JPS63104055A - 自動現像機 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 ［産業上の利用分野］ 本発明は自動現像機に関し、詳しくは液が溢れるのを防
止でき、漂白定着液が発色現像液に混入する例や定着液
が現像液に混入する例等のように写真処理液のバックコ
ンタミネーションによる障害の発生を防止できる自動現
像機に関する。

［発明の背景］ 近年、所謂ミニラボの盛況により、巷の店頭において露
光（撮影）済みの写真感光材料の現像処理が行われるよ
うになったし、更にコニカ・カラー・セブンの如きフル
カラーコピーマシンの出現により、一般オフィスにおい
て露光済みの写真感光材料の現像処理が行われるように
なってきた。更に本発明者は例えば運動会のような各種
催し会場等に自動現像機を車に載せて持ち込み撮影済み
のフィルムをその場で現像処理し、プリントを提供する
ことさえ計画している。

しかし従来の自動現像機の現像処理槽は、液表面にロー
ラ等の搬送部材があるものの開放状態に近く、そのため
車での移動中に揺らされたり、あるいは自動現像機に誤
って人が当ったりすると写真処理液が溢れ、処理液のコ
ンタミネーションを引き起し、現像処理を不可能にする
ことさえあった。ましてや、現像処理槽中に処理液を張
ったままで自動現像機を搬送することは不可能であった
。

このため自動現像機を搬送するときは一旦処理液を現像
処理槽から抜き、現場で処理液を充填していた。しかし
、処理液を抜いたりするのは手間がかかり、かつ抜いた
処理液を別に持ち運ぶのは煩雑であり、現場での液張り
に多大の時間と手間を要するばかりでなく、その際に機
外にこぼすなどの問題さえあった。

［発明の目的］ そこで本発明は、自動現像機に多少の衝撃が加わっても
液は溢れず、処理槽に液を張ったまま搬送できるように
することさえ可能である自動現像機を提供することを目
的とする。

［問題点を解決するための手段］ 木発朗者は上記目的を達成すべく鋭意検討の結果、本発
明に至った。

即ち、本発明に係る自動現像機は、現像するための写真
処理液を張った現像処理槽に露光済みの写真感光材料を
自動的に搬送し現像処理する自動現像機において、現像
処理槽の上方開口部を、写真感光材料を搬送する搬送ロ
ーラを含むローラ群によって被覆したことを特徴とする
。

［作用］ 本発明においては、写真感光材料の搬送手段として用い
られている駆動ローラを含むローラ群によって処理槽の
上方開口部を被覆することにより、自動現像機に誤って
人が当ったりして現像処理槽に衝撃が加わったとしても
、処理槽からの液の溢れを防止できる。

［実施例］ 以下、本発明の実施例を添付図面に基づき説明する。

第１図及び第２図は本発明に係る自動現像機の一例を示
す要部概略断面図で、第１図は現場への搬送時及び処理
中の状態を示し、第２図は現像処理の停止中の状態を示
し、第３図はローラ群を上下２段にした場合の実施例を
示す要部概略断面図、第４図はローラ群を蓋と組合せた
場合の実施例を示す要部概略断面図である。

第１図において、１は現像処理槽であり、内部に処理液
２が充填されている。３はローラ群であり、写真感光材
料を搬送する搬送ローラ４Ａ。

４Ｂとそれ以外のローラ５とからなり、少なくとも搬送
ローラ４Ａ　、４Ｂは図示しない駆動源に連結され駆動
される。ローラ群３は水平方向に並設され、各ローラ４
Ａ　、４Ｂ　、５の外表面同士が互いに接触ないし圧接
するように配設されている。

ローラ群３に用いられるローラは例えばスポンジローラ
が好ましいが、特に限定される訳ではなく、搬送ローラ
４Ａ　、４Ｂとしては感光材料の傷付き防止と液漏れ防
止が図れるものであればよく、ローラ５としては液漏れ
防止ができるものであればよい、なお出口側の搬送ロー
ラ４Ｂはスクイズローラを用いることが好ましい、ロー
ラ群３の両端のローラ４Ａ　、４Ｂと処理槽ｌの間、並
びに全ローラ４Ａ　、４Ｂ　、５の各ローラ端部と処理
槽の間は各々間隙ができないようにすることが好ましく
、この場合、ローラ４Ａ、４Ｂ、５の回転をスムーズに
行わせたり、その摩耗を防止するために、処理槽ｌの内
側にテフロン板のような滑り部材を取り付けたり、遊動
コロを設けたりするのがよい、ローラ群３は、ギヤ等で
噛み合っていてもよいが、ギヤ等を設けず少なくとも１
つのローラを駆動ローラと成し、該駆動ローラからの回
転動力をローラ同士の接触によって順次他のローラに伝
達するようにしてもよい０本発明においては、メンテナ
ンス等を考慮してローラ群３を−ユニットとして構成し
、しかも処理槽１への着脱を自由にできるように構成す
ることも好ましい。

なお図中、６は露光済みの写真感光材料７を処理槽ｌに
案内するための一対の案内ローラであり、８は処理槽１
によって処理された写真感光材料を次の処理槽又は乾燥
部に案内するための一対の案内ローラ、９はガイドロー
ラを指示するが。

配列や数については省略図としである。なお本発明はロ
ーラ搬送方式の他にエンドレスベルト搬送方式等の他の
形式の自動現像機にも適用可能であり、この場合図中７
がエンドレスベルトに相当することなる。

ｌＯはホースＩＯＡにより処理［１に連結されたリザー
ブタンクで、処理槽１の側面に設けられた架台ｌｌ上に
載置されている。リザーブタンク１０の下部は支持部１
２を中心にして回動可能に固定された支持アーム１３の
先端に固定されており、リザーブタンク１０の側面は支
持部１２の先端に接触支持されている。１４はストッパ
ー。

