JPH0655791A - 用紙反転機構 - Google Patents

用紙反転機構

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JPH0655791A
JPH0655791A JP4207930A JP20793092A JPH0655791A JP H0655791 A JPH0655791 A JP H0655791A JP 4207930 A JP4207930 A JP 4207930A JP 20793092 A JP20793092 A JP 20793092A JP H0655791 A JPH0655791 A JP H0655791A
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reversing mechanism
unit
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Harumichi Oishi
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    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B41PRINTING; LINING MACHINES; TYPEWRITERS; STAMPS
    • B41JTYPEWRITERS; SELECTIVE PRINTING MECHANISMS, i.e. MECHANISMS PRINTING OTHERWISE THAN FROM A FORME; CORRECTION OF TYPOGRAPHICAL ERRORS
    • B41J13/00Devices or arrangements of selective printing mechanisms, e.g. ink-jet printers or thermal printers, specially adapted for supporting or handling copy material in short lengths, e.g. sheets
    • B41J13/009Diverting sheets at a section where at least two sheet conveying paths converge, e.g. by a movable switching guide that blocks access to one conveying path and guides the sheet to another path, e.g. when a sheet conveying direction is reversed after printing on the front of the sheet has been finished and the sheet is guided to a sheet turning path for printing on the back

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  • Handling Of Cut Paper (AREA)
  • Counters In Electrophotography And Two-Sided Copying (AREA)
  • Paper Feeding For Electrophotography (AREA)
  • Separation, Sorting, Adjustment, Or Bending Of Sheets To Be Conveyed (AREA)
  • Conveyance By Endless Belt Conveyors (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】プリンタの小型化、コストの低下を図ると共
に、用紙ジャム等の発生を防止する用紙反転機構を提供
