JP2001077020A - 熱処理装置 - Google Patents

熱処理装置

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JP2001077020A JP2000218486A JP2000218486A JP2001077020A JP 2001077020 A JP2001077020 A JP 2001077020A JP 2000218486 A JP2000218486 A JP 2000218486A JP 2000218486 A JP2000218486 A JP 2000218486A JP 2001077020 A JP2001077020 A JP 2001077020A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 板状の被処理体の加熱・冷却処理時間の短縮
化、被処理体の面内温度分布の均一化及び製品歩留まり
の向上を図ること。 【解決手段】 半導体ウエハWを所定温度に加熱する加
熱ユニット21A及び所定温度に冷却する冷却ユニット
11Aを有する熱処理部100と、半導体ウエハWに対
しレジスト液を塗布するレジスト塗布装置12及び現像
処理する現像装置8の少なくともどちらか1つを有する
レジスト処理部と、少なくとも、半導体ウエハWを熱処
理部100とレジスト処理部との間を搬送するメインア
ーム5と、半導体ウエハWを熱処理部内の所定のユニッ
ト間のみを搬送するサブアーム90とを具備し、サブア
ーム90に、半導体ウエハWを所定温度に冷却する冷却
温度調整体40を具備する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、被処理体を加熱
した後、所定温度に冷却して被処理体を温度調整する熱
処理装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】一般に、半導体デバイスの製造工程にお
いて、例えば半導体ウエハ(以下にウエハという)等の
被処理体の表面にフォトリソグラフィー技術を用いて回
路パターンを縮小してフォトレジストに転写し、これを
現像処理している。
【0003】このフォトリソグラフィー工程において、
まず、未処理のウエハ上のゴミ及び汚れを除去するため
にウエハ表面を洗浄し、その後加熱乾燥処理を行う。そ
して、冷却後直ちに、ウエハをレジスト塗布装置に搬送
して、例えばスピンコート法によりウエハ表面にレジス
ト膜を塗布形成する。その後、ウエハは加熱装置に搬送
されて、溶剤をレジスト膜から蒸発させるために所定時
間、所定温度(80℃前後)プリベーク処理が施され
る。その後、例えば室温(23℃)まで冷却され、露光
装置に搬送されて露光処理が行われる。露光処理後のウ
エハは、加熱装置に搬送され、所定時間、所定温度でベ
ーク処理(現像前ベーク処理)が施される。このベーク
処理が終了したウエハは、現像装置に搬送され、ここで
現像処理が施された後、再び加熱装置に搬送され、所定
時間、所定温度(50〜180℃)でポストベーク処理
(現像後ベーク処理)が施されて、現像後のフォトレジ
ストに残留する現像液等を加熱蒸発させる。その後、ウ
エハは、冷却装置に搬送され、室温(23℃)まで冷却
すなわち温度調整された後、次の工程へ搬送される。
【0004】上記のようにフォトリソグラフィー工程に
おいては、処理されるウエハは、レジスト塗布の前、現
像処理の前後において所定温度に加熱処理されると共
に、その後の工程に搬送される前に室温まで冷却処理を
施す必要があるため、加熱及び冷却の熱処理は重要な工
程とされている。
【0005】ところで、従来のこの種のフォトリソグラ
フィー工程において、加熱装置と冷却装置は別の位置に
配置されており、加熱処理後のウエハをロボット等の搬
送手段で冷却装置に搬送するため、搬送時にウエハは自
己放熱及び周囲の気流による冷却等の影響を受けて温度
が変化し、面内温度分布が不均一となり、その結果、レ
ジストの膜厚の不均一や現像むら等が生じ製品歩留まり
の低下をきたすという問題があった。
【0006】ウエハの搬送時の自己放熱及び気流による
冷却の影響を防止する手段として、特開平6−2920
3号公報に記載の技術が知られている。この特開平6−
29203号公報に記載の技術は、ベークユニット内の
上部に設置され、ウエハをその上方から非接触で加熱す
るヒータと、ベークユニット内の下部に設置され、ウエ
ハを冷却する冷却プレートと、ベークユニット内のウエ
ハを水平に支持した状態で上下動させる昇降ピンと、ヒ
ータと冷却プレートとの間に設置され、ベークユニット
内の密閉空間を上下に二分割する断熱シャッタとを具備
