JPH0437481Y2 - - Google Patents

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JPH0437481Y2
JPH0437481Y2 JP18556787U JP18556787U JPH0437481Y2 JP H0437481 Y2 JPH0437481 Y2 JP H0437481Y2 JP 18556787 U JP18556787 U JP 18556787U JP 18556787 U JP18556787 U JP 18556787U JP H0437481 Y2 JPH0437481 Y2 JP H0437481Y2
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support
spacer
leg
tapered
chair
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Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本考案は椅子の支柱取付構造に関し、一層詳細
には、支柱が脚部に容易に連結しうると共に、当
該脚部への連結部において座の高さ調節が容易に
行える椅子の支柱取付構造に関する。
(従来の技術とその問題点) 支柱を脚部に容易に連結しうる支柱取付構造と
して、従来においては第8図に示すように、支柱
10の下部を下方に向つて縮径するテーパー状の
嵌合部12に形成し、該嵌合部12により、脚部
14に設けたテーパー穴16に嵌合するだけの簡
易な構造が採用されているものがある。
しかしこの簡易な支柱取付構造にも次のような
問題点がある。
すなわち、このような簡易な構造の椅子におい
ては、支柱10もパイプ材が使われることが多い
のであるが、パイプ材にテーパー状の嵌合部を精
度よく設けるのは困難であつた。
また従来のこの種構造の椅子においては、支柱
10はただ単に脚部14に連結されるだけのもの
であり、座の高さが固定されたものにすぎない。
座の高さを調節しようとすれば、長さの異なる他
の支柱を用いるか、他に別途座の高さ調節機構を
設けねばならないが、これでは構造を簡易化しよ
うとする椅子の目的に反する。
そこで本考案では、簡易な構造でありながら、
連結部において座の高さも容易に調節しうる高さ
調節機構を具備する椅子の支柱取付構造を提供す
ることを目的としている。
(問題点を解決するための手段) 上記目的による本考案では、脚部に設けた下方
に向つて縮径するテーパー穴に、支柱下部のテー
パー状の嵌合部を嵌入して支柱を脚部に取付ける
ようにした椅子の支柱取付構造において、前記支
柱は横断面形状が上下に亘つて同一なストレート
材により形成され、該支柱下部に、外周面が前記
脚部のテーパー穴に対応するテーパー面に形成さ
れ、軸線上に前記支柱が挿通可能な軸孔が形成さ
れ、かつ外周に外周面から軸孔に至るスリ割が形
成されたスペーサーを、軸孔内壁面と支柱外壁面
との間に設けた凹凸嵌合部により軸線方向に複数
段に亘つて移動可能に装着し、該スペーサーを介
して支柱が脚部に取付けられることを特徴として
いる。
(作用) スペーサーにはスリ割が設けられているので、
スリ割を広げるようにすることでスペーサーを支
柱下部で移動させることができ、また支柱外壁面
との間に設けた凹凸係合部により支柱下部の所定
位置に複数段に亘つて装着可能となる。
スペーサーを介して支柱を脚部に取付けること
ができ、その際上記のように支柱下部へのスペー
サーの取付位置を変えることで座の高さを容易に
調節することができる。
座への荷重は支柱、凹凸係合部、スペーサーを
介して脚部のテーパー穴壁面で受けられることに
なるが、この荷重はスペーサーのスリ割を狭める
方向に作用し、この結果スペーサーが密にテーパ
ー穴に嵌合するし、またスペーサーと支柱も密に
連結する。
(実施例) 以下では本考案の好適な実施例を添付図面に基
づいて詳細に説明する。
第1図において14は脚部、10はこの脚部1
4に取付けられる支柱である。
脚部14には適宜にキヤスター等が取付けら
れ、また支柱10上部には座受部を介して座やそ
の他の椅子構成部材が取付けられるのであるが、
いずれも公知のものであるので説明および図示を
省略する。
脚部14にはその支柱10が連結される部位
に、従来と同様に下方に向けて縮径するテーパー
穴16が形成されている。
一方支柱10は、本実施例ではストレートのパ
イプ材が用いられている。
本考案における特徴は脚部14と支柱10とを
スペーサー18を介して連結する点にある。
スペーサー18は、樹脂等の材料により、外周
面が脚部14のテーパー穴16に嵌入しうるよう
に下部が縮径されたテーパー面に形成され、また
軸線上には支柱10が挿通する軸孔20が設けら
れている。軸孔20内壁には嵌合突部22が突設
されている。またスペーサー18は第2図から明
らかなように上下方向にスリ割24が形成されて
おり、スリ割24を広げることによつて軸孔20
を拡径しうるようになつている。
一方支柱10の下部外周には、スペーサー18
の軸孔20内壁に設けた嵌合突部22が嵌入しう
る係止凹部26が上下方向に複数段に亘つて設け
られている。本実施例では係止凹部26はパイプ
材の支柱10に開口された孔になつている。
なお嵌合突部22の形状は特に限定されるもの
ではなく、単なる複数の突起であつても、周方向
に伸びる突条であつてもよく、また係止凹部26
もこれらの嵌合突部22に対応した形状であれ
ば、孔であつても凹溝であつてもよいことはもち
ろんである。
支柱10もパイプ材でなく、棒材であつてもよ
い。また、もちろんテーパー穴16等の形状も円
