JPS5921097B2 - 磁気記録再生装置 - Google Patents

磁気記録再生装置

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JPS5921097B2
JPS5921097B2 JP52105543A JP10554377A JPS5921097B2 JP S5921097 B2 JPS5921097 B2 JP S5921097B2 JP 52105543 A JP52105543 A JP 52105543A JP 10554377 A JP10554377 A JP 10554377A JP S5921097 B2 JPS5921097 B2 JP S5921097B2
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reel
pinch roller
motor
capstan
magnetic
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嘉人 浦田
俊治 佐々木
雅一郎 立川
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Panasonic Holdings Corp
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Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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Description

【発明の詳細な説明】 本発明は磁気テープと磁気ヘツドを用い録音再生等を行
なう磁気記録再生装置に関するものである。
一般に、磁気テープを供給し巻取る2個のりール台手段
と磁気テープを定速送りするキヤプスタン及びピンチロ
ーラを有する磁気記録再生装置において、キヤプスタン
は極めて正しく定速回転することが必要であり、一方磁
気テープを巻取るリール台手段はキヤプスタン及びピン
チローラにより定速送りされる磁気テープを適当な巻取
張力を維持しながら、かつ巻取張力にムラを生ぜしめな
いように巻取ることが必要である。
従来の磁気記録再生装置においては、高速で定速回転す
る1個のモータよりベルトやアイドラー等の動力伝達手
段を用いてキヤプスタン及びりール台を駆動せしめる1
モータ方式のものと、キヤプスタン及び2個のリール台
を各々独立のモータで駆動せしめる3モータ方式とが一
般的に採用されている。
しかしながら、1モータ方式はモータ数が最も少なく一
般的に低価格ではあるが、定速回転キヤプスタンと非定
速回転である巻取リール台を1個のモータで駆動せしめ
るためにリール駆動部に必らずスリツプ機構を介在させ
る必要があり、またモータからキヤプスタン及びリール
台への動力伝達に複雑な構造を必要とするなど装置全体
が複雑であり、かつスリツプ機構、ベルト等の品質のバ
ラツキ、経時変化が大きくてしかも環境条件に支配され
やすい部品を使用するため性能が不安定である等の欠点
を有してた。
一方、3モータ方式ではキヤプスタン及び2個のリール
台に各々独立したモータを使用するため、前記1モータ
方式の持つ欠点は改善されるが、モータ数が多く高価と
なり、かつまた両リールモータの駆動に工夫を要する等
の問題を有していた。
本発明は以上に述べた従来の問題点を解決し、高品質で
ありながら簡素でかつ小型な新規な磁気記録再生装置を
提供するものである。以下、本発明の磁気記録再生装置
について実施例の図面と共に説明する。
第1図は本発明の磁気記録再生装置の一実施例の全体平
面図であり、録音、又は再生の動作状態を示している。
第5図、第6図はその正面図、側面図である。先ず第1
図をもとに本発明の概略構成について説明する。基板1
にはカセツトテーブ2が位置決めピン3,4,5,6に
より装着せしめられている。ヘツド台21は磁気ヘツド
22,23を塔載し基板1上を移動可能なように設けら
れている。該ヘツド台21はヘツド操作杆25及び連結
杆29により第1の操作手段である第1の電磁プランシ
ャー9に連結せしめられている。キヤプスタン11は第
2のモータであるキヤプスタンモータ8により直接駆動
せしめられており、またピンチローラ46は軸47によ
りピンチローラ支持手段であるピンチローラアーム48
に回転自在に軸支されている。該ピンチローラアーム4
