JPH061472A - 給紙機構 - Google Patents

給紙機構

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JPH061472A
JPH061472A JP3233621A JP23362191A JPH061472A JP H061472 A JPH061472 A JP H061472A JP 3233621 A JP3233621 A JP 3233621A JP 23362191 A JP23362191 A JP 23362191A JP H061472 A JPH061472 A JP H061472A
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JP
Japan
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paper
roller
retard roller
retard
feeding
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Application number
JP3233621A
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Inventor
Toshiaki Kobayashi
稔明 小林
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Nikon Corp
Original Assignee
Nikon Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 ペーパ給紙の際、複数枚のペーパがフィード
ローラリタードローラ対に挟持されたままの状態でペー
パの給送を終了させずに排除してペーパの交換等を容易
にすること。 【構成】 所定のサイズに裁断されたペーパ1を積載す
るペーパトレイ2と、右端部を中心に揺動してペーパト
レイ2を給紙状態及び待機状態に遷移する揺動手段3
と、ピックアップローラ5と、フィードローラ6と、複
数枚送出されたペーパを戻すリタードローラ7と、待機
状態に移行するときのみ揺動手段3の動作をリタードロ
ーラ7に伝達してペーパトレイ2の方へ余分なペーパ1
を逆搬送させるよう動作するリタードローラ逆転送機構
10,11,12とから成ることを特徴とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は熱転写プリンタ等に用い
られる所定のサイズに裁断されたペーパをプリント部に
対し分離給送する給紙機構に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、この種の給紙機構の例としては、
図8に示すようなものがあった。図8において、1,1
´は予め所定のサイズに裁断され給紙されてプリントさ
れるペーパ,2はペーパ1を積載し左端側を中心に揺動
可能なペーパトレイ,3は図の右側においてプリンタ本
体(図示しない)に取付けられているモータ駆動の軸
(図示しない)に固定され、該軸の回転により揺動して
その他端によりペーパトレイ2を上に押圧してそこに積
載されている最上部のペーパをピックアップローラに接
触させるようにする揺動手段、5はプリントの際揺動手
段3の時計方向の回転により反時計方向に揺動したペー
パトレイ2上の最上部のペーパ1と接触し、反時計方向
に回転することにより該ペーパ1をフィードローラを介
して記録部(図示しない)の方へ送出するピックアップ
ローラ,6はピックアップローラによって送出されたペ
ーパ1´を記録部(図示しない)の方へ給紙するフィー
ドローラ,7はフィードローラと対向配置されピックア
ップローラ5によって複数のペーパ1が送出されたとき
に最上部のペーパ1のみを給紙してそれ以外のペーパの
給紙を阻止するようにしたリタードローラである。
【0003】上記のような構成において、ペーパ1をペ
ーパトレイ2に積載してプリントを開始すると、右側端
の軸(図示しない)を中心に揺動手段3が時計方向に回
転してその左端部によりペーパトレイ2を押上げる。ペ
ーパトレイ2はその左端側を中心に反時計方向に回転す
ることによりそこに記載されているペーパ1を持上げ、
最上部のペーパ1をピックアップローラ5に接触させて
給紙状態とする。その状態でピックアップローラ5が反
