JP2937443B2 - 用紙反転装置 - Google Patents

用紙反転装置

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JP2937443B2 JP2223589A JP22358990A JP2937443B2 JP 2937443 B2 JP2937443 B2 JP 2937443B2 JP 2223589 A JP2223589 A JP 2223589A JP 22358990 A JP22358990 A JP 22358990A JP 2937443 B2 JP2937443 B2 JP 2937443B2
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Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は,例えば原稿を反転して搬送する原稿反転装
置などの用紙反転装置に係り,特に,コンパクトで搬送
性能の優れた用紙反転装置に関する。
〔従来技術〕
この種の用紙反転装置の一例となる原稿反転装置1a
第4図に示す。
上記原稿反転装置1aは,ベルトローラ27,28に卷回さ
れた搬送ベルト3よりなる原稿搬送部2からの原稿を反
転して上記原稿搬送部2に向けて搬送するようになって
おり,これらの原稿反転装置1a及び原稿搬送部2等は,
例えば,複写機の原稿台に対して開閉自在の原稿カバー
に内蔵されてなっている。
上記原稿反転装置1aは上記原稿搬送部2の出口部5に
設けられ,上記原稿を反転して搬送するための搬送ドラ
ム30とこの搬送ドラム30の外周に接して上記搬送ドラム
30との間で原稿を搬送する複数の搬送コロ31とからなっ
ている。そこで,給送ローラ対29によって上記原稿搬送
部2の入口部4に導かれた原稿は,搬送ベルト3の駆動
により当該搬送ベルト3下方の案内板33上の所定位置に
搬送され,この所定位置において複写機本体側による露
光走査が行われる。そして,上記露光走査が終了した
後,再び搬送ベルト3が駆動され上記原稿は原稿搬送部
2の出口部5から上記原稿反転装置1aに搬入され,上下
反転される。この時の上記原稿の反転動作につき,第5
図(a)乃至同図(d)を用いて以下説明する。まず,
上記搬送ドラム30の下方に面Aを上面として搬入された
原稿P(第5図(a))は,案内板33の形状に沿って上
方に湾曲し,各搬送コロ31と搬送ドラム30との間に挟接
されてこの搬送ドラム30の外周に沿って反転し(第5図
(b)及び同図(c)),上記面Aに対し裏面となる面
Bを上面としてこの原稿反転装置1aから搬送される(第
5図(b)及び同図(c))。そして,この原稿Pは搬
送コロ対31aによって,原稿搬送部2の出口部5から原
稿搬送部2に案内され(第5図(d)),搬送ベルト3
の逆転駆動により上記案内板33上の露光位置に導かれ,
この原稿Pの面A側が複写機本体によって露光走査され
る。これによって,両面A,Bが露光走査された原稿Pは
上記搬送ベルト3と給送ローラ対29によって上記入口部
4側から機外に排出されるようになっている。このよう
なドラム方式の原稿反転装置1aは,例えば実開昭58−11
3054号公報及び特開昭和60−22141号公報に開示されて
いる。
一方,上記したような用紙反転装置としては,他に複
数の搬送コロ対を利用したものがある。上記原稿反転装
置1bは,第6図に示すように,原稿搬送部2の出口部5
に設けられ,ループ状の反転経路32の適当な位置に複数
組の搬送コロ対31aを配してなっている。このようなル
ープ状の反転経路32を備えてなる原稿反転装置1bは,上
記したドラム方式の原稿反転装置1aと比べると,この反
転経路32の側断面形状をある程度自由に構成することが
可能で,例えばこの反転経路32の側断面形状を偏平にす
ることもできる。
他方,他の原稿反転装置としては,複数に分岐した反
転経路を備え,原稿をこれらの反転経路に順次スイッチ