8は軸49により回転自在に基板1上に軸支されている
。30はピンチローラ支持手段としてのアーム48を駆
動せしめるための遊動杆であり、31によりヘツド台2
1上に回転自在に軸支されている。
この遊動杆30はその一端43において連結杆51及び
操作杆54により第2の操作手段である第2の電磁プラ
ンシャー10に係合せしめられている。又、該遊動杆3
0はピンチローラアーム48とバネ35がピンチローラ
46をキヤプスタン11に弾性的に圧着せしめる。第1
図に示す如く録音又は再生状態においてピンチローラ4
6がキヤプスタン11に圧着するに要する力はヘツド台
21及び連結杆51により力学的に分担せしめられてお
り、このためヘツド台21及び連結杆51は比較的小さ
な力で動作せしめることを可能ならしめている。上記ピ
ンチローラ支持手段であるピンチローラアーム48はヘ
ツド台21または遊動杆30上に設けることも可能であ
るが、固定基板1上に設けることによりピンチローラ4
6を最も安定して軸支することができる。またピンチロ
ーラ圧着用のバネ35は遊動杆30に設けたピン36と
アーム48に設けたピン37との間に懸架する以外にも
該ヘツド台21と遊動杆30の間に、または該遊動杆3
0と連結杆51の間に設けることも可能である。18,
19はリール台であり、基板1上に設けたリール軸12
,13に回転自在に軸支されており、テープカセツト2
との係合部14,16及び15,17を有し、装着され
たテープカセツト2を駆動する。
20はリール駆動軸であり、第1のモータであるリール
モータ7により直接駆動せしめられる。
74はリール駆動軸20に固定せしめられたりール駆動
プーリである。
77はリール駆動軸20の回転をリール台18又は19
に伝える中間アイドラであり、中間アイドラ支持板75
に軸76Iこより回転自在に軸支されている。
また該中間アイドラ支持板75はリール動作杆66に軸
68により回転自在に軸支されている。また該中間アイ
ドラJモVは第7図に示す如く摩擦板78及びバネ79に
より常時制動力を受けており、この回転制動力により該
中間アイドラJモVは第4図に実線及び破線で示す如くリ
ール駆動プ一1J74に押圧された状態においてリール
駆動軸20の回転方向に応じて選択的にリール台18又
は19のどちらか一方に転接せしめられる。70は制動
片71を有する制動板であり、軸69によりリール動作
杆66に回転自在に軸支されている。
リール動作杆66は一端を軸67により基板1上に回転
自在に軸支され、他端を連結杆61、操作杆54により
第2の操作手段てある第2の電磁プランジヤ10に連結
せしめられている。連結杆61は軸60により操作杆5
4に回転自在に軸支されており、バネ64により操作杆
54の動作方向に付勢せしめられている。該バネ64の
付勢力が中間アイドラJモVの、リール駆動軸20及びリ
ール台18,19への転接力を与える。第1図において
、キヤプスタン11及びリール駆動軸20を各々矢印の
方向へ回転せしめれば、録音、再生状態となる。次に上
記装置の動作を説明する。
第2図は停止状態を示し、この状態において操作杆54
はバネ58により反時計方向に付勢されている。このバ
ネ付勢力は連結杆61に形成したストツパ一62と操作
杆54に形成したストツパ一63との係止により連結杆
61に伝達され、さらにリール動作杆66から制動板7
0に伝達されてリール台18,19に制動力を与える。
また遊動杆30に設けた引つ掛け片33と固定基板1に
設けたピン34との間に懸架せめられたバネ32の付勢
力lこよりヘツド台21、遊動杆30及びピンチローラ
アーム48は各々停止位置に持来たされている。該バネ
32は、1個のバネでヘツド台21及びピンチローラア
ーム48を各々停止位置へ持来たすことを可能ならしめ
ることが特徴である。また、該バネ32の懸架位置及び
バネの強さを適当に選ぶことにより所要のヘツド台21
の復帰力及びピンチローラアーム48の復帰力を得るこ
とが出来る。もちろんこのバネ32の作用は、ヘツド台
21及びピンチローラアーム48に各々独立のバネを設
けることにても可能である。次に第2図の停止位置より
ヘツド台を移動せしめた状態、即ち一時停止の状態を第
3図に示す。
第3図に示す如く第1の電磁プランジヤ9の作動により
ヘツド台21は前進し、磁気ヘツド22,23がテープ
カセツト2内に挿入される。このとき遊動杆30はバネ
32の付勢力に抗して位置決めピン4との当接面41,
