JPS6311904Y2 - - Google Patents
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- JPS6311904Y2 JPS6311904Y2 JP1982006023U JP602382U JPS6311904Y2 JP S6311904 Y2 JPS6311904 Y2 JP S6311904Y2 JP 1982006023 U JP1982006023 U JP 1982006023U JP 602382 U JP602382 U JP 602382U JP S6311904 Y2 JPS6311904 Y2 JP S6311904Y2
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- hysteresis material
- magnetic
- driving body
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- 230000008878 coupling Effects 0.000 claims description 24
- 238000010168 coupling process Methods 0.000 claims description 24
- 238000005859 coupling reaction Methods 0.000 claims description 24
- 230000004907 flux Effects 0.000 claims description 9
- 230000000452 restraining effect Effects 0.000 claims description 5
- 230000005540 biological transmission Effects 0.000 description 8
- 238000010586 diagram Methods 0.000 description 5
- 230000000694 effects Effects 0.000 description 3
- 238000004804 winding Methods 0.000 description 2
- 230000032683 aging Effects 0.000 description 1
- 238000005516 engineering process Methods 0.000 description 1
- 238000000034 method Methods 0.000 description 1
Landscapes
- Dynamo-Electric Clutches, Dynamo-Electric Brakes (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】
〔産業上の利用分野〕
この考案は、例えばビデオテープレコーダのテ
ープ走行機構に適する磁気連結装置に関するもの
であり、特に駆動体と被駆動体とを接触させずに
連結する磁気連結装置に関するものである。
ープ走行機構に適する磁気連結装置に関するもの
であり、特に駆動体と被駆動体とを接触させずに
連結する磁気連結装置に関するものである。
従来この種のビデオテープレコーダのテープ走
行機構の磁気連結装置としては、連結時に磁気連
結装置を励磁して駆動体と被駆動体とを面接触さ
せ、相互間の摩擦抵抗によつて駆動体の回転力を
被駆動体に伝達していた。
行機構の磁気連結装置としては、連結時に磁気連
結装置を励磁して駆動体と被駆動体とを面接触さ
せ、相互間の摩擦抵抗によつて駆動体の回転力を
被駆動体に伝達していた。
従つて、従来の装置では、経年変化により、駆
動体と被駆動体との接触面が摩耗し、その伝達ト
ルクが変動する問題点があつた。上記のような従
来の磁気連結装置を、例えばビデオテープレコー
ダのテープ巻取りリールと、駆動プーリとの連結
に用いれば、伝達トルクの変動によつて画像が乱
