JPH0834044B2 - ヘリカルスキャン形磁気テープ記憶装置 - Google Patents

ヘリカルスキャン形磁気テープ記憶装置

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JPH0834044B2
JPH0834044B2 JP22833487A JP22833487A JPH0834044B2 JP H0834044 B2 JPH0834044 B2 JP H0834044B2 JP 22833487 A JP22833487 A JP 22833487A JP 22833487 A JP22833487 A JP 22833487A JP H0834044 B2 JPH0834044 B2 JP H0834044B2
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Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、ディジタルデータを記録するヘリカルスキ
ャン形磁気テープ記憶装置に係わり、特に、デマンドフ
ォーマッティング方式におけるフォーマット済領域の最
後尾位置を高速にサーチするに好適な記録およびサーチ
方式に関する。
〔従来の技術〕
ヘリカルスキャン形の磁気テープ装置は、固定ヘッド
形の磁気テープ装置に比べて、高い記録密度が得られる
ので、VTRなどの大量の情報が必要な分野で、幅広く用
いられている。
また、近年のVTR技術の発達により、家庭用のVTRが大
量にかつ、小型で安価に生産され、その普及には著しい
ものがある。
このVTR技術を応用したものに、カセットケースに格
納した磁気テープに楽音のPCM信号を記録再生するDAT
(ディジタル・オーディオ・テープレコーダ)がある。
このDATは、ディジタル信号を記録するものであり、磁
気ヘッドを設けた回転ドラムの直径が30mmで、磁気テー
プの回転ドラムへの巻き付け角度は90度と小さいため、
テープに与える損傷が少なく高速で磁気テープを走行さ
せながら再生してサーチ情報を読み出す機能(高速サー
チ機能)を有しているので、コンピュータの外部記憶装
置に適している。このDAT技術を利用すれば、従来の固
定ヘッド形のMT(マグネティックテープ)記憶装置に比
し、大容量で、しかも、高速アクセス可能な安価な磁気
テープ記憶装置を実現することができる。
ここで簡単にDATについて説明する。
第19図は、テープ走行系の概略構成図であり、1は、
回転ドラム、2a,2bは、回転ドラム1に取り付けられた
互いに±20度のアジマス角度の異なる磁気ヘッド、3は
磁気テープ、4a,4b,4cは、それぞれ磁気テープ3を回転
ドラム1に巻き付けて走行させるための、ガイドポス
ト,キャプスタンおよびピンチローラで構成された磁気
テープ走行手段、5は、カセットである。磁気テープ3
は、幅3.81mm,厚さ13μmである。この磁気テープ3
は、走行手段(ガイドポスト)4aで回転ドラム1に6度
22分のリード角度で傾け、90度巻き付けて、キャプスタ
ン4b,ピンチローラ4cによって駆動され、8.15mm/秒の走
行速度で走行する。このとき、回転ドラム1は、2000γ
pmで回転する。この磁気テープ3の走行によって磁気ヘ
ッド2a,2bは、磁気テープ3上を斜めに走査することに
なり、磁気ヘッド2a,2bの記録電流により、第20図に示
すように磁気テープ3上に傾斜磁気トラックを記録形成
する。
第20図において、6は磁気ヘッド2aで記録した傾斜磁
気トラック、7は磁気ヘッド2bで記録した傾斜磁気トラ
ックである。このように隣接との傾斜磁気トラックのア
ジマス角度が異なるようにまた、前傾斜磁気トラックの
一部をオーバライトしながら、ギャップレスのアジマス
記録を行う。
トラックピッチPは、13.6μm,トラック長Lは23.5m
m,記録幅Wは2.61mmである。
この各傾斜磁気トラックに記録する信号を第13図に示
す。この傾斜磁気トラックは、第13図に示すように、複
数の記録エリアに分割され、種々の信号が各分割された
エリアに記録される。そのうち主要な、PCM信号エリア
(PCM)とサブコードエリア(SUB-1,SUB-2)およびATF
信号エリア(ATF-1,ATF-2)について、簡単に説明す
る。
傾斜磁気トラックは、128ブロックのPCM信号エリア
(PCM)が磁気テープ中央に配置され、その両側にATF信
号エリア(ATF-1,ATF-2)、さらにその外側に8ブロッ
クずつのサブコードエリア(SUB-1,SUB-2)によって構
成されている。
PCM信号エリアには、楽音をPCM化したディジタルデー
タ(PCM信号)に誤り訂正符号を付加したデータが記録
される。
サブコードエリアには、プログラムの開始位置を示す
スタートID,プログラムの番号を示すPNOやプログラムの
開始位置からの時間などの、プログラムおよびプログラ
ム内の特定の位置をサーチするためのサーチ情報等が記
録される。
また、ATF信号エリアには、トラッキング制御(再生
時に磁気ヘッドが対応するアジマス角度の傾斜トラック
上を走行させる)用のATF信号が記録される。
なお、1ブロックは、第21図bに示すように、32シン
ボル(1シンボルは8bit)のデータに、同期信号(SYN
C),IDコード,ブロックアドレスおよびIDコードとブロ
ックアドレスの誤りを検出するためのパリティ各1シン
ボルが付加され、合計36シンボルで構成されている。
このようにして、記録されたPCM信号の再生は、ノー
マル速度(約8.15mm/秒)あるいは、高速(例えばノー
マル速度の200倍,これを200倍速と称す)で磁気テープ
3を走行させ、該磁気ヘッド2a,2bによって、サブコー
ドエリアのサーチ情報を読みだし、所望の傾斜磁気トラ
ックを検出して、ノーマル速度の再生によってPCM信号
エリアのデータを読みだす。なお、この時(ノーマル速
度の再生)の磁気テープ走行は、前述のATF信号エリア
のATF信号を再生しながらこの信号をもとに、磁気ヘッ
ドが対応するアジマス角度の傾斜磁気トラック上を走査
するように制御される。これをATFサーボと称す。ま
た、高速サーチ時には、磁気テープと磁気ヘッドとの相
対速度が記録時およびノーマル速度の再生時と同じにな
るように回転ドラムの回転数が制御される。
このため、例えば200倍速のREWでは、回転ドラムの回
転数は、ノーマル速度の再生時の約1/2の1000γpmとな
り、サブコードエリアの一方のエリア(EX,SUB-1)を磁
気ヘッドが走査するのは、約400トラックに1回という
割合となる。
よって、高速にサーチする必要のあるスタートIDは、
この走査周期に対しても必ず走査検出できるように、30
0フレーム(600トラックで、ノーマル速度にして約9秒
分)以上、連続して記録されている。
また、DATでは、すでに記録された磁気テープ上の領
域を、ATFサーボで走行しながら、磁気ヘッドを再生モ
ードと記録モードのモードを、傾斜磁気トラック走査中
に切替えPCM信号エリアあるいはサブコードエリアを新
たなPCM信号あるいは、サーチ情報に書き替えることが
できる。(これをアフレコと称す) 以上説明したようにDATは、 大容量(約1.4Gバイト,標準の60m磁気テープの場合
で誤り訂正符号は除く)で 高速アクセス(高速サーチ機能)が可能であり、 また、すでに記録されたデータの変更(アフレコ機
能)可能であるので、コンピュータ用の外部記憶装置に
適している。
例えば、サブコードエリアに記録データのアドレス情
報を記録しておけばアクセス速度は劣るもののフロッピ
ーディスク装置やハードディスク装置と同様なダイレク
トアクセスが可能で大容量の磁気テープ記憶装置を実現
することができる。
また、シーケンシャルアクセス方式の従来の固体ヘッ
ド形MT記憶装置に比しも、大容量で、しかも高速アクセ
ス可能な安価な磁気テープ記憶装置を実現することがで
きる。
しかし、このDATをダイレクトアクセス可能な磁気テ
ープ記憶装置とするためには、フロッピーディスク装置
や、ハードディスク装置と同様に、記録媒体に、予め、
記録,再生単位であるセクタエリアセクタのアドレス情
報およびトラッキング制御用の信号を記録しておく必要
がある。これをフォーマッティングと称す。
DATの場合には、フォーマッティングでは、少なくと
も各傾斜磁気トラックのATF信号エリアにトラッキング
制御用のATF信号を、また、複数の傾斜磁気トラックを
単位としたセクタの各セクタのアドレス情報をサブコー
ドエリアに記録する必要がある。DATの120分用磁気テー
プの場合、このフォーマッティングにテープの長さと同
様の120分を要することになる。
このため、新しい磁気テープの使用に際し、前述のよ
うなフォーマッティングを行うことは、現実的でない。
ダイレクトアクセス可能なDAT応用外部磁気テープ記
憶装置とするためには、デマンドフォーマッティング方
式(前述のプリフォーマッティング方式に対して)をと
らざるを得ない。このデマンドフォーマッティング方式
とは、フォーマットされていない領域に新たにデータを
追加記録する場合、前述のセクタ,セクタのサーチ情報
(例えば、磁気テープの始端部よりセクタを単位とし
て、連続的に増加するセクタ番号)トラッキング制御用
ATF信号を記録(フォーマッティング)しながら、デー
タの追加記録を行う方式である。
この追加記録を行うためには、デマンドフォーマッテ
ィングによってフォーマットされた領域の最後尾を検出
しなければならない。
この最後尾の検出も、追加記録のアクセスの高速化を
図るためには、高速サーチ機能を用いて、高速に検出す
る必要がある。
前述のDATに関しては(テープフォーマット,トラッ
クフォーマットや傾斜トラック内の各エリアの信号のフ
ォーマット等)THE DAT CONFERENCE STANDARD-FINALDRA
FT−『DAT-DIGITAL AUDIO TAPERECORDER SYSTEM』1987.
