JPH079103Y2 - 加速度計のフラッパ - Google Patents

加速度計のフラッパ

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JPH079103Y2
JPH079103Y2 JP3620893U JP3620893U JPH079103Y2 JP H079103 Y2 JPH079103 Y2 JP H079103Y2 JP 3620893 U JP3620893 U JP 3620893U JP 3620893 U JP3620893 U JP 3620893U JP H079103 Y2 JPH079103 Y2 JP H079103Y2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
flapper
bobbin
accelerometer
pedestal
disk
Prior art date
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Expired - Lifetime
Application number
JP3620893U
Other languages
English (en)
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JPH0672062U (ja
Inventor
一浩 佐久間
博仁 伊藤
光章 加増
健次 倉本
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Japan Aviation Electronics Industry Ltd
Original Assignee
Japan Aviation Electronics Industry Ltd
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Publication date
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  • Transmission And Conversion Of Sensor Element Output (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この考案は加速度計のフラッパ、
より詳細に述べると、加速度計内に配設する可動要素の
構造に関する。
【0002】
【考案の背景】物体の線形加速度に応答してこれを感知
する装置には各種のものが開発されている。とくに、そ
の作動についての要求と、最近における進歩した技術と
から、加速度計の感度についての要件が一段と厳しさを
加えている。加速度計の作動についての安定性、鋭敏
性、正確度は、加速度計の使用環境における広範囲な温
度変化の中にあって、十分に維持されなければならな
い。
【0003】そうした目的を達成するために、従来から
加速度計を構成する各部要素の材質あるいは構造に多く
の提案がなされている。
【0004】たとえば、さきに開発した特開昭61−1
7959号(特公平2−38912号・特許第1612
549号)に記載されている「加速度計」の特許発明に
おいては、その実施例として、バネ特性のすぐれた恒弾
性非磁性金属で製したフラッパを、このフラッパとは材
質が異なり、熱膨脹係数の相違するアルミニウム製のボ
ビンと組み合わせるに当って、両者を直接に固着するこ
となく、フラッパと同等の熱膨脹係数の材料で製した支
持台を設け、この支持台の平坦な一端をフラッパの表面
に接着し、ボビンをねじによって支持台に固定すること
を開示している。
【0005】この特許発明に記載の加速度計は、よくそ
の目的を達成し、格別の効果があるものであるが、その
取付け手段が面倒なことが難点である。
【0006】
【考案の目的】以上に述べた多くの問題を考慮して、こ
の考案の主目的は、加速度計において最も重要な可動要
素であるフラッパを熱的に安定した構造として提供する
ことにある。
【0007】この考案の目的はフラッパとこれに取付け
るコイルの支持部材との間に生ずる熱応力に基づく加速
度計の測定誤差を未然に阻止する加速度計のフラッパを
提供することにある。
【0008】この考案の目的はまた構造が簡単で製作が
容易であり、しかも熱的に安定した加速度計のフラッパ
を提供することにある。
【0009】
【考案の構成】この考案の好ましい実施態様を図面につ
いて説明する。
【0010】まず第一に、この考案に関連する加速度計
10は、それぞれ磁石12が収容してあって、軸線X−
Xを中心とする円筒形の1対の磁石組立体14,16
と、これら組立体14,16の間に固定した円板18と
から成っている。
【0011】この円板18は、周縁支持部20と環状溝
22とヒンジ部24とによって移動可能に構成した中央
円板すなわちフラッパ26を構成している。フラッパ2
6を形成する円板18は、一般に金属、弾性導電体、溶
融コーツ、恒弾性非磁性金属が用いられる。
【0012】このフラッパ26の両面には、それぞれそ
の中央にボビン28が固定してあって、これにトルクコ
イル30が巻回してある。ボビン28は非磁性で比重が
小さく絶縁処理が容易に行なえるアルミニウム製とす
る。
【0013】ところで、加速度計の心臓部を構成するフ
ラッパ26においては、熱膨脹係数が僅かに異なる材料
を互いに接続して使用すると、熱応力に基づく測定誤差
を生ずる。
【0014】そこで、この考案によれば、互いに材質の
異なるフラッパ26にボビン28を固定する部分に特徴
を有する。すなわち、ボビン28は底部を有しない中空
の円筒36に構成する(第2図)か、あるいは底部38
の中央に円形開口40を設けた(第4図)ものとしてあ
る。
【0015】第2図に示すように、ボビン28に底部を
有することなく中空の円筒36としたものにおいては、
この中空円筒36の底部内周壁に嵌装することのできる
円形の台座42を用いてフラッパ26の表面に固定す
る。その固定には、ねじその他の機械的要素を用いるこ
とができないので、接着剤を使用する。台座42は、第
2図に示すように、円板と軸部とから成り、その長手方
向の横断面がT字形をなすようにしてある。この台座4
2の円板の外周縁を中空円筒体のボビン36の内壁に接
着剤を用いて固定する。
【0016】また、第4図に示すように、ボビン28の
底部38に円形開口40を設けたものにおいては、台座
42はその開口40に嵌装することのできる円板とす
る。両者の固定には接着剤を使用する。
【0017】台座42はフラッパ26と同一熱膨脹係数
の物質製、たとえば合成石英ガラス製とし、台座42と
ボビン28の円筒36の底部内周壁または円筒開口40
との接合およびフラッパ26と台座42とは適当な接着
剤を用いて固着する。
【0018】なお、必要に応じては台座42をフラッパ
26と一体に形成することもできる。
【0019】
【考案の効果】この考案によれば、以上に述べた通り、
コイル30のボビン28をフラッパ26に固定する台座
42との接合面を円筒面とし、しかも台座42をフラッ
パ26と同一の材質としてあるので、コイル30を巻回
するボビン28と可動部であるフラッパ26との材質の
相違により温度変化に従って生起する熱応力は台座42
によって吸収されてフラッパ26に影響を与えることが
なく、加速度計10の熱的特性すなわち熱安定性を向上
させるものであり、その組立を極めて簡易にするもので
ある。
【図面の簡単な説明】
【図1】この考案のフラッパを適用する加速度計の概要
を説明する組立分解略図である。
【図2】この考案のフラッパの第一の実施態様を示す縦
断面図である。
【図3】図3はそのフラッパの台座を円板とした変更態
様を示す縦断面図である。
【図4】この考案のフラッパの第二の実施態様を示す縦
断面図である。
【符号の説明】
10……加速度計 18……円板 22……環状溝 24……ヒンジ部 26……フラッパ 28……ボビン 30……コイル 36……中空円筒のボビン 40……ボビン底部38の中央円形開口 42……台座