することを目的とする。 【構成】本発明の用紙反転機構は、片面処理された用紙
の搬送経路を切り替える開閉弁21と、この開閉弁21
によって案内された用紙を反転させるスイッチバックロ
ーラ対25と、ここで反転された用紙を再び用紙処理部
に再給紙する搬送ローラ対と、これらを駆動するモータ
31と、を備えている。モータ31の駆動力は、太陽ギ
ヤ33b、遊星ギヤ36,37、ギヤ60、歯付きベル
ト63等を介して駆動ローラ25aおよび搬送ローラ対
に伝達される。モータ31が停止すると、遊星アーム3
5,遊星ギヤ36,37等により駆動力伝達系が断たれ
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、複写機または印字装
置等の用紙処理装置(以下、プリンタと称する)に取り
付けられ、複写または印字が施される部分(以下、用紙
処理部と称する)で処理された用紙を反転させて再び用
紙処理部に搬送する用紙反転機構に関する。
【0002】
【従来の技術】一般に、用紙の両面に複写等(以下、処
理と称する)が行えるプリンタは、用紙の両面処理が可
能なように、一旦処理された用紙を反転させる用紙反転
機構を備えている。この用紙反転機構は、プリンタ本体
に組み込まれた給紙カセットから分離された用紙、ある
いはプリンタ本体に装填された給紙ユニットから分離さ
れた用紙を用紙処理部で片面処理し、その後、用紙を反
転させて再び用紙処理部に給紙するものである。
【0003】上述した用紙反転機構は、一般的に、処理
された用紙の搬送方向を選択的に切替える開閉弁、片面
処理が施された用紙を搬送すると共に反転させて再び用
紙処理部に搬送する用紙反転部、これらを駆動するため
の複数の駆動源、および複数の駆動源の駆動力を継脱す
る電磁クラッチ等、の各機能部分を備えており、これら
の各機能部分を適所に配置して構成されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】上述した従来の用紙反
転機構は、これを構成する各機能部分が、相互に関連性
をもって連結されていないため複数の駆動源が必要とさ
れると共に、反転された用紙を用紙処理部に再び給紙す
る際に、前記駆動源による負荷が用紙に作用してしわ、
曲り等が発生する恐れがある。また、前述したように、
電磁クラッチ等の高価な部品が多数必要とされ、プリン
タの小型化、コストの低下を図ることができない。さら
に、用紙反転機構の駆動源は、電磁クラッチによって駆
動力がON/OFFされる構成のため、運転時間が長時
間にわたってしまい、発熱等を防止する対策を講じる必
要があり、コストが高くなってしまう。
【0005】この発明は、上記問題点を解決するために
なされたものであり、複数の駆動源および電磁クラッチ
等を必要とせず、低コストの用紙反転機構を提供するこ
とを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】前記課題を解決するため
に、本発明の用紙反転機構は、片面処理された用紙の搬
送経路を切り替える開閉弁と、この開閉弁によって案内
された用紙を反転させる用紙反転手段と、反転された用
紙を前記用紙処理部に再給紙する搬送手段と、これらを
駆動する駆動源と、この駆動源の駆動力を前記用紙反転
手段および搬送手段に伝達すると共に前記駆動源が停止
した時に動力伝達を断つ動力継脱手段とを有することを
特徴としている。
【0007】
【作用】用紙処理部で片面処理された用紙を開閉弁によ
って、スイッチバックローラ対の部分まで案内し用紙を
反転させる。反転された用紙は、搬送ローラ対によって
再び用紙処理部に向けて搬送される。これらの開閉弁、
スイッチバックローラ対および搬送ローラ対は、駆動源
からの駆動力を伝達する駆動力伝達機構によって連結さ
れている。この駆動力伝達機構は、駆動源が停止したと
きに、駆動源からの負荷が用紙に作用しないように、動
力伝達を断つように構成されている。
【0008】
【実施例】以下、本発明の第1の実施例を添付図面に沿
って具体的に説明する。なお、この実施例における用紙
