JPH06150451A - リール台のトルクリミッター機構 - Google Patents
リール台のトルクリミッター機構Info
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- JPH06150451A JPH06150451A JP4298651A JP29865192A JPH06150451A JP H06150451 A JPH06150451 A JP H06150451A JP 4298651 A JP4298651 A JP 4298651A JP 29865192 A JP29865192 A JP 29865192A JP H06150451 A JPH06150451 A JP H06150451A
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- G11B15/46—Controlling, regulating, or indicating speed
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- G11B15/26—Driving record carriers by members acting directly or indirectly thereon
- G11B15/32—Driving record carriers by members acting directly or indirectly thereon through the reels or cores on to which the record carrier is wound
Abstract
(57)【要約】
【目的】 環境変化または速度変化が生じても安定した
リミッタートルクが得られ、テープパス変動に伴うテー
プダメージを解消することのできるリール台のトルクリ
ミッター機構を得る。 【構成】 リミッターギャ１３の磁性板１４をその両面
から第１と第２の２つのマグネット１７，２０で挟むよ
うに対向配置し、しかも、両マグネット１７，２０の対
向面に反発し合う磁極を着磁した。
リミッタートルクが得られ、テープパス変動に伴うテー
プダメージを解消することのできるリール台のトルクリ
ミッター機構を得る。 【構成】 リミッターギャ１３の磁性板１４をその両面
から第１と第２の２つのマグネット１７，２０で挟むよ
うに対向配置し、しかも、両マグネット１７，２０の対
向面に反発し合う磁極を着磁した。
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明は、例えば、ＶＴＲ（ビデ
オテープレコーダ）等に適用されるリール台のトルクリ
ミッター機構に関するものである。
オテープレコーダ）等に適用されるリール台のトルクリ
ミッター機構に関するものである。
【０００２】
【従来の技術】従来、この種リール台のトルクリミッタ
ー機構として、例えば、フェルトマットを利用したトル
クリミッター機構と、マグネットを利用したトルクリミ
ッター機構がある。
ー機構として、例えば、フェルトマットを利用したトル
クリミッター機構と、マグネットを利用したトルクリミ
ッター機構がある。
【０００３】図４にマグネットを利用したリール台のト
ルクリミッター機構の断面図を示す。まず、全体を符号
１で示したリール台機構について説明すると、リール台
機構１は、円筒形状の回転軸２の途中に一体的に外方へ
延出する円板状の回転部材３と、回転軸２の上部にキャ
ップ部４が圧入により嵌合され、回転軸２と一体的に回
転するリール台５と、キャップ部４の上端部に軸方向に
摺動自在に嵌挿したリール爪６と、このリール爪６とリ
ール台５との間に介装され、リール爪６を上方へ付勢し
ているコイルスプリング７とから構成されている。
ルクリミッター機構の断面図を示す。まず、全体を符号
１で示したリール台機構について説明すると、リール台
機構１は、円筒形状の回転軸２の途中に一体的に外方へ
延出する円板状の回転部材３と、回転軸２の上部にキャ
ップ部４が圧入により嵌合され、回転軸２と一体的に回
転するリール台５と、キャップ部４の上端部に軸方向に
摺動自在に嵌挿したリール爪６と、このリール爪６とリ
ール台５との間に介装され、リール爪６を上方へ付勢し
ているコイルスプリング７とから構成されている。
【０００４】このように構成したリール台機構１は、シ
