JPH06150217A - 磁気テープ記録再生装置 - Google Patents

磁気テープ記録再生装置

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JPH06150217A
JPH06150217A JP4324637A JP32463792A JPH06150217A JP H06150217 A JPH06150217 A JP H06150217A JP 4324637 A JP4324637 A JP 4324637A JP 32463792 A JP32463792 A JP 32463792A JP H06150217 A JPH06150217 A JP H06150217A
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 回転ドラムの大幅な構造上の変更等を行うこ
となく、回転ドラムに180°対向で設置された2つの
再生ヘッドのみで、各種記録フォーマットに対応した記
録データのモニタを行えるようにする。 【構成】 各記録ヘッド22a及び22bと各再生ヘッ
ド23a及び23bとの間に、ある特定の磁気テープに
おける記録フォーマットのトラックピッチに基づいた段
差Hを設け、各再生ヘッド23a及び23bが各記録ヘ
ッド22a及び22bよりも、上記段差H分、低い位置
に配設する。そして、m番目の記録データを磁気テープ
2に記録した時点を基準とし、特定の磁気テープにおけ
るトラックピッチと、他の磁気テープにおけるトラック
ピッチとの相対関係で決定されるそれぞれの読出しタイ
ミングで読み出した再生データを各記録ヘッド22a及
び22bで記録したm番目の記録データのモニタデータ
とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、磁気テープにディジタ
ルでデータを記録し、また、磁気テープに記録されたデ
ータの再生を行う磁気テープ記録再生装置に関し、特
に、磁気テープにデータを記録する際、記録したデータ
をモニタし、その記録状態を確認しながらデータ記録を
行うことができる磁気テープ記録再生装置に関する。
【0002】
【従来の技術】近時、回転ドラムに磁気ヘッドを取り付
けた回転ヘッドを有し、この回転ヘッドを回転させて、
磁気ヘッドを磁気テープの長手方向に対して相対的に傾
斜させながら摺接させることにより、この磁気ヘッドで
磁気テープにディジタルでデータを記録し、また、磁気
テープに記録されたデータの再生を行うようにした磁気
テープ記録再生装置(一般に、R−DATと称されてい
る)が開発され、現在実用化に至っている。
【0003】このR−DATに搭載される回転ヘッド
は、2つの記録・再生兼用磁気ヘッドを互いにほぼ18
0°の間隔を置いて配設して構成され、各ヘッドの磁気
テープ面上における走行軌跡が磁気テープの長手方向に
対して傾斜するように、磁気テープと各磁気ヘッドの相
対位置関係を定めるようにしている。
【0004】このR−DATは、現在、磁気テープにデ
ィジタルで音声データを記録し、また、磁気テープから
音声データを再生するオーディオ装置として用いられる
ほか、コンピュータの制御プログラムやデータ(以下、
単にコンピュータデータと記す)をバックアップする外
部記憶装置として用いられている。
【0005】特に、コンピュータデータをバックアップ
する場合、確実にデータを保存する必要性から、磁気テ
ープにそのコンピュータデータが正確に記録されたかど
うかを確認する機能が必要となってくる。
【0006】そこで、従来では、磁気テープにディジタ
ルでデータを記録する第1及び第2の記録ヘッドを互い
に180°の間隔を置いて回転ドラムに配設すると共
に、第1の記録ヘッドで磁気テープに記録したデータを
読み取る第1の再生ヘッドを第1の記録ヘッドから27
0°遅れた位置に配設し、かつ第2の記録ヘッドで磁気
テープに記録したデータを読み取る第2の再生ヘッドを
第2の記録ヘッドから270°遅れた位置に配設し、各
記録ヘッドで記録された記録フォーマットのトラックピ
ッチをTp、ヘッド幅をTwとしたとき、各再生ヘッド
を記録ヘッドより、1.5Tp+(Tw−Tp)/2ほ
ど低い位置に配設して構成された回転ヘッドを用いるこ
とにより、各記録ヘッドで記録したデータを各再生ヘッ
ドでモニタし、その記録状態を確認しながらデータ記録
を行う例が知られている(実公平4−18081号公報
参照)。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】ところで、コンピュー
タデータをバックアップする外部記憶装置としては、現
在、最も一般的に使用されているものとして、カートリ
ッジ内に回転自在に収容されたフレキシブルディスクが
ある。このフレキシブルディスクは、すべて一律の記録
フォーマットを有しているわけではなく、保存するデー
タ量に応じて各種記録フォーマットを選択することがで
きるようになっている。
【0008】この考えは、R−DAT対応の磁気テープ
にもあり、コンピュータデータを保存する記録フォーマ
ットとしては、例えば通常のトラックピッチを有するD
DSフォーマットと、トラックピッチが狭トラックであ
るDDS−2フォーマットが存在する。即ち、この場
合、記録フォーマットから見て2種類の磁気テープが存
在することになる。
