JPH0384701A - 磁気テープのヘリカルスキャン型記録装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 本発明は、回転ヘッド方式のデジタルオーディオチーブ
レコーダ（Ｒ−ＤＡＴ）などに好適に実施される磁気テ
ープのヘリカルスキャン型記録装置に関する。

従来の技術 第８図は、従来のＲ−ＤＡＴにおける回転ドラム３１の
構成を示す平面図である０回転ドラム３１には、２つの
書込ヘッド３２ａ、３２ｂが相互に１８０°の間隔をあ
けて取付けられている。この２つの書込ヘッド３２ａ、
３２ｂは、それぞれのアジマス角が＋２０’、−２０”
に設定されている。また、回転ドラム３１には２つの再
生ヘッド３３ａ、３３ｂが相互に１８０°の間隔をあけ
て取付けられている。この２つの再生ヘッド３３ａ。

３３ｂのアジマス角もそれぞれ＋２０°、−２０゜に設
定されている。前記４つのヘッドはそれぞれ９０°の間
隔をあけて取付けられている０回転ドラム３１の直径Ｄ
１は３０ｍｍであり、この回転ドラム３１には磁気テー
プ３４が２本のガイドピン３５．３６を介して巻付けら
れている。この磁気テープ３４の回転ドラム３１に対す
る巻付は角は、９０”に選ばれている。このような構成
において、回転ドラム３１を矢符３７方向に回転させな
がら、矢符３８方向に走行される磁気テープ３４上に記
録／再生を行う。

Ｒ−ＤＡＴをコンピュータなどの補助記憶装置として使
用する場合、記録時のデータの信頼性を高めるために、
リードアフターライト、すなわち記録直後に記録された
データの読出しを行い、正確にデータが記録されている
かどうかをチエツクしている。

第９図は、第８図に示す構成におけるリードアフターラ
イト動作を示すタイミングチャートである。書込ヘッド
３２ａ、３２ｂとこれに対応する再生ヘッド３３ａ、３
３ｂとの間隔がそれぞれ９０°であり、また磁気テープ
３４の回転ドラム３１に対する巻ｒｔけ角も９０”であ
るので、書込動作が終了した直後に読取動作が行われて
いる。

発明が解決しようとする課題 上述のＲ−ＤＡＴｆ）構成を小型化するために、回転ド
ラム３１の直径を小さくすることが提案されている。第
１０図は、回転ドラム３１の直径Ｄ４を２０ｍｍとした
ときの構成を示す平面図である。第１０図において、前
述の第８図の構成に対応する構成には、同一の参照符号
を付す１０回転ドラム３１の直径を１０ｍｍ小さくした
ことによって、磁気テープ３４の回転ドラム３１に対す
る巻付は角を１３５°とする必要がある。

第１１図は、第１０図に示す構成によるリードアフター
ライト動作を示すタイミングチャートである。書込ヘッ
ド３２ａ、３２ｂとこれに対応する再生ヘッド３３ａ、
３３ｂとの間隔はそれぞれ９０°であるが、磁気テープ
３４の回転ドラム３１に対する巻付は角が１３５°であ
るため、書込動作と読出動作とを一部同一期間内に行う
必要があった。その結果、クロストーク〈読出し側への
書込信号の飛込み〉が生じるという問題があった。

本発明の目的は、上記技術的課題を解決し、直径の小さ
な回転ドラムを用いても、クロストークが生じない磁気
テープのヘリカルスキャン型記録装置を提供することで
ある。

課題を解決するための手段 本発明は、周方向に間隔をあけて配置された第１および
第２書込ヘッドと第１および第２再生ヘッドとを回転ド
ラムの外周面に取けけ、この外周面に前記回転ドラムの
軸線に交差する長平方向を有する磁気テープを９０’以
上の角度で巻付け、書込ヘッドによって磁気テープに書
込んだ内容を書込み直後に再生ヘッドによって再生する
磁気テープのヘリカルスキャン型記録装置において、第
１および第２書込ヘッドが回転ドラムの回転軸に対して
張る水平角をθ１とし、第２書込ヘッドと第１再生ヘッ
ドとが回転ドラムの回転軸に対して張る水平角をθ２と
し、第１および第２再生ヘッドが回転ドラムの回転軸に
対して張る水平角をθ３とし、回転ドラムに対する磁気
テープの巻けけ角をαとし、記録時の１サイクルにおけ
る回転ドラムの回転数をｎ（ｎは２以上の整数〉とした
ときに、 α≦θ　１　、　α≦θ　２．　α　≦θ　３θ　１　
＋θ　２　＋θ　３　≦　３６０　°　ｘ　　ｒｉ　　
−ａθ　１　＝　θ　３＝１８０　　。

