JP2547227Y2 - 発音装置 - Google Patents
発音装置Info
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- JP2547227Y2 JP2547227Y2 JP4113091U JP4113091U JP2547227Y2 JP 2547227 Y2 JP2547227 Y2 JP 2547227Y2 JP 4113091 U JP4113091 U JP 4113091U JP 4113091 U JP4113091 U JP 4113091U JP 2547227 Y2 JP2547227 Y2 JP 2547227Y2
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- piezoelectric element
- sound
- pressure
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Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本考案は周囲の温度環境によって
音圧が変化しない発音装置に関する。
音圧が変化しない発音装置に関する。
【０００２】
【従来の技術】圧電素子を使用した圧電ブザー等の発音
装置は、構造が比較的簡単なことから種々の分野に使用
されている。
装置は、構造が比較的簡単なことから種々の分野に使用
されている。
【０００３】図５及び図６は従来の圧電ブザーを示して
いる。図５に示す圧電ブザーによれば、音響ケース１０
内の放音穴１１の周囲に、該音響ケース１０の底部に垂
下する支持脚１２を設け、該支持脚１２の下端に、圧電
素子１３をシリコン樹脂接着剤１４によって固定してい
る。また、図６に示す圧電ブザーによれば、音響ケース
１０の内周の略中間高さ位置に取付段部１５を設け、該
取付段部１５に、圧電素子１３をシリコン樹脂接着剤１
４によって固定している。
いる。図５に示す圧電ブザーによれば、音響ケース１０
内の放音穴１１の周囲に、該音響ケース１０の底部に垂
下する支持脚１２を設け、該支持脚１２の下端に、圧電
素子１３をシリコン樹脂接着剤１４によって固定してい
る。また、図６に示す圧電ブザーによれば、音響ケース
１０の内周の略中間高さ位置に取付段部１５を設け、該
取付段部１５に、圧電素子１３をシリコン樹脂接着剤１
４によって固定している。
【０００４】
【考案が解決しようとする課題】しかしながら、前者の
圧電ブザー（図５）及び後者の圧電ブザー（図６）によ
れば、いずれも防水対策のため圧電素子１３の背面側の
空間１６を密閉しており、周囲の温度変化により該空間
１６内の圧力が増圧又は減圧し、圧電素子１３に負荷が
加わり、音響インピーダンスが変化するおそれがあり、
圧力増加による音圧低下や、圧電素子１３の高調波の増
加をもたらす等の不都合があつた。また、上記従来のも
のはいずれも圧電素子と音響ケースとが直接接着されて
いるため、固体伝播による影響を受け、音響インピーダ
ンスが音響ケースにより左右されやすいという欠点があ
る。
圧電ブザー（図５）及び後者の圧電ブザー（図６）によ
れば、いずれも防水対策のため圧電素子１３の背面側の
空間１６を密閉しており、周囲の温度変化により該空間
１６内の圧力が増圧又は減圧し、圧電素子１３に負荷が
加わり、音響インピーダンスが変化するおそれがあり、
圧力増加による音圧低下や、圧電素子１３の高調波の増
加をもたらす等の不都合があつた。また、上記従来のも
のはいずれも圧電素子と音響ケースとが直接接着されて
いるため、固体伝播による影響を受け、音響インピーダ
ンスが音響ケースにより左右されやすいという欠点があ
る。
【０００５】従って、本考案の目的は、圧力増加による
音圧低下や圧電素子の高調波の増加等が生じない発音装
置を提供することにある。
音圧低下や圧電素子の高調波の増加等が生じない発音装
置を提供することにある。
【０００６】
【課題を解決するための手段】前記目的を達成するた
め、本考案は、放音穴を有する音響ケースと、蛇腹構造
を有し、前記音響ケースの底部に固定された圧電素子支
持体と、前記圧電素子支持体の支持部に前記放音穴に対
向するように取り付けられた圧電素子とを具備したこと
を特徴とする発音装置を提供するものである。
め、本考案は、放音穴を有する音響ケースと、蛇腹構造
を有し、前記音響ケースの底部に固定された圧電素子支
