JP2000324338A - 原稿種認識装置 - Google Patents

原稿種認識装置

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JP2000324338A
JP2000324338A JP11129113A JP12911399A JP2000324338A JP 2000324338 A JP2000324338 A JP 2000324338A JP 11129113 A JP11129113 A JP 11129113A JP 12911399 A JP12911399 A JP 12911399A JP 2000324338 A JP2000324338 A JP 2000324338A
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Satoshi Ouchi
敏 大内
Yusuke Ota
雄介 太田
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Ricoh Co Ltd
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Ricoh Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 原稿の種類を認識する精度を向上させる。 【解決手段】 文字画素検出回路1−1は入力画像信号
に基づいて文字画素、正確には文字エッジに属する画素
を検出し、カウンタ/リセット回路2は原稿を分割し
て、文字画素検出回路1−1により検出された文字画素
を計数して各領域の計数値を計数値保持回路3にセット
する。最大値算出回路4は計数値保持回路3にセットさ
れている複数の領域の計数値の最大値を検出し、閾値判
定回路5は最大値算出回路4により算出された計数値の
最大値と閾値を比較して計数値の最大値>閾値の場合に
は「文字領域有り」と判定し、他の場合には「文字領域
なし」と判定する。同様に、原稿領域を分割して有彩原
稿か否か、中間調原稿か否か、ジェネレーション原稿か
否かを判定する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、原稿の種類を認識
する原稿種認識装置に関する。
【0002】
【従来の技術】原稿の種類を認識する方法として、原稿
種を判定するための所定の特徴を有する画素又はブロッ
クの数を計数する方法が知られている。所定の特徴を有
する画素又はブロックの領域とは、 (1)文字領域 (2)有彩色領域 (3)中間調領域(印刷物や印画紙の絵の領域) (4)孫コピー(ジェネレーション)と呼ばれる原稿に
含まれる追跡パターン領域 などであり、これらの各領域を認識する従来例として次
のような提案が知られている。
【0003】(1)文字領域 特開平4−96571号公報には、文字領域(2値領
域)の画素と多値領域の画素をそれぞれ計数してその計
数値に基づいて原稿種を判定したり、文字領域の有無を
判定する方法が提案されている。特開平7−29807
4号公報には、文字領域の画素の計数値に基づいてカラ
ー複写機の画像処理を選択する方法が提案されている。
【0004】(2)有彩色領域 特公平7−22330号公報には、色ブロックの計数値
に基づいて白黒原稿かカラー原稿を判定する方法が提案
されている。
【0005】(3)中間調領域 特公平2−11063号公報には、濃度画素のヒストグ
ラムに基づいて中間調(特に印画紙写真)か否かを判定
する方法が提案されている。特開平7−298074号
公報には、写真領域の画素や網点領域の画素画素の計数
値に基づいてカラー複写機の画像処理を選択する方法が
提案されている。
【0006】(4)ジェネレーション原稿 特開平9−186901号公報には、原稿中から追跡パ
ターンの画素を検出して計数し、計数値に基づいてジェ
ネレーション原稿か否かを判定してカラー複写機の画像
処理を選択する方法が提案されている。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上記の従来
例では、例えばカラー複写機などにより画像を再生する
場合に、同じ原稿であっても使用方法により処理結果が
異なるという問題点がある(第1の問題点)。これを以
下に詳細に説明する。
【0008】文字原稿か否かを判定する場合、例えば図
2に示すようにA4原稿G1にはX1個の文字画素が検
出され、この個数X1が文字原稿と判定する閾値th1
より少なかったと仮定する(この場合、「非文字」用の
画像処理を施す)。ところが、図2に示すようにこの
「非文字」のA4原稿G1と、全面が絵柄のA4原稿G