42を滑動支点として時計方向に回動せしめられ、同時
に該遊動杆30とバネ35を介して一体的に結合せしめ
られているピンチローラアーム48も時計方向に回動せ
しめられる。この結果ピンチローラ46がキヤプスタン
11の近傍に持来たされる。この状態が一時停止の状態
である。第3図の状態から第2の電磁プランジヤ10を
作動せしめ、かつリールモータ7を動作せしめると第1
図の録音、再生状態が得られる。
即ち第3図の状態から第2の電磁プランジヤ10が作動
すると、操作杆54はバネ58の付勢力に抗して時計方
向に回動せしめられる。このとき該操作杆54とピン5
3により連結せしめられた連結杆51は反時計方向に回
動し、該連結杆51に設けた係合ピン44が遊動杆30
の一端43に当接し、該遊動杆30をヘツド台21上に
設けた軸31を支点にしてバネ32の付勢力に抗して反
時計方向に回動せしめられるが、さらに遊動杆30を回
動せしめると遊動杆30の一端38とピンチローラアー
ム48との係止部がバネ35の付勢力に抗して離間せし
められる。この結果、ピンチローラ46がキヤプスタン
11に圧着せしめられ、第2のモータとしてのキヤプス
タンモータ8の回転のもとに磁気テープは定速に走行せ
しめられる。また第2の電磁プランシャー10の作動に
よる操作杆54のバネ58に抗しての時計方向への回動
により、該操作杆54と一体的に構成せしめられた連結
杆61も回動し、リール動作杆66が反時計方向に回動
せしめられ、先ず制動板70によるリール台18,19
への制動力が解除される。次に中間アイドラJモVがリー
ル駆動プーリ74に当接せしめられるが、さらに操作杆
54の回動により操作杆54と連結杆61との係止部6
2,63がバネ64の付勢力が上記中間アイドラJモVの
りール駆動プーリ74への圧着力として与えられる。こ
のときクール駆動軸20をあらかじめ第1図矢印の方向
へ回転せしめておけば、前述の如く該中間アイドラJモ
Vはリール駆動プーリ74のまわりを回動しリール台1
9に転接せしめられ、この結果リール台19は第1図矢
印の方向へ回転せしめられ磁気テープの巻取を行なう。
次に早送り及び巻戻し動作について説明する。
第2図の停止状態より第2の電磁プランジヤ10を作動
せしめると第4図の如くなる。このとき前述の如く操作
杆54の時計方向への回動にともない、リール台18,
19の制動力が解除され、次にリール駆動軸20の回転
方向に応じ中間アイドラJモVがリール台18,19のう
ちどちらか一方に選択的に転接せしめられ、リール台1
8,19のうちどちらか一方が各々矢印の方向に回転し
、磁気テープの早送り、巻戻しを行なう。尚、第4図に
て明らかな如く、早送り巻戻し中においてヘツド台21
が非作動状態にあるときは、連結杆51の回動に於いて
も該連結杆51と遊動杆30とは係合されないのでピン
チローラ46は駆動されず、この結果上記の如く両リー
ル台18,19の回転に応じた磁気テープの早送り、巻
戻しを行なうことが出来る。第8図は本発明の装置に使
用するキヤプスタンモータ8の断面図である。
該キヤプスタンモータ8はDCブラシレスモータであり
、大きな慣性モーメントを有しキヤプスタン11を圧入
固定せしめた第1のロータ90と、該第1のロータ90
の回転平面に平行な面で多極に着磁されたロータマグネ
ット93を有する第2のロータ91よりなるロータ部8
9と、該ロータマグネツト93と平面で対向する複数個
の駆動用コイル100を有する駆動部ステータ218と
、上記ロータマグネツト93の回転位置を検出する位置
検出手段と、上記第1のロータ90の回転速度を検出す
る回転速度検出手段と、上記位置検出手段及び回転速度
検出手段の信号に応じて本キヤプスタンモータを定速に
駆動制御ならしめる駆動制御回路より構成されている。
先ず回転速度検出手段について説明する。
回転速度検出手段は第8図に示す如く、磁性体より成る
円板200、厚み方向にNS極に着磁されたマグネツト
201、発電コイル202外周に凹凸歯部204を有す
る歯円板203とより成るステータ部と、磁性体より成
るフライホイール90に上記歯円板203と対抗する位
置に設けられた歯部205より構成されている。該ステ
ータ部は第8図、第9図に示す如くゴム等の振動吸収機
206を介して止メ金207により軸受119に固定せ
しめられている。また上記歯部204及び205は互い
に同数もしくは整数比を有する凹凸歯の関係に構成され
ている。この回転速度検出手段において、第1のロータ
