JPH0615148Y2 - 固定装置を備えたコイルスプリング - Google Patents

固定装置を備えたコイルスプリング

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JPH0615148Y2
JPH0615148Y2 JP1986152743U JP15274386U JPH0615148Y2 JP H0615148 Y2 JPH0615148 Y2 JP H0615148Y2 JP 1986152743 U JP1986152743 U JP 1986152743U JP 15274386 U JP15274386 U JP 15274386U JP H0615148 Y2 JPH0615148 Y2 JP H0615148Y2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
coil spring
fixing device
outer diameter
mold
fixing bracket
Prior art date
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Application number
JP1986152743U
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English (en)
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JPS6357833U (ja
Inventor
哲志 浄慶
豊 貞森
純治 山本
正弘 牛尾
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Toyo Tire Corp
Original Assignee
Toyo Tire and Rubber Co Ltd
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Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は車輪用サスペンシヨン、モールド成型用イス等
の家具又は玩具用等のコイルスプリングを使用して固定
使用することを必要とする一定荷重の物体を一定のクリ
アランスを保持して浮上させるあらゆる分野に使用され
る簡単にして新規な固定装置を備えたコイルスプリング
に関するものである。
〔従来の技術〕
従来、一定荷重の物体を一定のクリアランスを保持して
浮上するコイルスプリングにおいては第6、第7図に示
すようにコイルスプリング(1)の両端にブラケツト(8)を
装着固定し、かつコイルスプリング(1)の中央部に両ブ
ラケツト(8)を貫通するように中心軸(9)が取付けられる
か又はブラケツト(8)をサスペンシヨンのように重り合
わせてその内部にコイルスプリング(1)が内在する形態
になつている。その他コイルスプリング(1)自体を溶接
又は溶着剤で固定するか、又は固定部本体にコイルスプ
リングを埋込んだ形態のものなどが存在する。
〔考案が解決しようとする問題点〕
従来のコイルスプリングにおいて、その両端に固定ブラ
ケツト又はサスペンシヨン的なカバー或は中心軸がある
様な場合には最低のクリアランス時にブラケツト又はサ
スペンシヨン的なカバーが収容できるスペースを必要と
する。
そのためにコイルスプリング装置が大掛りで、複雑化し
て価格並びにメンテナンスに問題点があり、溶接や埋込
み装置の場合は取付け部分に歪が生ずるほか、交換がで
きないという問題点があつた。さらにコイルスプリング
の伸縮が上下垂直の方向のみである。
本考案は上記従来のコイルスプリングの種々な問題点に
鑑み、一定荷重の物体が一定のクリアランスを保持して
スプリングによつて浮沈する分野に使用されるコイルス
プリングが如何なる使用条件でも変形したり、脱落する
ことがなく、メンテナンスが必要な場合には容易に各部
品の交換ができ、そのため安価でありかつコイルスプリ
ングの伸縮方向が垂直方向のみでありながら、荷重のか
かる方向が垂直方向のみならず、斜上の方向から、又は
ヒンジ方式などの場合円運動的な荷重がかかる。このよ
うにフレキシブルな種々な方向の動きに対応できる固定
装置を備えたコイルスプリングであり、しかも前記従来
品とは異なり、コイルスプリングの設置に対してスペー
スの充分ない場所でも、スプリング固定ブラケツト等が
収納可能なスペースさえあれば、取付け可能ならしめる
ことを目的とするものである。
〔問題を解決するための手段〕
本考案は第1図に示すように、コイルスプリング(1)の
一端又は両端がクローズドエンドであり、該コイルスプ
リング(1)の外径が収納される内径を持つコイルスプリ
ング固定ブラケツト(4)を備え、該コイルスプリング固
定ブラケツト(4)は水平の中央部にスプリング止めホル
ダーのネジ部が挿入される開口を有する断面凹状形状体
であり、水平の中央部に該開口を有する断面凹状形状体
の深さがコイルスプリングの最縮状態時の高さと同程度
であり、かつ該コイルスプリング固定ブラケツト(4)に
コイルスプリングの一端が嵌挿されており、コイルスプ
リングの一巻目と二巻目との間にE型リング(3)がコイ
ルスプリング止めホルダー(2)の溝に嵌込まれて固定さ
れ、該コイルスプリング止めホルダー(2)のネジ部が取
付けられるべき被取付本体部分(7)にあけられた穴に差
込まれ、かつワツシヤ(5)とナツト(6)とによつて固定さ
れてなることを特徴とする固定装置を備えたコイルスプ
リングを提供するものである。
本考案に使用のコイルスプリングはその一端、好ましく
は両端がクローズドエンドであり、コイルスプリング固
定ブラケツト(4)が上記した形状の断面凹状形状体であ
り、かつその深さがコイルスプリングの最縮状態の高さ
と同等程度であればよい。またE型リングは市販のもの
が使用可能で、その外径はコイルスプリングの外径とほ
ぼ同一か又は若干小さ目であることが望ましく、コイル
スプリング止めホルダーの溝に嵌めて固定される。さら
に本考案に使用のコイルスプリングはそれを固定するブ
ラケツトが載置され、かつその載置個所にコイルスプリ
ング止めホルダーのネジ部の入る穴を穿ち得ることがで
きれば如何なるスペースの個所にでも設置可能である。
本考案はコイルスプリングの一端の一巻分をコイルスプ
リングの外径よりも若干大き目の内径を持つスプリング
固定ブラケツトとコイルスプリング止めホルダーで固定
されたE型リングではさみ、更にスプリング固定ブラケ
ツトの立上りの部分でコイルスプリングの左右前後かつ
上下へのずれを防ぎ、コイルスプリングの最縮状態が荷
重方向に対して垂直であるごとく構成されている。その
ためコイルスプリングの受ける荷重が全体へ分散されて
いるので、一点への局部荷重を防ぎ、コイルスプリング
の取付部分の歪を緩和するようになつている。
またコイルスプリング固定ブラケツトはコイルスプリン
グが縮んだときコイルスプリング外径が若干大きくなる
ためコイルスプリング固定ブラケツトに内径はスプリン
グの外径よりも若干大きくする必要がある。
〔実施例〕
本発明を図面によつて説明する。
第8図A,Bは三ツ割構造のホツトキユアモールドフオ
ーム成型用アルミニウム製金型のフランジ部分に本発明
のコイルスプリングの一端を固定して2個取付け上型(1
0)を支えるように使用した一実施例を示すもので、Aは
金型にモールドフオーム原液注入時に上型(10)を上方に
持ち上げた図、同Bはモールドフオーム注入を終え、フ
ランジ部分に取付けたコイルスプリングによつて上型(1
0)、下型(12)間に一定のクリアランスを設けた図であ
る。なお(11)は中子型である。この場合のホツトキユア
モールドフオーム成型用金型はヒンジ方式のアルミニウ
ム製金型であるため、荷重方向が垂直ではなく、円運動
的に荷重が掛つているのみならず、金型の材質がアルミ
ニウムであるため、取付位置への荷重が問題になる。コ
イルスプリングは第2図に示すように両端クローズドエ
ンドで上型の荷重に充分耐え得る3.5巻の自由高さ30mm
のものを使用した。E型リングは第4図に示すような市
販の10mmのものをそのまま使用し、スプリング止めホ
ルダーは第3図に示すもの、コイルスプリングブラケツ
トは第5図に示したものを使用し、共に材質はSS41で
ある。
〔発明の効果〕
本発明の効果を纏めると次の通りである。
(イ)本発明の固定装置を備えたコイルスプリングは脱着
が容易でメンテナンスがしやすく、各部品の交換が容易
であり、如何なる使用条件でも変形したり脱落すること
がない。
(ロ)コイルスプリング止めホルダーのネジ部の入る穴さ
えあれば例えばモールドフオーム成型用金型の上型、下
型の如何なる個所にでも取付け可能であり、上型と下型
との間が約15mmでも取付して収納可能である。
(ハ)金型などのヒンジを中心とした円運動荷重に対して
も脱落することがなく使用される。
(ニ)コイルスプリングの取付け部分の歪が少ない。
(ホ)市販のE型リングがそのまま使用できるため安価に
作成可能である。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の固定装置を備えたコイルスプリングを
被取付表面に取付けた一実施例の断面図、第2図は本発
明に使用の両端クローズドエンドのコイルスプリングの
一実施例の断面図、第3図はコイルスプリング止めホル
ダーの一実施例の断面図、第4図はE型リングの一実施
例の正面図、第5図はコイルスプリング固定ブラケツト
の一実施例の正面図と断面図、第6図、第7図は従来の
コイルスプリング装置の断面図、第8図A,Bは本発明
の固定装置を備えたコイルスプリングをモールドフオー
ム成型用金型の上型に設置した場合の一実施例を示す。 1…コイルスプリング、2…コイルスプリング止めホル
ダー 3…E型リング、4…コイルスプリング固定ブラケツト 5…ワツシヤー、6…ナツト、7…被取付本体部分 10…上型、11…中子型、12…下型
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 実公 昭47−23069(JP,Y1) 実公 昭56−17234(JP,Y2)