2と並べて、すなわちA3原稿として文字画素を検出す
ると、原稿G2側に文字画素が検出されなければ問題は
発生しないが、局所画像処理時にこのような検出を行う
場合、このときの文字画素の計数値が閾値th1を超え
ると「文字領域有り原稿」と誤判定され、したがって、
必ず誤検出を伴うと考えてよい。なお、この誤判定時に
は1枚のA4原稿G1のときの判定結果と異なるので、
同じ原稿G1であっても異なる画像処理(「文字」用の
画像処理)が施されることになる。
【0009】また、例えば他のA4原稿G3にはX3個
の文字画素が検出され、この個数X3が文字画素と判定
する閾値th1よりわずかに多かったと仮定する(この
場合、「文字」用の画像処理を施す)。ところが、この
「文字」のA4原稿G3と上記の全面絵柄のA4原稿G
2と並べて、すなわちA3原稿として文字画素を検出す
ると、この検出画素数は原稿G3側の誤検出分を含めて
も閾値(th1×2)に遠く及ばないケースが殆どであ
る。すなわち、某かの方法で原稿サイズが判明し、この
原稿サイズ情報に基づいて閾値を適応的に変化させたと
しても、上記の場合と同様に、1枚のA4原稿G3のと
きの判定結果と異なるので、同じ原稿G3であっても異
なる画像処理(「非文字」用の画像処理)が施されるこ
とになる。
【0010】また、上記の従来例では、原稿種を判定す
る領域の判定性能が悪い(誤検出が多い)という問題点
がある(第2の問題点)。すなわち、検出領域がその画
像の性質からある塊で存在する可能性が高い場合、原稿
領域を適当に分割(例えばA4原稿を16分割)して各
分割領域の計数値を算出し、この計数値に基づいて判定
した方が全領域の計数値に基づいて判定する方法が誤検
出が少ない場合がある。このように塊で存在する可能性
が高い領域としては、「文字領域」、「色領域」、「中
間調領域」などがある。
【0011】また、特開平9−186901号公報に示
すように原稿中から追跡パターンの画素を検出して計数
し、計数値に基づいてジェネレーション原稿か否かを判
定する従来例では、この追跡パターンは基本的に白地上
に存在しなければ画像処理上検出することができず、何
かの絵(例えば図3に示す「星のマーク」)が存在する
領域では追跡パターンSを検出することができないの
で、ジェネレーション原稿か否かを判定することができ
ない(第3の問題点)。
【0012】本発明は上記の第1〜第3の問題点に鑑
み、原稿の種類を認識する精度を向上させることができ
る原稿種認識装置を提供することを目的とする。
【0013】
【課題を解決するための手段】本発明は上記目的を達成
するために、原稿画像の領域を複数の領域に分割して各
分割領域毎に原稿種を判定するための所定の特徴を有す
る画素又はブロックの数を計数する計数手段と、前記計
数手段により計数された複数の領域の画素又はブロック
の数の最大値を検出する検出手段と、前記検出手段によ
り検出された最大値に基づいて原稿種を判定する原稿種
判定手段とを備えたことを特徴とする。
【0014】この場合、前記所定の特徴を有する画素又
はブロックが文字のエッジに相当する画素又はブロック
であって、前記原稿種判定手段が、前記検出手段により
検出された最大値に基づいて原稿が文字原稿か否かを判
定する。
【0015】第3の手段は、第1の手段において前記所
定の特徴を有する画素又はブロックが有彩色を有する画
素又はブロックであって、前記原稿種判定手段が、前記
検出手段により検出された最大値に基づいて原稿が有彩
色原稿か否かを判定することを特徴とする。
【0016】第4の手段は、第1の手段において前記所
定の特徴を有する画素又はブロックが中間調に相当する
画素又はブロックであって、前記原稿種判定手段が、前
記検出手段により検出された最大値に基づいて原稿が中
間調原稿か否かを判定することを特徴とする。
【0017】第5の手段は、第1の手段において前記所
定の特徴を有する画素又はブロックがジェネレーション
原稿を追跡するためのパターンに相当する画素又はブロ
ックであって、前記原稿種判定手段は、前記検出手段に
より検出された最大値に基づいて原稿がジェネレーショ
ン原稿か否かを判定することを特徴とする。
【0018】
【発明の実施の形態】<第1の実施形態>以下、図面を
参照して本発明の実施の形態を説明する。図1は本発明
に係る原稿種認識装置の一実施形態を示すブロック図、
図2は図1のカウンタ/リセット回路の分割カウント領
域を示す説明図、図3は図1のカウンタ/リセット回路
の他の分割カウント領域を示す説明図、図4は図1の文
字画素検出回路を詳しく示すブロック図、図5は図4の
黒画素パターンマッチング部のマッチングパターンを示
