JPH0614678Y2 - 棒状化粧料繰り出し容器 - Google Patents

棒状化粧料繰り出し容器

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JPH0614678Y2
JPH0614678Y2 JP1987164165U JP16416587U JPH0614678Y2 JP H0614678 Y2 JPH0614678 Y2 JP H0614678Y2 JP 1987164165 U JP1987164165 U JP 1987164165U JP 16416587 U JP16416587 U JP 16416587U JP H0614678 Y2 JPH0614678 Y2 JP H0614678Y2
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JP
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cylinder
sleeve
spiral
tail plug
stick
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JP1987164165U
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JPH0169415U (ja
Inventor
陽一 岩本
Original Assignee
株式会社カツシカ
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Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は、個体差がなく均一で快適な回動操作感が得ら
れる棒状化粧料繰り出し容器に関するものである。
〔従来の技術〕
従来より、口紅等の棒状化粧料を収納する棒状化粧料容
器は、回動操作する事によって棒状化粧料を繰り出す螺
旋繰り出し機構を内装していた。この螺旋繰り出し機構
は、多くの筒体の組み合わせによって構成されていた。
そして、この種の繰り出し容器は、回動操作時にある程
度の操作抵抗を有していた方が使用感としては良好とな
るものであった。しかし、良好な回動操作感に調節する
ためには、筒体の間の摺接する程度を調節しなければな
らないため、大変難しいものとなっていた。また、螺旋
繰り出し機構を有した繰り出し容器は筒体の組み合わせ
で構成されているため、製造上の寸法誤差により摺動抵
抗が各個体ごとに微妙な差異が生じ、個体差なく良好な
操作感に均一化するのは不可能に近かった。
そこで本出願人は、実開昭62−83315号公報によ
り、棒状化粧料を収嵌保持し、外壁下方に螺合突片が突
出した昇降筒と、この昇降筒を上下摺動自在に内装し、
前記螺合突片が貫通するガイド溝を縦状に穿設したスリ
ーブと、このスリーブの後端に止着され、スリーブの側
壁方向に突出する鍔部を周設した尾栓と、前記スリーブ
のガイド溝を貫通した昇降筒の螺合突片が螺合する螺旋
溝を螺設した螺旋筒と、この螺旋筒が挿入止着され、螺
旋筒の下端と底面との間に前記尾栓の鍔部を挟持して、
前記スリーブを回動自在にしかし抜脱不能に保持する回
動操作筒とより構成され、前記尾栓の底面に、前記回動
操作筒の底面に摺接する回動抵抗体を垂下させた棒状化
粧料繰り出し容器を提案している。この構成の場合、回
動操作筒の底面に摺接する回動抵抗体により発生する摺
動抵抗によって容器の回動操作感が支配されているた
め、回動操作感の調節及び各個体間の回動操作感の均一
化がしやすいものとなっていた。
〔考案が解決しようとする課題〕
しかし、回動抵抗体はスリーブの下端に止着された尾栓
より垂下しているため、尾栓と同じ材質で成形する必要
があった。そして尾栓はその形状から、合成樹脂により
成形するしかなかった。従って、この回動抵抗体は、合
成樹脂の限られた弾性しか利用できず、有効な弾発力を
得るのは困難であり、また良好な回動操作感を半永久的
に維持するのも困難であった。
〔課題を解決する為の手段〕
棒状化粧料1を収嵌保持し、下端に脚筒3を垂下し、こ
の脚筒3の下端外側壁に螺合片4を突設した保持筒2
と、この保持筒2を上下摺動自在に内装し、下部側壁に
前記螺合片4が貫通するガイド溝6を上下方向に穿設し
たスリーブ5と、このスリーブ5の下部が回動自在に挿
入され、内側壁に前記螺合片4が螺合する螺旋溝11を
螺設した螺旋筒10と、この螺旋筒10を内装止着した
回転操作筒12と、前記スリーブ5の下端に止着され、
前記螺旋筒10の下端と回転操作筒12の間に挟持さ
れ、スリーブ5と回転操作筒12とを回動自在に連結す
る鍔部9が突出した尾栓8とよりなる構成に於いて、前
記尾栓8と回転操作筒12の間には、バネ性を有した薄
肉金属板材を曲げ加工して、頂部18及び底部19を有
した形状に成形した回動抵抗体17を配置し、この回動
抵抗体17の頂部18及び底部19をそれぞれ尾栓8下
面及び回転操作筒12の底部に弾性を有して当接させ
る。
〔作用〕
使用時、スリーブ5を保持して回転操作筒12を回動操
