JPH0834532A - 給紙装置 - Google Patents

給紙装置

Info

Publication number
JPH0834532A
JPH0834532A JP6173927A JP17392794A JPH0834532A JP H0834532 A JPH0834532 A JP H0834532A JP 6173927 A JP6173927 A JP 6173927A JP 17392794 A JP17392794 A JP 17392794A JP H0834532 A JPH0834532 A JP H0834532A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
paper
paper feed
feed roller
roller
feeding
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Withdrawn
Application number
JP6173927A
Other languages
English (en)
Inventor
Yasuhiro Tsuyuki
泰弘 津雪
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Casio Computer Co Ltd
Casio Electronics Manufacturing Co Ltd
Original Assignee
Casio Computer Co Ltd
Casio Electronics Manufacturing Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Casio Computer Co Ltd, Casio Electronics Manufacturing Co Ltd filed Critical Casio Computer Co Ltd
Priority to JP6173927A priority Critical patent/JPH0834532A/ja
Publication of JPH0834532A publication Critical patent/JPH0834532A/ja
Withdrawn legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Handling Of Cut Paper (AREA)
  • Paper Feeding For Electrophotography (AREA)
  • Sheets, Magazines, And Separation Thereof (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】円周の一部を切欠いた略半月状の給紙コロによ
り積載用紙を順次給送する給紙装置において、簡単な構
造で給紙コロの停止位置のバラツキをなくす。 【構成】円周の一部に切欠き部12aを有する給紙コロ
12の両側に、その周面部の径よりも小径の回転部材2
1を給紙軸22に空転自在に設けてある。給紙コロ12
と回転部材21との間に複数個のベアリングボール23
が配置され、このベアリングボール23はベアリングホ
ルダ24により転がり自在に定位置に保持されている。
給紙軸22にはカム26が設けられると共に、このカム
26の給紙方向(G方向)とは逆方向への回転時にのみ
カム26と係合してそれ以上の回転を禁止するストッパ
が設けられている。給紙コロ12の非給紙動作時に回転
部材21が給紙方向に回転すると、ベアリングボール2
3の作用により給紙コロ12は上記逆方向へ回転し、上
記ストッパとカム26との係合位置で常に所定姿勢で停
止する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、プリンタ装置や複写機
等のように用紙を一枚ずつ搬送する機器に適用される給
紙装置に関し、特に、円周の一部を切欠いた略半月状の
断面を有する給紙コロにより積載用紙を順次一枚ずつ給
送する給紙装置に関する。
【0002】
【従来の技術】図6〜図8に従来の給紙装置の一例を示
す。図6の例は、給紙カセット1に積載収納された用紙
Pを、円柱状の給紙コロ2とその周面に常時圧接された
摩擦部材3とにより一枚ずつ捌きながら給送する方式で
ある。図7の例は、同様な用紙Pを、円周の一部を切欠
いた略半月状の給紙コロ4(通常は左右一対)と給紙カ
セット1に設けられた分離爪5(通常は左右一対)とに
より一枚ずつ分離しながら給送する方式である。
