JPH07212585A - 画像記録装置 - Google Patents
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- JPH07212585A JPH07212585A JP6023827A JP2382794A JPH07212585A JP H07212585 A JPH07212585 A JP H07212585A JP 6023827 A JP6023827 A JP 6023827A JP 2382794 A JP2382794 A JP 2382794A JP H07212585 A JPH07212585 A JP H07212585A
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- Facsimile Image Signal Circuits (AREA)
- Inspection Of Paper Currency And Valuable Securities (AREA)
- Cleaning In Electrography (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 カラー原画に対応する複数の色分解画像の記
録と、カラー原画と特定画像との同一性の判定とを同時
に進めるものでありながら、紙幣等の特定原画の偽造を
確実に防止する。 【構成】 カラースキャナ1は、スキャナ本体部10と
紙幣判定部50とを備える。スキャナ本体部10の記録
ヘッド33付近には、無効化ランプ71が設けられてい
る。この無効化ランプ71は、出力ドラム17に巻着さ
れた露光フィルムRFの全面を露光可能である。紙幣判
定部50は、走査ヘッド19で取り込まれ処理が施され
たデジタル画像信号Sy,Sk,Sm,Scを取り込ん
で、原稿OFが紙幣であるか否かを判別して、原稿OF
が紙幣であると判別されると無効化ランプ71を点灯す
る。こうして記録フィルムRFの全記録面を黒化する。
録と、カラー原画と特定画像との同一性の判定とを同時
に進めるものでありながら、紙幣等の特定原画の偽造を
確実に防止する。 【構成】 カラースキャナ1は、スキャナ本体部10と
紙幣判定部50とを備える。スキャナ本体部10の記録
ヘッド33付近には、無効化ランプ71が設けられてい
る。この無効化ランプ71は、出力ドラム17に巻着さ
れた露光フィルムRFの全面を露光可能である。紙幣判
定部50は、走査ヘッド19で取り込まれ処理が施され
たデジタル画像信号Sy,Sk,Sm,Scを取り込ん
で、原稿OFが紙幣であるか否かを判別して、原稿OF
が紙幣であると判別されると無効化ランプ71を点灯す
る。こうして記録フィルムRFの全記録面を黒化する。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、複数の色分解画像の画
像信号に基づいて複数の色分解画像の記録を行なう画像
記録装置に関する。
像信号に基づいて複数の色分解画像の記録を行なう画像
記録装置に関する。
【0002】
【従来の技術】近年のカラー複写機やカラースキャナの
技術の発展に伴い、それらを用いた紙幣の偽造が社会的
な問題になりつつある。こうした偽造を防止するものと
して、特開平4−227367号公報に示すものが提案
されている。これは、カラー複写機に関する技術であ
り、原稿に照明光を照射することによりその反射光から
原稿の画像を読み取り、その原稿の画像と予め記憶した
紙幣を表わす画像とを比較することにより、その原稿が
紙幣であるか否かを判別し、紙幣であると判別される
と、その画像の複写を禁止しようというものである。
技術の発展に伴い、それらを用いた紙幣の偽造が社会的
な問題になりつつある。こうした偽造を防止するものと
して、特開平4−227367号公報に示すものが提案
されている。これは、カラー複写機に関する技術であ
り、原稿に照明光を照射することによりその反射光から
原稿の画像を読み取り、その原稿の画像と予め記憶した
紙幣を表わす画像とを比較することにより、その原稿が
紙幣であるか否かを判別し、紙幣であると判別される
と、その画像の複写を禁止しようというものである。
【0003】図11に、この技術における通常の複写を
行う際の各工程のタイミングを示した。図11に示すよ
うに、まず、原稿情報を得るプリスキャン工程P1を行
なう(スタート〜時間t1)。次いで、原稿に対する光
の青(B)成分を得る第1スキャン工程P2と、そのB
成分の光ビームにより感光ドラム上に潜像を形成する第
1潜像形成工程P3とを同時に行なう(時間t1〜t
2)。続いて、原稿に対する光の緑(G)成分を得る第
2スキャン工程P4と、そのG成分の光ビームにより感
光ドラム上に潜像を形成する第2潜像形成工程P5と、
前記B成分の光ビームにより形成された潜像をペーパに
転写する第1転写工程P6とを同時に行なう(時間t2
〜t3)。このように光の各成分を順にペーパに転写し
ていく。
行う際の各工程のタイミングを示した。図11に示すよ
うに、まず、原稿情報を得るプリスキャン工程P1を行
なう(スタート〜時間t1)。次いで、原稿に対する光
の青(B)成分を得る第1スキャン工程P2と、そのB
成分の光ビームにより感光ドラム上に潜像を形成する第
1潜像形成工程P3とを同時に行なう(時間t1〜t
2)。続いて、原稿に対する光の緑(G)成分を得る第
2スキャン工程P4と、そのG成分の光ビームにより感
光ドラム上に潜像を形成する第2潜像形成工程P5と、
前記B成分の光ビームにより形成された潜像をペーパに
転写する第1転写工程P6とを同時に行なう(時間t2
〜t3)。このように光の各成分を順にペーパに転写し
ていく。
【0004】なお、この技術では、前記プリスキャン工
程P1で原稿が紙幣であるか否かの判別を行なってお
り、原稿が紙幣であると判別されると、以後の工程を禁
止している。
程P1で原稿が紙幣であるか否かの判別を行なってお
り、原稿が紙幣であると判別されると、以後の工程を禁
止している。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ところで、前記従来の
技術では、プリスキャン工程P1で紙幣判別を行なうの
に換えて、以後のスキャン工程P2,P4,…でその紙
幣判別を行なうようにしても良いが、いずれにしてもそ
の時点で以後の工程を禁止することにより、原稿の複写
を全く禁止することができる。ここで言う全くとは、原
稿の2分の1,3分の1と言った一部分も複写されるこ
とがないと言う意味である。
技術では、プリスキャン工程P1で紙幣判別を行なうの
に換えて、以後のスキャン工程P2,P4,…でその紙
幣判別を行なうようにしても良いが、いずれにしてもそ
の時点で以後の工程を禁止することにより、原稿の複写
を全く禁止することができる。ここで言う全くとは、原
稿の2分の1,3分の1と言った一部分も複写されるこ
とがないと言う意味である。
【0006】しかしながら、こうした技術はあくまでも
カラー複写機に有効なものであり、次の理由でカラース
キャナには有効ではなかった。というのは、カラースキ
ャナでは、図12に示すように、原稿の画像を読み取る
スキャン工程P11と、Y(イエロー),M(マゼン
タ),C(シアン),K(ブラック)版の色分解画像を
記録する各版画像記録工程P12,P13,P14,P
15とが同時に進行することから、スキャン工程P11
の途中で原稿が紙幣であると判別されたときには、各版
画像記録工程P12,P13,P14,P15は既にか
なりのところまで進んでおり、紙幣の2分の1,3分の
1と言った一部分は完全な形で露光用フィルムに再現さ
れるからである。こうした作業を複数回繰り返すこと
で、複数の部分画像を得ることができ、それら部分画像
を継ぎ合わせることで、完全な1枚の紙幣を再現するこ
とができる。なお近年では、セットアップ等のためにプ
リスキャン機能を備えたカラースキャナが提案されてい
るが、プリスキャンは必須の工程ではない。
カラー複写機に有効なものであり、次の理由でカラース
キャナには有効ではなかった。というのは、カラースキ
ャナでは、図12に示すように、原稿の画像を読み取る
スキャン工程P11と、Y(イエロー),M(マゼン
タ),C(シアン),K(ブラック)版の色分解画像を
記録する各版画像記録工程P12,P13,P14,P
15とが同時に進行することから、スキャン工程P11
の途中で原稿が紙幣であると判別されたときには、各版
画像記録工程P12,P13,P14,P15は既にか
なりのところまで進んでおり、紙幣の2分の1,3分の
1と言った一部分は完全な形で露光用フィルムに再現さ
れるからである。こうした作業を複数回繰り返すこと
で、複数の部分画像を得ることができ、それら部分画像
を継ぎ合わせることで、完全な1枚の紙幣を再現するこ
とができる。なお近年では、セットアップ等のためにプ
リスキャン機能を備えたカラースキャナが提案されてい
るが、プリスキャンは必須の工程ではない。
【0007】本発明の画像記録装置は、従来技術におけ
る上述の課題を解決するためになされたものであり、カ
ラー原画に対応する複数の色分解画像の記録と、カラー
原画と特定画像との同一性の判定とを同時に進めるもの
でありながら、紙幣等の特定原画の偽造を確実に防止す
ることを目的とする。
る上述の課題を解決するためになされたものであり、カ
