JPH06149611A - 故障検出方法及びその回路 - Google Patents
故障検出方法及びその回路Info
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- JPH06149611A JPH06149611A JP4316036A JP31603692A JPH06149611A JP H06149611 A JPH06149611 A JP H06149611A JP 4316036 A JP4316036 A JP 4316036A JP 31603692 A JP31603692 A JP 31603692A JP H06149611 A JPH06149611 A JP H06149611A
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- Japan
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- failure
- logic control
- signal
- detecting
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 故障検出部の故障を予め論理制御部により検
出できるようにし、故障検出部が故障した場合に論理制
御部の故障が検出できなくなるのを防止し、故障検出性
能の優れた故障検出方法及びその回路を提供する。 【構成】 情報処理を司る論理制御部101の故障を検
出する故障検出部102と、前記故障検出部102の故
障を前記論理制御部101で検出して通知する故障検出
部診断プログラム151と、前記故障検出部102から
送出される故障通知信号をリセット信号の受信を契機と
して抑制し、前記論理制御部101からの指示を契機と
して先の抑制を解除する故障通知抑制部103とを設
け、前記論理制御部101にて前記故障検出部102の
故障の有無を診断できるようにした。
出できるようにし、故障検出部が故障した場合に論理制
御部の故障が検出できなくなるのを防止し、故障検出性
能の優れた故障検出方法及びその回路を提供する。 【構成】 情報処理を司る論理制御部101の故障を検
出する故障検出部102と、前記故障検出部102の故
障を前記論理制御部101で検出して通知する故障検出
部診断プログラム151と、前記故障検出部102から
送出される故障通知信号をリセット信号の受信を契機と
して抑制し、前記論理制御部101からの指示を契機と
して先の抑制を解除する故障通知抑制部103とを設
け、前記論理制御部101にて前記故障検出部102の
故障の有無を診断できるようにした。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、情報処理装置における
故障検出方法及びその回路に関するものである。
故障検出方法及びその回路に関するものである。
【0002】
【従来の技術】図3は、従来の情報処理装置における故
障検出回路の一例を示す回路図である。図3において、
この故障検出回路は、大きくは情報処理を司る論理制御
部201と、この論理制御部201の故障を検出する故
障検出部202とで成り、さらに故障検出部202はパ
ルス生成部203とタイマA204で構成されている。
障検出回路の一例を示す回路図である。図3において、
この故障検出回路は、大きくは情報処理を司る論理制御
部201と、この論理制御部201の故障を検出する故
障検出部202とで成り、さらに故障検出部202はパ
ルス生成部203とタイマA204で構成されている。
【0003】さらに詳述すると、パルス生成部203か
らは所望の時間間隔でパルスが送出される状態になって
おり、このパルス生成部203から送出されたパルスは
信号経路221を介して論理制御部201とタイマA2
04にそれぞれ渡される。
らは所望の時間間隔でパルスが送出される状態になって
おり、このパルス生成部203から送出されたパルスは
信号経路221を介して論理制御部201とタイマA2
04にそれぞれ渡される。
【0004】タイマA204は、パルス生成部203か
らのパルスを受け取った後、所望の時間t経過するとタ
イマ満了となり、このタイマ満了により論理制御部20
1が故障していると判断し、この論理制御部201のア
ラーム信号を信号経路225を介して外部へ送出する。
これに対して、所望の時間tが経過する前に、論理制御