【0003】ところが、図6の方式では、給紙コロ2の
回転制御が比較的容易である反面、給紙コロ2の周面に
摩擦部材3が常時圧接されたままであることから、以下
のような問題が生じる。すなわち、用紙先端が給紙コロ
2と摩擦部材3の間に挟まれたまま放置された場合に用
紙先端が変形してしまって給紙不良等を生じやすく、ま
た、給紙コロ2によって繰り出された用紙を受け継いで
更に下流側の搬送路へ搬送する搬送手段が設けられてい
る場合にはこの搬送手段による用紙搬送に伴って給紙コ
ロ2が連れ回りすることになるが、その際に搬送用紙と
摩擦部材3との間に大きな摩擦抵抗が生じ、かつ、給紙
コロ2をその給紙軸と共に回転させなければならないた
め、上記搬送手段に大きな駆動トルクが必要となる等の
問題もある。
【0004】また、図7の方式では、給紙コロ4はその
非給送時には切欠き部4aが用紙Pの上面と対向する位
置に所定間隔を保って停止しており、給紙コロ4が用紙
面に接触しないため、図6の方式のような問題は生じな
いが、その反面、用紙が分離爪5によって分離される際
に用紙先端のコーナー部分が分離爪5の所で折れ曲がっ
てしまったり、また、左右一対の分離爪5による用紙分
離のバランスが崩れて斜行が発生し易い等の問題が生じ
ていた。
【0005】このように、図6の方式と図7の方式には
それぞれ一長一短があるため、それらの長所を取り入れ
て短所をなくすべく、図8のような方式も提案されてい
る。図8の例は、詳細には図9〜図11に示すように、
図6の方式における円柱状の給紙コロ2の円周の一部を
切欠いて略半月状の給紙コロ6とすると共に、その両側
に給紙コロ6の周面部の径よりも小径の円板状の回転部
材7を給紙軸8に対し空転自在に設けたものである。ま
た、図6及び図7の方式においても共通するが、図9に
示すように、給紙軸8に本体駆動系からの回転駆動力を
伝達及び非伝達に切り換え可能な駆動伝達切り換え手段
であるクラッチ9が設けられ、このクラッチ9は給紙方
向の回転のみを給紙軸8に伝達し非給紙時には給紙軸8
を回転自由とするワンウェイクラッチとなっている。
【0006】この方式では、給紙時には、図7の方式と
同様に給紙コロ6が1回転する間だけクラッチ9がオン
するよう間欠制御され、この給紙コロ6の1回転により
摩擦部材3との協働で用紙が一枚毎捌かれて繰り出さ
れ、この繰り出された用紙が下流側の不図示の搬送手段
に引き継がれて搬送されていく。その際、給紙コロ6は
切欠き部6aが用紙Pの上面と対向する位置に所定間隔
を保って停止しているため、搬送用紙は摩擦部材3によ
る摩擦抵抗をほとんど受けることなくスムーズに搬送さ
れ、しかもその際、回転部材7が搬送用紙を介して摩擦
部材3に軽く圧接しながら空転するので、用紙のダブル
フィードも防止される。従って、図8の方式によれば、
図6及び図7の方式における長所を取り入れて短所をな
くすことが可能となる。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】上記従来の給紙装置で
は、いずれにせよ、給紙コロは本体駆動系から駆動力を
得て間欠回転駆動されるが、上述のように給紙コロの給
紙軸と駆動系とは図9に示したクラッチ9等の駆動伝達
切り換え手段を介して連結されている。この場合、図6
のような円柱状の給紙コロ2では、常にその周面が用紙
面や摩擦部材3と接しているため、給紙コロ2の回転制
御は比較的大雑把でよい。しかし、図7や図8のように
円周の一部を切欠いた略半月状の給紙コロ4、6では、
略1回転の給紙後に切欠き部4a、6aを用紙面と離間
対向させるよう正確に制御する必要がある。ところが、
図6の方式に適用されるようなクラッチ(図9に示した
クラッチ9)等のオン、オフを単に電気的に制御するだ
けでは、給紙コロ4、6が1回転した後の停止位置に、
図8中に破線で示すようにどうしてもバラツキが生じて
しまい、正確な回転制御は困難である。このようなバラ
ツキは、電磁クラッチにおけるオン、オフのタイミング
やメカニカルクラッチにおける歯の大きさやバネ圧等の
要因により生じるものであり、これらの要因を除去する
ことは容易ではない。そして、このように給紙コロ4、
6の停止位置にバラツキが生じると、用紙が下流側の搬
送手段によって引っ張られる時に、図8に示す給紙コロ
の角部分A、Bが用紙と当接して斜行や延び等の給紙不
良が発生し、その後の画像形成工程等に大きな悪影響を
与えてしまうという問題があった。
【0008】なお、給紙ロールの回転制御を精度良く行
うために機構的手段を採用したものも提案されている
が、構造が非常に複雑となるため、装置全体の大型化や
コストアップを招来し、好ましくなかった。