ラー原画に対応する複数の色分解画像の記録と、カラー
原画と特定画像との同一性の判定とを同時に進めるもの
でありながら、紙幣等の特定原画の偽造を確実に防止す
ることを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】このような目的を達成す
べく、前記課題を解決するための手段として、以下に示
す構成をとった。
べく、前記課題を解決するための手段として、以下に示
す構成をとった。
【0009】即ち、本発明の画像記録装置は、カラー原
画に対応する複数の色分解画像の画像信号を順次取り込
む入力手段と、該入力手段により取り込まれた画像信号
に基づいて、前記複数の色分解画像を記録媒体に前記入
力手段の動作と並行して順次記録する画像記録手段と、
前記入力手段により取り込まれた画像信号を予め定めら
れた特定画像を表わす特定画像データと順次比較するこ
とにより、前記カラー原画が前記特定画像と同一のもの
であるか否かを判定する判定手段と、該判定手段により
前記カラー原画が前記特定画像と同一のものであると判
定されたとき、前記画像記録手段による記録中の前記記
録媒体を無効にする記録媒体無効化手段とを備えたこと
を、その要旨としている。
画に対応する複数の色分解画像の画像信号を順次取り込
む入力手段と、該入力手段により取り込まれた画像信号
に基づいて、前記複数の色分解画像を記録媒体に前記入
力手段の動作と並行して順次記録する画像記録手段と、
前記入力手段により取り込まれた画像信号を予め定めら
れた特定画像を表わす特定画像データと順次比較するこ
とにより、前記カラー原画が前記特定画像と同一のもの
であるか否かを判定する判定手段と、該判定手段により
前記カラー原画が前記特定画像と同一のものであると判
定されたとき、前記画像記録手段による記録中の前記記
録媒体を無効にする記録媒体無効化手段とを備えたこと
を、その要旨としている。
【0010】こうした構成の画像記録装置において、前
記特定画像は紙幣とすることができる。また、記録媒体
は、感光性の記録媒体とし、前記記録媒体無効化手段
は、前記記録媒体の全面を露光する露光光源を有する構
成としてもよい。
記特定画像は紙幣とすることができる。また、記録媒体
は、感光性の記録媒体とし、前記記録媒体無効化手段
は、前記記録媒体の全面を露光する露光光源を有する構
成としてもよい。
【0011】さらに、前記画像記録手段の動作を途中で
停止させる異常操作を検出する異常操作検出手段と、該
異常操作が検出されたとき、前記記録媒体無効化手段を
強制的に動作させる無効化強制手段とを備える構成とし
てもよい。さらにまた、前記判定手段は、前記画像信号
と特定画像データとの比較結果から、前記カラー原画と
特定画像との同一性の度合いを算出する同一度算出部
と、前記同一度算出部により算出された同一性の度合い
が、予め定められた判定値以下である場合には、前記無
効化強制手段の実行を禁止する無効化強制禁止手段とを
具備する構成としてもよい。
停止させる異常操作を検出する異常操作検出手段と、該
異常操作が検出されたとき、前記記録媒体無効化手段を
強制的に動作させる無効化強制手段とを備える構成とし
てもよい。さらにまた、前記判定手段は、前記画像信号
と特定画像データとの比較結果から、前記カラー原画と
特定画像との同一性の度合いを算出する同一度算出部
と、前記同一度算出部により算出された同一性の度合い
が、予め定められた判定値以下である場合には、前記無
効化強制手段の実行を禁止する無効化強制禁止手段とを
具備する構成としてもよい。
【0012】一方、この発明の画像記録装置は、さら
に、前記記録媒体無効化手段にその実行を妨げる要因が
発生したことを検出する実行阻止要因発生検出手段と、
該実行阻止の要因が検出されたとき、前記画像記録手段
の駆動を禁止する駆動禁止手段とを備えることが好まし
い。なお、それに換えて、前記記録媒体無効化手段にそ
の実行を妨げる要因が発生したことを検出する実行阻止
要因発生検出手段と、該実行阻止の要因が検出されたと
き、外部に警告を行なう警告発生手段とを備えた構成と
してもよい。他方、前記実行阻止要因発生検出手段で検
出する発生要因は、記録媒体無効化手段に供給される電
源の低下としてもよく、また、露光ランプの断線として
もよい。
に、前記記録媒体無効化手段にその実行を妨げる要因が
発生したことを検出する実行阻止要因発生検出手段と、
該実行阻止の要因が検出されたとき、前記画像記録手段
の駆動を禁止する駆動禁止手段とを備えることが好まし
い。なお、それに換えて、前記記録媒体無効化手段にそ
の実行を妨げる要因が発生したことを検出する実行阻止
要因発生検出手段と、該実行阻止の要因が検出されたと
き、外部に警告を行なう警告発生手段とを備えた構成と
してもよい。他方、前記実行阻止要因発生検出手段で検
出する発生要因は、記録媒体無効化手段に供給される電
源の低下としてもよく、また、露光ランプの断線として
もよい。
【0013】
【作用】以上のように構成された本発明の画像記録装置
は、入力手段により取り込まれた画像信号に基づいて、
画像記録手段により記録媒体に複数の色分解画像を順次
記録してゆく。さらに、入力手段により取り込まれた画
像信号を予め定められた特定画像を表わす特定画像デー
タと順次比較することにより、カラー原画が前記特定画
像と同一のものであるか否かを、判定手段により判定
し、前記カラー原画が特定画像と同一のものであると判
定されたとき、前記画像記録手段による記録中の記録媒
体を記録媒体無効化手段により無効にする。このため、
入力手段により画像信号を取り込みの途中で判定手段に
よりカラー原画が特定画像と同一のものであると判定さ
れた場合には、記録媒体に記録された色分解画像を使用
することができない。
は、入力手段により取り込まれた画像信号に基づいて、
画像記録手段により記録媒体に複数の色分解画像を順次
記録してゆく。さらに、入力手段により取り込まれた画
像信号を予め定められた特定画像を表わす特定画像デー
タと順次比較することにより、カラー原画が前記特定画
像と同一のものであるか否かを、判定手段により判定
し、前記カラー原画が特定画像と同一のものであると判
定されたとき、前記画像記録手段による記録中の記録媒
体を記録媒体無効化手段により無効にする。このため、
入力手段により画像信号を取り込みの途中で判定手段に
よりカラー原画が特定画像と同一のものであると判定さ
れた場合には、記録媒体に記録された色分解画像を使用
することができない。
【0014】また、請求項2に記載の画像記録装置は、
画像記録手段の動作を途中で停止させる異常操作を異常
操作検出手段により検出し、その異常操作が検出された
とき、前記記録媒体無効化手段を、無効化強制手段によ
り強制的に動作させる。このため、異常操作がなされ画
像記録手段の動作が途中停止した場合にも、それまでに
記録された色分解画像を使用することができない。な
お、請求項3に記載の構成によれば、前記異常操作がな
された場合の記録媒体の強制的な無効は、同一度算出部
により算出された同一性の度合いが判定値を越えたとき
に限られる。
画像記録手段の動作を途中で停止させる異常操作を異常
操作検出手段により検出し、その異常操作が検出された
とき、前記記録媒体無効化手段を、無効化強制手段によ
り強制的に動作させる。このため、異常操作がなされ画
像記録手段の動作が途中停止した場合にも、それまでに
記録された色分解画像を使用することができない。な
お、請求項3に記載の構成によれば、前記異常操作がな
された場合の記録媒体の強制的な無効は、同一度算出部
により算出された同一性の度合いが判定値を越えたとき
に限られる。
【0015】請求項4に記載の画像記録装置は、記録媒
体無効化手段にその実行を妨げる要因が発生したこと
を、実行阻止要因発生検出手段により検出し、その要因
が検出されたとき、前記画像記録手段の駆動を、駆動禁
止手段により禁止する。このため、偽造犯が記録媒体無
効化手段の実行を妨げて紙幣等の偽造を行なおうとして
も、画像記録が実行されることもない。なお、請求項5
に記載の画像記録装置は、上記偽造犯の行為を警告発生
手段による警告動作で外部に知らしめる。
体無効化手段にその実行を妨げる要因が発生したこと
を、実行阻止要因発生検出手段により検出し、その要因
が検出されたとき、前記画像記録手段の駆動を、駆動禁
止手段により禁止する。このため、偽造犯が記録媒体無
効化手段の実行を妨げて紙幣等の偽造を行なおうとして
も、画像記録が実行されることもない。なお、請求項5
に記載の画像記録装置は、上記偽造犯の行為を警告発生
手段による警告動作で外部に知らしめる。
【0016】
【実施例】以上説明した本発明の構成・作用を一層明ら
かにするために、以下本発明の好適な実施例について説
明する。
かにするために、以下本発明の好適な実施例について説
明する。
【0017】図1は、この発明の第1実施例としてのカ
ラースキャナの概略構成を示す概略構成図である。図1
に示すように、このカラースキャナ1は、スキャナ本体
部10と紙幣判定部50とを備える。スキャナ本体部1
0は、入力ドラム15と出力ドラム17とを備えてお
り、入力ドラム15には原稿OFが、また、出力ドラム
17には網目版画像を記録するための露光フィルムRF
がそれぞれ巻着されている。
ラースキャナの概略構成を示す概略構成図である。図1
に示すように、このカラースキャナ1は、スキャナ本体