持体と、前記圧電素子支持体の支持部に前記放音穴に対
向するように取り付けられた圧電素子とを具備したこと
を特徴とする発音装置を提供するものである。
【０００７】
【作用】本考案の発音装置によれば、周囲の温度変化に
より圧電素子の背面側の空間、すなわち圧電素子支持体
の内部の圧力変化があっても、該圧電素子支持体自身が
伸縮してこの圧力変化を吸収してしまい、圧電素子に負
荷がかかるおそれがない。また、圧電素子が直接音響ケ
ースに取り付けられていないため固体伝播による影響を
受けにくい。
より圧電素子の背面側の空間、すなわち圧電素子支持体
の内部の圧力変化があっても、該圧電素子支持体自身が
伸縮してこの圧力変化を吸収してしまい、圧電素子に負
荷がかかるおそれがない。また、圧電素子が直接音響ケ
ースに取り付けられていないため固体伝播による影響を
受けにくい。
【０００８】
【実施例】以下、本考案の一実施例を図面を参照して説
明する。
明する。
【０００９】なお、図１乃至図４は本考案の一実施例を
示すもので、図１は発音装置の断面図、図２は圧電素子
支持体の平面図、図３は図２に示す圧電素子支持体の側
面図、図４は図２に示す圧電素子支持体の要部の拡大断
面図である。
示すもので、図１は発音装置の断面図、図２は圧電素子
支持体の平面図、図３は図２に示す圧電素子支持体の側
面図、図４は図２に示す圧電素子支持体の要部の拡大断
面図である。
【００１０】本実施例の発音装置は、放音穴１ａを有す
る合成樹脂製の音響ケース１と、前記音響ケース１の底
部１ｂに接着剤等により固定された合成ゴム製の、蛇腹
構造を有した圧電素子支持体２と、前記圧電素子支持体
２の上端部に設けた支持部としての上端開口部２ａに前
記放音穴１ａに対向するようにはめ込んで取り付けられ
た圧電素子３とを具備して構成されている。
る合成樹脂製の音響ケース１と、前記音響ケース１の底
部１ｂに接着剤等により固定された合成ゴム製の、蛇腹
構造を有した圧電素子支持体２と、前記圧電素子支持体
２の上端部に設けた支持部としての上端開口部２ａに前
記放音穴１ａに対向するようにはめ込んで取り付けられ
た圧電素子３とを具備して構成されている。
【００１１】前記音響ケース１は、略円筒状に形成され
ている。また、前記圧電素子支持体２も、略円筒状で
（図２参照）、その外径は前記音響ケース１の内径より
も若干小さく設定され、前記音響ケース１の内周面との
間に僅かな隙間をもって収められるようにしてある。
ている。また、前記圧電素子支持体２も、略円筒状で
（図２参照）、その外径は前記音響ケース１の内径より
も若干小さく設定され、前記音響ケース１の内周面との
間に僅かな隙間をもって収められるようにしてある。
【００１２】また、前記圧電素子支持体２の上端開口部
２ａの内周面には、図４に示すように、前記圧電素子３
の外周縁を嵌め込むための凹溝２ｂが設けられている。
前記圧電素子３は、この凹溝２ｂによって前記圧電素子
支持体２に対してガタ付くことなく（不要な微動をする
ことなく）取り付けられている。従って、前記圧電素子
３の背面側の空間、すなわち前記圧電素子支持体２内の
空間４は密閉されることになり、該空間４内に水等が侵
入するおそれはない。
２ａの内周面には、図４に示すように、前記圧電素子３
の外周縁を嵌め込むための凹溝２ｂが設けられている。
前記圧電素子３は、この凹溝２ｂによって前記圧電素子
支持体２に対してガタ付くことなく（不要な微動をする
ことなく）取り付けられている。従って、前記圧電素子
３の背面側の空間、すなわち前記圧電素子支持体２内の
空間４は密閉されることになり、該空間４内に水等が侵
入するおそれはない。
【００１３】前記圧電素子支持体２の蛇腹構造部２ｃ
は、温度変化ΔＴに対する該圧電素子支持体２の空間４
内の圧力ｐの増加が（１＋ΔＴ／273）倍であることか
ら、この圧力ｐの増加分を吸収出来るように設計されて
いる。すなわち、前記蛇腹構造部２ｃの節の厚さｔは、
温度変化による圧力ｐの増加に対し前記圧電素子３がス
ムーズに上昇又は下降するようにゴムの硬度に応じて設
定されている。
は、温度変化ΔＴに対する該圧電素子支持体２の空間４
内の圧力ｐの増加が（１＋ΔＴ／273）倍であることか
ら、この圧力ｐの増加分を吸収出来るように設計されて
いる。すなわち、前記蛇腹構造部２ｃの節の厚さｔは、
温度変化による圧力ｐの増加に対し前記圧電素子３がス
ムーズに上昇又は下降するようにゴムの硬度に応じて設
定されている。
【００１４】以上のように構成された本実施例の発音装