【0009】本発明は、上記問題点に鑑み、簡単な構造
で給紙コロ(円周の一部を切欠いた略半月状のコロ)の
回転制御を精度良く行うことのできる給紙装置を提供す
ることを目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】本発明は、上記目的を達
成するため、間欠回転可能に軸支され、円周の一部を切
欠いた形状を有し、非給送時には切欠き部を積載された
用紙の最上位用紙と所定間隔を保ち対向させ、所定のタ
イミングで回転して前記最上位用紙に周面部を圧接させ
ることにより前記用紙を下流側の搬送路へ給送する給紙
コロと、該給紙コロの側部であって該給紙コロの軸に回
転自在に設けられ、該給紙コロの周面部の径よりも小径
の回転部材と、前記給紙コロの非給送時に前記回転部材
の周面に当接し、前記給紙コロの給送動作時に用紙を介
して又は用紙を介さずに前記給紙コロと圧接する摩擦部
材と、前記給紙コロにより繰り出された用紙を更に下流
側の搬送路へ搬送する搬送手段と、前記給紙コロの軸に
駆動系からの回転駆動力を伝達及び非伝達に切り換え可
能であり、前記給紙コロの非給送動作時に前記軸を回転
自由とする駆動伝達切り換え手段と、前記給紙コロの非
給送動作時に前記搬送手段による用紙の搬送に伴う前記
回転部材の回転と連動して前記給紙コロ姿勢を所定姿勢
に位置決めする位置決め機構と、を備えることを特徴と
する。
【0011】
【作用】給紙時には、駆動伝達切り換え手段により給紙
コロの軸に駆動系からの回転駆動力が伝達され、給紙コ
ロが回転を開始することにより、これに圧接する摩擦部
材と協働して積載用紙が一枚毎捌かれて給送されてい
く。そして、給紙コロが例えば略1回転して所定姿勢
(例えば、切欠き部を積載用紙の最上位用紙と所定間隔
を保ち対向させた姿勢)となった後に、駆動伝達切り換
え手段により給紙コロの軸への上記回転駆動力の伝達が
切り離され、給紙コロは上記所定姿勢に近い姿勢で停止
する。
【0012】上記給紙コロによって繰り出された用紙が
下流側の搬送手段に受け継がれると、その搬送手段によ
って搬送される用紙に従って回転部材が給送方向へ回転
を開始する。その際、その回転部材の回転と連動した位
置決め機構により、給紙コロ姿勢が所定姿勢に位置決め
され、すなわち、給紙コロはその切欠き部が積載用紙の
最上位用紙に離間対向した姿勢で正確に停止し、この状
態で用紙は搬送手段によりスムーズに搬送されていく。
【0013】
【実施例】以下、本発明の実施例について、図面を参照
しながら説明する。図1は本発明の第1実施例の給紙装
置をその給紙軸を含む面で切断した要部断面図であり、
図2(a)、(b)はそれぞれ図1の装置におけるC−
C断面図とD−D断面図である。また、図5は本実施例
の給紙装置を適用した画像形成装置(ここでは一例とし
てプリンタ装置を示す)の全体図である。
【0014】図5の画像形成装置は、用紙Pを積載収納
する給紙カセット11、積載された用紙Pをその最上位
用紙から順次給送する給紙コロ12、この給紙コロ12
による給紙時にその周面に圧接されて一枚毎の捌き給紙
を可能にする摩擦部材13、給紙コロ12によって繰り
出された用紙を受け継いで更に下流側の搬送路へ搬送す
る搬送手段としてのスリップロール対14等からなる本
実施例の給紙装置を備える他、この給紙装置で給送され
てきた用紙を一旦待機させ所定タイミングで再搬送する
待機ロール対15、搬送されてきた用紙に画像情報に基
づくトナー画像を形成する画像形成部16(感光体ドラ
ム16a、帯電器16b、光書き込みヘッド16c、現
像器16d、転写器16e、クリーナ16f等)、上記
トナー画像を用紙に定着させる定着器17、定着済みの
用紙を装置外へ排出する排紙ロール対18、排出された
用紙を収容する排紙トレイ19等を備えている。
【0015】本実施例の給紙装置では、詳しくは図1及
び図2に示すように、円柱状の給紙コロの円周の一部を
切欠いて略半月状の断面形状としたものを給紙コロ12
として採用すると共に、その両側に給紙コロ12の周面
部の径よりも小径の円板状の回転部材21を給紙軸22
に対し空転自在に設けてある。また、図には示していな
いが、給紙軸22には本体駆動系からの回転駆動力を伝
達及び非伝達に切り換え可能な駆動伝達切り換え手段で
あるクラッチ(図9のクラッチ9と同様なもの)が設け
られ、このクラッチは給紙方向(矢印G方向)の回転の
みを給紙軸22に伝達し非給紙時には給紙軸22を回転
自由とするワンウェイクラッチとなっている。ここまで
の構成は図8に示したものと同様である。
【0016】本実施例では更に、給紙コロ12と回転部