部10と紙幣判定部50とを備える。スキャナ本体部1
0は、入力ドラム15と出力ドラム17とを備えてお
り、入力ドラム15には原稿OFが、また、出力ドラム
17には網目版画像を記録するための露光フィルムRF
がそれぞれ巻着されている。
【0018】原稿OFを走査して原画像データを読み取
る場合には、入力ドラム15がθ方向に一定速度で回転
するとともに、走査ヘッド19が送りネジ19aによっ
て入力ドラム15の回転軸と平行な方向に一定速度で移
動される。入力ドラム15の内部に備えられた光源(図
示せず)から出射された照明光は、透明な入力ドラム1
5と原稿OFとを通過した後、走査ヘッド19で受け取
られる。走査ヘッド19で集光された光の青(B),緑
(G)および赤(R)の成分は電気信号に変換された
後、アナログ回路23に送られ、ここで色補正や階調変
換などの処理を受けてY,K,M,C版の色分解画像を
それぞれ表わす画像信号Sy,Sk,Sm,Scに変換
される。
る場合には、入力ドラム15がθ方向に一定速度で回転
するとともに、走査ヘッド19が送りネジ19aによっ
て入力ドラム15の回転軸と平行な方向に一定速度で移
動される。入力ドラム15の内部に備えられた光源(図
示せず)から出射された照明光は、透明な入力ドラム1
5と原稿OFとを通過した後、走査ヘッド19で受け取
られる。走査ヘッド19で集光された光の青(B),緑
(G)および赤(R)の成分は電気信号に変換された
後、アナログ回路23に送られ、ここで色補正や階調変
換などの処理を受けてY,K,M,C版の色分解画像を
それぞれ表わす画像信号Sy,Sk,Sm,Scに変換
される。
【0019】画像信号Sy,Sk,Sm,Scは、A/
D変換器25でデジタル信号にそれぞれ変換されて、ラ
インバッファメモリ(LBM)27を介して画像処理回
路29に送られる。画像処理回路29では、必要に応じ
て行なわれる画像処理を施し、その後、その画像処理が
施された画像信号Sy,Sk,Sm,Scを網掛け回路
31に送る。網掛け回路31では、それら画像信号S
y,Sk,Sm,Scに基づいて網点信号Sdを発生す
る。
D変換器25でデジタル信号にそれぞれ変換されて、ラ
インバッファメモリ(LBM)27を介して画像処理回
路29に送られる。画像処理回路29では、必要に応じ
て行なわれる画像処理を施し、その後、その画像処理が
施された画像信号Sy,Sk,Sm,Scを網掛け回路
31に送る。網掛け回路31では、それら画像信号S
y,Sk,Sm,Scに基づいて網点信号Sdを発生す
る。
【0020】この網点信号Sdは記録ヘッド33に送ら
れ、この網点信号Sdに基づいて、図示しないレーザ光
源から出射されるレーザ光がオン/オフ制御されて、出
力ドラム17に巻着された露光ィルムRFを露光する。
この結果、Y,K,M,C各版の網目版画像が露光フィ
ルムRF上に記録される。なお、この記録動作の際に
は、出力ドラム17は一定速度でθ方向に回転し、記録
ヘッド33も送りネジ33aによって出力ドラム17の
回転軸と平行な方向に一定速度で移動されている。
れ、この網点信号Sdに基づいて、図示しないレーザ光
源から出射されるレーザ光がオン/オフ制御されて、出
力ドラム17に巻着された露光ィルムRFを露光する。
この結果、Y,K,M,C各版の網目版画像が露光フィ
ルムRF上に記録される。なお、この記録動作の際に
は、出力ドラム17は一定速度でθ方向に回転し、記録
ヘッド33も送りネジ33aによって出力ドラム17の
回転軸と平行な方向に一定速度で移動されている。
【0021】A/D変換器25でデジタル信号に変換さ
れた画像信号Sy,Sk,Sm,Scは、紙幣判定部5
0にも与えられる。紙幣判定部50は、デジタル画像信
号Sy,Sk,Sm,Scに基づき原稿OFが紙幣であ
るか否かを判別して、その判別結果に応じて無効化ラン
プ71を点灯する。無効化ランプ71は、記録ヘッド3
3付近に配設されるもので、出力ドラム17に巻装され
た露光フィルムRFの全面を露光可能である。紙幣判定
部50は、ラインバッファメモリ(LBM)51,マッ
ピング回路(MAP)53,判別回路55,無効化ラン
プ制御回路57,異常操作検出回路59,バッテリラン
プチェック回路61,駆動無効化回路63,アラーム回
路65およびこれらに電源を供給するバッテリ69を備
える。
れた画像信号Sy,Sk,Sm,Scは、紙幣判定部5
0にも与えられる。紙幣判定部50は、デジタル画像信
号Sy,Sk,Sm,Scに基づき原稿OFが紙幣であ
るか否かを判別して、その判別結果に応じて無効化ラン
プ71を点灯する。無効化ランプ71は、記録ヘッド3
3付近に配設されるもので、出力ドラム17に巻装され
た露光フィルムRFの全面を露光可能である。紙幣判定
部50は、ラインバッファメモリ(LBM)51,マッ
ピング回路(MAP)53,判別回路55,無効化ラン
プ制御回路57,異常操作検出回路59,バッテリラン
プチェック回路61,駆動無効化回路63,アラーム回
路65およびこれらに電源を供給するバッテリ69を備
える。
【0022】スキャナ本体部10のA/D変換器25か
ら与えられるデジタル画像信号Sy,Sk,Sm,Sc
は、ラインバッファメモリ51に一旦格納された後、マ
ッピング回路53に送られる。このマッピング回路53
では、スキャナ本体部10側の走査入出力部(例えばキ
ーボード)41から入力された原稿OFの記録倍率fを
示すデータを取り込んで、この記録倍率fに応じて既に
アナログ回路23で拡大(または縮小)されたデジタル
画像信号Sy,Sk,Sm,Scを1/f倍して原稿O
Fを原寸で示す原寸画像データを作成する。
ら与えられるデジタル画像信号Sy,Sk,Sm,Sc
は、ラインバッファメモリ51に一旦格納された後、マ
ッピング回路53に送られる。このマッピング回路53
では、スキャナ本体部10側の走査入出力部(例えばキ
ーボード)41から入力された原稿OFの記録倍率fを
示すデータを取り込んで、この記録倍率fに応じて既に
アナログ回路23で拡大(または縮小)されたデジタル
画像信号Sy,Sk,Sm,Scを1/f倍して原稿O
Fを原寸で示す原寸画像データを作成する。
【0023】マッピング回路53で作成された原寸画像
データは判別回路55に送られる。判別回路55では、
予め格納された特定画像(ここでは数々の紙幣の画像)
を表わす辞書データDDと原稿OFの原寸画像データと
を比較して、両者の同一性を判別する。判別回路55で
は、同一であるか否かを確定信号S1として出力し、さ
らに、同一である確率値を認識率信号S2として出力し
ており、確定信号S1を無効化ランプ制御回路57に、
認識率信号S2を異常操作検出回路59に送る。
データは判別回路55に送られる。判別回路55では、
予め格納された特定画像(ここでは数々の紙幣の画像)
を表わす辞書データDDと原稿OFの原寸画像データと
を比較して、両者の同一性を判別する。判別回路55で
は、同一であるか否かを確定信号S1として出力し、さ
らに、同一である確率値を認識率信号S2として出力し
ており、確定信号S1を無効化ランプ制御回路57に、
認識率信号S2を異常操作検出回路59に送る。
【0024】異常操作検出回路59は、認識率信号S2
で示される紙幣認識率(同一である確率)が予め定めた
判定値より大きくなったときに、故意にスキャンをスト
ップするとか電源をオフにするとかといった異常操作が
なされたかを検出するもので、そうしたときに異常操作
信号S3をオン状態とする。この異常操作信号S3は、
無効化ランプ制御回路57に送られ、無効化ランプ制御
回路57では、この異常操作信号S3と判別回路55か
らの認識率信号S2とに基づいて無効化ランプ71をオ
ン/オフ制御する。
で示される紙幣認識率(同一である確率)が予め定めた
判定値より大きくなったときに、故意にスキャンをスト
ップするとか電源をオフにするとかといった異常操作が
なされたかを検出するもので、そうしたときに異常操作
信号S3をオン状態とする。この異常操作信号S3は、
無効化ランプ制御回路57に送られ、無効化ランプ制御
回路57では、この異常操作信号S3と判別回路55か
らの認識率信号S2とに基づいて無効化ランプ71をオ
ン/オフ制御する。
【0025】バッテリランプチェック回路61は、バッ
テリ69の蓄電量をチェックして蓄電量が低下したこと
を示すバッテリ低下信号S4を出力するものである。バ
ッテリ低下信号S4は、駆動無効化回路63とアラーム
回路65とに送られる。駆動無効化回路63は、そのバ
ッテリ低下信号S4を受けてスキャナ本体部10の駆動
回路が動作されるのを禁止する。アラーム回路65は、
バッテリ低下信号S4を受けて、警告動作として、アラ
ーム音を報知したり、あるいはアラーム表示を行う。
テリ69の蓄電量をチェックして蓄電量が低下したこと
を示すバッテリ低下信号S4を出力するものである。バ
ッテリ低下信号S4は、駆動無効化回路63とアラーム
回路65とに送られる。駆動無効化回路63は、そのバ
ッテリ低下信号S4を受けてスキャナ本体部10の駆動
回路が動作されるのを禁止する。アラーム回路65は、
バッテリ低下信号S4を受けて、警告動作として、アラ
ーム音を報知したり、あるいはアラーム表示を行う。
【0026】判別回路55から駆動無効化回路63まで
の各回路55,57,59,61,63の詳しい構成に
ついて次に説明する。