反転機構は、プリンタ本体内に予め組み込まれた構成と
なっている。
【0009】まず、図1を参照して、プリンタの全体的
な構成を説明する。図において、符号1はプリンタ本体
を示している。このプリンタ本体1内の下部には、給紙
カセット2が組み込まれている。この給紙カセット2内
には、例えばA4サイズの用紙5を積層して載置する載
置板2aが設けられており、この載置板2aは、図示さ
れていない付勢手段によって上方に付勢されている。積
層された用紙5は、この付勢手段によって、先端部両側
が分離爪に押さえ付けられ、最上の用紙に接触している
給紙ローラ2bおよびこれに当接する分離パッド2cに
よって1枚づつ分離されて搬送路6へ繰り出される。そ
して、搬送路6へ繰り出された用紙は、給紙ローラ2b
によって、レジストローラ対8の当接部に案内される。
なお、プリンタ本体1には、前記サイズとは異なったサ
イズの用紙5aが収容された給紙カセット3が着脱され
るようになっており、給紙ローラ3bおよび分離パッド
3cによって1枚づつ繰り出された用紙もレジストロー
ラ対8の当接部に案内される。
【0010】レジストローラ対8の直前には、搬送され
た用紙の先端を検出するセンサ10aが配置されてお
り、このセンサ10aの検出信号に基づいてレジストロ
ーラ対8の当接部で用紙のスキューが除去される。スキ
ューが除去された用紙は、搬送路6aに沿って用紙処理
部15に搬送される。この用紙処理部15は、転写ドラ
ム15aおよび定着器15bを有しており、図示されて
いない像形成手段によって転写ドラム15a上に形成さ
れた像が、搬送されてきた用紙に転写され、その後、用
紙上に転写された像は、定着器15bによって定着され
る。
【0011】用紙処理部15の直後の搬送路6aには、
片面処理が施された用紙の通過を検出するセンサ10b
および送りローラ対17が配置されている。送りローラ
対17によって搬送された用紙は、用紙切り替え位置2
0で用紙の搬送方向が切り替えられるようになってい
る。すなわち、用紙切り替え位置20には、開閉弁21
が配置されており、この開閉弁21が開閉することによ
って、搬送路6bまたは6cが選択される。この場合、
用紙の片面処理モードのときは、開閉弁21が開き、用
紙処理部15で片面処理された用紙は、搬送路6bに案
内され、排紙ローラ対22によって排紙スタッカ24上
に排出される。これにより、片面処理モードの1工程が
終了する。
【0012】一方、用紙の両面処理モードのときは、セ
ンサ10bからの検出信号に基づいて開閉弁21が閉
じ、用紙処理部15で片面処理された用紙は、搬送路6
cに案内される。これと同時に、スイッチバックローラ
対25が駆動され、搬送路6cに案内された用紙はさら
に退避部6dへ向けて搬送される。スイッチバックロー
ラ対25の直前の搬送路6cには、搬送されてきた用紙
の後端部を検出するセンサ10cが配置されており、こ
のセンサ10cからの検出信号に基づいて、前記スイッ
チバックローラ対25の駆動は逆転される。このスイッ
チバックローラ対25が逆転駆動されることにより、用
紙は、後端側を先頭にして、分岐点26の部分で搬送路
6e内に案内され、搬送ローラ対27,29によって、
搬送路6に向けて搬送される。なお、開閉弁21および
スイッチバックローラ対25は、図示されていない同一
の駆動モータによって駆動される。
【0013】搬送路6に再び案内された用紙は、最初に
給紙カセット2から搬送路6に繰り出された状態と反転
した状態にあり、その後、前述した片面処理モードと同
一の工程にしたがって、処理されていない面に処理が施
され、排紙スタッカ24に排出される。これにより、両
面処理モードの1工程が終了する。
【0014】図2および図3は、開閉弁21およびスイ
ッチバックローラ対25を駆動する駆動モータおよびこ
の駆動モータからの駆動力を伝達する機構を示したもの
である。
【0015】サイドプレート30には、駆動モータ31
が取り付けられており、この駆動モータ31の駆動軸に
はモータギヤ32が取り付けられている。このモータギ
ヤ32には、サイドプレート30に取り付けられた太陽