ャーシ８から立設した軸９に回転軸２が挿着され回転自
在になされている。そして、このリール台機構１はトル
クリミッター機構１０によって回転駆動される。
ャーシ８から立設した軸９に回転軸２が挿着され回転自
在になされている。そして、このリール台機構１はトル
クリミッター機構１０によって回転駆動される。
【０００５】このトルクリミッター機構１０を以下に説
明すると、上述した回転部材３の裏面には円板状のヨー
ク部材１１がインサート成形により支持され、このヨー
ク部材１１の裏面に例えばフェライトからなる円環状の
マグネット１２が取り付けられている。さらに詳しく説
明すると、マグネット１２は上述した回転部材３に設け
た突部３ａに係合して該回転部材３に対して回り止めさ
れていると共に、回転部材３に図示しない接着剤によっ
て固着されている。
明すると、上述した回転部材３の裏面には円板状のヨー
ク部材１１がインサート成形により支持され、このヨー
ク部材１１の裏面に例えばフェライトからなる円環状の
マグネット１２が取り付けられている。さらに詳しく説
明すると、マグネット１２は上述した回転部材３に設け
た突部３ａに係合して該回転部材３に対して回り止めさ
れていると共に、回転部材３に図示しない接着剤によっ
て固着されている。
【０００６】回転部材３の下方から突出する回転軸２の
部分にはリミッターギャ１３がその軸部１３ｂを回転自
在に支軸されている。リミッターギャ１３には磁性板１
４がアウトサート成形により一体化され、この磁性板１
４は上述したマグネット１２に近接して対応するように
配置され、リミッターギャ１３の外周部に歯部１３ａが
形成されている。また、マグネット１２と磁性板１４と
の間隙は、マグネット１２と磁性板１４との間に介在し
た非磁性材からなるワッシャ１５によって保持され、こ
のワッシャ１５はリミッターギャ１３のスラスト受けを
兼ねる。
部分にはリミッターギャ１３がその軸部１３ｂを回転自
在に支軸されている。リミッターギャ１３には磁性板１
４がアウトサート成形により一体化され、この磁性板１
４は上述したマグネット１２に近接して対応するように
配置され、リミッターギャ１３の外周部に歯部１３ａが
形成されている。また、マグネット１２と磁性板１４と
の間隙は、マグネット１２と磁性板１４との間に介在し
た非磁性材からなるワッシャ１５によって保持され、こ
のワッシャ１５はリミッターギャ１３のスラスト受けを
兼ねる。
【０００７】上述のように構成したトルクリミッター機
構１０によってリール台機構１は次のようにして回転駆
動される。
構１０によってリール台機構１は次のようにして回転駆
動される。
【０００８】リミッターギャ１３が図示しない駆動ギャ
によって回転駆動されると、その磁性板１４はマグネッ
ト１２によって磁気吸引作用されているため、磁性板１
４の回転作用に伴ってマグネット１２にリミッタートル
クを発生させ、回転部材３は軸９を中心として回転され
る。そしてこの回転部材３の回転と一体的にリール台５
が回転駆動される。また、リール台５が図示しないカセ
ットテープに必要以上の張力が加わって過負荷状態とな
ったとき、リール台５は回転部材３と共にマグネット１
２が磁性板１４との間でスリップ動作し、テープの必要
以上の張力を解消する動作が行える。
によって回転駆動されると、その磁性板１４はマグネッ
ト１２によって磁気吸引作用されているため、磁性板１
４の回転作用に伴ってマグネット１２にリミッタートル
クを発生させ、回転部材３は軸９を中心として回転され
る。そしてこの回転部材３の回転と一体的にリール台５
が回転駆動される。また、リール台５が図示しないカセ
ットテープに必要以上の張力が加わって過負荷状態とな
ったとき、リール台５は回転部材３と共にマグネット１
２が磁性板１４との間でスリップ動作し、テープの必要
以上の張力を解消する動作が行える。
【０００９】
【発明が解決しようとする課題】このように構成されて
いる従来のトルクリミッター機構は、上述したようにマ
グネット１２と磁性板１４との間に生じる磁気吸引力に
よってリミッタートルクを発生させている。また、これ
と同時にマグネット１２と磁性板１４との磁気吸引力に
よってワッシャ１５との間で摩擦力も発生する。このワ
ッシャ１５による摩擦力は例えば、環境の温度変化や湿
度変化あるいはリミッターギャ１３の速度変化等によっ
て上述した摩擦力が変化しリミッタートルクが変動す
る。この結果、テープ走行に好ましくない影響を与えテ
