JPH06151293A - 処理装置 - Google Patents

処理装置

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JPH06151293A
JPH06151293A JP32370492A JP32370492A JPH06151293A JP H06151293 A JPH06151293 A JP H06151293A JP 32370492 A JP32370492 A JP 32370492A JP 32370492 A JP32370492 A JP 32370492A JP H06151293 A JPH06151293 A JP H06151293A
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  • Exposure Of Semiconductors, Excluding Electron Or Ion Beam Exposure (AREA)
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 インターフェース部において処理を可能に
し、トラブル発生時には被処理体を退避させて過剰処理
を防止すると共に、処理の安定性が図れる処理装置を提
供する。 【構成】 塗布・現像ステーション1と露光ステーショ
ン2間を被処理体Wの受渡しを行うインターフェース部
3で接続する。インターフェース部3に熱処理部25を
設けると共に、トラブル発生時に熱処理部25からウエ
ハWを退避させる退避部26を設ける。これにより、イ
ンターフェース部3において処理を行うことができ、ト
ラブル発生時には熱処理部25からウエハWを退避させ
てオーバーベーク等の不具合を防止することができ、処
理の安全化を図ることができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、処理装置に関するも
のである。
【0002】
【従来の技術】第1および第2処理部間を被処理体の受
渡しを行うインターフェース部で接続した処理装置とし
て、半導体ウエハ(以下にウエハという)の処理装置が
知られている。この処理装置は、第1処理部としてウエ
ハにレジスト膜の形成および現像を行う塗布・現像ステ
ーションと、第2処理部として露光ステーションを備え
ている。また、インターフェース部にはウエハの受渡し
用搬送機構が設けられている。
【0003】ところで、露光ステーションで処理された
ウエハは、その安定性を図る上で直ちに次処理(第3処
理)である熱処理(ベーク)を施すことが望ましい。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
この種の処理装置においては、露光後の熱処理を行うた
めに塗布・現像ステーションに装備されている熱処理部
を利用するようにしていたため、露光後直ちに熱処理を
行うことが困難であった。また、露光後の熱処理におい
ては、オーバーベークを防止するために厳しい時間管理
と温度管理が要求されているが、例えば熱処理部の次の
処理部(冷却処理部)でトラブルが発生して熱処理後の
ウエハを熱処理部から次の処理部に移動できなくなった
場合、オーバーベークを招く問題があった。
【0005】この発明は、上記事情を考慮してなされた
もので、インターフェース部において熱処理を可能と
し、トラブル発生時には熱処理部から被処理体を退避さ
せてオーバーベーク等の過剰処理を防止することがで
き、処理の安定性が図れる処理装置を提供することを目
的としている。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
にこの発明の第1の処理装置は、第1および第2処理部
間を被処理体の受渡しを行うインターフェース部で接続
した処理装置において、上記インターフェース部に第3
処理部を設けると共に、第3処理部から被処理体を退避
させる退避部を設けたことを特徴としている。なお、イ
ンターフェース部に第3処理部と退避部を設けるだけで
目的は達成されるが、装置の小形化を図る上で第3処理
部と退避部とが垂直方向に積層配置されていることが好
ましい。
【0007】また、この発明の第2の処理装置は、塗布
・現像処理部と露光処理部を被処理体の受渡しを行うイ
ンターフェースで接続した処理装置において、上記イン
ターフェース部に露光後の被処理体を加熱処理する熱処
理部を設けると共に、この熱処理部の垂直方向にトラブ
ル発生時に熱処理部から熱処理後の被処理体を退避させ
る冷却機能を有する退避部を設けたことを特徴としてい
る。
【0008】
【作用】上記のように構成されるこの発明の処理装置に
よれば、インターフェース部に第3処理部を設けること
により、第2処理部での処理後直ちに次の処理を行うこ
とが可能となる。また、トラブル発生時には被処理体を
第3処理部から退避部に退避させることにより、オーバ
ーベーク等の不具合の発生を防止することができる。従
って、処理の安定した被処理体が得られる。
【0009】
【実施例】以下、この発明の一実施例を添付図面に基づ
いて詳述する。
【0010】なお、図はこの発明を半導体ウエハの処理
装置に適用した場合の実施例を示している。図1ないし
図3において、1は第1処理部である塗布・現像ステー
ションであり、この塗布・現像ステーション1には第2
処理部である露光ステーション2が被処理体であるウエ
ハの受渡しを行うインターフェース部3を介して接続さ
れている。
【0011】上記塗布・現像ステーション1には、X
(水平,図2の左右)方向に伸びるメイン搬送路4に沿
って移動自在でかつ昇降、回転自在な主処理部用搬送機
構であるメイン搬送アーム5が設けられると共に、この
メイン搬送路4の両側には、例えばアドヒージョン部
6、冷却部7、ベーク部8、塗布部9、現像部10など
の処理部が配置されている。
【0012】上記インターフェース部3には、メイン搬
送路4の端部すなわち塗布・現像ステーションの搬出入
口11に面して冷却機能を有する中間受渡し台12が設
けられると共に、露光ステーション2に面して搬入用載
置台13および搬出用載置台14が配置されている。ま
た、インターフェース部3には、X方向、これと直交す
るY(図2の前後)方向、昇降(Z方向)および回転
(θ方向)自在なウエハの受渡し用搬送機構15が設け
られている。この搬送機構15は例えばボールねじ機構
によりY方向に移動される移動体16を有し、この移動
体16には昇降機構17および回転機構18を介して搬
送基台19が昇降および回転自在に設けられ、この搬送
基台19にはウエハを保持するピンセット20が進退自
在に設けられている。ピンセット20の前端部および後
端部にはウエハの前後の位置を規制する規制部21,2
2(段部)が突設され、搬送基台19にはピンセット2
0が後端位置まで後退したときに、ピンセット20に保
持されているウエハの後方側の周縁部に当接する当接部
23を内面に有する一対の位置決め部材24がピンセッ
ト20の移動路を挟んで両側に設けられている。
【0013】そして、上記インターフェース部3には第
3処理部としての熱処理部25が設けられると共に、退
避が必要とされる時、例えばトラブル発生時に上記熱処
理部25からウエハを退避させる退避部26が設けられ
ている。特に、露光後のウエハには厳しい時間管理およ
び温度管理が要求されることから、実施例では上記熱処
理部25の近傍には第4処理部である冷却処理部27が
設けられている。また、本実施例ではこれらの処理部2
5,27および退避部26が上記中間受渡し台12の垂
直方向に積層配置例えば下部垂直の同一軸線上に配置さ
れ、装置の小形化が図られている。
【0014】更に具体的には、中間受渡し台12は背板
28を介して4段の棚部29a〜29dを形成してなる
棚本体30の最上段の棚部29aに設けられ、その下方
の棚部29b〜29dに熱処理部25、冷却処理部27
および退避部26が順に設けられている。なお、これら
熱処理部25、冷却処理部27および退避部26は順序
を違えて配置してもよい。
【0015】熱処理部25は、図4に示すように、棚部
29bに設けられた上部の開放した箱体31を有し、こ
の箱体31内にはウエハWを載置する加熱板32が配置
されている。加熱板32にはウエハWの受取り受渡し時
に加熱板32より突出してウエハWを支持する複数本例
えば3本のピン33が昇降自在に嵌挿され、これらのピ
ン33の下端部は昇降枠34を介して図示しない昇降機
構に連結されている。加熱板32の上方にはウエハWの
搬出入用スペースSを介して上部カバー35が設けら
れ、この上部カバー35には加熱処理時に発生するガス
を排出する排気ダクト36が接続されている。また、箱
体31内には搬出入用スペースSおよび加熱板32の周
囲を覆う円筒状のシャッタ37が図示しない昇降機構を
介して昇降自在に設けられている。
【0016】上記退避部26は、図5に示すように、棚
部29dに設けられた上部の開放した箱体38を有し、
この箱体38内にはウエハWを載置する載置板例えば冷
却板39が配置されている。冷却板39にはウエハWの
受取り受渡し時に冷却板39より突出してウエハWを支
持する複数本例えば3本のピン40が昇降自在に嵌挿さ
れ、これらのピン40の下端部は昇降枠41を介して図
示しない昇降機構に連結されている。冷却板39の上方
にはウエハWの搬出入用スペースSを介して上部カバー
42が設けられている。なお、この退避部26にも上記
熱処理部25と同様のシャッタを設けるようにしてもよ
い。上記中間受渡し台12および冷却処理部27は上記
退避部26とほぼ同様の構成になっている。
【0017】次に、上記実施例の作用について述べる。
今、塗布・現像ステーション1で順次アドヒージョン部
6、冷却部7、塗布部9、ベーク部8にてそれぞれ処理
されてレジスト膜が形成されたウエハがメイン搬送アー
ム5により中間受渡し台12に受渡されたとすると、受
渡し用搬送機構15が中間受渡し台12から搬出用載置
台14にウエハを受渡し、搬入用載置台13から熱処理
部25に露光後のウエハを受渡す。
【0018】また、受渡し用搬送機構15は熱処理部2
5から冷却処理部27に熱処理後のウエハを受渡し、冷
却処理部27から中間受渡し台12に冷却処理後のウエ