の各回路55,57,59,61,63の詳しい構成に
ついて次に説明する。
【0027】図2は、判別回路55の概略構成を示すブ
ロック図である。図2に示すように、判別回路55は、
プリデータ処理回路101,第1比較器102,辞書デ
ータメモリ103,座標管理回路104,ゲート10
5,カウンタ106,第2比較器107および制御回路
108を備える。
ロック図である。図2に示すように、判別回路55は、
プリデータ処理回路101,第1比較器102,辞書デ
ータメモリ103,座標管理回路104,ゲート10
5,カウンタ106,第2比較器107および制御回路
108を備える。
【0028】辞書データメモリ103は、紙幣の特徴を
表わす辞書データDdと座標データDcと確定データD
tとを予め格納している。辞書データDdは、図3に示
すように、n(整数)枚の紙幣を個々に表わすn個の基
準データDd1,Dd2,…,Ddnから構成されてお
り、例えば、これら基準データDd1〜Ddnはそれぞ
れ次のようにして生成されている。紙幣を表わす特定画
像データを縦方向にi個、横方向にj(i,jは整数)
個の単位領域(例えば1辺が所定サイズの正方領域)に
分割して、各領域毎にその領域内の全てのデジタル画像
信号にガウス分布の処理を施して基準値Pを求め、i×
j個の基準値P11〜Pijの集まりを基準データDd1〜
Ddnとする。
表わす辞書データDdと座標データDcと確定データD
tとを予め格納している。辞書データDdは、図3に示
すように、n(整数)枚の紙幣を個々に表わすn個の基
準データDd1,Dd2,…,Ddnから構成されてお
り、例えば、これら基準データDd1〜Ddnはそれぞ
れ次のようにして生成されている。紙幣を表わす特定画
像データを縦方向にi個、横方向にj(i,jは整数)
個の単位領域(例えば1辺が所定サイズの正方領域)に
分割して、各領域毎にその領域内の全てのデジタル画像
信号にガウス分布の処理を施して基準値Pを求め、i×
j個の基準値P11〜Pijの集まりを基準データDd1〜
Ddnとする。
【0029】一方、座標データDcは、各基準値P11〜
Pijの位置をそれぞれ示す座標値である。また、確定デ
ータDtは第2比較器107で比較に用いられる閾値を
示すものである。
Pijの位置をそれぞれ示す座標値である。また、確定デ
ータDtは第2比較器107で比較に用いられる閾値を
示すものである。
【0030】マッピング回路53から判別回路55に入
力した原寸画像データは、まず、プリデータ処理回路1
01に送られ、ここで前処理が施される。この前処理
は、前述した基準データDd1〜Ddnの作成の際に特
定画像データに施した処理と同じ処理を、前記原寸画像
データに施すもので、原寸画像データは基準データDd
1〜Ddnと同様にx×y個の単位領域(基準データ決
定時の単位領域と同じ大きさのもの)の集合に変換され
る。この変換後のデータは、被検査データD11として
第1比較器102に送られる。第1比較器102では、
被検査データD11と辞書データメモリ103から送ら
れる辞書データDdの各基準データDd1〜Ddnとを
比較する処理を行なう。
力した原寸画像データは、まず、プリデータ処理回路1
01に送られ、ここで前処理が施される。この前処理
は、前述した基準データDd1〜Ddnの作成の際に特
定画像データに施した処理と同じ処理を、前記原寸画像
データに施すもので、原寸画像データは基準データDd
1〜Ddnと同様にx×y個の単位領域(基準データ決
定時の単位領域と同じ大きさのもの)の集合に変換され
る。この変換後のデータは、被検査データD11として
第1比較器102に送られる。第1比較器102では、
被検査データD11と辞書データメモリ103から送ら
れる辞書データDdの各基準データDd1〜Ddnとを
比較する処理を行なう。
【0031】詳しくは、第1比較器102では、被検査
データD11と辞書データDdとを各単位領域毎に全て
比較し、両者が一致する場合、一致信号S11をゲート
105に出力する。両者が最初に一致すると判断された
ときに、座標管理回路104は、原寸画像データ側の一
致点の座標と辞書データDd側の一致点の座標とを記憶
しておき、第1比較器102で以降の比較がなされたと
きに、その比較中の原寸画像データ側の点と辞書データ
Dd側の点とが前記最初の一致点から相対的に等しい位
置にあるか否かを判定する。ここで、等しい位置にある
と判定されると、両点の相対的な座標は一致するとして
座標一致信号S12をゲート105に出力する。
データD11と辞書データDdとを各単位領域毎に全て
比較し、両者が一致する場合、一致信号S11をゲート
105に出力する。両者が最初に一致すると判断された
ときに、座標管理回路104は、原寸画像データ側の一
致点の座標と辞書データDd側の一致点の座標とを記憶
しておき、第1比較器102で以降の比較がなされたと
きに、その比較中の原寸画像データ側の点と辞書データ
Dd側の点とが前記最初の一致点から相対的に等しい位
置にあるか否かを判定する。ここで、等しい位置にある
と判定されると、両点の相対的な座標は一致するとして
座標一致信号S12をゲート105に出力する。
【0032】ゲート105では、第1比較器102から
送られてきた一致信号S11を次段のカウンタ106に
送るか否かを、座標管理回路104からの座標一致信号
S12の有無から定める。即ち、第1比較器102で被
検査データD11上の点と辞書データDd上の点とが一
致すると判定され、座標管理回路104でその両点が相
対的に等しい位置関係にあると判定されたとき、ゲート
105は一致信号S11の通過を許可する。一方、原寸
画像データ上の一点と辞書データDd上の一点とが一致
していても、両点の位置が相対的に等しくないと判定さ
れたときには、ゲート105は一致信号S11の通過を
禁止する。
送られてきた一致信号S11を次段のカウンタ106に
送るか否かを、座標管理回路104からの座標一致信号
S12の有無から定める。即ち、第1比較器102で被
検査データD11上の点と辞書データDd上の点とが一
致すると判定され、座標管理回路104でその両点が相
対的に等しい位置関係にあると判定されたとき、ゲート
105は一致信号S11の通過を許可する。一方、原寸
画像データ上の一点と辞書データDd上の一点とが一致
していても、両点の位置が相対的に等しくないと判定さ
れたときには、ゲート105は一致信号S11の通過を
禁止する。
【0033】カウンタ106では、ゲート105からの
一致信号の数をカウントし、そのカウント値を紙幣認識
率として、その紙幣認識率を示す認識率信号S2を判別
回路55外に出力する。また、この認識率信号S2は第
2比較器107にも送られる。第2比較器107は、カ
ウンタ106から送られてくる認識率信号S2で示され
る値と辞書データメモリ103から送られてくる確定デ
ータDtで示される値とを比較して、前者が後者より大
きくなったとき、確定信号S1を判別回路55外に出力
する。
一致信号の数をカウントし、そのカウント値を紙幣認識
率として、その紙幣認識率を示す認識率信号S2を判別
回路55外に出力する。また、この認識率信号S2は第
2比較器107にも送られる。第2比較器107は、カ
ウンタ106から送られてくる認識率信号S2で示され
る値と辞書データメモリ103から送られてくる確定デ
ータDtで示される値とを比較して、前者が後者より大
きくなったとき、確定信号S1を判別回路55外に出力
する。
【0034】確定データDtとは、基準データDd1〜
Ddnを構成するi×jの分割領域の内でいくつ以上の
数の領域が一致すれば、原寸画像データの基となる原稿
OFが紙幣であると確定できるかを示す閾値である。従
って、第2比較器107では、図4のタイミングチャー
トに示すように、認識率信号S2で示される値が次第に
大きくなって、確定データDtで示される値(例えば全
領域の80[%])より大きくなったとき(時間t
1)、原寸画像データの基となる原稿OFは紙幣である
として、確定信号S1がオフ状態からオン状態に切り替
えられる。
Ddnを構成するi×jの分割領域の内でいくつ以上の
数の領域が一致すれば、原寸画像データの基となる原稿
OFが紙幣であると確定できるかを示す閾値である。従
って、第2比較器107では、図4のタイミングチャー
トに示すように、認識率信号S2で示される値が次第に
大きくなって、確定データDtで示される値(例えば全
領域の80[%])より大きくなったとき(時間t
1)、原寸画像データの基となる原稿OFは紙幣である
として、確定信号S1がオフ状態からオン状態に切り替
えられる。
【0035】異常操作検出回路59について次に説明す
る。図5は異常操作検出回路59の概略構成を示すブロ
ック図である。図5に示すように、異常操作検出回路5
9は、比較器121とラッチ回路123とを備える。判
別回路55から異常操作検出回路59に入力した認識率
信号S2は、まず、比較器121に送られ、ここで、一
方の入力信号である判定値と認識率信号S2で示される
認識率との比較がなされる。この判定値は、紙幣の認識
率がどの程度となったときに異常操作の検出を開始する
かを決める閾値である。
る。図5は異常操作検出回路59の概略構成を示すブロ
ック図である。図5に示すように、異常操作検出回路5
9は、比較器121とラッチ回路123とを備える。判
別回路55から異常操作検出回路59に入力した認識率