部201より信号経路224を介してクリア信号を受け
取ると所望の時間tが経過してもタイマ満了とならず、
アラーム信号を信号経路225に送出しない。
らのパルスを受け取った後、所望の時間t経過するとタ
イマ満了となり、このタイマ満了により論理制御部20
1が故障していると判断し、この論理制御部201のア
ラーム信号を信号経路225を介して外部へ送出する。
これに対して、所望の時間tが経過する前に、論理制御
部201より信号経路224を介してクリア信号を受け
取ると所望の時間tが経過してもタイマ満了とならず、
アラーム信号を信号経路225に送出しない。
【0005】論理制御部201は、情報処理装置の電源
投入時とプログラムの再起動時に渡されるリセット信号
(ここではリセット信号の送出元は示さない)を、信号
経路223を介して受け取るとプログラムの実行を開始
する。
投入時とプログラムの再起動時に渡されるリセット信号
(ここではリセット信号の送出元は示さない)を、信号
経路223を介して受け取るとプログラムの実行を開始
する。
【0006】論理制御部201が実行するプログラム
は、所望の情報処理を実行するための情報処理プログラ
ムと、異常を検出するための異常検出プログラムから構
成される。
は、所望の情報処理を実行するための情報処理プログラ
ムと、異常を検出するための異常検出プログラムから構
成される。
【0007】このうち、異常検出プログラムは、論理制
御部201に信号経路221を介してパルス生成部20
3よりパルスが入力されると、信号経路224を介して
クリア信号をタイマA204に渡す処理を行い、またク
リア信号を受けたタイマA204ではクリア処理を実行
する。なお、ここでの異常検出プログラムは、パルスの
入力からクリア信号の出力までの処理を時間tより十分
に短い時間で実行するものとする。
御部201に信号経路221を介してパルス生成部20
3よりパルスが入力されると、信号経路224を介して
クリア信号をタイマA204に渡す処理を行い、またク
リア信号を受けたタイマA204ではクリア処理を実行
する。なお、ここでの異常検出プログラムは、パルスの
入力からクリア信号の出力までの処理を時間tより十分
に短い時間で実行するものとする。
【0008】そして、論理制御部201が正常にプログ
ラムの処理を実行している場合は、異常検出プログラム
が処理される。これにより、タイマA204が信号経路
221を介してパルス生成部203よりパルスを受信
後、タイマ満了の前に論理制御部201が信号経路22
1を介してパルスを受信し、その後に異常検出プログラ
ムの処理に従ってクリア信号をタイマA204に渡す。
このため、タイマA204は常時タイマ未満了の状態に
保持され、アラーム信号を信号経路225を介して送出
することはない。
ラムの処理を実行している場合は、異常検出プログラム
が処理される。これにより、タイマA204が信号経路
221を介してパルス生成部203よりパルスを受信
後、タイマ満了の前に論理制御部201が信号経路22
1を介してパルスを受信し、その後に異常検出プログラ
ムの処理に従ってクリア信号をタイマA204に渡す。
このため、タイマA204は常時タイマ未満了の状態に
保持され、アラーム信号を信号経路225を介して送出
することはない。
【0009】これに対して、論理制御部201に異常が
発生し、プログラムが正常に処理されなくなると、異常
検出プログラムが実行されなくなり、論理制御部201
はパルス生成部203よりパルスを受信しても信号経路
224を介しタイマA204へクリア信号を送出しなく
なる。したがって、タイマA204は、信号経路221
を介してパルス生成部203よりパルスを受信し、時間
tが経過してもクリア信号を受信することはない。この
ため、時間t経過後にタイマ満了となり故障通知を信号
経路225を介して出力する。
発生し、プログラムが正常に処理されなくなると、異常
検出プログラムが実行されなくなり、論理制御部201
はパルス生成部203よりパルスを受信しても信号経路
224を介しタイマA204へクリア信号を送出しなく
なる。したがって、タイマA204は、信号経路221
を介してパルス生成部203よりパルスを受信し、時間
tが経過してもクリア信号を受信することはない。この
ため、時間t経過後にタイマ満了となり故障通知を信号
経路225を介して出力する。
【0010】したがって、この従来の故障検出回路によ
れば、情報処理装置において、論理制御部201が正常