する熱処理装置である。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
この種の熱処理装置においては、ウエハの上方の非接触
位置に設置されたヒータによってウエハを加熱する構造
であるため、ウエハを例えば180℃の高温度に加熱す
るには多くの時間を要すると共に、多くの熱エネルギー
を要するという問題があり、しかもウエハの面内温度分
布を均一にすることが難しいという問題がある。また、
同一のユニット内にヒータと冷却プレートとを設置する
ため、ヒータ及び冷却プレートの双方に熱影響を及ぼす
という問題がある。この問題は断熱シャッタの閉塞時に
は解消されるが、断熱シャッタが開放された状態では、
ヒータと冷却プレートの双方が熱による悪影響を受ける
ことは免れない。また、断熱シャッタはシャッタ巻取装
置内に収容された状態から引き出されてベークユニット
内に移動するため、断熱シャッタとベークユニットとの
摺動部分にパーティクルが発生し、そのパーティクルが
ウエハに付着し、製品歩留まりの低下をきたすという問
題がある。
【0008】また、特に化学増幅型のレジスト膜を形成
する場合、露光処理後の現像前ベーク処理を行った後、
冷却処理を短時間内に行わないと、増幅反応が進みウエ
ハ表面にパターン形成された線幅等に悪影響を及ぼすと
いう問題もあった。更に、上記ベーク処理を行った後、
冷却処理までの時間が一定でないと、ウエハ毎に線幅が
変動するという問題もあった。
【0009】この発明は上記事情に鑑みなされたもの
で、被処理体の加熱・冷却処理時間の短縮を図り、かつ
被処理体の面内温度分布の均一化及び製品歩留まりの向
上を図れるようにした熱処理装置を提供することを目的
とするものである。
【0010】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、請求項1記載の熱処理装置は、板状の被処理体を所
定温度に加熱する加熱ユニット及び所定温度に冷却する
冷却ユニットを有する熱処理部と、 上記被処理体に対
しレジスト液を塗布する塗布ユニット及び現像処理する
現像ユニットの少なくともどちらか1つを有するレジス
ト処理部と、少なくとも、上記被処理体を上記熱処理部
と上記レジスト処理部との間を搬送する第1の搬送手段
と、 上記被処理体を上記熱処理部内の所定のユニット
間のみを搬送する第2の搬送手段と、を具備し、 上記
第2の搬送手段に、上記被処理体を所定温度に冷却する
冷却温度調整機能を具備することを特徴とするものであ
る。
【0011】この場合、上記第1の搬送手段にて被処理
体の周辺部を保持して被処理体を搬送し、上記第2の搬
送手段にて上記被処理体の表裏面を覆うようにして搬送
する方が好ましい(請求項2)。
【0012】この発明によれば、板状の被処理体を熱処
理部とレジスト処理部との間を搬送する第1の搬送手段
とは別に被処理体を熱処理部内の所定のユニット間のみ
を搬送する第2の搬送手段を設けることにより、加熱ユ
ニットで加熱処理された被処理体を、被処理体を所定温
度に冷却する冷却温度調整機能を具備する第2の搬送手
段で受け取り、冷却ユニットへ受け渡すことができる。
したがって、熱処理が施された被処理体を迅速に冷却ユ
ニットに搬送することができ、被処理体の熱影響を可及
的に少なくすることができると共に、スループットの向
上を図ることができる。この際、第2の搬送手段は冷却
温度調整機能を具備するので、被処理体の搬送中に冷却
処理を施すことができ、更にスループットの向上を図る
ことができる。
【0013】
【発明の実施の形態】以下にこの発明の実施形態を図面
に基づいて詳細に説明する。ここでは、この発明に係る
熱処理装置を半導体ウエハの塗布・現像処理システムに
組み込んだ場合について説明する。
【0014】上記半導体ウエハの塗布・現像処理システ
ム1は、図1に示すように、その一端側に例えば多数枚
の半導体ウエハW(以下にウエハWという)を収容する
複数のカセット2を例えば4個載置可能に構成したキャ
リアステーション3を有し、このキャリアステーション
3の中央部にはウエハWの搬入・搬出及びウエハWの位
置決めを行う補助アーム4が設けられている。また、塗
布・現像処理システム1のキャリアステーション3側の
側方にはプロセスステーション6が配置されている。更
に、その中央部にてその長さ方向(X方向)、これに対
して直交する方向(Y方向)及び垂直方向(Z方向)に
移動可能に、かつ回転(θ)可能に設けられると共に、
補助アーム4からウエハWを受け渡される第1の搬送手
段としての略馬蹄形状のメインアーム5が設けられてお
り、このメインアーム5の移送路の一側には、ブラシス
クラバ7,高圧ジェット洗浄機7A,加熱ユニット21
