JPH06148687A - 液晶駆動装置 - Google Patents
液晶駆動装置Info
- Publication number
- JPH06148687A JPH06148687A JP32624492A JP32624492A JPH06148687A JP H06148687 A JPH06148687 A JP H06148687A JP 32624492 A JP32624492 A JP 32624492A JP 32624492 A JP32624492 A JP 32624492A JP H06148687 A JPH06148687 A JP H06148687A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- electrode
- liquid crystal
- picture element
- divided
- divided pixel
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
Landscapes
- Liquid Crystal (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 表示画素の濃度低下を緩和する。
【構成】 1画素電極を構成する2つの分割画素電極1
a、1bの下面側には蓄積容量電極2が設けられ、上面
側にはどことも電気的に接続されていないフローティン
グ電極21が設けられている。各分割画素電極1a、1
bには薄膜トランジスタ3a、3bがそれぞれ接続され
ている。この場合、フローティング電極21、このフロ
ーティング電極21に対向して設けられた共通電極およ
びその間の液晶によって1つの画素静電容量部が構成さ
れている。したがって、2つの分割画素電極1a、1b
のうちいずれか一方が蓄積容量電極2と短絡しても、蓄
積容量の総和の変化を小さくすることができ、表示画素
の濃度低下を緩和することができる。
a、1bの下面側には蓄積容量電極2が設けられ、上面
側にはどことも電気的に接続されていないフローティン
グ電極21が設けられている。各分割画素電極1a、1
bには薄膜トランジスタ3a、3bがそれぞれ接続され
ている。この場合、フローティング電極21、このフロ
ーティング電極21に対向して設けられた共通電極およ
びその間の液晶によって1つの画素静電容量部が構成さ
れている。したがって、2つの分割画素電極1a、1b
のうちいずれか一方が蓄積容量電極2と短絡しても、蓄
積容量の総和の変化を小さくすることができ、表示画素
の濃度低下を緩和することができる。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】この発明はアクティブマトリクス
型液晶表示装置における液晶駆動装置に関する。
型液晶表示装置における液晶駆動装置に関する。
【0002】
【従来の技術】アクティブマトリクス型液晶表示装置に
おける液晶駆動装置には、各画素ごとに表示駆動素子と
しての薄膜トランジスタを設けたものがある。ところ
で、このような液晶駆動装置では、特に、比較的大面積
のガラス基板等からなる透明基板上に多数の薄膜トラン
ジスタをマトリクス状に形成する場合、多数の薄膜トラ
ンジスタを1つの欠陥もなく形成しなければならず、技
術上の制約が大きい。
おける液晶駆動装置には、各画素ごとに表示駆動素子と
しての薄膜トランジスタを設けたものがある。ところ
で、このような液晶駆動装置では、特に、比較的大面積
のガラス基板等からなる透明基板上に多数の薄膜トラン
ジスタをマトリクス状に形成する場合、多数の薄膜トラ
ンジスタを1つの欠陥もなく形成しなければならず、技
術上の制約が大きい。
【0003】そこで、従来のこのような液晶駆動装置に
は、一部の薄膜トランジスタに欠陥があっても全体とし
て欠陥がないようにするために、各画素ごとに2つの薄
膜トランジスタを設けたものがある。図3は従来のこの
ような液晶駆動装置の一例を示したものである。この液
晶駆動装置では、1画素電極を2つの分割画素電極1
a、1bによって構成するとともに、これら分割画素電
極1a、1bの下面側に蓄積容量電極2を設け、さらに
各分割画素電極1a、1bに薄膜トランジスタ3a、3
bをそれぞれ接続した構造となっている。
は、一部の薄膜トランジスタに欠陥があっても全体とし
て欠陥がないようにするために、各画素ごとに2つの薄
膜トランジスタを設けたものがある。図3は従来のこの
ような液晶駆動装置の一例を示したものである。この液