に動作しているときには故障通知が出力されず、論理制
御部201が故障すると故障通知が送出されることにな
る。これにより、外部装置では、故障通知が送出されて
いるか否かにより情報処理装置に故障が生じたか否かを
検出できる。
れば、情報処理装置において、論理制御部201が正常
に動作しているときには故障通知が出力されず、論理制
御部201が故障すると故障通知が送出されることにな
る。これにより、外部装置では、故障通知が送出されて
いるか否かにより情報処理装置に故障が生じたか否かを
検出できる。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述し
た従来の情報処理装置における故障検出回路では、故障
検出部202が故障した場合、論理制御部201の故障
を検出できなくなると言う問題があった。
た従来の情報処理装置における故障検出回路では、故障
検出部202が故障した場合、論理制御部201の故障
を検出できなくなると言う問題があった。
【0012】本発明は、上記問題点に鑑みてなされたも
のであり、その目的は故障検出部のの故障を予め論理制
御部により検出できるようにし、故障検出部が故障した
場合に論理制御部の故障が検出できなくなるのを防止
し、故障検出性能の優れた故障検出方法及びその回路を
提供することにある。
のであり、その目的は故障検出部のの故障を予め論理制
御部により検出できるようにし、故障検出部が故障した
場合に論理制御部の故障が検出できなくなるのを防止
し、故障検出性能の優れた故障検出方法及びその回路を
提供することにある。
【0013】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
本発明は、情報処理を司る論理制御部の故障を検出する
故障検出手段と、前記故障検出手段の故障を前記論理制
御部で検出して通知する手段と、前記故障検出手段から
送出される故障通知信号をリセットを契機として抑制
し、前記論理制御部からの指示を契機として先の抑制を
解除する故障通知抑制手段とを設け、前記論理制御部に
て前記故障検出部を診断できるようにしたものである。
また、前記故障検出手段より異常を通知する信号を送出
する方法としては、リセットから規定時間以内に前記論
理制御部から指示がないと送出するようにしても良い。
本発明は、情報処理を司る論理制御部の故障を検出する
故障検出手段と、前記故障検出手段の故障を前記論理制
御部で検出して通知する手段と、前記故障検出手段から
送出される故障通知信号をリセットを契機として抑制
し、前記論理制御部からの指示を契機として先の抑制を
解除する故障通知抑制手段とを設け、前記論理制御部に
て前記故障検出部を診断できるようにしたものである。
また、前記故障検出手段より異常を通知する信号を送出
する方法としては、リセットから規定時間以内に前記論
理制御部から指示がないと送出するようにしても良い。
【0014】
【作用】この構成によれば、リセットを契機とし、論理
制御部の故障を検出する故障検出手段の故障を論理制御
部で診断することができる。さらに、リセット後の故障
検出部の診断中の論理制御部の故障を、リセット後の論
理制御部からの通知を時間監視することにより検出でき
る。これにより、故障検出手段が故障していて、論理制
御部が故障し情報処理装置の運用ができない状態にある
にもかかわらず、論理制御部の異常通知を行わない状態
が発生するのを回避できる。さらには、故障検出手段の
診断中に論理制御部部が故障し、情報処理装置の運用が
できないにもかかわらず、論理制御部の異常通知を行わ
ない状態が発生するのを回避できる。
制御部の故障を検出する故障検出手段の故障を論理制御
部で診断することができる。さらに、リセット後の故障
検出部の診断中の論理制御部の故障を、リセット後の論
理制御部からの通知を時間監視することにより検出でき
る。これにより、故障検出手段が故障していて、論理制
御部が故障し情報処理装置の運用ができない状態にある
にもかかわらず、論理制御部の異常通知を行わない状態
が発生するのを回避できる。さらには、故障検出手段の
診断中に論理制御部部が故障し、情報処理装置の運用が
できないにもかかわらず、論理制御部の異常通知を行わ
ない状態が発生するのを回避できる。
【0015】
【実施例】以下、本発明の実施例について図面を用いて
詳細に説明する。図1は、本発明の一実施例として示す
情報処理装置における故障検出回路図である。図1にお
いて、この故障検出回路は、大きくは情報を司る論理制
御部101と、この論理制御部101の故障を検出する
故障検出部102と、この故障検出部102が送出する
故障通知信号の送出を抑制する故障通知抑制部103
と、タイマB104と、論理和器105とで成り、さら
に故障検出部102はパルス生成部106とタイマA1
07で構成され、故障通知抑制部103はフリップフロ
ップ108と論理積器109で構成されている。
詳細に説明する。図1は、本発明の一実施例として示す
情報処理装置における故障検出回路図である。図1にお
いて、この故障検出回路は、大きくは情報を司る論理制
御部101と、この論理制御部101の故障を検出する
故障検出部102と、この故障検出部102が送出する
故障通知信号の送出を抑制する故障通知抑制部103
と、タイマB104と、論理和器105とで成り、さら
に故障検出部102はパルス生成部106とタイマA1
07で構成され、故障通知抑制部103はフリップフロ
ップ108と論理積器109で構成されている。
【0016】さらに詳述すると、パルス生成部106か
らは所望の時間間隔でパルスが送出される状態になって
おり、このパルス生成部106から送出されたパルスは
信号経路121を介して論理制御部101とタイマA1
07にそれぞれ渡される。
らは所望の時間間隔でパルスが送出される状態になって
おり、このパルス生成部106から送出されたパルスは
信号経路121を介して論理制御部101とタイマA1
07にそれぞれ渡される。
【0017】タイマA107は、パルス生成部106か
らのパルスを受け取った後、所望の時間tが経過すると
タイマ満了となり、満了信号を送出する。また、このタ
イマA107の満了信号は信号経路123を介して論理
制御部101と故障通知抑制部103(論理積器10
9)とに渡される。ただし、所望の時間tを経過する前
に、信号経路122を介して論理制御部101よりクリ
ア信号を受け取ると、所望の時間が経過してもタイマ満
了とならず、タイマA107の満了信号を信号経路12
3へ送出しない。
らのパルスを受け取った後、所望の時間tが経過すると
タイマ満了となり、満了信号を送出する。また、このタ
イマA107の満了信号は信号経路123を介して論理
制御部101と故障通知抑制部103(論理積器10
9)とに渡される。ただし、所望の時間tを経過する前
に、信号経路122を介して論理制御部101よりクリ
ア信号を受け取ると、所望の時間が経過してもタイマ満
了とならず、タイマA107の満了信号を信号経路12
3へ送出しない。
【0018】一方、タイマA107の満了信号を受けた
論理制御部101は、故障通知抑制部103のフリップ
フロップ108に信号経路124を介して運用通知を送
出し、フリップフロップ108では解除信号の送出を開
始する。また、このフリップフロップ108は、信号経
路130を介してリセット信号を受け取った場合にも抑
制信号の送出を開始する。そして、フリップフロップ1
08から送出された解除信号と抑制信号は、信号経路1
25を介して論理積器109にそれぞれ渡される。
論理制御部101は、故障通知抑制部103のフリップ
フロップ108に信号経路124を介して運用通知を送
出し、フリップフロップ108では解除信号の送出を開
始する。また、このフリップフロップ108は、信号経
路130を介してリセット信号を受け取った場合にも抑
制信号の送出を開始する。そして、フリップフロップ1
08から送出された解除信号と抑制信号は、信号経路1
25を介して論理積器109にそれぞれ渡される。
【0019】そして、論理積器109では、信号経路1
25を介してフリップフロップ108から送出されて来
る解除信号と、信号経路123を介してタイマA107
から送出されて来る満了信号とを同時に受信すると、こ
の満了信号を受信している間、故障信号Aを送出し、信
号経路123を介したタイマA107からの満了信号の
送出がなくなると故障信号の送出を停止する。また、こ
の論理積器109では、信号経路125を介してフリッ
プフロップ108から送出されて来る制御信号を受信中
であれば、信号経路123を介して受信する信号の状態
如何にかかわらず故障信号Aを送出しない。一方、論理
積器109から送出された故障信号Aは、信号経路12
6を介し論理和器105に渡される。
25を介してフリップフロップ108から送出されて来
る解除信号と、信号経路123を介してタイマA107