れる問題点があつた。また、伝達トルクは一定で
あるため、テープ巻取りリールの早送り時に、伝
達トルクを変えることができず、同一磁気連結装
置を用いて、通常の録画,再生時と、早送り時と
の切換えができない問題点があつた。
動体と被駆動体との接触面が摩耗し、その伝達ト
ルクが変動する問題点があつた。上記のような従
来の磁気連結装置を、例えばビデオテープレコー
ダのテープ巻取りリールと、駆動プーリとの連結
に用いれば、伝達トルクの変動によつて画像が乱
れる問題点があつた。また、伝達トルクは一定で
あるため、テープ巻取りリールの早送り時に、伝
達トルクを変えることができず、同一磁気連結装
置を用いて、通常の録画,再生時と、早送り時と
の切換えができない問題点があつた。
この考案は、上記のような従来のものの問題点
を解消するためになされたものであり、駆動体と
被駆動体とを接触させることなく、駆動体の回転
力を被駆動体に伝え、且つ駆動体から被駆動体に
伝える伝達トルクを調整できるようにした磁気連
結装置を提供することを目的とする。
を解消するためになされたものであり、駆動体と
被駆動体とを接触させることなく、駆動体の回転
力を被駆動体に伝え、且つ駆動体から被駆動体に
伝える伝達トルクを調整できるようにした磁気連
結装置を提供することを目的とする。
この考案に係る磁気連結装置は、駆動体もしく
は被駆動体に取付けられ、厚み方向に着磁され、
かつ円周方向に複数極着磁された磁石回転板と、
磁石回転板の一面に対向して被駆動体もしくは駆
動体に取付けられた第1のヒステリシス材と、磁
石回転板の他面に対向し、かつ駆動体並びに被駆
動体に対して回転可能に支承された第2のヒステ
リシス材と、第2のヒステリシス材の回転を拘束
する拘束手段とを備えたものである。
は被駆動体に取付けられ、厚み方向に着磁され、
かつ円周方向に複数極着磁された磁石回転板と、
磁石回転板の一面に対向して被駆動体もしくは駆
動体に取付けられた第1のヒステリシス材と、磁
石回転板の他面に対向し、かつ駆動体並びに被駆
動体に対して回転可能に支承された第2のヒステ
リシス材と、第2のヒステリシス材の回転を拘束
する拘束手段とを備えたものである。
この考案は、駆動体に取付けた磁石回転板もし
くは第1のヒステリシス材を回転させることによ
り、被駆動体に取付けた第1のヒステリシス材も
しくは磁石回転板を回転させ、磁石回転板の回転
に連れて回転する第2のヒステリシス材を拘束す
ることにより、磁石回転板と第1のヒステリシス
材との間の伝達トルクを調整する。
くは第1のヒステリシス材を回転させることによ
り、被駆動体に取付けた第1のヒステリシス材も
しくは磁石回転板を回転させ、磁石回転板の回転
に連れて回転する第2のヒステリシス材を拘束す
ることにより、磁石回転板と第1のヒステリシス
材との間の伝達トルクを調整する。
以下図面によつてこの考案の一実施例を説明す
る。
る。
第1図はこの考案に係る磁気連結装置の一実施
例を示す部分断面側面図、第2図aは第1図に示
す磁石回転板の平面図、第2図bは第2図aの線
b−bにおける側断面図である。第1図及び第2
図a,bにおいて、入力軸1は、駆動体(図示せ
ず)に取付けられ、駆動体(図示せず)と共に回
転する。磁石回転板2は、その詳細を第2図a,
bに示すように、厚み方向に磁束が流れるよう着
磁され、且つ円周方向に交互に極性を変えて複数
極着磁された異方性磁石で、入力軸1に取付けら
れている。出力プーリ3は、入力軸1に回転可能
に支承され、且つ被駆動体(図示せず)と出力プ
ーリ3間に張架されるベルト(図示せず)が、は
め込まれるプーリ溝301を備えている。第1の
ヒステリシス材4は、着磁されていない磁石板で
あり、磁石回転板2の一面に対向して出力プーリ
3に取付けられ、磁占回転板2の着磁された磁石
に対して反対極が誘起され、円周方向に磁束が通
る等方性のものである。第2のヒステリシス材5
は、着磁されていない磁石板であり、磁石回転板
2の他面に対向して、入力軸1に回転可能に支承
され、円周方向に磁束が通る等方性のものであ
る。係合片6は第2のヒステリシス材5に取付け