【0009】従来の磁気テープ記録再生装置において
は、1種類の記録フォーマットしか適用することができ
ないため、異なる記録フォーマットごとに回転ヘッドを
用意する必要がある。また、1つの回転ヘッドで各種記
録フォーマットに対応させるには、磁気ヘッドの数を増
やし、それに応じてロータリートランスのチャンネル数
を増やすという方法が考えられるが、この場合、各再生
ヘッドに関し、対応する記録トラックを正確に追従させ
る必要性から、各再生ヘッドのヘッド幅を電磁変換特性
及びATF(Automatic Track Following )特性から最
適な値を求める必要があり、回転ヘッドの設計が煩雑に
なるという問題がある。
【0010】しかも、回転ドラムの径が30mmと非常
に小さく、回転ドラムに設置できる磁気ヘッドの数及び
ロータリートランスのチャンネル数が制限されることか
ら、再生ヘッドの数及びチャンネル数を増加する場合、
回転ドラムの構造を大幅に変更するなど、製造上の困難
性を伴うという問題があり、また、製造コストの高価格
化を招くという不都合が生じる。
【0011】本発明は、上記の課題に鑑みてなされたも
ので、その目的とするところは、回転ドラムの大幅な構
造上の変更等を行うことなく、回転ドラムに180°対
向で設置された2つの再生ヘッドのみで、各種記録フォ
ーマットに対応した記録データのモニタを行うことがで
きる磁気テープ記録再生装置を提供することにある。
【0012】
【課題を解決するための手段】本発明は、回転ドラム2
1に、磁気テープ2に対してディジタルでデータを記録
する第1及び第2の記録ヘッド22a及び22bが互い
にほぼ180°の間隔を置いて配設され、回転ドラム2
1に、上記磁気テープ2からデータを再生する第1及び
第2の再生ヘッド23a及び23bが互いに180°の
間隔を置いて配設され、かつ、第1及び第2の記録ヘッ
ド22a及び22bを結ぶ線と第1及び第2の再生ヘッ
ド23a及び23bを結ぶ線とがほぼ直交するように、
第1及び第2の記録ヘッド22a及び22b並びに第1
及び第2の再生ヘッド23a及び23bが回転ドラム2
1に配設された回転ヘッド1を有する磁気テープ記録再
生装置において、各記録ヘッド22a及び22bと各再
生ヘッド23a及び23bとの間に、それぞれ異なるト
ラックピッチの記録フォーマットを有する複数の磁気テ
ープ中、ある特定の磁気テープにおける記録フォーマッ
トのトラックピッチに基づいた段差Hを設け、各再生ヘ
ッド23a及び23bが各記録ヘッド22a及び22b
よりも、上記段差H分、低い位置に配設する。そして、
各再生ヘッド23a及び23bから順次入力される再生
データのうち、各記録ヘッド22a及び22bでm番目
の記録データを磁気テープ2に記録した時点を基準と
し、回転ドラム21の回転に伴う各再生ヘッド23a及
び23bの磁気テープ2への摺接順序で形成される読出
しタイミング中、上記特定の磁気テープにおけるトラッ
クピッチと、他の磁気テープにおけるトラックピッチと
の相対関係で決定されるそれぞれの読出しタイミングで
読み出した再生データを各記録ヘッド22a及び22b
で記録したm番目の記録データのモニタデータとして認
識する信号処理回路43を設けて構成する。
【0013】この場合、各再生ヘッド23a及び23b
のヘッド幅をhwとし、上記特定の磁気テープにおける
トラックピッチtpと他の磁気テープにおけるトラック
ピッチとの相対関係を偶数比又は奇数比として、その特
定の磁気テープに対応する偶数値又は奇数値を読出しタ
イミングnとしたとき、上記段差HをH=n×tp+h
w/2にて決定し、上記信号処理回路43において、各
再生ヘッド23a及び23bからの再生データのうち、
偶数比又は奇数比で決定される読出しタイミングで読み
出した再生データを、それぞれ対応する磁気テープのモ
ニタデータとして認識させる。
【0014】例えば、上記相対関係が偶数比である場
合、第1及び第2の再生ヘッド23a及び23bで読み
出した再生データを、それぞれ第1及び第2の記録ヘッ
ド22a及び22bで記録したデータのモニタデータと
して認識させ、上記相対関係が奇数比である場合、第1
及び第2の再生ヘッド23a及び23bで読み出した再
生データを、それぞれ第2及び第1の記録ヘッド22b
及び22aで記録したデータのモニタデータとして認識
させる。
【0015】
【作用】本発明に係る磁気テープ記録再生装置におい
て、ある特定の磁気テープにデータを記録する場合と、
他の磁気テープにデータを記録する場合について順次説
明する。
【0016】まず、特定の磁気テープにデータを記録す
る場合、各記録ヘッド22a及び22bでデータを磁気
テープに記録していく。このとき、回転ドラム21の回
転に伴う各再生ヘッド23a及び23bの磁気テープへ
の摺接順序で形成される読出しタイミング中、特定の磁
気テープにおけるトラックピッチtpと他の磁気テープ
におけるトラックピッチとの相対関係を偶数比又は奇数
比とし、その特定の磁気テープに対応する偶数値又は奇
数値で示される読出しタイミングにおける各再生ヘッド
23a及び23bの摺接位置は、記録ヘッド22a及び
22bにてデータ記録した記録トラックと一致する。従
って、上記読出しタイミングで再生したデータを記録デ
ータのモニタデータとすることにより、特定の磁気テー
プに対する記録データの記録状態を確認することができ
