JPH0615058U - 感光材料処理装置 - Google Patents
感光材料処理装置Info
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- JPH0615058U JPH0615058U JP5190192U JP5190192U JPH0615058U JP H0615058 U JPH0615058 U JP H0615058U JP 5190192 U JP5190192 U JP 5190192U JP 5190192 U JP5190192 U JP 5190192U JP H0615058 U JPH0615058 U JP H0615058U
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 ガイドローラによる感光材料の汚染を防止す
る。 【構成】 自動現像装置は、現像槽1と絞りローラ2
1,21と水洗槽2とガイドローラ22と渡しローラ2
3とを備えている。現像槽1は、内部に現像液が貯溜さ
れる。絞りローラ21,21は、印刷版P上の現像液を
絞りながら印刷版Pを現像槽1から排出する。水洗槽2
は、現像槽1で処理された印刷版Pに水洗処理を施す。
ガイドローラ22は、絞りローラ21,21から排出さ
れた印刷版Pを水洗槽2に案内する。渡しローラ23
は、絞りローラ21,21からガイドローラ22に現像
液を渡す。
る。 【構成】 自動現像装置は、現像槽1と絞りローラ2
1,21と水洗槽2とガイドローラ22と渡しローラ2
3とを備えている。現像槽1は、内部に現像液が貯溜さ
れる。絞りローラ21,21は、印刷版P上の現像液を
絞りながら印刷版Pを現像槽1から排出する。水洗槽2
は、現像槽1で処理された印刷版Pに水洗処理を施す。
ガイドローラ22は、絞りローラ21,21から排出さ
れた印刷版Pを水洗槽2に案内する。渡しローラ23
は、絞りローラ21,21からガイドローラ22に現像
液を渡す。
Description
【0001】
本考案は、感光材料処理装置、特に、感光材料が通過する処理液槽を有する感 光材料処理装置に関する。
【0002】
一般に、感光フィルムや感光性印刷版(以下、印刷版という)等の感光材料を 現像するための自動現像装置(感光材料処理装置の一例)には、処理液としての 現像液が貯溜された現像槽が設けられている。感光材料は、多数のローラからな る搬送手段によりこの現像槽内を通過することによって現像処理される。そして 、現像槽内を搬送された感光材料は、1対のローラからなる絞りローラ対の間を 通過し、それによって感光材料の表面に付着した余分な現像液が除去される。現 像液が除去された感光材料は、絞りローラ対の搬送方向下流側に設けられたガイ ドローラにより水洗槽に案内される。そして水洗処理後、リンス液槽等でリンス 処理され、装置外に排出される。
【0003】 前記ガイドローラは、水洗槽の入口に配置された1対の入口ローラの高さまで 感光材料の先端を押し下げるように配置されている。このため、ガイドローラは 感光材料の上面に強く圧接する。
【0004】
現像液槽を通った感光材料の表面に付着した現像液は、全量が絞りローラ対で 絞り取られるわけではなく、感光材料上にも若干残留する。この残留した現像液 の一部はガイドローラに付着する。 この状態でガイドローラが乾燥すると、その後に現像処理される感光材料がガ イドローラを通過する際に、ガイドローラに付着した現像液の固形分が感光材料 上に転写され、さら水洗部の入口ローラで感光材料上に押圧される。
【0005】 感光材料上に現像液の固形分が押圧されると、感光材料が汚染され、印刷時に この汚れにインクが載り、印刷紙に転写されるという不都合が生じる。 本考案の目的は、ガイドローラによる感光材料の汚染を防止することにある。
【0006】
本考案に係る感光材料処理装置は、処理液槽と絞りローラ対と後処理手段とガ イドローラと処理液渡し手段とを備えている。処理液槽は、内部に処理液が貯溜 される。絞りローラ対は、その接触部が処理液槽内の処理液面よりも上方に位置 し、感光材料上の処理液を絞りながら感光材料を処理液槽から排出する1対のロ ーラからなる。後処理手段は、処理液槽で処理された感光材料に後処理を施すも のである。ガイドローラは、絞りローラ対から排出された感光材料を後処理手段 に案内するものである。処理液渡し手段は、絞りローラ対からガイドローラに処 理液を渡すものである。
【0007】
本考案に係る感光材料処理装置では、処理液槽内を通過した感光材料は絞りロ ーラ対により処理液を絞りながら排出され、ガイドローラにより後処理手段に案 内される。ここでは、ガイドローラには、処理液渡し手段により絞りローラ対か ら処理液が渡される。このため、感光材料が処理されていない間においても、ガ イドローラは処理液により濡れた状態となり乾燥しにくくなる。したがって、ガ イドローラ上で生じた処理液の固形分による感光材料の汚染を防止できる。
【0008】
図1は、本考案の一実施例による感光材料処理装置としての自動現像装置を示 している。 この自動現像装置は、図示しない焼付装置で画像が焼き付けられた感光材料で ある印刷版Pを現像処理するための現像槽1と、印刷版Pに付着した現像液を水 洗するための水洗槽2と、印刷版Pをリンスまたはリンス/ガム液処理するリン ス処理槽3とを有している。