時計方向に回転すると、最上部のペーパ1がガイド板
8,9に案内されて図の右方に送出され、更にフィード
ローラ6に搬送されて更に右方にある記録部(図示しな
い)の方へ給送される。ペーパ1がピックアップされた
ときに複数枚が送出されたような場合、最上部の1枚を
除き、リタードローラ7によってその送出が阻止され最
上部の1枚のみをプリント部(図示しない)へ給紙する
ことができる。
【0004】所定の枚数のプリントが終了すると、揺動
手段3は再びその右端側の軸を中心に反時計方向に回転
してその左端を下げ、ペーパトレイ2を下げて最上部の
ペーパ1をピックアップローラ5から離すことにより待
期状態に戻る。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】上記のように構成され
た給紙機構において給紙を行うと、ペーパトレイ2を揺
動手段3により反時計方向に揺動させその右側を上昇さ
せて、ペーパ1とピックアップローラ5とを当接させ
る。そこで、ピックアップローラ5の回転により最上部
のペーパ1が図の右方へ送り出されると、最上部のペー
パとその下のペーパとの間の摩擦により最上部のペーパ
の搬送と共に数枚のペーパが送り出されてフィードロー
ラ6リタードローラ7対に到達することがある。このよ
うにして、フィードローラ6リタードローラ7対に達し
た数枚のペーパ1は最上部のペーパのみがフィードロー
ラ6によりプリント部(図示しない)の方へ送り出さ
れ、最上部のペーパ1以外はリタードローラ7によりそ
の送出が阻止される。
【0006】給紙の終了とともに、ペーパトレイ2は揺
動手段3により時計方向に揺動してペーパ1とピックア
ップローラ5とを離間させる。以上のように数枚のペー
パがフィードローラ6リタードローラ7対に到達したと
きには、ペーパ1の給紙が終了した後、その送出を阻止
された複数枚のペーパはフィドローラ6リタードローラ
7対に挟持されたままの状態となる。このような状態に
おいては、ペーパの交換等を行う際など、ペーパ1を取
出すときに挟持されたままの状態のペーパが本体内に残
留してしまうため、それを手作業で取り除かなければな
らないという不都合があった。
【0007】また、ペーパトレイ2がカセット化されて
いるような装置では、カセットを本体から抜取る場合
に、フィードローラ6リタードローラ7対に挟持された
状態のペーパ1がカセット内から抜出されて本体内に残
留してしまうという不都合があった。本発明は、上記の
ような問題に鑑みてなされたもので、複数枚のペーパが
フィードローラリタードローラ対に挟持されたままの状
態でペーパの給送を終了させることをなくして、ペーパ
の交換等が容易な給紙機構を提供することを目的とす
る。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明は、上記の課題を
解決するため、ペーパを積載したペーパトレイと、前記
ペーパを送出するピックアップローラと、前記ペーパト
レイを押圧してペーパを前記ピックアップローラに当接
させるよう揺動する揺動手段と、前記ピックアップロー
ラによって送出されたペーパを搬送するフィードローラ
と、該フィードローラに対向して配置されペーパの重送
を防止するリタードローラとを具備した給紙機構におい
て、前記揺動手段と前記リタードローラとの間に連結さ
れ、前記揺動手段が前記ペーパトレイを前記ピックアッ
プローラから離す方向に揺動したときそれに連動して前
記リタードローラをペーパの逆搬送方向に回転させるリ
タードローラ逆転機構を含むことを特徴とする給紙機構
を提供する。
【0009】本発明は、更に、上記の課題を解決するた
め、前記リタードローラ逆転機構はワンウェイクラッチ
内蔵ギヤを含むギヤ列からなることを特徴とする給紙機
構を提供する。本発明は、更に、上記の課題を解決する
ため前記リタードローラ逆転機構はワンウェイクラッチ
内蔵リンクカムを含むリンク機構からなることを特徴と
する給紙機構を提供する。
【0010】本発明は、更に、上記の課題を解決するた
め、前記リタードローラ逆転機構は爪状突起をもつワン
ウェイクラッチ内蔵ギヤを含むギヤ列からなることを特
徴とする給紙機構を提供する。すなわち、本発明は上記
の課題を解決するため、ペーパトレイ2を揺動するため
の揺動手段3とリタードローラ7とをギヤ列10,1
1,12等の連結機構で連結させ、そのうちのギヤのひ
とつをワンウェイクラッチ内蔵のギヤ12として、揺動