晶駆動装置では、1画素電極を2つの分割画素電極1
a、1bによって構成するとともに、これら分割画素電
極1a、1bの下面側に蓄積容量電極2を設け、さらに
各分割画素電極1a、1bに薄膜トランジスタ3a、3
bをそれぞれ接続した構造となっている。
【0004】すなわち、ガラス基板11の上面にはIT
Oからなる透明な蓄積容量電極2が設けられ、その両側
にはゲート電極12a、12bが設けられている。蓄積
容量電極2およびゲート電極12a、12bを含むガラ
ス基板11の上面全体にはゲート絶縁膜13が設けられ
ている。蓄積容量電極2に対応する部分のゲート絶縁膜
13の上面にはITOからなる透明な分割画素電極1
a、1bが設けられている。ゲート電極12a、12b
に対応する部分のゲート絶縁膜13の上面には半導体薄
膜14a、14bが設けられている。左側の半導体薄膜
14aの上面の左側および右側にはドレイン領域15a
およびソース領域16aが設けられ、右側の半導体薄膜
14bの上面の右側および左側にはドレイン領域15b
およびソース領域16bが設けられている。ドレイン領
域15a、15bおよびソース領域16a、16bの各
上面にはドレイン電極17a、17bおよびソース電極
18a、18bが設けられている。ソース電極18a、
18bは分割画素電極1a、1bとそれぞれ接続されて
いる。さらに、その上面全体には層間絶縁膜19が設け
られている。そして、2つの分割画素電極1a、1b、
蓄積容量電極2およびその間のゲート絶縁膜13によ
り、2つの蓄積容量部が構成されている。また、図示し
ていないが、2つの分割画素電極1a、1b、これら分
割画素電極1a、1bに対向して設けられた共通電極お
よびその間の液晶により、2つの画素静電容量部が構成
されている。
Oからなる透明な蓄積容量電極2が設けられ、その両側
にはゲート電極12a、12bが設けられている。蓄積
容量電極2およびゲート電極12a、12bを含むガラ
ス基板11の上面全体にはゲート絶縁膜13が設けられ
ている。蓄積容量電極2に対応する部分のゲート絶縁膜
13の上面にはITOからなる透明な分割画素電極1
a、1bが設けられている。ゲート電極12a、12b
に対応する部分のゲート絶縁膜13の上面には半導体薄
膜14a、14bが設けられている。左側の半導体薄膜
14aの上面の左側および右側にはドレイン領域15a
およびソース領域16aが設けられ、右側の半導体薄膜
14bの上面の右側および左側にはドレイン領域15b
およびソース領域16bが設けられている。ドレイン領
域15a、15bおよびソース領域16a、16bの各
上面にはドレイン電極17a、17bおよびソース電極
18a、18bが設けられている。ソース電極18a、
18bは分割画素電極1a、1bとそれぞれ接続されて
いる。さらに、その上面全体には層間絶縁膜19が設け
られている。そして、2つの分割画素電極1a、1b、
蓄積容量電極2およびその間のゲート絶縁膜13によ
り、2つの蓄積容量部が構成されている。また、図示し
ていないが、2つの分割画素電極1a、1b、これら分
割画素電極1a、1bに対向して設けられた共通電極お
よびその間の液晶により、2つの画素静電容量部が構成
されている。
【0005】次に、この液晶駆動装置の動作について説
明する。薄膜トランジスタ3a、3bがオンになると、
2つの画素静電容量部および2つの蓄積容量部に表示デ
ータが電荷の形で書き込まれ、薄膜トランジスタ3a、
3bがオフになると、書き込まれた電荷により画素(液
晶)が駆動されることになる。ところで、例えば左側の
薄膜トランジスタ3aに欠陥がある場合には、右側の薄
膜トランジスタ3bのみがオンとなり、右側の画素静電
容量部および蓄積容量部にのみ表示データが電荷の形で
書き込まれ、右側の薄膜トランジスタ3bがオフになる
と、書き込まれた電荷により1画素の右半分が駆動され
ることになる。これにより、2つの薄膜トランジスタ3
a、3bのうちいずれか一方に欠陥があっても、1画素
をその半分であるが駆動することができる。
明する。薄膜トランジスタ3a、3bがオンになると、
2つの画素静電容量部および2つの蓄積容量部に表示デ
ータが電荷の形で書き込まれ、薄膜トランジスタ3a、
3bがオフになると、書き込まれた電荷により画素(液
晶)が駆動されることになる。ところで、例えば左側の
薄膜トランジスタ3aに欠陥がある場合には、右側の薄
膜トランジスタ3bのみがオンとなり、右側の画素静電
容量部および蓄積容量部にのみ表示データが電荷の形で
書き込まれ、右側の薄膜トランジスタ3bがオフになる