ープダメージが発生するといった問題があった。
いる従来のトルクリミッター機構は、上述したようにマ
グネット１２と磁性板１４との間に生じる磁気吸引力に
よってリミッタートルクを発生させている。また、これ
と同時にマグネット１２と磁性板１４との磁気吸引力に
よってワッシャ１５との間で摩擦力も発生する。このワ
ッシャ１５による摩擦力は例えば、環境の温度変化や湿
度変化あるいはリミッターギャ１３の速度変化等によっ
て上述した摩擦力が変化しリミッタートルクが変動す
る。この結果、テープ走行に好ましくない影響を与えテ
ープダメージが発生するといった問題があった。
【００１０】本発明は、上述したような問題点を解消す
るためになされたもので、環境変化または速度変化が生
じても安定したリミッタートルクが得られ、これによっ
てテープパス変動に伴うテープダメージを解消すること
のできるリール台のトルクリミッター機構を得ることを
目的とする。
るためになされたもので、環境変化または速度変化が生
じても安定したリミッタートルクが得られ、これによっ
てテープパス変動に伴うテープダメージを解消すること
のできるリール台のトルクリミッター機構を得ることを
目的とする。
【００１１】
【課題を解決するための手段】上述の目的を達成するた
め、本発明によるリール台のトルクリミッター機構は、
リール台と共に回転する回転体にヨーク板を介してマグ
ネットを取り付け、このマグネットと対抗配置しリール
台にトルク伝達する磁性板を有するリミッターギャを配
設したリール台のトルクリミッター機構において、リミ
ッターギャの磁性板を両面から挟むようにして両マグネ
ットを対向配置したものである。
め、本発明によるリール台のトルクリミッター機構は、
リール台と共に回転する回転体にヨーク板を介してマグ
ネットを取り付け、このマグネットと対抗配置しリール
台にトルク伝達する磁性板を有するリミッターギャを配
設したリール台のトルクリミッター機構において、リミ
ッターギャの磁性板を両面から挟むようにして両マグネ
ットを対向配置したものである。
【００１２】
【作用】上述のように構成した本発明におけるリール台
のトルクリミッター機構は、両マグネットがそれぞれ対
面するリミッターギャの磁性板面と磁気吸引作用が得ら
れるが、両マグネットを反発し合う磁極に着磁するよう
にすれば、両マグネット間で発生する磁気吸引力がキャ
ンセルされ、磁性板との間で摩擦力が生じるようなこと
も解消できる。
のトルクリミッター機構は、両マグネットがそれぞれ対
面するリミッターギャの磁性板面と磁気吸引作用が得ら
れるが、両マグネットを反発し合う磁極に着磁するよう
にすれば、両マグネット間で発生する磁気吸引力がキャ
ンセルされ、磁性板との間で摩擦力が生じるようなこと
も解消できる。
【００１３】
【実施例】以下、本発明におけるリール台のトルクリミ
ッター機構の実施例を図面を参照して説明する。
ッター機構の実施例を図面を参照して説明する。
【００１４】図１はリール台機構及びトルクリミッター
機構の断面図を示し、図４において説明した構成と同一
部分には同じ符号を付して重複する説明は省略する。
機構の断面図を示し、図４において説明した構成と同一
部分には同じ符号を付して重複する説明は省略する。
【００１５】以下、本発明の要部であるトルクリミッタ
ー機構１０について説明する。回転軸２にリミッターギ
ャ１３がその軸部１３ｂを回転自在に支承され、このリ
ミッターギャ１３に円板状の磁性板１４がアウトサート
成形されていることは図４の場合と同様である。
ー機構１０について説明する。回転軸２にリミッターギ
ャ１３がその軸部１３ｂを回転自在に支承され、このリ
ミッターギャ１３に円板状の磁性板１４がアウトサート
成形されていることは図４の場合と同様である。
【００１６】回転軸２と一体的に回転するリール台５の
裏面にはアウトサート成形した第１のヨーク板１６を介
してフェライトからなる円環状の第１のマグネット１７
が上述した磁性板１４の上面と対向的に取り付けられて
いる。この第１のマグネット１７はリール台５に設けた
突部５ａに係合され回り止め支持されている。
裏面にはアウトサート成形した第１のヨーク板１６を介
してフェライトからなる円環状の第１のマグネット１７
が上述した磁性板１４の上面と対向的に取り付けられて
いる。この第１のマグネット１７はリール台５に設けた
突部５ａに係合され回り止め支持されている。