バック式に導入搬出することにより上下反転させるもの
もある。
上記したような何れの方式においても,このような原
稿反転装置1a,1b等は,上記原稿カバーに内装されるた
め,比較的コンパクトなものが要求されている。
〔発明が解決しようとする課題〕
ところが,上記したようなドラム方式の原稿反転装置
1aにおいて,紙質の腰を考慮して原稿を無理なく反転・
搬送するためには,適当な外形の搬送ドラム30が必要と
なる。そのため,装置全体を小型化することが困難であ
った。
他方,上記原稿反転装置1bにおいては,その反転経路
32を比較的自由な形に構成することができるとされてい
るが,その場合には上記搬送コロ対31aの組数を増加さ
せる必要があり且つこの反転経路32を長くしなければな
らない。従って,このような原稿反転装置1a,1bは小型
化することが困難であって,原稿の反転に要する搬送経
路を長く必要とするものであった。そのため,上記原稿
搬送部2から搬出された原稿を再度この原稿搬送部2に
戻すまでの時間を長く費やしていた。
また,上記したような原稿反転装置1a,1bでは,原稿
の先端が何度も搬送コロ対31aまたは搬送コロ31と搬送
ドラム30との間に挾接され,且つ各組の搬送コロ対31a
や搬送コロ31・搬送ドラム30の間では支持されていない
ので,原稿の斜め搬送や当該先端の耳折れを起こしやす
いと言った搬送性能の悪影響を及ぼす場合があった。
更に,上記したようなスイッチバック方式の原稿反転
装置においても,分岐した複数の反転経路を構成しなけ
ればならないため,この反転経路自体長くなると共にそ
の反転機構も複雑なものであった。
このような問題点を解決するものとして,互いに圧接
して回動駆動される1対のローラを配設し,該1対のロ
ーラの間に用紙が噛込まれた後,上記1対のローラの回
転を停止させると共に上記1対のローラ全体を一体とし
て回転させ,上記用紙の搬送方向を反転させるようにし
た用紙反転装置が,例えば実開昭61−110657号公報に提
案されている。この用紙反転装置によれば,用紙の腰の
強さによらずこの用紙を反転・搬送させることができる
と共に,上記用紙の反転に必要となる用紙反転径は上記
ローラ径に依存するため,装置のコンパクト化が図られ
る。
しかしながら,上記のような用紙反転装置において
は,上記1対のローラと上記ローラ全体のそれぞれの回
転・停止を制御する必要があるため,これを実現する機
構は複雑化,大型化してしまう懸念がある。尚,上記実
開昭61−110657号公報には,上記機構の具体的な構成に
ついては全く開示されていない。
そこで,本発明の目的とするところは,用紙の反転・
搬送部分だけでなく,その駆動機構についても簡易且つ
コンパクトに実現可能な用紙反転装置を提供することに
ある。
〔課題を解決するための手段〕
上記目的を達成するために,本発明が採用する主たる
手段は,その要旨とするところが,用紙搬送部の入口部
若しくは出口部の近傍に配設され,互いに圧接して回動
駆動される1対のローラと,上記1対のローラ全体を一
体的に回転可能に支持するローラ支持手段とを具備し,
上記1対のローラの間に上記用紙搬送部からの用紙が噛
込まれた後上記ローラ支持手段を回転させ,上記用紙の
搬送方向を反転させるようにした用紙反転装置におい
て,モータの回転を上記ローラの回転軸に常時伝達する
第1の伝達手段と,上記モータの回転を上記ローラ支持
手段の回転軸に必要に応じて伝達する第2の伝達手段
と,通常時は上記第2の伝達手段を遮断状態とすると共
に,上記1対のローラの間に上記用紙搬送部からの用紙
が噛込まれた時点で上記第2の伝達手段を一時的に伝達
状態に切り換えることにより,上記1対のローラの間に
上記用紙搬送部からの用紙が噛込まれるまでは上記ロー
ラ支持手段の回転を阻止し,上記1対のローラの間に上
記用紙搬送部からの用紙が噛込まれた時点で上記ローラ
支持手段を180度回転させる切り換え手段とを具備した
点に係る用紙反転装置として構成されている。
更に具体的には,上記第2の伝達手段が,一定値以下
