JPH05159420A - リール台駆動装置 - Google Patents

リール台駆動装置

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Publication number
JPH05159420A
JPH05159420A JP3318959A JP31895991A JPH05159420A JP H05159420 A JPH05159420 A JP H05159420A JP 3318959 A JP3318959 A JP 3318959A JP 31895991 A JP31895991 A JP 31895991A JP H05159420 A JPH05159420 A JP H05159420A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
rotating
gear
magnetic
reel base
swinging
Prior art date
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Pending
Application number
JP3318959A
Other languages
English (en)
Inventor
Kenji Matsuura
賢司 松浦
Shigeki Murata
茂樹 村田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Panasonic Holdings Corp
Original Assignee
Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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Filing date
Publication date
Application filed by Matsushita Electric Industrial Co Ltd filed Critical Matsushita Electric Industrial Co Ltd
Priority to JP3318959A priority Critical patent/JPH05159420A/ja
Publication of JPH05159420A publication Critical patent/JPH05159420A/ja
Pending legal-status Critical Current

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Abstract

(57)【要約】 【目的】 薄型化に適し、高信頼性のリール駆動装置の
提供を目的とする。 【構成】 マグネットクラッチを構成するプーリ18の
マグネット18aとヒステリシス材23aを対向させ、
この間の磁気カップリング力で首振りアーム23を回動
させる構成を有する。 【効果】 非接触で回動動作トルクが伝達されるため摩
耗が無く、回動トルクも小さくできる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、テープレコーダ、VT
R等に用いられるリール台駆動装置に関し、さらに詳し
くは供給及び巻取りリール台の駆動を選択的に切り換え
る首振りアームを有するリール台駆動装置に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、テープレコーダ、VTR等のメカ
ニズムに薄型化の要望が高まっている。テープレコー
ダ、VTR等に用いられるリール台駆動装置も薄型化、
低コスト、高信頼性が求められている。一般にリール台
駆動装置はテープロール径の変化を吸収し、テープテン
ションを所定の範囲に納めてテープをたるみなく巻取っ
ていくためのクラッチ機構を内蔵している。さらに供給
または巻取りリール台に選択的に回転駆動力を伝達す
る。
【0003】このようなリール台駆動装置の従来技術の
例として特開昭32−175955号公報等がある。
【0004】以下図面を参照しながら、上記従来のリー
ル台駆動装置の一例について説明する。
【0005】図3は従来のリール台駆動装置の平面図
を、図4はその部分断面図を示すものである。1は供給
リール台、2は巻取リール台、3は首振りアームでキャ
プスタンモータ(図示せず)の回転方向に応じて軸4を
中心に矢印A、B方向に回動する。5は首振りアーム3
の回動端部に回転自在に支持され、かつ供給リール台1
あるいは巻取リール台2に係合する首振り歯車である。
6はプーリで、ゴムベルト7が巻回され、キャプスタン
モータ(図示せず)によって回転駆動される。8はプー
リ6と軸方向にのみ移動可能に設けられた回転板であ
る。9はプーリ6と同軸上で独立に回転自在に設けられ
た歯車で、首振り歯車5と係合している。10はフェル
トで回転板8に接着されている。歯車9の上部には首振
りアーム3が配設される。11は首振りアーム3に貼り
つけられたフェルトで、フェルト10とともにバネ12
によって歯車9に圧接されている。
【0006】以上のように構成されたリール台駆動装置
について、以下その動作を説明する。
【0007】記録再生モードにおいてキャプスタンモー
タ(図示せず)の回転プーリ6に伝達され、同時に回転
する回転板8およびフェルト10がバネ12によって圧
接され、摺動摩擦力によって歯車9に回転力が伝達され
る。このとき歯車9の回転力がフェルト10を介して首
振りアーム3にも伝達されるので、首振りアーム3は歯
車9の回転方向に回動する。そして首振りアーム3の端
部に配設された首振り歯車5は供給リール台1あるいは
巻取リール台2にキャプスタンモータ(図示せず)の回
転方向に応じて選択的に係合する。つまりキャプスタン
モータ(図示せず)の回転力はフェルト10をクラッチ
として機能させ回転力の制限と滑りを持った状態で歯車
9から係合している首振り歯車5、さらに供給リール台
1あるいは巻取リール台2に伝達されて、テープロール
径に応じた回転数と所定のテープテンションを実現す
る。
【0008】図5は首振り機構の今一つの従来例の断面
図である。図5において先に説明した従来例と同じ記号
については説明を省略する。13は上部に多極嫡磁され
たマグネットが接着され、プーリ6に圧入などで固定さ
れ一体に回転する回転板である。14は回転板に貼りつ
けられた軟磁性体からなるシールド板、15は同じく軟
磁性体から成る首振りアームで回転板13の下面に吸着
されている。16は歯車で回転板13のマグネットと対
向する面にはヒステリシス材16aが埋め込まれ、この
間で磁気的クラッチを形成している。
【0009】キャプスタンモータ(図示せず)の回転が
プーリ6に伝達され、同時に回転する回転板13から磁
気的クラッチにより歯車9に回転力が伝達される。同時
に首振りアーム15は回転板13の下面に吸着されてい
るため回転板13の回転とともに回動し、端部に配設さ
れた首振り歯車5が供給リール台1あるいは巻取リール
台2に係合し、回転力を伝達する。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら上記のよ
うな構成では、第1の従来例の歯車9とフェルト10、