す説明図、図6は図4の白画素パターンマッチング部の
マッチングパターンを示す説明図である。
【0019】図1は第1の実施形態として、文字領域有
り/文字領域なしを検出する原稿種認識装置を示してい
る。文字画素検出回路1−1は入力画像信号に基づいて
文字画素、正確には文字エッジに属する画素を検出す
る。入力画像信号はスキャナなどの画像入力装置からの
信号であり、例えば濃度リニアな400dpiの8ビッ
ト信号(白=0、黒=255)やRGB信号の内のG信
号である。また、求める原稿種認識精度によっては、ma
x(R,G,B)信号や、線形式で変換可能な輝度信号
Yや、Lab空間のL信号でもよい。
【0020】カウンタ/リセット回路2は原稿を分割し
て、文字画素検出回路1−1により検出された文字画素
を計数し、各領域の計数値を次段の計数値保持回路3に
セットする。例えば図2に示すようにA3原稿の文字画
素を計数する場合には、A3原稿の副走査方向の前半の
計数値を計数値保持回路3にセットし、次いでこの計数
値をリセットして残り後半を計数することにより、A3
原稿の前半と後半の領域における文字画素の計数値を計
数値保持回路3にセットする。
【0021】最大値算出回路4は計数値保持回路3にセ
ットされている複数(図2に示す場合には2個)の計数
値の最大値を検出し、続く閾値判定回路5は最大値算出
回路4により算出された計数値の最大値と閾値THを比
較して計数値の最大値>閾値THの場合には「文字領域
有り原稿」と判定し、他の場合には「文字領域なし原
稿」と判定する。
【0022】なお、図2に示す例では原稿領域を副走査
方向のみに分割したが、例えば図3に示すように4×4
のように分割してもよい。ここで、カラー複写機におい
ては、「像域分離」により文字と絵柄が混在する原稿に
対してそれぞれ最適な画像処理を施す方法が知られてい
るが、一方では「像域分離」は局所画像処理に伴う誤分
離が避けられず、画質劣化の原因にもなっている。そこ
で、上記の認識処理を原稿のプリスキャン時に行って
「文字領域なし」と判定された場合に「像域分離」をオ
フにして全面を絵柄処理する応用が可能となる。
【0023】次に図4〜図6を参照して文字画素検出回
路1−1について詳しく説明する。文字画素検出回路1
としては、例えば特開平7−298074号公報、特開
平2−292957号公報に記載された方式を用いるこ
とができ、まず、2値化回路31では、多階調の画像信
号を所定の閾値を用いて2値化する。次いで黒画素パタ
ーンマッチング回路32と白画素パターンマッチング回
路33により、それぞれ2値化後の黒画素および白画素
が連結する領域をパターンマッチングによって検出す
る。図5、図6はそれぞれ斜め方向、横方向、縦方向な
どの黒画素、白画素の連結を検出するためのパターンを
示し、マッチング回路32、33はそれぞれのこれらの
連結パターンにマッチングしたとき、注目画素を連結黒
画素、連結白画素として出力する。
【0024】続く計数回路34、35は、それぞれ注目
画素を中心とした3×3のマトリックス内に存在する連
結黒画素、連結白画素を計数し、計数値が例えば2以上
になったときに「1」を出力する。続くアンド回路36
は2個以上の連結黒画素と連結白画素が同時に存在する
ときにアクティブになり、注目画素を文字部画素候補と
して出力する。続く判定回路37は注目画素を中心とし
た5×5のマトリックス内に例えば文字部画素候補が1
個以上存在するとき、注目画素を文字部画素として判定
結果を図1に示すカウンタ/リセット回路2に出力す
る。
【0025】なお、上記の他に、文字画素の検出後、所
定サイズのブロック(例えば8×8画素)毎に文字画素
を計数し、計数値Cが所定個以上の場合に注目ブロック
を「文字ブロック」とし、この文字ブロックの判定結果
を図1に示すカウンタ/リセット回路2に出力して原稿
種を判定するようにしてもよい。
【0026】<第2の実施形態>図7は第2の実施形態
として、有彩/無彩を検出する原稿種認識装置を示し、
文字画素検出回路1−1の代わりに有彩/無彩画素検出
回路1−2が設けられていることを除き、他の構成は図
1と同じである。有彩/無彩画素検出回路1−2は次式
が成立する画素を有彩画素と判定して図1に示すカウン
タ/リセット回路2に出力する。
【0027】 max(|RーG|,|G−B|,|B−R|)>TH なお、他の判定方法として、例えば特公平7−2233
0号公報に示すように色ブロックを判定し、この判定結
果を図1に示すカウンタ/リセット回路2に出力して有
彩原稿か否かを判定するようにしてもよい。
【0028】<第3の実施形態>図8は第3の実施形態
として、中間調を検出する原稿種認識装置を示し、文字