材21との間に、転がり部材としての複数個(図2では
各側4個ずつ)のベアリングボール23が給紙軸22を
中心とする同心円上に配置され、これらベアリングボー
ル23が給紙コロ12の側端面と回転部材21の側端面
とで挟持された構成となっている。また、ベアリングボ
ール23は保持手段としてのベアリングホルダ24によ
り転がり自在に保持され、かつベアリングホルダ24と
給紙軸22との間には軸受25が介在されて、ベアリン
グボール23は所定位置にほぼ固定状態に保持されてい
る。すなわち、ベアリングボール23、ベアリングホル
ダ24及び軸受25は、詳しくは後述の動作の説明で述
べるが、給紙コロ12と回転部材21の回転方向を互い
に逆転させる逆転手段を構成している。
【0017】更に、給紙軸22にはこれと共に回転可能
なカム26が設けられると共に、装置本体のフレームに
は給紙軸22の給送方向(矢印G方向)とは逆方向への
回転時にのみカム26の突起部26aと係合してそれ以
上の回転を禁止するストッパ27が設けられている。こ
こで、給紙コロ12が所定姿勢(すなわち、図5に示す
ように切欠き部12aが積載用紙P及び摩擦部材13の
両方とそれぞれ所定間隔を保ち対向する姿勢)となる位
置でストッパ27がカム26の突起部26aと係合する
よう、給紙軸22に対するカム26の固定位置やストッ
パ27の先端位置等が適宜設定されている。すなわち、
カム26及びストッパ27は、給紙コロ12の給送方向
への回転を許容し、給送方向とは逆方向への回転を上記
所定姿勢とする位置で阻止する阻止手段を構成してい
る。
【0018】このように、本実施例の給紙装置は、上記
の逆転手段(ベアリングボール23、ベアリングホルダ
24及び軸受25)と阻止手段(カム26及びストッパ
27)とを備えることにより、給紙コロ12の非給送動
作時に上記スリップロール対14(図5)による用紙の
搬送に伴う回転部材21の回転と連動して給紙コロ12
の姿勢を上記所定姿勢に位置決めする位置決め機構を構
成している。
【0019】以上の構成からなる本実施例の給紙装置に
おける給紙時の動作を、以下に説明する。まず、画像形
成装置の本体制御部から給紙開始信号が出力されると、
上記不図示のクラッチ(図9のクラッチ9と同じ)がオ
ンして、給紙軸22に本体駆動系からの回転駆動力が伝
達され、給紙コロ12が矢印G方向へ回転を開始する。
すると、給紙コロ12の周面部が積載用紙Pに接触して
用紙を繰り出し、更に給紙コロ12の周面部が摩擦部材
13に達すると、摩擦部材13の摩擦力により積載用紙
Pがその最上位用紙から順に一枚毎捌かれて給送されて
いく。そして、給紙コロ12が回転しながら給送した用
紙をスリップロール対14へ引き継ぎ、給紙コロ12が
丁度1回転して上記所定姿勢となる位置を過ぎた時点、
すなわちカム26の突起部26aがストッパ27の先端
部を過ぎた時点で、上記クラッチをオフして、給紙軸2
2への回転駆動力の伝達を切り離す。すなわち、給紙コ
ロ12は上記所定姿勢となる位置を過ぎた位置で停止す
る。
【0020】続いて、上記給紙コロ12によって繰り出
された用紙がスリップロール対14に受け継がれると、
そのスリップロール対14によって搬送される用紙に従
って回転部材21が矢印G方向へ回転を開始する。この
時、給紙軸22及び給紙コロ12は停止したままなの
で、ベアリングボール23の作用で回転部材21と給紙
コロ12との間に差動が生じ、給紙コロ12は回転部材
21の回転方向(矢印G方向)とは逆方向へ回転を開始
する。すると、給紙コロ12と連動してカム26も上記
逆方向へ回転を開始するので、カム26の突起部26a
がストッパ27の先端に当たって停止した時点で給紙コ
ロ12も停止する。その時点からベアリングボール23
は給紙コロ12とスリップしつつ回転するか回転部材2
1とスリップしつつ回転が停止される。尚、ベアリング
ボール23と給紙コロ12あるいはベアリングボール2
3と回転部材21との摩擦力を大きく設定して回転部材
21が回転停止するようにしてもよい。このようにし
て、給紙コロ12は上記所定姿勢に位置決めされ、すな
わち、給紙コロ12は、図5に示すように切欠き部12
aが積載用紙P及び摩擦部材13の両方とそれぞれ所定
間隔を保ち対向する姿勢で正確に停止し、この状態のま
まで用紙はスリップロール対14によりスムーズに搬送
されていく。
【0021】従って、本実施例によれば、たとえクラッ
チをオフするタイミング(給紙軸22への回転駆動力の
伝達を切り離すタイミング)が多少ずれたとしても、そ
の後の回転部材21の回転に伴って給紙コロ12は必ず
所定姿勢に位置決めされる。従って、給紙コロ12の回