られ、固定物601と係合して、第2のヒステリ
シス材5の回転を拘束するものであり、係合片6
と固定物601とで第2のヒステリシス材5の拘
束手段を構成している。止め輪7は、入力軸1に
はめられ、第2のヒステリシス材5が入力軸1か
ら外れるのを防止するものである。
例を示す部分断面側面図、第2図aは第1図に示
す磁石回転板の平面図、第2図bは第2図aの線
b−bにおける側断面図である。第1図及び第2
図a,bにおいて、入力軸1は、駆動体(図示せ
ず)に取付けられ、駆動体(図示せず)と共に回
転する。磁石回転板2は、その詳細を第2図a,
bに示すように、厚み方向に磁束が流れるよう着
磁され、且つ円周方向に交互に極性を変えて複数
極着磁された異方性磁石で、入力軸1に取付けら
れている。出力プーリ3は、入力軸1に回転可能
に支承され、且つ被駆動体(図示せず)と出力プ
ーリ3間に張架されるベルト(図示せず)が、は
め込まれるプーリ溝301を備えている。第1の
ヒステリシス材4は、着磁されていない磁石板で
あり、磁石回転板2の一面に対向して出力プーリ
3に取付けられ、磁占回転板2の着磁された磁石
に対して反対極が誘起され、円周方向に磁束が通
る等方性のものである。第2のヒステリシス材5
は、着磁されていない磁石板であり、磁石回転板
2の他面に対向して、入力軸1に回転可能に支承
され、円周方向に磁束が通る等方性のものであ
る。係合片6は第2のヒステリシス材5に取付け
られ、固定物601と係合して、第2のヒステリ
シス材5の回転を拘束するものであり、係合片6
と固定物601とで第2のヒステリシス材5の拘
束手段を構成している。止め輪7は、入力軸1に
はめられ、第2のヒステリシス材5が入力軸1か
ら外れるのを防止するものである。
次に、この動作を、磁石回転板2の外周部から
見た第3図a,b及び第4図を用いて説明する。
今、入力軸1が静止している時には、磁石回転板
2の着磁されたN磁極に対応して、第3図aに示
すように、第1のヒステリシス材4には、反対極
性のS極が誘起される。この場合においては、
N,S極間には吸引力Pが働いている。この状態
において、入力軸1が駆動体(図示せず)によつ
て回転すると、磁石回転板2も入力軸1と共に回
転し、磁石回転板2のN極と、ヒステリシス材4
のS極との位置関係は、第3図bに示すようにな
る。従つて、N,S極間に働く吸引力Pは、P1,
P2の分力に分けられ、分力P1が磁石回転板2の
第1のヒステリシス材4に対する伝達トルクとな
り、この伝達トルクP1によつて出力プーリ3が
入力軸1の回転に連れて回転する。またこの伝達
トルクP1は、磁石回転板2と第1のヒステリシ
ス材4との、位置関係の相対スリツプ状態に関係
なく、ほぼ一定となる。但し、磁石回転板2の回
転によつて、第1のヒステリシス材4に渦電流が
発生し、この渦電流によつてトルクが発生するた
め、上記相対スリツプが大きくなると若干、伝達
トルクP1は増大する。
見た第3図a,b及び第4図を用いて説明する。
今、入力軸1が静止している時には、磁石回転板
2の着磁されたN磁極に対応して、第3図aに示
すように、第1のヒステリシス材4には、反対極
性のS極が誘起される。この場合においては、
N,S極間には吸引力Pが働いている。この状態
において、入力軸1が駆動体(図示せず)によつ
て回転すると、磁石回転板2も入力軸1と共に回
転し、磁石回転板2のN極と、ヒステリシス材4
のS極との位置関係は、第3図bに示すようにな
る。従つて、N,S極間に働く吸引力Pは、P1,
P2の分力に分けられ、分力P1が磁石回転板2の
第1のヒステリシス材4に対する伝達トルクとな
り、この伝達トルクP1によつて出力プーリ3が
入力軸1の回転に連れて回転する。またこの伝達
トルクP1は、磁石回転板2と第1のヒステリシ
ス材4との、位置関係の相対スリツプ状態に関係
なく、ほぼ一定となる。但し、磁石回転板2の回
転によつて、第1のヒステリシス材4に渦電流が
発生し、この渦電流によつてトルクが発生するた
め、上記相対スリツプが大きくなると若干、伝達
トルクP1は増大する。