ハを受渡す。そして、中間受渡し台12に受渡された冷
却処理後のウエハはメイン搬送アーム5により塗布・現
像ステーション1における現像部10に受渡されること
になる。
【0019】このようにインターフェース部3に露光ス
テーション2から搬入されるウエハを熱処理するための
熱処理部25および冷却処理部27を設けることによ
り、露光後直ちにウエハの熱処理(PEBポストエクス
ポージャーベーク),冷却処理を行うことが可能とな
り、処理の迅速化および安定化が図れる。特に、露光→
熱処理→冷却の時間管理を厳密に行える。そのため、例
えば化学増幅型レジストを使用したフォトリソグラフィ
ー工程においても安定した処理が可能となる。
【0020】一方、このような処理工程において、冷却
処理部27から冷却処理後のウエハが持ち去られず熱処
理後のウエハを直ちに冷却処理部27に搬入できない等
のトラブルが発生した場合には、緊急避難的に自動的に
受渡し用搬送機構15により熱処理部25から退避部2
6に熱処理後のウエハが受渡される。従って、トラブル
発生時には熱処理部25から退避部26に熱処理後のウ
エハを直ちに退避させることができるので、オーバーベ
ークを防止することができる。しかも、退避部26にも
冷却機能が備えられているので、たとえ上記トラブルが
発生したとしても処理の安定したウエハを得ることがで
きる。また、中間受渡し台12の下方垂直軸線上に熱処
理部25、冷却処理部27および退避部26を積層配置
したので、装置の小形化が図れると共にウエハの移載を
迅速に行うことができる。
【0021】なお、上記実施例では、熱処理部25、冷
却処理部27および退避部26を中間受渡し台12の下
方垂直軸線上に配置したが、中間受渡し台12に隣接し
て配置するようにしてもよい。また、退避部26は複数
枚のウエハを収容できるようにしてもよく、複数個設置
してもよい。
【0022】なお、上記実施例ではこの発明を半導体ウ
エハの処理装置に適用した場合について説明したが、こ
の発明はガラス基板,LCD基板,フォトマスク,CD
等の処理装置、その他加熱・冷却を必要とする処理装置
等にも適用できることは勿論である。また、上記実施例
では、トラブル発生時にウエハを退避させる例について
説明したが、任意に例えば露光・加熱・冷却後のウエハ
を別途評価するために必要な時に退避させるようにして
もよい。
【0023】
【発明の効果】以上要するにこの発明によれば、上記の
ように構成されているので、以下のような優れた効果を
発揮する。
【0024】1)請求項1に記載の処理装置によれば、
インターフェース部に第3処理部を設けたので、第2処
理部での処理後直ちに次の処理を行うことができ、また
トラブル発生時には第3処理部から被処理体を退避部に
退避させることができるので、オーバーベーク等の過剰
処理の発生が防止され、時間管理が十分で処理の安定し
た被処理体が得られる。
【0025】2)請求項2に記載の処理装置によれば、
第3処理部と退避部とを垂直の同一軸線上に配置したの
で、装置の小形化が図れる。
【0026】3)請求項3に記載の処理装置によれば、
露光後の被処理体をインターフェース部にて迅速に加熱
処理することができ、しかもトラブル発生時には熱処理
部から冷却機能を有する退避部に熱処理後の被処理体を
迅速に退避させて冷却することができ、時間管理が十分
で処理の安定した被処理体が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の処理装置の実施例を示す側面図であ
る。
【図2】同処理装置の平面図である。
【図3】同処理装置の要部斜視図である。
【図4】同処理装置における熱処理部の断面図である。
【図5】同処理装置における退避部の断面図である。
【符号の説明】
1 塗布・現像ステーション(第1処理部) 2 露光ステーション(第2処理部) 3 インターフェース部 25 熱処理部(第3処理部) 26 退避部 W 半導体ウエハ(被処理体)

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 第1および第2処理部間を被処理体の受
    渡しを行うインターフェース部で接続した処理装置にお
    いて、 上記インターフェース部に第3処理部を設けると共に、
    第3処理部から被処理体を退避させる退避部を設けたこ
    とを特徴とする処理装置。
  2. 【請求項2】 上記第3処理部と退避部とが垂直方向に
    積層配置されていることを特徴とする請求項1記載の処
    理装置。
  3. 【請求項3】 塗布・現像処理部と露光処理部を被処理
    体の受渡しを行うインターフェースで接続した処理装置
    において、 上記インターフェース部に露光後の被処理体を加熱処理
    する熱処理部を設けると共に、この熱処理部の垂直方向
    にトラブル発生時に熱処理部から熱処理後の被処理体を
    退避させる冷却機能を有する退避部を設けたことを特徴
    とする処理装置。
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