ギヤ33aが噛合している。この太陽ギヤ33aは、同
軸で太陽ギヤ33aと共に回転する太陽ギヤ33bと一
体的に形成されている。太陽ギヤのスタッド34には、
遊星アーム35が取り付けられており、この遊星アーム
35の両端部には、それぞれ前記太陽ギヤ33bと噛合
する遊星ギヤ36および37が取り付けられている。こ
の遊星アーム35の揺動によって、遊星ギヤ37は後述
するギヤ40あるいはギヤ60に噛合可能となってい
る。なお、遊星ギヤ37がギヤ40に噛合したときは、
遊星ギヤ36はギヤ60に噛合し、遊星ギヤ37がギヤ
60に噛合したときは、遊星ギヤ36はフリーになる。
【0016】ここで、図4(a)を参照して、太陽ギ
ヤ、遊星アームおよび遊星ギヤの構成について詳細に説
明する。遊星アーム35の一端部には、止めビス37a
によって遊星ギヤ37が支持されており、この遊星ギヤ
37は前記太陽ギヤ33bと噛合している。遊星アーム
35の他端部には、止めビス36aによって遊星ギヤ3
6が支持されており、この遊星ギヤ36は前記太陽ギヤ
33bと噛合している。この遊星ギヤ36には、図に示
すように、止めビス36aとの間にバネワッシャ36b
が介在しており、遊星ギヤ36は遊星アーム35に対し
て、ある程度の摩擦力を持って軸支されている。このた
め、太陽ギヤが回転すると、これと噛合する遊星ギヤ3
6は、前記摩擦力のために、太陽ギヤ33bとの噛合に
よる回転をせずに、太陽ギヤと共に公転する(つまり遊
星アーム35がスタッド34を中心に揺動する)。そし
て、遊星ギヤ36は、後述するギヤ60と噛合すること
によって公転が阻止される。このとき、遊星ギヤ36
は、バネワッシャ36bの摩擦力に勝って自転を開始
し、太陽ギヤ33bの回転力は、ギヤ60に伝達され
る。
【0017】再び、図2および図3を参照する。前記遊
星ギヤ37には、サイドプレート30に取り付けられた
ギヤ40が噛合しており、このギヤ40には、トルクリ
ミッタ41を介してカム42が取り付けられている。前
述した開閉弁21は、シャフト21aによってサイドプ
レート30に枢支されており、カム42に係合する開閉
弁アーム21bを介して駆動される。開閉弁アーム21
bの先端部には、バネ44が取り付けられており、開閉
弁21をシャフト21aを中心に常に時計回りに付勢し
ている。なお、図2の実線で示す開閉弁21は、カム4
2の働きによって、開閉弁アーム21bが付勢力に抗し
て反時計方向に回動されており、この結果、開閉弁21
は閉じて、搬送路6cを選択している。
【0018】ここで、図2および図4(b)を参照し
て、前記トルクリミッタ41の構成、動作について詳細
に説明する。サイドプレート30のスタッド45には、
フランジ46およびEリング48を有する筒47が嵌入
されており、この筒47には、フランジ46とEリング
48との間に、前記ギヤ40およびカム42が取り付け
られている。カム42は、コイルバネ49およびファイ
バーワッシャ50を介して拡開方向に付勢されており、
この付勢されたカム42とギヤ40との間には、フェル
ト51が介在されている。前述した遊星ギヤ37がギヤ
40に噛合してギヤ40が回転すると、フエルト51の
摩擦力によってカム42も一体的に回転する。しかし、
カム42が一定値以上の力で回転が阻止されると(バネ
44の付勢力に基づく)、このフエルト51の部分でス
リップし、ギヤ40のみが回転を続ける。このとき、開
閉弁21は、図2の実線で示すような状態(閉状態)と
なっており、搬送路6cを選択する。また、前述した遊
星ギヤ37とギヤ40との噛合が解除されると、カム4
2には、開閉弁アーム21bに作用する引張バネ力によ
って、時計方向へのモーメントが働く。この結果、スタ
ッド45と筒47との間で滑りが発生し、カム42は時
計方向へストッパ53によって停止されるまで回転す
る。カム42がストッパ53によって停止されたとき、
開閉弁21は、図2の破線で示すような状態(開状態あ
るいは初期位置)となっており、搬送路6bを選択す
る。再び、図2および図3を参照して、前述した遊星ギ