転制御を大雑把に行っても、給紙コロ12の停止位置に
バラツキが生じず、従来の問題点であった斜行や延び等
の給紙不良を確実に防止できる。しかも、単にベアリン
グボール23、ベアリングホルダ24、軸受25、カム
26及びストッパ27といった非常に簡単な部材を付加
するだけでよいので、装置全体の大型化やコストアップ
の問題も生じない。
【0022】次に、図3は本発明の第2実施例の給紙装
置をその給紙軸を含む面で切断した要部断面図であり、
図4(a)、(b)はそれぞれ図3の装置におけるE−
E断面図とF−F断面図である。本実施例も、図5の画
像形成装置に適用されたものを考える。
【0023】本実施例は、給紙コロ12と回転部材21
の回転方向を互いに逆転させる逆転手段として、前記第
1実施例におけるベアリングボール23、ベアリングホ
ルダ24及び軸受25の代わりに、ピニオンギア31、
ピニオンホルダ32、ラックギア33、34及び軸受3
5を採用したものであり、その他の構成は前記第1実施
例のものと同じである。すなわち、給紙コロ12と回転
部材21の互いに対向する各側端面に、それぞれ給紙軸
22を中心とする円周に沿った円環状のラックギア3
3、34が互いに対向して設けられ、また、これら一対
のラックギア33、34の間にはその双方に噛合する複
数個(図4では各側2個ずつ)のピニオンギア31が介
在している。更に、ピニオンギア31は保持手段として
のピニオンホルダ32により回動自在に保持され、かつ
ピニオンホルダ32と給紙軸22との間には軸受35が
介在されて、ピニオンギア31は所定位置にほぼ固定状
態に保持されている。
【0024】このような構成においても、前記第1実施
例と同様な動作原理により、給紙コロ12の非給紙動作
時に回転部材21が給送方向(矢印G方向)へ回転しよ
うとすると、上記逆転手段の働きで、給紙コロ12はカ
ム26の突起部26aがストッパ27に当たるまで矢印
G方向とは逆方向に回転することになる。従って、前記
第1実施例と同様、非常に簡単な構成の部材を付加する
だけで、給紙コロ12の停止位置のバラツキを確実にな
くすことができる。
【0025】なお、以上の各実施例において、給紙コロ
12の給紙動作の際、逆転手段の作用で回転部材21が
給紙方向とは逆方向に回転しようとするが、給紙コロ1
2によって給送されていく用紙に対する回転部材21の
摩擦力は給紙コロ12と比べて小さいので、給紙に悪影
響はなく、むしろ、連れ出された用紙を若干給紙カセッ
ト11側へ押し戻そうとするので、用紙の撓みを防ぐ作
用があり、より好ましいと言える。
【0026】また、以上の実施例で採用した逆転手段や
阻止手段はほんの一例であって、これに限定されるもの
ではなく、給紙コロの非給送動作時に回転部材の給送方
向への回転に連動して給紙コロ姿勢を所定姿勢に位置決
め可能なものであれば、その他様々な機構を採用可能で
ある。
【0027】
【発明の効果】本発明によれば、簡単な構造の位置決め
機構を付加するだけで、給紙コロの停止位置のバラツキ
を確実になくして常に所定姿勢で停止させることがで
き、その結果、装置の大型化やコストアップを引き起こ
すことなく、上記バラツキに基づく用紙の斜行や延び等
の給紙不良を確実に防止できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施例の給紙装置をその給紙軸を
含む面で切断した要部断面図である。
【図2】(a)、(b)はそれぞれ図1の装置における
C−C断面図とD−D断面図である。
【図3】本発明の第2実施例の給紙装置をその給紙軸を
含む面で切断した要部断面図である。
【図4】(a)、(b)はそれぞれ図3の装置における
E−E断面図とF−F断面図である。
【図5】本発明の実施例の給紙装置を適用した画像形成
装置の全体図である。
【図6】従来の給紙装置の一例を示す概略図である。
【図7】従来の給紙装置の他の例を示す概略図である。
【図8】従来の給紙装置の更に他の例を示す概略図であ
る。
【図9】図8の装置の要部を正面から見た図である。
【図10】図8の装置の要部を斜め上方から見た斜視図で
ある。
【図11】(a)は図8の装置をその給紙軸を含む面で切
断した要部断面図であり、(b)は図8の装置の要部を
給紙軸方向に見た図である。
【符号の説明】
9 クラッチ 11 給紙カセット 12 給紙コロ 12a 切欠き部 13 摩擦部材 14 スリップロール対 21 回転部材 22 給紙軸 23 ベアリングボール 24 ベアリングホルダ 25 軸受 26 カム 27 ストッパ 31 ピニオンギア 32 ピニオンホルダ 33、34 ラックギア 35 軸受