から送出されて来る満了信号とを同時に受信すると、こ
の満了信号を受信している間、故障信号Aを送出し、信
号経路123を介したタイマA107からの満了信号の
送出がなくなると故障信号の送出を停止する。また、こ
の論理積器109では、信号経路125を介してフリッ
プフロップ108から送出されて来る制御信号を受信中
であれば、信号経路123を介して受信する信号の状態
如何にかかわらず故障信号Aを送出しない。一方、論理
積器109から送出された故障信号Aは、信号経路12
6を介し論理和器105に渡される。
【0020】タイマB104は、信号経路130を介し
てリセット信号を受け取ると、時間tより十分長い時間
t1経過後、タイマ満了し、故障信号Bを送出する。た
だし、リセット信号を受け取った後、時間t1経過前
に、信号経路124を介して論理制御部101から運用
通知を受け取ると、時間t1経過後も故障信号Bを送出
しない。そして、このタイマB104より送出された故
障信号Bは信号経路127を介して論理和器105に渡
される。
てリセット信号を受け取ると、時間tより十分長い時間
t1経過後、タイマ満了し、故障信号Bを送出する。た
だし、リセット信号を受け取った後、時間t1経過前
に、信号経路124を介して論理制御部101から運用
通知を受け取ると、時間t1経過後も故障信号Bを送出
しない。そして、このタイマB104より送出された故
障信号Bは信号経路127を介して論理和器105に渡
される。
【0021】論理和器105は、信号経路126を介し
て論理積器109より故障信号Aを受け取るか、信号経
路127を介してタイマB104より故障信号Bを受け
取るか、の少なくとも一方の条件が成立すると、論理制
御部の故障通知、すなわち論理制御部故障通知を送出す
る。また、この送出された論理制御部故障通知は、信号
経路128を介して外部に通知され、この信号により論
理制御部101に故障が生じたことを外部で知ることが
できる。
て論理積器109より故障信号Aを受け取るか、信号経
路127を介してタイマB104より故障信号Bを受け
取るか、の少なくとも一方の条件が成立すると、論理制
御部の故障通知、すなわち論理制御部故障通知を送出す
る。また、この送出された論理制御部故障通知は、信号
経路128を介して外部に通知され、この信号により論
理制御部101に故障が生じたことを外部で知ることが
できる。
【0022】論理制御部101は、情報処理装置の電源
投入時とプログラムの再起動時に渡されるリセット信号
(ここではリセット信号の送出元は示さない)を、信号
経路130を介して受け取るとプログラムの実行を開始
する。この論理制御部101が実行するプログラムは、
所望の情報処理を実行するための情報処理プログラム
と、異常を検出するための異常検出プログラムから構成
される。
投入時とプログラムの再起動時に渡されるリセット信号
(ここではリセット信号の送出元は示さない)を、信号
経路130を介して受け取るとプログラムの実行を開始
する。この論理制御部101が実行するプログラムは、
所望の情報処理を実行するための情報処理プログラム
と、異常を検出するための異常検出プログラムから構成
される。
【0023】図2は、異常検出プログラムの一構成例を
示すので、大きくは故障検出部診断プログラム151と
論理部故障検出プログラム152から構成されている。
そこで、この故障検出部診断プログラム151及び論理
部故障検出プログラム152の動作を図1に示した故障
検出回路と共に次に説明する。
示すので、大きくは故障検出部診断プログラム151と
論理部故障検出プログラム152から構成されている。
そこで、この故障検出部診断プログラム151及び論理
部故障検出プログラム152の動作を図1に示した故障
検出回路と共に次に説明する。
【0024】先ず、故障検出部診断プログラム151の
動作について説明すると、この故障検出部診断プログラ
ム151では、始めに時間tより十分長い時間待つ処理
である時間待ち153を実行する。
動作について説明すると、この故障検出部診断プログラ
ム151では、始めに時間tより十分長い時間待つ処理
である時間待ち153を実行する。
【0025】次に、信号経路123を介してタイマA1
07の満了信号を受信したか否かを判定する処理である
タイマA満了受信判定154を実行する。ここで、判定
の結果が受信の場合、続いて信号経路124を介し運用
信号をフリップフロップ108とタイマB104へ渡す