錐台状でなく、角錐台状であつてもよい。
以上のように構成されているから、スペーサー
18をその嵌合突部22が支柱10の係止凹部2
6に嵌入するようにして支柱10上に取付け、こ
のスペーサー18を介して支柱10を脚部14に
連結することができる。支柱10、すなわち座の
高さを調節するには、スペーサー18の嵌合突部
22が支柱10の他の位置の係止凹部26に嵌入
させればよい(第3図参照)。この場合スペーサ
ー18にはスリ割24が入つているので、このス
リ割24を広げることで、スペーサー18を容易
に支柱10上で動かすことができる。
なお椅子の座に荷重が加わると、この荷重は、
係止凹部26、嵌合突部22、スペーサー18を
介してテーパー穴16内壁面で受けられることに
なるが、この荷重はスリ割24を挟める方向に作
用し、この結果スペーサー18が密にテーパー穴
16に嵌合するし、またスペーサー18と支柱1
0も密に連結する。
第4図は他の実施例を示す。
この実施例ではパイプ材からなる支柱10に係
合凹部26として周溝に形成した例を示す。
第5図はさらに他の実施例を示す。
本実施例ではスペーサー18の内壁面にも係止
凹部28を形成し、この係止凹部28と支柱10
側の係止凹部26内に第6図に外観を示す係止リ
ング30を介在させてスペーサー18と支柱10
とを連結しうるようにしている。
本実施でも同様の作用効果を奏する。
第7図はまた別の実施例を示す。
この実施例では、スペーサー18内壁に上下方
向に2段の嵌合突部22,22を設け、支柱10
下部にはこの嵌合突部22,22と等間隔に複数
段の係止凹部26を設けている。
本実施例では2段の嵌合突部と係止凹部で荷重
を受けるから荷重が分散される効果がある。な
お、座の高さ調節は上記各実施例と同様に行え
る。
以上、本考案につき好適な実施例を挙げて種々
説明したが、本考案はこの実施例に限定されるも
のではなく、考案の精神を逸脱しない範囲内で多
くの改変を施し得るのはもちろんのことである。
(考案の効果) 以上から明らかなように本考案に係る椅子の支
柱取付構造によれば次のような作用効果を奏す
る。
支柱を脚部に対して従来と同様に容易に連結
できる。
座の高さを、支柱に対してスペーサーの嵌合
位置を変えるだけで容易に調節できる。
スペーサーにスリ割が入つているので、支柱
をスペーサーを介して脚部に取付けても3者が
密に連結し、支柱のグラツキ等も生じない。
支柱にテーパー部を形成する必要がなく、パ
イプ材等をほとんどそのまま使用できるし、ス
ペーサーは樹脂を用いれば容易に成形加工でき
るので、スペーサーが部材として増えても、全
体の製造コストの低減化ができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案に係る支柱取付構造の一例を示
す部分断面図、第2図はスペーサーの一例を示す
斜視図、第3図は支柱を一段高く調節した状態を
示す部分断面図、第4図は支柱の係止凹部を周溝
に形成した実施例の部分断面図、第5図はさらに
他の実施例を示す部分断面図、第6図はその係止
リングの斜視図、第7図はまたさらに他の実施例
を示す部分断面図である。第8図は従来の椅子の
支柱取付構造を示す部分断面図である。 10……支柱、12……嵌合部、14……脚
部、16……テーパー穴、18……スペーサー、
20……軸孔、22……嵌合突部、24……スリ
割、26……係止凹部、28……係止凹部、30
……係止リング。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 脚部に設けた下方に向つて縮径するテーパー穴
    に、支柱下部のテーパー状の嵌合部を嵌入して支
    柱を脚部に取付けるようにした椅子の支柱取付構
    造において、 前記支柱は横断面形状が上下に亘つて同一なス
    トレート材により形成され、 該支柱下部に、外周面が前記脚部のテーパー穴
    に対応するテーパー面に形成され、軸線上に前記
    支柱が挿通可能な軸孔が形成され、かつ外周に外
    周面から軸孔に至るスリ割が形成されたスペーサ
    ーを、軸孔内壁面と支柱外壁面との間に設けた凹
    凸嵌合部により軸線方向に複数段に亘つて移動可
    能に装着し、 該スペーサーを介して支柱が脚部に取付けられ
    ることを特徴とする椅子の支柱取付構造。
JP18556787U 1987-12-04 1987-12-04 Expired JPH0437481Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP18556787U JPH0437481Y2 (ja) 1987-12-04 1987-12-04

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JP18556787U JPH0437481Y2 (ja) 1987-12-04 1987-12-04

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Publication Number Publication Date
JPH0189050U JPH0189050U (ja) 1989-06-12
JPH0437481Y2 true JPH0437481Y2 (ja) 1992-09-03

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JP18556787U Expired JPH0437481Y2 (ja) 1987-12-04 1987-12-04

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