と、書き込まれた電荷により1画素の右半分が駆動され
ることになる。これにより、2つの薄膜トランジスタ3
a、3bのうちいずれか一方に欠陥があっても、1画素
をその半分であるが駆動することができる。
【0006】ここで、1画素電極を2つの分割画素電極
1a、1bに分割しない場合には、2つの薄膜トランジ
スタ3a、3bのうちいずれか一方に欠陥があっても、
1画素を全体的に駆動することができる。ところが、何
等かの理由により、1画素用の1つの画素電極と蓄積容
量電極2とが短絡した場合には、2つの薄膜トランジス
タ3a、3bがオンになっても、1画素用の1つの画素
電極にドレイン電圧が印加されず、1画素が全体的に常
にオフの状態となり、画素欠陥が生じてしまうことにな
る。
1a、1bに分割しない場合には、2つの薄膜トランジ
スタ3a、3bのうちいずれか一方に欠陥があっても、
1画素を全体的に駆動することができる。ところが、何
等かの理由により、1画素用の1つの画素電極と蓄積容
量電極2とが短絡した場合には、2つの薄膜トランジス
タ3a、3bがオンになっても、1画素用の1つの画素
電極にドレイン電圧が印加されず、1画素が全体的に常
にオフの状態となり、画素欠陥が生じてしまうことにな
る。
【0007】これに対して、図3に示すように、1画素
電極を2つの分割画素電極1a、1bに分割した場合に
は、2つの分割画素電極1a、1bのうちいずれか一方
が蓄積容量電極2と短絡しても、2つの薄膜トランジス
タ3a、3bのうち所定の一方がオンになると、2つの
分割画素電極1a、1bのうち少なくとも一方にドレイ
ン電圧が印加され、したがって1画素をその半分である
が駆動することができる。
電極を2つの分割画素電極1a、1bに分割した場合に
は、2つの分割画素電極1a、1bのうちいずれか一方
が蓄積容量電極2と短絡しても、2つの薄膜トランジス
タ3a、3bのうち所定の一方がオンになると、2つの
分割画素電極1a、1bのうち少なくとも一方にドレイ
ン電圧が印加され、したがって1画素をその半分である
が駆動することができる。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】このように、従来の液
晶駆動装置では、2つの分割画素電極1a、1bのうち
いずれか一方が蓄積容量電極2と短絡しても、1画素の
うちその半分を駆動することができる。しかしながら、
駆動電圧がほぼ半減する上に、蓄積容量も半減するか
ら、表示画素の濃度が極度に低下してしまうという問題
があった。この発明の目的は、複数の分割画素電極のう
ちいずれかが蓄積容量電極と短絡しても、表示画素の濃
度低下を緩和することのできる液晶駆動装置を提供する
ことにある。
晶駆動装置では、2つの分割画素電極1a、1bのうち
いずれか一方が蓄積容量電極2と短絡しても、1画素の
うちその半分を駆動することができる。しかしながら、
駆動電圧がほぼ半減する上に、蓄積容量も半減するか
ら、表示画素の濃度が極度に低下してしまうという問題
があった。この発明の目的は、複数の分割画素電極のう
ちいずれかが蓄積容量電極と短絡しても、表示画素の濃
度低下を緩和することのできる液晶駆動装置を提供する
ことにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】この発明は、1画素電極
を構成する複数の分割画素電極と、前記複数の分割画素
電極にそれぞれ接続された複数の薄膜トランジスタと、
前記複数の分割画素電極の一面側に設けられ蓄積容量電
極と、前記複数の分割画素電極の他面側に設けられた透
明なフローティング電極とを備えたものである。
を構成する複数の分割画素電極と、前記複数の分割画素
電極にそれぞれ接続された複数の薄膜トランジスタと、
前記複数の分割画素電極の一面側に設けられ蓄積容量電
極と、前記複数の分割画素電極の他面側に設けられた透
明なフローティング電極とを備えたものである。
【0010】
【作用】この発明によれば、フローティング電極と分割
画素電極が短絡している場合は、分割画素電極と蓄積容
量電極間に電荷が充電されるので正常状態と全く変わら
ず、また、分割画素電極のうちいずれかが蓄積容量電極
と短絡した場合でも、他方の分割画素電極と蓄積容量電
極間に電荷が充電されるので、電荷容量の減少を小さく
することができ、したがって表示画素の濃度低下を緩和
することができる。
画素電極が短絡している場合は、分割画素電極と蓄積容
量電極間に電荷が充電されるので正常状態と全く変わら
ず、また、分割画素電極のうちいずれかが蓄積容量電極