のトルクのみを伝達するバネクラッチを具備して構成
し,上記切り換え手段を,上記ローラ支持手段の回転軸
に180度間隔で設けられた2つの突起部と,上記1対の
ローラの間に上記用紙搬送部からの用紙が噛込まれるま
では上記突起部のいずれかと係合して上記バネクラッチ
を滑らせることにより上記ローラ支持手段の回転を阻止
し,上記1対のローラの間に上記用紙搬送部からの用紙
が噛込まれた時点で一時的に上記突起部との係合を解除
して上記バネクラッチを接続することにより上記ローラ
支持手段を180度回転させるソレノイドとを具備して構
成すれば,上記ローラと上記ローラ支持手段の回転/停
止制御のための機構が上記バネクラッチと上記ソレノイ
ドという極めて簡易でコンパクトな構成で実現できると
共に,上記ソレノイドのON/OFF制御のみで上記ローラ支
持手段の回転/停止制御が行えるため制御自体も単純化
される。
〔作用〕
本発明によれば,用紙搬送部から搬送されて来た用紙
が,互いに圧接して回転駆動される1対のローラの間に
噛込まれた後,上記1対のローラの回転を停止させるこ
となく上記ローラ支持手段が回転駆動され,これによっ
て上記1対のローラ全体が回転されるので,上記用紙の
腰の強さによらず,高速でこの用紙を反転・搬送させる
ことができる。そして,上記用紙の反転に必要となる用
紙反転径は上記ローラ径に依存し,コンパクトにするこ
とができると共に,上記1対のローラ及び上記ローラ支
持手段の駆動機構についても極めて簡易でコンパクトな
構成で実現される。
〔実施例〕
以下,添付図面を参照して,本発明を具体化した実施
例につき説明し本発明の理解に供する。尚,以下の実施
例は,本発明を具体化した一例であって,本発明の技術
的範囲を限定する性格のものではない。
ここに,第1図は本発明の一実施例に係る原稿反転装
置と原稿搬送部とを備えた原稿カバーを示す概略構成
図,第2図(a)乃至同図(c)は同原稿反転装置を示
すものであって同図(a)は上記原稿搬送部側から見た
側面図,同図(b)は同図(a)の右側面図,同図
(c)は同図(a)の左側面図,第3図(a)乃至同図
(f)は同原稿反転装置による原稿の反転・搬送動作を
連続的に示す動作説明図である。
ここで,第4図乃至第6図において示した原稿搬送部
2等と共通する要素には,同一の符号を使用すると共
に,その詳細な説明は省略する。
本実施例に係る原稿反転装置1は,第1図に示すよう
に,原稿搬送部2の原稿Pの出口部5の近傍に配設され
ている。そして,上記原稿反転装置1及び原稿搬送部2
は,例えば複写機本体の原稿台に開閉自在に設けられた
原稿カバーに内装されている。
上記原稿反転装置1は,第2図(a)乃至同図(c)
に示すように,駆動ローラ6と従動ローラ7とが1対で
それぞれのローラ軸15,16及び軸受34,35を介してローラ
対側板8,9(ローラ支持手段に相当)に回動自在に軸支
されている。上記従動ローラ7側の軸受35には,上記ロ
ーラ対側板8,9に固定されたコイルバネ24が係合して設
けられ,上記ローラ軸16を駆動ローラ6に向けて付勢し
ている。これによって,上記従動ローラは駆動ローラ6
に密着して設けられ,駆動ローラ6の回転駆動に従動す
るように構成されている。
上記ローラ対側板8,9の外側面には,それぞれ同軸心
の側板回転軸10,11が突設され,これらの側板回転軸10,
11は,上記原稿カバー本体側に固定された回転軸取付板
22,33に軸受36を介して回動自在に軸支されている。上
記側板回転軸10には,それぞれ同軸で一体に固着された
ギヤ12とギヤ13とが回転自在に嵌装されている。上記ギ
ヤ13は,上記ローラ軸15の先端に固設されたギヤ14と歯
合するようになっている。また,上記ギヤ12の外側とな
る側板回転軸10には,バネクラッチ17が嵌装して設けら
れている。このバネクラッチ17は上記側板回転軸10に固
定されるボス部19と,上記ギヤ12からの動力をこのボス
部19に必要に応じて切断するクラッチ部40とから主とし