運用信号送出155を実行し、故障検出部診断プログラ
ム151を終了して論理部故障検出プログラム152へ
移行する。これに対して、判定の結果が未受信の場合、
続いて故障検出部故障通知を信号経路129へ送出する
処理である故障検出部故障通知送出156を実行し(こ
こでは故障検出部故障通知の通知先を示さない)、プロ
グラムの実行を停止する。この信号により、故障検出部
102に故障が生じたことを外部に通知される。
07の満了信号を受信したか否かを判定する処理である
タイマA満了受信判定154を実行する。ここで、判定
の結果が受信の場合、続いて信号経路124を介し運用
信号をフリップフロップ108とタイマB104へ渡す
運用信号送出155を実行し、故障検出部診断プログラ
ム151を終了して論理部故障検出プログラム152へ
移行する。これに対して、判定の結果が未受信の場合、
続いて故障検出部故障通知を信号経路129へ送出する
処理である故障検出部故障通知送出156を実行し(こ
こでは故障検出部故障通知の通知先を示さない)、プロ
グラムの実行を停止する。この信号により、故障検出部
102に故障が生じたことを外部に通知される。
【0026】次に、論理部故障検出プログラム152の
動作について説明すると、論理部故障検出プログラム1
52は、論理制御部101にパルス発生部106からパ
ルスが信号経路121を介して入力されると、信号経路
122を介してクリア信号をタイマA107に渡す処理
を行う。なお、論理部故障検出プログラム152におい
ては、パルスの入力からクリア信号の出力までの処理
は、時間t(タイマA107がタイマ満了となるまでの
時間)より十分に短い時間で実行するものとする。
動作について説明すると、論理部故障検出プログラム1
52は、論理制御部101にパルス発生部106からパ
ルスが信号経路121を介して入力されると、信号経路
122を介してクリア信号をタイマA107に渡す処理
を行う。なお、論理部故障検出プログラム152におい
ては、パルスの入力からクリア信号の出力までの処理
は、時間t(タイマA107がタイマ満了となるまでの
時間)より十分に短い時間で実行するものとする。
【0027】次に、故障検出部診断プログラム151及
び論理部故障検出プログラム152を用いて、論理制御
部101と故障検出部102が故障しているか否かを検
出する動作について説明する。まず、論理制御部101
と故障検出部102が正常に働いている場合について説
明する。論理制御部101がリセット信号を受信後、論
理制御部101は時間待ち153を実行し、パルス生成
部106がパルスを送出後も論理制御部101は信号経
路122を介してタイマA107にクリア信号を送出し
ない。したがって、パルス生成部106がパルス送出
後、時間tが経過するとタイマA107が満了し、タイ
マA満了信号を信号経路123へ送出する。このとき、
フリップフロップ108は信号経路130を介し、リセ
ット信号を受信後であるため、信号経路125には制御
信号が送出されている。よって、論理和器105は論理
部故障信号を送出せず、信号経路128へは論理部異常
信号が送出されない。また、論理制御部101は時間待
ち153の後、タイマA満了判定154の処理を実行す
る。この場合、タイマA満了信号を受信したと判定し、
信号経路124を介してフリップフロップ108へ運用
信号を送出した後、故障検出部診断プログラム151を
終了し、論理部故障検出プログラム152の実行を開始
する。
び論理部故障検出プログラム152を用いて、論理制御
部101と故障検出部102が故障しているか否かを検
出する動作について説明する。まず、論理制御部101
と故障検出部102が正常に働いている場合について説
明する。論理制御部101がリセット信号を受信後、論
理制御部101は時間待ち153を実行し、パルス生成
部106がパルスを送出後も論理制御部101は信号経
路122を介してタイマA107にクリア信号を送出し
ない。したがって、パルス生成部106がパルス送出
後、時間tが経過するとタイマA107が満了し、タイ
マA満了信号を信号経路123へ送出する。このとき、
フリップフロップ108は信号経路130を介し、リセ
ット信号を受信後であるため、信号経路125には制御
信号が送出されている。よって、論理和器105は論理
部故障信号を送出せず、信号経路128へは論理部異常
信号が送出されない。また、論理制御部101は時間待
ち153の後、タイマA満了判定154の処理を実行す