手段3がペーパトレイ2をピックアップローラ5から離
す方向に回転したときにのみその方向の回転をリタード
ローラ7に伝達して、リタードローラ7とフィードロー
ラ6間に挟持されているペーパを逆搬送させるよう構成
した。
【0011】
【作用】本発明は上記のように構成したことにより、給
紙終了後にペーパとピックアップローラとを離間させる
動作、すなわち、ペーパトレイを給紙状態から待機状態
に戻すように作動する揺動手段の動作に連動して、リタ
ードローラをペーパ給送方向とは逆方向に回転させるよ
うにしたことにより、給紙のときに複数枚のペーパがピ
ックアップされてフィードローラとリタードローラとの
間にペーパが挟持されたとしても、リタードローラの逆
転によりそれらのペーパをペーパトレイの方へ送り戻し
て挟持状態を解除することができるので、プリント終了
後本体内にペーパが残留することが回避できる。
【0012】
【実施例】次に、添付図面図1乃至図7に基づき本発明
の実施例を詳細に説明する。図1は本発明の第一実施例
による給紙装置の説明図、図2は図1の実施例による給
紙装置の待機状態を示す説明図、図3は本発明の実施例
による給紙装置に使用するリタードローラの説明図、図
4は本発明の第二実施例による給紙装置の説明図、図5
は図4の実施例による給紙装置の待機状態を示す説明
図、図6は本発明の第三実施例による給紙装置の給紙状
態を示す説明図、図7は図6の実施例による給紙装置の
待機状態を示す説明図である。
【0013】図1において、図8に基づき従来技術につ
いてすでに説明したペーパ1,1´,ペーパーパトレイ
2,揺動手段3,ピックアップローラ5,フィードロー
ラ6,リタードローラ7及びガイド板8,9について
は、以下の説明においても同一のものを使用するため、
それら構成の説明を省略する。本実施例の特徴は揺動手
段3を揺動する軸(図示しないが、揺動手段3の右端部
に有る)に固定され揺動手段3の揺動と共に回転する連
動ギヤ10と、中間にある連動ギヤ11と、リタードロ
ーラ7の回転軸32(図3)に後述するよう取付けられ
リタードローラ7を反時計方向にのみ回転を伝達しうる
ワンウェイクラッチ内蔵ギヤ12とによりギヤ列を形成
し、揺動手段3の揺動運動と連動して、揺動手段3が反
時計方向に回転してペーパトレイ2をピックアップロー
ラ5から離す方向に動作したときにのみリタードローラ
7を反時計方向に回転することによりフィードローラ6
との間に挟持されているペーパをペーパトレイ2の方に
押戻すように構成したことである。その詳細については
後述する。
【0014】次に、図1及び図2に基づきその動作につ
き説明する。図1は予め裁断された記録用のペーパ1を
積載したペーパトレイ2が揺動手段3によって押上げら
れ、最上部のペーパ1がピックアップローラ5に接触し
て記録のためペーパを送出可能な状態、すなわち給紙状
態を示し、図2は記録しないとき、揺動手段3の左端部
が下げられることによりペ−パトレイ2が下がり、最上
部のペーパ1とピックアップローラ5とが離間している
待機状態を示す。
【0015】ペーパトレイ2が給紙状態にあるとき、モ
ータ(図示せず)の駆動によりピックアップローラ5が
回転して最上部のペーパ1をフィードローラ6の方へ送
出する。フィードローラ6はピックアップローラ5と協
働して送出されたペーパ1をガイド板8,9に沿って記
録部(図示しない)の方へ搬送する。フィードローラ6
に対向して設置されているリタードローラ7は最上部の
ペーパ1枚をピックアップローラ5で送り出すときにペ
ーパ間の摩擦により一緒に搬送されてきた複数枚のペー
パのうち最上部の1枚のみを除いてペーパの搬送を阻止
する役割を果す。このように最上部のペーパのみを搬送
させる働きは図3と共に以下で説明するようにして行な
われる。
【0016】図3はフィードローラ6とリタードローラ
7の対の構成を示す。リタードローラ7はトルクリミッ
タ31を介して回転軸32に固定されている。また回転
軸32はワンウェイクラッチ内蔵ギヤ12と嵌合してお
り、回転軸32とワンウェイクラッチ内蔵ギヤ12との
回転が相対的にロックとなるような方向では、回転軸3
2とワンウェイクラッチ内蔵ギヤ12とは同一の動きを
し、回転が相対的にロックされないような「フリー」方
向では互いに干渉せずに回転することができる。
【0017】以上のような構成のフィードローラ6リタ
ードローラ7対ではペーパ1が1枚のみフィードローラ