April22に詳述してある。
また、傾斜磁気トラック単位に固定ヘッドでトラック
のアドレス情報を記録し、データの検索に用いるものと
して特公昭60-25826号「磁気記録装置」がある。
〔発明が解決しようとする問題点〕
デマンドフォーマッティング方式において、フォーマ
ット領域の最後尾を検出する方法としては、新しい磁気
テープ(一度も使用していない磁気テープ)にデマンド
フォーマッティング方式によって、追加記録された磁気
テープに対しては、フォーマット領域とアンフォーマッ
ト領域とを磁気ヘッドの再生出力が有るか否かによって
検出でき、高速の磁気テープ走行によってフォーマット
領域の最後尾の粗検出を行うことができる。
しかし、磁気テープとしては、常に新しいものを使用
する訳ではなく、すでに使用済の磁気テープを、フロッ
ピーディスク装置やハードディスク装置と同様に、再フ
ォーマッティングをして使用することが可能でなければ
ならない。
このとき、使用済の磁気テープに対して、新たに磁気
テープの始端部よりデマンドフォーマッティング方式に
よって追加記録した場合、新たなフォーマッティングに
よるフォーマット領域と以前にフォーマッティングされ
た領域との区別は再生出力の有無ではできない。
この区別を行うために、新たにデマンドフォーマッテ
ィングによってフォーマットしたエリアの最後尾に、新
たなフォーマットによるフォーマット領域のエリアの最
後尾を示すEOI(End of Information)エリアをデマン
ドフォーマッティングで追加記録し、このEOIエリアの
サブコードエリアにEOIを示す情報を記録することによ
り、このEOIエリアを磁気テープの始端点よりサーチし
て行うことが可能である。
しかし、このEOIエリアを高速にサーチするために
は、DATのプログラムの先頭を検出するスタートIDのよ
うに、約9秒間(ノーマル再生速度において)以上のEO
Iエリアを設ける必要がある。
つまり、デマンドフォーマッティング方式において、
追加記録するためには、まずEOIエリアを検出しEOIエリ
アの先頭よりフォーマッティングしながら、データを追
加記録し、これに引き続き、約9秒分のEOIエリアを追
加記録する必要がある。
このため、追加記録のたびに、少なくとも、この9秒
間のEOIエリアの記録時間が必要となり記録のアクセス
の応答性,高速アクセス性がそこなわれることになる。
本発明の目的は、かかる問題点を解決した高速アクセ
ス可能なヘリカルスキャン形磁気テープ記憶装置を提供
することにある。
〔問題点を解決するための手段〕
上記目的は、 該傾斜磁気トラックのサブコードエリアも、フォーマ
ットカウント値を記録する記録エリア、 該フォーマットカウント値記録エリアに、第1の所定
に第1の一定値aを加算した(+a)なるフ
ォーマットカウント値を記録した複数の該傾斜磁気トラ
ックよりなるリードインエリアを該磁気テープの始端部
より記録形成するリードインエリア記録制御手段 該フォーマットカウント値記録エリアも、該リードイ
ン記録制御手段によって記録形成した該リードインエリ
アのフォーマットカウント値(+a)より、第2の
一定値bを減算した{(+a)−b}なるフォーマ
ットカウント値を記録した複数の該傾斜磁気トラックよ
りなるEOIセクタを記録形成するEOIセクタ記録制御手段 ホストからのフォーマット命令に対して、 該リードインエリア記録制御手段および該EOIセクタ記
録制御手段を順次起動せしめ、 該磁気テープの始端部よりフォーマットカウント値(
+a)なるリードインエリアとフォーマットカウント
値{(+a)−b}なるEOIセクタとを連続させて
記録形成せしめる フォーマッティング制御手段 該EOIセクタの先頭の該傾斜磁気トラックより、 該フォーマットカウント値記録エリアに該リードインエ
リアのフォーマットカウント値と等しい(+a)な
るフォーマットカウント値を、 該PCM信号エリアにホストからの記録データを、記録し
新たに該傾斜磁気トラックを順次追加記録形成し、この
追加記録形成された最後尾の該傾斜磁気トラックに引き
続き、該EOIセクタ記録手段を起動せしめて該フォーマ
ットカウント値{(+a)−b}なる該EOIセクタ
を記録形成せしめる追加記録制御手段 該回転磁気ヘッドの再生出力が有るか否かを検出する
再生出力有無検出手段 該磁気テープの始端部より所定時間、該磁気テープを
走行させ該再生出力有無検出手段の検出結果が、該所定
時間の間、否定的(再生出力なし)か否かによってアン
フォーマットテープか否かを検出する アンフォーマットテープ検出制御手段 該リードインエリアのフォーマットカウント値を読み
出しフォーマットカウント記憶手段に記憶せしめるカレ
ントフォーマットカウント検出手段 該フォーマットカウント記憶手段のフォーマットカウ
ント値と、該磁気テープを走行させ、該再生出力有無検
出手段の検出結果が再生出力有のときに読み出したフォ
ーマットカウント値との一致を検出するフォーマットカ
ウント一致検出手段 該磁気テープの終端部を検出するまで該磁気テープを
早送りした後、高速に巻き戻しながらフォーマットカウ
ント値を間欠的に読み出し該フォーマットカウント一致
検出手段の検出結果が肯定的(一致)になった時、高速
の巻き戻しを停止して、該EOIセクタの粗検出を行うEOI
セクタ粗検出制御手段 該アンフォーマットテープ検出制御手段による検出結
果が、肯定的の時(アンフォーマットテープ検出時) 該磁気テープの終端部を検出するまで、該磁気テープを
走行させ、その後、該磁気テープの始端部を検出するま
で巻き戻しを行なわせしめるテープ巻き乱れ修正制御手
段 を設け、該第1の所定値を、該フォーマットカウン
ト記憶手段に記憶されたフォーマットカウント値とする
ことにより、達成される。
〔作用〕
フォーマッティング制御手段は、ホストからのフォー
マット命令に対して、まず、リードインエリア記録制御
手段を起動せしめて、各傾斜磁気トラック上のサブコー
ドエリア内のフォーマットカウント記録エリアに、予め
フォーマットカウント記憶手段に記憶された値に第
1の一定値aを加算した(+a)なるフォーマット
カウント値を記録した複数の傾斜トラックよりなるリー
ドインエリアを磁気テープの始端部より記録形成する。
そして、次に、EOIセクタ記録制御手段を起動せしめ
て、前記リードインエリア記録制御手段で記録形成した
リードインエリアのフォーマットカウント値(
a)より第2の一定値bを減算した{(+a)−
b}なるフォーマットカウント値を記録した複数の傾斜
磁気トラックよりなるEOIセクタを、前記リードインエ
リアに引き続き記録形成せしめる。
このフォーマッティング制御手段によって、磁気テー
プの始端部より、フォーマットカウント値(+a)
なるリードインエリアと、フォーマットカウント値
{(+a)−b}なるEOIセクタとを連続させて記
録形成し、磁気テープのフォーマッティングを行う。
追加記録制御手段は、ホストからの追加記録データを
EOIセクタの先頭の傾斜磁気トラックより、フォーマッ
トカウント値記録エリアに、リードインエリアのフォー
マットカウント値と等しい(+a)なるフォーマッ
トカウント値を、PCM信号エリアにホストからの追加記
録データを記録し、新たに傾斜磁気トラックを順次追加
記録形成しホストからの追加記録データの記録後、この
追加記録形成された最後尾の傾斜トラックに引き続き、
EOIセクタ記録制御手段を起動せしめて、フォーマット
カウント値{(+a)−b}なるEOIセクタを記録
する。
この追加記録制御手段の複数回の起動によってホスト
からの追加記録データを記録したデータ記録エリアは順
次、拡張されていき、データ記録エリアの最後尾に引き
続きEOIセクタが記録形成されることになる。
よって、磁気テープ上には、始端部よりフォーマット
カウント値(+a)なるリードインエリア、フォー
マットカウント値(+a)なるデータ記録エリアお
よびフォーマットカウント値{(+a)−b}なる
EOIセクタの3つのエリアが連続して形成されることに
なる。
このデータ記録エリアの大きさは、ホストからの累積
の追加記録データの量に比例する。
前述したように、ホストからの追加記録データを追加
記録するためには、現在のリードインエリアのフォーマ
ットカウント値(+a)に対して、{(+a)
−b}なるEOIセクタの位置を検出しなければならない
が、各エリアのフォーマットカウント値は、(
a)なるリードインエリア,データ記録エリアと{(
+a)−b}なるEOIセクタとなるので磁気テープを
高速に走行させながら、間欠的にフォーマットカウント
値を読み出し、この値がリードインエリアのフォーマッ
トカウント値と一致するか否かによって、EOIセクタの
粗検出を高速に検出することができる。
磁気テープを回転磁気ヘッドを設けた回転ドラムにロ
ーディング後に、アンフォーマットテープ検出手段は、
磁気テープの始端部より所定時間、磁気テープを走行さ
せ、再生出力有無検出手段の検出結果が、前記所定時間
の間否定的(再生出力なし)か否かによってアンフォー
マットテープか否かを検出する。
このアンフォーマットテープ検出手段による検出結果
が否定的の時(フォーマッティッドテープ検出時)カレ
ントフォーマットカウント検出手段は、リードインエリ
アのフォーマットカウント値を読み出しフォーマットカ
ウント記録手段に記憶する。アンフォーマットテープ検
出時には、予め定めた値を、フォーマットカウント記憶
手段に記憶する。
このフォーマットカウント記憶手段の記憶値を該第1
の所定値とするので、再フォーマットするごとに新
たに記録形成されるリードインエリアとデータ記録エリ
アおよびEOIセクタのフォーマットカウント値は、第1
の一定値aづつ増加することになる。ここで、第1の一
定値aと第2の一定値bをa>b>1なる関係にしてお
けば、 フォーマッティングと追加記録データの記録を複数回
くり返した磁気テープ上には、最新のリードインエリア
のフォーマットカウント値をcnとすれば、このリード
インエリアに引き続き、フォーマットカウント値cn
るデータ記録エリア、さらに、フォーマットカウント値
(cn−b)なるEOIセクタが続くことになる。さら
に、この(cn−b)なるEOIセクタ以降には、以前に
フォーマッティングされたデータ記録エリアとEOIセク
タが複数存在することになるが、これらのフォーマット
カウント値は(cn−b)より小さい。よって、このよ
うに、再フォーマットされた磁気テープにおいても、磁
気テープを高速に走行させ、フォーマットカウント値を
間欠的に読み出し、この値が、リードインエリアのフォ
ーマットカウント値と一致しているか否かによって、最
終のフォーマッティングに対応するEOIセクタの粗検出
を高速に行うことができる。
EOIセクタ粗検出制御手段は、 磁気テープの終端部を検出するまで磁気テープを早送り
後、高速に巻き戻しながらフォーマットカウント値を間
欠的に読み出し、フォーマットカウント一致検出手段の
検出結果が肯定的(一致)になった時、高速の巻き戻し
を停止することによってEOIセクタの粗検出を行うとと
もにこの動作によって磁気テープは、リードインエリア
を読み出すために、一方のリールに全て巻き取られ、そ
の後、早送りによって、他方のリールに全て巻き取ら
れ、さらに、EOIセクタ検出のため、一方のリールに一
部巻き取られることになる。
この磁気テープの走行によって記録あるいは再生する
装置(テープ走行系)に合った巻き取りを行うのでテー
プの巻き乱れを修正することができる。