次に、伝達トルクP1を調整する方法について
説明する。第4図に示すように、磁石回転板2か
ら発生する磁束φは、第1のヒステリシス材4を
通る磁束φ1と、第2のヒステリシス材5を通る
磁束φ2とに分れる。従つて、第2のヒステリシ
ス材5の回転を、係合片6で拘束しない場合に
は、第2のヒステリシス材5も磁石回転板2との
間に発生した伝達トルクによつて、磁石回転板2
に連れて回転する。一方、第2のヒステリシス材
5の回転を、係合片6で拘束する場合には、磁石
回転板2と第2のヒステリシス材5との間にスリ
ツプが生じ、これらの間に誘起されるトルクは入
力軸1の制動トルクとなる。このため入力軸1か
ら出力プーリ3に伝達される駆動トルクは、磁石
回転板2と第1のヒステリシス材4間に誘起され
たトルクから、磁石回転板2と第2のヒステリシ
ス材5間に誘起されたトルクを差し引いたトルク
となる。従つて、本考案を例えばビデオテープレ
コーダに適用する場合には、早送り、早戻し等の
大きなトルクを必要とする時には、係合片6を拘
束せず、録画,再生等の小さなトルクを必要とす
る時には係合片6を拘束すればよい。
説明する。第4図に示すように、磁石回転板2か
ら発生する磁束φは、第1のヒステリシス材4を
通る磁束φ1と、第2のヒステリシス材5を通る
磁束φ2とに分れる。従つて、第2のヒステリシ
ス材5の回転を、係合片6で拘束しない場合に
は、第2のヒステリシス材5も磁石回転板2との
間に発生した伝達トルクによつて、磁石回転板2
に連れて回転する。一方、第2のヒステリシス材
5の回転を、係合片6で拘束する場合には、磁石
回転板2と第2のヒステリシス材5との間にスリ
ツプが生じ、これらの間に誘起されるトルクは入
力軸1の制動トルクとなる。このため入力軸1か
ら出力プーリ3に伝達される駆動トルクは、磁石
回転板2と第1のヒステリシス材4間に誘起され
たトルクから、磁石回転板2と第2のヒステリシ
ス材5間に誘起されたトルクを差し引いたトルク
となる。従つて、本考案を例えばビデオテープレ
コーダに適用する場合には、早送り、早戻し等の
大きなトルクを必要とする時には、係合片6を拘
束せず、録画,再生等の小さなトルクを必要とす
る時には係合片6を拘束すればよい。
第5図はこの考案に係る電磁連結装置の他の実
施例を示す部分側断面図である。第5図におい
て、第1のヒステリシス材4は、入力軸1に取付
けられ、第2のヒステリシス材5は、入力軸1に
回転可能に支承されている。磁石回転板2は、出
力プーリ3に組込まれている。リング8は、入力
軸1に取付けられ、磁石回転板2と第2のヒステ
リシス材5との間隔を保つものである。
施例を示す部分側断面図である。第5図におい
て、第1のヒステリシス材4は、入力軸1に取付
けられ、第2のヒステリシス材5は、入力軸1に
回転可能に支承されている。磁石回転板2は、出
力プーリ3に組込まれている。リング8は、入力
軸1に取付けられ、磁石回転板2と第2のヒステ
リシス材5との間隔を保つものである。
即ち、第1図の実施例のものは、磁石回転板2
を入力軸1に、且つ第1のヒステリシス材4を出
力プーリ3に取付けたのに対して、第5図の実施
例のものは、磁石回転板2を出力プーリ3に、且
つ第1のヒステリシス材4を入力軸1に取付けた
もので、その動作に変わりはない。
を入力軸1に、且つ第1のヒステリシス材4を出
力プーリ3に取付けたのに対して、第5図の実施
例のものは、磁石回転板2を出力プーリ3に、且
つ第1のヒステリシス材4を入力軸1に取付けた
もので、その動作に変わりはない。
なお、入力軸1を出力軸とし、且つ出力プーリ
3を入力プーリとしてもよいことは勿論である。
3を入力プーリとしてもよいことは勿論である。
次に、この考案をビデオテープレコーダに適用
した場合について説明する。
した場合について説明する。
第6図はビデオテープレコーダのテープ走行機
構部を示す構成図、第7図はテープ巻取りリール
の駆動部を示す構成図である。第6図及び第7図
において、テープ供給リール11は、磁気テープ
12を供給するものである。第1のモータプーリ