置によれば、温度変化により圧電素子３の空間４内の圧
力が上昇すれば、これに伴って蛇腹構造部２ｃにより圧
電素子支持体２が伸び、また反対に空間４内の圧力が下
降すれば、これに伴って蛇腹構造部２ｃにより圧電素子
支持体２が縮み、この圧力変化を吸収するため、圧電素
子３に負荷がかからず、音圧低下や高調波の増加等の不
都合が生じるおれはなく、良好な音色が得られる。ま
た、空間４は密封されていることから、水等が侵入する
おそれがない。
置によれば、温度変化により圧電素子３の空間４内の圧
力が上昇すれば、これに伴って蛇腹構造部２ｃにより圧
電素子支持体２が伸び、また反対に空間４内の圧力が下
降すれば、これに伴って蛇腹構造部２ｃにより圧電素子
支持体２が縮み、この圧力変化を吸収するため、圧電素
子３に負荷がかからず、音圧低下や高調波の増加等の不
都合が生じるおれはなく、良好な音色が得られる。ま
た、空間４は密封されていることから、水等が侵入する
おそれがない。
【００１５】なお、本考案の発音装置は、前記実施例に
示すものに限定されない。要は蛇腹構造を有した圧電素
子支持体によって圧電素子を支持してあればよい。
示すものに限定されない。要は蛇腹構造を有した圧電素
子支持体によって圧電素子を支持してあればよい。
【００１６】
【考案の効果】以上説明したように本考案の発音装置に
よれば、圧力増加による音圧低下や圧電素子の高調波の
増加等が生じない。また、音響ケースからの固体伝播に
よる影響を受けにくい。
よれば、圧力増加による音圧低下や圧電素子の高調波の
増加等が生じない。また、音響ケースからの固体伝播に
よる影響を受けにくい。
【図１】発音装置の断面図である。
【図２】図２は圧電素子支持体の平面図である。
【図３】図２に示す圧電素子支持体の側面図である。
【図４】図２に示す圧電素子支持体の要部の拡大断面図
である。
である。
【図５】従来技術を示す断面図である。
【図６】従来技術を示す断面図である。
１ 音響ケース １ａ 放音穴 ２ 圧電素子支持体 ２ａ 支持部 ２ｃ 蛇腹構造部 ３ 圧電素子
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 ＦＩ 技術表示箇所 Ｇ１０Ｋ 9/12 １０１Ｋ
Claims (1)
- 【請求項１】 放音穴を有する音響ケースと、蛇腹構造
を有し、前記音響ケースの底部に固定された圧電素子支
持体と、前記圧電素子支持体の支持部に前記放音穴に対
向するように取り付けられた圧電素子とを具備したこと
を特徴とする発音装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP4113091U JP2547227Y2 (ja) | 1991-06-03 | 1991-06-03 | 発音装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP4113091U JP2547227Y2 (ja) | 1991-06-03 | 1991-06-03 | 発音装置 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH04133293U JPH04133293U (ja) | 1992-12-11 |
| JP2547227Y2 true JP2547227Y2 (ja) | 1997-09-10 |
Family
ID=31921981
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP4113091U Expired - Fee Related JP2547227Y2 (ja) | 1991-06-03 | 1991-06-03 | 発音装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2547227Y2 (ja) |
-
1991
- 1991-06-03 JP JP4113091U patent/JP2547227Y2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH04133293U (ja) | 1992-12-11 |
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Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |