JP2846366B2 - 用紙スキュー補正装置 - Google Patents

用紙スキュー補正装置

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JP2846366B2
JP2846366B2 JP1258692A JP25869289A JP2846366B2 JP 2846366 B2 JP2846366 B2 JP 2846366B2 JP 1258692 A JP1258692 A JP 1258692A JP 25869289 A JP25869289 A JP 25869289A JP 2846366 B2 JP2846366 B2 JP 2846366B2
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【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、電子写真装置等の給紙装置における用紙ス
キュー補正装置に関するものである。
〔従来の技術〕
この種の給紙装置において、給送される用紙の先端が
給送方向に対して垂直になるように、スキュー補正装置
が設けられている。
このスキュー補正装置として、複数の給送ローラとピ
ンチローラとからなる用紙搬送手段と、用紙先端を突き
当て整列させる手段とを設け、前記給送ローラの回転軸
はクラッチ手段を介して駆動源側の駆動軸に連結され、
用紙と用紙搬送手段との間で生じるスリップをなくし、
用紙表面の変質を防止するものが知られている(実開昭
53−14239号公報)。
〔発明が解決しようとする課題〕
前記したような給送ローラと駆動源との間に、クラッ
チ手段を設けているが、給送ローラを複数個配置してお
り、複数の給送ローラは同じ速度で回転するため、スキ
ュー補正のための用紙に対する回動力を得にくい。ま
た、スキュー補正しようとすると、用紙が座屈し易くな
るためピンチローラの圧力を低くする必要がある。よっ
て、用紙搬送手段の搬送力を小さくすることになり、搬
送不良を起こし易い。したがって、前記のスキュー補正
装置は腰の弱い薄手の用紙には適用できない。
本発明は、腰の弱い薄手の用紙を含む各種の用紙に対
してスキュー補正を可能とする手段を提供することを目
的とする。
〔課題を解決するための手段〕
本発明は、前記目的を達成するために、用紙の進行方
向に対して直角方向に用紙の前縁に接して進行を阻止す
る3個のストッパー部材を配置し、前記ストッパー部材
の上流位置にストッパー部材側に用紙の端面を基準に用
紙を搬送し、一定以上の負荷により回転を停止するトル
クリミッタを介して駆動される補正ローラと該補正ロー
ラに押圧される押圧部材とからなる用紙搬送手段を前記
3個のストッパー部材の中の中央のストッパー部材と対
向した位置および前記用紙の基準端面に近接した位置に
設けたことを特徴とするものである。
〔作 用〕
本発明の構成により、搬送力の小さい用紙搬送手段に
よりストッパー部材側に送られた用紙は、その先端がス
キューしていると、複数のストッパー部材の一つと当接
し、該当接ストッパー部材を中心に作用する回転モーメ
ントによって、用紙は回動してスキューの補正を行うこ
とができる。
〔実施例〕
以下、本発明の実施例を図面に基づいて説明する。
第1図は、本発明のスキュー補正装置を適用すること
ができる手差し給紙装置を備えた複写機が示されてい
る。
複写機本体内には、感光体ドラム1が回転自在に配置
され、感光体ドラム1の周りには、帯電器,露光手段,
現像器が配置されており、感光体ドラム1表面にはトナ
ー像が形成される。
カセット2内の用紙3は給紙ローラ4により送り出さ
れ、中継ローラ5からなる自動給紙搬送路Aを介してレ
ジストローラ対6に送られる。転写部7において、感光
体ドラム1のトナー像と用紙端部が整合するように、用
紙は搬送され、トナー像を転写した用紙は定着部8で定
着され、排紙ローラ9により排紙トレイ10に排出され
る。
一方、手差し給紙部として、サイドガイド12を設けた
テーブル11が複写機本体に設けられ、手差し用の用紙は
このテーブル11からBで示された手差し搬送路を介して
レジストローラ対6に送り込まれる。
第2図には、手差し搬送路Bの詳細な断面図を示して
いる。
テーブル11とレジストローラ対6との間には、ガイド
板13で形成された手差し専用の搬送路とガイド板14で形
成された自動給紙及び手差し兼用の搬送路が設けられ、
手差し専用の搬送路に沿って、用紙の進行方向に順次、
トルクリミッタを内蔵する補正ローラ15,前記補正ロー