る。
【0017】次に、他の磁気テープにデータを記録する
場合も、上記と同様に、各記録ヘッド22a及び22b
でデータを磁気テープに記録していくが、このとき、回
転ドラム21の回転に伴う各再生ヘッド23a及び23
bの磁気テープへの摺接順序で形成される読出しタイミ
ング中、特定の磁気テープにおけるトラックピッチtp
と他の磁気テープにおけるトラックピッチとの相対関係
を偶数比又は奇数比とし、他の磁気テープに対応する偶
数値又は奇数値で示される読出しタイミングにおける各
再生ヘッド23a及び23bの摺接位置は、記録ヘッド
22a及び22bにてデータ記録した記録トラックと一
致する。従って、上記読出しタイミングで再生したデー
タを記録データのモニタデータとすることにより、他の
磁気テープに対する記録データの記録状態を確認するこ
とができる。
【0018】
【実施例】以下、本発明に係る磁気テープ記録再生装置
の実施例を図1〜図7を参照しながら説明する。
【0019】この実施例に係る磁気テープ記録再生装置
は、図1に示すように、径が約30mmの円筒形の回転
ヘッド1が、シャーシ基板に対して、例えば7.7〜8
°程度傾いて設置され、磁気テープ2に対してヘリカル
スキャン方式による直線トラックにてデータを記録する
ものである。
【0020】この記録再生装置のローディング機構は、
図示するように、Mローディング方式を採用しており、
磁気テープ2が回転ヘッド1に摺接する範囲の両端近傍
に、磁気テープ2を回転ヘッド1に対して斜めに走行さ
せるための傾斜ガイド3a及び3bが設けられている。
この例では、回転ヘッド1に対する磁気テープ2のラッ
プ角が90°に設定されている。
【0021】そして、装着されたテープカセット4から
引き出された磁気テープ2は、2番ローラガイド5及び
テンション制御ピン6を介して最もラップ角の大きい1
番ローラガイド7に入り、傾斜ガイド3aにより方向を
変えられて回転ヘッド1のリードに巻き付けられる。リ
ード上を走行した磁気テープ2は、傾斜ガイド3bを経
て、1番ローラガイド8に入り、基準平面と平行なテー
プパスになる。次に、磁気テープ2は、2番ローラガイ
ド9に入り、下から支えられたまま、磁気テープ2を走
行駆動するピンチローラ10とキャプスタン11に入
る。そして、このキャプスタン11を経た磁気テープ2
は、3番ローラガイド12を介してテープカセット4に
巻き込まれることになる。
【0022】この回転ヘッド1は、図3に示すように、
円筒形の回転ドラム21の側面に、磁気テープ2に対し
てディジタルでデータを記録する第1及び第2の記録ヘ
ッド22a及び22bが互いにほぼ180°の間隔を置
いて配設され、また、磁気テープ2からデータを再生す
る第1及び第2の再生ヘッド23a及び23bが互いに
180°の間隔を置いて配設されて構成され、各記録ヘ
ッド22a及び22bと各再生ヘッド23a及び23b
の平面上の位置関係は、第1及び第2の記録ヘッド22
a及び22bを結ぶ線と第1及び第2の再生ヘッド23
a及び23bを結ぶ線とがほぼ直交するような位置関係
となっている。
【0023】特に、本実施例においては、回転ドラム2
1が、図示するように、反時計回りに回転したとき、ま
ず、磁気テープ2に第1の記録ヘッド22aが摺接した
場合、次に、第1の再生ヘッド23a、次に、第2の記
録ヘッド22b、そして第2の再生ヘッド23bという
順番で磁気ヘッドHD(22a,22b,23a,23
b)が磁気テープ2に摺接するようになっている。
【0024】そして、この場合、回転ヘッド1が基準平
面に対してわずかに傾き、かつ磁気テープ2が傾斜ガイ
ド3a及び3bによって、回転ヘッド1に対して斜めに
走行することから、磁気テープ2の記録トラックは、図
2に示すように、磁気テープ2の走行方向に対してわず
かに傾いた直線状の長いトラックとなる。
【0025】また、記録トラックA1 ,B1 ,A2 ,B
2 ・・・上の信号配置は、記録トラック(代表的に記録
トラックA1 )の両端に、磁気テープ2と磁気ヘッドH
Dが安定した接触状態を得るまでの予備的なマージナル
エリア31a及び31bが割り付けられ、記録トラック
A1 の中央に実際のデータが記録されるメインエリア3
4が割り付けられ、上記マージナルエリア31a及び3
1bとメインエリア34間にそれぞれサブエリア32a
及び32bとATFエリア33a及び33bが割り付け
られている。上記サブエリア32a及び32bには、サ
ブコード信号(時間や番地など)が記録され、ATFエ
リア33a及び33bには、トラッキング補正用のAT
F信号が記録される。
【0026】そして、本実施例では、記録ヘッド22a
及び22bにて記録したデータを再生ヘッド23a及び
23bにて精度よく読み出すために、即ち再生ヘッド2
3a及び23bにてデータ記録の記録状態をモニタする
ために、図4に示すように、各記録ヘッド22a及び2
2bと各再生ヘッド23a及び23b間に高さ方向のず
れ(以下、単に段差Hと記す)を設ける。即ち、各再生
ヘッド23a及び23bを、各記録ヘッド22a及び2
2bよりも、上記段差H分、低い位置に配設する。
【0027】ここで、上記段差Hを求める場合について
説明する。回転ヘッド1における各磁気ヘッド(22
a,22b,23a,23b)の磁気テープ2に対する
摺接順序は、図5A及びBに示すように、最初の半回転