の条件を満たすことを特徴とする磁気テープのヘリカル
スキャン型記録装置である。

作　　用 本発明に従えば、周方向に間隔をあけて配置された第１
および第２書込ヘッドと、第１および第２再生ヘッドと
を回転ドラムの外周面に取付け、この外周面に前記回転
ドラムの軸線に交差する長手方向を有する磁気テープを
９０”以上の角度で巻付け、書込ヘッドによって磁気テ
ープに書込んだ内容を書込み直後に再生ヘッドによって
再生する磁気テープのヘリカルスキャン型記録装置にお
いて、１サイクルの記録動作は、回転ドラムがｎ（ｎは
２以上の整数）回転する期間内で行われる。

１サイクルの記録動作とは、第１および第２書込ヘッド
がそれぞれ磁気テープに書込んだ内容を書込み直後に第
１および第２再生ヘッドによってそれぞれ再生する動作
のことである。第１書込ヘッドによる書込動作が終了す
ると、第２書込ヘッドによる書込動作が行われる。続い
て第１再生ヘッドは第１書込ヘッドによって書込まれた
内容を再生し、その後第２再生ヘッドは第２書込ヘッド
によって書込まれた内容を再生する。このとき、第２書
込ヘッドと第１再生ヘッドとの角度θ２は、磁気テープ
の巻付は角αよりも等しいか、または大きく選ばれてお
り、また第２再生ヘッドの再生動作は１サイクルの記録
動作が終了するまで、すなわち回転ドラムがｎ回転する
までの間に終了しているので、クロストークが生じるこ
とが防止される。

実施例 第１図は本発明の一実施例である回転ヘッド方式のデジ
タルオーディオテープレコーダ（Ｒ−ＤＡＴ）の基本的
構成を示すブロック図であり、第２図は第１図示のＲ−
ＤＡＴにおける回転ドラム９の構成を示す平面図である
。

本実施例においては、Ｒ−ＤＡＴを外部コンピュータ１
の補助記憶装置として使用している。第１図において、
外部コンピュータ１からのデータを磁気テープ１４に書
込む場合、外部コンピュータ１からのデータはライン１
１を介してインターフェイス２に与えられる。ライン１
１のデータは画像情報、音声情報あるいは外部コンピュ
ータ１での演算処理情報などであって、後述する磁気テ
ープ１４における２トラック分の情報単位（以下、この
情報単位をフレームと称する）毎に伝送される。１フレ
ームは、たとえば５１２０バイトのデータを含み、外部
コンピュータ１においてフレーム毎に分割されて出力さ
れる。

第２図は、第１図示のＲ−ＤＡＴにおける回転ドラム９
に対する第１および第２書込ヘッドＷ１゜Ｗ２および第
１および第２再生ヘッドＲ１，Ｒ２の配置を示す図であ
る８回転ドラム９は、その直径が前述の第８図に示され
る従来のＲ−ＤＡＴにおける回転ドラム３１の直径Ｄｉ
（たとえば３０ｍｍ）に比べて小さく選ばれている。そ
のため、回転ドラム９に対する磁気テープ１４の巻付は
角αは、第８図に示される磁気テープ３４の巻付は角９
０”に比べて大きくなっている。直径が３０ｍｍの回転
ドラムに対する磁気テープの巻けけ角を９０°とすると
、直径がｘｍｍｌ：″ある回転ドラムに対する磁気テー
プの巻けけ角αは、第１式で示される。