ヤ36からスイッチバックローラ対25への駆動力伝達
機構について説明する。
【0019】遊星ギヤ36の回転力は、サイドプレート
30に取り付けられたギヤ60を介してスイッチバック
シャフト61aに固定されたプーリギヤ61に伝達され
る。スイッチバックシャフト61aには、スイッチバッ
クローラ25aが取り付けられており、これに当接する
ピンチローラ25bと共に、前記スイッチバックローラ
対25を構成している。
【0020】図1で示したスイッチバックローラ対25
および搬送ローラ対27,29は、退避部6dに搬送さ
れた用紙を、搬送路6e,6に案内するように同方向に
駆動される。なお、これらのローラ対において、駆動側
は、いずれも上側のローラ25a,27a,29aであ
り、下側のローラ25b,27b,29bはピンチロー
ラである。以下、図1,図3および図5を参照して、搬
送ローラ対27,29を駆動する駆動力伝達系について
説明する。
【0021】前記スイッチバックシャフト61aには、
プーリギヤ61に隣接し、これと共に回転する歯付きプ
ーリ61dが固定されている。また、搬送ローラ対2
7,29の駆動ローラ27a,29aが固定された回転
軸27c,29cには、それぞれ歯付きプーリ27d,
29dが固定されている。そして、これらの歯付きプー
リ61d,27d,29dには、歯付きベルト63が巻
き掛けられている。この結果、搬送ローラ対27,29
の駆動ローラ27a,29aは、スイッチバックローラ
対25の駆動ローラ25aと共に同方向に回転される。
以上のように構成された用紙反転機構について、用紙に
片面処理を施す場合、両面処理を施す場合について、そ
れぞれの動作を説明する。
【0022】(A)片面処理モードの場合(図1および
図6参照) (1)片面処理モードが選択されると、給紙カセット2
(給紙カセット3)内の用紙は、給紙ローラ2b(3
b),分離パッド2c(3c)の協働により、1枚に分
離され、搬送路6に繰り出される。その後、用紙の先端
部は、センサ10aによって検出されると共に、レジス
トローラ対8の当接部に当て付けられる。
【0023】(2)センサ10aによって用紙の先端部
が検出された後、所定時間をおいて、レジストローラ対
8が用紙送り方向に駆動される。このレジストローラ対
8が駆動されるまで、図1に示すように、用紙には、搬
送路6内でたわみが形成されており、このたわみの弾力
で用紙の先端部がレジストローラ対8の当接部に当て付
けられ、用紙のスキューが取り除かれる。 (3)その後、用紙は、レジストローラ対8によって搬
送され、用紙には、用紙処理部15において、文字、図
形等の像が転写される。
【0024】(4)片面処理モードの場合、駆動モータ
31は駆動されることはなく、駆動モータ31からの駆
動力を伝達する駆動力伝達機構も図に示すような状態に
なっている。このとき、開閉弁21は開状態(初期位
置)にあり、片面処理された用紙は、搬送ローラ対17
によって搬送路6bに案内され、排紙ローラ対22によ
って排紙スタッカ24上に排出される。以上、片面処理
モードの1工程が終了する。 (B)両面処理モードの場合(図1,2および図5〜7
参照) (1)上記(A)の(1)〜(3)までの工程は同一で
ある。
【0025】(2)用紙処理部15で像が用紙に転写さ
れ、用紙が搬送されると、センサ10bが用紙の先端部
を検出する。この検出信号に基づいて、駆動モータ31
が時計方向に駆動される。このモータの駆動により、太
陽ギヤ33aは反時計方向に回転する。
【0026】(3)太陽ギヤ33a(33b)が反時計
方向に回転すると、遊星アーム35も反時計方向に回動
され、この結果、遊星ギヤ37はギヤ40に、遊星ギヤ
36はギヤ60にそれぞれ噛合する。ギヤ40は、太陽
ギヤ33bおよび遊星ギヤ37を介して反時計方向に回
転され、カム42は、バネ44の付勢力に抗して開閉弁
アーム21bを押さえ付け、初期位置にあった開閉弁2
1を反時計方向に回動させる。この結果、開閉弁21は
実線で示す状態になり、搬送路6cが選択され、用紙処
理部15で片面処理された用紙は、スイッチバックロー