で第1の記録ヘッド22aと第1の再生ヘッド23aが
順次摺接され、次の半回転で第2の記録ヘッド22bと
第2の再生ヘッド23bが順次摺接される。そして、こ
の回転ヘッド1の回転に伴って上記摺接順序で各磁気ヘ
ッド(22a,22b,23a,23b)が磁気テープ
2に摺接されることになる。従って、この摺接順序は、
第1及び第2の再生ヘッド23a及び23bの読出しタ
イミングを示すことになる。
【0028】この図5A及びBにおいて、○が第1の記
録ヘッド22a及び第1の再生ヘッド23aを示し、□
が第2の記録ヘッド22b及び第2の再生ヘッド23b
を示す。また、この図5A及びBにおいて、記録ヘッド
(22a,22b)側の○及び□内に記載されたA1 ,
B1 ,A2 ,B2 ,・・・は、図2の記録トラックA1
,B1 ,A2 ,B2 ,・・・にそれぞれ対応する。そ
して、記録トラックA1及びB1 にて第1のフレーム、
記録トラックA2 及びB2 にて第2のフレーム、という
ように対の記録フレームAn及びBnにてフレームが構
成される。
【0029】また、図5A及びBにおいて、n11
12,n21,n22・・・及びn11′,n12′ ,
21′,n22′・・・は、それぞれ第1及び第2の記録
ヘッド22a及び22bにて記録トラックA1 ,B1 ,
A2 ,B2 ,A3 ,B3 ・・・に記録データを書き込ん
だ時点をそれぞれ基準としたときに、第1及び第2の再
生ヘッド23a及び23bが磁気テープ2に摺接する順
序、即ち読出しタイミングを示したものである。なお、
説明の便宜上、読出しタイミングn11,n12,n21,n
22・・・及びn11′,n12′ ,n21′,n22′・・・
をそれぞれ総称してn及びn′と記す。
【0030】そして、いま、第1の再生ヘッド23aで
第1の記録ヘッド22aにて記録した記録トラックのデ
ータを読み出す場合、即ち記録データのモニタを行う場
合、図5Aに示すように、第1の再生ヘッド23aが最
初に磁気テープ2に摺接したタイミングを0とすると、
偶数値で示される読出しタイミングにて上記データを読
み出すことになる。このことは、ある特定の磁気テープ
においては、ある偶数値で示される読出しタイミングで
記録データを読み出し、他の磁気テープにおいては、別
の偶数値で示される読出しタイミングで記録データを読
み出すこととなる。
【0031】また、第2の再生ヘッド23bで第1の記
録ヘッド22aにて記録した記録トラックのデータを読
み出す場合、図5Bに示すように、第1の再生ヘッド2
3aが最初に磁気テープ2に摺接したタイミングを0と
すると、奇数値で示される読出しタイミングにて上記デ
ータを読み出すことになる。この場合も、ある特定の磁
気テープにおいては、ある奇数値で示される読出しタイ
ミングで記録データを読み出し、他の磁気テープにおい
ては、別の奇数値で示される読出しタイミングで記録デ
ータを読み出すこととなる。
【0032】そして、上記偶数値又は奇数値で示される
読出しタイミングをnとし、磁気テープ2における記録
フォーマットのトラックピッチをtp、各再生ヘッド2
3a及び23bのヘッド幅をhwとしたとき、上記段差
Hは、以下の数1で求めることができる。
【0033】
【数1】 H=(n+0.5)×tp+(hw−tp)/2 = n×tp+hw/2
【0034】以上のことを踏まえて、それぞれ異なるト
ラックピッチを有する複数の磁気テープに対して、各再
生ヘッド23a及び23bにて記録データを確認するた
めの共通の段差Hを求めるには、再生ヘッド23a及び
23bのヘッド幅は、一定であるため、読出しタイミン
グnが変化することがわかる。ここで、ある特定の磁気
テープにおけるトラックピッチをtp、その読出しタイ
ミングnとし、他の磁気テープにおけるトラックピッチ
をtp′、その読出しタイミングn′としたとき、各ト
ラックピッチと各読出しタイミングは、上記数1を基に
してみた場合、次のような数2で示される関係になる。
【0035】
【数2】 n×tp+hw/2=n′×tp′+hw/2 n×tp=n′×tp′ n:n′=tp′:tp
【0036】上記数2の関係からわかるように、tp′
の値によってn:n′が決まるが、上述したように、n
及びn′は偶数同志又は奇数同志でなければならないの
で、このtp′の選択は、再生ヘッドの配置においても
かなり支配的であるといえる。このことは、3種類のト
ラックピッチについても同様で、それぞれ異なるトラッ
クピッチtp,tp′,tp″に対するn:n′:n″
も求められる。
【0037】次に、これらの関係をわかりやすくするた
めに、以下の表1に、矛盾のないnとn′の組合せとト
ラックピッチの比tp/tp′を示す。
【0038】
【表1】
【0039】ここで、一例として、現在、R−DATの
記録フォーマットとして用いられている2種類の記録フ
ォーマットDDSとDDS−2に対応した各読出しタイ
ミングと、各記録ヘッド22a及び22bと各再生ヘッ
ド23a及び23bとの段差Hを求めてみる。
【0040】まず、DDSフォーマットのトラックピッ
チは13.6μmであり、これを特定の磁気テープにお
けるトラックピッチtpとして定義する。一方、DDS
−2フォーマットのトラックピッチは9.1μmであ
り、これを他の磁気テープにおけるトラックピッチt
p′として定義する。この場合、トラックピッチの比が