Aと冷却ユニット11Aとを積み重ねて設けた熱処理部
100が配置され、他側には現像装置8(現像ユニッ
ト)が2基並列状態に配置されている。この場合、1台
の冷却ユニット11Aの上に3台の加熱ユニット21A
が配置されて熱処理部100が形成されている。
【0015】一方、上記プロセスステーション6の側方
には、接続用ユニット9を介してもう一つのプロセスス
テーション6Aとして例えばウエハWにフォトレジスト
を塗布する前にこれを疎水化処理するアドヒージョン処
理装置10が設けられている。このアドヒージョン装置
10の側部には1台の冷却ユニット11Aの上に3台の
加熱ユニット21Aを積み重ねた熱処理部100が2列
配置されている。
【0016】また、メインアーム5の移送路を挟んでこ
れら熱処理部100やアドヒージョン処理装置10等の
反対側にはウエハWにフォトレジスト液を塗布するレジ
スト塗布装置12(塗布ユニット)が2台並設されてい
る。このレジスト塗布装置12と上記現像装置8とでレ
ジスト処理部が構成されている。なお、これらレジスト
塗布装置12の側部には、インターフェースユニット1
3を介してレジスト膜に所定の微細パターンを露光する
ための露光装置14等が設けられている。
【0017】また、上記熱処理部100のメインアーム
5と反対側には、加熱ユニット21Aで加熱処理が施さ
れたウエハWの上下面(表裏面)を覆うようにして受け
取り、冷却ユニット11Aへ受け渡す第2の搬送手段と
してのサブアーム90がX,Y,Z方向へ移動可能及び
回転(θ)可能に設けられている。このサブアーム90
には冷却温度調整機能が具備されている。すなわち、サ
ブアーム90には、後述する冷却温度調整手段としての
冷却温度調整体40が具備されている。
【0018】この場合、サブアーム90は、図示しない
搬送路に沿ってX方向に移動され、例えばボールねじ機
構91によってZ方向に移動され、かつ空気シリンダ
(図示せず)によって加熱ユニット21A又は冷却ユニ
ット11Aに対して進退(Y方向)移動可能に構成され
ている。
【0019】上記加熱ユニット21Aは、図2に示すよ
うに、一側にメインアーム5の搬入・搬出口21aを有
し、他側にサブアーム90の搬出口21bを有する処理
室を形成する筐体21c内に、ウエハWを載置して所定
温度に加熱する加熱手段としての発熱体23(ヒータ)
を埋設して有する載置台24を具備している。また、こ
の載置台24の下方には、載置台24を貫通してウエハ
Wを支持する3本の支持ピン32が図示しない昇降機構
の駆動によって載置台24の上方に出没移動し得るよう
に構成されている。なお、上記搬入・搬出口21a及び
搬出口21bにはそれぞれシャッタ26Aが開閉可能に
配設されている。また、筐体21cの上部には、排気口
28aが設けられている。
【0020】また、冷却ユニット11Aは、加熱ユニッ
ト21Aと同様にメインアーム5の搬入・搬出口11a
とサブアーム90の搬入口11bを有する筐体11c内
に、ウエハWを載置して所定温度に冷却する冷却手段と
しての冷媒通路11dを埋設して有する載置台24を具
備している。また、加熱ユニット21Aと同様に、支持
ピン32Aが図示しない昇降機構の駆動によって載置台
24の上方に出没移動し得るように構成されている。な
お、搬入・搬出口11a及び搬入口11bには、それぞ
れシャッタ26Bが開閉可能に配設されている。
【0021】上記サブアーム90に配設される冷却温度
調整体40は、上記支持ピン32によって載置台24の
上方位置に移動されたウエハWの上下面すなわち表裏面
を覆うサンドイッチ形に配置された上部冷却片41及び
下部冷却片42と、これら冷却片41,42の一端を連
結する連結片43とからなる縦断面形状がほぼコ字状に
形成されている。このようにコ字状に形成することによ
り、上下方向の厚みを薄くでき、また、連結片43によ
る片持ち支持に構成できるので、移動に都合が良く、構
成も簡単にできる。また、上部冷却片41又は下部冷却
片42又は両者には冷媒としてのペルチェ素子44が埋
設されると共に、ペルチェ素子44の背部に放熱板45
が配設されており、図示しない電源からの通電によって
上部冷却片41の下面側及び下部冷却片42の上面側が
吸熱されて温度が低下しウエハWを所定の温度例えば室
温(23℃程度)に冷却し得るように構成されている。
なお、ペルチェ素子44の代りに、図3に示すように、
管状の流路44Aを内蔵させ、所定温度に冷却された恒
温水,ガス等を循環させて冷却するように構成すること
もできる。
【0022】上記のように構成される冷却温度調整体4
0は、連結片43に連結するロッド46aを介して水平
移動用の空気シリンダ46に連結されており、この空気