13は、駆動源(図示せず)からプーリ(図示せ
ず)を介して駆動されるもので、磁気テープ12
の巻取り時には、この考案に係る磁気連結装置
(図示せず)を内蔵した第1の駆動プーリ14を
介して、テープ供給リール11を駆動し、磁気テ
ープ12の早戻し時には、早戻し用アイドルロー
ラ15を介してテープ供給リール11を駆動す
る。第1のブレーキ16は、この考案に係る磁気
連結装置(図示せず)によつて、テープ供給リー
ル11にブレーキをかける。消磁ヘツド17は、
磁気テープ12を消磁するものである。入力側ポ
スト18及び出力側ポスト19は、夫々磁気テー
プ12をシリンダ20にローデイングする。コン
ビネーシヨンヘツド21は、磁気テープ12の録
画,再生を行う。キヤプスタン22は、磁気テー
プ12の走行スピードを決めるものである。ピン
チローラ23は、キヤプスタン22に圧着して、
磁気テープ12を送り出す。テープ巻取りリール
24は、テープ供給リール11からの磁気テープ
12を巻取る。第2のモータプーリ25は、駆動
源(図示せず)から、第7図に示すプーリ26を
介して駆動されるもので、磁気テープ12の巻取
り時には、この考案に係る磁気連結装置Aを内蔵
した第2の駆動プーリ27を介して、テープ巻取
りリール24を駆動し、磁気テープ12の早送り
時には、早送り用アイドルローラ28を介して、
テープ巻取りリール24を駆動する。第2のブレ
ーキ29は、この考案に係る磁気連結装置(図示
せず)によつて、テープ巻取りリール24にブレ
ーキをかけるものである。
構部を示す構成図、第7図はテープ巻取りリール
の駆動部を示す構成図である。第6図及び第7図
において、テープ供給リール11は、磁気テープ
12を供給するものである。第1のモータプーリ
13は、駆動源(図示せず)からプーリ(図示せ
ず)を介して駆動されるもので、磁気テープ12
の巻取り時には、この考案に係る磁気連結装置
(図示せず)を内蔵した第1の駆動プーリ14を
介して、テープ供給リール11を駆動し、磁気テ
ープ12の早戻し時には、早戻し用アイドルロー
ラ15を介してテープ供給リール11を駆動す
る。第1のブレーキ16は、この考案に係る磁気
連結装置(図示せず)によつて、テープ供給リー
ル11にブレーキをかける。消磁ヘツド17は、
磁気テープ12を消磁するものである。入力側ポ
スト18及び出力側ポスト19は、夫々磁気テー
プ12をシリンダ20にローデイングする。コン
ビネーシヨンヘツド21は、磁気テープ12の録
画,再生を行う。キヤプスタン22は、磁気テー
プ12の走行スピードを決めるものである。ピン
チローラ23は、キヤプスタン22に圧着して、
磁気テープ12を送り出す。テープ巻取りリール
24は、テープ供給リール11からの磁気テープ
12を巻取る。第2のモータプーリ25は、駆動
源(図示せず)から、第7図に示すプーリ26を
介して駆動されるもので、磁気テープ12の巻取
り時には、この考案に係る磁気連結装置Aを内蔵
した第2の駆動プーリ27を介して、テープ巻取
りリール24を駆動し、磁気テープ12の早送り
時には、早送り用アイドルローラ28を介して、
テープ巻取りリール24を駆動する。第2のブレ
ーキ29は、この考案に係る磁気連結装置(図示
せず)によつて、テープ巻取りリール24にブレ
ーキをかけるものである。
次に、この動作を説明する。まず、磁気テープ
12がテープ供給リール11から、テープ巻取り
リール24の方向に走行している場合について説
明する。この場合の動作モードとしては、 () 磁気テープ12がシリンダ20にローデ
イングされている場合、 (イ) 録画:例えば2時間録画と6時間録画等の
録画時間の切換えを含む。
12がテープ供給リール11から、テープ巻取り
リール24の方向に走行している場合について説
明する。この場合の動作モードとしては、 () 磁気テープ12がシリンダ20にローデ
イングされている場合、 (イ) 録画:例えば2時間録画と6時間録画等の
録画時間の切換えを含む。
(ロ) 再生:高速再生,スローモーシヨン,静止
画像等 (ハ) 消去 () 磁気テープ12が一点鎖線に示すように