作すれば、保持筒2の螺合片4がスリーブ5のガイド溝
6を貫通しているため保持筒2は回動しないが、螺合片
4が、回転する回転操作筒12に止着された螺旋筒10
の螺旋溝11と螺合しているため、螺合作用により保持
筒2が昇降動し、棒状化粧料1がスリーブ5より出没す
る。
尚この時、回動抵抗体17は、尾栓8の下面及び回転操
作筒12の底面に弾性を有して当接しているため、尾栓
8と回転操作筒12の間で摺動抵抗が発生する。更に回
動抵抗体17は、その弾性で尾栓8を、鍔部9が螺旋筒
10の下端に当接するまで押圧しているため、尾栓8の
鍔部9と螺旋筒10の下端との間でも摺動抵抗が発生し
ている。これら摺動抵抗が使用時の回動操作感となる。
〔実施例〕
棒状化粧料1を収嵌保持する保持筒2は、下端に脚筒3
を垂下している。この脚筒3の下端外側壁には螺合片4
を突設している。この保持筒2はスリーブ5内に上下摺
動自在に内装されている。このスリーブ5の下部外側壁
には、縦状にガイド溝6が穿設され、このガイド溝6に
保持筒2の螺合片4が貫通し、保持筒2を回動不能に上
下摺動自在に案内している。このスリーブ5の先端に
は、棒状化粧料1が出没する出没口7が開口している。
また、スリーブ5の下端には、尾栓8が止着されてい
る。この尾栓8の外側壁には、スリーブ5の外側壁より
も外方向に突出する鍔部9が周設されている。このスリ
ーブ5の下部は、螺旋筒10内に回動自在に挿入されて
いる。そして尾栓8の鍔部9が、螺旋筒10の下端に当
接している。この螺旋筒10の内側壁には、ガイド溝6
を貫通した保持筒2の螺合片4が螺合する螺旋溝11を
螺設している。このスリーブ5の下部及び螺旋筒10
は、回転操作筒12に挿入され、螺旋筒10が内壁に止
着されている。そして、螺旋筒10の下端と回転操作筒
12底面との間の間隙13に前記尾栓8の鍔部9が係合
してスリーブ5を回動自在にしかし抜脱不能に保持して
いる。更に回転操作筒12には、蓋体14が抜脱自在に
嵌合する挿嵌部15を有した中筒16を止着している。
この中筒16の上端、つまり挿嵌部15は螺旋筒10の
上部を被っている。
尚、前記保持筒2、スリーブ5、及び螺旋筒10は。そ
れぞれある程度の間隙を有して組立てられている。つま
り、それぞれの構成部品間では僅かな摺動抵抗しか発生
しないようになっている。また、前記尾栓8の下面と回
転操作筒12の底面との間には、回動抵抗体17を内装
している。この回動抵抗体17は、ステンレス板等のば
ね性を有した薄肉金属板材を円盤状に成形し、中心より
への字状に曲げ加工して頂部18及び底部19を有した
形状に成形している。そして、この回動抵抗体17は、
頂部18が尾栓8の下面に、底部19が回転操作筒12
の底面に、それぞれ弾性を有して当接し、しかも尾栓8
を鍔部9が螺旋筒10の下端に当接するまで押し上げ、
回転操作筒12を回動操作した際、尾栓8の下面と回動
抵抗体17の頂部18、及び尾栓8の鍔部9の上面と螺
旋筒10の下端との間で摺動抵抗が発生するよう構成さ
れている。
尚、この回動抵抗体17は、尾栓8の下面と回転操作筒
12の底面にそれぞれ弾性を有して当接すればどのよう
な形態でもよく、例えば第3図に示すように、円盤状の
頂部18より放射状に脚部20を設け、この脚部20を
下方に折り曲げて底部19を構成した形状も実施可能で
ある。また、円盤を波板状に成形してもよい。
〔考案の効果〕
本考案は以上のように、回転操作筒12と回動自在に連
結したスリーブ5の下端に尾栓8を止着し、この尾栓8
と回転操作筒12との間にバネ性を有した回転抵抗体1
7を配置したため、尾栓8の下面と回動抵抗体17の
間、及び尾栓8の鍔部9と螺旋筒10の下面の間で摺動
抵抗を発生させ、良好な回動操作感にする事ができる。
また、各構成部品間を摺接しない、つまり僅かな摺動抵
抗しか発生しない程度の間隙を設けて組立てれば、回動
操作感は回動抵抗体17によって発生する摺動抵抗によ
って支配されるため、回動抵抗体17の弾発力を調節す
る事によって良好な回動操作感に調節でき、しかも固体
差なく均一化する事も可能になっている。
更に、回動抵抗体17を金属薄板より成形し、尾栓8と
は別個に配置したため、尾栓8及び回動抵抗体17を単
純な形状にすることができ、逆にコストダウンが計れ
る。また、本考案の棒状化粧料繰り出し容器の回動抵抗
体17を除外した形態は、通常の棒状化粧料容器の形態
と何ら変わらないため、通常の棒状化粧料容器に特別な
改造なしに実施可能となっている。加えて、回動抵抗体
17を別パーツで構成したため、弾性を付与させるのに
最適な金属材料によって回動抵抗体17を成形でき、有
効な操作抵抗を半永久的に維持できるようになってい
る。
【図面の簡単な説明】
第1図は、本考案実施例の側断面図。第2図及び第3図
は、回動抵抗体の実施例の斜視図。 1〜棒状化粧料、2〜保持筒、3〜脚筒、4〜螺合片、
5〜スリーブ、6〜ガイド溝、7〜出没口、8〜尾栓、
9〜鍔部、10〜螺旋筒、11〜螺旋溝、12〜回転操
作筒、13〜間隙、14〜蓋体、15〜挿嵌部、16〜
中筒、17〜回動抵抗体、18〜頂部、19〜底部、2
0〜脚部