これによって、以後の磁気テープの走行の高さ方向の
変動を低減することができ、記録,再生のデータの信頼
性を向上することができる。
テープ巻き乱れ修正制御手段は、アンフォーマットテ
ープ検出時に 磁気テープの終端部を検出するまで、磁気テープを走行
させその後、磁気テープの始端部を検出するまで巻き戻
しを行ない、前述と同様に、アンフォーマットテープの
巻き乱れを修正する。
〔実施例〕
以下、本発明の実施例を図面を用いて説明する。
第1図は、本発明の一実施例のヘリカルスキャン形磁
気テープ記憶装置の構成図である。
101は、ホスト(中央処理装置、図示せず)とのコマ
ンドや記録,再生データ等をやりとりをするためのイン
タフェース回路である。実施例では、SCSI(スモールサ
イズコンピュータシステムインターフェース)としてい
る。
102は、ホストからのコマンドに対応して各部の動作
を制御するドライブコントローラである。103はホスト
からの記録データあるいは、ホストに返送すべき再生デ
ータを一時的に記憶するdata BaHerメモリ、104は、ド
ライブコントローラ102より供給される記録PCM data、
記録Subcode dataに対して、105の誤り訂正回路によっ
て誤り訂正符号を付加した後、傾斜磁気トラック上に、
第21図で示したトラックフォーマットよりなる信号を記
録すべく、所定の順で、出力する記録信号処理回路であ
る。
106は、前記記録信号処理回路104より出力されるヘッ
ド記録信号を記録電流に変え、記録ヘッド2a,2bに供給
する記録アンプである。1は回転ドラム、3は磁気テー
プである。107は、2c,2dの再生ヘッドの出力で増巾し、
波形等化などを行う再生アンプ、108は、再生アンプ107
の出力であるヘッド再生信号よりディジタルデータを復
元し、誤り訂正回路109によって誤り訂正を行った後、
再生したPCM dataおよびSub Code dataを出力する再生
信号処理回路である。
112は、再生アンプ107より出力されるヘッド再生信
号,再生信号処理回路108より供給されるサーボ基準信
号C-SREFおよびキャプスタンFG115より出力されるキャ
プスタンモータ118の回転数に対応した周波数信号をも
とに、キャプスタンモータ118の回転数を制御し、磁気
テープ3を所定の速度で走行せしめるキャプスタンサー
ボ回路、113は、再生信号処理回路108より供給されるサ
ーボ基準信号D-SREFと回転ドラム1の回転の位相信号を
出力するドラムPG回路116の出力信号および、回転ドラ
ム1の回転数に対応した周波数信号を出力するドラムFG
回路117の出力信号をもとに、回転ドラム1の回転数お
よびD-SREFに対する位相を制御するために119のドラム
モータの回転数を制御するドラムサーボ回路、 114は、リールモータ120の回転数を制御するリール制
御回路である。
110は、ドライブコントローラの指令に対応して、カ
セット、テープローディング機構111の動作およびキャ
プスタンモータ118,ドラムモータ119,リールモータ120
の回転の起動,停止を各各キャプスタンサーボ回路112,
ドラムサーボ回路113およびリール制御回路114を介して
制御するメカコントローラである。122〜125は、各種の
センサで、122は、BOT(Beginning of Tape)検出用セ
ンサ、123はEOT(End of Tape)検出用センサ、124はカ
セット検出センサ、125はライトプロテクトプロテクト
センサである。
再生出力有無検出回路121の構成例および動作タイミ
ングを第22図に示す。再生出力有無検出回路121は、エ
ンベロープ検出部、コンパレータおよび再トリガ可能な
単安定マルチバイブレータから構成される。
再生アンプ107からのヘッド再生信号(A点)は、エ
ンブロープ検出部で、そのエンベロープが検出され(B
点)、コンパレータで整形されて(C点)再トリガ可能
な単安定マルチバイブレータのトリガ入力端子に入力さ
れる。ここで、この再トリガ可能な単安定マルチバイブ
レータの発振時間を、ヘッド再生信号エンベロープ周期
Tより長くしておけば(T′)、ヘッド再生信号が連続
しているときには再トリガがかけられるので、この再ト
リガ可能な単安定マルチバイブレータの出力(D点)
はローレベルを保っている。ヘッド再生信号がとぎれる
とトリガがかからないので、発振時間T′が経過すると
その出力はハイレベルに変化する。再びヘッド再生信
号が入力されると、トリガがかかって、その出力はロ
ーレベルに変化する。このようにして再生出力有無検出
回路121は、ヘッド再生出力の有無を検出する。
このヘリカルスキャン形磁気テープ記憶の主な動作
は、ホストからの記録データを磁気テープ3に記録する
ことと、磁気テープ3上に記録してあるデータを再生し
て、ホストに返送することである。
記録の場合ホストからの記録データは、SCSI/F101お
よびドライブコントローラを介して一旦data BuHerメモ
リ103に記憶される。そして、ドライブコントローラ
は、記録信号処理回路104の動作タイミングに合わせ
て、data BuHerメモリ内の記録データを読みだし、記録
PCM dataとして出力するとともに、所定の値の記録Sub
Code dataを出力し、記録信号処理回路104に供給する。
記録信号処理回路104は、再生信号処理回路108より供給
される同期信号に同期して動作をする。
第3図の(1)〜(6)に記録信号処理回路104の動
作タイミングと、これによって磁気テープ3上に記録形
成される傾斜磁気トラックの様子を示す。
記録信号処理回路104の動作は、回転ドラム1の1回
転ごとのフレーム動作をくり返す。図中のTWiは、1フ
レームの動作区間を示し、この区間に磁気テープ3上
に、アジマス角度の異なる記録ヘッド2a,2bによって2
つの傾斜磁気トラック(i+,i−)を記録形成する。こ
の2つの傾斜磁気トラックを記録形成するために、記録
信号処理回路は、図中(1)に示すように、TWi-1区間
でドライブコントローラ102より取り込んだ記録PCM信号
を2トラック分に分離し、この分離した記録PCM信号
と、図中(2)に示すようにTWi区間にドライブコント
ローラ102より取り込んだサブコードデータに対し、そ
れぞれ誤り訂正回路105を用いて誤り訂正符号を付加し
て、分離された記録PCM信号、サブコードデータおよびA
TF信号他を第21図に示した所定のフォーマットとなるよ
うに並びかえ、図中(4)に示すように、ヘッド記録信
号として記録アンプ106に出力する。また、分離された
他方の記録PCM信号およびサブコードデータに対しても
同様にして、記録アンプ106に出力される。
なお、図中の+は、アジマス角度+20度なる記録ヘッ
ド2aに供給すべき信号および処理を示し、−は、アジマ
ス角度−20度なる記録ヘッド2bに供給すべき信号および
処理を示す。
このヘッド記録信号(図中(4))は、記録アンプ10
6によって記録電流に変換され、記録ヘッド2a,2bに供給
され(図中(3))、(6)に示すように、磁気テープ
3上に傾斜磁気トラックi+とi−を記録形成する。
なお、記録アンプ106の記録電流は、第2図に示すよ
うに、ロータリートランス1aを介して、記録ヘッド2a
(+),2b(−)に供給される。
また、言うまでもなく、この記録時においては、磁気
テープ3が一定速度(8.15mm/S)で走行するように、キ
ャプスタンモータ118は、キャプスタンサーボ回路で制
御されている。また、回転ドラム1が一定速度(2000γ
pm)で回転するように、ドラムモータ119はドラムサー
ボ回路113によって制御されている。また、磁気テープ
を巻き取るべく、リールモータ120も所定の速度で回転
すべく、リール制御回路114によって制御されている。
この記録信号処理回路104のフレーム動作のくり返し
によって、磁気テープ3上に、記録PCMデータ、サブコ
ードデータおよびATF信号他を記録した傾斜磁気トラッ
クを順次記録形成していく。
再生の場合再生ヘッド2c(+),2d(−)が、アジマ
ス角度の同一の傾斜磁気トラック上を走査するように、
再生したATF信号をもとにキャプスタンサーボ回路112に
よってキャプスタンモータ118の回転数を制御して磁気
テープ3の走行を制御する。そして、再生ヘッド2c,2d
のヘッド再生信号をもとに、再生信号処理回路108は、
記録信号処理回路104とは逆の手順で、再生PCMデータ、
再生サブコードデータを出力しドライブコントローラ10
2に供給する。ドライブコントローラ102は、再生PCMデ
ータを一担データバッファメモリ103に記憶して、所定
のタイミングでSCSII/F101を介してホストに返送する。
第3図の(7)〜(14)に、再生ヘッド2c,2dの出力
タイミングおよび、再生信号処理回路108の動作タイミ
ングを示す。なお、図中の矢印は、データの流れを示
す。
第3図を用いて再生信号処理回路108および、各サー
ボ回路の動作を説明する 再生信号処理回路108は、記録および再生時ともに、
回転ドラムサーボ基準信号D-SREF(図中の(8))をド
ラムサーボ回路113に供給する。ドラムサーボ回路113
は、速度サーボ系と位相サーボ系で構成され、ドラムFG
回路117出力の周波数とが所定の周波数となるように、
まず速度サーボをかけ次に、D-SREFの立下がりと、ドラ
ムPG回路116の出力(図中の(9))D-PGの立下がりと
が一致するように位相サーボをかける。
これによって、再生ヘッド2c,2dがD-SREFに対して、
図中の(7)に示すタイミングで磁気テープ3上を走査
するようになる。
再生ヘッド2c,2dの出力信号は、第2図に示したよう
にロータリトランス1aを介して、増巾器1071,1072にそ
れぞれ入力され、その出力が切替スイッチ1073によっ
て、図中の(10)に示すタイミングで切替られ、増巾器
1074の出力より再生信号処理回路108および、キャプス
タンサーボ回路112に供給される。
キャプスタンサーボ回路は 第4図に示すように、ATFトラッキング制御系1121キ
ャプスタン位相制御系1122、キャプスタン速度制御系11
23、キャプスタン位相サーボ切替スイッチ1124および加
算器1125で構成されている。
まず、キャプスタン速度制御系は、キャプスタンFG11
5の出力の周波数が所定値となるようにキャプスタンモ
ータ118を制御して、磁気テープ3が一定速度で走行す
るように制御し、再生時には、ATFトラッキング制御系1
121によって、ヘッド再生信号よりATF信号を抽出し、こ
のATF信号によって、再生ヘッド2c,2dが、対応するアジ
マス角度の傾斜磁気トラック上を走査するように、磁気
テープ3の走行速度を微調する。また、記録時には、キ
ャプスタン位相制御系1122によって、再生信号処理回路
より供給されるキャプスタンサーボ基準信号C-SREFとキ
ャプスタンFG115の分周出力との位相が一致するように
して、磁気テープ3の走行速度の一定化を図る。この前
者再生時のサーボをATFサーボ、後者記録時のサーボを
X′talサーボと称す。
この切替えは、メカコントローラ110より供給される
キャプスタン位相サーボ切替信号によって切替えられ
る。
このキャプスタンサーボ回路112のATFサーボによっ
て、再生ヘッドは、対応するアジマス角度の傾斜磁気ト
ラック上を走査し、第3図の(7)に示すタイミング
で、ヘッドの再生信号が、再生信号処理回路108に供給
される。
再生信号処理回路108は、図の(11)のタイミングで
