また、ピ−ク点が複数在る場合には、各々隣合う
ピ−ク点間の距離、即ち、ピ−ク点間に存在する画素の
数が各々算出される。図9の(c)では、上記の距離
を、n1 ,n2 ,・・ni ,・・nk-1 として表してい
る(kはピ−ク数)。
【0025】次に、算出されたピ−ク点間の距離ni
が、CPU370 によって与えられる参照用パタ−ン(紙
幣特有の模様の空間周波数/原稿が斜めにセットされる
場合を考慮して、紙幣の0°,10°,・・70°,8
0°の傾斜に対応する合計9種類の参照用パタ−ンが予
めROM380 に記憶されている/図9の(d)参照)の
ピ−ク間の距離Nj(jは参照用パタ−ンの番号)と比
較されて、その差が算出され、さらに、その最小値が算
出される(図9の(e)参照)。また、算出されたピ−
ク点の数kが、上記各参照用パタ−ンのピ−ク数Mjと
比較されて、その差が算出され、さらに、上記と同様に
して、その最小値が算出される(図9の(e)参照)。
なお、上記の最小値が小さい場合とは、原稿の空間周波
数と紙幣の空間周波数の一致程度が大きい場合である。
換言すれば、類似度が高い場合である。
【0026】このように算出された最小値は、各々図5
の比較部511 へ入力されて、CPU370 により与えられ
る所定の閾値と比較される。その結果、上記の最小値が
閾値より小さい場合は『類似度が高い』と判定されて、
ラッチ521 に当該小領域の位置を示すアドレスデ−タが
ラッチされてRAM381 に書き込まれる。また、ラッチ
522 に当該参照用パタ−ンの種類(セット角度)がラッ
チされてRAM381 に書き込まれる。なお、上記の閾値
は、ROM380 に予め記憶されている。
【0027】以上のようにして、類似度の算出と類似度
が高いか否かの判定とが行われ、類似度が高い場合は、
当該小領域の位置を示すデ−タと類似度の高い参照用パ
タ−ンの種類を示すデ−タとが、各々格納される(S13,S
16)。
【0028】また、第1回目及び第2回目のスキャン時
に、類似度の高い小領域と類似度の高い参照用パタ−ン
の種類とがRAM381 に格納されると、第3回目のスキ
ャン時(S18)には、紙幣の印鑑と色(朱色)及び曲率が
同じであるパタ−ンが、上記の小領域に在るか否かが判
定される。
【0029】以下、第3回目のスキャン時の環状パタ−
ン検知処理(S19)、及び、偽造と判定された場合に行わ
れる偽造防止処理(S22)を説明する。まず、CCD
(R)341 、CCD(G)342 、CCD(B)343 から
出力される信号は、第3回目のスキャン時には、ウイン
ドウコンパレ−タ361 へ入力される。このウインドウコ
ンパレ−タ361 は、紙幣の印鑑の色(朱色)と同じ色を
特定色として抽出するものである。
【0030】ウインドウコンパレ−タ361 により抽出さ
れた朱色の画像パタ−ンは、曲率計算部391 へ送られ
て、曲率を算出される。また、算出された曲率はCPU
370 へ送られて、紙幣の印鑑の円周と曲率が同じである
か否か判定される。ここに、曲率の算出は、ウインドウ
コンパレ−タ361 により抽出された少なくとも3画素の
位置に基づいて行うことができる。但し、ノイズを考慮
して、曲率計算用の上記の3画素は、画素が連続して抽
出されている部分から選択される。
【0031】また、上記のように算出された曲率が、予
めROM380 内に記憶されている所定の曲率(紙幣の印
鑑の円周と略同等の曲率)であると、CPU370 により
判定されると(S20; 偽)、CPU370 は、レジスタ374
に対して、ROM380 から読み出したベタ黒の画像デ−
タを送るとともに、デ−タセレクタ348 に対して、画像
デ−タの入力元の切換を指令する(S22) 。これにより、
デ−タセレクタ348 からは、上記のベタ黒の画像デ−タ
が出力される。即ち、ブラックのトナ−のプリント時
に、用紙上にベタ黒の画像がプリントされて、偽造が防
止される。
【0032】〔2〕実施例2 実施例2では、2次元のパタ−ンマッチングが行われ
る。実施例2の装置の機構、及び、画像処理の概略的な
動作は、前記実施例1の装置と同じであるため、以下、
異なる点を中心に説明する。図10は画像信号処理部34
の詳細を示し、図11は図10の判別部700 の詳細を示
す。なお、図10に於いて前記実施例1の図3と同じ部
分については、同じ符号で示す。
【0033】まず、CCD(R)341 、CCD(G)34
2 、CCD(B)343 から出力されるR,G,Bデ−タ
は、YUV変換部699 により、Y(輝度/明るさ),U
(色度),V(色度)デ−タに、順次変換される。即
ち、第1回目のスキャン時にはYデ−タに、第2回目の
スキャン時にはUデ−タに、第3回目のスキャン時には
Vデ−タに、それぞれ変換される。なお、YUV変換式
は下記の数1で与えられる。また、変換されたデ−タ
は、判別部700 へ送られて、8×8の画素毎に、順次2
次元での判別が行われる。
【0034】
【数1】
【0035】判別部700 では、まず、DCT変換部701
に於いて、8×8画素毎にDCT変換(離散コサイン変
換/Discrete Cosine Transform)が行われる。
【0036】デ−タが、第1回目のスキャン時のYデ−
タであれば、DCT変換後のデ−タのDC成分(原稿の
基本的な明るさ/図12の左上隅の変換係数)が、比較
回路703 に送られて、CPU370 によって与えられる
『紙幣の基本的な明るさ』と略同等であるか否か判定さ