画素検出回路1−1の代わりに中間調画素検出回路1−
3が設けられていることを除き、他の構成は図1と同じ
である。ここで、写真原稿を読み込んだ場合、中間レベ
ルをとる画素が多く、また、これら画素はある程度の塊
を持っている。本実施例では、写真原稿におけるこのよ
うな特性を利用して、写真の一部である画素(以下、写
真画素)を検出し、その計数値で対象原稿に写真が含ま
れるか、あるいはどの程度含まれるかを判定する。写真
原稿としては、印画紙写真(銀鉛写真)と印刷写真(網
点画像)の2通りがある。 <<印画紙写真(銀鉛写真)>>図9は印画紙写真を検出す
る中間調検出回路1−3の構成を示す。まず、3値化回
路41によりG(グリーン)信号を2つの閾値α、β
(α>β)で3値化し、次いでパターンマッチング回路
42により中間レベル画素X(α>X>β)に対して図
10に示す7×3画素のパターンとのマッチングを行
う。そして、7×3の全ての画素が中間レベルであると
き、7×3サイズの画像の注目画素(中心画素)を写真
原稿画素として判定し、この判定結果を図1に示すカウ
ンタ/リセット回路2に出力して印画紙写真原稿か否か
を判定する。
【0029】<<印刷写真(網点画像)>>網点の一部であ
る画素(以下、網点画素)を検出し、その計数値で対象
原稿に網点が含まれているか否かを判定する。網点画素
の検出方法として、例えば特開平2−115988号公
報に記載された「極点画素」検出による網点領域分離方
法、あるいは本出願人が先に提案した論文「文字/絵柄
(網点、写真)混在画像の像域分離方式」(電子情報通
信学会論文誌 Vol.J75−DI1 No.1pp3
9−47 1992年1月を参照)に記載された「ピー
ク画素」検出による網点領域検出の技術を用いる。
【0030】上記前者と後者の記載内容はほぼ同一であ
るので、後者のもので説明すると、ピーク画素は次の演
算によって検出する。図11に示すように、3×3のブ
ロックにおいて、中心画素の濃度レベルLが周囲のすべ
ての画素のそれよりも高い、あるいは低く、かつ、Lと
中心画素を挾んで対角線に存在する対画素の濃度レベル
a,bが、4対ともに、|2×L−a−b|>TH(固
定の閾値)であるとき、中心画素をピーク画素とする。
【0031】なお、網点画素検出の後、所定サイズのブ
ロック(例えば8×8画素)毎に、網点画素を計数し、
計数値が所定個以上の場合に注目ブロックを「網点ブロ
ック」と判定し、この判定結果を図1に示すカウンタ/
リセット回路2に出力して対象原稿が網点原稿か否かを
判定するようにしてもよい。また、上記の他に、網点画
素の検出としてパターンマッチング(例えば、特開平4
−14379号公報の第13図に記載)を利用してもよ
い。図12は、パターンマッチングを用いた網点画像判
定の他の例を示し、MTF補正回路61によりG信号に
対してMTF補正を施し、次いで2値化回路62により
所定の閾値で2値化し、次いでパターンマッチング回路
63によりパターンマッチングを行う。
【0032】<第4の実施形態>図13は第4の実施形
態として、ジェネレーション原稿を判定する原稿種認識
装置を示し、図14に詳しく示す追跡パターン画素検出
回路1−4が文字画素検出回路1−1の代わりに設けら
れていることを除き、他の構成は図1と同じである。ジ
ェネレーション原稿であるか否かを判定するため、本発
明においては、カラー複写機出力画像には必ず印字され
ている追跡パターンに注目し、追跡パターンをパターン
マッチングを利用して検出する。一般に追跡パターンは
400dpiプリンタにおいて2画素×2画素や1画素
×3画素の程度の大きさで、イエロートナーで印字され
る。従って、イエローの補色であるb信号に対し、後述
する図16(b)に示すようなパターンマッチングを行
うことにより追跡パターン画素を検出することができ
る。
【0033】ここで、 (1)印刷原稿は数多くの網点ドットから形成されてい
る。図16(b)のパターンでは網点ドットを追跡パタ
ーンとして誤検出し、その結果として印刷原稿をジェネ
レーション原稿と誤判定することになる。そこで、本発
明では、網点対策として、広い白地上の孤立ドットを追
跡パターンとして検出することにした。一般の印刷原稿
ではハイライト部でもある程度はドットが密集してい
る。
【0034】(2)上記のように追跡パターンを白地上
の孤立ドットに限定しても、ゴミ(ノイズ)が原稿に載
ることが多い。ノイズであるため、このようなゴミはイ
エローである可能性は少なく、多くは無彩色であるの
で、3信号を使って追跡パターンを、特にイエローの領
域に限定している。
【0035】図14に追跡パターン画素検出回路1−4
では、MTF補正部6r、6g、6bは後段の2値化処