ヘッド再生信号を取り込み、(12)のタイミングで、誤
り訂正回路109によって誤り訂正を行い、(13)のタイ
ミングで、トラック単位にサブコードデータを出力す
る。
また、2つのトラックに分離された両トラックのPCM
信号を元にもどしてフレーム単位にして(14)のタイミ
ングで出力する。
本実施例では、第1図に示したように、記録ヘッド2a
(+アジマス)、2b(−アジマス)と再生ヘッド2c(+
アジマス)、2d(−アジマス)の計4ケのヘッドを図の
ように90度間隔で回転ドラム1に設け、第3図に示した
ように、記録ヘッド2a(+アジマス)によって記録され
たトラック上を再生ヘッド2c(+アジマス)か、記録完
了直後に走査するように、また、記録ヘッド2b(−アジ
マス)によって記録されたトラック上を、再生ヘッド2d
(−アジマス)が記録完了直後に走査するように記録ヘ
ットと再生ヘッドの回転ドラム1の高さ方向の位置をず
らして取りつけてある。
また、このように、走査するため、記録信号処理回路
104の動作タイミングは、再生信号処理回路108より供給
される同期化信号に同期し、第3図に示したタイミング
で動作する。
これは、記録直後に、記録PCMデータと再生PCMデータ
とをフレーム単位で比較し、正しく記録されたか否かい
わゆるベリファイを記録と平行して行ない、ベリファイ
のための時間を短縮し、記録の信頼性向上を意図したも
のである。
次に、本発明の主眼であるドライブコントローラ102
の構成および動作について説明する。
ドライブコントローラ102は、第5図に示すように、
マイクロプロセッサ1020とこの動作を規定するプログラ
ムが格納されたプログラム用ROM1040と、このプログラ
ムによる動作にあたって、各種の値を一時的に記憶する
ための1021〜1034のメモリで構成されている。
1021はカレントセクタ番号C-SNを記憶するメモリ、 1022は、記録セクタ番号W-SNを記憶するメモリ、 1023は、読み取りセクタ番号R-SNを記憶するメモリ、 1024は、EOIセクタ番号EOI-SNを記憶するメモリ、 1025は、記録先頭セクタ番号を記憶するメモリ、 1026は、記録セクタ数を記憶するメモリ、 1027は、カレントフォーマットカウント値C-FCを記憶す
るメモリ、 1028は、記録フォーマットカウントW-FCを記憶するメモ
リ、 1029は、読み取りフォーマットカウントR-FCを記憶する
メモリ、 1030は、記録フレーム番号W-FNを記憶するメモリ、 1031は、読み取りフレーム番号R-FNを記憶するメモリ、 1032は、ノーマル記録flagを記憶するメモリ、 1033は、リードインエリアセクタカウンタ、 1034は、フレームカウンタ、 である。
これらのメモリは、データバスを介してマイクロプロ
セッサ1020に接続されている。
また、記録信号処理回路104に供給する記録PCMデータ
記録サブコードデータおよびノーマル記録かアフレコ
(アフターレコーディング)の動作を制御する記録モー
ド制御信号の出力、 再生信号処理回路108より供給される再生PCMデータと
再生サブコードデータの入力、 再生出力有無検出回路121の出力信号の入力、 122〜125の各センサ出力信号の入力、 および、メカコントローラ110に対するメカコントロ
ール信号の出力は、マイクロプロセッサ1020のI/Oボー
ト(図示せず)を介して行なわれる。
次に、このドライブコントローラ102の動作を説明す
る。
第6図(a)は、ドライブコントローラ102の大まか
な動作を示したフロー図(PAD)である。まず、電源投
入時に、201にて、PowerON時の各メモリ値およびカセッ
ト、テープローディン機構等の初期化を行い、202に
て、203,205,208,209および213の一連の処理を電源断ま
でくり返す。
この一連の処理は、まず203にて、カセットが挿入口に
入れられたか否かを検出するカセットセンサ124の出力
がカセット有となるまで、カセットセンサ124の出力をc
heckする。そして、カセット有となると205にて、カセ
ットロード処理を行う。
具体的には、206にて、まずカセットそのものを、所
定の位置に設置すべく、メカコントローラ110を介し
て、カセット、テープローディング機構を制御する。そ
して同様にして、207にて、磁気テープをカセットより
引き出し、回転ドラム1にローディングせしめる。
次に、208にて、カセットロード時のinitial処理を行
い、209にて、ejectコマンドが来るまで、210にて、他
のコマンドが有か否かを判定し、有の場合は211にて、
コマンドに対応する動作をせしめて、212にて、終了ス
テータスの返送(対ホストに対し)を、行う。
ejectコマンドが来た場合は、213にて、カセットejec
t処理を行う。具体的には、214にて、テープのアンロー
ディング215にて、カセットのアンローディングをメカ
コントローラ110を介して、カセット、テープローディ
ング機構を動作せしめて行う。
第6図(b)に、カセットロード時のinitial処理208
の動作を示すPAD図を示す。
カセットロード時のinitial処理208は、ローディング
されたテープが新しい(一度も使用していないテープ)
テープが、すでに後述するデマンドフォーマッティング
によって、データが記録されたテープか否かを220のア
ンフォーマットテープ検出処理にて検出し230にて、ア
ンフォーマットテープなら、231のテープ巻き乱れ修正
処理を、フォーマティングテープなら、232にて、EOIセ
クタ番号検出処理を行う。
アンフォーマットテープ検出処理220は、まず、221に
て、B.O.T(Beginning of Tape)検出を行う。この検出
は、テープの始端部に付けられた透明なリーダーテープ
と引き続く不透明な磁気テープの光の透過率の差によっ
て、検出するものであって、B.O.Tセンサ122の出力は、
リーダーテープ時″H″レベル、磁気テープ時″L″レ
ベルとなるので、このレベルの変化点によって、B.O.T
を検出する。
具体的には、第7図に示すように、ローディング時の
テープ位置がa点の場合、高速で巻き戻し(REW)、B.
O.Tセンサ122の出力が″H″レベルになった図中b点で
REWを停止する。初めから、B.O.Tセンサ出力が″H″レ
ベルのときは、ノーマル速度でテープを送り、″L″レ
ベルになった時点で停止する。
次に、222にて、再生動作を開始し、223にて、所定の
時間(後述するリードインエリアに相当する区間)再生
ヘッド2c,2dからの再生信号が有るか否かを、再生出力
有無検出手段121の出力をチェックし(224)、無しの場
合は、アンフォーマットテープと判断し228にて、カレ
ントフォーマットカウント値C-FCのメモリ1027の値を0
にし、229にて、再生動作を停止する。そして、231に
て、テープ巻き乱れ修正処理を行う。
テープ巻き乱れ修正処理231は、第6図(c)に示す
ように、まず、240にて、E.O.T(End of Tape)を検出
するまで、高速にテープを走行(FF)させる。E.O.T検
出も、B.O.T検出と同様にテープの終端部に付加された
透明なティラーテープと磁気テープのもの透過率の差に
よって、検出する。このセンサがE.O.Tセンサ123であ
り、この出力がティラーテープを示す″H″レベルとな
るまでFFを行う。そして、再び、241にて、B.O.Tを検出
するまで、REWを行う。
以上の新しいテープ(アンフォーマットテープ)に対
するカセットロード時のinitial処理によるテープ走行
の様子を第7図の(2)に示す。
a点からb点までのREWが221のB.O.T検出処理に対応
し、b点からC点までが、223の所定時間の再生走行、
c点から、d点までのFFおよびd点からp点までのREW
が231のテープ巻き乱れ修正処理によるテープの走行で
ある。図中の縦軸は、テープ速度を示したはフォワー
ド、Rはリワインド方向を示し横軸は、テープの位置を
示す。
223にて、所定の時間再生して、224にて、再生出力有
と判定された場合、つまり、後述するフォーマッティン
グ処理追加記録処理によって、テープ上にホストからの
データが記録されたフォーマッティングテープに対す
る、225,226,227および、232のEOIセクタ番号検出処理
については後で、詳述する。
このカセットロード時のinitial処理208後、ドライブ
コントローラ102は、ホストからのコマンド待ちとな
る。そして、ホストから、コマンドがくると、211は、
第6図(d)に示すように、コマンドの解析を行い、コ
マンドに対応する動作を行う。ここでは、コマンドとし
てフォーマッティング、記録および再生のみを示し、対
応するフォーマッティング処理251、データの記録処理2
52およびデータの再生処理253について、以下その動作
を説明する。
第6図(e)にフォーマッティング処理251の動作を
示すPAD図を示す。まず、B.O.T検出処理221にて、B.O.T
位置を検出し、260にて、ノーマル記録の動作を開始す
べく、テープの走行を行なわしめる。そして、リードイ
ンエリアの記録処理261にて、テープ始端部(B.O.T検出
位置)より、リードインエリアを記録する。
このリードインエリアは、ローディングされているテ
ープに対するフォーマッティングの処理回数の情報であ
るフォーマットカウント値を記録するエリアである。
このリードインエリアの記録処理261は、第6図(f)
に示すように271にて記録フォーマットカウントW-FCメ
モリ1028に、カレントフォーマットカウントC-FCメモリ
1027の記憶値に第1の所定値aを加算した値を記憶せし
める。
このカレントフォーマットカウントC-FCメモリ1027値
は、前述のカセットロード時のinitial処理208にて、新
しいテープの場合は、″0″にセットしてある。
そして、272にて、カレントフォーマットカウントC-FC
メモリに記録フォーマットカウントW-FCメモリの値を記
憶し、値を更新しておく。
次に273にて、記録セクタ番号W-SNメモリの値を−12
にし、274にて記録データDをdumny dataにして、275に
て、12セクタよりなるリードインエリアを記録せしめ
る。これは、276のセクタノーマル記録とこのセクタノ
ーマル記録276によって1セクタ記録することに、277に
て、記録セクタ番号W-SNのメモリの値を1づつインクリ
メントする処理を12回くり返すことによって行う。
セクタノーマル記録処理276は、第6図(g)に示す
ように、281にて、記録フレーム番号W-FNメモリの値
を″0″にして、ギャップフレームノーマル記録284あ
るいはデータフレームノーマル記録285を1回行うごと
に、286にて、記録フレーム番号W-FNメモリの値をイン
クリメントしていき、これを、記録フレーム番号W-FNメ
モリ値が32になるまで、つまり、32回くり返し、32フレ
ームよりなるセクタを記録する。W-FNの値が0,1,2,31の
ときは、ギャップフレームノーマル記録を、それ以外の
3〜30の時は、データフレームノーマル記録を行う。
ギャップフレームノーマル記録284の処理は、 記録信号処理回路104に供給する記録PCMデータの値を
全て″0″にして(または、いかなる値でも良い)、出
力し、記録サブコードデータとして、記録フォーマット
カウントW-FCメモリ1028の値、記録セクタ番号W-SNメモ
リ1022の値および、記録フレーム番号W-FNメモリ1030の