90が回転すると、上記歯部204及び205の凹凸歯
の対向関係において磁束変化が発生し、これにより発電
コイル202には歯部204又は205のうち多い方の
歯数に応じ、かつ第1のロータ90の回転速度に応じた
交流信号が誘起せしめられる。この交流信号を回転速度
検出信号とする。このとき上記歯部204及205にお
いて発生する磁束変化のために歯円板203は振動を発
生し、磁気円板203の共鳴を起こすことがある。振動
吸収材206はこの磁気円板203の共鳴を防止する効
果を有するものである。ロータ部89はキヤプスタン1
1を圧入固定せしめ、かつ一部に上記回転速度検出用の
歯部205を有する第1のロータ90と、ロータマグネ
ツト93を有する第2のロータ91と、被回転位置検出
手段である変調板96とからなり、各々第1のロータ9
0に設けた穴211、変調板96に設けた透孔98、第
2のロータ91に設けた位置決め用突起95において互
いに位置決めをされ、ネジ210により一体的に締結せ
しめられている。
このロータ部89を構成する第2のロータ91は第10
図に示す如く第1のロータ90の回転平面に平行な面で
厚み方向にN−Sの磁極が着磁されたロータマグネツト
93と、該ロータマグネツトを一体的に固着せしめた磁
性体よりなる磁気ヨーク92とから構成されている。ま
たロータマグネツト93は8極に着磁せしめている。駆
動部ステータ218は磁性体より成るステータ板117
と、該ステータ板117上に設けられた複数個の駆動用
コイル100と、ロータマグネツト93の回転位置を検
出するための第1次コイル106と、複数個の第2次コ
イル111と、配線用の印刷配線基板212と、ロータ
部89のスラスト方向の荷重を支えるスラスト軸受21
3とょり構成されている。
この駆動部ステータ218を構成する駆動用コイル10
0はボビン102及びコイル101とより成り、ピン1
03によりステータ板117に固定せしめられており、
導電端子104,105により印刷配線基板212に結
線せしめられている。本実施例の場合は6個のコイルを
有する3相駆動方式とし、各コイル101a,101b
,101c,101d,101e,101fは各々中心
より対象な位置すなわち101a・101d,101b
・101e,10c・10fが一対となつて第14図に
示す如く3相形式の駆動コイルを構成している。回転位
置検出手段は第8図、第12図に示す如く第1のロータ
90に取付けられた変調板96と、駆動部ステータ21
8において、駆動用コイル100の内側に設けられた第
1次コイル106及び複数個の第2次コイル111より
構成されている。
この回転位置検出手段を構成する変調板96は導電性に
秀れた材料例えば銅、アルミニウム等で作られ、透孔9
7及び磁束遮蔽部99を有する。透孔97及び磁束遮蔽
部99の数及び形状はロータマグネツト93の極数によ
り決定されるが、本実施例の場合は8極であるので4組
の透孔97a,97b,97c,97d及び磁束遮蔽部
99a,99b,99c,99dを有する。また、第1
次コイル106はコイル107及びボビン108とより
成り導電端子109,110により印刷配線基板212
に結線されている。また複数個の第2次コイル111は
該第1次コイル106の内側に設けられ、各々第1次コ
イル106と同じくコイル112及びボビン113とよ
り成り、導電端子114,115により印刷配線基板2
12に結線されている。また該第2次コイル1111こ
はその中心に磁性体である磁気芯116がボビン113
に圧入固定せしめられている。本実施例は3相駆動方式
であるので第2次コイル111の数は3個と決定される
。このような回転位置検出手段の構成において、第1次
コイル106に第1次高周波交流信号を与えると、第2
次コイル111には該第1次高周波交流信号により誘起
される第2次高周波交流信号が発生するが、該第1次コ
イル106と第2次コイル111の間の相互電磁作用は
これと密接して配置された変調板96の回転位置により
異なる。すなわち、第2次コイル上に透孔97が位置す
るときは第2次コイル111には大きな第2次高周波交
流信号が誘起され、磁気遮蔽部96が位置するときには
第2次高周波交流信号の誘起は小さくなる。このように
第2次高周波交流信号は上記変調板の回転によつて変調
されるものであり、これをロータマグネツト93の回転
位置検出手段となす。本実施例の場合3個の第2次コイ
ル111a,111b,111cにより発生する回転位