【００１７】一方、回転軸２の下端部にフランジ状に外
方へ延出する回転部材１８を形成し、この回転部材１８
にアウトサート成形した第２のヨーク板１９を介して上
述した磁性板１４の下面と対向的にフェライトからなる
円環状の第２のマグネット２０が取り付けられ、この第
２のマグネット２０は回転部材１８に設けた突部１８ａ
に係合され回り止め支持されている。従って、上述した
第１と第２のマグネット１７，２０は磁性板１４を上下
方向から所定の間隙を形成して挟むように対向させリー
ル台５と共に一体的に回転する。
方へ延出する回転部材１８を形成し、この回転部材１８
にアウトサート成形した第２のヨーク板１９を介して上
述した磁性板１４の下面と対向的にフェライトからなる
円環状の第２のマグネット２０が取り付けられ、この第
２のマグネット２０は回転部材１８に設けた突部１８ａ
に係合され回り止め支持されている。従って、上述した
第１と第２のマグネット１７，２０は磁性板１４を上下
方向から所定の間隙を形成して挟むように対向させリー
ル台５と共に一体的に回転する。
【００１８】上述した第１のマグネット１７と磁性板１
４との間隙はリール台５のキャップ部４の底部とリミッ
ターギャ１３の軸受け上端部との間に介在したワッシャ
２１によって保持し、第２のマグネット２０と磁性板１
４との間隙は回転部材１８とリミッターギャ１３の軸受
け下端部との間に介在したワッシャ２２によって保持し
ている。また、実施例では第１のマグネット１７と磁性
板１４との間隙より、第２のマグネット２０と磁性板１
４との間隙を狭くしてある。
４との間隙はリール台５のキャップ部４の底部とリミッ
ターギャ１３の軸受け上端部との間に介在したワッシャ
２１によって保持し、第２のマグネット２０と磁性板１
４との間隙は回転部材１８とリミッターギャ１３の軸受
け下端部との間に介在したワッシャ２２によって保持し
ている。また、実施例では第１のマグネット１７と磁性
板１４との間隙より、第２のマグネット２０と磁性板１
４との間隙を狭くしてある。
【００１９】また、上述したリミッターギャ１３は、そ
の外周面に形成したドラム面２３に掛回したブレーキバ
ンド２４の調整操作によってリミッターギャ１３の回転
トルクを制御可能にしている。
の外周面に形成したドラム面２３に掛回したブレーキバ
ンド２４の調整操作によってリミッターギャ１３の回転
トルクを制御可能にしている。
【００２０】ここで、第１と第２のマグネット１７，２
０の構成をさらに詳しく説明すると、第１のマグネット
１７及び第２のマグネット２０は図２に示すようにそれ
ぞれ複数（一例として実施例では４極）のＮ極とＳ極と
の磁極が交互に着磁され、両マグネット１７，２０は対
向面がそれぞれ反発し合うように配置されている。ま
た、両マグネット１７，２０の厚みは図４で示したマグ
ネット１２の厚みの略半分の厚みに形成され、これによ
って、従来のトルクリミッター機構の占めるスペースと
略同等に構成し、トルクリミッター機構のコンパクト化
を図っている。
０の構成をさらに詳しく説明すると、第１のマグネット
１７及び第２のマグネット２０は図２に示すようにそれ
ぞれ複数（一例として実施例では４極）のＮ極とＳ極と
の磁極が交互に着磁され、両マグネット１７，２０は対
向面がそれぞれ反発し合うように配置されている。ま
た、両マグネット１７，２０の厚みは図４で示したマグ
ネット１２の厚みの略半分の厚みに形成され、これによ
って、従来のトルクリミッター機構の占めるスペースと
略同等に構成し、トルクリミッター機構のコンパクト化
を図っている。
【００２１】このように構成した第１のマグネット１７
と第２のマグネット２０は上述したように反発し合う
が、図３に示すように第１のマグネット１７から発生す
る磁力線は磁性板１４の上半部に流れる磁気力による磁
気吸引作用が得られる。また、第２のマグネット２０か
ら発生する磁力線は磁性板１４の下半部に流れる磁気力
による磁気吸引力が得られる。
と第２のマグネット２０は上述したように反発し合う
が、図３に示すように第１のマグネット１７から発生す
る磁力線は磁性板１４の上半部に流れる磁気力による磁
気吸引作用が得られる。また、第２のマグネット２０か
ら発生する磁力線は磁性板１４の下半部に流れる磁気力
による磁気吸引力が得られる。
【００２２】次に、上述したトルクリミッター機構の動
作について説明すると、リミッターギャ１３が図示しな