理の前処理として、rgb信号それぞれに対して、例え
ば図15に示すようなMTF補正フィルタを施す。図1
5はMTF補正フィルタの係数の一例を示す。
【0036】2値化処理部7r、7g、7bはそれぞ
れ、MTF補正後のrgb信号の各注目画素レベルをX
として、 if(X<th)→2値化データ=1(以下の説明では
黒画素という) else →2値化データ=0(以下の説明では白画素
という) のように2値化処理を行う。2値化データrはパターン
マッチング回路(PM1)8rに印加され、2値化デー
タgはパターンマッチング回路(PM1)8gに印加さ
れ、2値化データbはパターンマッチング回路(PM
2、PM3)8b1、8b2に印加される。
【0037】パターンマッチング回路8r、8gはそれ
ぞれ、図16(a)に示すr、g信号用パターンによ
り、rやgの補色であるシアン色やマゼンタ色が注目画
素近傍に存在しない領域、言い替えればイエロー領域を
検出する。パターンマッチング回路(PM2)8b1は
図16(b)に示すように3×3画素のb信号用パター
ンによりマッチングを行う。これは前述したように、追
跡パターンは大きくても400dpiにおいて3画素×
3画素以下であるためである。
【0038】ここで、図16(b)に示すようなパター
ンのみではイエローの網点ドットにマッチングしてしま
う。そこで、パターンマッチング回路(PM3)8b2
は、図16(c)に示すb信号用パターンにより注目画
素が白地に囲まれて、真に孤立した領域であるか否かを
判定する。なお、説明を簡単にするため、b信号を利用
したが、白地に囲まれた領域をより正確に検出する場合
には、MTF補正後のmin(r,g,b)に対して2
値化を行ったものに本パターンマッチングを行ってもよ
い。
【0039】総合判定回路9は4つのパターンマッチン
グ回路8により全てマッチングしたとき、注目画素を追
跡パターン画素として判定して判定結果を図1に示すカ
ウンタ/リセット回路2に出力する。以上、説明を簡単
にするために、ジェネレーション原稿判定に用いる信号
としてrgb信号を利用したが、より精度を向上させる
ためには、rgb信号に対しジェネレーション用色補正
を行いcmy信号を得て、このcmy信号で同様の判定
を行うことも有効である。この実施形態における領域分
割数は、何かの絵が存在する領域においても追跡パター
ンSを検出することができるように多いことが望ましい
が、例えば図3に示すように絵柄(星のマーク〜に隣接
する追跡パターンSを検出する場合に16分割程度が望
ましい。
【0040】
【発明の効果】以上説明したように請求項1記載の発明
によれば、原稿画像の領域を複数の領域に分割して各分
割領域毎に原稿種を判定するための所定の特徴を有する
画素又はブロックの数を計数し、複数の領域の計数値の
最大値に基づいて原稿種を判定するので、原稿の種類を
認識する精度を向上させることができる。
【0041】請求項2記載の発明によれば、原稿画像の
領域を複数の領域に分割して各分割領域毎に文字のエッ
ジに相当する画素又はブロックの数を計数し、複数の領
域の計数値の最大値に基づいて文字原稿か否かを判定す
るので、文字原稿を認識する精度を向上させることがで
きる。
【0042】請求項3記載の発明によれば、原稿画像の
領域を複数の領域に分割して各分割領域毎に有彩色を有
する画素又はブロックの数を計数し、複数の領域の計数
値の最大値に基づいて原稿が有彩色原稿か否かを判定す
るので、有彩色原稿を認識する精度を向上させることが
できる。
【0043】請求項4記載の発明によれば、原稿画像の
領域を複数の領域に分割して各分割領域毎に中間調に相
当する画素の数を計数し、複数の領域の計数値の最大値
に基づいて原稿が中間調原稿か否かを判定するので、中
間調原稿を認識する精度を向上させることができる。
【0044】請求項5記載の発明によれば、原稿画像の
領域を複数の領域に分割して各分割領域毎にジェネレー
ション原稿を追跡するためのパターンに相当する画素又
はブロックの数を計数し、複数の領域の計数値の最大値
に基づいて原稿がジェネレーション原稿か否かを判定す
るので、ジェネレーション原稿を認識する精度を向上さ
せることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る原稿種認識装置の一実施形態を示
すブロック図である。
【図2】図1のカウンタ/リセット回路の分割カウント
領域を示す説明図である。
【図3】図1のカウンタ/リセット回路の他の分割カウ
ント領域を示す説明図である。
【図4】図1の文字画素検出回路を詳しく示すブロック
図である。
【図5】図4の黒画素パターンマッチング部のマッチン