第2の従来例の回転板13と首振りアーム15等のよう
に基本的に接触部の摩擦力で首振りアーム3、15の回
動動作を行なわせており、摩耗による耐久性、信頼性に
問題があった。またその回動トルクも摩擦力に頼るため
大きくなりがちでそれがキャプスタンモータの負荷とな
り消費電力が大きくなるといった問題もあった。さらに
クラッチ部と首振りアーム3、15とが同軸上に配設さ
れるためリール台駆動装置の厚みが厚くなるという問題
点も有していた。
【0011】本発明は上記問題点を解決するもので、薄
型化に適した、高信頼性のリール台駆動装置を提供する
ことを目的とする。
【0012】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に本発明のリール台駆動装置は、供給リール台および巻
取りリール台間に回転自在に支持され、モータからの回
転力が回転伝達機構を介して伝達される回転磁性部材
と、回転磁性部材と同軸に配設され、回転磁性部材の回
転力が磁気的なクラッチ機構を介して伝達される第1の
回転部材と、第1の回転部材と係合し、回転自在に支持
された第2の回転部材と、第2の回転部材と同軸で回動
可能に支持され、常に回転磁性部材と対向した磁気的結
合部を1端に備えた首振り部材と、首振り部材の回動端
部に回転自在に支持され、かつ第2の回転部材と係合
し、首振り部材の首振り時には供給または巻取りリール
台と係合してこれらに第1の回転部材の回転力を伝達す
る第3の回転部材とを備えた構成を有する。
【0013】
【作用】本発明は上記した構成によって、首振り部材と
回転磁性部材との磁気カップリングによって、首振り部
材の回動トルクを非接触で発生させるから、摩耗などの
問題がなくなり、さらにクラッチ部材と首振り部材とを
別々に分け、平面的に配置してあるのでリール台駆動装
置を薄型に構成できる。
【0014】
【実施例】以下、本発明の一実施例のリール台駆動装置
について、図面を参照しながら説明する。
【0015】図1は本発明の一実施例のリール台駆動装
置の断面図、図2は平面図である。図1および図2にお
いて1は供給リール台、2は巻取リール台、17はシャ
ーシである。18は上部に多極着磁されたマグネット1
8aを露出させ、反対面には軟磁性体のシールド板18
bを一体に接着等で固定されたプーリで、ゴムベルト7
が巻回され、キャプスタンモータ(図示せず)によって
回転駆動される。19はプーリ18と同軸上に互いに独
立に回転自在に配設された歯車で、プーリ18のマグネ
ット18aと対向する面にはヒステリシス材19aが埋
め込まれ、この間で磁気的クラッチを形成している。2
0はシャーシ17上に固定された軸である。21は回転
自在に支持された歯車で、歯車19と係合している。2
2はシャーシ17上に固定された軸で、歯車21を支持
している。23は首振りアームで、プーリ18のマグネ
ット18aと対向する端部にはヒステリシス材23aが
接着され、歯車21と同軸の軸22を中心として、回動
可能に支持されている。24は首振りアーム23の回動
端部に回転自在に支持され、常時歯車21と係合してお
り、かつ首振りアーム23の回動時には供給リール台1
あるいは巻取リール台2に選択的に係合する首振り歯車
である。
【0016】以上のように構成されたリール台駆動装置
について、以下その動作を説明する。キャプスタンモー
タ(図示せず)の回転がゴムベルト7を介してプーリ1
8に伝達され、マグネット18aとヒステリシス材19
aとの間でヒステリシス損失の発生による磁気的クラッ
チが形成され、歯車19に回転力が伝達される。同時に
首振りアーム23のヒステリシス材23aとマグネット
18aとの間にも磁気的カップリングが形成され、首振
りアーム23はプーリ18の回転方向に応じて矢印方向
に回動する。その結果首振りアーム23端部に配設され
た首振り歯車24が供給リール台1あるいは巻取リール
台2に係合する。したがってプーリ18の回転力は磁気
的クラッチを介して歯車19、歯車21、首振り歯車2
4に伝達され、供給リール台1あるいは巻取リール台2
が回転駆動される。
【0017】このように本発明の実施例によると、首振
りアーム23は、マグネット18aとヒステリシス材1
9aとの間の磁気的カップリングによって、非接触で回
動トルクが伝達されているため、摩耗なくかつ回動トル
クが小さくて済み、キャプスタンモータにかかる回転負
荷が小さく、さらにクラッチ部プーリ18および歯車1
9と、首振りアーム23とを別々に配置しているので、
クラッチ部材と首振りアームとを同軸に構成したものに
比べ、リール台駆動装置全体を薄型に構成できる効果が
ある。さらに首振りアーム23を回動させる磁気カップ
リング部材として、磁気的クラッチを構成しているマグ
ネット18aを利用しているため部品コストを低減でき
るという効果もある。
【0018】なお、本実施例において、首振りアーム2
3のヒステリシス材23aはヒステリシス材料とした
が、軟磁性体として磁気的吸引力を利用するあるいは渦
電流損失を利用するなど電磁気結合が行なえるものであ
ればよい。また首振りアーム23のヒステリシス材23
aは、マグネット18aに直接に対向させたが、歯車1
9のヒステリシス材19aを介してその漏れ磁束を利用
するように配置してもよい。また、歯車19のヒステリ
シス材19aとマグネット18aとの間に首振りアーム
23のヒステリシス材23aを配置してもよい。また、
プーリ18にヒステリシス材料を用いその両側にマグネ
ットを使った首振りアーム23と歯車19を配置しても
よい。要するに、これらの構成においてプーリ18と歯
車19、プーリ18と首振りアーム23との間にそれぞ
れ磁気カップリングが構成できればよく、例えば、マグ
ネットとヒステリシス材料を入れ換えた構成も可能であ
るのは明らかである。
【0019】
【発明の効果】以上の実施例から明らかなように、本発
明のリール台駆動装置は、モータからの回転力が回転伝
達機構を介して伝達される回転磁性部材と回転磁性部材
と同軸に配設され、回転磁性部材の回転力が磁気的なク
ラッチ機構を介して伝達される第1の回転部材と、第1
の回転部材と係合し、回転自在に支持された第2の回転
部材と、第2の回転部材と同軸で回動可能に支持され、
常に回転磁性部材と対向した磁気的結合部を1端に備え
た首振り部材と、首振り部材の回動端部に回転自在に支
持され、かつ第2の回転部材と係合し、首振り部材の首
振り時には供給または巻取りリール台と係合する第3の
回転部材とを備え、首振り部材と回転磁性部材との磁気
カップリングによって、首振りアームの回動トルクを非
接触で発生させたものであるから、摩耗などの問題が無
くなり、信頼性、耐久性が向上する。さらにクラッチ部
材と首振り部材とを別々に分け、平面的に配置してある
のでリール台駆動装置を薄型に構成できるものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例におけるリール台駆動装置の
断面図
【図2】同装置の平面図
【図3】従来のリール台駆動装置の平面図
【図4】従来のリール台駆動装置の部分断面図
【図5】首振り機構の今一つの従来例の断面図
【符号の説明】
18 プーリ 18a マグネット 19 歯車 19a ヒステリシス材 21 歯車 23 首振りアーム 23a ヒステリシス材 24 首振り歯車

