JPH06152239A - 発振回路 - Google Patents

発振回路

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JPH06152239A
JPH06152239A JP4295852A JP29585292A JPH06152239A JP H06152239 A JPH06152239 A JP H06152239A JP 4295852 A JP4295852 A JP 4295852A JP 29585292 A JP29585292 A JP 29585292A JP H06152239 A JPH06152239 A JP H06152239A
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gate
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inverter
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Yoshimasa Arai
好将 新井
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 外部発振素子を用いて発振を行なうIC化発
振回路において、外部発振素子として固体振動子又は、
CR素子を使用することができる発振回路。 【構成】 第1及び第2外部接続端子(11)及び(1
2)間に固体振動子(13)及び抵抗(14)を並列に
接続するとともに、第1及び第2ゲート(17)及び
(18)を相補的に開閉する制御データを記憶したEP
ROM(20)を設け、制御データを「0」にして、第
1ゲート(17)をON、第2ゲート(18)をOFF
とし、固体振動子を用いた発振回路を構成する。又、第
1外部接続端子(11)とアース間にコンデンサ(2
6)を接続するとともに、制御データを「1」にして、
第1ゲート(17)をOFF、第2ゲートをONとし、
CR発振回路を構成する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、水晶又はセラミック等
の固体振動子又は、抵抗およびコンデンサから成るCR
素子を発振素子として用いることができるIC化発振回
路に関し、特にマイクロコンピュータに用いて好適な発
振回路に関する。
【0002】
【従来の技術】発振素子を外部に接続することによって
発振回路を構成するIC化発振回路が知られている。前
記IC化発振回路は、固体振動子又はCR素子を発振素
子として使用することができる。例えば、固体振動子を
用いる場合は、図3に示す如く第1MOSトランジスタ
(7)をON、第2MOSトランジスタ(8)をOFF
に設定し、第1及び第2外部接続端子(1)及び(2)
の間に抵抗(3)及び固体振動子(4)を並列接続す
る。これによって、ICチップ(5)内のインバータ
(6)の入出力端間に抵抗(3)及び固体振動子(4)
が並列接続され、発振回路が構成できる。
【0003】一方、CR振動子を用いる場合は、図4に
示す如く、第1MOSトランジスタ(7)をOFF、第
2MOSトランジスタ(8)をONに設定し、第1外部
接続端子(1)にコンデンサ(9)を接続する。これに
よってインバータ(6)の入出力端間に抵抗(10)が
接続されるとともに、インバータ(6)の入出力端とア
ースとの間にコンデンサ(9)が接続され、発振回路が
構成できる。
【0004】しかして、発振素子として何を使用するか
はセット設計サイドの問題である為、IC製造サイドは
マスク変更により、第1MOSトランジスタ(7)をO
N、第2MOSトランジスタ(8)をOFFとするIC
と、第1MOSトランジスタ(7)をOFF、第2MO
Sトランジスタ(8)をONとするICの2種類のIC
を用意しなければならなかった。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ユーザーの希望等によ
り、ICの発振回路の変更のみ必要となった場合、従来
の方法では製造工程中に前記2つのMOSトランジスタ
(7)及び(8)のON、OFFを切り換えることによ
り発振回路の変更に対応してきた。しかし上記方法では
発振回路のみの変更が製造工程からの変更になる為、時
間及びコストが増大し、又新たな機種を起こすことにも
なり、結果的にはIC自体のコストも増大してしまうと
いう問題点があった。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明は上記問題点に鑑
み成されたもので、第1及び第2外部接続端子を有し、
入力端が前記第1外部接続端子に接続されたインバータ
と、前記インバータの出力端と前記第2外部接続端子と
の間に接続された第1ゲートと、前記インバータの入出
力端間に直列接続された抵抗及び第2ゲートと、前記第
1及び第2ゲートを相補的に開閉制御するための制御信
号を記憶するメモリとを備えたことを特徴とする。
【0007】
【作用】本発明によれば、第1ゲートがON、第2ゲー
トがOFFとなる制御信号をメモリに記憶させ、該信号
を第1及び第2ゲートに印加することにより第1及び第
2外部接続端子間に固体振動子及び抵抗を並列接続させ
て発振回路を形成する。又上記とは逆に、前記第1ゲー
トがOFF、前記第2ゲートがONさせる制御信号を前
記メモリに記憶させ、該信号を第1及び第2ゲートに印
加することにより前記第1外部接続端子とアース間にコ
ンデンサを接続させて、CR発振回路を形成する。
【0008】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面を用いて詳細に
説明する。図1および図2は本発明の一実施例を示す回
路図であり、図1は水晶又はセラミック等固体振動子を
用いた時の発振回路、図2は抵抗及びコンデンサを用い
た時のCR発振回路を示す。図1及び図2において、
(11)は第1外部接続端子、(12)は第2外部接続
端子、(13)は固有の発振周波数を有する固体振動子
で、前記第1及び第2外部接続端子(11)及び(1
2)間に接続される。(14)は前記固体振動子(1
3)に並列に接続された抵抗、(15)は前記第1及び
第2外部接続端子(11)及び(12)とアース間に接