い駆動ギャによって回転駆動されると、リミッターギャ
１３と一体的に回転している磁性板１４はその上下両面
を第１と第のマグネット１７，２０によって磁気吸引力
が発生しているため、磁性板１４の回転作用に伴って第
１と第２のマグネット１７，２０にリミッタートルクを
発生させる。これによって、第１のマグネット１７が直
接リール台５を回転駆動し、第２のマグネット２０が回
転軸１８を介してリール台５を回転駆動する伝達力が作
用する。
作について説明すると、リミッターギャ１３が図示しな
い駆動ギャによって回転駆動されると、リミッターギャ
１３と一体的に回転している磁性板１４はその上下両面
を第１と第のマグネット１７，２０によって磁気吸引力
が発生しているため、磁性板１４の回転作用に伴って第
１と第２のマグネット１７，２０にリミッタートルクを
発生させる。これによって、第１のマグネット１７が直
接リール台５を回転駆動し、第２のマグネット２０が回
転軸１８を介してリール台５を回転駆動する伝達力が作
用する。
【００２３】また、上述したように回転駆動するリール
台５が図示しないカセットテープに必要以上の張力が加
わって過負荷状態となったとき、リール台５は第１と第
２のマグネット１７，２０が磁性板１４との間でスリッ
プ動作し、テープの必要以上の張力を解消する動作が行
える。
台５が図示しないカセットテープに必要以上の張力が加
わって過負荷状態となったとき、リール台５は第１と第
２のマグネット１７，２０が磁性板１４との間でスリッ
プ動作し、テープの必要以上の張力を解消する動作が行
える。
【００２４】このように本発明によるトルクリミッター
機構は、リミッターギャ１３の磁性板１４をその両面か
ら第１と第２の２つのマグネット１７，２０で挟むよう
に対向配置し、しかも、両マグネット１７，２０が反発
し合うように着磁されているので、磁性板１４に対して
はマグネット１７及び２０が磁気吸引力が発生するもの
の、マグネット１７，２０同志は磁気反発し、このた
め、マグネット１７，２０が磁性板１４に対して摩擦力
の発生もない。従って、本発明によるトルクリミッター
機構は、環境の温度変化、湿度変化あるいは速度変化が
生じても常に安定したリミッタートルクが得られる。
機構は、リミッターギャ１３の磁性板１４をその両面か
ら第１と第２の２つのマグネット１７，２０で挟むよう
に対向配置し、しかも、両マグネット１７，２０が反発
し合うように着磁されているので、磁性板１４に対して
はマグネット１７及び２０が磁気吸引力が発生するもの
の、マグネット１７，２０同志は磁気反発し、このた
め、マグネット１７，２０が磁性板１４に対して摩擦力
の発生もない。従って、本発明によるトルクリミッター
機構は、環境の温度変化、湿度変化あるいは速度変化が
生じても常に安定したリミッタートルクが得られる。
【００２５】また、第１と第２のマグネット１７，２０
は、磁気反発させたことでそれぞれのヨーク板１６，１
９に密接させることができ、これによって、従来のよう
にマグネットをヨーク板に接着剤を用いて固定する必要
もなく、それぞれの突部５ａ，１８ａによる回り止めの
みでよい。因みに、接着剤が必要とする場合はトルクリ
ミッター機構の組み立ての際、それぞれのマグネットを
ヨーク板に仮接着する程度でよい。
は、磁気反発させたことでそれぞれのヨーク板１６，１
９に密接させることができ、これによって、従来のよう
にマグネットをヨーク板に接着剤を用いて固定する必要
もなく、それぞれの突部５ａ，１８ａによる回り止めの
みでよい。因みに、接着剤が必要とする場合はトルクリ
ミッター機構の組み立ての際、それぞれのマグネットを
ヨーク板に仮接着する程度でよい。
【００２６】また、両マグネット１７，２０はリミッタ
ーギャ１３の磁性板１４に対して均等な間隙ではなく一
方のマグネット（実施例の場合では第２のマグネット２
０）を接近させるようにしたことで、磁性板１４に対す
る第２のマグネット２０の磁気影響力を高めることがで
き確実なリミッタートルクの伝達か得られる。
ーギャ１３の磁性板１４に対して均等な間隙ではなく一
方のマグネット（実施例の場合では第２のマグネット２
０）を接近させるようにしたことで、磁性板１４に対す
る第２のマグネット２０の磁気影響力を高めることがで
き確実なリミッタートルクの伝達か得られる。
【００２７】また、本発明におけるトルクリミッター機
構に使用されているマグネット１７，２０は一例として