と短絡した場合でも、他方の分割画素電極と蓄積容量電
極間に電荷が充電されるので、電荷容量の減少を小さく
することができ、したがって表示画素の濃度低下を緩和
することができる。
【0011】
【実施例】図3と同一部分には同一の符号を付した図1
はこの発明の一実施例における液晶駆動装置の要部を示
したものである。この液晶駆動装置では、図3に示す従
来例と比較して、2つの分割画素電極1a、1bに対応
する部分の層間絶縁膜19の上面にITOからなる膜厚
500Å程度の透明なフローティング電極21が設けら
れた点のみが異なる。なお、蓄積容量電極2が図示しな
い共通電極(一般に接地電極)に接続されているのに対
し、フローティング電極21は電気的にフローティング
となっている。そして、フローティング電極21、この
フローティング電極21に対向して設けられた共通電極
22(図2参照)およびその間の液晶(図示せず)によ
って1つの画素静電容量部が構成されている。したがっ
て、2つの分割画素電極1a、1bのうちいずれか一方
が蓄積容量電極2と短絡しても、1画素を全体的に駆動
することができる。
はこの発明の一実施例における液晶駆動装置の要部を示
したものである。この液晶駆動装置では、図3に示す従
来例と比較して、2つの分割画素電極1a、1bに対応
する部分の層間絶縁膜19の上面にITOからなる膜厚
500Å程度の透明なフローティング電極21が設けら
れた点のみが異なる。なお、蓄積容量電極2が図示しな
い共通電極(一般に接地電極)に接続されているのに対
し、フローティング電極21は電気的にフローティング
となっている。そして、フローティング電極21、この
フローティング電極21に対向して設けられた共通電極
22(図2参照)およびその間の液晶(図示せず)によ
って1つの画素静電容量部が構成されている。したがっ
て、2つの分割画素電極1a、1bのうちいずれか一方
が蓄積容量電極2と短絡しても、1画素を全体的に駆動
することができる。
【0012】図2はこの液晶駆動装置の等価回路を示し
たものである。この図において、VDは分割画素電極1
a、1bの電圧、VCOMは蓄積容量電極2の電圧および
共通電極22の電圧、CAは分割画素電極1aとフロー
ティング電極21との間の静電容量、CBは分割画素電
極1aとフローティング電極21との間の静電容量、C
SAは分割画素電極1aと蓄積容量電極2との間の静電容
量、CSBは分割画素電極1aと蓄積容量電極2との間の
静電容量、CLCは液晶の静電容量である。また、説明の
都合上、VD=10V、VCOM=0V、CA=CB=CSA=
CSB=10pF、CLC=1pFとする。
たものである。この図において、VDは分割画素電極1
a、1bの電圧、VCOMは蓄積容量電極2の電圧および
共通電極22の電圧、CAは分割画素電極1aとフロー
ティング電極21との間の静電容量、CBは分割画素電
極1aとフローティング電極21との間の静電容量、C
SAは分割画素電極1aと蓄積容量電極2との間の静電容
量、CSBは分割画素電極1aと蓄積容量電極2との間の
静電容量、CLCは液晶の静電容量である。また、説明の
都合上、VD=10V、VCOM=0V、CA=CB=CSA=
CSB=10pF、CLC=1pFとする。
【0013】次に、この液晶駆動装置の動作について説
明する。まず、すべてが正常である場合には、2つの薄
膜トランジスタ3a、3bがオンになると、液晶に加わ
る電圧VLC、蓄積容量の総和CSおよび充電電荷量の総
和Qは次の通りとなる。 VLC=(VD−VCOM)・(CA+CB)/(CLC+CA+CB)≒9.52V CS=CSA+CSB=20pF Q=CS(VD−VCOM)=200pC これに対して、図3に示す従来例の場合には、次の通り
となる。ただし、数値等は同じとする。 VLC=(VD−VCOM)・CLC=10V CS=CSA+CSB=20pF Q=CS(VD−VCOM)=200pC したがって、すべてが正常である場合には、従来例と比
較して、液晶に加わる電圧VLCおよび充電電荷量の総和
Qはほぼ同じである。
明する。まず、すべてが正常である場合には、2つの薄
膜トランジスタ3a、3bがオンになると、液晶に加わ
る電圧VLC、蓄積容量の総和CSおよび充電電荷量の総
和Qは次の通りとなる。 VLC=(VD−VCOM)・(CA+CB)/(CLC+CA+CB)≒9.52V CS=CSA+CSB=20pF Q=CS(VD−VCOM)=200pC これに対して、図3に示す従来例の場合には、次の通り