値を出力することによって、1フレーム分、つまり、2
トラック分の傾斜磁気トラックを、磁気テープ3上に記
録せしめる。
また、データフレームノーマル記録処理285は、記録P
CMデータとして、記録データDを28ケのフレームに分割
し、各分割した記録データDのうち、記録セクタ番号W-
SNメモリ1022の値に対応する分割された記録データDを
出力し、記録サブコードデータは、ギャップフレームノ
ーマル記録284と同様にW-FC,W-SN,W-FNの値を出力す
る。
よって、このセクタノーマル記録処理276によって、
第8図に示すように、32フレームからなる1セクタが記
録される。サブコードエリアには、前述のフォーマット
カウント値、セクタ番号値およびフレーム番号値が記録
され、フレーム番号は図のように、0〜31までインクリ
メントされている。また、k番目のセクタでは、各フレ
ーム内のセクタ番号は全て等しいkが記録され、次のセ
クタでは、セクタ番号は1つインクリメントされたk+
1となる。
フレーム番号0,1,2および31のフレームのPCM信号エリア
には全て″0″なるdumnyのデータが、フレーム番号3
〜30のフレームのPCM信号エリアには、ホストからの、
あるいは、ドライブコントローラ102からの記録データ
の1セクタ分に相当する記録データDが記録される。
リードインエリアの記録処理261は、前述の如く記録
データDをdumny dataにし、W-SNの値を−12からインク
リメントしながら12セクタ分記録するので、第9図の
(b)に示すように、セクタ番号が−12から−1なる12
ケのセクタが磁気テープ3の始端部より記録形成され
る。また、ここでは第1の一定値aを2、第2の一定値
bを1としているので、新しいテープに対しては、記録
フォーマットカウントW-FCメモリ1028の値は2となり、
この値がリードインエリアの各セクタに記録される。
フォーマッティング処理251は、このリードインエリ
アの記録処理261に引きつづき、EOIセクタの記録処理26
2を行なう。
EOIセクタの記録処理262は、第6図の(h)に示すよ
うに291にて、記録フォーマットカウントW-FCメモリ102
8にカレントフォーマットカウントC-FCメモリ1027の値
(現在は2となっている)より第2の一定値b(ここで
は1としている)を減算した値を記憶せしめる。つまり
ここでは、値1を記憶する。そして、274にて記録デー
タDをdumny dataにし、276にてセクタノーマル記録を
行う。
これによって、テープ上には、第9図(b)に示すよ
うに、リードインエリアに引き続き、フォーマットカウ
ント値が1でセクタ番号が0(リードインエリアの記録
261の最後の処理として、277にて、記録セクタ番号W-SN
メモリ1022の値は″0″になっている)なる1セクタ分
が記録される。これをEOI(End of Information)セク
タと称す。また、292にて、EOIセクタ番号EOI-SNメモリ
1024には、記録セクタ番号W-SNメモリ1022の値つまり″
0″の値が記憶される。
フォーマッティング処理251はこの一連のリードイン
エリアの記録、EOIセクタの記録が完了すると、263にて
記録動作(記録信号処理回路104の記録動作およびテー
プ走行)を停止し、264にて、カレントセクタ番号C-SN
メモリ1021に記録セクタ番号W-SNメモリ1022の値を記憶
する。
このカレントセクタ番号C-SNメモリ1021の値は、現在
のテープの位置情報として用い、他のセクタをサーチす
るときに、サーチの方向およびサーチ速度等を決めるの
に用いる。現時点では、セクタ番号0なるEOIを記録し
てテープ走行を停止しているので、カレントセクタ番号
C-SNメモリ1021には、″0″が記憶される。
以上のようにして、フォーマッティングされた新しい
テープに対するホストからの記録データの記録方法につ
いて以下説明する。
ホストからの記録データの記録に際しては、記録コマ
ンドに引き続き、記録すべき位置を示す記録先頭セクタ
番号(いわゆる記録アドレス)と、記録データの量に対
応する記録セクタ数および記録データがSCSII/F101を介
して、ドライブコントローラ102に供給される。ドライ
ブコントローラ102は、コマンドを解析して、記録コマ
ンドであることを知ると、引き続き供給される記録先頭
セクタ番号を記録先頭セクタ番号メモリ1025に、また、
記録セクタ数を記録セクタ数メモリ1026に記憶する。
そして、後続する記録データを、DMA等によって、デー
タバッファメモリ103の所定のエリアに記憶する。
ここでは、まず、第10図の(1)に示すようにフォー
マッティングされた新しいテープに対してセクタ番号0
(セクタ番号0以上がホストからのデータを記録するエ
リアで、フォーマッティング直後なので、当然セクタ番
号0より記録すべき記録コマンドが来る。)を記録先頭
セクタ番号とし、5セクタ分のD0〜D4の記録データを記
録する例を用いて説明する。
第6図の(i)にデータの記録処理252の動作を示すP
AD図を示す。
まず、300にて、記録先頭セクタ番号メモリ1025の値
より所定値dを減算したセクタ番号のセクタをサーチす
る。
ここでは、所定値d=3として説明する。
第10図の例では、記録先頭セクタ番号は0なのでセクタ
番号−3なるセクタをサーチすることになる。現在のテ
ープの位置を示すカレントセクタ番号C-SNメモリ1021の
値には、フォーマッティング直後なため、″0″が記憶
されているので、セクタ番号−3なるセクタをサーチす
るためにはテープを巻き戻しながら、再生して、再生信
号処理回路108より出力される再生サブコードデータを
取り込み、このうちのセクタ番号R-SNと−3とが一致す
るまで巻き戻しを続ける。
なお、この300のサーチにおいては、サーチすべきセ
クタ番号とカレントセクタ番号C-SNメモリ1021の値との
差によって、テープ走行の速度を変えることによって、
サーチの高速化を行なわしめる。
第10図の例ではセクタ番号−3なるr点の位置まで、
テープを巻き戻す。
次に301にて、記録セクタ番号−SNメモリ1022に記録
先頭セクタ番号メモリ1025の値(0)を記憶する。そし
て、302にて、ノーマル記録flagメモリ1032の値を0に
して、303にて、ノーマル再生を開始する。
つまり、キャプスタンモータ118を起動せしめて、キャ
プスタンサーボ回路112によって、トラッキング制御を
開始する。このとき、キャプスタンサーボ回路112の位
相サーボは、ATFサーボによって行なわれる。
なお、回転ドラム1はテープローディング処理時か
ら、アンローディング処理の間所定の速度で回転してい
る。
そして、304にて、記録先頭セクタ番号−1のセクタのE
NDを検出するまで、再生信号処理回路108より供給され
る再生サブコードデータを読み取り、このうちのセクタ
番号R-SNと記録先頭セクタ番号−1、およびフレーム番
号R-FNとセクタのENDフレーム番号である31と比較す
る。この記録先頭セクタ番号−1のセクタのENDを検出
すると306にて、記録セクタ数メモリ1026の値の回数分
のセクタ単位の記録を行う。まず、307にて、記録する
セクタに対応する記録データDをホストからのデータDi
にして、308にて、記録セクタ番号W-SNの値がEOIセクタ
番号EOI-SNより小のときは309にてセクタアフレコ処理
を行い、そうでない場合は、316にて、ノーマル記録を
開始すべく、メカコントローラ110を介して、キャプス
タン位相サーボ切替信号をキャプスタンサーボ回路112
に供給し、ATFサーボから、X′talサーボに切替える。
そして、310にて、セクタノーマル記録の処理を行い、3
11にて、ノーマル記録flagを1にSetする。この1セク
タ分の記録が完了すると、312にて、記録セクタ番号W-S
Nを1インクリメントする。こうして、記録セクタ数分
の記録が完了すると、313にて、ノーマル記録flagが1
か否かを判定し、YESの場合は、262にて、EOIセクタの
記録処理を行い、314にて、テープ走行を停止し、315に
て、カレントセクタ番号C-SNを記録セクタ番号W-SNに更
新する。
第10図の例では、W-SN≧EOI-SN=0なのでセクタアフ
レコ処理はなく、すべてのセクタがセクタノーマル記録
処理310によって各セクタが記録される。
よって、EOIセクタが最後に記録され、記録後にはEOI
-SNは、新たな値(5)が記憶されることになる。この
処理によって記録された各セクタの位置関係を、第10図
の(3)に示す。
また、304の処理は、図の(2)のr点(先頭記録セ
クタ番号−dのセクタ位置)からS点(記録先頭セクタ
番号−1のセクタのEND)までの区間に相当し、この間
に、ATFサーボを起動して再生ヘッドのオントラッキン
グ化(ATFサーボの同期化)を行うとともに記録すべき
記録先頭セクタの頭を検出する。
ATFサーボの同期化が完了するとテープ走度は、一定と
なるので、S点において位相サーボ系のみを、ATFサー
ボからX′talサーボに切替え、記録していく。
第11図に、第10図のS点における詳しいタイミングを
示す。図中(1)は、第10図(1)のEOIエリアから、
ノーマル記録によって、新たな傾斜磁気トラックが記録
されていく様子を示す。図中(2)は、再生ヘッド2c,2
dは再生出力エンベロープを、図中(3)は、記録ヘッ
ド2a,2bの出力信号のエンベロープを示し、S点より記
録が開始されている様子を示している。
また、同様に、第12図の(1)のようにすでに、ホス
トからの記録データがセクタ番号4まで記録された後、
再び記録コマンドによって、セクタ番号5のEOIセクタ
より4セクタ分追加して記録すると、前述のデータの記
録処理252によって、同図(2)に示すように記録さ
れ、EOIセクタがデータエリアの最後尾に記録形成され
る。
ホストからの記録コマンドは、第10図,第12図のよう
に、常に、新たに追加して記録するのみではなく、すで
に記録されているデータエリアの特定のセクタを、新た
な記録データで書き替えることもある。この書き替え
を、アフレコと称す。
第13図は、アフレコの様子を示したもので、セクタ番
号3〜6のセクタの記録内容をホストからの記録データ
D0〜D3で書き替える場合のデータの記録処理252の動作
を示している、図中(1)がアフレコする前、(2)
は、動作、(3)は、アフレコされた結果を示す。
このアフレコは、セクタアフレコ処理309のセクタ単
位のくり返しによって行なわれる。
第6図(j)に、セクタアフレコ処理を示す。
この処理は、第6図(g)に示したセクタ−ノーマル記
録処理276と同一の構成であるが、異なる点は、セクタ
ノーマル記録処理276がギャップフレームノーマル記録2
84、データフレームノーマル記録285で構成されている
のに対し、セクタアフレコ処理309では、これらにかわ
って、ギャップフレームアフレコ323、データフレーム
アフレコ324で構成される。
両者(323,324)とも、284,285に対して大きく異なる点
は、記録PCMデータのみを記録信号処理回路104に供給す
るとともに、記録モード制御信号を記録信号処理回路10
4に出力して、第14図に示すように、(1)の傾斜磁気
トラックの記録フォーマットに対して、中央のPCMエリ
アに対してのみ、対応するPCM信号を(3)のように出
力せしめることである。
(2)は、ノーマル記録時の記録信号処理回路104より