信号S2は、まず、比較器121に送られ、ここで、一
方の入力信号である判定値と認識率信号S2で示される
認識率との比較がなされる。この判定値は、紙幣の認識
率がどの程度となったときに異常操作の検出を開始する
かを決める閾値である。
【0036】比較器121で認識率信号S2で示される
認識率がその判定値より大きいと判別されると、オン信
号がラッチ回路123のD端子に送られる。一方、ラッ
チ回路123のクロック端子には、走査ヘッド19によ
るスキャンの実行時にオンとなるスキャン実行判別信号
S21が入力し、また、R端子にはカラースキャナ1の
電源がオンされていることを示すオン信号S22が入力
している。
認識率がその判定値より大きいと判別されると、オン信
号がラッチ回路123のD端子に送られる。一方、ラッ
チ回路123のクロック端子には、走査ヘッド19によ
るスキャンの実行時にオンとなるスキャン実行判別信号
S21が入力し、また、R端子にはカラースキャナ1の
電源がオンされていることを示すオン信号S22が入力
している。
【0037】ラッチ回路123は、図6のタイミングチ
ャートに示すように、D端子がオン状態にあるとき、ス
キャン実行判別信号S21のオン状態からオフ状態への
切り替えが生じると、そのタイミングでオン信号を出力
端Qから出力する。なお、電源オンの信号がオフ状態と
なると、ラッチ回路123はリセット状態になるので、
出力端Qからオフ信号が出力され、異常操作信号S3は
定常状態になる。
ャートに示すように、D端子がオン状態にあるとき、ス
キャン実行判別信号S21のオン状態からオフ状態への
切り替えが生じると、そのタイミングでオン信号を出力
端Qから出力する。なお、電源オンの信号がオフ状態と
なると、ラッチ回路123はリセット状態になるので、
出力端Qからオフ信号が出力され、異常操作信号S3は
定常状態になる。
【0038】従って、こうした構成の異常操作検出回路
59によれば、認識率信号S2で示される紙幣認識率が
予め定めた判定値より大きくなったときに、故意にスキ
ャンをストップするといった異常操作がなされると、異
常操作信号S3がオン状態となって出力される。
59によれば、認識率信号S2で示される紙幣認識率が
予め定めた判定値より大きくなったときに、故意にスキ
ャンをストップするといった異常操作がなされると、異
常操作信号S3がオン状態となって出力される。
【0039】無効化ランプ制御回路57について次に説
明する。図7は無効化ランプ制御回路57をバッテリラ
ンプチェック回路61と共に示す回路図である。図7に
示すように、無効化ランプ制御回路57は、オアゲート
141とスイッチングトランジスタ143とを備え、定
電圧回路73に対して、スイッチングトランジスタ14
3と無効化ランプ71とが直列接続されている。判別回
路55から入力した確定信号S1と異常操作検出回路5
9から入力した異常操作信号S3とがオアゲート141
に送られ、ここで、両信号S1,S3(実際は、後述す
るワンショット回路173から出力される信号Scも含
む)の内の少なくとも1つがオン状態であると、オアゲ
ート141の出力信号はオン状態となる。その結果、ス
イッチングトランジスタ143にオン状態の信号が入力
すると、スイッチングトランジスタ143は開状態とな
り、無効化ランプ71は点灯する。
明する。図7は無効化ランプ制御回路57をバッテリラ
ンプチェック回路61と共に示す回路図である。図7に
示すように、無効化ランプ制御回路57は、オアゲート
141とスイッチングトランジスタ143とを備え、定
電圧回路73に対して、スイッチングトランジスタ14
3と無効化ランプ71とが直列接続されている。判別回
路55から入力した確定信号S1と異常操作検出回路5
9から入力した異常操作信号S3とがオアゲート141
に送られ、ここで、両信号S1,S3(実際は、後述す
るワンショット回路173から出力される信号Scも含
む)の内の少なくとも1つがオン状態であると、オアゲ
ート141の出力信号はオン状態となる。その結果、ス
イッチングトランジスタ143にオン状態の信号が入力
すると、スイッチングトランジスタ143は開状態とな
り、無効化ランプ71は点灯する。
【0040】従って、判別回路55からの入力信号がオ
ン状態、即ち、原稿OFが紙幣であると判別された場合
と、異常操作検出回路59からの入力信号がオン状態、
即ち、紙幣認識率が予め定めた判定値より大きくなった
状態で、異常操作がなされた場合には、無効化ランプ制
御回路57により無効化ランプ71は点灯する。
ン状態、即ち、原稿OFが紙幣であると判別された場合
と、異常操作検出回路59からの入力信号がオン状態、
即ち、紙幣認識率が予め定めた判定値より大きくなった
状態で、異常操作がなされた場合には、無効化ランプ制
御回路57により無効化ランプ71は点灯する。
【0041】バッテリランプチェック回路61について
次に説明する。図7から無効化ランプ制御回路57,バ
ッテリ69,定電圧回路73および無効化ランプ71等
を除いた部分がバッテリランプチェック回路61に相当
する。この図に示すように、バッテリランプチェック回
路61は、バッテリ69に並列に接続された第1のソレ
ノイド161により、バッテリ69の断線や蓄電量の低
下を検出し、無効化ランプ71とスイッチングトランジ
スタ143との間の結線に巻かれたコイル163により
無効化ランプ71の断線を検出している。
次に説明する。図7から無効化ランプ制御回路57,バ
ッテリ69,定電圧回路73および無効化ランプ71等
を除いた部分がバッテリランプチェック回路61に相当
する。この図に示すように、バッテリランプチェック回
路61は、バッテリ69に並列に接続された第1のソレ
ノイド161により、バッテリ69の断線や蓄電量の低
下を検出し、無効化ランプ71とスイッチングトランジ
スタ143との間の結線に巻かれたコイル163により
無効化ランプ71の断線を検出している。
【0042】出力ドラム17に露光フィルムRFを吸着
する際に駆動されるブロアーのスイッチ171にワンシ
ョット回路173を接続し、ワンショット回路173の
出力端を前述したオアゲート141の第3番目の入力端
に接続する。そして、コイル163に流れる電流を電流
検出器165で検出し、その出力端とワンショット回路
173の出力端とを論理回路175の入力端にそれぞれ
接続する。論理回路175の出力端は、通常オン状態で
あり、定電圧回路73のプラス端子側に接続された第2
のソレノイド177に接続されるとともに、定電圧回路
73のマイナス端子側に接続された自己保持スイッチ1
79およびキースイッチ181に接続される。
する際に駆動されるブロアーのスイッチ171にワンシ
ョット回路173を接続し、ワンショット回路173の
出力端を前述したオアゲート141の第3番目の入力端
に接続する。そして、コイル163に流れる電流を電流
検出器165で検出し、その出力端とワンショット回路
173の出力端とを論理回路175の入力端にそれぞれ
接続する。論理回路175の出力端は、通常オン状態で
あり、定電圧回路73のプラス端子側に接続された第2
のソレノイド177に接続されるとともに、定電圧回路
73のマイナス端子側に接続された自己保持スイッチ1
79およびキースイッチ181に接続される。
【0043】ワンショット回路173は、スイッチ17
1のオフ状態からオン状態への立ち上がりを受けて所定
の時間(例えば、100[msec])だけオン状態と
なるランプチェック信号Scを発生するもので、そのラ
ンプチェック信号Scの信号が出力されると、オアゲー
ト141の出力信号はオン状態となり、スイッチングト
ランジスタ143が開となり、無効化ランプ71が点灯
される。このとき、無効化ランプ71が断線を起こして
いたりすると、電流検出器165からの出力信号がオフ
状態を維持し、このオフ状態の信号とワンショット回路
173から出力されるオン状態の信号Scとを受けて論
理回路175の出力信号はオフ状態となる。
1のオフ状態からオン状態への立ち上がりを受けて所定
の時間(例えば、100[msec])だけオン状態と
なるランプチェック信号Scを発生するもので、そのラ
ンプチェック信号Scの信号が出力されると、オアゲー
ト141の出力信号はオン状態となり、スイッチングト
ランジスタ143が開となり、無効化ランプ71が点灯
される。このとき、無効化ランプ71が断線を起こして
いたりすると、電流検出器165からの出力信号がオフ
状態を維持し、このオフ状態の信号とワンショット回路
173から出力されるオン状態の信号Scとを受けて論
理回路175の出力信号はオフ状態となる。
【0044】論理回路175の出力端がオフ状態となる
と、プラス側から第2のソレノイド177を介して論理
回路175側に電流が流れ込み、第2のソレノイド17
7はオン状態となる。第2のソレノイド177がオン状
態になると、この第2のソレノイドから構成されるリレ
ー(後述する)に連動する自己保持スイッチ179がオ
フ状態からオン状態となり、これ以後、ワンショット回
路173からの出力信号Scがパルスの立ち下がりを受
けてオフ状態となっても、自己保持スイッチ179はオ
ン状態を保持する。
と、プラス側から第2のソレノイド177を介して論理
回路175側に電流が流れ込み、第2のソレノイド17
7はオン状態となる。第2のソレノイド177がオン状