ラ対25側へ搬送される。
【0027】これと同時に遊星ギヤ36は、ギヤ60に
噛合しているため、モータ31からの駆動力は、ギヤト
レインを介して、プーリギヤ61まで伝達される。この
ときスイッチバックローラ対の駆動ローラ25aは時計
方向に回転する。このため、搬送路6cに案内された用
紙5は、図で示すように、退避部6dへ向けて搬送され
る。
【0028】(4)退避部6dへ搬送される用紙の後端
部が、センサ10cに検出されると、この検出信号に基
づいて、前記駆動モータ31の回転方向は逆転される。
モータギヤ32の反時計方向の回転により、太陽ギヤ3
3aは時計方向に回転すると共に、遊星アーム35も時
計方向に回動され、図6に示すような状態になる。すな
わち遊星ギヤ37はギヤ60に噛合し、ギヤ40への駆
動力の伝達は切られる。この結果、バネ44の付勢力に
よって、開閉弁21は初期位置に戻り(破線で示す状
態)、搬送路6bが開く。
【0029】遊星ギヤ37はギヤ60に噛合しているた
め、駆動モータ31からの駆動力はギヤトレインを介し
てプーリギヤ61まで伝達される。このとき、スイッチ
バックローラ対の駆動ローラ25aは、プーリギヤ61
と共に反時計方向に回転する。
【0030】プーリギヤ61が反時計方向に回転するこ
とにより、歯付きプーリ61dも反時計方向に回転し、
歯付きプーリ27d,29dも歯付きベルト63を介し
て、反時計方向に回転する(図5参照)。この結果、搬
送ローラ対27,29の駆動ローラ27a,29aも駆
動ローラ25aと同方向に回転し、退避部6dにあった
用紙は、搬送路6e内を移動して行く。
【0031】(5)搬送路6e内を移動して行く用紙
は、搬送路6を経由して、再度レジストローラ対8の当
接部まで案内される。この時点で、最初に処理された面
は反転されている。
【0032】(6)片面処理された用紙の先端部が、レ
ジストローラ対8の当接部に当て付けられると、前記
(A)の(2)と同様の工程により、用紙のスキューが
除去される。
【0033】(7)スキューが除去された時点で、レジ
ストローラ対8は、用紙送り方向に駆動され、用紙は用
紙処理部15へ向けて搬送される。なお、通常、この時
点では駆動モータ31は停止された状態にある。
【0034】ここで、駆動モータ31を停止させるタイ
ミングについて説明する。センサ10aが用紙の先端部
を検出し、かつセンサ10cが用紙の後端部をまだ検出
していないほど用紙が長い場合は、センサ10cが用紙
の後端部を検出したと同時に駆動モータ31は停止され
る。あるいは、用紙が短い場合は、センサ10cが紙な
しを検出した後、センサ10aが用紙の先端部を検出
し、レジストローラ対8の部分で用紙のスキューが除去
された後にモータ31は停止される。
【0035】搬送される用紙が長い場合、用紙先端部が
レジストローラ対8によって用紙処理部15へ向けて搬
送される際、駆動モータ31が停止して搬送ローラ対2
7,29が駆動されていないにもかかわらず、用紙の後
端側が搬送ローラ対27,29にくわえられていること
が有り得る。このとき、駆動ローラ27a,29aは用
紙の搬送動作により、反時計方向に回転される。この駆
動ローラ27a,29aの反時計方向への回転駆動は、
歯付きベルト63、プーリギヤ61を介して、ギヤトレ
インへ伝達されてしまう。
【0036】ところで、駆動モータ31が停止したと
き、ギヤトレインの噛合関係は、図6で示す状態にあ
る。上述したように、用紙の搬送動作によりギヤ60が
時計方向に回転されると、このギヤ60の時計方向の回
転動作によって、遊星アーム35は、遊星ギヤ37を介
して(ギヤ60が遊星ギヤ37をはじく動作により)、
太陽ギヤのセンタを中心にして反時計方向へ逃げてしま
う。この様子を図7の矢印で示した。
【0037】すなわち、用紙の搬送動作による駆動力
は、ギヤトレインに伝達されてしまうが、最終的にはギ
ヤ60がフリーになって回転されるだけであるため、用
紙の搬送動作中にギヤトレインからの負荷はかからな
い。すなわち、駆動ローラ27aおよび29aはつれ回
りするだけである。