る。この場合、タイマA満了信号を受信したと判定し、
信号経路124を介してフリップフロップ108へ運用
信号を送出した後、故障検出部診断プログラム151を
終了し、論理部故障検出プログラム152の実行を開始
する。
【0028】次に、故障検出部102が故障している場
合の動作を説明する。パルス生成部106が故障してお
り、パルスを生成しない場合、もしくはタイマA107
が故障しており、タイマ満了とならない場合等のよう
に、故障検出部102が故障しているときは、信号経路
123にタイマA満了信号が送出されない。そして、論
理制御部101が信号経路130を介してリセット信号
を受け取り、故障検出部診断プログラム151の実行を
開始し、時間待ち153の後、タイマA満了判定154
でタイマA満了信号を受信していないと判定すると、信
号経路129を介して論理制御部101より故障検出部
異常表示を送出し、処理を停止する。これにより、故障
検出部102が故障しているのを外部で知ることができ
る。
合の動作を説明する。パルス生成部106が故障してお
り、パルスを生成しない場合、もしくはタイマA107
が故障しており、タイマ満了とならない場合等のよう
に、故障検出部102が故障しているときは、信号経路
123にタイマA満了信号が送出されない。そして、論
理制御部101が信号経路130を介してリセット信号
を受け取り、故障検出部診断プログラム151の実行を
開始し、時間待ち153の後、タイマA満了判定154
でタイマA満了信号を受信していないと判定すると、信
号経路129を介して論理制御部101より故障検出部
異常表示を送出し、処理を停止する。これにより、故障
検出部102が故障しているのを外部で知ることができ
る。
【0029】次に、論理制御部101が故障している場
合の動作を説明する。論理制御部101が故障し、プロ
グラムが正しく実行されないと、リセット直後であれば
タイマB104が時間t経過後満了し、故障信号Bを論
理和器105に渡す。故障信号Bにより論理和器105
は、論理部故障通知を信号経路128へ送出する。この
とき、論理部故障検出プログラム152を実行中であれ
ば、タイマA107にタイマ満了が発生し、故障信号A
を論理積器109へ信号経路123を介して送出する。
この場合、フリップフロップ108は信号経路125を
介して論理積器109へ解除信号を送出している。これ
により、論理積器109は故障信号Aを信号経路126
を介して論理和器105へ送出し、この故障信号Aによ
り論理和器105は論理部故障通知を信号経路128へ
送出する。これにより、論理制御部101が故障してい
るのを外部で知ることができる。
合の動作を説明する。論理制御部101が故障し、プロ
グラムが正しく実行されないと、リセット直後であれば
タイマB104が時間t経過後満了し、故障信号Bを論
理和器105に渡す。故障信号Bにより論理和器105
は、論理部故障通知を信号経路128へ送出する。この
とき、論理部故障検出プログラム152を実行中であれ
ば、タイマA107にタイマ満了が発生し、故障信号A
を論理積器109へ信号経路123を介して送出する。
この場合、フリップフロップ108は信号経路125を
介して論理積器109へ解除信号を送出している。これ
により、論理積器109は故障信号Aを信号経路126
を介して論理和器105へ送出し、この故障信号Aによ
り論理和器105は論理部故障通知を信号経路128へ
送出する。これにより、論理制御部101が故障してい
るのを外部で知ることができる。
【0030】
【発明の効果】以上説明したとおり、本発明によれば、
リセットを契機とし、論理制御部の故障を検出する故障
検出手段の故障を論理制御部で診断することができる。
さらに、リセット後の故障検出部の診断中の論理制御部
の故障を、リセット後の論理制御部からの通知を時間監
視することにより検出できる。これにより、故障検出手
段が故障していて、論理制御部が故障し情報処理装置の
運用ができない状態にあるにもかかわらず、論理制御部
の異常表示を行わない状態が発生するのを回避できる。
さらには、故障検出手段の診断中に論理制御部部が故障
し、情報処理装置の運用ができないにもかかわらず、論
理制御部の異常表示を行わない状態が発生するのを回避
できる。この結果、情報処理装置の故障検出性能が向上
する。
リセットを契機とし、論理制御部の故障を検出する故障
検出手段の故障を論理制御部で診断することができる。