てなり,このクラッチ部の外周にカム18(突起部に相
当)が突設されている。上記カム18は側板回転軸10を中
心として対角の位置に1対で設けられている。上記ボス
部19とクラッチ部40とはほぼ一体に構成されている。上
記クラッチ部40の内部には図示せぬコイルバネが内装さ
れている。
さらに,上記バネクラッチ17の近傍には,ソレノイド
20が配設され,このソレノイド20の作動端21は,コイル
バネ25によってソレノイド20の非作動時に上記カム18と
係合し,上記クラッチ部40の回転を制動するようになっ
ている。また,上記クラッチ部40に内装されたコイルバ
ネは,上記作動端21とカム18とが係合している場合にお
いて原稿カバー本体側の駆動ギヤ26によって上記ギヤ12
が左側面より見て時計廻り(第2図(c)の矢印R)に
回転する時は,上記ギヤ12の駆動力を上記ボス部19に伝
達することがなく,上記カム18と作動端21との係合状態
が解除された時上記ギヤ12からの駆動力をボス部19に伝
達するようになっている。
さらに,上記駆動ローラ6もしくは従動ローラ7の上
記出口部5側近傍には,上記原稿搬送部2からの原稿P
の先端を検出するための,例えばフォトセンサ(不図
示)が配設されている。このフォトセンサは上記原稿P
が駆動ローラ6と従動作ローラ7との間に噛込んだこと
を検出するためのものであって,この出力信号によって
上記ソレノイド20が作動し上記作動端21とカム18との係
合状態を解除するようになっている。
ここで,上記駆動ギヤ26,ギヤ12,13,14により上記第
1の伝達手段が構成され,上記駆動ギヤ26,ギヤ12,バネ
クラッチ17により上記第2の伝達手段が構成され,上記
カム18,ソレノイド20(作動端21,コイルバネ25を含む)
により上記切り換え手段が構成されている。
上記したように構成される原稿反転装置1による原稿
Pの反転・搬送動作につき,第3図(a)乃至同図
(f)を併用して以下説明する。
先ず,案内板33上の露光位置において,下面側となる
面Bが露光走査された原稿Pは,搬送ベルト3によって
出口部5から搬出され,駆動ローラ6と従動ローラ7と
の間の圧接部位に導かれる。この時,上記駆動ローラ6
は原稿カバー本体側の駆動ギヤ26からの動力が伝達さ
れ,この駆動ローラ6に圧接している従動ローラ7と共
に回転している。上記原稿Pは,上記駆動ローラ6と従
動ローラ7との間に噛込まれる直前に上記フォトセンサ
によりその先端が検出される。これによって,ソレノイ
ド20が作動し,この作動端21とカム18との係合状態が解
除される。そして,このバネクラッチ17がギヤ12と側板
回転軸10との間を動力的に接続する。
そこで,上記原稿Pがその面Aを上面として上記駆動
ローラ6と従動ローラ7との間に噛む込まれた直後に
(第3図(a)),ローラ対側板8,9が回転軸取付板22,
23に対して回転し始める(第3図(b))。即ち,上記
駆動ローラ6と従動ローラ7はそれぞれの間に原稿Pを
噛込んだ状態のままでこれら1対のローラ6,7全体を一
体として上記原稿Pの噛込部位を中心に回転駆動される
(第3図(c)及び同図(d))。この時,上記ギヤ12
からの回転駆動力は,駆動ローラ6自体の回転力とこれ
ら1対のローラ6,7全体を一体的に回転させる回転力と
に分散される。即ち,上記ローラ6,7全体の回転に対す
る負荷抵抗が少ない場合には,ローラ全体の回転が促進
されて上記駆動ローラ6自体はほとんど回転しない。し
かしながら,このような場合であっても上記原稿Pの先
端は駆動ローラ6と従動ローラ7との間に噛込まれた状
態であるのでこの状態のまま反転させれば十分である。
そして,上記ローラ6,7全体が一体として半回転した
時(第3図(e)),先に係合したカム18に対して対角
側のカム18と上記ソレノイド20の作動端21とが係合し上
記ギヤ12から側板回転軸10への動力の伝達が絶縁され
る。これによって,上記1対のローラ6,7全体が上記態
勢のままで静止する。この時,上記原稿Pの先端は搬入