【0038】(8)搬送ローラ対8によって用紙処理部
15へ搬送された用紙は、すでに処理されている面の裏
面に新たに別の像が転写され、その後、搬送ローラ対1
7によって、搬送路6bに案内される。そして、排紙ロ
ーラ対22によって、排紙スタッカ24上に排出され
る。これによって両面処理モードの1工程が終了する。
以上説明した用紙反転機構の構成によれば以下の効果が
得られる。
【0039】駆動モータ31は、常にONになっていな
いため、消費電力を減らすことが可能になり、小型のモ
ータを使用することが可能になる。また、駆動モータ3
1が停止したとき、駆動モータ31の駆動力を伝達する
ギヤトレインからの負荷は途中で断たれて駆動ローラ2
7a,29aはつれ回りするだけであるので、用紙搬送
中に用紙が破れたり、用紙ジャムが発生するようなこと
はなく、軽く正確に用紙を搬送することができる。
【0040】以上説明した用紙反転機構を次のように構
成することもできる。以下、図1、図8および図9を参
照して、用紙反転機構の別の実施例を説明する。なお、
この実施例では、前記第1の実施例と同一の部分につい
ては同一の符号を付して、その説明を省略もしくは簡略
し、異なる部分のみについて詳細に説明する。
【0041】モータギヤ32には、サイドプレート30
に取り付けられた減速ギヤ80が噛合しており、この減
速ギヤ80には、サイドプレート30に取り付けられた
ギヤ81および82が噛合している。ギヤ81の回転力
はギヤ60を介して、前記第1の実施例と同様に、プー
リギヤ61に伝達される。
【0042】このプーリギヤ61には、これと共に回転
する歯付きプーリ61dが取り付けられている。また、
駆動ローラ27a,29aの回転軸27c,29cに
は、歯付きプーリ27d,29dが設けられている。そ
して、これらの歯付きプーリ61d,27d,29dに
は歯付きベルト63が巻き掛けられている。
【0043】この実施例では、歯付きプーリ27d,2
9dと回転軸27c,29cとの間に、それぞれワンウ
ェイベアリング27n,29nが設けられている。ここ
で、ワンウェイベアリング27n,29nの機能につい
て説明する。
【0044】ワンウェイベアリング27n,29nは、
歯付きプーリ27d,29dが歯付きベルト63によっ
て回転されたとき、この回転力を回転軸27c,29c
に伝達する。すなわち、これによって駆動ローラ27
a,29aは駆動される。しかし、回転軸27c,29
cが駆動側になって回転された場合、この回転力を歯付
きプーリ27d,29dに伝達することはない。従っ
て、回転軸27c,29cが、用紙の搬送動作によって
駆動されても、歯付きベルト63は回転することはな
い。
【0045】以下、片面処理モード、両面処理モードの
動作を図1および図8を参照して説明する。片面処理モ
ードの場合は、前記第1の実施例で説明した(A)の手
順と全く同一である。両面処理モードの場合、前記第1
の実施例で説明した(B)の手順とほとんど同一であ
り、異なる部分のみについて説明する。
【0046】用紙の後端部が、センサ10cによって検
出されると、モータギヤ32は反時計方向に駆動され
る。前記第1の実施例では、図5に示すように、モータ
ギヤ32が反時計方向に駆動されることによって、遊星
ギヤ37とギヤ40との噛合関係が切られ、開閉弁21
は、バネ44の付勢力によって初期位置に戻るようにな
っている。本実施例では、図8に示すように、ギヤ82
とギヤ40との噛合関係はそのままである。この場合、
カム42は、バネ44の付勢力およびギヤ40の回転力
によって時計方向に回転され、ストッパ53に当接す
る。一方、ギヤ40は、トルクリミッタ41が働いてス
リップし、時計方向に回転したままとなる。
【0047】また、駆動モータ31が切られた場合にお
いて、片面処理された用紙の搬送動作によって、駆動ロ
ーラ27a,29aの回転軸27c,29cは反時計方
向に回転される。前述したように、この実施例では、ワ
ンウェイベアリング27n,29nを用いているため、
回転軸27c,29cが回転されても、この回転力を歯