れる。即ち、変換係数YDCが、 K1 <YDC<K2 (K1 は閾値min,K2 は閾値
max ) の範囲に在るか否か判定される。また、AC成分(原稿
の濃淡の空間周波数)が最大値検出部702 へ送られて低
周波側(図12の斜線部の変換係数)を判別ON信号で抽
出された後、その最大値が比較回路703 に送られて、C
PU370 によって与えられる『紙幣の濃淡の空間周波
数』と略同等であるか否か判定される。即ち、変換係数
AC.maxが、 K3 <YAC.max<K4 (K3 は閾値min,K4
閾値max ) の範囲に在るか否か判定される。
【0037】上記の判定の結果、変換係数YDC及び変換
係数YAC.maxが上記の条件を満たす場合には、当該画素
ブロックが条件を満たす旨、RAM704 に書き込まれ
る。
【0038】第2回目のスキャン時のUデ−タの場合に
は、まず、RAM704 から、Yデ−タに関して上記の条
件を満たしている画素ブロックが読み出され、当該画素
ブロックのDCT変換後のデ−タのDC成分(原稿のU
に関する基本的な色度/図12の左上隅の変換係数)
が、比較回路703 に送られて、CPU370 によって与え
られる『紙幣のUに関する基本的な色度』と略同等であ
るか否か判定される。即ち、変換係数UDCが、 K5 <UDC<K6 (K5 は閾値min,K6 は閾値
max ) の範囲に在るか否か判定される。さらに、上記の判定の
結果、変換係数UDCが上記の条件を満たす場合は、当該
画素ブロックが、上記の2つの条件(Yに関する条件と
Uに関する条件)を満たす旨、RAM704 に書き込まれ
る。
【0039】第3回目のスキャン時のVデ−タの場合に
も、上記Uデ−タの場合と同様の処理が行われる。即
ち、まず、RAM704 から、Yデ−タとUデ−タに関し
て上記2つの条件を満たしている画素ブロックが読み出
され、当該画素ブロックのDCT変換後のデ−タのDC
成分(原稿のVに関する基本的な色度/図12の左上隅
の変換係数)が、比較回路703 に送られて、CPU370
によって与えられる『紙幣のVに関する基本的な色度』
と略同等であるか否か判定される。即ち、変換係数VDC
が、 K7 <VDC<K8 (K7 は閾値min,K8 は閾値
max ) の範囲に在るか否か判定される。さらに、上記の判定の
結果、変換係数VDCが上記の条件を満たす場合は、当該
画素ブロックが、上記の3つの条件(Y・U・Vに関す
る条件)を満たす旨、RAM704 に書き込まれる。
【0040】CPU370 は、上記3つの条件を満たす画
素ブロックが、或る所定数を越えて発生すると、実施例
1の場合と同様に、レジスタ374 に対してROM380 か
ら読み出したベタ黒の画像デ−タを送るとともに、デ−
タセレクタ348 に対して画像デ−タの入力元の切換を指
令する。これにより、デ−タセレクタ348 からは、上記
のベタ黒の画像デ−タが出力され、ブラックのトナ−の
プリント時に、用紙上にベタ黒の画像がプリントされ
て、偽造が防止される。
【0041】なお、上記では、Uデ−タ及びVデ−タに
関しては、DC成分のみについて比較を行っているが、
これらのデ−タのAC成分を参照することで、当該色度
の空間周波数を検出できる。
【0042】〔3〕他の実施例 前記2つの実施例では、紙幣(日本銀行券)について述
べているが、参照用パタ−ンの基になる原稿としては、
特有の空間周波数を併せ持つものであれば、有価証券、
他国の銀行券等についても同様に本発明を適用可能であ
る。また、前記2つの実施例では、電子写真方式のカラ
−複写機の場合を述べているが、イメ−ジスキャナ,プ
リンタ等の単体に対する付加機能としても実施可能であ
る。さらに、カラ−ファクシミリのように、原画像を色
分解して画像デ−タとして持つ装置では、送受信時に機
能を停止させて、紙幣等の送受信が企図されたことを特
定番号へ通報するように構成することも可能である。
【0043】
【発明の効果】以上、本発明によると、検出手段により
原稿の一部の領域の空間周波数が検出され、その分布パ
タ−ンが演算手段により参照用パタ−ンと比較されて類
似度が算出され、該類似度に基づいて原稿が紙幣等であ
るか否かが判別されるため、紙幣等の一部が隠されて原
稿台上にセットされたり、或いは、紙幣が分割されて各
分割部分が別々に原稿台上にセットされたりした場合で
も、原稿が紙幣等であることを確実に識別でき、したが
って、その偽造を、確実に防止できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施例の複写機の機構を示す図である。
【図2】実施例装置の画像処理のタイミングを示すタイ
ミングチャ−トである。
【図3】実施例1の装置の画像信号処理部の詳細を示す
ブロック図である。
【図4】ウインドウコンパレ−タの詳細を示すブロック
図である。
【図5】FDFの詳細を示すブロック図である。
【図6】実施例1の画像信号処理手順を示すフロ−チャ
−トである。
【図7】類似度計算部での処理手順を示すフロ−チャ−
トである。
【図8】類似度計算部の処理機能を示すブロック図であ
る。
【図9】類似度の算出方法を説明する図である。
【図10】実施例2の装置の画像信号処理部の詳細を示
すブロック図である。
【図11】判別部の詳細を示すブロック図である。
【図12】DCT変換後に比較される変換係数を示す図
である。
【符号の説明】
30 画像読取部 34 画像信号処理部 35 プリントヘッド制御部 20 画像記録部

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 原稿内の小領域の空間周波数を検出する
    検出手段と、 検出された空間周波数の分布パタ−ンを、予め記憶され
    ている参照用パタ−ンと比較して、その類似度を算出す
    る演算手段と、 算出された類似度に基づいて、前記原稿が、前記参照用
    パタ−ンの基になる原稿と等しいか否かを判別する判別
    手段と、 を有する画像処理装置。
  2. 【請求項2】 請求項1に於いて、 前記参照用パタ−ンの基になる原稿は紙幣であり、前記
    参照用パタ−ンは紙幣に特有の縞模様を含む領域のパタ
    −ンである、 画像処理装置。
  3. 【請求項3】 請求項2に於いて、 前記演算手段は、前記参照用パタ−ンとして前記縞模様
    の空間周波数の分布パタ−ンを用いる、 画像処理装置。
  4. 【請求項4】 請求項1に於いて、 前記演算手段は、前記参照用パタ−ンの基になる原稿の
    複数種類のセット角度θに対応する複数種類の参照用パ
    タ−ンS(θ)を予め記憶しており、前記検出された空
    間周波数の分布パタ−ンFと、上記各S(θ)との差の
    絶対値の最小値を、前記類似度として算出する、 画像処理装置。
JP4316546A 1992-10-31 1992-10-31 画像処理装置 Pending JPH06152948A (ja)

Priority Applications (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP4316546A JPH06152948A (ja) 1992-10-31 1992-10-31 画像処理装置
US08/142,826 US5379093A (en) 1992-10-31 1993-10-25 Image processing machine capable of inhibiting copying of valuable papers

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP4316546A JPH06152948A (ja) 1992-10-31 1992-10-31 画像処理装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH06152948A true JPH06152948A (ja) 1994-05-31

Family

ID=18078304

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP4316546A Pending JPH06152948A (ja) 1992-10-31 1992-10-31 画像処理装置

Country Status (2)

Country Link
US (1) US5379093A (ja)
JP (1) JPH06152948A (ja)

Families Citing this family (28)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US5321470A (en) * 1988-05-13 1994-06-14 Canon Kabushiki Kaisha Apparatus with anti-forgery provision
US6346989B1 (en) * 1992-08-24 2002-02-12 Canon Kabushiki Kaisha Image processing apparatus and method
DE69331041T2 (de) * 1993-01-01 2002-06-06 Canon Kk Bildverarbeitungsvorrichtung und -verfahren sowie Bildlesevorrichtung
US5768426A (en) * 1993-11-18 1998-06-16 Digimarc Corporation Graphics processing system employing embedded code signals
US5822436A (en) 1996-04-25 1998-10-13 Digimarc Corporation Photographic products and methods employing embedded information
US6983051B1 (en) * 1993-11-18 2006-01-03 Digimarc Corporation Methods for audio watermarking and decoding
US6449377B1 (en) 1995-05-08 2002-09-10 Digimarc Corporation Methods and systems for watermark processing of line art images
US5748763A (en) 1993-11-18 1998-05-05 Digimarc Corporation Image steganography system featuring perceptually adaptive and globally scalable signal embedding
JP3436958B2 (ja) * 1993-12-08 2003-08-18 株式会社東芝 画像入力装置
JPH07212585A (ja) * 1994-01-25 1995-08-11 Dainippon Screen Mfg Co Ltd 画像記録装置
US5672859A (en) * 1994-03-04 1997-09-30 N.V. Bekaert S.A. Reproduction apparatus with microwave detection
JP3566334B2 (ja) * 1994-03-25 2004-09-15 キヤノン株式会社 画像処理装置およびその方法
JP3549935B2 (ja) * 1995-03-06 2004-08-04 株式会社日本コンラックス 紙葉類識別装置
US5919730A (en) * 1996-02-08 1999-07-06 Eastman Kodak Company Copy restrictive documents
US5752152A (en) * 1996-02-08 1998-05-12 Eastman Kodak Company Copy restrictive system
US5822660A (en) * 1996-02-08 1998-10-13 Eastman Kodak Company Copyright protection in color thermal prints
US5772250A (en) * 1997-04-11 1998-06-30 Eastman Kodak Company Copy restrictive color-reversal documents
US5864742A (en) * 1997-04-11 1999-01-26 Eastman Kodak Company Copy restrictive system using microdots to restrict copying of color-reversal documents
US6001516A (en) * 1997-06-12 1999-12-14 Eastman Kodak Company Copy restrictive color-negative photographic print media
US6011857A (en) * 1997-08-07 2000-01-04 Eastman Kodak Company Detecting copy restrictive documents
JPH1196362A (ja) * 1997-09-17 1999-04-09 Fujitsu Ltd 印影照合装置
JP3731316B2 (ja) * 1997-10-02 2006-01-05 コニカミノルタビジネステクノロジーズ株式会社 画像読取り装置
US6272245B1 (en) 1998-01-23 2001-08-07 Seiko Epson Corporation Apparatus and method for pattern recognition
US6185313B1 (en) 1998-07-30 2001-02-06 Eastman Kodak Company Method and apparatus for printing copy restrictive documents having individual keycodes
US6370271B2 (en) 1999-04-30 2002-04-09 Seiko Epson Corporation Image processing apparatus and methods for pattern recognition
US7002710B1 (en) 2000-04-10 2006-02-21 Hewlett-Packard Development Company, L.P. High reliability forensic color marking system
JP5757458B2 (ja) * 2011-04-12 2015-07-29 株式会社ニコン 顕微鏡システム、サーバー及びプログラム
KR20130057310A (ko) * 2011-11-23 2013-05-31 삼성전자주식회사 화상독취장치 및 화상독취방법