ラ15に当接される従動コロ16からなる用紙搬送手段と、
搬送路内の用紙の有無を検知する用紙検知センサ17と、
搬送される用紙の先端を突き当て停止させるストッパ18
が配置されている。ストッパ18は用紙の進行方向と直交
するように且つ用紙の端部に対応した位置に取付けられ
るように、回転軸19に複数個設けられている。実施例で
は第4図に示されるように、18A,18B,18Cと三個のスト
ッパが回転軸19に取付けられている。回転軸19は、スト
ッパ18が用紙の進行方向に直交して搬送路を遮蔽する位
置(実線位置)と用紙のスキュー補正を終えてレジスト
ローラ対6側に用紙を搬送できる搬送路外に退避する位
置(点線位置)に切り換えられるように、ソレノイドに
よって制御される。
ストッパ18の上流には、補正ローラ15と従動コロ16か
らなる用紙搬送手段が、用紙の先端が当接することがで
きる両端のストッパ18A,18Cから所定の距離を設けた位
置に配置さるている。この補正ローラ15の構成は、図示
していない駆動手段により駆動される軸20上に支持され
ており、補正ローラ15に内蔵したトルクリミッタ21を介
して作動を制御される。トルクリミッタの一例として、
第3図に示される形式,すなわち、樹脂コイルスプリン
グのクラッチ胴に対するゆるみ方向抵抗力(空転力)を
利用した形式のものを使用することができる。トルクリ
ミッタ21は、駆動軸20と一体的に形成されるボス部21a
と、用紙を給送する弾性ゴム輪部15a側と一体的に形成
されるハウジング部21bと、ボス部21aとハウジング部21
bとの間に配置される樹脂コイルスプリング21cとから成
る。ボス部21aには樹脂コイルスプリング21cの略半分が
捲着され、駆動側クラッチ胴部を構成し、該ボス部21a
は補正ローラの駆動軸20と回り止め手段22を介して結合
されている。ハウジング部21bにはその内側に樹脂コイ
ルスプリング21cを収容する空間を有し、樹脂コイルス
プリング21cの略半分が捲着され、従動側クラッチ胴部
を構成している。そして、ハウジング部21bの表面に弾
性ゴム輪部15aを位置決め固定するため、ハウジング部2
1bの両端に一対のフランジ部21b1を形成している。
樹脂コイルスプリング21cは耐磨耗性,耐熱性を有す
る高強度樹脂材料を使用し、望ましくは断面が四角形の
線材より成形加工するのがよい。そして、コイルスプリ
ングの内径,クラッチ胴の外径,コイルスプリングの巻
数等は、トルクリミッタとしての空転力を考慮して適宜
決められる。
第3図のトルクリミッタにおいては、C方向からみて
弾性ゴム輪部15aが時計方向に回転して用紙を給送する
とき、コイルスプリングの巻方向は左巻とする。ボス部
21aの小径部には、ハウジング部21bの端部を係止できる
止め輪21dが設けられている。
トルクリミッタを内蔵する補正ローラ15に対向する位
置に、比較的摩擦係数の小さな樹脂又は金属等の材料で
構成された従動コロ16が、リン青銅製の板バネからなる
支持部材23に回転自在に支承されている。この従動コロ
16のコロ幅を補正ローラ15のローラ幅より狭く構成し、
従動コロ16の表面を滑らかな平面又は球面形状にするこ
とが好適である。
以上の構成を備えた本発明の第2図に示される給紙装
置の右側から用紙が送り込まれると、用紙は補正ローラ
15と従動ローラ16に挟持されて搬送され、用紙先端が実
線位置に配置されるストッパ18に到達すると、補正ロー
ラ15の搬送負荷が急増し、トルクリミッタの制限トルク
値を上回るため、補正ローラ15は停止する。一方、用紙
搬送路13内に位置する用紙検知センサ17が用紙により移
動し、用紙が搬送路にきたことを検知し、図示せぬ表示
装置により複写可能の表示が出される。
オペレータにより複写ボタンが押下されると、作像系
が動作し、ソレノイド等のアクチュエータ手段によって
ストッパ18は実線位置から点線位置に退避し、用紙はレ
ジストローラ6へと搬送される。
第4図には、スキュー補正の際のストッパ18と補正ロ
ーラ15との関連を示す。
第4図の(a)は、用紙がセンター基準で搬送される
場合、(b)は端面基準で搬送される場合の実施例を示
している。
用紙がB方向からスキューして補正ローラ15により搬
送されてくると、用紙先端は三個のストッパ18の最外部
に位置するストッパ18Aに当接し、ストッパ18Aの部分に
より反力RAを受ける。用紙は補正ローラ15の搬送力Fに
よりB方向に搬送されるため、用紙の腰が強く座屈する
ことがない場合、用紙はストッパ18Aと当接したO点を