付きプーリ27d,29dに伝達することはない。すな
わち、歯付きベルト63も回転されないため、ギヤトレ
インは用紙の搬送動作によって何等駆動されることはな
い。この結果、前記第1の実施例と比較すると、駆動ロ
ーラ27a,29aのつれ回りの動作に基づく負荷は、
更に軽減される。
【0048】以上、本発明の実施例を説明したが、本発
明は、上記実施例に限定されることなく種々変形するこ
とが可能である。例えば、上記実施例では、用紙の反転
動作を行う部分は、プリンタ本体1に組み込まれた構成
となっているが、プリンタ本体をより小型化にするた
め、用紙の反転動作を行う部分をユニット化して、プリ
ンタ本体に着脱することが考えられる。この場合におい
ても、本発明の用紙反転機構を、このユニット側に組み
込むことができる。また、上記実施例におけるスキュー
を除去する手段、用紙を検出するセンサの位置等につい
ては、適宜変形することができる。
【0049】
【発明の効果】本発明の用紙反転機構は、単一の駆動源
によって駆動され、電磁クラッチのような高価な部品を
多数必要としないので、プリンタの小型化、コストの低
下を図ることができる。また、駆動源の運転時間が短縮
されるので、発熱等を防止する対策を講じる必要がなく
なる。さらに、駆動源がOFFになったとき、この駆動
源による負荷は駆動力伝達機構の途中で切られて用紙に
作用しないので、用紙ジャム等が発生するようなことは
ない。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の用紙反転機構が設けられるプリンタ本
体の概略を示す図である。
【図2】前記用紙反転機構に設けられた駆動源からの駆
動力を伝達するギヤトレインを示す図である。
【図3】前記駆動力伝達機構を示す側面図である。
【図4】(a)は、前記駆動力伝達機構における、太陽
ギヤ、遊星アーム、遊星ギヤの構成を示す図であり、
(b)は、トルクリミッタの構成を示す図である。
【図5】前記用紙反転機構の内部を示す図であり、スイ
ッチバックローラから搬送ローラへ駆動力を伝達する機
構を示す図である。
【図6】図2の駆動力伝達機構において、開閉弁が初期
位置にある状態を示す図である。
【図7】図2の駆動力伝達機構において、用紙が搬送さ
れ、搬送ローラがつれ回りしているときの状態を示す図
である。
【図8】用紙反転機構の別の実施例の全体的な構成を示
す図である。
【図9】図8に示した用紙反転機構におけるギヤトレイ
ンを示す側面図である。
【符号の説明】
1…プリンタ本体、2,3…給紙カセット、15…用紙
処理部、21…開閉弁、25…スイッチバックローラ
対、27,29…搬送ローラ対、31…駆動モータ、3
5…遊星アーム、36,37…遊星ギヤ、27n,29
n…ワンウェイベアリング。

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 用紙の片面に印字並びに複写を施す用紙
    処理部を備えたプリンタに取り付けられ、片面処理され
    た用紙を反転して再び前記用紙処理部に給送する用紙反
    転機構において、 前記片面処理された用紙の搬送経路を切り替える開閉弁
    と、 この開閉弁によって案内された用紙を反転させる用紙反
    転手段と、 反転された用紙を前記用紙処理部に再給紙する搬送手段
    と、 これらを駆動する駆動源と、 この駆動源の駆動力を前記用紙反転手段および搬送手段
    に伝達すると共に前記駆動源が停止した時に動力伝達を
    断つ動力継脱手段と、を有することを特徴とする用紙反
    転機構。
  2. 【請求項2】 前記動力継脱手段は、前記駆動源に係合
    し、遊星ギヤを具備したクラッチを有することを特徴と
    する請求項1に記載の用紙反転機構。
  3. 【請求項3】 前記動力継脱手段は、前記用紙搬送手段
    に設けられたワンウェイベアリングを有することを特徴
    とする請求項1に記載の用紙反転機構。
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