となる。ただし、数値等は同じとする。 VLC=(VD−VCOM)・CLC=10V CS=CSA+CSB=20pF Q=CS(VD−VCOM)=200pC したがって、すべてが正常である場合には、従来例と比
較して、液晶に加わる電圧VLCおよび充電電荷量の総和
Qはほぼ同じである。
【0014】次に、例えば右側の分割画素電極1bと蓄
積容量電極2とが短絡した場合には、右側の薄膜トラン
ジスタ3bを省略した場合と同じとなり、左側の薄膜ト
ランジスタ3aがオンになると、液晶に加わる電圧
VLC、蓄積容量の総和CSおよび充電電荷量の総和Qは
次の通りとなる。ただし、QSAは分割画素電極1aと蓄
積容量電極2との間における充電電荷量、QBは分割画
素電極1aとフローティング電極21との間における充
電電荷量である。 VLC=(VD−VCOM)・CA/(CLC+CA+CB)≒4.76V CS=CSA+CB=20pF QSA=CSA(VD−VCOM)=100pC QB={CA・CB/(CLC+CA+CB)}(VD−VCOM)=47.6pC Q=QSA+QB=147.6pC これに対して、図3に示す従来例の場合には、次の通り
となる。 VLC=(VD−VCOM)・CLC/2=5V CS=CSA=10pF Q=CS(VD−VCOM)=100pC したがって、2つの分割画素電極1a、1bのうちいず
れか一方と蓄積容量電極2とが短絡した場合には、従来
例と比較して、液晶に加わる電圧VLCはほぼ同じである
が、蓄積容量の総和CSが大きくなり、充電電荷量の総
和Qは約1.5倍となる。したがって、放電時間が長く
なり、表示画素の濃度低下が緩和されることになる。
積容量電極2とが短絡した場合には、右側の薄膜トラン
ジスタ3bを省略した場合と同じとなり、左側の薄膜ト
ランジスタ3aがオンになると、液晶に加わる電圧
VLC、蓄積容量の総和CSおよび充電電荷量の総和Qは
次の通りとなる。ただし、QSAは分割画素電極1aと蓄
積容量電極2との間における充電電荷量、QBは分割画
素電極1aとフローティング電極21との間における充
電電荷量である。 VLC=(VD−VCOM)・CA/(CLC+CA+CB)≒4.76V CS=CSA+CB=20pF QSA=CSA(VD−VCOM)=100pC QB={CA・CB/(CLC+CA+CB)}(VD−VCOM)=47.6pC Q=QSA+QB=147.6pC これに対して、図3に示す従来例の場合には、次の通り
となる。 VLC=(VD−VCOM)・CLC/2=5V CS=CSA=10pF Q=CS(VD−VCOM)=100pC したがって、2つの分割画素電極1a、1bのうちいず
れか一方と蓄積容量電極2とが短絡した場合には、従来
例と比較して、液晶に加わる電圧VLCはほぼ同じである
が、蓄積容量の総和CSが大きくなり、充電電荷量の総
和Qは約1.5倍となる。したがって、放電時間が長く
なり、表示画素の濃度低下が緩和されることになる。
【0015】次に、例えば右側の分割画素電極1bとフ
ローティング電極21とが短絡した場合には、2つの薄
膜トランジスタ3a、3bがオンになると、液晶に加わ
る電圧VLC、蓄積容量の総和CSおよび充電電荷量の総
和Qは次の通りとなる。 VLC=VD−VCOM=10V CS=CSA+CSB=20pF Q=CS(VD−VCOM)=200pC したがって、2つの分割画素電極1a、1bのうちいず
れか一方とフローティング電極21とが短絡した場合に
は、液晶に加わる電圧VLCおよび充電電荷量の総和Qは
すべてが正常であるときの従来例と全く同じであり、何
等問題はない。
ローティング電極21とが短絡した場合には、2つの薄
膜トランジスタ3a、3bがオンになると、液晶に加わ
る電圧VLC、蓄積容量の総和CSおよび充電電荷量の総
和Qは次の通りとなる。 VLC=VD−VCOM=10V CS=CSA+CSB=20pF Q=CS(VD−VCOM)=200pC したがって、2つの分割画素電極1a、1bのうちいず
れか一方とフローティング電極21とが短絡した場合に
は、液晶に加わる電圧VLCおよび充電電荷量の総和Qは
すべてが正常であるときの従来例と全く同じであり、何
等問題はない。
【0016】
【発明の効果】以上説明したように、この発明によれ
ば、フローティング電極と分割画素電極が短絡している
場合は、分割画素電極と蓄積容量電極間に電荷が充電さ
れるので正常状態と全く変わらず、また、分割画素電極
のうちいずれかが蓄積容量電極と短絡した場合でも、他
方の分割画素電極と蓄積容量電極間に電荷が充電される