出力されるヘッド記録信号の出力タイミングで、(3)
は、アフレコ時の出力タイミングである。つまり、ノー
マル記録時には(1)に示すような傾斜磁気トラックを
新たに記録し、アフレコ時には、ATFサーボによって、
傾斜磁気トラック上を走査しながら、PCMエリアのみ新
たなデータで書きかえる。
第13図のアフレコの動作では、ノーマル記録は行なわ
れたので、常にATFサーボでテープは走行し、また、EOI
セクタの記録はなく、EOIセクタの位置は、(1),
(3)において、同じである。
第15図は、(1)に示すように、データエリアがセク
タ番号6までのとき、記録先頭セクタ番号を4にして、
D0〜D5の6セクタ分のホストからの記録データを記録す
る場合を示している。このとき、(2)の動作で示すよ
うに、r点からATFサーボの同期化を行い、S点からア
フレコによって、D0〜D2をセクタ番号4〜6のセクタに
記録し、t点からX′talサーボによって、D3〜D5をノ
ーマル記録で新たにフォーマッティングしながらセクタ
単位で記録し、u点から1セクタ分EOIセクタを記録す
る。
第9図は、(9)に示す新しいテープがフォーマッテ
ィング処理251によって(b)のように、リードインエ
リアとEOIエリアが記録され、データの記録処理252によ
って(c),(d)のように、データエリアが順次拡張
されていき、これにともなって、EOIセクタの位置が順
次移行していく様子を示している。
以上第10〜第15図で説明したように、データの記録処理
252は、308にて、記録すべきセクタのセクタ番号W-SN
が、現在のEOI-SNより小さいか否かによって記録モード
を、アフレコかノーマル記録かを切替えて記録する。
よって、カセットローディング後から、フォーマッテ
ィングされ、つづいてホストからの記録データを記録す
る場合には、フォーマッティング処理251および、デー
タの記録処理252によって、EOIセクタ番号EOI-SNメモリ
1024の値が更新されるので、正しく、記録モードを切替
えることができる。しかし、一担、このカセットをアン
ローディングして、別のカセットをローディングした場
合には、そのカセットのEOIのセクタ番号を知らなけれ
ば、正しく記録モードを切替えることができない。これ
を可能にするのが前述したカセットロード時のinitial
処理208の動作である。今までの説明は、新しいテープ
がローディングされ、フォーマット後データの記録をす
る一連の動作について説明したが、次に、すでに、フォ
ーマットされ、データが記録されたテープがローディン
グされた時の動作について説明する。
次に、前述した処理にて、フォーマッティングされた
テープあるいは、さらに、データが記録されたテープ
(フォーマットテープと称す)に対するカセットロード
時のinitial処理208の動作について説明する。
第16図(1)に示すようなフォーマットテープがロー
ディングされると、まず、アンフォーマット検出220に
て、アンフォーマットテープ(新しいテープで一度も記
録されていないもの)かフォーマットテープかを検出す
るために、221にて、B.O.Tを検出する。
図では、ローディング時のテープ位置が回転ドラム1に
対してa点に位置している場合、B.O.Tを検出するb点
までREWする。そして、222にて、再生動作を開始し、22
3にて、所定の時間走行せしめ、224にて、再生出力が有
るか否かを検出する。このとき、このテープはすでにフ
ォーマットされたテープなので、再生出力有となって、
ただちに、225にて、再生信号処理回路108より出力され
るテープより読み出した再生サブコードデータを取り込
み、このうちのセクタ番号R-SNが、リードインエリアを
示すマイナスの値(あるいは、所定の値以下か)か否か
を、226にて判定しYESなら、227にて、テープより読み
出したフォーマットカウント値R-FCをカレントフォーマ
ットカウントC-FCメモリ1027に記憶せしめる。第16図の
場合は、R-FC=2なので、C-FCに2を記憶せしめる。
第16図の(2)のb点からc点までのテープ走行がこの
処理区間に対応する。
そして、230にて、C-FC≠0なので232にて、EOIセク
タ番号検出処理を行う。
第6図(k)に、EOIセクタ番号検出処理232の手順を
示す。まず330にて、EOIセクタの粗検出を行い、次に、
331にて、ライトプロテクトセンサ125の出力が記録許可
のとき332にて、EOIセクタの微検出を行ない、EOIセク
タ番号の検出を行う。
第6図(1)にEOIセクタ粗検出処理330の処理手順
(PAD図)を示す。
このEOIセクタの粗検出は、340のライトプロテクトセン
サ125の出力によって、記録許可時と記録不許可時とに
よって、検出方法が異なる。
許可時の動作を、第16図の(2)を参照しながら説明す
る。まず、c点の位置より、345にて、E.O.Tを検出する
まで、高速にテープを走行させる(FF)そして、d点で
E.O.Tを検出するとFFを停止し、次に、346にて高速の巻
き戻し(REW)を開始する。そして、347にて、再生出力
が有となるまでREWを続け、e点(EOIセクタのEND位
置)にて、再生出力有となると、348にて、REWでの高速
サーチ動作を開始しすべくメカコントローラ110を介し
て、高速サーチ制御信号を、ドラムサーボ回路113およ
びリール制御回路114に供給して、テープ高速走行に対
して、再生ヘッドとテープの相対速度が、ノーマル再生
時とほぼ等しくなるように、両者間で制御せしめる。
すると再生信号処理回路108は、このヘッド再生信号
をもとに、間欠的にサブコードエリアのデータの再生が
可能となり、再生されたサブコードエリアのデータを出
力するようになる。そこで、349にて、再生サブコード
データを取り込み、そのうちのフォーマットカウントR-
FCの値が、カレントフォーマットカウント値C-FCメモリ
1027の値(第16図では、C-FC=2)と一致するまで高速
サーチを続ける。
EOIセクターをすぎると、データエリアのフォーマット
カウント値は、2なので、f点で一致すると、351に
て、REWおよび高速サーチを停止せしめる。
一方、記録不許可の場合は、第16図(3)に示すよう
に、c点から、341にて、FFの高速サーチを開始し、342
にて、再生信号処理回路108にて読み出したフォーマッ
トカウント値R-FCが、カレントフォーマットカウント値
C-FCメモリ1027の値(C-FC=2)と異なるか、あるい
は、再生出力有無検出回路121の出力が一定時間以上再
生ヘッドからの再生信号が無い旨の時、344にてFFの高
速サーチを停止せしめる。
第16図(3)では、h点にて、再生出力無しとなり、
オーバランしてm点の位置で停止とする。
第6図(m)にEOIセクタ微検出332の処理手順(PAD
図)を示す。この処理は記録許可時にのみ行う。第16図
(2)に示すように、EOI粗検出が完了すると、高速サ
ーチ後のオーバーランによって、テープは、g点の位置
に位置している。このg点の位置から、360にて、ノー
マル再生を開始し、361にて、テープより読み出したフ
ォーマットカウント値R-FCがカレントフォーマットカウ
ント値C-FCメモリ1027の値よりb(ここでは1としてい
る)を減算した値(EOIセクタに記録したフォーマット
カウント値)に一致するまで、ノーマル再生を続け、36
3にて、両者が一致すると(つまり、EOIセクタのサブコ
ードデータを取り込んだ時)、364にて、テープより読
み出した、セクタ番号R-SNを、EOIセクタ番号EOI-SNメ
モリ1024に記憶せしめる。
記録不許可時は、記録ができないので、記録モードを
切替えるために必要なEOIのセクタ番号の情報は不要な
ので、このEOIの微検出処理は、行なわない。
しかし、データエリアのセクタのデータは読み出す可
能性があるので、EOIセクタまでは、一度走行せしめ
て、テープの巻き乱れを修正して以後の再生時のテープ
走行の安定性を確保する。
また、記録許可時には、現在のEOIセクタ以降に新たな
データを記録する可能性があるので一担E.O.T検出まで
テープを走行させることによって以後のテープ走行の安
定性を確保する。
第17図は、フォーマットテープに対するフォーマッテ
ィング処理251およびデータの記録処理252の動作結果を
示す。図の(1)は、フォーマットテープの記録済の内
容を示すものであり、このテープに対してフォーマッテ
ィング処理251は、(1)のテープのリードインエリア
のフォーマットカウント値2に対して、一定値a(ここ
では2としている)を加算した4をフォーマットカウン
ト値として(2)に示すように、リードインエリアを記
録形成するとともに、この4よりb(=1)を減じた、
3なるフォーマットカウント値としたEOIセクタをリー
ドインエリアに引き続き記録形成する。
そして、データの記録処理252は、ホストからの記録デ
ータを(2)のセクタ番号の値0(EOIセクタ)より、
記録して(3)に示すようにフォーマットカウント値4
なるデータエリアを形成して、その後尾に、フォーマッ
トカウント値3なるEOIセクタを記録形成する。
このように、フォーマットテープに対して、フォーマ
ッティング処理を行うごとに、リードインエリアのフォ
ーマットカウント値は、一定値a(=2としている)増
加し、フォーマット後に記録形成されるデータエリアの
フォーマットカウント値は、リードインエリアと同じに
なり、データエリアの後尾に記録されるEOIセクタのフ
ォーマットカウント値がリードインエリアの値より一定
値b(=1としている)を減じた値となる。
よって、(3)に示すように、現フォーマット時にお
けるEOIセクタの位置は、リードインエリアのフォーマ
ットカウント値と同じ領域か否かによって、EOIセクタ
の粗検出(現在の有効データエリア)を行なうことがで
きる。
第18図は、前述のようにして複数回のフォーマッティ
ング処理されたテープに対する、EOIの粗検出の動作を
示す。(1)は、そのテープの記録内容を示しフォーマ
ットカウント値iとjとは少なくとも一定値aの差があ
る。一定値aと一定値bを前述のようにa=2>b=1
≧1とすればi−j≧2となり、EOIセクタのフォーマ
ットカウント値i−bは、i−1>jとなり、i,i−b,
j,j−bは全て異なる値となる。
また、a=b=1としても、 i>i−b=j>j−bとなり、 前述の粗検出の方法で、EOIセクタを誤ることなく粗検
出することができる。
図中(2)は、記録許可時、(3)は、記録不許可時の
粗検出の動作を示し、第16図と異なる点は、(2)にお
いてはe′点より、REW高速サーチの動作を開始するこ
と、(3)においては、h′の点で、R−FC≠C−FCと
なり、FF高速サーチの動作を停止することである。
〔発明の効果〕
本発明によれば、デマンドフォーマッティング方式に
おいて、磁気テープの始端部よりフォーマットカウント
なるリードインエリアと、フォーマットカウント
なるデータエリアを順次拡張していき、その後尾
に、フォーマットカウント値−bなるEOIセクタを
記録し、再フォーマット毎に、新たに記録形成するエリ
アのフォーマットカウント値を一定値aづつ増加せしめ
るので、リードインエリアのフォーマットカウント値に
対して、テープから読み出したフォーマットカウント値
が一致するか否かによって、現在有効なデータエリアの
Endを示すEOIセクタの位置を高速に検出することができ
る。
また、このEOIセクタの検出動作において、E.O.T検出