シリンダ46の駆動によって冷却温度調整体40が載置
台24の上方位置のウエハWに向かって進退移動し得る
ように構成されている。なお、空気シリンダ46は、図
示しない昇降機構によって垂直方向(Z方向)に移動可
能に形成されている。この場合、冷却温度調整体40の
下部冷却片42には、図4に示すように、3本の支持ピ
ン32との干渉を避け支持ピン32が進退できるように
するためのスリット47が設けられている。このように
スリット47を設けることにより、支持ピン32によっ
て載置台24の上方位置に移動されたウエハWに向かっ
て冷却温度調整体40を移動させ、ウエハWの上下面
(表裏面)に上部冷却片41と下部冷却片42を近接さ
せると、スリット47以外の領域で載置台24とウエハ
Wとが遮断され、この状態でウエハWを冷却温調するこ
とができる。この際、ウエハWは下部冷却片42によっ
て載置台24と熱的に遮断されるので、載置台24から
の熱の影響を受ける虞れはない。
【0023】図5はこの発明における冷却温度調整体4
0の別の実施形態の要部を示す概略断面図である。
【0024】図5に示す実施形態は、冷却温度調整体4
0よりウエハWに向かって、気体供給手段から常温又は
冷却された例えば不活性ガスを供給して冷却温調する前
のウエハWを不活性ガス雰囲気に置換するようにした場
合である。すなわち、冷却温度調整体40の上部冷却片
41の下面側に、図示しない不活性ガス例えば窒素(N
2)ガスの供給源に接続するN2ガス供給通路70を形成
すると共に、このN2ガス供給通路70に適宜間隔をお
いて多数の噴口71を設けることにより、N2ガス供給
源からN2ガス供給通路70に流入するN2ガスを、冷却
温調される前のウエハWに向かってシャワー状に供給す
るようにした場合である。なお、N2ガス供給源と、噴
口71が設けられたN2ガス供給通路70とで気体供給
手段が構成されている。
【0025】なお、上記実施形態では、冷却温度調整体
40の上部冷却片41にN2ガ ス供給通路70と噴口7
1を設けて、ウエハWの上面にN2ガスを供給する場合
について説明したが、下部冷却片42の上面側に同様に
N2ガス供給通路70と 噴口71を設けて、ウエハWの
下面にもN2ガスを供給するようにしてもよい。 また、
N2ガスに代えて清浄化された空気やその他の不活性ガ
スを供給するよう にしてもよい。
【0026】上記のように構成することにより、加熱処
理されたウエハWを冷却温調する前に、ウエハWにN2
ガスを供給して、高温雰囲気を低温の不活性ガス雰囲気
に置換することができる。したがって、加熱処理された
ウエハWの表面を予め低温の同一の雰囲気下において冷
却温調することができるので、ウエハWの面内温度分布
を更に均一にすることができる。また、N2ガス吐出気
流により、ウエハWを高速冷却させ、目標冷却温度まで
の処理時間を短縮させることもできる。
【0027】なお、図5及び図6に示す実施形態におい
て、その他の部分は上記第一実施形態と同じであるの
で、同一部分には同一符号を付して、その説明は省略す
る。
【0028】次に、上記のように構成される熱処理装置
の動作態様について説明する。露光装置14で露光処理
されたウエハWは、メインアーム5によって周辺部が保
持された状態で加熱ユニット21Aに搬送され、所定時
間、所定温度で加熱処理が施される。この加熱処理が程
された後、支持ピン32が上昇してウエハWが載置台2
4の上方へ移動(離間)される。このとき、シャッタ2
6Aが下降して搬出口21bが開放され、サブアーム9
0(冷却温度調整体40)が支持ピン32にて支持され
ているウエハWの上下面(表裏面)を覆うようにして受
け取って後退し、そして、下降して冷却ユニット11A
の開放された搬入口11bから冷却ユニット11A内に
搬入する。この搬送の際、ペルチェ素子44を通電する
ことで、ウエハWを搬送中に冷却することができる。サ
ブアーム90は冷却ユニット11Aの載置台24の上方
に突出する支持ピン32AにウエハWを受け渡した後、
冷却ユニット11Aから後退する。なお、ウエハWの冷
却は、サブアーム90(冷却温度調整体40)が、載置
台24の上方に移動されたウエハWを受け取った後に、
行うようにしてもよい。
【0029】サブアーム90が後退した後、冷却ユニッ
ト11Aのシャッタ26Aが上昇して搬入口11bを閉
鎖すると共に、支持ピン32Aが下降してウエハWが載
置台32A上に載置される。この状態で、載置台32A
に埋設された冷媒通路11dを流れる冷媒によってウエ
ハWが所定温度例えば室温(23℃)まで冷却される。
【0030】したがって、加熱処理されたウエハWは、
サブアーム90によって直ちに冷却ユニット11Aに搬