tp/tp′=1.5となるため、n:n′は4:6に
なることがわかる。また、各再生ヘッドのヘッド幅をh
w=16μmとすると、段差Hは、上記数1より、6
2.4(≒62)μmに決定されることになる。
【0041】即ち、DDSフォーマットを有する磁気テ
ープにおいては、図5Aに示すn=4での読出しタイミ
ングにおける第1及び第2の再生ヘッド23a及び23
bの摺接位置は、それぞれ第1及び第2の記録ヘッド2
2a及び22bにてデータ記録した記録トラックと一致
することになる。従って、上記読出しタイミングで再生
したデータを第1及び第2の記録ヘッド22a及び22
bで記録した記録データのモニタデータとすることによ
り、上記記録データの記録状態を確認することができ
る。
【0042】具体的には、第1の再生ヘッド23aは、
例えば第1の記録ヘッド22aにて記録トラックA1 に
データを記録した時点を基準としたとき、読出しタイミ
ングn11=4のときに上記記録トラックA1 を摺接する
ことになるため、第1の再生ヘッド23aからの再生デ
ータを読み込むことにより、上記記録トラックA1 に記
録されているデータの記録状態を確認することができ
る。
【0043】同様に、第2の再生ヘッド23bは、例え
ば第2の記録ヘッド22bにて記録トラックB1 にデー
タを記録した時点を基準としたとき、読出しタイミング
12=4のときに上記記録トラックB1 を摺接すること
になるため、第2の再生ヘッド23bからの再生データ
を読み込むことにより、上記記録トラックB1 に記録さ
れているデータの記録状態を確認することができる。
【0044】一方、DDS−2フォーマットを有する磁
気テープにおいては、図5Aに示すn′=6での読出し
タイミングにおける第1及び第2の再生ヘッドの摺接位
置が、それぞれ第1及び第2の記録ヘッド22a及び2
2bにてデータ記録した記録トラックと一致することに
なる。従って、上記読出しタイミングで再生したデータ
を、第1及び第2の記録ヘッド22a及び22bで記録
した記録データのモニタデータとすることにより、上記
記録データの記録状態を確認することができる。
【0045】具体的には、第1の再生ヘッド23aは、
例えば第1の記録ヘッド22aにて記録トラックA1 に
データを記録した時点を基準としたとき、読出しタイミ
ングn11′=6のときに上記記録トラックA1 を摺接す
ることになるため、第1の再生ヘッド23aからの再生
データを読み込むことにより、上記記録トラックA1に
記録されているデータの記録状態を確認することができ
る。
【0046】同様に、第2の再生ヘッド23bは、例え
ば第2の記録ヘッド22bにて記録トラックB1 にデー
タを記録した時点を基準としたとき、読出しタイミング
12′=6のときに上記記録トラックB1 を摺接するこ
とになるため、第2の再生ヘッド23bからの再生デー
タを読み込むことにより、上記記録トラックB1 に記録
されているデータの記録状態を確認することができる。
【0047】なお、各記録ヘッド22a及び22b並び
に各再生ヘッド23a及び23bの配置については、上
記段差Hによる角度割り補正を加えるために、90°等
分にならないのが普通であるが、この場合は、更に読出
しタイミングnとトラックピッチtpの値が異なるた
め、最適な補正値が異なってくる。そこで、今回は、1
3.6μmのときの計算値と、9.1μmのときの計算
値の平均値を設計値とした。この値は、磁気ヘッドの出
入口のマージンに依存する。
【0048】次に、上記実施例に係る磁気テープ記録再
生装置の信号処理系を図6に基づいて説明する。
【0049】この信号処理系は、図示するように、この
記録再生装置に装着されるカセットの種類を判別するカ
セットイグニッションスイッチ41と、磁気テープ2を
走行させるキャプスタンモータのサーボ回路42と、各
再生ヘッド23a及び23bから上記読出しタイミング
に基づいてデータを読み出し、この読み出したデータと
記録データとを比較してエラーレートの判定を行う信号
処理回路43と、マイクロコンピュータ44(以下、単
にマイコンと記す)を介して送出される一連の記録デー
タを一時的に格納するバッファメモリ45とを有する。
【0050】この実施例での記録データは、外部のコン
ピュータからのバックアップデータであり、SCSI等
のインターフェース46を介して書込みコマンドと共に
マイコン44に供給され、PCMやエラー訂正符号の付
加等の変調処理を行って、バッファメモリ45に順次格
納される。このマイコン44から順次送出される記録デ
ータは、同時にRFアンプ47に供給されて二値化処理
がなされた後、第1及び第2の記録ヘッド22a及び2
2bに供給される。
【0051】そして、上記第1及び第2の記録ヘッド2
2a及び22bに供給されたデータが、回転ヘッド1の
一方向への回転及び磁気テープ2の走行に伴って、磁気
テープ2にそれぞれ磁化情報としてヘリカルスキャン方
式で記録され、磁気テープ2に記録トラック(A1 ,B
1 ),(A2 ,B2 ),(A3 ,B3 )・・・が形成さ
れる。
【0052】信号処理回路43は、その内部に、固定デ
ータが格納されたROMと、各再生ヘッド23a及び2
3bの読出しタイミングを計数するカウンタと、記録デ
ータと再生データとを比較するエラーレート判定部と、
カウンタの更新制御、ROM及びバッファメモリからの