続されたコンデンサ、(16)は入力端が前記第1外部
接続端子(11)に接続された第1インバータ、(1
7)は前記第1インバータ(16)の出力端と前記第2
外部接続端子(12)間に接続された第1ゲート、(1
8)及び(19)は、前記第1インバータ(16)の入
出力端間に直列接続された第2ゲート及び抵抗である。
(20)は、前記第1及び第2ゲート(17)及び(1
8)を相補的に制御する為の制御データが特定アドレス
に記憶されたメモリでこの実施例では、EPROMとす
る。(21)は前記EPROM(20)に外部から記憶
する制御データを書き込む為のデータ書き込み回路、
(22)は前記EPROM(20)から読み出された制
御データを保持し、端子Qから該制御データを出力する
ラッチ回路、(23)は前記ラッチ回路(22)と前記
第1及び第2ゲート(17)及び(18)間に接続され
た第2インバータである。又、第2ゲート(17)及び
(18)はトランスミッションゲートとなっており、共
に一方の制御端子は、直接前記ラッチ回路(22)のQ
端子に接続され、他方の制御端子は前記第2インバータ
(23)を介して前記ラッチ回路(22)のQ端子に接
続されている。前記EPROM(20)に記憶された制
御データが「0」の時、前記第1ゲート(17)はO
N、前記第2ゲート(18)はOFFとなり、前記EP
ROM(20)に記憶された制御データが「1」の時、
前記第1ゲート(17)はOFF、前記第2ゲート(1
8)はONとなる様に構成されている。(24)は一方
の入力端が前記ラッチ回路(22)に接続され、他方の
入力端が前記第2外部接続端子(12)に接続されたN
ANDゲートである。(25)はICチップ内部を表す
破線であり、この実施例のICチップとはマイクロコン
ピュータを示すものとする。又、(26)はCR発振回
路を形成した時の前記第1外部接続端子(11)と接地
間に接続されたコンデンサである。
【0009】次に動作を説明する。図1の固体振動子
(13)を用いた発振回路を形成する時は、まずユーザ
ーがPROMライタ等の前記データ書き込み回路(2
1)で、前記EPROM(20)の特定アドレスに制御
データ「0」を記憶させておく。該制御データは、マイ
クロコンピュータのイニシャライズに応じてプログラム
カウンタのアクセスとは無関係に読み出され、前記ラッ
チ回路(22)に制御データ「0」が保持される。そし
て、前記ラッチ回路(22)から出力された制御データ
が前記第1及び第2ゲート(17)及び(18)の制御
端子に入力され、前記第1ゲート(17)がONし、又
前記第2ゲート(18)がOFFする。その結果、前記
固体振動子(13)、抵抗(14)及び第1インバータ
(16)により前記固体振動子(13)を用いた発振回
路が形成される。
【0010】次に図2のCR発振回路を形成する時に
は、前記EPROM(20)の特定アドレスに書き込み
記憶する制御データを「1」にすればよい。上述した固
体振動子(13)を用いた発振回路の動作と同様に、マ
イクロコンピュータのイニシャライズに応じて前記制御
データ「1」が前記EPROM(20)から読み出さ
れ、前記ラッチ回路(22)に保持される。そして前記
ラッチ回路(22)から出力された制御データが前記第
1及び第2ゲート(17)及び(18)の制御端子に入
力され上述した図1の発振回路の時とは逆に前記第1ゲ
ート(17)がOFFし、又前記第2ゲート(18)が
ONする。その結果、前記コンデンサ(26)、抵抗
(14)、及び第1インバータ(16)によりCR発振
回路が形成される。更に、CR発振回路を形成した時、
NANDゲート(24)の一方の入力端は前記ラッチ回
路(22)のQ端子に接続され、その制御データ「1」
により前記NANDゲート(24)は開いた状態にあ
る。その為使用していない前記第2外部接続端子(1
2)をマイクロコンピュータの所定の入力端子として使
用することができる。
【0011】
【発明の効果】本発明によれば、固体振動子を用いる発
振回路と、CR発振回路とをメモリの特定アドレスの制
御データを切換えるだけで選択することができる。従っ
て1種類のICを製造すれば2種類の発振回路に対応で
きる。更に、CR発振回路を形成した時には、第2外部
接続端子をICの所定の入力端子として使用することが
でき、ピンの有効利用も実現できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例を示す回路図である。
【図2】本発明の別の実施例を示す回路図である。
【図3】従来例を示す回路図である。
【図4】従来例を示す回路図である。
【符号の説明】
(11) 第1外部接続端子 (12) 第2外部接続端子 (13) 固体振動子 (16) 第1インバータ (17) 第1ゲート (18) 第2ゲート (19) 抵抗 (20) EPROM (21) コンデンサ

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 第1及び第2外部接続端子を有し、前記
    第1及び第2外部接続端子間に固体振動子を接続した時
    第1の発振回路を形成し、前記第1外部接続端子にコン
    デンサを接続した時第2の発振回路を形成するIC化発
    振回路であって、 入力端が前記第1外部接続端子に接続されたインバータ
    と、 前記インバータの出力端と前記第2外部接続端子との間
    に接続された第1ゲートと、 前記インバータの入出力端間に直列接続された抵抗及び
    第2ゲートと、 前記第1及び第2ゲートを相補的に開閉制御するための
    制御信号を記憶するメモリとを備え、前記第1の発振回
    路を形成した時、前記第1ゲートをON、前記第2ゲー
    トをOFFし、前記第2の発振回路を形成した時、前記
    第1ゲートをOFF、前記第2ゲートをONすることを
    特徴とする発振回路。
  2. 【請求項2】 一方の入力端が前記第2外部接続端子に
    接続され、他方の入力端に前記メモリに記憶された信号
    が印加されるゲート回路を備え、前記第2の発振回路を
    形成した時、前記第2外部接続端子を入力信号端子とす
    ることを特徴とする請求項1記載の発振回路。
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