Claims (2)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】1対の磁石組立体(14,16)の間に配
    設するフラッパ(26)の上面と下面とに配設するコイ
    ル巻回用のボビン(36)を底部を有しない中空の円筒
    体に構成することと、前記ボビン(36)に前記フラッ
    パ(26)に固定する台座(42)を設けることと、前
    記台座(42)を前記フラッパ(26)と同一の熱膨脹
    係数の物質製で、円板と軸部とから成る断面がT字状を
    なすものとしたことと、前記中空円筒体のボビン(3
    6)の内壁に前記台座(42)の円板の外周縁を接続し
    て成る加速度計のフラッパ。
  2. 【請求項2】前記中空円筒体のボビン(36)を中央に
    円形の開口(40)を有する底部(38)を設けたもの
    とし、前記台座(42)の円板の外周縁を前記ボビンの
    円形の開口(40)の内周に接続して成る実用新案登録
    請求の範囲第1項に記載の加速度計のフラッパ。
JP3620893U 1993-06-08 1993-06-08 加速度計のフラッパ Expired - Lifetime JPH079103Y2 (ja)

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JP3620893U JPH079103Y2 (ja) 1993-06-08 1993-06-08 加速度計のフラッパ

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JP3620893U JPH079103Y2 (ja) 1993-06-08 1993-06-08 加速度計のフラッパ

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JPH0672062U JPH0672062U (ja) 1994-10-07
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Effective date: 19951003