グパターンを示す説明図である。
【図6】図4の白画素パターンマッチング部のマッチン
グパターンを示す説明図である。
【図7】第2の実施形態の原稿種認識装置を示すブロッ
ク図である。
【図8】第3の実施形態の原稿種認識装置を示すブロッ
ク図である。
【図9】図8の中間調検出回路の一例として印画紙写真
検出回路を示すブロック図である。
【図10】図9のパターンマッチング回路のマッチング
領域を示す説明図である。
【図11】図8の中間調検出回路の他の例として網点画
像検出回路の判定領域を示す説明図である。
【図12】図8の中間調検出回路の他の例として網点画
像検出回路を示すブロック図である。
【図13】第4の実施形態の原稿種認識装置を示すブロ
ック図である。
【図14】図13の追跡パターン検出回路を詳しく示す
ブロック図である。
【図15】図14のMTF補正回路の係数を示す説明図
である。
【図16】図14のパターンマッチング回路のパターン
を示す説明図である。
【符号の説明】
1−1 文字画素検出回路 1−2 有彩/無彩画素検出回路 1−3 中間調画素検出回路 1−4 追跡パターン画素検出回路 2 カウンタ/リセット回路 3 計数値保持回路 4 最大値算出回路 5 閾値判定回路

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 原稿画像を複数の領域に分割して各分割
    領域毎に原稿種を判定するための所定の特徴を有する画
    素又はブロックの数を計数する計数手段と、 前記計数手段により計数された複数の領域の画素又はブ
    ロックの数の最大値を検出する検出手段と、 前記検出手段により検出された最大値に基づいて原稿種
    を判定する原稿種判定手段と、を備えた原稿種認識装
    置。
  2. 【請求項2】 前記所定の特徴を有する画素又はブロッ
    クは、文字のエッジに相当する画素又はブロックであっ
    て、前記原稿種判定手段は、前記検出手段により検出さ
    れた最大値に基づいて原稿が文字原稿か否かを判定する
    ことを特徴とする請求項1記載の原稿種認識装置。
  3. 【請求項3】 前記所定の特徴を有する画素又はブロッ
    クは、有彩色を有する画素又はブロックであって、前記
    原稿種判定手段は、前記検出手段により検出された最大
    値に基づいて原稿が有彩色原稿か否かを判定することを
    特徴とする請求項1記載の原稿種認識装置。
  4. 【請求項4】 前記所定の特徴を有する画素又はブロッ
    クは、中間調に相当する画素又はブロックであって、前
    記原稿種判定手段は、前記検出手段により検出された最
    大値に基づいて原稿が中間調原稿か否かを判定すること
    を特徴とする請求項1記載の原稿種認識装置。
  5. 【請求項5】 前記所定の特徴を有する画素又はブロッ
    クは、ジェネレーション原稿を追跡するためのパターン
    に相当する画素又はブロックであって、前記原稿種判定
    手段は、前記検出手段により検出された最大値に基づい
    て原稿がジェネレーション原稿か否かを判定することを
    特徴とする請求項1記載の原稿種認識装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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US7986837B2 (en) 2006-07-12 2011-07-26 Ricoh Company, Ltd. Image processing apparatus, image forming apparatus, image distributing apparatus, image processing method, computer program product, and recording medium
US8055084B2 (en) 2005-07-27 2011-11-08 Ricoh Company, Ltd. Image processing device, image compression method, image compression program, and recording medium
EP2504990A1 (en) * 2009-11-26 2012-10-03 OCE-Technologies B.V. Method for generating print data and a colour printer system

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