データのアクセス制御及びマイコンに対して制御信号を
送出する制御部が組み込まれている。なお、ROMに
は、フォーマットごとに対応したタイミング値と、再記
録に用いられる例えば1フレーム分のダミーデータが格
納されている。再記録については、後述する。
【0053】次に、上記磁気テープ記録再生装置の信号
処理系の動作について説明する。まず、この磁気テープ
記録再生装置にテープカセット4(図1参照)が装着さ
れると、カセットイグニッションスイッチ41により、
テープカセット4に設けられている種類判別用孔が検出
される。このスイッチ41からは、その検出に基づく電
気信号Siが出力され、この電気信号Siはマイコン4
4に供給される。マイコン44は、上記スイッチ41か
らの検出信号Siに基づいて、上記装着されたテープカ
セット4が、DDSフォーマットであるか、又はDDS
−2フォーマットであるかを判別する。この判別信号S
は、信号処理回路43に供給される。
【0054】装着されたテープカセット4が、例えばD
DSフォーマットである場合、信号処理回路43内のカ
ウンタは、ROMからDDSフォーマットに対応したタ
イミング値、この場合n=4がその初期値(及びリセッ
ト時の値)として登録される。
【0055】そして、マイコン44は、外部のコンピュ
ータから供給された書込みコマンド基づいて、キャプス
タンモータのサーボ回路42に、DDSフォーマットに
対応したゲイン信号及び回転タイミング信号Sgを供給
する。
【0056】磁気テープ2はそのゲイン信号及び回転タ
イミング信号Sgに応じた速度で走行する。その後、マ
イコン44は、書込みコマンドの後から供給されたコン
ピュータデータに対してPCM及びエラー訂正符号の付
加等の変調処理を行った後、このコンピュータデータを
データバス48を介してRFアンプ47及びバッファメ
モリ45に供給する。
【0057】RFアンプ47は、マイコン44から供給
されたコンピュータデータを順次二値化処理して第1及
び第2の記録ヘッド22a及び22bに供給する。
【0058】第1及び第2の再生ヘッド23a及び23
bからは、磁気テープ2に記録されている磁化情報を摺
接した順序で順次読み出して、信号処理回路43に供給
する。信号処理回路43内の制御部は、第1及び第2の
再生ヘッド23a及び23bから順次磁化情報が供給さ
れるたびにカウンタの値を更新(この場合、減算更新)
する。このカウンタの更新中は、再生ヘッド23a及び
23bからのデータは無視される。そして、この更新に
よって、カウンタの値が0となったタイミングの次のタ
イミングにおける再生ヘッド23a及び23bからのデ
ータを信号処理回路43内に読み込む。
【0059】この読み込まれたデータは、記録トラック
A1 に書き込まれたデータであり、信号処理回路43内
のエラーレート判定部において、バッファメモリ45内
に一時格納されている記録トラックA1 の記録データと
比較される。比較結果が同一である場合は、記録状態良
好と判断され、バッファメモリ45に格納されている記
録トラックA1 の記録データは捨てられる。
【0060】次に、カウンタの値を0としたまま、次の
記録トラックB2 における記録データを第2の再生ヘッ
ド23bにて読み出し、信号処理回路43に供給する。
この供給された再生データは、信号処理回路43内のエ
ラーレート判定部において、今度は、バッファメモリ4
5内に格納されている記録トラックB2 における記録デ
ータと比較される。
【0061】この比較結果が同一である場合、上記と同
様に、バッファメモリ45内における上記記録トラック
B2 における記録データは捨てられる。この段階以降、
各記録ヘッド22a及び22bでデータ記録した記録ト
ラックと、各再生ヘッド23a及び23bの読出しタイ
ミングは、相対的にn=4の関係になるため、カウンタ
の更新は行わずに、第1及び第2の再生ヘッド23a及
び23bにて対応する記録トラックのデータを順次読み
出し、上記読み出した再生データとバッファメモリ45
内に格納されている対応する記録トラックの記録データ
とを信号処理回路43内のエラーレート判定部にて比較
する。そして、比較結果が同一である場合、順次バッフ
ァメモリ45から記録データを捨てていく。
【0062】一方、比較結果が同一でない場合は、以下
で示す再記録処理を行う。即ち、例えば図7に示すよう
に、第2フレームの記録トラックA2 又はB2 におい
て、その比較結果が同一でないと判断された場合(エラ
ーと判断された場合)、1フレーム分のダミーデータD
1 ,D2 を磁気テープ2に記録する。即ち、図7Aに示
すように、第2フレームを第1及び第2の再生ヘッド2
3a及び23bにてモニタしている際、第1及び第2の
記録ヘッド22a及び22bにてすでに第4フレーム
(記録トラックA4 ,B4 )のデータを記録しているこ
とになる。
【0063】従って、1フレームのダミーデータD1 ,
D2 は、次のフレーム、即ち第5フレーム目に記録され
ることになる。即ち、エラーの原因となったフレームか
ら3つ目のフレームにダミーデータD1 ,D2 が記録さ
れることになる。その後、第6フレーム目から再び第2
フレームからのデータ(A2 、B2 ,A3 ,B3 ,A4
,B4 )が記録されることになる。
【0064】この再記録における信号処理は、まず、エ
ラーレート判定部にて比較結果が同じでない、即ちエラ