6とリタードローラ7のすき間に達したとするとペーパ
1´はフィードローラ6によって搬送され、その搬送力
はペーパ1´を介してリタードローラ7に負荷されるた
め、リタードローラ7はペーパ給送方向に回転しようす
る。リタードローラ7はトルクリミッタ31と連結して
いるためトルクリミッタ31も給送方向に回転しようと
する。これにより回転軸32も給送方向に回転しようと
するが、この方向へ回転しようとする回転軸32とワン
ウェイクラッチ内蔵ギヤ12との相対的な回転方向はロ
ックされる方向となるので回転軸32は回転することが
できない。一方、トルクリミッタ31は所定のトルクT
を越えると内部ですべりが生じるように設定されている
のであるが、ペーパ1´によって給送方向に回転力が与
えられたリタードローラ7のトルクはこのトルクリミッ
タ31の設定トルクTより大きいため、トルクリミッタ
31内部ですべりが生じリタードローラ7はペーパ1´
に引っぱられて回転する。
【0018】一方、ペーパが2枚以上フィードローラ6
とリタードローラ7との間のすき間に到達したときには
最上部のペーパがフィードローラ6によって搬送され、
その搬送力が次のペーパとの間の摩擦力を介してリター
ドローラ7に負荷されることとなる。従って、このとき
のリタードローラ7に負荷されるトルクはペーパとペー
パとの間の摩擦力に支配されることとなり、トルクリミ
ッタ31の設定トルクTよりは小さなものとなる。すな
わち、この場合は、1枚のみ給紙した場合と異なり、ペ
ーパ間ですべりが生じてリタードローラ7を回転させな
いため、最上部の1枚のみが分離されてフィードローラ
6によって給送されることとなる。
【0019】回転軸32は、前述したように、ワンウェ
イクラッチ内蔵ギヤ12と嵌合しており、連動ギヤ1
0,11を介して揺動手段3と連結している。そのた
め、ペーパトレイ2を給紙状態へ移行させるために揺動
手段3を時計方向に駆動すると、ワンウェイクラッチ内
蔵ギヤ12は回転軸32との相対的な回転方向がフリー
の方向となるため、回転軸32は静止したままである。
従って、リタードローラ7も回転しない。一方、ペーパ
トレイ2を待機状態へ移行させるため揺動手段3を反時
計方向に駆動すると、ワンウェイクラッチ内蔵ギヤ12
と回転軸32の相対的な回転方向がロックの方向となる
ため、回転軸32はワンウェイクラッチ内蔵ギヤ12と
同じ方向に回転することになる。すなわち、この場合、
リタードローラ7は、トルクリミッタ31を介して伝達
される回転軸32の回転により、給紙方向とは逆方向に
回転される。このとき、フィードローラ6リタードロー
ラ7対にペーパが挟持されていると、このようなリター
ドローラ7の給紙方向とは逆方向の回転によってそのペ
ーパはペーパトレイ2の方へ戻されることになる。 次
に、上記のように構成された給紙装置につき図1乃至図
3に基づきその給紙動作を説明する。揺動手段3が図1
の右側端部を軸に時計方向に駆動されると、ペーパート
レイ2が図1の左側端部を軸に反時計方向に揺動して、
ピックアップローラ5とペーパ1とが接触する給紙状態
に移行する。この動作中に揺動手段3の動作は連動ギヤ
10,11を介してワンウェイクラッチ内蔵ギヤ12に
伝達される。前述したように、この場合は、ワンウェイ
クラッチ内蔵ギヤ12の回転方向はフリーの方向なの
で、リタードローラ7は静止したままの状態である。つ
ぎに、モータ(図示せず)によりピックアップローラ5
及びフィードロラ6が駆動されて、最上部のペーパ1´
が送出される。しかし、ペーパ間には摩擦があるため、
最上部のペーパ1´の送出に伴ってそれ以下の数枚のペ
ーパが一緒に給送されてしまう場合がある。
【0020】ピックアップローラ5によって送出された
最上部のペーパ1´は、更にフィードローラ6によって
記録部(図示せず)へと給送され、その後ピックアップ
ローラ5及びフィードローラ6の駆動は停止する。フィ
ードローラ6リタードローラ7対に給送されたペーパが
2枚以上であると、前述したように、リタードローラ7
の働きにより最上部のペーパを除きその他のペーパはそ
の給送を阻止されるので、最上部の1枚のみが記録部
(図示せず)に搬送される。このようにして、複数枚の
ペーパ1がフィードローラ6リタードローラ7対に給送
されると、ピックアップローラ5とフィードローラ6の
駆動が停止したときに、リタードローラ7によって搬送
が阻止されたペーパはフィードローラ6とリタードロー