態になると、この第2のソレノイドから構成されるリレ
ー(後述する)に連動する自己保持スイッチ179がオ
フ状態からオン状態となり、これ以後、ワンショット回
路173からの出力信号Scがパルスの立ち下がりを受
けてオフ状態となっても、自己保持スイッチ179はオ
ン状態を保持する。
【0045】この結果、プラス側から第2のソレノイド
177を介して流れる電流は、自己保持スイッチ179
およびキースイッチ181を介してグランド側に流れ込
み、論理回路175からの出力信号がオフ状態に立ち下
がった後、常に第2のソレノイド177はオン状態を保
持する。
177を介して流れる電流は、自己保持スイッチ179
およびキースイッチ181を介してグランド側に流れ込
み、論理回路175からの出力信号がオフ状態に立ち下
がった後、常に第2のソレノイド177はオン状態を保
持する。
【0046】なお、キースイッチ181は、第2のソレ
ノイドの保持状態をリセットするもので、断線した無効
化ランプ71の取り替えがなされたとき、手動によりオ
ン状態からオフ状態に一旦切り替えられる。キースイッ
チ181がオフ状態に切り替えられると、第2のソレノ
イド177は電流断の状態となり、また、これを受けて
自己保持スイッチ179はオフ状態となり、その状態を
保持する。
ノイドの保持状態をリセットするもので、断線した無効
化ランプ71の取り替えがなされたとき、手動によりオ
ン状態からオフ状態に一旦切り替えられる。キースイッ
チ181がオフ状態に切り替えられると、第2のソレノ
イド177は電流断の状態となり、また、これを受けて
自己保持スイッチ179はオフ状態となり、その状態を
保持する。
【0047】一方、バッテリ69が電圧低下を引き起こ
したときには、第1のソレノイド161が電流断の状態
となる。こうした動作を行なう第1のソレノイド161
と第2のソレノイド177は、駆動無効化回路63とア
ラーム回路65に設けられる各リレーをオン/オフ制御
している。
したときには、第1のソレノイド161が電流断の状態
となる。こうした動作を行なう第1のソレノイド161
と第2のソレノイド177は、駆動無効化回路63とア
ラーム回路65に設けられる各リレーをオン/オフ制御
している。
【0048】図8は、駆動無効化回路63およびアラー
ム回路65を、第1のソレノイド161と第2のソレノ
イド177との関係を示しつつ説明する回路図である。
図8に示すように、駆動無効化回路63は、交流電源の
プラグ201とスキャナ本体部10の駆動回路200と
の間に第1のリレー202を備え、その第1のリレー2
02を、第2のリレー204および第3のリレー206
を含む閉回路208側からオン/オフ制御するものであ
る。
ム回路65を、第1のソレノイド161と第2のソレノ
イド177との関係を示しつつ説明する回路図である。
図8に示すように、駆動無効化回路63は、交流電源の
プラグ201とスキャナ本体部10の駆動回路200と
の間に第1のリレー202を備え、その第1のリレー2
02を、第2のリレー204および第3のリレー206
を含む閉回路208側からオン/オフ制御するものであ
る。
【0049】第2のリレー204は、第1のソレノイド
161に連動している。バッテリ69の蓄電量が低下し
て第1のソレノイド161が電流断の状態となると、第
2のリレー204はオン状態からオフ状態に切り替わ
る。その結果、第1のリレー202はオフ状態となり、
駆動回路200の動作が禁止される。一方、第3のリレ
ー206は第2のソレノイド177に連動している。無
効化ランプ71が断線して第2のソレノイド177が通
電の状態となると、第3のリレー206はオン状態から
オフ状態に切り替わる。その結果、第1のリレー202
はオフ状態となり、駆動回路200の動作が禁止され
る。
161に連動している。バッテリ69の蓄電量が低下し
て第1のソレノイド161が電流断の状態となると、第
2のリレー204はオン状態からオフ状態に切り替わ
る。その結果、第1のリレー202はオフ状態となり、
駆動回路200の動作が禁止される。一方、第3のリレ
ー206は第2のソレノイド177に連動している。無
効化ランプ71が断線して第2のソレノイド177が通
電の状態となると、第3のリレー206はオン状態から
オフ状態に切り替わる。その結果、第1のリレー202
はオフ状態となり、駆動回路200の動作が禁止され
る。
【0050】アラーム回路65は、第2のバッテリ21
0、報知回路212、第4のリレー214および第5の
リレー216を備え、第4のリレー214と第5のリレ
ー216とは回路中に並列に接続されている。
0、報知回路212、第4のリレー214および第5の
リレー216を備え、第4のリレー214と第5のリレ
ー216とは回路中に並列に接続されている。
【0051】第4のリレー214は、第1のソレノイド
161に連動している。バッテリ69の蓄電量が低下し
て第1のソレノイド161が電流断の状態となると、第
4のリレー214がオフ状態からオン状態に切り替わ
り、報知回路212が駆動され、アラーム音が発生され
る。一方、第5のリレー216は第2のソレノイド17
7に連動している。無効化ランプ71が断線して第2の
ソレノイド177が通電の状態となると、第5のリレー
216はオフ状態からオン状態に切り替わり、報知回路
212が駆動され、アラーム音が発生される。
161に連動している。バッテリ69の蓄電量が低下し
て第1のソレノイド161が電流断の状態となると、第
4のリレー214がオフ状態からオン状態に切り替わ
り、報知回路212が駆動され、アラーム音が発生され
る。一方、第5のリレー216は第2のソレノイド17
7に連動している。無効化ランプ71が断線して第2の
ソレノイド177が通電の状態となると、第5のリレー
216はオフ状態からオン状態に切り替わり、報知回路
212が駆動され、アラーム音が発生される。
【0052】以上のように構成されたこの第1実施例の
カラースキャナ1は、走査の途中で原稿OFが紙幣であ
ると判定されると、その時点で、無効化ランプ71を点
灯して、出力ドラム17に巻装された露光フィルムRF
の全面を露光する。このため、原稿OFが紙幣であると
判定されると、それまでに記録された部分を含めて露光
フィルムRF上の全記録面を黒化することができる。従
って、記録された部分を継ぎ合わせて完全な1枚の紙幣
を偽造することもできず、紙幣の偽造を確実に防止する
ことができる。
カラースキャナ1は、走査の途中で原稿OFが紙幣であ
ると判定されると、その時点で、無効化ランプ71を点
灯して、出力ドラム17に巻装された露光フィルムRF
の全面を露光する。このため、原稿OFが紙幣であると
判定されると、それまでに記録された部分を含めて露光
フィルムRF上の全記録面を黒化することができる。従
って、記録された部分を継ぎ合わせて完全な1枚の紙幣
を偽造することもできず、紙幣の偽造を確実に防止する
ことができる。
【0053】また、このカラースキャナ1は、カラー画
像を記録中に、故意にスキャンをストップするといった
異常操作がなされた場合に、無効化ランプ71を点灯す
るように構成されていることから、異常操作をしてスキ
ャンを途中で止めたとしてもそれまでに記録した部分を
残すことができない。従って、部分的な色分解画像を複
数回に分けて記録し、それらを継ぎ合わせて完全な1枚
の紙幣を偽造するような行為がなされるのを防止でき
る。なお、前記異常操作がなされた場合に無効化ランプ
71を点灯するのは、紙幣認識率が判定値を越えた場合
に限っており、紙幣認識率が低く前記のような継ぎ合わ
せの偽造が行なわれる危険がない場合には、不必要な無
効化ランプ71の点灯を回避する。
像を記録中に、故意にスキャンをストップするといった
異常操作がなされた場合に、無効化ランプ71を点灯す
るように構成されていることから、異常操作をしてスキ
ャンを途中で止めたとしてもそれまでに記録した部分を
残すことができない。従って、部分的な色分解画像を複
数回に分けて記録し、それらを継ぎ合わせて完全な1枚
の紙幣を偽造するような行為がなされるのを防止でき
る。なお、前記異常操作がなされた場合に無効化ランプ
71を点灯するのは、紙幣認識率が判定値を越えた場合
に限っており、紙幣認識率が低く前記のような継ぎ合わ
せの偽造が行なわれる危険がない場合には、不必要な無
効化ランプ71の点灯を回避する。
【0054】さらに、カラースキャナ1は、無効化ラン
プ71が断線したときや、無効化ランプ71に電源を供
給するバッテリ69が電圧低下を引き起こしたときには
スキャナ本体部10の駆動を行なう駆動回路200の動
作を禁止し、また、報知回路212を駆動してアラーム
音を発する。このため、無効化ランプ71を動作しない
ようにして紙幣の偽造を行なおうとする行為がなされる
のを防止できる。
プ71が断線したときや、無効化ランプ71に電源を供
給するバッテリ69が電圧低下を引き起こしたときには
スキャナ本体部10の駆動を行なう駆動回路200の動
作を禁止し、また、報知回路212を駆動してアラーム
音を発する。このため、無効化ランプ71を動作しない
ようにして紙幣の偽造を行なおうとする行為がなされる
のを防止できる。
【0055】次に本発明の第2実施例について説明す
る。図9は第2実施例としてのカラースキャナシステム
を示す概略構成図である。図9に示すように、このカラ
ースキャナシステム300は、第1実施例のカラースキ