置検出信号A,B,Cは第13図の如く成る。なお透孔
部97に対する遮蔽部96の、中心に対する角度比を1
対1.5とすると略正弦波状の良好な変調信号が得られ
る。なお変調板96の構成において、ロータヨーク92
に切欠き94が設けてある。これは一般に磁気ヨーク9
2は鉄系磁性材料で作られるため変調板96の磁気遮蔽
部99と同じように磁気遮蔽作用を有するため、切欠き
94が無い場合は上記変調板96による前記第2次高周
波交流信号の変調率を低下せしめることになるためであ
る。該切欠き94は変調板96の透孔97a,97b,
97c,97dに合致させて略同一形状で設けてある。
また変調板96のロータマグネツト93の着磁位置に対
する関係及び第2次コイル111a,111b,111
cの駆動用コイル100に対する位置関係はモータの性
能上最も大切な点であり、第10図、第13図の如くロ
ータマグネツト93の極間位置を変調板96の磁束遮蔽
部99の中央に設け、かつ第2次コイル111a,11
1b,111cを各々駆動用コイル100に対向する位
置に設けるのが精度、性能上及び組立ての点で最も良い
位置を得ることが出来る。もちろんこれらの位置関係は
図示の位置関係に限定されるものではない。第14図は
キヤプスタンモータにおける各コイルと駆動制御回路2
50,251との結線状態を示す。この駆動制御手段は
既にダイレクト・ドライブ方式のレコードプレーヤ等で
実用化されているのでここではその説明は省略する。以
上の具体例の説明で明らかなごとく本発明は、磁気テー
プを巻取るためのリール台を専用の第1のリールモータ
でスリツプ機構やベルト等の環境変化や経時変化の大き
い部品を使用することなく直接的に駆動せしめ、またキ
ヤプスタンも専用の第2のモータでベルトやアイドラ等
の部材を介さずに直接駆動ならしめたため、性能が環境
変化や経時変化に左右されることが少なく、また製品バ
ラツキが少ないものである。
またキヤプスタンモータはキヤプスタンに回転ムラを発
生せしめるような他の部材とは全く関係せず独立して回
転せしめるために極めて正確に定速回転を行なうことが
可能であり、装置の高性能化を容易に可能ならしめるこ
とができる。また、上記の第1のリールモータの回転を
巻取リールへ伝達せしめるのに、1個の中間アイドラを
使用するだけで良くしかもこの中間アイドラは上記のリ
ールモータの回転方向に応じて自動的に2個のリール台
のどちらか一方に転接して該リールモータの回転を伝達
せしめることを可能ならしめているので、記録再生や早
送り巻戻し等のリール台の動作は上記リールモータにそ
れぞれの状態に応じて所要の電力を供給するとともに回
転方向を正逆切換えるだけで極めて容易に行なうことが
でき、操作機構が極めて簡単になる等の特徴を有する。
またピンチローラ駆動手段の提供とともに、第1および
第2の2個の電磁プランシャーによつて記録・再生・早
送り・巻戻し、一時停止等の状態を得ることを可能なら
しめしかも上記のどの状態からでも他の状態に移行する
ことが出来る操作機構を提供し、しかも従来より最も大
きな操作力が必要であつたピンチローラのキヤプスタン
に対する圧着力を上記第1および第2の電磁プランシャ
ーに分担せしめたため、それぞれの電磁プランシャーを
従来に比べ比較的小さな電力で駆動せしめることが可能
であり、かつ前記の電磁プランシャーを小型化し得るこ
とを可能ならしめ、小型で簡素な磁気記録再生装置を得
ることができるものである。また、キヤプスタンモータ
は装置のより一層の小型化をはかるために小型で簡素で
あつてしかも鉄心コアを有しないため、コギングが無く
しかも軸方向にロータマグネツトの吸引力が作用してい
かなる姿勢においても安定した高性能の回転駆動をする
ものである。以上の構成から本発明は高性能、長寿命で
あつて環境変化や経時変化が少なくしかも性能バラツキ
の少ない小型で簡素な磁気記録再生装置を提供すること
ができるなどの工業上多大の利益を有するものである。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の磁気記録再生装置の一構成例を示す平
面図、第2図、第3図、第4図は同装置の各部の動作説
明図、第5図は同装置の正面図、第6図は同装置の側面
図、第7図は中間アイドラ手段の要部側断面図、第8図
は同装置に使用されるキヤプスタンモータの側断面図、
第9図は同キヤプスタンモータの回転検出手段の平面見
取図、第10図、第11図は同キヤプスタンモータのロ