ので、電荷容量の減少を小さくすることができ、したが
って表示画素の濃度低下を緩和することができる。
ば、フローティング電極と分割画素電極が短絡している
場合は、分割画素電極と蓄積容量電極間に電荷が充電さ
れるので正常状態と全く変わらず、また、分割画素電極
のうちいずれかが蓄積容量電極と短絡した場合でも、他
方の分割画素電極と蓄積容量電極間に電荷が充電される
ので、電荷容量の減少を小さくすることができ、したが
って表示画素の濃度低下を緩和することができる。
【図1】この発明の一実施例における液晶駆動装置の要
部の断面図。
部の断面図。
【図2】この液晶駆動装置の等価回路図。
【図3】従来の液晶駆動装置の一例の断面図。
1a、1b 分割画素電極 2 蓄積容量電極 3a、3b 薄膜トランジスタ 21 フローティング電極
Claims (1)
- 【請求項1】 1画素電極を構成する複数の分割画素電
極と、前記複数の分割画素電極にそれぞれ接続された複
数の薄膜トランジスタと、前記複数の分割画素電極の一
面側に設けられた蓄積容量電極と、前記複数の分割画素
電極の他面側に設けられた透明なフローティング電極と
を備えたことを特徴とする液晶駆動装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP32624492A JPH06148687A (ja) | 1992-11-12 | 1992-11-12 | 液晶駆動装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP32624492A JPH06148687A (ja) | 1992-11-12 | 1992-11-12 | 液晶駆動装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH06148687A true JPH06148687A (ja) | 1994-05-27 |
Family
ID=18185607
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP32624492A Pending JPH06148687A (ja) | 1992-11-12 | 1992-11-12 | 液晶駆動装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH06148687A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2009058913A (ja) * | 2007-09-04 | 2009-03-19 | Hitachi Displays Ltd | 液晶表示装置 |
JP2012142615A (ja) * | 1999-02-17 | 2012-07-26 | Applied Materials Inc | 多層電極を有する薄板状セラミック及び製造方法 |
-
1992
- 1992-11-12 JP JP32624492A patent/JPH06148687A/ja active Pending
Cited By (8)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2012142615A (ja) * | 1999-02-17 | 2012-07-26 | Applied Materials Inc | 多層電極を有する薄板状セラミック及び製造方法 |
JP2009058913A (ja) * | 2007-09-04 | 2009-03-19 | Hitachi Displays Ltd | 液晶表示装置 |
US8253873B2 (en) | 2007-09-04 | 2012-08-28 | Hitachi Displays, Ltd. | Liquid crystal display device having first, second, and third transparent electrodes that form first and second storage capacitors |
US8368830B2 (en) | 2007-09-04 | 2013-02-05 | Hitachi Displays, Ltd. | Liquid crystal display device having first, second, and third transparent electrodes wherein a second region of the second electrode protrudes from a first region |