時の状態に対して上下反転した状態,即ち面Bを上面に
した状態にあり,上記駆動ローラ6の回転駆動によって
原稿搬送部2の出口部5に向けて搬送される。
尚,原稿Pの後端がこの原稿反転装置1から離れた
時,上記フォトセンサが原稿Pの後端の通過を検出す
る。それによって,上記ギヤ12が逆転駆動されて,上記
駆動ローラ6と従動ローラ7,及びこれら全体が一体で逆
転を開始し(第3図(f)),初期の状態に復帰する。
上記したように,本実施例に係る原稿反転装置1で
は,原稿搬送部2から搬送されてきた原稿Pが,互いに
接触して回転駆動される1対のローラ6,7の間に噛込ま
れた後,上記1対のローラ6,7全体が一体として回転駆
動されるので,上記原稿Pの腰の強さによらずこの原稿
Pを反転させることができる。また,この原稿Pを反転
させるために必要となる原稿反転径は上記駆動ローラ6
もしくは従動ローラ7のローラ径に依存する。従って,
装置の小型化を図ることができる。これによって原稿搬
送部2の出口部5との間の距離を詰めることが可能で原
稿Pの反転に要する時間を短縮することができる。
また,上記原稿Pは常に同じローラ6,7に噛込まれて
反転・搬送されるため,この原稿Pの斜め搬送や先端の
耳折れといった搬送性能の低下を招くことがない。
更に,上記1対のローラ6,7とそれらローラ6,7一体と
しての回転/停止制御のための機構が上記バネクラッチ
17と上記ソレノイド20を中心とした極めて簡易でコンパ
クトな構成で実現できると共に,上記ソレノイド20のON
−OFF制御のみで上記ローラ6,7一体としての回転/停止
制御が行えるため制御自体も単純化される。
尚,上記した実施例では,原稿搬送部2の出口部5に
この原稿反転装置1を設けたが,この原稿反転装置1の
1対のローラ6,7を給送用のレジストローラとして用い
ることもできる。この場合には上記出口部5は入口部と
しても兼用され,同時に給送ローラ対29を廃止すること
ができる。
また,本実施例では,用紙反転装置として原稿反転装
置1について述べたが,これに限定されず,このような
用紙反転装置を転写紙の反転装置として適用することも
可能である。
〔発明の効果〕
本発明によれば,用紙搬送部の入口部若しくは出口部
の近傍に配設され,互いに圧接して回動駆動される1対
のローラと,上記1対のローラ全体を一体的に回転可能
に支持するローラ支持手段とを具備し,上記1対のロー
ラの間に上記用紙搬送部からの用紙が噛込まれた後上記
ローラ支持手段を回転させ,上記用紙の搬送方向を反転
させるようにした用紙反転装置において,モータの回転
を上記ローラの回転軸に常時伝達する第1の伝達手段
と,上記モータの回転を上記ローラ支持手段の回転軸に
必要に応じて伝達する第2の伝達手段と,通常時は上記
第2の伝達手段を遮断状態とすると共に,上記1対のロ
ーラの間に上記用紙搬送部からの用紙が噛込まれた時点
で上記第2の伝達手段を一時的に伝達状態に切り換える
ことにより,上記1対のローラの間に上記用紙搬送部か
らの用紙が噛込まれるまでは上記ローラ支持手段の回転
を阻止し,上記1対のローラの間に上記用紙搬送部から
の用紙が噛込まれた時点で上記ローラ支持手段を180度
回転させる切り換え手段とを具備することを特徴とする
用紙反転装置が提供される。これにより,上記第2の伝
達手段による回転の伝達/遮断を上記切り換え手段で切
り換えるという極めて簡易でコンパクトな構成で上記1
対のローラ及び上記ローラ支持手段の駆動機構が構成で
きる。
更に具体的には,上記第2の伝達手段を,一定値以下
のトルクのみを伝達するバネクラッチを具備して構成
し,上記切り換え手段を,上記ローラ支持手段の回転軸
に180度間隔で設けられた2つの突起部と,上記1対の
ローラの間に上記用紙搬送部からの用紙が噛込まれるま
では上記突起部のいずれかと係合して上記バネクラッチ
を滑らせることにより上記ローラ支持手段の回転を阻止
し,上記1対のローラの間に上記用紙搬送部からの用紙
が噛込まれた時点で一時的に上記突起部との係合を解除