からB.O.T検出まで走行させドライブ装置のテープ走行
系に合った巻き取りを行うのでテープ巻き乱れを修正す
ることができ、以後の磁気テープの走行の高さ方向の変
動を低減することができ、記録,再生のデータの信頼性
を向上することができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は、本発明実施例のヘリカルスキャン形磁気テー
プ記憶装置の構成図、第2図はロータリートランスを示
す回路図、第3図は、データの記録,再生のタイミング
を示す波形図、第4図はキャプスタンサーボ回路の構成
図、第5図は、ドライブコントローラの構成図、第6図
の(a)〜(m)は、ドライブコントローラの動作の手
順を示すPAD図、第7図は新しいテープのローディング
時におけるテープ走行を示す図、第8図は、本実施例の
セクタの構成を示す図、第9図、本実施例によって、記
録されるデータの磁気テープ上の位置を示す図、第10
図,第12図は、ホストからの追加記録データを記録しテ
ープ上のデータエリアが拡張されていく様子を示す図、
第11図は、ノーマル記録開始時のベッド記録信号タイミ
ングおよび対応する傾斜磁気トラックの様子を示す図、
第13図は、データエリアの一部を書き替えるアフレコに
よる記録動作を示す図、第14図は、ノーマル記録時とア
フレコ時の記録ヘッド出力信号のタイミング、出力内容
を示す図、第15図は、アフレコに引き続きノーマル記録
によってホストからの記録データを記録する動作を示す
図、第16図,第18図は、フォーマットテープがローディ
ングされた時のEOIセクタ番号を検出のためのテープ走
行の様子を示す図、第17図は、フォーマットテープに対
するフォーマッティング処理および、ホストからの記録
データの記録の様子を示す図、第19図はテープ走行系の
概略構成図、第20図は、磁気テープ上の傾斜磁気トラッ
クを示す図、第21図は、傾斜磁気トラックに記録する信
号のフォーマットを示す図、第22図は、再生出力有無検
出回路の構成例および動作タイミングを示す図である。 1……回転ドラム、2a,2b……記録ヘッド、2c,2d……再
生ヘッド、101……SCSI I/F、102……ドライブコントロ
ーラ、103……データバッファメモリ、104……記録信号
処理回路、108……再生信号処理回路、121……再生出力
有無検出回路、112……キャプスタンサーボ回路、113…
…ドラムサーボ回路、110……メカコントローラ、111…
…カセット,テープローディング機構、1121……ATFト
ラッキング制御回路、1122……キャプスタン位相制御回
路、1024……EOIセクタ番号EOI-SNメモリ、1027……カ
レントフォーマットカウントC-FCメモリ、208……カセ
ットロード時のinitial処理ルーチン、231……テープ巻
き乱れ修正処理ルーチン、232……EOIセクタ番号検出処
理ルーチン、251……フォーマッティング処理ルーチ
ン、261……リードインエリアの記録処理ルーチン、262
……EOIセクタの記録処理ルーチン、276……セクタ−ノ
ーマル記録処理ルーチン、252……データの記録処理ル
ーチン、309……セクタアフレコ処理ルーチン、330……
EOIセクタ粗検出処理ルーチン、332……EOIセクタ微検
出処理ルーチン、220……アンフォーマットテープ検出
処理ルーチン、125……ライトプロテクトセンサ、122…
…B.O.Tセンサ、123……E.O.Tセンサー、124……カセッ
トセンサ。

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】互いにアジマス角度の異なる少なくとも1
    対の回転磁気ヘッドを備えた回転ドラムの回りに、磁気
    テープをヘリカル状に巻回して走行させ、該回転磁気ヘ
    ッドにより、アジマス記録を行い、順次、磁気テープ上
    に、傾斜磁気トラックを形成し、該各傾斜トラック上
    に、記録データを記録したPCM信号エリアと、該記録デ
    ータのサーチ情報などを記録したサブコードエリアと、
    再生時のトラッキング制御のためのATF信号を記録したA
    TF信号エリアを記録形成し、該ATF信号エリアから再生
    したATF信号をもとに、前記回転磁気ヘッドが、対応す
    るアジマス角度の前記傾斜磁気トラック上を走査するよ
    うに磁気テープの走行を制御し、前記サブコードエリア
    のサーチ情報をもとに、所定の前記傾斜磁気トラックよ
    り、PCM信号エリアに記録された記録データを読み出し
    出力するヘリカルスキャン形磁気テープ記憶装置におい
    て、 前記サブコードエリアに、フォーマットカウント値を記
    録するフォーマットカウント値記録エリアを設け、該フ
    ォーマットカウント値記録エリアに、第1の所定値fcに
    第1の一定値aを加算した(fc+a)なるフォーマット
    カウント値を記録した複数の傾斜磁気トラックよりなる
    リードインエリアを、前記磁気テープの始端部から記録
    形成するリードインエリア記録制御手段と、 前記フォーマットカウント値記録エリアに、前記リード
    インエリアのフォーマットカウント値(fc+a)から第
    2の一定値bを減算した{(fc+a)−b}なるフォー
    マットカウント値を記録した複数の傾斜磁気トラックよ
    りなるEOIセクタを記録形成するEOIセクタ記録制御手段
    と、 ホストからのフォーマット命令に対して、前記リードイ
    ンエリア記録制御手段および前記EOIセクタ記録制御手
    段を順次起動せしめ、前記磁気テープの始端部からフォ
    ーマットカウント値(fc+a)なるリードインエリアと
    フォーマットカウント値{(fc+a)−b}なるEOIセ
    クタとを連続させて記録形成せしめるフォーマッティン
    グ制御手段と、 前記EOIセクタの先頭の傾斜磁気トラックから、前記フ
    ォーマットカウント値記録エリアに前記リードインエリ
    アのフォーマットカウント値と等しい(fc+a)なるフ
    ォーマットカウント値を記録し、前記PCM信号エリアに
    記録データを記録した新たな傾斜磁気トラックを順次追
    加記録形成し、この追加記録形成された最後尾の傾斜磁
    気トラックに引き続き、前記EOIセクタ記録制御手段を
    起動せしめて前記フォーマットカウント値{(fc+a)
    −b}なる前記EOIセクタを記録形成せしめる追加記録
    制御手段を有し、 前記第1の所定値fcを、前記リードインエリアより読み
    出したフォーマットカウント値とすることにより、再フ
    ォーマッティングするごとに、前記リードインエリアお
    よび前記EOIセクタのフォーマットカウント値を増加さ
    せることを特徴とするヘリカルスキャン形磁気テープ記
    憶装置。
  2. 【請求項2】特許請求の範囲第1項において、 前記第1の一定値aと前記第2の一定値bを a≧b≧1 なる関係の値としたことを特徴とするヘリカルスキャン
    形磁気テープ記憶装置。
  3. 【請求項3】互いにアジマス角度の異なる少なくとも1
    対の回転磁気ヘッドを備えた回転ドラムの回りに、磁気
    テープをヘリカル状に巻回して走行させ、該回転磁気ヘ
    ッドにより、アジマス記録を行い、順次、磁気テープ上
    に、傾斜磁気トラックを形成し、該各傾斜トラック上
    に、記録データを記録したPCM信号エリアと、該記録デ
    ータのサーチ情報などを記録したサブコードエリアと、
    再生時のトラッキング制御のためのATF信号を記録したA
    TF信号エリアを記録形成し、該ATF信号エリアから再生
    したATF信号をもとに、前記回転磁気ヘッドが、対応す
    るアジマス角度の前記傾斜磁気トラック上を走査するよ
    うに磁気テープの走行を制御し、前記サブコードエリア
    のサーチ情報をもとに、所定の前記傾斜磁気トラックよ
    り、PCM信号エリアに記録された記録データを読み出し
    出力するヘリカルスキャン形磁気テープ記憶装置におい
    て、 前記サブコードエリアに、フォーマットカウント値を記
    録するフォーマットカウント値記録エリアを設け、該フ
    ォーマットカウント値記録エリアに、第1の所定値fcに
    第1の一定値aを加算した(fc+a)なるフォーマット
    カウント値を記録した複数の傾斜磁気トラックよりなる
    リードインエリアを、前記磁気テープの始端部から記録
    形成するリードインエリア記録制御手段と、 前記フォーマットカウント値記録エリアに、前記リード
    インエリアのフォーマットカウント値(fc+a)から第
    2の一定値bを減算した{(fc+a)−b}なるフォー
    マットカウント値を記録した複数の傾斜磁気トラックよ
    りなるEOIセクタを記録形成するEOIセクタ記録制御手段
    と、 ホストからのフォーマット命令に対して、前記リードイ
    ンエリア記録制御手段および前記EOIセクタ記録制御手
    段を順次起動せしめ、前記磁気テープの始端部からフォ
    ーマットカウント値(fc+a)なるリードインエリアと
    フォーマットカウント値{(fc+a)−b}なるEOIセ
    クタとを連続させて記録形成せしめるフォーマッティン
    グ制御手段と、 前記EOIセクタの先頭の傾斜磁気トラックから、前記フ
    ォーマットカウント値記録エリアに前記リードインエリ
    アのフォーマットカウント値と等しい(fc+a)なるフ
    ォーマットカウント値を記録し、前記PCM信号エリアに
    記録データを記録した新たな傾斜磁気トラックを順次追
    加記録形成し、この追加記録形成された最後尾の傾斜磁
    気トラックに引き続き、前記EOIセクタ記録制御手段を
    起動せしめて前記フォーマットカウント値{(fc+a)
    −b}なる前記EOIセクタを記録形成せしめる追加記録
    制御手段と、 前記回転磁気ヘッドの再生出力が、有るか否かを検出す
    る再生出力有無検出手段と、 前記磁気テープの始端部より所定時間、該磁気テープを
    走行させ、前記再生出力有無検出手段の検出結果が、所
    定時間の間、再生出力なしか否かによって、アンフォー
    マットテープか否かを検出するアンフォーマットテープ
    検出制御手段を有し、 該アンフォーマットテープ検出制御手段の結果が既フォ
    ーマットテープ検出時、前記第1の所定値fcを、前記リ
    ードインエリアより読み出したフォーマットカウント値
    とし、前記アンフォーマットテープ検出制御手段の検出
    結果がアンフォーマットテープ検出時、前記第1の所定
    値fcを、予め定めた所定値とすることを特徴とするヘリ
    カルスキャン形磁気テープ記憶装置。
  4. 【請求項4】特許請求の範囲第3項において、 前記第1の一定値aと前記第2の一定値bを a≧b≧1 なる関係の値としたことを特徴とするヘリカルスキャン
    形磁気テープ記憶装置。
  5. 【請求項5】互いにアジマス角度の異なる少なくとも1
    対の回転磁気ヘッドを備えた回転ドラムの回りに、磁気
    テープをヘリカル状に巻回して走行させ、該回転磁気ヘ
    ッドにより、アジマス記録を行い、順次、磁気テープ上