ａ　＝　９０’　Ｘ　（３０／ｘ）　　　　　　　　　
　−＜１）たとえば、ｘ　＝　２０　ｍ　ｒｎの場合、
巻付は角αは１３５°となる。

上述のように回転ドラム９の直径が小さいと、回転ドラ
ムリに対する磁気テープ１４の巻付は角が９０°以上と
なる。そのため４つの磁気ヘッドを用いて回転ドラム９
の１回転で書込みと読出しとを行うようにすると、書込
動作期間と読出動作期間とに間に一部重複を生じ、クロ
ストークが生じてしまう、そこで本実施例では、回転ド
ラム９の２回転の間に、第１および第２書込ヘッドｗｌ
。

Ｗ２による書込動作と、第１および第２再生へラドＲ１
，Ｒ２による読出動作とを１回づつ行うようにしている
。そのため、各磁気ヘッドの配置は、第２図に示すよう
に、従来の回転ドラム３１における各磁気ヘッドの配置
に比べて変更されている。

第２図において、第１および第２書込ヘッドＷｌ。

Ｗ２が回転ドラム９の中心軸に対して張る水平角をθ１
とし、第２書込ヘッドＷ２と第１再生ヘッドＲ１とが回
転ドラム９の中心軸に対して張る水平角をθ２とし、第
１および第２再生ヘッドＲ１゜Ｒ２が回転ドラム９の中
心軸に対して張る水平角をθ３としたときに、 α≦θ１ α≦θ２ α≦θ３ θ１＋θ２＋θ３≦７２０°−α θ１＝θ３　＝　１８０” −・・（２） ・・・〈３） ・・・（４〉 ・・・（５〉 ・・・（６〉 の条件を満たすように各磁気ヘッドが配置される。

第３図は、回転ドラム９付近の構成を示す斜視図である
０回転ドラム９は、モータ６によって軸線廻りに矢符２
０で示される方向に回転駆動される。このとき、制御回
路４からの制御信号によってサーボ回路５がモータ６の
回転速度を制御する。

また、磁気テープ１４はキャプスタンモータ（図示せず
〉などによって矢符２１で示される方向に走行されてい
る。磁気テープ１４は回転ドラム９の側面に角度αをも
って接している。この角度αはたとえば１３５°である
。

第１および第２書込ヘッドＷｌ、Ｗ２は、回転ドラム９
の側面の一直径線上に設けられる。同様に、第１および
第２再生ヘッドＲ１，Ｒ２も、回転ドラム９の側面の一
直径線上に設けられる。第１および第２書込ヘッドＷｌ
、Ｗ２と、この第１および第２書込ヘッドＷｌ、Ｗ２に
対応する第１および第２再生ヘッドＲ１，Ｒ２とは軸線
方向には僅かにずれて設けられている。

このような第１および第２書込ヘッドＷｌ、Ｗ２は磁気
テープ１４上を第４図に示されるように斜め方向に走査
し、トラックＡ、Ｂをそれぞれ形成する。後述するフレ
ーム番号などは、サブコード領域１６ａ、１６ｂの一部
に記録されている。

第１図示のＲ−ＤＡＴでは、第５図に示されるように１
フレームが複数の領域に分割されている。

すなわち、たとえば５個のデータ領域ａ　−ｅと、この
データ領域ａ　”’−ｅに藺別的に対応するパリティ領
域Ｐａ〜Ｐｅとによって１フレームが構成される。前述
した５１２０バイトのデータは、１０２４バイトのデー
タ量をそれぞれ有しているデータ領域ａ〜ｅに分割され
て記憶される。

パリティ領域Ｐａ〜Ｐｅはたとえば１２８バイトのデー
タをそれぞれ有しており、個別的にデータ領域ａ〜ｅの
データに対応している。このパリティ領域Ｐａ〜Ｐｅの
データはインターフェイス２において付加され、誤り訂
正符号として用いられる。Ｒ−ＤＡＴにおいては後述す
るようにこの他に信号処理回路７においてパリティの付
加が行われるが、第５図に示す１フレームの構成によっ
て補助記憶装置としてのより一層高い信頼性が得られる
。