さらに、リセット後の故障検出部の診断中の論理制御部
の故障を、リセット後の論理制御部からの通知を時間監
視することにより検出できる。これにより、故障検出手
段が故障していて、論理制御部が故障し情報処理装置の
運用ができない状態にあるにもかかわらず、論理制御部
の異常表示を行わない状態が発生するのを回避できる。
さらには、故障検出手段の診断中に論理制御部部が故障
し、情報処理装置の運用ができないにもかかわらず、論
理制御部の異常表示を行わない状態が発生するのを回避
できる。この結果、情報処理装置の故障検出性能が向上
する。
【図1】本発明の一実施例として示す故障検出回路図で
ある。
ある。
【図2】本実施例の異常検出プログラムの一例を示す構
成図である。
成図である。
【図3】従来の故障検出回路の一例を示す図である。
101 論理制御部 102 故障検出部 103 故障通知抑制部 104 タイマB 105 論理和器 106 パルス生成部 107 タイマA 108 フリップフロップ 109 論理積器 151 故障検出部診断プログラム 152 論理部故障検出プログラム
Claims (3)
- 【請求項1】 情報処理装置における故障検出方法にお
いて、 情報処理を司る論理制御部の故障を検出する故障検出手
段と、 前記故障検出手段の故障を前記論理制御部で検出して通
知する手段と、 前記故障検出手段から送出される故障通知信号をリセッ
ト信号の受信を契機として抑制し、前記論理制御部から
の指示を契機として先の抑制を解除する故障通知抑制手
段とを設け、 前記論理制御部にて前記故障検出手段の動作を診断でき
るようにしたことを特徴とする故障検出方法。 - 【請求項2】 前記リセット信号を受信してから規定時
間以内に前記論理制御部から指示がないと、前記故障検
出手段より異常を通知する信号を送出するようにした請
求項1に記載の故障検出方法。 - 【請求項3】 情報処理装置における故障検出回路にお
いて、 情報処理を司る論理制御部と、 前記論理制御部の故障を検出する故障検出手段と、 前記故障検出手段の故障を前記論理制御部で検出し通知
する手段と、 前記故障検出手段から送出される故障通知信号をリセッ
ト信号の受信を契機として抑制し、前記論理制御部から
の指示を契機として先の抑制を解除する故障通知抑制部
とを設けたことを特徴とする故障検出回路。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP4316036A JPH06149611A (ja) | 1992-10-30 | 1992-10-30 | 故障検出方法及びその回路 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP4316036A JPH06149611A (ja) | 1992-10-30 | 1992-10-30 | 故障検出方法及びその回路 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH06149611A true JPH06149611A (ja) | 1994-05-31 |
Family
ID=18072549
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP4316036A Pending JPH06149611A (ja) | 1992-10-30 | 1992-10-30 | 故障検出方法及びその回路 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH06149611A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN102870051A (zh) * | 2010-04-26 | 2013-01-09 | 三菱电机株式会社 | 安全装置及故障检测方法 |
-
1992
- 1992-10-30 JP JP4316036A patent/JPH06149611A/ja active Pending
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN102870051A (zh) * | 2010-04-26 | 2013-01-09 | 三菱电机株式会社 | 安全装置及故障检测方法 |
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