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】棒状化粧料(1)を収嵌保持し、下端に脚筒
    (3)を垂下し、該脚筒(3)の下端外側壁に螺合片(4)を突
    設した保持筒(2)と、該保持筒(2)を上下摺動自在に内装
    し、下部側壁に前記螺合片(4)が貫通するガイド溝(6)を
    上下方向に穿設したスリーブ(5)と、該スリーブ(5)下部
    が回動自在に挿入され、内側壁に前記螺合片(4)が螺合
    する螺旋溝(11)を螺設した螺旋筒(10)と、該螺旋筒(10)
    を内装止着した回転操作筒(12)と、前記スリーブ(5)下
    端に止着され、前記螺旋筒(10)の下端と回転操作筒(12)
    の間に挾持され、スリーブ(5)と回転操作筒(12)とを回
    動自在に連結する鍔部(9)が突出した尾栓(8)と、よりな
    る構成に於いて、 前記尾栓(8)と回転操作筒(12)の間に、バネ性を有した
    薄肉金属板材を曲げ加工して、頂部(18)及び底部(19)を
    有した形状に成形した回動抵抗体(17)を配置し、該回動
    抵抗体(17)の頂部(18)及び底部(19)をそれぞれ尾栓(8)
    下面及び回転操作筒(12)底部に弾性を有して当接させた
    事を特徴とする棒状化粧料繰り出し容器。
JP1987164165U 1987-10-26 1987-10-26 棒状化粧料繰り出し容器 Expired - Lifetime JPH0614678Y2 (ja)

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JPH0169415U JPH0169415U (ja) 1989-05-09
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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0527127Y2 (ja) * 1987-11-26 1993-07-09
JP2556826Y2 (ja) * 1992-01-31 1997-12-08 鐘紡株式会社 口紅等の収納容器

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JPH0169415U (ja) 1989-05-09

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