【0009】 現像槽1は、現像液を貯溜する槽本体1aと、槽本体1aを上側から覆うカバ ー1bとを有している。槽本体1a内には、印刷版を現像槽1内でガイドするた めの多数のガイドローラ7,8,9,10,14,17,18,19が配置され ている。なお、特にガイドローラ10はスプレー機能付のものであり、そのスプ レー機能付ガイドローラ10とガイドローラ14との間には、印刷版Pを挟んで 搬送するための1対の搬送ローラ13が設けられている。印刷版Pの搬送方向下 流側端において、槽本体1a内には1対の絞りローラ21が配置されている。
【0010】 1対の絞りローラ21,21のうち下側の絞りローラ21は、その上端部分を 除いて現像液内に浸漬された状態にある。また、上側の絞りローラ21は、その 全てが現像液よりも上方に配置されている。すなわち、ここでは、両絞りローラ 21,21は、少なくとも一部が現像液よりも上方に露出しており、その接触部 が現像液より上方に配置されている。
【0011】 ガイドローラ14とガイドローラ17との間には、1対のブラシローラ15a ,15bが配置されている。ブラシローラ15a.15bは、上下から印刷版P に圧接し得るように配置されており、図1で、上側のブラシローラ15aは反時 計回りに、また下側のブラシローラ15bは時計回りにそれぞれ回転する。 槽本体1aの下端中央部には、排出管16の一端が連結されている。排出管1 6の他端は、循環ポンプ12の吸引側に接続されている。循環ポンプ12の吐出 側は、配管11aを介してスプレー機能付ガイドローラ10とスプレーパイプ1 1とに接続されている。スプレー機能付ガイドローラ10とスプレーパイプ11 とは、槽本体1a内において搬送ローラ13の近傍に配置されている。スプレー 機能付ガイドローラ10とスプレーパイプ11とからは、印刷版面に向けて現像 液が吹きつけられ得る。
【0012】 循環ポンプ12の吐出側は、またスプレー27にも接続されている。スプレー 27は、下側のブラシローラ15bの近傍において、槽本体1a内に配置されて いる。スプレー27は、下方に向けて現像液を吐出する。槽本体1a内において 、スプレー27の下方には現像液の補充パイプ25が配置されている。補充パイ プ25の吐出方向は概ねブラシローラ15bに向けられている。補充パイプ25 の一端は、補充ポンプ36を介して補充液タンク26に接続されている。
【0013】 現像槽1よりも印刷版搬送方向上流側(図1の左側)には、印刷版Pの載置台 4が配置されている。載置台4の槽本体1a側端部には、印刷版P後端の跳ね上 がりを防止するためのガイドローラ5と、載置台4から槽本体1a側に印刷版P を搬送するための1対の搬送ローラ6とが配置されている。 現像槽1よりも印刷版搬送方向下流側(図1の右側)には、水洗槽2及びリン ス処理槽3が配置されている。水洗槽2内には、水スプレー29と、水スプレー 29を挟んで配置された2対の搬送ローラ28,31と、水スプレー29の下方 に配置されたスプレー機能付ガイドローラ30とが設けられている。また、リン ス処理槽3内には、リンススプレー33と、搬送ローラ31からの印刷版Pをガ イドするガイドローラ32と、リンス後の印刷版を外部に搬送するための搬送ロ ーラ34とが配置されている。
【0014】 また、現像槽1と水洗槽2との間において、上側の絞りローラ21の搬送方向 下流側にはガイドローラ22が配置されている。このガイドローラ22は、絞り ローラ21を通過した印刷版Pの先端を、水洗槽2内の搬送ローラ28の高さま で強制的に押し下げるものである。このため、印刷版Pがガイドローラ22を通 過する際には、印刷版Pとガイドローラ22とは強く接触することになる。
【0015】 ガイドローラ22と上側の絞りローラ21との間には渡しローラ23が配置さ れている。渡しローラ23は、上側の絞りローラ21及びガイドローラ22に圧 接している。なお、絞りローラ21、ガイドローラ22及び渡しローラ23は、 図1に矢印で示す方向にそれぞれ回転する。 さらに、現像槽1と水洗槽2との間には、修整入り印刷版Pを再度水洗槽2に 挿入するためのバイパス挿入口24が設けられている。また、槽本体1a内にお いて、現像液には浮き蓋20が浮かべられている。浮き蓋20は、現像液の蒸発 及び酸化を抑制するためのものである。
【0016】 次に、上述の実施例の動作を説明する。 現像液が貯溜された現像槽1内には、載置台4から印刷版Pが搬入される。こ のとき、搬送ローラ6,13等が駆動されることにより、印刷版Pは槽本体1a 内の現像液に浸漬させられる。また、このときには、絞りローラ21及びガイド ローラ22も駆動されるので、絞りローラ21から渡しローラ23を介してガイ ドローラ22に現像液が渡される。したがって、ガイドローラ22は、印刷版P が接触するよりも相当前に、すでに現像液によって濡れた状態になる。
【0017】 槽本体1a内では、回転ブラシ15a,15bが回転して印刷版Pの表面を擦 ることにより、現像処理が促進される。現像処理の終わった印刷版Pは、1対の 絞りローラ21,21間を通過し、ガイドローラ22にガイドされて水洗槽2側 に搬送される。絞りローラ21,21間を印刷版Pが通過する際には、絞りロー ラ21,21の圧接力により、印刷版の表面に付着していた現像液が絞り取られ る。また、印刷版Pがガイドローラ22を通過する際には、既にガイドローラ2 2は現像液で濡らされた状態にあり、乾燥していないので、乾燥したガイドロー ラ22上で生じる現像液の固形分による印刷版Pの汚染が防止できる。