Claims (2)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】コイルスプリング(1)の一端又は両端がク
    ローズドエンドであり、該コイルスプリング(1)の外径
    が収納される内径を持つコイルスプリング固定ブラケツ
    ト(4)を備え、該コイルスプリング固定ブラケツト(4)は
    水平の中央部にスプリング止めホルダーのネジ部が挿入
    される開口部を有する断面凹状の形状体であり、かつ該
    水平中央部に該開口部を有する断面凹状の形状体の深さ
    がコイルスプリングの最縮状態時の高さと同程度であ
    り、かつ該コイルスプリング固定ブラケツト(4)にコイ
    ルスプリングの一端が嵌挿されており、コイルスプリン
    グの一巻目と二巻目との間にE型リング(3)がコイルス
    プリング止めホルダー(2)の溝に嵌込まれて固定され、
    該コイルスプリング止めホルダー(2)のネジ部が取付け
    られるべき被取付け本体部分(7)にあけられた穴に差込
    まれ、かつワツシヤ(5)とナツト(6)とによつて固定され
    てなることを特徴とする固定装置を備えたコイルスプリ
    ング。
  2. 【請求項2】E型リング(3)の外径がコイルスプリング
    (1)の外径とほぼ同一か又は若干小さめである実用新案
    登録請求の範囲第1項記載の固定装置を備えたコイルス
    プリング。
JP1986152743U 1986-10-03 1986-10-03 固定装置を備えたコイルスプリング Expired - Lifetime JPH0615148Y2 (ja)

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JP1986152743U JPH0615148Y2 (ja) 1986-10-03 1986-10-03 固定装置を備えたコイルスプリング

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JP1986152743U JPH0615148Y2 (ja) 1986-10-03 1986-10-03 固定装置を備えたコイルスプリング

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JPS6357833U JPS6357833U (ja) 1988-04-18
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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS4723069U (ja) * 1971-04-07 1972-11-15
JPS5617234U (ja) * 1979-07-16 1981-02-14

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