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 供給リール台および巻取りリール台間に
    回転自在に支持され、モータからの回転力が回転伝達機
    構を介して伝達される回転磁性部材と、前記回転磁性部
    材と同軸に配設され、回転磁性部材の回転力が磁気的な
    クラッチ機構を介して伝達される第1の回転部材と、前
    記第1の回転部材と係合し、回転自在に支持された第2
    の回転部材と、前記第2の回転部材と同軸で回動可能に
    支持され、常に前記回転磁性部材と対向した磁気的結合
    部を1端に備えた首振り部材と、前記首振り部材の回動
    端部に回転自在に支持され、かつ前記第2の回転部材と
    係合し、首振り部材の首振り時には供給または巻取りリ
    ール台と係合してこれらに前記第1の回転部材の回転力
    を伝達する第3の回転部材とを備えたリール台駆動装
    置。
JP3318959A 1991-12-03 1991-12-03 リール台駆動装置 Pending JPH05159420A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP3318959A JPH05159420A (ja) 1991-12-03 1991-12-03 リール台駆動装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP3318959A JPH05159420A (ja) 1991-12-03 1991-12-03 リール台駆動装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH05159420A true JPH05159420A (ja) 1993-06-25

Family

ID=18104905

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP3318959A Pending JPH05159420A (ja) 1991-12-03 1991-12-03 リール台駆動装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH05159420A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2005004139A (ja) * 2003-06-16 2005-01-06 Berutekku Kk 平面型表示装置の支持台

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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