１５はリザーブタンク１０の空気孔用キャップである。

以上のように構成された結果、現像処理中及び自動現像
機１に付けたキャスターでの搬送時あるいは車での移動
中には、処理液２の液面はローラ群３の下方に位置し、
例え槽ｌが衝撃を受けて液が波打ったり飛び跳ねたりし
てもローラ群３で止められて外部に溢流することはない
。

また自動現像機ｌを搬送し現場まで持ち込んだが未だ処
理を開始する前、また搬送過程で長期間搬送用の車を停
止している時、さらに処理終了後状の処理までに長時間
停止している時には、ローラ乾燥防止、現像液成分の沈
殿析出防止等の観点から、第２図に示すようにローラ群
３を浸漬させておくことが好ましい、浸漬するにはリザ
ーブタンク１０を上方に持ち上げ図示の位置にストッパ
ー１４で固定し、タンク１０上部に設けられたキャップ
１５を開放にすると、タンク１０内の液が処理槽１に送
り込まれ、処理槽１内の液面が図示のようにローラ群３
の上面に至り、ローラ群３を浸漬することができる。ロ
ーラ群３は密に並設されているので、下方の蔽が上方に
スムーズに侵入する訳ではないが、わずかの間隙、例え
ば処理槽１の側壁と各ローラ端面との間隙から上方に侵
入するように構成するか、又は液の移動をスムーズに行
うためのコック付きのバイパスライン１６を設けるよう
にすればよい。

以、１−の実施例においてリザーブタンク１０を上方へ
移動させる手段は、上記に限定されないのは勿論である
。

またローラ群３のローラの数は図示に限定されず、処理
槽上方開口部の大きさ、及び写真感光材料の搬送方向を
考慮して本数が決められ、ローラ群３が密着し全てスム
ーズに回転できるようにする場合にはローラ数は奇数で
あることが好ましい。

尚、ローラ群３のうちの何れを駆動ローラとしてもよく
、駆動ローラの数も問わない。

更に、ローラ群３は１段に限定されず、第３図に示す如
く、２段であってもよ、＜、また３段以上とすることも
できる。第３図に示す如く２段とし、１段目と２段目の
ローラを接触させた場合には、写真感光材料７は実線の
ように搬送されるようにすることが好ましく、他方１段
目と２段目のローラを無接触とした場合には写真感光材
料７は破線のように搬送できる。

上記実施例においては、処理槽の上方開口部全体にロー
ラ群３を設ける場合を示したが、これに限定されず、ｆ
５４図に示す如く処理槽ｌの上部の略全面にローラ群３
を設け、処理槽１とローラ群３との間隙に蓋部材１７を
設けるようにしてもよい、またこの蓋部材１７が処理槽
に固定されている状態にある場合には１Ｍ部材１７で閉
鎖後に開口となっている部位にローラ群３を並設すれば
よい、第４図に示す実施例においても第１図に示す実施
例と同様にローラの段数を２段以上とすることができる
。

なお１本発明の適用に関しては、自動現像機については
その型式（専用型か併用型か等）、処理槽の構成、処理
能力、写真処理液の組成等の点において本発明の範囲を
限定する要素はなく、広く写真を処理する自動現像機に
適用されるものであるから、自動現像機や写真処理液の
具体的な例示説明は、例えば特開昭５８−１４８３４号
、同５Ｂ−３４４４８号、同５７−１３２１４号及び同
５８−１８８３１号、特願昭５８−２３８５７８号、同
５８−２３８５７９号、同５９−１１Ｈ４Ｇ号、同５９
−１２０８５８号、同ＥｉＯ−２８０２０７号、同８１
−２７２３８号等に記載があることを指摘するに留め本
明細書での説明を省略する。

本発明は発色現像槽、漂白定着槽、水洗代替安定化槽等
の現像処理槽（即ち写真処理槽）のいずれに適用しても
よく、即ち少なくとも１槽に設置してもよいが、全ての
処理槽に設こすることが好ましく、特に発色現像槽、漂
白定着槽、水洗代替安定化槽からなる自動現像機に適用
し該発色現像槽、漂白定着槽、水洗代替安定化槽のすべ
てに本発明のローラ群を設置することが好ましい。

［発明の抽早］ 本発明によれば１人が誤って当たる等の多少の衝撃が加
わったとしても液は溢れず、かつ自動現像機を車に載せ
、例えば運動会等の現場に持ち込む際に液漏れ防止でき
るようにすることさえ可能である。また本発明によれば
写真処理液の蒸発防止効果も期待できる。なお本発明に
関し処理槽に蓋をすることも考えられるが漏液を完全に
無會参くすことができる蓋を設けると、各処理槽内に処
理しようとする写真感光材料を導入できなくなる欠点が
あるが、本発明ではこの欠点もない。

【図面の簡単な説明】

第１図及び第２図は本発明に係る自動現像機の一例を示
す要部概略断面図で、第１図は現場への搬送時及び処理
中の状態を示し、第２図は現像処理の停止中の状態を示
し、第３図はローラ群を上下２段にした場合の実施例を
示す要部概略断面図、第４図はローラ群を蓋と組合せた
場合の実施例を示す要部概略断面図である。 ｌ：現像処理槽 ３：ローラ群 ４Ａ、４Ｂ：＠送ローラ

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. 現像するための写真処理液を張った現像処理槽に露光済
   みの写真感光材料を自動的に搬送し現像処理する自動現
   像機において、現像処理槽の上方開口部を、写真感光材
   料を搬送する搬送ローラを含むローラ群によって被覆し
   たことを特徴とする自動現像機。