ータと変調板を示す平面図、第12図はそのステータの
平面図、第13図は同キヤプスタンモータの回転位置検
出信号の波形図、第14図は同キヤプスタンモータの要
部電気回路図である。 7・・・・・・リールモータ、8・・・・・・キヤプス
タンモータ、9,10・・・・・・電磁プランシャー、
11・・・・・・キヤプスタン、20・・・・・・リー
ル駆動軸、30・・・・・・遊動杆、54・・・・・・
操作杆、77・・・・.・中間アイドラ、90・・・・
・・ロータ、93・・・・・・ロータマグネツト、96
・・・・・・変調板、100・・・・・・駆動用コイル
、106・・・・・・第1次コイル、111・・・・・
・第2次コイル、117・・・・・・ステータ板、20
2・・・・・・回転速度検出用発電コイル。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 磁気ヘッドを搭載し移動可能なヘッド台と、磁気テ
    ープを定速に送るためのキヤプスタンおよびピンチロー
    ラと、前記ピンチローラを回転自在に支持するとともに
    これを前記キヤプスタンに圧着せしめるためのピンチロ
    ーラ駆動手段と、前記磁気テープを供給および巻取るた
    めの2個のリール台と、前記2個のリール台に制動力を
    与えるための制動手段と、前記2個のリール台と略等間
    隔離れて配置したリール駆動軸と、前記リール駆動軸の
    回転を前記2個のリール台のいずれか一方に前記リール
    駆動軸の回転方向に応じて伝達する中間アイドラとを具
    備し、かつ上記リール駆動軸を第1のモータで、前記キ
    ヤプスタンを第2のモータで各々駆動ならしめるととも
    に前記第1のモータで前記2個のリール台に記録再生お
    よび早送り巻戻し時の動作を行なわしめ、一方前記ヘッ
    ド台を第1の電磁プランジャーで動作せしめるとともに
    前記制動手段および中間アイドラを上記第1の電磁プラ
    ンジャーとは独立した第2の電磁プランジャーで駆動せ
    しめ、かつ上記ピンチローラ駆動手段は、一端を前記ヘ
    ッド台を介して前記第1の電磁プランジャーに、他端を
    前記第2の電磁プランジヤーにそれぞれ係合せしめ、か
    つ略中央部にて前記ピンチローラを回転自在に支持する
    ピンチローラアームに係合せしめた遊動杆から成り、前
    記第1および第2の電磁プランジャーが共に動作したと
    きにのみ動作状態にならしめるように構成したことを特
    徴とする磁気記録再生装置。 2 第1、第2のモータ及び第1、第2の電磁プランジ
    ャーを固定基板に対し同一面側に、略同一高さに配置せ
    しめたことを特徴とする特許請求の範囲第1項記載の磁
    気記録再生装置。 3 第1、第2のモータを結ぶ線の両側に第1、第2の
    電磁プランジャーを各々配し、かつ前記第1、第2の電
    磁プランジャーは磁気ヘッドとリール駆動軸の方向にお
    いて前記第1及び第2のモータの最外周よりも内側に配
    置せしめたことを特徴とする特許請求の範囲第1項また
    は第2項記載の磁気記録再生装置。 4 第2のモータとしてDCブラシレスモータを使用し
    、その最外周が2個のリール台手段を各々結ぶ線に対し
    て、ヘッド台の後退位置よりも内側となるように配置し
    たことを特徴とする特許請求の範囲第1項、第2項また
    は第3項記載の磁気記録再生装置。 5 第2のモータとしてはロータマグネットと駆動用コ
    イルが回転軸心に対し垂直な平面で対向する平面対向形
    のDCブラシレスモータを使用したことを特徴とする特
    許請求の範囲第1項、第2項、第3項または第4項記載
    の磁気記録再生装置。
JP52105543A 1977-09-01 1977-09-01 磁気記録再生装置 Expired JPS5921097B2 (ja)

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS6257798U (ja) * 1985-10-01 1987-04-10
JPS6261988U (ja) * 1985-10-07 1987-04-17
JPS62173592U (ja) * 1986-04-25 1987-11-04

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