Family Cites Families (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5536873A (en) * 1978-09-08 1980-03-14 Dainippon Printing Co Ltd Copy prevention method
JPS6461777A (en) * 1987-09-01 1989-03-08 Fuji Photo Film Co Ltd Copying device
JP2760992B2 (ja) * 1988-06-17 1998-06-04 キヤノン株式会社 カラー画像処理装置
JP2904492B2 (ja) * 1988-05-13 1999-06-14 キヤノン株式会社 画像処理装置
JP2661966B2 (ja) * 1988-06-17 1997-10-08 キヤノン株式会社 画像処理装置
DE69033327T2 (de) * 1989-02-10 2000-04-13 Canon Kk Gerät zum Lesen oder Verarbeiten eines Bildes

Also Published As

Publication number Publication date
US5379093A (en) 1995-01-03

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JPH06152948A (ja) 画像処理装置
EP0772343B1 (en) Image processing apparatus
US5515451A (en) Image processing system for selectively reproducing documents
US6868180B2 (en) Image processing apparatus, image forming apparatus, and image processing method
JP2001024888A (ja) デジタル画像処理方法
JPH09274660A (ja) 画像認識方法及び装置並びにそれを搭載した複写機及びスキャナ
JPH05244390A (ja) 画像処理装置
JP2009260640A (ja) 画像処理装置
JP3115736B2 (ja) 画像処理装置
JP2606064B2 (ja) 画像処理装置
US6707951B1 (en) Halftone dot image discrimination method and image processing device
US6597472B1 (en) Halftone dot image discrimination method and image processing device
US7136194B2 (en) Image processing apparatus, image forming apparatus, and image processing method
JP3826119B2 (ja) カラー画像処理装置
JP3033497B2 (ja) 画像処理装置
JPH07143335A (ja) カラー複写機における複写禁止原稿複写防止装置及び方法
JP2000333004A (ja) 画像複写システム
JP3272739B2 (ja) 画像処理装置およびその方法
JP2000324338A (ja) 原稿種認識装置
JP2647566B2 (ja) 画像処理装置
JPH07111565A (ja) 画像処理装置
JPH1132213A (ja) 画像処理装置及び画像処理方法
JPH06110988A (ja) 画像処理装置
JP2600626Y2 (ja) 画像処理装置
JPH08287313A (ja) 画像読み取り装置