このようなデータはインターフェイス２からライン１２
を介してランダムアクセスメモリなどのメモリ３に出力
されるとともに、ライン１３を介して信号処理回路７に
出力される。メモリ３は第６図に示されるように、８つ
の記憶領域ＭＯ−Ｍ７に分割されており、各記憶領域Ｍ
Ｏ〜Ｍ７は、１フレ一ム分のデータをそれぞれ記憶する
。

メモリ３において、インターフェイス２からの１フレ一
ム分のデータは、まず記憶領域ＭＯに記憶される。この
とき、メモリ３の記憶領域ＭＯ〜Ｍ６のデータは順次記
憶領域Ｍ１〜Ｍ７にそれぞれ伝送される。また、記憶領
域Ｍ７のデータは通常消去される。たとえば、第６図（
１〉に示されるように、記憶領域ＭＯ〜Ｍ７に後述する
フレーム番号Ｎ＋７〜Ｎのデータがそれぞれ記憶されて
いる場合に、フレーム場合Ｎ＋８．Ｎ＋ｇのデータが順
次入力されると、メモリ３は第６図（２）、第６図（３
〉に示されるストア状態に変化していく、インターフェ
イス２における入出力動作などは、たとえばマイクロコ
ンピュータによって構成される制御回路４からの制御信
号に基づいて行われる。

インターフェイス２からライン１３を介して信号処理回
路７に取込まれたデータには、通常のＲ−ＤＡＴにおけ
るパリティの付加がなされる。パリティの付加されたデ
ータは、ライン１４を介して増幅器８に出力される。増
幅器８によって増幅されたデータ信号は、ライン１５を
介して第１書込ヘッドＷ１に、またライン１６を介して
第２書込ヘッドＷ２に切換えられて与えられ、磁気テー
プ１４に書込まれる。増幅器８での切換えは、同期回路
１３からの回転ドラム９の回転に同期した信号によって
制御される。

磁気テープ１４に書込まれたデータは、第１および第２
書込ヘッドＷｌ、Ｗ２に個別的に対応する第１および第
２再生へ：ソドＲ１，Ｒ２によって読出される。第１お
よび第２再生ヘッドＲ１，Ｒ２からの信号は、ライン１
７．１８を介して増幅器１０にそれぞれ与えられる。こ
のとき、第１および第２再生ヘッドＲ１，Ｒ２は、個別
的に対応する第１および第２書込ヘッドＷｌ、Ｗ２によ
って形成されたトラックＡ、Ｂ上のデータをそれぞれ読
出す。

増幅器１０によって増幅されたデータ信号は、ライン１
９を介して同期回路１１に出力され、この同期回路１１
においてクロック発生回路１５からのクロック信号との
同期が取られる。増幅器１０は、同期回路１３からの同
期信号に従って、第１および第２再生ヘッドＲ１，Ｒ２
の出力を切換えて、ライン１９に出力する。同期回路１
１の出力はライン１１０を介して信号処理回路１２に送
出され、この信号処理回路１２において、データの誤り
訂正などが行われる。この誤り訂正は、信号処理回路７
で付加されたパリティに基づいて行われる。このときの
誤り訂正などの信号処理は、同期回路１３によって信号
処理回路７におけるパリティ付加などの信号処理と同期
的に行われる。

信号処理回路１２から出力されるデータはライン１１２
を介して前述したインターフェイス２に与えられる０通
常、インターフェイス２においては、ラインｅ２を介し
てメモリ３にデータをストアし、その後、メモリ３から
データを読出して外部コンピュータ１に出力する。

第７図は、第１図示のＲ−ＤＡＴにおける記録動作を示
すタイミングチャートである。第７図に示すように、第
１および第２書込ヘッドＷｌ、Ｗ２による書込動作期間
と、第１および第２再生ヘッドＲ１，Ｒ２による読出動
作期間との間には、全く重なりがない、この結果、従来
のＲ−ＤＡＴで生じていたクロストークを防止すること
ができる。

本実施例においては、従来は回転ドラム１回転で行う動
作を回転ドラムに２回転で行うため、回転ドラム９に対
する磁気テープ１４のリード角をそのままにすると、磁
気テープ１４上におけるトラック角が少し変化する。そ
こで、従来のトラック角でトラックを走査できるように
リード角度を換えて取付けるようにしてもよい。