シリンダ20にローデイングされていない場合 (イ) 早送り:通常FFと呼ばれる送り の2通りに区分できる。磁気テープ12がシリン
ダ20にローデイングされている場合には、磁気
テープ12は、キヤプスタン22とピンチローラ
23とによつて、テープ供給リール11からテー
プ巻取りリール24に送られ、テープ供給リール
11には、第1のブレーキ16によつて、この考
案に係る磁気連結装置(図示せず)により、バツ
クテンシヨンがかけられ、テープ巻取りリール2
4は、第7図に示すように、この考案に係る磁気
連結装置Aを内蔵した第2の駆動プーリ27を介
して、一定のトルクで駆動される。
画像等 (ハ) 消去 () 磁気テープ12が一点鎖線に示すように
シリンダ20にローデイングされていない場合 (イ) 早送り:通常FFと呼ばれる送り の2通りに区分できる。磁気テープ12がシリン
ダ20にローデイングされている場合には、磁気
テープ12は、キヤプスタン22とピンチローラ
23とによつて、テープ供給リール11からテー
プ巻取りリール24に送られ、テープ供給リール
11には、第1のブレーキ16によつて、この考
案に係る磁気連結装置(図示せず)により、バツ
クテンシヨンがかけられ、テープ巻取りリール2
4は、第7図に示すように、この考案に係る磁気
連結装置Aを内蔵した第2の駆動プーリ27を介
して、一定のトルクで駆動される。
一方、磁気テープ12が、シリンダ20にロー
デイングされていない場合には、磁気テープ12
は一点鎖線で示すようになり、テープ供給リール
11は、上述と同様に第1のブレーキ16によつ
てバツクテンシヨンがかけられており、テープ巻
取りリール24は、早送り用アイドルローラ28
を介して、第2のモータプーリ25で高速で駆動
される。この時、第2の駆動プーリ27は、テー
プ巻取りリール24とは無接触状態となつてい
る。
デイングされていない場合には、磁気テープ12
は一点鎖線で示すようになり、テープ供給リール
11は、上述と同様に第1のブレーキ16によつ
てバツクテンシヨンがかけられており、テープ巻
取りリール24は、早送り用アイドルローラ28
を介して、第2のモータプーリ25で高速で駆動
される。この時、第2の駆動プーリ27は、テー
プ巻取りリール24とは無接触状態となつてい
る。
次に、磁気テープ12が上記とは逆に、テープ
巻取りリール24から、テープ供給リール11の
方向に走行する場合について説明する。この場合
の動作モードとしては () 磁気テープ12がシリンダ20にローデ
イングされている場合 (イ) 再生:逆動作での高速再生、スローモーシ
ヨン () 磁気テープ12がシリンダ20にローデ
イングされていない場合 (イ) 早戻し:通常FRと呼ばれる送り の2通りに区分出来る。
巻取りリール24から、テープ供給リール11の
方向に走行する場合について説明する。この場合
の動作モードとしては () 磁気テープ12がシリンダ20にローデ
イングされている場合 (イ) 再生:逆動作での高速再生、スローモーシ
ヨン () 磁気テープ12がシリンダ20にローデ
イングされていない場合 (イ) 早戻し:通常FRと呼ばれる送り の2通りに区分出来る。
以上の場合は、磁気テープ12が、テープ供給
リール11から、テープ巻取りリール24に走行
する場合と全く逆の動作を行う。即ち、磁気テー
プ12が、シリンダ20にローデイングされてい
る場合には、磁気テープ12は、キヤプスタン2
2とピンチローラ23とによつて送られている。
テープ巻取りリール24には、第2のブレーキ2
9によつてこの考案に係る磁気連結装置(図示せ
ず)により、バツクテンシヨンがかけられ、テー
プ供給リール11は第1の駆動プーリ14を介し
て駆動されている。この場合、第1の駆動プーリ
14には、第7図に示す第2の駆動プーリ27と
同様に、この考案に係る磁気連結装置Aが内蔵さ
れている。なお、第1,第2のブレーキ16,2
9の構成も第7図と同様である。
リール11から、テープ巻取りリール24に走行
する場合と全く逆の動作を行う。即ち、磁気テー
プ12が、シリンダ20にローデイングされてい
る場合には、磁気テープ12は、キヤプスタン2
2とピンチローラ23とによつて送られている。
テープ巻取りリール24には、第2のブレーキ2
9によつてこの考案に係る磁気連結装置(図示せ
ず)により、バツクテンシヨンがかけられ、テー
プ供給リール11は第1の駆動プーリ14を介し
て駆動されている。この場合、第1の駆動プーリ
14には、第7図に示す第2の駆動プーリ27と
同様に、この考案に係る磁気連結装置Aが内蔵さ
れている。なお、第1,第2のブレーキ16,2
9の構成も第7図と同様である。
次に、磁気テープ12が、シリンダ20にロー
デイングされていない場合には、磁気テープ12
は一点鎖線で示すようになり、テープ巻取りリー
ル24には、第2のブレーキ29によつてバツク
テンシヨンがかけられ、テープ供給リール11
は、第1のモータプーリ13によつて、早戻し用
アイドルローラ15を介して高速で駆動される。
この時、第1の駆動プーリ14は、テープ供給リ
ール11と無接触となつている。
デイングされていない場合には、磁気テープ12
は一点鎖線で示すようになり、テープ巻取りリー
ル24には、第2のブレーキ29によつてバツク
テンシヨンがかけられ、テープ供給リール11
は、第1のモータプーリ13によつて、早戻し用
アイドルローラ15を介して高速で駆動される。
この時、第1の駆動プーリ14は、テープ供給リ
ール11と無接触となつている。
以上のように、磁気テープ12は、各々の動作
モードに応じて送行するが、第1,第2の駆動プ
ーリ14,27及び第1,第2のブレーキ16,
29に、この考案に係る磁気連結装置Aを内蔵さ
せているため、トルク変動が小さく、特に磁気テ
ープ12のテープ径の変化に伴うスリツプ回転数
の差によるトルク変動が小さく、摩擦面がないた
め長寿命である等の諸効果がある。
モードに応じて送行するが、第1,第2の駆動プ
ーリ14,27及び第1,第2のブレーキ16,
29に、この考案に係る磁気連結装置Aを内蔵さ
せているため、トルク変動が小さく、特に磁気テ
ープ12のテープ径の変化に伴うスリツプ回転数
の差によるトルク変動が小さく、摩擦面がないた
め長寿命である等の諸効果がある。
以上のようにこの考案によれば、駆動体と被駆
動体とを接触させることなく、駆動体の回転トル
クを被駆動体に伝達することができ、且つ伝達ト
ルクを調整することができる効果を有する。
動体とを接触させることなく、駆動体の回転トル
クを被駆動体に伝達することができ、且つ伝達ト
ルクを調整することができる効果を有する。
第1図はこの考案に係る磁気連結装置の一実施
例を示す部分断面側面図である。第2図aは第1
図に示す磁石回転板の平面図であり、第2図bは
第2図aの線b−bにおける側断面図である。第
3図a,b及び第4図はこの考案の動作説明図で
ある。第5図はこの考案に係る磁気連結装置の他
の実施例を示す部分断面側面図である。第6図は
ビデオテープレコーダのテープ走行機構部を示す
構成図である。第7図はテープ巻取りリールの駆
動部を示す構成図である。 図において、各図中同一部分は同一符号を付し
ており、1は入力軸、2は磁石回転板、3は出力
プーリ、4,5は第1,第2のヒステリシス材、
6は係合片、601は固定物である。
例を示す部分断面側面図である。第2図aは第1
図に示す磁石回転板の平面図であり、第2図bは
第2図aの線b−bにおける側断面図である。第
3図a,b及び第4図はこの考案の動作説明図で
ある。第5図はこの考案に係る磁気連結装置の他
の実施例を示す部分断面側面図である。第6図は
ビデオテープレコーダのテープ走行機構部を示す
構成図である。第7図はテープ巻取りリールの駆
動部を示す構成図である。 図において、各図中同一部分は同一符号を付し
ており、1は入力軸、2は磁石回転板、3は出力
プーリ、4,5は第1,第2のヒステリシス材、
6は係合片、601は固定物である。
Claims (1)
- 【実用新案登録請求の範囲】 (1) 駆動体もしくは被駆動体に取付けられ、厚み
方向に磁束が流れるように着磁され、且つ円周
方向に交互に極性を変化させつつ複数極着磁さ
れた異方性の磁石回転板と、 前記磁石回転板の一面に対向して、前記被駆
動体もしくは前記駆動体に取付けられ、等方性
で円周方向に磁束が通る第1のヒステリシス材
と、前記磁石回転板の他面に対向し、前記駆動
体並びに前記被駆動体のそれぞれに対して回転
可能に設置され、等方性で円周方向に磁束が通
る第2のヒステリシス材と、 前記第2のヒステリシス材の回転を拘束する
拘束手段とを備えてなる磁気連結装置。 (2) 磁石回転板は、駆動体もしくは被駆動体の回
転軸に取付けられ、第1のヒステリシス材は前
記駆動体もしくは前記被駆動体の回転軸に回転
可能に支承され、且つ前記被駆動体もしくは前
記駆動体に取付けられた実用新案登録請求の範
囲第(1)項記載の磁気連結装置。 (3) 第2のヒステリシス材は、駆動体もしくは被
駆動体の回転軸に、それぞれに対して回転可能
に支承された実用新案登録請求の範囲第(1)項ま
たは第(2)項記載の磁気連結装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP602382U JPS58108778U (ja) | 1982-01-19 | 1982-01-19 | 磁気連結装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP602382U JPS58108778U (ja) | 1982-01-19 | 1982-01-19 | 磁気連結装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS58108778U JPS58108778U (ja) | 1983-07-25 |
JPS6311904Y2 true JPS6311904Y2 (ja) | 1988-04-06 |
Family
ID=30018810
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP602382U Granted JPS58108778U (ja) | 1982-01-19 | 1982-01-19 | 磁気連結装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS58108778U (ja) |
Families Citing this family (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP4477547B2 (ja) * | 2005-06-08 | 2010-06-09 | ヤマウチ株式会社 | トルクリミッタ |
JP4709711B2 (ja) * | 2006-08-04 | 2011-06-22 | 本田技研工業株式会社 | 磁気式動力伝達装置 |
Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5226581A (en) * | 1975-08-26 | 1977-02-28 | Okura Industrial Co Ltd | Method of reinforcing fiberboard |
-
1982
- 1982-01-19 JP JP602382U patent/JPS58108778U/ja active Granted
Patent Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5226581A (en) * | 1975-08-26 | 1977-02-28 | Okura Industrial Co Ltd | Method of reinforcing fiberboard |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS58108778U (ja) | 1983-07-25 |
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