フェライトを用い磁極数４極の場合について説明した
が、因みに、フェライトの場合の磁極数は６〜８極、フ
ェライト以外の場合例えば、サマリウム・コバルトのマ
グネットを使用した場合の磁極数は１０極に形成するこ
とによって、リミッタートルクの効率を高めることがで
きて好適である。特に、サマリウム・コバルトを使用し
た場合は、マグネットの薄型化が可能となり、よってト
ルクリミッター機構の小型化が図れる。
構に使用されているマグネット１７，２０は一例として
フェライトを用い磁極数４極の場合について説明した
が、因みに、フェライトの場合の磁極数は６〜８極、フ
ェライト以外の場合例えば、サマリウム・コバルトのマ
グネットを使用した場合の磁極数は１０極に形成するこ
とによって、リミッタートルクの効率を高めることがで
きて好適である。特に、サマリウム・コバルトを使用し
た場合は、マグネットの薄型化が可能となり、よってト
ルクリミッター機構の小型化が図れる。
【００２８】尚、本発明は、上述しかつ図面に示した実
施例に限定されるものでなく、その要旨を逸脱しない範
囲内で種々の変形実施が可能である。
施例に限定されるものでなく、その要旨を逸脱しない範
囲内で種々の変形実施が可能である。
【００２９】
【発明の効果】以上説明したように本発明におけるリー
ル台のトルクリミッター機構は、リール台と共に回転す
る回転体にヨーク板を介してマグネットを取り付け、こ
のマグネットと対抗配置しリール台にトルク伝達する磁
性板を有するリミッターギャを配設したリール台のトル
クリミッター機構において、リミッターギャの磁性板を
両面から挟むようにして両マグネットを対向配置したこ
とにより、環境の温度変化、湿度変化あるいは速度変化
が生じても常に安定したリミッタートルクが得られ、こ
れによって、テープパス変化やテープダメージのない安
定したテープ走行が可能となる。
ル台のトルクリミッター機構は、リール台と共に回転す
る回転体にヨーク板を介してマグネットを取り付け、こ
のマグネットと対抗配置しリール台にトルク伝達する磁
性板を有するリミッターギャを配設したリール台のトル
クリミッター機構において、リミッターギャの磁性板を
両面から挟むようにして両マグネットを対向配置したこ
とにより、環境の温度変化、湿度変化あるいは速度変化
が生じても常に安定したリミッタートルクが得られ、こ
れによって、テープパス変化やテープダメージのない安
定したテープ走行が可能となる。
【００３０】また、磁性板を両面からマグネットで挟む
ようにした構成にしたことで、従来の如く１つのマグネ
ットを使用した構成に比べて高いリミッタートルクが得
られるという効果がある。
ようにした構成にしたことで、従来の如く１つのマグネ
ットを使用した構成に比べて高いリミッタートルクが得
られるという効果がある。
【図１】本発明によるトルクリミッター機構を備えたリ
ール台の断面図である。
ール台の断面図である。
【図２】マグネットの着磁状態の斜視図である。
【図３】磁性板に対するマグネットの磁力線の分布図で
ある。
ある。
【図４】従来のトルクリミッター機構を備えたリール台
の断面図である。
の断面図である。
１ リール台機構 ２ 回転軸 ５ リール台 ５ａ 突部 ６ リール爪 １０ トルクリミッター機構 １３ リミッターギャ １４ 磁性板 １６ａ 第１のヨーク板 １７ 第１のマグネット １８ 回転部材 １８ａ 突部 １９ 第２のヨーク板 ２０ 第２のマグネット ２１，２２ ワッシャ
Claims (4)
- 【請求項１】 リール台と共に回転する回転体にヨーク
板を介してマグネットを取り付け、このマグネットと対
抗配置し上記リール台にトルク伝達する磁性板を有する
リミッターギャを配設したリール台のトルクリミッター
機構において、 上記リミッターギャの磁性板を両面から挟むようにして
上記両マグネットを対向配置したことを特徴とするリー
ル台のトルクリミッター機構。 - 【請求項２】 上記両マグネットの対向面が互いに反発
する磁極に着磁されていることを特徴とする請求項１記
載のリール台のトルクリミッター機構。 - 【請求項３】 上記マグネットは、上記ヨーク板への接
着を不要にし、回り止め手段によってのみ支持されてい
ることを特徴とする請求項２記載のリール台のトルクリ
ミッター機構。 - 【請求項４】 上記マグネットは、一方のマグネットが
他方のマグネットより上記リミッターギャの磁性板に接
近していることを特徴とする請求項２記載のリール台の