ャナ1と比較して次の点が相違する。このカラースキャ
ナシステム300は、スキャナ本体部310に入力スキ
ャナを持たず出力スキャナ312だけを備え、スキャナ
本体部310の外に設けたワークステーション320か
ら画像信号をスキャナ本体部310に送って、その画像
信号に基づいて色分解画像を記録する。その他の点につ
いては第1実施例とほぼ同じで、ワークステーション3
20からインターフェース314を介して取り込んだ画
像信号を入力して無効化ランプ371をオン/オフ制御
する紙幣判定部350とを備える。
る。図9は第2実施例としてのカラースキャナシステム
を示す概略構成図である。図9に示すように、このカラ
ースキャナシステム300は、第1実施例のカラースキ
ャナ1と比較して次の点が相違する。このカラースキャ
ナシステム300は、スキャナ本体部310に入力スキ
ャナを持たず出力スキャナ312だけを備え、スキャナ
本体部310の外に設けたワークステーション320か
ら画像信号をスキャナ本体部310に送って、その画像
信号に基づいて色分解画像を記録する。その他の点につ
いては第1実施例とほぼ同じで、ワークステーション3
20からインターフェース314を介して取り込んだ画
像信号を入力して無効化ランプ371をオン/オフ制御
する紙幣判定部350とを備える。
【0056】ワークステーション320は、ワークステ
ーション本体部322を中心とし、周辺装置として、カ
ラーモニタ324およびハードディスク装置326等を
備える。ハードディスク装置326には、Y,K,M,
C版に分解された色分解画像の画像データDy,Dk,
Dm,Dcが記憶されており、このハードディスク装置
326からワークステーション本体部322に取り込ま
れた各画像データDy,Dk,Dm,Dcはインターフ
ェース322aからスキャナ本体部310のインターフ
ェース314に出力される。
ーション本体部322を中心とし、周辺装置として、カ
ラーモニタ324およびハードディスク装置326等を
備える。ハードディスク装置326には、Y,K,M,
C版に分解された色分解画像の画像データDy,Dk,
Dm,Dcが記憶されており、このハードディスク装置
326からワークステーション本体部322に取り込ま
れた各画像データDy,Dk,Dm,Dcはインターフ
ェース322aからスキャナ本体部310のインターフ
ェース314に出力される。
【0057】スキャナ本体部310では、その取り込ん
だ各画像データDy,Dk,Dm,Dcを一旦ラインバ
ッファメモリ316に格納した後、ラスタイメージプロ
セッサ(RIP)318により記録用の網点信号を作成
する。そしてその網点信号を記録ヘッド333に送り、
ワークステーション320から送られてきた画像データ
Dy,Dk,Dm,Dcに基づく網目版画像を露光フィ
ルムRFに記録する。さらに、スキャナ本体部310
は、前記画像データDy,Dk,Dm,Dcを紙幣判定
部350に送る。紙幣判定部350では、前述した第1
実施例と同じ構成により、画像データDy,Dk,D
m,Dcが紙幣を表わすものであるか否かを判定し、紙
幣であると判定されると、無効化ランプ371を点灯し
て、露光フィルムRFの全面を黒化する。
だ各画像データDy,Dk,Dm,Dcを一旦ラインバ
ッファメモリ316に格納した後、ラスタイメージプロ
セッサ(RIP)318により記録用の網点信号を作成
する。そしてその網点信号を記録ヘッド333に送り、
ワークステーション320から送られてきた画像データ
Dy,Dk,Dm,Dcに基づく網目版画像を露光フィ
ルムRFに記録する。さらに、スキャナ本体部310
は、前記画像データDy,Dk,Dm,Dcを紙幣判定
部350に送る。紙幣判定部350では、前述した第1
実施例と同じ構成により、画像データDy,Dk,D
m,Dcが紙幣を表わすものであるか否かを判定し、紙
幣であると判定されると、無効化ランプ371を点灯し
て、露光フィルムRFの全面を黒化する。
【0058】こうした構成の第2実施例のカラースキャ
ナシステムでは、予め色分解されてハードディスク装置
326に記憶された画像データやワークステーション3
20で作成された画像データに基づいて紙幣の偽造を行
なおうとしても、第1実施例と同様に、露光フィルムR
Fの全面を黒化して紙幣の偽造を確実に防止することが
できる。また、走査中に異常操作をしてその走査を中断
した場合や、無効化ランプ371を断線させたりした場
合等にも、第1実施例と同様に、紙幣の偽造を確実に防
止することができる。
ナシステムでは、予め色分解されてハードディスク装置
326に記憶された画像データやワークステーション3
20で作成された画像データに基づいて紙幣の偽造を行
なおうとしても、第1実施例と同様に、露光フィルムR
Fの全面を黒化して紙幣の偽造を確実に防止することが
できる。また、走査中に異常操作をしてその走査を中断
した場合や、無効化ランプ371を断線させたりした場
合等にも、第1実施例と同様に、紙幣の偽造を確実に防
止することができる。
【0059】前記第1および第2実施例では、マニュア
ルで露光フィルムRFの着脱を行なうタイプのカラース
キャナについて説明したが、これに換えて、マニュアル
では着脱できず、完全に自動で露光フィルムRFの着脱
が行なわれるタイプのものであっても、本発明は適用で
きる。こうしたタイプの例を第3実施例として説明す
る。
ルで露光フィルムRFの着脱を行なうタイプのカラース
キャナについて説明したが、これに換えて、マニュアル
では着脱できず、完全に自動で露光フィルムRFの着脱
が行なわれるタイプのものであっても、本発明は適用で
きる。こうしたタイプの例を第3実施例として説明す
る。
【0060】図10は第3実施例としてのカラースキャ
ナシステムの出力側の概略構成を示す斜視図である。こ
のカラースキャナシステム500は、その出力側に、出
力スキャナ510,フィルム供給部520,フィルム搬
送部540,フィルム現像機560を備える。
ナシステムの出力側の概略構成を示す斜視図である。こ
のカラースキャナシステム500は、その出力側に、出
力スキャナ510,フィルム供給部520,フィルム搬
送部540,フィルム現像機560を備える。
【0061】フィルム供給部520は、露光フィルムR
Fが収納されるフィルムカセット522を備える。フィ
ルムカセット522に収められた露光フィルムRFは、
出力スキャナ510の出力ドラム517に送られ、ブロ
アーモータ524の駆動を受けて出力ドラム517に吸
着される。その後、その出力ドラム517に吸着された
露光フィルムRFに記録ヘッド533により露光がなさ
れる。この露光済みの露光フィルムRFは、フィルム搬
送部540を構成する送りローラ542によりフィルム
現像機560に搬送され、ここで色分解画像が現像され
る。
Fが収納されるフィルムカセット522を備える。フィ
ルムカセット522に収められた露光フィルムRFは、
出力スキャナ510の出力ドラム517に送られ、ブロ
アーモータ524の駆動を受けて出力ドラム517に吸
着される。その後、その出力ドラム517に吸着された
露光フィルムRFに記録ヘッド533により露光がなさ
れる。この露光済みの露光フィルムRFは、フィルム搬
送部540を構成する送りローラ542によりフィルム
現像機560に搬送され、ここで色分解画像が現像され
る。
【0062】さらに、このカラースキャナシステム50
0は、送りローラ542の付近に、フィルムカッタ装置
580が設けられている。このフィルムカッタ装置58
0は、第1および第2実施例の無効化ランプ71に替わ
る記録媒体無効化手段に相当するもので、原稿が紙幣で
あると判定されると、このフィルムカッタ装置580が
駆動して、複数の刃先582が露光フィルムRFの搬送
路上に突出し、搬送された露光フィルムRFを細かくそ
の搬送方向に切り裂く。
0は、送りローラ542の付近に、フィルムカッタ装置
580が設けられている。このフィルムカッタ装置58
0は、第1および第2実施例の無効化ランプ71に替わ
る記録媒体無効化手段に相当するもので、原稿が紙幣で
あると判定されると、このフィルムカッタ装置580が
駆動して、複数の刃先582が露光フィルムRFの搬送
路上に突出し、搬送された露光フィルムRFを細かくそ
の搬送方向に切り裂く。
【0063】以上のように構成されたこの第3実施例の
カラースキャナシステム500は、走査の途中で原稿O
Fが紙幣であると判定されると、出力スキャナ510に
よる露光が行なわれた後に、露光フィルムRFを切り裂
く。従って、第1および第2実施例と同様に、紙幣の偽
造を確実に防止することができる。
カラースキャナシステム500は、走査の途中で原稿O
Fが紙幣であると判定されると、出力スキャナ510に
よる露光が行なわれた後に、露光フィルムRFを切り裂
く。従って、第1および第2実施例と同様に、紙幣の偽
造を確実に防止することができる。
【0064】さらに、前述したように露光フィルムRF
の着脱からフィルム現像まで完全に自動で行なうタイプ
の装置においては、記録媒体無効化手段を、フィルムカ
ッタ装置580に換えて、フィルムをフィルム現像機に
至る前に外部に搬送してフィルムを無効とする構成とし
てもよい。この構成によっても、前述した実施例と同様
に、紙幣の偽造を確実に防止することができる。また、
記録媒体無効化手段を、記録ヘッド533をフルパワー