送されるので、メインアーム5が他のウエハWを搬送し
ていたり、何らかの都合でウエハWの受け取るタイミン
グが遅れるような場合に、加熱ユニット21Aのウエハ
Wが過熱状態におかれるなどの熱的影響を受けるのを防
止することができる。特に化学増幅型レジスト膜を利用
してパターンを形成する場合において、ウエハWのパタ
ーンの線幅が均一にならず変動するような悪影響を受け
るのを防止することができる点で好適である。
【0031】◎その他の実施形態 1)上記実施形態では、加熱ユニット21Aと冷却ユニ
ット11Aとを垂直方向に積み重ねて配置した場合につ
いて説明したが、加熱ユニット21Aと冷却ユニット1
1Aとは必しも垂直方向に配置する必要はなく、水平方
向に配置してもよい。また、加熱ユニット21Aと冷却
ユニット11Aは必要に応じて任意の数設けることがで
きる。また、上記実施形態では、サブアーム90に具備
される冷却温度調整機能としてペルチェ素子44が使用
されているが、ペルチェ素子44以外の冷却手段を用い
てもよい。
【0032】2)上記実施形態では、この発明の熱処理
装置を半導体ウエハの塗布・現像処理システムに適用し
た場合について説明したが、その他の処理工程・処理シ
ステムの半導体ウエハの加熱及び冷却温調処理するもの
にも適用できることは勿論である。また、半導体ウエハ
以外のLCD基板,CD等の板状の被処理体の熱処理に
も適用できる。
【0033】
【発明の効果】以上に説明したように、この発明によれ
ば、以下のような効果が得られる。
【0034】被処理体を熱処理部とレジスト処理部との
間を搬送する第1の搬送手段とは別に、被処理体を熱処
理部内の所定のユニット間のみ搬送する、被処理体を所
定温度に冷却する冷却温度調整機能を具備する第2の搬
送手段を設けることにより、熱処理が施された被処理体
を迅速に冷却ユニットに搬送することができ、被処理体
の熱影響を可及的に少なくすることができると共に、ス
ループットの向上を図ることができる。しかも、第2の
搬送手段は、冷却温度調整機能を具備するので、被処理
体の搬送中に冷却処理を施すことができ、更にスループ
ットの向上を図ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明に係る熱処理装置を適用した半導体ウ
エハの塗布・現像処理システムの斜視図である。
【図2】上記熱処理装置の要部を示す概略断面図であ
る。
【図3】この発明における冷却温度調整体の一例を示す
概略断面図である。
【図4】この発明における載置台と冷却温度調整体を示
す分解斜視図である。
【図5】この発明における冷却温度調整体の別の実施形
態の要部を示す概略断面図である。
【図6】この発明における冷却温度調整体の更に別の実
施形態の要部の動作態様を示す概略側面図である。
【符号の説明】
5 メインアーム(第1の搬送手段) 8 現像装置(現像ユニット) 11A 冷却ユニット 12 レジスト塗布装置(塗布ユニット) 21A 加熱ユニット 40 冷却温度調整体(冷却温度調整手段) 90 サブアーム(第2の搬送手段) 100 熱処理部 W 半導体ウエハ(被処理体)
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) H01L 21/68 H01L 21/68 A

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 板状の被処理体を所定温度に加熱する加
    熱ユニット及び所定温度に冷却する冷却ユニットを有す
    る熱処理部と、 上記被処理体に対しレジスト液を塗布する塗布ユニット
    及び現像処理する現像ユニットの少なくともどちらか1
    つを有するレジスト処理部と、 少なくとも、上記被処理体を上記熱処理部と上記レジス
    ト処理部との間を搬送する第1の搬送手段と、 上記被処理体を上記熱処理部内の所定のユニット間のみ
    を搬送する第2の搬送手段と、を具備し、 上記第2の搬送手段に、上記被処理体を所定温度に冷却
    する冷却温度調整機能を具備したことを特徴とする熱処
    理装置。
  2. 【請求項2】 請求項1記載の熱処理装置において、 上記第1の搬送手段にて被処理体の周辺部を保持して被
    処理体を搬送し、上記第2の搬送手段にて上記被処理体
    の表裏面を覆うようにして搬送するようにしたことを特
    徴とする熱処理装置。
JP2000218486A 1994-10-05 2000-07-19 熱処理装置 Expired - Lifetime JP3240383B2 (ja)

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