【0018】 ガイドローラ22によりガイドされて水洗槽2に搬入された印刷版Pは、水洗 槽2で水洗処理され、リンス処理槽3でリンス処理された後、外部に排出される 。 現像槽1で印刷版Pを処理していないときは、絞りローラ21、ガイドローラ 22及び渡しローラ23を間欠的に回転させる。したがってこのようなときにも ガイドローラ22の乾燥を防止できる。
【0019】 〔他の実施例〕 (a) 図1の実施例に代えて図2の実施例によっても本考案を同様に実施でき る。図2に示す構成では、図1に示す1つの渡しローラ23の代わりに3つの渡 しローラ23a,23b,23cが絞りローラ21とガイドローラ22との間に 配置されている。このような渡しローラ23a,23b,23cも絞りローラ2 1からガイドローラ22に現像液を渡すことができる。 (b) 図1の実施例に代えて図3の実施例によっても本考案を同様に実施でき る。図3の構成では、上側の絞りローラ21とガイドローラ22との間に渡しベ ルト23dが巻き架けられている。この渡しベルト23dにより、上側の絞りロ ーラ21からガイドローラ22に現像液を渡すことができる。
【0020】
本考案に係る感光材料処理装置では、絞りローラ対からガイドローラに処理液 を渡す処理液渡し手段を設けたので、絞りローラ対からガイドローラに処理液を 渡すことができる。したがって、本考案によれば、ガイドローラの乾燥で生じる 処理液の固形分による感光材料の汚染を防止できる。
【図1】本考案の一実施例としての自動現像装置の縦断
面概略図。
面概略図。
【図2】別の実施例の概略構成図。
【図3】さらに別の実施例の図2に相当する図。
1 現像槽 2 水洗槽 21 絞りローラ 22 ガイドローラ 23,23a,23b,23c 渡しローラ 23d 渡しベルト P 印刷版
Claims (1)
- 【請求項1】内部に処理液が貯溜される処理液槽と、 その接触部が前記処理液槽内の処理液面よりも上方に位
置し、前記感光材料上の処理液を絞りながら前記感光材
料を前記処理液槽から排出する1対のローラからなる絞
りローラ対と、 前記処理液槽で処理された感光材料に後処理を施す後処
理手段と、 前記絞りローラ対から排出された感光材料を前記後処理
手段に案内するガイドローラと、 前記絞りローラ対から前記ガイドローラに前記処理液を
渡す処理液渡し手段と、 を備えた感光材料処理装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1992051901U JP2573271Y2 (ja) | 1992-07-23 | 1992-07-23 | 感光材料処理装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1992051901U JP2573271Y2 (ja) | 1992-07-23 | 1992-07-23 | 感光材料処理装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0615058U true JPH0615058U (ja) | 1994-02-25 |
JP2573271Y2 JP2573271Y2 (ja) | 1998-05-28 |
Family
ID=12899785
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1992051901U Expired - Fee Related JP2573271Y2 (ja) | 1992-07-23 | 1992-07-23 | 感光材料処理装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2573271Y2 (ja) |
Citations (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS57163237A (en) * | 1981-03-21 | 1982-10-07 | Agfa Gevaert Ag | Apparatus for preventing carryover of treating liquid |
JPS63104055A (ja) * | 1986-10-22 | 1988-05-09 | Konica Corp | 自動現像機 |
-
1992
- 1992-07-23 JP JP1992051901U patent/JP2573271Y2/ja not_active Expired - Fee Related
Patent Citations (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS57163237A (en) * | 1981-03-21 | 1982-10-07 | Agfa Gevaert Ag | Apparatus for preventing carryover of treating liquid |
JPS63104055A (ja) * | 1986-10-22 | 1988-05-09 | Konica Corp | 自動現像機 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP2573271Y2 (ja) | 1998-05-28 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
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