ーであると判定されると、制御部は、マイコン44に対
してデータ送出禁止信号Seを出力する。この禁止信号
Seの出力タイミングは、仮に第2フレームの記録トラ
ックA2 にてエラーが発生した場合でも記録トラックB
2 の記録が終えた段階でマイコン44に出力する。フレ
ーム毎に記録データの管理を行う方が有利だからであ
る。
【0065】その後、制御部は、ROMから1フレーム
分のダミーデータD1 ,D2 を読み出して、データバス
48及びRFアンプ47を介して第1及び第2の記録ヘ
ッド22a及び22bに供給する。これによって、磁気
テープ2の第5フレーム目にダミーデータD1 ,D2 が
記録されることになる。その後、制御部は、バッファメ
モリ45からエラー発生の原因となった第2フレーム目
のデータ(A2 ,B2)及びその次の第3及び第4フレ
ームのデータ(A3 ,B3 )及び(A4 ,B4)を読み
出して、データバス48及びRFアンプを介して第1及
び第2の記録ヘッドに供給する。
【0066】その後、制御部は、マイコン44に対して
再送要求信号Ssを出力する。マイコン44は、この再
送要求信号Ssの入力に基づいて、次のフレーム、即ち
第5フレームのデータ(A5 ,B5 )から順次データバ
ス48及びRFアンプ47を介して第1及び第2の記録
ヘッド22a及び22bに供給する。
【0067】なお、磁気テープ2に記録されたデータを
再生する場合は、第1のフレーム(A1 ,B1 )から順
次読み出して行くことになるが、このとき、バッファメ
モリ45に、3フレーム分のデータを一時的にサイクリ
ックに格納しておき、次のフレームがダミーデータD1
,D2 でない場合、先頭のフレームのデータを、マイ
コン44を介して外部コンピュータに送出する。読み出
したデータは、残ったデータの後ろに格納される。
【0068】一方、ダミーデータD1 ,D2 を読み出し
たときは、バッファメモリ45に格納されているデータ
はすべて無効として取扱い、ダミーデータD1 ,D2 の
フレーム以降の3つのフレームに記録されているデータ
をバッファメモリ45にサイクリックに格納(上書き)
する。この場合、ダミーデータD1 ,D2 は格納されな
い。これらの一連の動作を行って、順次外部コンピュー
タにデータを送出する。
【0069】そして、ダミーデータD1 ,D2 の検出
が、数回にわたってあった場合、もしくは、複数(例え
ば23)のフレームを1グループとし、このグループの
最終フレームがダミーデータD1 ,D2 である場合に、
磁気テープ2を先頭に巻戻して読み直しを行う。
【0070】次に、装着されたテープカセット4が、例
えばDDS−2フォーマットである場合は、信号処理回
路43内のカウンタが、ROMからDDS−2フォーマ
ットに対応したタイミング値、この場合n=6がその初
期値(及びリセット時の値)として登録されること、再
記録の際に、エラーの原因となったフレームから4つ目
のフレームにダミーデータD1 ,D2 が記録されること
(図7B参照)、及び磁気テープ2に記録されたデータ
を再生する場合に、バッファメモリ45に4フレーム分
のデータが一時的にサイクリックに格納されることが異
なるほかは上記DDSフォーマットと同様であるため、
その動作説明の詳細は省略する。
【0071】このように、本実施例に係る磁気テープ記
録再生装置によれば、DDSフォーマットを有する磁気
テープに対して記録データのモニタを行えるほか、トラ
ックピッチの異なるDDS−2フォーマットを有する磁
気テープに対しても記録データのモニタを行うことがで
きる。
【0072】しかも、再生ヘッドとして2つの再生ヘッ
ド23a及び23bを用い、記録ヘッド22a及び22
bに対して、上記数1で示す段差H分低い位置に2つの
再生ヘッド23a及び23bをほぼ180°対向に設置
するだけでよいため、複数のトラックピッチに対応させ
るために、回転ドラム21の構造を変更するとか、磁気
ヘッドの数及びロータリートランスのチャンネル数を増
加させるなどの大幅な設計変更を行う必要がない。
【0073】従って、再生ヘッド23a及び23bのヘ
ッド幅は、電磁変換特性及びATF特性から得られた最
適なヘッド幅に依存しないこととなり、複数のトラック
ピッチ対応に伴う設計の煩雑、製造工程の複雑化及び製
造コストの高価格化を引き起こすことがない。また、そ
れぞれ異なるトラックピッチを有する複数の磁気テープ
に対して、その記録トラックに再生ヘッドを精度よくト
レースさせることが可能となるため、再生ヘッド23a
及び23bのヘッド幅のマージンを少なくとっても正確
なモニタ情報を得ることができる。
【0074】
【発明の効果】上述のように、本発明に係る磁気テープ
記録再生装置によれば、第1及び第2の記録ヘッドと第
1及び第2の再生ヘッドとの間に、それぞれ異なるトラ
ックピッチの記録フォーマットを有する複数の磁気テー
プ中、ある特定の磁気テープにおける記録フォーマット
のトラックピッチに基づいた段差を設け、各再生ヘッド
が各記録ヘッドよりも、上記段差分、低い位置に配設す
る。そして、各再生ヘッドから順次入力される再生デー
タのうち、各記録ヘッドでm番目の記録データを磁気テ
ープに記録した時点を基準とし、回転ドラムの回転に伴
う各再生ヘッドの磁気テープへの摺接順序で形成される
読出しタイミング中、上記特定の磁気テープにおけるト