US8879036B2 (en) | 2007-09-04 | 2014-11-04 | Japan Display Inc. | Liquid crystal display device comprising first and second electrodes wherein the second electrode is connected with a source electrode without passing through a first insulating film |
US9261747B2 (en) | 2007-09-04 | 2016-02-16 | Japan Display Inc. | Liquid crystal display device comprising a transparent pixel electrode connected with a thin film transistor through a contact hole and a transparent counter electrode having multiple slits |
US10409122B2 (en) | 2007-09-04 | 2019-09-10 | Japan Display Inc. | Liquid crystal display device comprising a metal wiring in contact with a counter electrode and a transparent electrode at a contact hole |
US11385512B2 (en) | 2007-09-04 | 2022-07-12 | Japan Display Inc. | Display device comprising a metal wiring connected to a transparent counter electrode and overlapping a drain electrode of a thin film transistor |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP2924506B2 (ja) | アクティブマトリックス型液晶表示装置の画素構造 | |
US6028650A (en) | Liquid crystal display apparatus with uniform feed-through voltage in panel | |
JP3433779B2 (ja) | アクティブマトリクス基板およびその製造方法 | |
JP2949487B2 (ja) | 液晶表示素子 | |
JP2003207803A (ja) | 横電界方式のアクティブマトリクス型液晶表示装置 | |
JP2002277898A (ja) | 電子装置およびその駆動方法 | |
KR100317621B1 (ko) | 액정표시장치 | |
JP3205155B2 (ja) | 液晶表示装置 | |
JPH0823640B2 (ja) | 液晶表示装置 | |
JP4770103B2 (ja) | 半導体装置 | |
JPH06100745B2 (ja) | アクティブマトリクス型液晶表示装置 | |
JP2003315817A (ja) | 表示装置 | |
KR100205378B1 (ko) | 액티브 매트릭스 액정표시소자 | |
JPH06148687A (ja) | 液晶駆動装置 | |
JPH05216067A (ja) | 薄膜トランジスタアレイ | |
JP4347366B2 (ja) | アクティブマトリクス型カラー液晶表示装置 | |
JP4747911B2 (ja) | 液晶パネル用アレイ基板および液晶パネルならびにこれらの製造方法 | |
JP2523587B2 (ja) | アクテイブマトリツクス型液晶表示素子 | |
JP3072577B2 (ja) | 液晶パネル | |
JPH10260408A (ja) | 液晶表示装置 | |
JPS60230117A (ja) | 記憶容量内蔵型液晶表示装置 | |
JP3339248B2 (ja) | 表示装置 | |
JP3221628B2 (ja) | 液晶表示装置 | |
JP2000171825A (ja) | 液晶表示装置およびその製造方法 | |
JPH1184416A (ja) | 液晶表示素子 |