    に、傾斜磁気トラックを形成し、該各傾斜トラック上
    に、記録データを記録したPCM信号エリアと、該記録デ
    ータのサーチ情報などを記録したサブコードエリアと、
    再生時のトラッキング制御のためのATF信号を記録したA
    TF信号エリアを記録形成し、該ATF信号エリアから再生
    したATF信号をもとに、前記回転磁気ヘッドが、対応す
    るアジマス角度の前記傾斜磁気トラック上を走査するよ
    うに磁気テープの走行を制御し、前記サブコードエリア
    のサーチ情報をもとに、所定の前記傾斜磁気トラックよ
    り、PCM信号エリアに記録された記録データを読み出し
    出力するヘリカルスキャン形磁気テープ記憶装置におい
    て、 前記サブコードエリアに、フォーマットカウント値を記
    録するフォーマットカウント値記録エリアを設け、該フ
    ォーマットカウント値記録エリアに、第1の所定値fcに
    第1の一定値aを加算した(fc+a)なるフォーマット
    カウント値を記録した複数の傾斜磁気トラックよりなる
    リードインエリアを、前記磁気テープの始端部から記録
    形成するリードインエリア記録制御手段と、 前記フォーマットカウント値記録エリアに、前記リード
    インエリアのフォーマットカウント値(fc+a)から第
    2の一定値bを減算した{(fc+a)−b}なるフォー
    マットカウント値を記録した複数の傾斜磁気トラックよ
    りなるEOIセクタを記録形成するEOIセクタ記録制御手段
    と、 ホストからのフォーマット命令に対して、前記リードイ
    ンエリア記録制御手段および前記EOIセクタ記録制御手
    段を順次起動せしめ、前記磁気テープの始端部からフォ
    ーマットカウント値(fc+a)なるリードインエリアと
    フォーマットカウント値{(fc+a)−b}なるEOIセ
    クタとを連続させて記録形成せしめるフォーマッティン
    グ制御手段と、 前記EOIセクタの先頭の傾斜磁気トラックから、前記フ
    ォーマットカウント値記録エリアに前記リードインエリ
    アのフォーマットカウント値と等しい(fc+a)なるフ
    ォーマットカウント値を記録し、前記PCM信号エリアに
    記録データを記録した新たな傾斜磁気トラックを順次追
    加記録形成し、この追加記録形成された最後尾の傾斜磁
    気トラックに引き続き、前記EOIセクタ記録制御手段を
    起動せしめて前記フォーマットカウント値{(fc+a)
    −b}なる前記EOIセクタを記録形成せしめる追加記録
    制御手段と、 前記回転磁気ヘッドの再生出力が、有るか否かを検出す
    る再生出力有無検出手段と、 前記フォーマットカウント値を記憶するフォーマットカ
    ウント記憶手段と、 前記リードインエリアのフォーマットカウント値を読み
    出し、該フォーマットカウント記憶手段に記憶せしめる
    カレントフォーマットカウント検出手段と、 前記フォーマットカウント記憶手段のフォーマットカウ
    ント値と、前記磁気テープを走行させ、前記再生出力有
    無検出手段の検出結果が再生出力有のときに読み出した
    フォーマットカウント値との一致を検出するフォーマッ
    トカウント一致検出手段と、 該フォーマットカウント一致検出手段の検出結果の変化
    時点で磁気テープ走行を停止し、前記EOIセクタの粗検
    出を行うEOIセクタ粗検出制御手段と、 を設けたことを特徴とするヘリカルスキャン形磁気テー
    プ記憶装置。
  6. 【請求項6】特許請求の範囲第5項において、 前記EOIセクタ粗検出制御手段は、 前記磁気テープの終端部を検出するまで該磁気テープを
    早送りをした後、高速に巻戻ししながら、前記フォーマ
    ットカウント値を間欠的に読み出し、前記フォーマット
    カウント一致検出手段の検出結果が一致の時、高速の巻
    戻しを停止することによりEOIセクタの粗検出を行うこ
    とを特徴とするヘリカルスキャン形磁気テープ記憶装
    置。
  7. 【請求項7】特許請求の範囲第5項において、 前記第1の一定値aと前記第2の一定値bを a≧b≧1 なる関係の値としたことを特徴とするヘリカルスキャン
    形磁気テープ記憶装置。
  8. 【請求項8】互いにアジマス角度の異なる少なくとも1
    対の回転磁気ヘッドを備えた回転ドラムの回りに、磁気
    テープをヘリカル状に巻回して走行させ、該回転磁気ヘ
    ッドにより、アジマス記録を行い、順次、磁気テープ上
    に、傾斜磁気トラックを形成し、該各傾斜トラック上
    に、記録データを記録したPCM信号エリアと、該記録デ
    ータのサーチ情報などを記録したサブコードエリアと、
    再生時のトラッキング制御のためのATF信号を記録したA
    TF信号エリアを記録形成し、該ATF信号エリアから再生
    したATF信号をもとに、前記回転磁気ヘッドが、対応す
    るアジマス角度の前記傾斜磁気トラック上を走査するよ
    うに磁気テープの走行を制御し、前記サブコードエリア
    のサーチ情報をもとに、所定の前記傾斜磁気トラックよ
    り、PCM信号エリアに記録された記録データを読み出し
    出力するヘリカルスキャン形磁気テープ記憶装置におい
    て、 前記回転磁気ヘッドの再生出力が、有るか否かを検出す
    る再生出力有無検出手段と、 前記磁気テープの始端部より所定時間、該磁気テープを
    走行させ、前記再生出力有無検出手段の検出結果が、所
    定時間の間、再生出力なしか否かによって、アンフォー
    マットテープか否かを検出するアンフォーマットテープ
    検出制御手段と、 該アンフォーマットテープ検出手段の検出結果がアンフ
    ォーマットテープ検出時、前記磁気テープの終端部を検
    出するまで、該磁気テープを走行させ、その後、該磁気
    テープの始端部を検出するまで、巻戻しを行なわせしめ
    るテープ巻き乱れ修正制御手段と、 を設けたことを特徴とするヘリカルスキャン形磁気テー
    プ記憶装置。
  9. 【請求項9】互いにアジマス角度の異なる少なくとも1
    対の回転磁気ヘッドを備えた回転ドラムの回りに、磁気
    テープをヘリカル状に巻回して走行させ、該回転磁気ヘ
    ッドにより、アジマス記録を行い、順次、磁気テープ上
    に、傾斜磁気トラックを形成し、該各傾斜トラック上
    に、記録データを記録したPCM信号エリアと、該記録デ
    ータのサーチ情報などを記録したサブコードエリアと、
    再生時のトラッキング制御のためのATF信号を記録したA
    TF信号エリアを記録形成し、該ATF信号エリアから再生
    したATF信号をもとに、前記回転磁気ヘッドが、対応す
    るアジマス角度の前記傾斜磁気トラック上を走査するよ
    うに磁気テープの走行を制御し、前記サブコードエリア
    のサーチ情報をもとに、所定の前記傾斜磁気トラックよ
    り、PCM信号エリアに記録された記録データを読み出し
    出力するヘリカルスキャン形磁気テープ記憶装置におい
    て、 前記サブコードエリアに、フォーマットカウント値を記
    録するフォーマットカウント値記録エリアを設け、該フ
    ォーマットカウント値記録エリアに、第1の所定値fcに
    第1の一定値aを加算した(fc+a)なるフォーマット
    カウント値を記録した複数の傾斜磁気トラックよりなる
    リードインエリアを、前記磁気テープの始端部から記録
    形成するリードインエリア記録制御手段と、 前記フォーマットカウント値記録エリアに、前記リード
    インエリアのフォーマットカウント値(fc+a)から第
    2の一定値bを減算した{(fc+a)−b}なるフォー
    マットカウント値を記録した複数の傾斜磁気トラックよ
    りなるEOIセクタを記録形成するEOIセクタ記録制御手段
    と、 ホストからのフォーマット命令に対して、前記リードイ
    ンエリア記録制御手段および前記EOIセクタ記録制御手
    段を順次起動せしめ、前記磁気テープの始端部からフォ
    ーマットカウント値(fc+a)なるリードインエリアと
    フォーマットカウント値{(fc+a)−b}なるEOIセ
    クタとを連続させて記録形成せしめるフォーマッティン
    グ制御手段と、 前記EOIセクタの先頭の傾斜磁気トラックから、前記フ
    ォーマットカウント値記録エリアに前記リードインエリ
    アのフォーマットカウント値と等しい(fc+a)なるフ
    ォーマットカウント値を記録し、前記PCM信号エリアに
    記録データを記録した新たな傾斜磁気トラックを順次追
    加記録形成し、この追加記録形成された最後尾の傾斜磁
    気トラックに引き続き、前記EOIセクタ記録制御手段を
    起動せしめて前記フォーマットカウント値{(fc+a)
    −b}なる前記EOIセクタを記録形成せしめる追加記録
    制御手段と、 前記回転磁気ヘッドの再生出力が、有るか否かを検出す
    る再生出力有無検出手段と、 前記フォーマットカウント値を記憶するフォーマットカ
    ウント記憶手段と、 前記リードインエリアのフォーマットカウント値を読み
    出し、該フォーマットカウント記憶手段に記憶せしめる
    カレントフォーマットカウント検出手段と、 前記フォーマットカウント記憶手段のフォーマットカウ
    ント値と、前記磁気テープを走行させ、前記再生出力有
    無検出手段の検出結果が再生出力有のときに読み出した
    フォーマットカウント値との一致を検出するフォーマッ
    トカウント一致検出手段と、 前記磁気テープを収容するカセットに設けられた記録許
    可/不許可ノッチの状態を検出するライトプロテクト検
    出手段と、 該ライトプロテクト検出手段の検出結果が記録不許可の
    時、前記磁気テープを順方向に高速走行させながら、フ
    ォーマットカウント値を間欠的に読み出し、前記フォー
    マットカウント一致検出手段の検出結果が不一致になっ
    た時、前記磁気テープの走行を停止することにより前記
    EOIセクタの粗検出を行うようにしたEOIセクタ粗検出制
    御手段と、 を設けたことを特徴とするヘリカルスキャン形磁気テー
    プ記憶装置。
  10. 【請求項10】特許請求の範囲第9項において、 前記第1の一定値aと前記第2の一定値bを a≧b≧1 なる関係の値としたことを特徴とするヘリカルスキャン
    形磁気テープ記憶装置。
JP22833487A 1987-09-14 1987-09-14 ヘリカルスキャン形磁気テープ記憶装置 Expired - Lifetime JPH0834044B2 (ja)

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JP2526949B2 (ja) * 1987-12-14 1996-08-21 ソニー株式会社 デ―タレコ―ダにおける消去方法
JP2616749B2 (ja) * 1995-08-28 1997-06-04 ソニー株式会社 記録装置

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