ラックピッチと、他の磁気テープにおけるトラックピッ
チとの相対関係で決定されるそれぞれの読出しタイミン
グで読み出した再生データを各記録ヘッドで記録したm
番目の記録データのモニタデータとして認識する信号処
理回路を設けるようにしたので、回転ドラムの大幅な構
造上の変更等を行うことなく、回転ドラムに180°対
向で設置された2つの再生ヘッドのみで、各種記録フォ
ーマットに対応した記録データのモニタを行うことがで
きる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る磁気テープ記録再生装置の実施例
(実施例に係る記録再生装置と記す)の要部を示す平面
図である。
【図2】本実施例に係る記録再生装置の記録トラックパ
ターンを示す説明図である。
【図3】本実施例に係る記録再生装置の回転ドラムに対
する各記録ヘッドと各再生ヘッドの配置関係を示す平面
図である。
【図4】本実施例に係る記録再生装置の回転ドラムに対
する各記録ヘッドと各再生ヘッドの配置関係を一部破断
して示す側面図である。
【図5】本実施例に係る記録再生装置における各記録ヘ
ッドと各再生ヘッドの摺接順序と読出しタイミングを示
す説明図であり、同図Aは第1及び第2の再生ヘッドに
て第1及び第2の記録ヘッドで記録したデータをモニタ
する場合の読出しタイミングを示し、同図Bは第1及び
第2の再生ヘッドにて第2及び第1の記録ヘッドで記録
したデータをモニタする場合の読出しタイミングを示
す。
【図6】本実施例に係る記録再生装置における信号処理
系を示すブロック線図である。
【図7】本実施例に係る記録再生装置での再記録を記録
トラックパターンで示す説明図である。
【符号の説明】
1 回転ヘッド 2 磁気テープ 4 テープカセット 21 回転ドラム 22a 第1の記録ヘッド 22b 第2の記録ヘッド 23a 第1の再生ヘッド 23b 第2の再生ヘッド 41 カセットイグニッションスイッチ 42 サーボ回路 43 信号処理回路 44 マイコン 45 バッファメモリ 46 インターフェース 47 RFアンプ

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 回転ドラムに、磁気テープに対してディ
    ジタルでデータを記録する第1及び第2の記録ヘッドが
    互いにほぼ180°の間隔を置いて配設され、上記回転
    ドラムに、上記磁気テープからデータを再生する第1及
    び第2の再生ヘッドが互いに180°の間隔を置いて配
    設され、かつ、上記第1及び第2の記録ヘッドを結ぶ線
    と上記第1及び第2の再生ヘッドを結ぶ線とがほぼ直交
    するように、上記第1及び第2の記録ヘッド並びに第1
    及び第2の再生ヘッドが上記回転ドラムに配設された回
    転ヘッドを有する磁気テープ記録再生装置において、 上記各記録ヘッドと上記各再生ヘッドとの間に、それぞ
    れ異なるトラックピッチの記録フォーマットを有する複
    数の磁気テープ中、ある特定の磁気テープにおける記録
    フォーマットのトラックピッチに基づいた段差を有し、
    上記各再生ヘッドが上記記録ヘッドよりも、上記段差
    分、低い位置に配設され、 上記各再生ヘッドから順次入力される再生データのう
    ち、各記録ヘッドでm番目の記録データを磁気テープに
    記録した時点を基準とし、上記回転ドラムの回転に伴う
    上記各再生ヘッドの磁気テープへの摺接順序で形成され
    る読出しタイミング中、上記特定の磁気テープにおける
    トラックピッチと、他の磁気テープにおけるトラックピ
    ッチとの相対関係で決定されるそれぞれの読出しタイミ
    ングで読み出した再生データを上記各記録ヘッドで記録
    した上記m番目の記録データのモニタデータとして認識
    する信号処理回路を有することを特徴とする磁気テープ
    記録再生装置。
  2. 【請求項2】 上記各再生ヘッドのヘッド幅をhwと
    し、上記特定の磁気テープにおけるトラックピッチtp
    と他の磁気テープにおけるトラックピッチとの相対関係
    を偶数比又は奇数比として、その特定の磁気テープに対
    応する偶数値又は奇数値を読出しタイミングnとしたと
    き、上記段差Hは、 H=n×tp+hw/2 で決定され、 上記信号処理回路は、上記各再生ヘッドからの再生デー
    タのうち、上記偶数比又は奇数比で決定される読出しタ
    イミングで読み出した再生データを、それぞれ対応する
    磁気テープのモニタデータとして認識することを特徴と
    する請求項1記載の磁気テープ記録再生装置。
  3. 【請求項3】 上記信号処理回路は、上記相対関係が偶
    数比である場合、上記第1及び第2の再生ヘッドで読み
    出した再生データを、それぞれ上記第1及び第2の記録
    ヘッドで記録したデータのモニタデータとして認識し、
    上記相対関係が奇数比である場合、上記第1及び第2の
    再生ヘッドで読み出した再生データを、それぞれ上記第
    2及び第1の記録ヘッドで記録したデータのモニタデー
    タとして認識することを特徴とする請求項2記載の磁気
    テープ記録再生装置。
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