7との間に挟持されたままの状態となる。
【0021】記録が終了すると、揺動手段3は図の右側
端部の軸により反時計方向に駆動され、ペーパ1とピッ
クアップローラ5とが離間する待機状態に移行する。こ
のとき、連動ギヤ10,11を介して揺動手段3の動作
がワンウェイクラッチ内蔵ギヤ12に伝達される。待機
状態に移行する場合の該ギヤ12の回転では、ワンウェ
イクラッチ内蔵ギヤ12はクラッチをロックする方向へ
の回転にあたるので、該ギヤ12の回転によりリタード
ローラ7も回転駆動される。すなわち、この場合はリタ
ードローラ7が給紙方向とは逆方向に回転することにな
るので、フィードローラ6とリタードローラ7との間に
挟持されているペーパがあると、そのペーパはこの逆回
転によってペーパトレイ2側に戻されるので挟持が解除
される。
【0022】次に、図4及び図5に基づき本発明の第二
実施例について説明する。その説明において、第一実施
例と同一機能をもつ部分には同一番号を付してあるの
で、以下の構成の説明ではそれを省略する。本実施例に
おける特徴としては、揺動手段3の動作をリタードロー
ラ7に伝達する連結機構を、第一実施例のようにギヤ列
10,11,12を使用せず、その代りにリンク機構4
1,42,43を使用したことである。該リンク機構4
1,42,43の41は揺動手段3の軸部分に固定され
揺動手段3の揺動と共に同方向に揺動するリンクカム,
42はリンクカム41の運動を伝達するリンク,43は
リタードローラ7の軸にワンウェイクラッチを介して取
りつけられリンク42の動作により回転するワンウェイ
クラッチ内蔵リンクカム(以下、クラッチカムという)
であって、それはロック(LOCK)方向(図4で反時
計方向)に回転すると、リタードローラ7の軸をロック
してリタ−ドロ−ラ7を反時計方向に回転するが、ロッ
クしない方向(図4で時計方向)に回転すると、リター
ドローラ7の軸をロックしないので自由に回転してリタ
ードローラ7にはその回転は伝達されないように作用す
る。
【0023】次に、図4及び図5に基づき第二実施例の
動作について説明する。第一実施例と同様、ペーパトレ
イ2を給紙状態へ移行させる揺動手段3の時計方向への
揺動動作においては、その揺動動作はリンクカム41及
びリンク42を介してクラッチカム43に伝達される
が、この揺動方向に対してはクラッチカム43はフリー
に回転するので、リタードローラ7は静止したままの状
態に維持される。ペーパトレイ2の待機状態への移行で
は、クラッチカム43はロック方向への回転となるの
で、リタードローラ7の軸を回転してリタードローラ7
を給紙方向とは逆方向に回転する。このため、フィード
ローラ6,リタードローラ7対に挟持されているペーパ
があると、その逆回転によって該ペーパはペーパトレイ
2側に戻されるので、その挟持は解除される。
【0024】次に、図6及び図7に基づき本発明の第二
実施例について説明する。本実施例においても、第一実
施例のものと同一機能をもつ部分については同一番号を
付してあるので、以下の構成の説明ではそれを省略す
る。 本実施例においては、揺動手段3の動作をリター
ドローラ7に伝達する連結機構を第一実施例の場合と同
様な連動ギヤ61,66及びワンウェイクラッチ内蔵ギ
ヤ63からなるギヤ列を使用して構成しているが、本実
施例の特徴としては、第一実施例のワンウェイクラッチ
内蔵ギヤ12と同様なワンウェイクラッチ内蔵ギヤ(以
下、クラッチギヤという)63に爪状突起64を付加し
たことである。爪状突起64は、ペーパトレイ2の給紙
状態においては、ペーパ1の給紙経路から離れて位置す
ることによりペーパ1の給送を阻げず、揺動手段3が反
時計方向に回転すると、ギヤ列61,62,63を介し
て反時計方向に回転することにより、ペーパトレイ2の
方に戻されるペーパ1を強制的に押戻すよう作用する。
【0025】以下、図6及び図7に基づき本発明の第三
実施例の動作について説明する。まず、揺動手段3が待
機状態から給紙状態に移行すると、連動ギヤ61,62
を介して爪状突起64をもつクラッチギヤ63はフリー
の方向に回転する。そのため、リタードローラ7に対し
てその回転は伝達されない。しかし、給紙経路を塞いで
いたクラッチギヤ63の爪状突起64は退避して給紙が
可能となる。一方、揺動手段3が待機状態に移行する
と、爪状突起64をもつクラッチギヤ63の回転はロッ
ク方向となり、リタードローラ7を給紙方向とは逆方向