の露光状態で逆方向に走査する構成としてもよい。ま
た、記録媒体無効手段として、第1及び第2実施例で説
明した構成を採用することもできる。
の着脱からフィルム現像まで完全に自動で行なうタイプ
の装置においては、記録媒体無効化手段を、フィルムカ
ッタ装置580に換えて、フィルムをフィルム現像機に
至る前に外部に搬送してフィルムを無効とする構成とし
てもよい。この構成によっても、前述した実施例と同様
に、紙幣の偽造を確実に防止することができる。また、
記録媒体無効化手段を、記録ヘッド533をフルパワー
の露光状態で逆方向に走査する構成としてもよい。ま
た、記録媒体無効手段として、第1及び第2実施例で説
明した構成を採用することもできる。
【0065】以上、本発明のいくつかの実施例を詳述し
てきたが、本発明は、こうした実施例に何等限定される
ものではなく、例えば、前述してきた第1ないし第3実
施例に示したような円筒走査型の画像記録装置ではな
く、平面走査型の画像記録装置にも適用できるし、偽造
防止の対象としては、紙幣のみならず、証券、切手、印
紙等であってもよく、本発明の要旨を逸脱しない範囲に
おいて種々なる態様にて実施することができるのは勿論
のことである。
てきたが、本発明は、こうした実施例に何等限定される
ものではなく、例えば、前述してきた第1ないし第3実
施例に示したような円筒走査型の画像記録装置ではな
く、平面走査型の画像記録装置にも適用できるし、偽造
防止の対象としては、紙幣のみならず、証券、切手、印
紙等であってもよく、本発明の要旨を逸脱しない範囲に
おいて種々なる態様にて実施することができるのは勿論
のことである。
【0066】
【発明の効果】以上詳述したように本発明の画像記録装
置は、色分解画像の取り込みおよび記録の途中でカラー
原画が特定画像と同一のものであると判定されると、そ
の時点で、記録媒体を全部無効とする。このため、その
同一性の判定を画像の記録と同時に進める画像記録装置
であっても、紙幣の偽造を確実に防止することができ
る。
置は、色分解画像の取り込みおよび記録の途中でカラー
原画が特定画像と同一のものであると判定されると、そ
の時点で、記録媒体を全部無効とする。このため、その
同一性の判定を画像の記録と同時に進める画像記録装置
であっても、紙幣の偽造を確実に防止することができ
る。
【0067】また、この発明は、色分解画像の記録中に
おいて、異常操作がなされた場合、記録媒体を全部無効
とする。このため、色分解画像の記録中にその記録動作
を止めてそれまでに記録した部分を取り出して、それら
を継ぎ合わせて完全な1枚の紙幣を偽造するような行為
がなされるのを防止できる。
おいて、異常操作がなされた場合、記録媒体を全部無効
とする。このため、色分解画像の記録中にその記録動作
を止めてそれまでに記録した部分を取り出して、それら
を継ぎ合わせて完全な1枚の紙幣を偽造するような行為
がなされるのを防止できる。
【0068】さらに、この発明は、記録媒体を無効にす
る記録媒体無効化手段にその実行を妨げる要因が発生し
たときに、その画像記録の駆動を禁止し、また、警告を
行なう。このため、記録媒体無効化手段を動作しないよ
うにして紙幣の偽造を行なおうとする行為も防止でき
る。
る記録媒体無効化手段にその実行を妨げる要因が発生し
たときに、その画像記録の駆動を禁止し、また、警告を
行なう。このため、記録媒体無効化手段を動作しないよ
うにして紙幣の偽造を行なおうとする行為も防止でき
る。
【図1】本発明の第1実施例としてのカラースキャナ1
を示す概略構成図である。
を示す概略構成図である。
【図2】判別回路55の概略構成を示すブロック図であ
る。
る。
【図3】辞書データDdの内容を示す説明図である。
【図4】第2比較器107の動作を示すタイミングチャ
ートである。
ートである。
【図5】異常操作検出回路59の概略構成を示すブロッ
ク図である。
ク図である。
【図6】異常操作検出回路59の動作を示すタイミング
チャートである。
チャートである。
【図7】無効化ランプ制御回路57とバッテリランプチ
ェック回路61との概略構成を示す回路図である。
ェック回路61との概略構成を示す回路図である。
【図8】駆動無効化回路63およびアラーム回路65
を、第1のソレノイド161と第2のソレノイド177
との関係を示しつつ説明する回路図である。
を、第1のソレノイド161と第2のソレノイド177
との関係を示しつつ説明する回路図である。
【図9】本発明の第2実施例としてのカラースキャナシ
ステムを示す概略構成図である。
ステムを示す概略構成図である。
【図10】本発明の第3実施例としてのカラースキャナ
システムの出力側の概略構成を示す斜視図である。
システムの出力側の概略構成を示す斜視図である。
【図11】カラー複写機における画像記録の各工程のタ
イミングを示す説明図である。
イミングを示す説明図である。
【図12】カラースキャナにおける画像記録の各工程の
タイミングを示す説明図である。
タイミングを示す説明図である。
1…カラースキャナ 10…スキャナ本体部 15…入力ドラム 17…出力ドラム 19…走査ヘッド 23…アナログ回路 25…A/D変換器 29…画像処理回路 31…網掛け回路 33…記録ヘッド 50…紙幣判定部 53…マッピング回路 55…判別回路 57…無効化ランプ制御回路 59…異常操作検出回路 61…バッテリランプチェック回路 63…駆動無効化回路 65…アラーム回路 69…バッテリ 71…無効化ランプ 73…定電圧回路 101…プリデータ処理回路 102…第1比較器 103…辞書データメモリ 104…座標管理回路 105…ゲート 106…カウンタ 107…第2比較器 108…制御回路 121…比較器 123…ラッチ回路 141…オアゲート 143…スイッチングトランジスタ 161…第1のソレノイド 163…コイル 165…電流検出器 171…スイッチ 173…ワンショット回路 175…論理回路 177…第2のソレノイド 179…自己保持スイッチ 181…キースイッチ 200…駆動回路 201…プラグ 202…第1のリレー 204…第2のリレー 206…第3のリレー 208…閉回路 210…第2のバッテリ 212…報知回路 214…第4のリレー 216…リレー 300…カラースキャナシステム 310…スキャナ本体部 312…出力スキャナ 314…インターフェース 320…ワークステーション 322…ワークステーション本体部 322a…インターフェース 324…カラーモニタ 326…ハードディスク装置 333…記録ヘッド 350…紙幣判定部 371…無効化ランプ 500…カラースキャナシステム 510…出力スキャナ 517…出力ドラム 520…フィルム供給部 522…フィルムカセット 524…ブロアーモータ 533…記録ヘッド 540…フィルム搬送部 542…送りローラ 560…フィルム現像機 580…フィルムカッタ装置 582…刃先
Claims (5)
- 【請求項1】 カラー原画に対応する複数の色分解画像
の画像信号を順次取り込む入力手段と、 該入力手段により取り込まれた画像信号に基づいて、前
記複数の色分解画像を記録媒体に前記入力手段の動作と
並行して順次記録する画像記録手段と、 前記入力手段により取り込まれた画像信号を予め定めら
れた特定画像を表わす特定画像データと順次比較するこ
とにより、前記カラー原画が前記特定画像と同一のもの
であるか否かを判定する判定手段と、 該判定手段により前記カラー原画が前記特定画像と同一
のものであると判定されたとき、前記画像記録手段によ
る記録中の前記記録媒体を無効にする記録媒体無効化手
段とを備えた画像記録装置。 - 【請求項2】 請求項1記載の画像記録装置であって、 前記画像記録手段の動作を途中で停止させる異常操作を
検出する異常操作検出手段と、 該異常操作が検出されたとき、前記記録媒体無効化手段
を強制的に動作させる無効化強制手段とを備える画像記
録装置。 - 【請求項3】 請求項2記載の画像記録装置であって、 前記判定手段は、 前記画像信号と特定画像データとの比較結果から、前記
カラー原画と特定画像との同一性の度合いを算出する同
一度算出部と、 前記同一度算出部により算出された同一性の度合いが、
予め定められた判定値以下である場合には、前記無効化
強制手段の実行を禁止する無効化強制禁止手段とを具備
する画像記録装置。 - 【請求項4】 請求項1記載の画像記録装置であって、 前記記録媒体無効化手段にその実行を妨げる要因が発生
したことを検出する実行阻止要因発生検出手段と、 該実行阻止の要因が検出されたとき、前記画像記録手段
の駆動を禁止する駆動禁止手段とを備える画像記録装
置。 - 【請求項5】 請求項1記載の画像記録装置であって、 前記記録媒体無効化手段にその実行を妨げる要因が発生
したことを検出する実行阻止要因発生検出手段と、 該実行阻止の要因が検出されたとき、外部に警告を行な
う警告発生手段とを備える画像記録装置。
Priority Applications (4)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP6023827A JPH07212585A (ja) | 1994-01-25 | 1994-01-25 | 画像記録装置 |
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