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 間欠回転可能に軸支され、円周の一部を
    切欠いた形状を有し、非給送時には切欠き部を積載され
    た用紙の最上位用紙と所定間隔を保ち対向させ、所定の
    タイミングで回転して前記最上位用紙に周面部を圧接さ
    せることにより前記用紙を下流側の搬送路へ給送する給
    紙コロと、 該給紙コロの側部であって該給紙コロの軸に回転自在に
    設けられ、該給紙コロの周面部の径よりも小径の回転部
    材と、 前記給紙コロの非給送時に前記回転部材の周面に当接
    し、前記給紙コロの給送動作時に用紙を介して又は用紙
    を介さずに前記給紙コロと圧接する摩擦部材と、前記給
    紙コロにより繰り出された用紙を更に下流側の搬送路へ
    搬送する搬送手段と、 前記給紙コロの軸に駆動系からの回転駆動力を伝達及び
    非伝達に切り換え可能であり、前記給紙コロの非給送動
    作時に前記軸を回転自由とする駆動伝達切り換え手段
    と、 前記給紙コロの非給送動作時に前記搬送手段による用紙
    の搬送に伴う前記回転部材の回転と連動して前記給紙コ
    ロ姿勢を所定姿勢に位置決めする位置決め機構と、を備
    えることを特徴とする給紙装置。
  2. 【請求項2】 前記位置決め機構は、前記給紙コロと前
    記回転部材との間に設けられ互いに回転方向を逆転させ
    る逆転手段と、前記給紙コロの給送方向への回転を許容
    し該給送方向とは逆方向の回転を前記所定姿勢とする位
    置で阻止する阻止手段とからなる請求項1記載の給紙装
    置。
  3. 【請求項3】 前記逆転手段は、前記給紙コロの側端面
    と前記回転部材の側端面とで挟持された転がり部材と、
    該転がり部材を所定位置に転がり自在に保持する保持手
    段とからなる請求項2記載の給紙装置。
  4. 【請求項4】 前記逆転手段は、前記給紙コロの側端面
    と前記回転部材の側端面とにそれぞれ円環状に設けられ
    た互いに対向する1対のラックギアと、該1対のラック
    ギアの双方に噛合するピニオンギアと、該ピニオンギア
    を所定位置に回動自在に保持する保持手段とからなる請
    求項2記載の給紙装置。
  5. 【請求項5】 前記阻止手段は、前記軸に固定され該軸
    と共に回転可能なカムと、前記軸の前記給送方向への回
    転時には前記カムと係合せず、前記軸の前記逆方向への
    回転時にのみ前記給紙コロが前記所定姿勢となる位置で
    前記カムの所定の一部と係合して該カムのそれ以上の回
    転を禁止するストッパとからなる請求項2記載の給紙装
    置。
JP6173927A 1994-07-26 1994-07-26 給紙装置 Withdrawn JPH0834532A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP6173927A JPH0834532A (ja) 1994-07-26 1994-07-26 給紙装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP6173927A JPH0834532A (ja) 1994-07-26 1994-07-26 給紙装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH0834532A true JPH0834532A (ja) 1996-02-06