以上のように本実施例によれば、小型の回転ドラム９を
用いても、記録時のリードアフターライト動作において
は書込動作が終了してから読出動作を行うことができる
ので、クロストークの発生を防止することができる。ま
た、第１および第２書込ヘッドＷｌ、Ｗ２は、同時に磁
気テープ１４に接触することはないので、第１および第
２書込ノ＼ツドＷｌ、Ｗ２のロータリトランスを共用す
ることが可能となり、ロータリトランスを１つにするこ
とができる。さらに、各磁気ヘッドの配置が対称である
ため、回転ドラム９へのヘッドの取付けおよび調整を容
易に行うことができる。

本実施例においては、回転ドラム９の２回転で第１およ
び第２書込ヘッドＷｌ、Ｗ２による書込動作と、第１お
よび第２再生ヘッドＲ１，Ｒ２による再生動作とを行う
ようにしたが、回転ドラム９の３回転あるいは４回転以
上で各磁気ヘッドによる書込動作と再生動作とを行うよ
うにしてもよい、この場合、各磁気ヘッドの配置条件は
、１サイクルにおける回転ドラム９の回転数をｎ（ｎは
３以上の整数）とすると、 α≦θ１　　　　　　　　　　　　　　・・・（７〉α
≦θ２　　　　　　　　　　　　　　・・・（８）α≦
θ３　　　　　　　　　　　　　　・・・（９）θ＋θ
２＋θ３≦３６０’Ｘｎ　−ａ　　　　　　−（１０）
θ１＝θ３　＝　１８０”　　　　　　　　　　・・・
（１１）となる。

発明の効果 以上のように本発明によれば、小型の回転ドラムを用い
ても、記録時のリードアフターライト動作においては書
込動作が終了してから読取動作を行うことができるので
、クロストークの発生を防止することができる。

【図面の簡単な説明】

第１［２１は本発明の一実施例であるＲ−ＤＡＴの基本
的＃！戒を示すブロック図、第２図は回転ドラム９の平
面図、第３図は回転ドラム９の斜視図、第４図は磁気テ
ープ１４のトラックパターンを示す図、第５図はＲ−Ｄ
ＡＴにおいて採用される１フレームのデータの構成を示
す図、第６図は第１図示のメモリ３の動作を示す図、第
７図は第１図示のＲ−ＤＡＴの記録動作を示すタイミン
グチャート、第８図は第１の従来技術の構成を示す図、
第９図は第１の従来技術の動作を説明するためのタイミ
ングチャート、第１０図は第２の従来技術の構成を示す
図、第１１図は第２の従来技術の動作を説明するための
タイミングチャートである。 ９・・・回転ドラム、１４・・・磁気テープ、Ｒ１，Ｒ
２・・・第１および第２再生ヘッド、ｗｌ、ｗ２・・−
第１および第２書込ヘッド

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 周方向に間隔をあけて配置された第１および第２書込ヘ
   ッドと第１および第２再生ヘッドとを回転ドラムの外周
   面に取付け、この外周面に前記回転ドラムの軸線に交差
   する長手方向を有する磁気テープを９０゜以上の角度で
   巻付け、書込ヘッドによって磁気テープに書込んだ内容
   を書込み直後に再生ヘッドによつて再生する磁気テープ
   のヘリカルスキャン型記録装置において、 第１および第２書込ヘッドが回転ドラムの回転軸に対し
   て張る水平角をθ１とし、第２書込ヘッドと第１再生ヘ
   ッドとが回転ドラムの回転軸に対して張る水平角をθ２
   とし、第１および第２再生ヘッドが回転ドラムの回転軸
   に対して張る水平角をθ３とし、回転ドラムに対する磁
   気テープの巻付け角をαとし、記録時の１サイクルにお
   ける回転ドラムの回転数をｎ（ｎは２以上の整数）とし
   たときに、 α≦θ１、α≦θ２、α≦θ３ θ１＋θ２＋θ３≦３６０゜×ｎ−α θ１＝θ３＝１８０゜ の条件を満たすことを特徴とする磁気テープのヘリカル
   スキャン型記録装置。