中心にH方向に回転し、用紙先端を各ストッパ18A〜18C
に当接して揃えられる。スキュー補正の後は前述のよう
に、搬送負荷が過負荷になるので、補正ローラは停止し
ている。
ストッパ18Aの部分における反力RAが大きいと、この
部分で用紙は座屈する。この場合、反力RAはおよそ補正
ローラの搬送力Fと等しく、このため補正ローラの搬送
力Fは大きく設定することができない。また、補正ロー
ラの搬送力Fを小さくすると、用紙はスキューした状態
で直ちに停止してしまう。
したがって、本発明では、確実なスキュー補正を行う
ために、用紙を座屈させない最大の搬送力で、且つ大き
な回転モーメントが得られるように補正ローラ15と両端
のストッパ18との間隔aを大きく設定し、補正ローラと
ストッパとを配置することが必要である。前記回転モー
メントHはH=F・aとなる。
通常使用されている用紙について実験したところ、薄
手の用紙に対して、a=100mmとし、補正ローラの最適
搬送力Fは10〜200gfであり、望ましくはF=10〜60gf
において優れた補正効果を示した。
このセンタ基準の用紙搬送では、小さいサイズの用紙
3Bに合わせてストッパを配置することにより、用紙のサ
イズの大小に関係なく、用紙の中央に配置した一個の補
正ローラによりスキューの補正ができる。
第4図(b)には、図面上、下側の端面を基準に用紙
が搬送される形式を示しており、この場合、二個の補正
ローラを必要としている。すなわち、大きいサイズの用
紙3Aに対しては、中央位置に配置される第一の補正ロー
ラ15Aがスキューして搬送される用紙先端にストッパ18
A,18Cのいずれかが当接し、前記センタ基準の場合と同
様スキュー補正がなされる。しかし、小さいサイズの用
紙3Bに対しては、一方の端位置にあるストッパ18Cに用
紙先端が当接しないため、中央位置にあるストッパ18B
に対して回転モーメントを得るように、補正ローラ15B
が所定の距離aを設けて駆動軸20上に配置されている。
よって、端面基準で搬送される用紙の場合、用紙サイ
ズの大小にかかわらずスキューの補正を行うことができ
る。
なお、ストッパとしてレジストローラを兼用し、レジ
ストローラ対のニップ部に用紙の先端を当接してスキュ
ー補正することもできる。
本発明の実施例として、手差し給紙装置について説明
したが、各種の用紙給送装置に本発明のスキュー補正装
置を適用できることは当然である。
〔効 果〕
本発明の構成により、薄手から厚手の用紙に対して用
紙を傷付けることなくスキュー補正できる効果を有し、
トルクリミッタを補正ローラ内に設け、注油等のメンテ
ナンスが不要であり、コストも安く、省スペースとな
り、操作性がよく、構造が簡単である。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明のスキュー補正装置を装着することがで
きる手差し給紙部を備えた複写機の概略断面図、 第2図は第1図の手差し給紙部におけるスキュー補正装
置の拡大断面図、 第3図は第2図のX−X断面を示し、スキュー補正装置
に用いられる補正ローラの一実施例の断面図、 第4図(a),(b)は用紙がセンタ基準,端面基準で
搬送される場合の補正ローラとストッパとの関連を示す
平面図である。 13,14……搬送路、15,15A,15B……補正ローラ、16……
従動コロ、18,18A,18B,18C……ストッパ、21……トルク
リミッタ。

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】用紙の進行方向に対して直角方向に用紙の
    前縁に接して進行を阻止する3個のストッパー部材を配
    置し、前記ストッパー部材の上流位置にストッパー部材
    側に用紙の端面を基準に用紙を搬送し、一定以上の負荷
    により回転を停止するトルクリミッタを介して駆動され
    る補正ローラと該補正ローラに押圧される押圧部材とか
    らなる用紙搬送手段を前記3個のストッパー部材の中の
    中央のストッパー部材と対向した位置および前記用紙の
    基準端面に近接した位置に設けたことを特徴とする用紙
    スキュー補正装置。
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JP2014118229A (ja) * 2012-12-13 2014-06-30 Sinfonia Technology Co Ltd プリンタ

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