Family

ID=15969659

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP6173927A Withdrawn JPH0834532A (ja) 1994-07-26 1994-07-26 給紙装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH0834532A (ja)

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2009249177A (ja) * 2008-04-11 2009-10-29 Seiko Epson Corp 被記録媒体給送装置、記録装置
JP2010228841A (ja) * 2009-03-26 2010-10-14 Canon Inc 給紙装置及び画像形成装置
JP2010254415A (ja) * 2009-04-23 2010-11-11 Glory Ltd 紙葉類繰出装置
JP2012037756A (ja) * 2010-08-09 2012-02-23 Fuji Xerox Co Ltd 駆動機構、定着装置、及び画像形成装置

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2009249177A (ja) * 2008-04-11 2009-10-29 Seiko Epson Corp 被記録媒体給送装置、記録装置
JP2010228841A (ja) * 2009-03-26 2010-10-14 Canon Inc 給紙装置及び画像形成装置
JP2010254415A (ja) * 2009-04-23 2010-11-11 Glory Ltd 紙葉類繰出装置
JP2012037756A (ja) * 2010-08-09 2012-02-23 Fuji Xerox Co Ltd 駆動機構、定着装置、及び画像形成装置

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US6378858B1 (en) Sheet feeding apparatus, image forming apparatus having the same and image reading apparatus having the same
JP2659344B2 (ja) 紙葉類の摩擦式供給機構
US6089567A (en) Image forming apparatus
JPH11189355A (ja) 用紙整合装置およびこれを備えた画像形成装置
JPH0739291B2 (ja) 紙葉類分離繰出装置
US6869070B2 (en) Sheet feeding apparatus and image forming apparatus and image reading apparatus provided with same
JPH11193141A (ja) シート材給送装置及び画像処理装置
JPH0834532A (ja) 給紙装置
JP2619959B2 (ja) 給紙装置
JP2756025B2 (ja) 転写紙スイッチバック装置
JP2846366B2 (ja) 用紙スキュー補正装置
JP2714521B2 (ja) 用紙搬送装置
JPS6052973B2 (ja) シ−ト給送装置
JPH0577951A (ja) 給紙装置
US20240092596A1 (en) Transporting device and processing system
JPH0825696B2 (ja) 両面複写装置
JPH03195662A (ja) スイッチバック装置
JPH09290936A (ja) 給紙装置
JP2635268B2 (ja) 給紙装置
JPH05338864A (ja) 原稿または記録用紙の先端位置決め装置
JP2537820B2 (ja) 画像読取装置における自動給紙装置
JPH07285688A (ja) 画像形成装置の給紙装置
JPH10218403A (ja) 給紙装置及びこれを用いた画像形成装置
JPH02144334A (ja) 給紙装置
JPH06127724A (ja) 給紙装置

Legal Events

Date Code Title Description
A300 Withdrawal of application because of no request for examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300

Effective date: 20011002