に回転して、そこに挟持されているペーパトレイ2の方
へ戻す。それと同時に、クラッチギヤ63の爪状突起6
4もペーパを押し戻す方向に回転する(7図)ため、フ
ィードローラ6リタードローラ7対にペーパが挟持され
ていたとしても確実にペーパトレイ2側に押し戻すこと
ができる。
【0026】また、この実施例ではギヤ列61,62,
63を用いているが、第二の実施例と同様にリンク機構
を用いても実現することができる。
【0027】
【発明の効果】以上説明したように、本発明において
は、ペーパが重送されて複数枚のペーパがフィードロー
ラリタードローラ対に挟持されたとしても、ペーパトレ
イの給紙状態から待機状態への移行に伴い、リタードロ
ーラを給送方向とは逆方向に回転させるため、それによ
ってペーパの挟持が解かれ逆戻りするので、,ペーパ交
換の際等にペーパが本体内に残留することがなく、取扱
いが容易となった。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第一実施例による給紙装置の説明図
【図2】図1の実施例による給紙装置の待機状態を示す
説明図
【図3】本発明の実施例による給紙装置に使用するリタ
ードローラの説明図
【図4】本発明の第二実施例による給紙装置の説明図
【図5】図4の実施例による給紙装置の待機状態を示す
説明図
【図6】本発明の第三実施例による給紙装置の給紙状態
を示す説明図
【図7】図6の実施例による給紙装置の待機状態を示す
説明図
【図8】従来の給紙装置の説明図
【符号の説明】
1,1´:ペーパ 2:ペーパトレイ 3:揺動手段 5:ピックアップローラ 6:フィードローラ 7:リタードローラ 8,9:ガイド板 10,11,61,62:連動ギヤ 12,63:ワンウェイクラッチ内蔵ギヤ 31:トルクリミッタ 32:回転軸 33:駆動軸 41:リンクカム 42:リンク 43:ワンウェイクラッチ内蔵リンクカム 64:爪状突起

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】ペーパを積載したペーパトレイと、前記ペ
    ーパを送出するピックアップローラと、前記ペーパトレ
    イを押圧してペーパを前記ピックアップローラに当接さ
    せるよう揺動する揺動手段と、前記ピックアップローラ
    によって送出されたペーパを搬送するフィードローラ
    と、該フィードローラに対向して配置されペーパの重送
    を防止するリタードローラとを具備した給紙機構におい
    て、 前記揺動手段と前記リタードローラとの間に連結され、
    前記揺動手段が前記ペーパトレイを前記ピックアップロ
    ーラから離す方向に揺動したときそれに連動して前記リ
    タードローラをペーパの逆搬送方向に回転させるリター
    ドローラ逆転機構を含むことを特徴とする給紙機構。
  2. 【請求項2】前記リタードローラ逆転機構はワンウェイ
    クラッチ内蔵ギヤを含むギヤ列からなることを特徴とす
    る請求項1記載の給紙機構。
  3. 【請求項3】前記リタードローラ逆転機構はワンウェイ
    クラッチ内蔵リンクカムを含むリンク機構からなること
    を特徴とする請求項1記載の給紙機構。
  4. 【請求項4】前記リタードローラ逆転機構は爪状突起を
    もつワンウェイクラッチ内蔵ギヤを含むギヤ列からなる
    ことを特徴とする請求項1記載の給紙機構。
JP3233621A 1991-09-13 1991-09-13 給紙機構 Pending JPH061472A (ja)

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007302466A (ja) * 2006-05-15 2007-11-22 Fuji Xerox Co Ltd シート供給装置および画像形成装置
JP2008074499A (ja) * 2006-09-19 2008-04-03 Matsushita Electric Ind Co Ltd シート材供給装置の制御方法およびシート材供給装置
US7744083B2 (en) * 2005-04-04 2010-06-29 Samsung Electronics Co., Ltd. Paper feeding apparatus

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