トルクリミッター機構。
Priority Applications (5)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP4298651A JPH06150451A (ja) | 1992-11-09 | 1992-11-09 | リール台のトルクリミッター機構 |
| US08/148,343 US5445338A (en) | 1992-11-09 | 1993-11-08 | Tape driver |
| KR1019930023589A KR940012752A (ko) | 1992-11-09 | 1993-11-08 | 릴대의 토오크 리미터기구 |
| EP93308930A EP0597666B1 (en) | 1992-11-09 | 1993-11-09 | Tape driver |
| DE69327771T DE69327771T2 (de) | 1992-11-09 | 1993-11-09 | Bandantriebsvorrichtung |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP4298651A JPH06150451A (ja) | 1992-11-09 | 1992-11-09 | リール台のトルクリミッター機構 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH06150451A true JPH06150451A (ja) | 1994-05-31 |
Family
ID=17862497
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP4298651A Pending JPH06150451A (ja) | 1992-11-09 | 1992-11-09 | リール台のトルクリミッター機構 |
Country Status (5)
| Country | Link |
|---|---|
| US (1) | US5445338A (ja) |
| EP (1) | EP0597666B1 (ja) |
| JP (1) | JPH06150451A (ja) |
| KR (1) | KR940012752A (ja) |
| DE (1) | DE69327771T2 (ja) |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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- 1992-11-09 JP JP4298651A patent/JPH06150451A/ja active Pending
-
1993
- 1993-11-08 US US08/148,343 patent/US5445338A/en not_active Expired - Fee Related
- 1993-11-08 KR KR1019930023589A patent/KR940012752A/ko not_active Application Discontinuation
- 1993-11-09 EP EP93308930A patent/EP0597666B1/en not_active Expired - Lifetime
- 1993-11-09 DE DE69327771T patent/DE69327771T2/de not_active Expired - Fee Related
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| Publication number | Publication date |
|---|---|
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| KR940012752A (ko) | 1994-06-24 |
| US5445338A (en) | 1995-08-29 |
| EP0597666A2 (en) | 1994-05-18 |
| EP0597666B1 (en) | 2000-02-02 |
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