して上記バネクラッチを接続することにより上記ローラ
支持手段を180度回転させるソレノイドとを具備して構
成すれば,上記ローラと上記ローラ支持手段の回転/停
止制御のための機構が上記バネクラッチと上記ソレノイ
ドという極めて簡易でコンパクトな構成で実現できると
共に,上記ソレノイドのON/OFF制御のみで上記ローラ支
持手段の回転/停止制御が行えるため制御自体も単純化
される。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の一実施例に係る原稿反転装置と原稿搬
送部とを備えた原稿カバーを示す概略構成図,第2図
(a)乃至同図(c)は同原稿反転装置を示すものであ
って同図(a)は上記原稿搬送部側から見た側面図,同
図(b)は同図(a)の右側面図,同図(c)は同図
(a)の左側面図,第3図(a)乃至同図(f)は同原
稿反転装置による原稿の反転・搬送動作を連続的に示す
動作説明図,第4図は本発明の背景の一例となる従来の
ドラム方式の原稿反転装置及び原稿搬送部を示す概略構
成図,第5図(a)乃至同図(d)は第4図の原稿反転
装置による原稿の反転・搬送動作を連続的に示す動作説
明図,第6図は上記従来の別例となる搬送コロ対方式の
原稿反転装置及び原稿搬送部を示す概略構成図である。 〔符号の説明〕 1,1a,1b……原稿反転装置 2……原稿搬送部(用紙搬送部) 4……入口部 5……出口部 6……駆動ローラ 7……従動ローラ 8,9……ローラ対側板 10,11……側板回転軸 P……原稿

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】用紙搬送部の入口部若しくは出口部の近傍
    に配設され,互いに圧接して回動駆動される1対のロー
    ラと,上記1対のローラ全体を一体的に回転可能に支持
    するローラ支持手段とを具備し,上記1対のローラの間
    に上記用紙搬送部からの用紙が噛込まれた後上記ローラ
    支持手段を回転させ,上記用紙の搬送方向を反転させる
    ようにした用紙反転装置において, モータの回転を上記ローラの回転軸に常時伝達する第1
    の伝達手段と, 上記モータの回転を上記ローラ支持手段の回転軸に必要
    に応じて伝達する第2の伝達手段と, 通常時は上記第2の伝達手段を遮断状態とすると共に,
    上記1対のローラの間に上記用紙搬送部からの用紙が噛
    込まれた時点で上記第2の伝達手段を一時的に伝達状態
    に切り換えることにより,上記1対のローラの間に上記
    用紙搬送部からの用紙が噛込まれるまでは上記ローラ支
    持手段の回転を阻止し,上記1対のローラの間に上記用
    紙搬送部からの用紙が噛込まれた時点で上記ローラ支持
    手段を180度回転させる切り換え手段とを具備してなる
    ことを特徴とする用紙反転装置。
  2. 【請求項2】上記第2の伝達手段が,一定値以下のトル
    クのみを伝達するバネクラッチを具備して構成され, 上記切り換え手段が,上記ローラ支持手段の回転軸に18
    0度間隔で設けられた2つの突起部と,上記1対のロー
    ラの間に上記用紙搬送部からの用紙が噛込まれるまでは
    上記突起部のいずれかと係合して上記バネクラッチを滑
    らせることにより上記ローラ支持手段の回転を阻止し,
    上記1対のローラの間に上記用紙搬送部からの用紙が噛
    込まれた時点で一時的に上記突起部との係合を解除して
    上記バネクラッチを接続することにより上記ローラ支持
    手段を180度回転させるソレノイドとを具備して構成さ
    れてなる請求項1記載の用紙反転装置。
JP2223589A 1990-08-24 1990-08-24 用紙反転装置 Expired - Lifetime JP2937443B2 (ja)

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