JPH06144046A - 四輪駆動型作業車 - Google Patents
四輪駆動型作業車Info
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- JPH06144046A JPH06144046A JP30148492A JP30148492A JPH06144046A JP H06144046 A JPH06144046 A JP H06144046A JP 30148492 A JP30148492 A JP 30148492A JP 30148492 A JP30148492 A JP 30148492A JP H06144046 A JPH06144046 A JP H06144046A
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- Arrangement And Driving Of Transmission Devices (AREA)
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Abstract
中心側の後輪のサイドブレーキを制動作動させての小回
り旋回が行われないようにする。 【構成】 前輪変速装置7が標準状態から増速状態に切
換操作されるのに連動して旋回中心側の後輪2に備えた
サイドブレーキ27が制動側に操作されるように前記カ
ム機構23と左右のサイドブレーキ27とを第2連係機
構29,41により各々連動連結すると共に、前記第2
連係機構29,41を連係作動させる自動ブレーキモー
ドと、連係解除させる自動ブレーキ解除モードとに人為
的に切換操作自在なモード切換機構50を備え、かつ、
走行用の変速機構が設定以上の高速状態に操作される
と、自動ブレーキモードにある前記モード切換機構50
を自動ブレーキ解除モードに自動的に切り換えるととも
に、走行変速機構が設定以上の高速状態に操作されてい
る状態では、前記切換機構50を自動ブレーキモードに
なるのを牽制阻止する牽制機構60を備える。
Description
ける旋回時の前輪の変速構造及び後輪の制動構造に関す
る。
は、例えば実開平1−107632号公報に開示されて
いるように、前輪及び後輪が略等しい速度で駆動される
標準状態と、前輪が後輪よりも高速で駆動される増速状
態とに切換操作自在な前輪変速装置を、操向操作自在な
前輪への伝動系に備えているものがある。これにより、
旋回時に前輪変速装置を増速状態に切換操作して小回り
旋回が円滑に行える。
ム機構を備えて、カム機構と前輪変速装置のシフト部材
とを、ワイヤにより機械的に連動連結し、前輪を直進位
置から右又は左に設定角度以上に操向操作すると、カム
機構により前輪変速装置が標準状態から増速状態に切換
操作されるように構成している。
例である農用トラクタにおいては、左右の後輪を各々独
立に制動可能な左右一対のサイドブレーキ、及びこのサ
イドブレーキ用の左右一対のサイドブレーキペダルを装
備している。従って、旋回時に前輪変速装置により前輪
を増速駆動し、且つ、旋回中心側のサイドブレーキペダ
ルを踏み操作すれば、さらに小さな半径で小回り旋回す
ることができる。しかし、このような旋回時には操縦ハ
ンドルによる前輪の操向操作と同時に、旋回中心側のサ
イドブレーキペダルを踏み操作しなければならないの
で、旋回操作の簡略化と言う面で改良の余地がある。
又、サイドブレーキを制動作動させての小回り旋回は低
速で行うことが望ましい。本発明は、前輪変速装置のみ
を用いての旋回、及び、前輪変速装置と後輪用サイドブ
レーキを用いての小回り旋回操作を任意に行えるように
構成すると共に、適切な走行速度においてのみ前輪変速
装置及び後輪用サイドブレーキを用いての小回り旋回が
行えるようにすることを目的としている。
うな四輪駆動型作業車において、次のように構成するこ
とにある。つまり、前輪及び後輪が略等しい速度で駆動
される標準状態と、前輪が後輪よりも高速で駆動される
増速状態とに切換操作自在な前輪変速装置を、操向操作
自在な前輪への伝動系に備え、前輪用のステアリング機
構に備えられたカム機構と前記前輪変速装置とを第1連
係機構により機械的に連動連結し、前記ステアリング機
構により前輪を直進位置から右又は左に設定角度以上に
操向操作すると、前記カム機構により前記前輪変速装置
が標準状態から増速状態に切換操作されるように構成し
た四輪駆動型作業車において、前記前輪変速装置が標準
状態から増速状態に切換操作されるのに連動して旋回中
心側の後輪に備えたサイドブレーキが制動側に操作され
るように前記カム機構と左右のサイドブレーキとを第2
連係機構により各々連動連結すると共に、前記第2連係
機構を連係作動させる自動ブレーキモードと、連係解除
させる自動ブレーキ解除モードとに人為的に切換操作自
在なモード切換機構を備え、かつ、走行用の変速機構が
設定以上の高速状態に操作されると、自動ブレーキモー
ドにある前記モード切換機構を自動ブレーキ解除モード
に自動的に切り換えるとともに、走行変速機構が設定以
上の高速状態に操作されている状態では、前記切換機構
が自動ブレーキモードになるのを牽制阻止する牽制機構
を備えてある。
ブレーキモードにしている状態では、ステアリング機構
により前輪を直進位置から例えば右に設定角度以上に操
向操作したとすると、カム機構や第1及び第2連係機構
の作用により、前輪変速装置が標準状態から増速状態に
機械的に切換操作されると共に、右側のサイドブレーキ
も制動側に操作される。これにより、前輪の増速作用及
び旋回中心側の後輪に対する制動作用によって、小さな
半径で小回り旋回が行える。
にしている状態では、ステアリング機構により前輪を直
進位置から設定角度以上に操向操作した場合に、カム機
構及び第1連係機構の作用により、前輪変速装置が標準
状態から増速状態に機械的に切換操作されるが、旋回中
心側のサイドブレーキが制動操作されることはない。
又、モード切換機構を自動ブレーキモードにしている状
態で走行変速機構を設定以上の高速状態に操作すると、
牽制機構によって前記モード切換機構が自動的に連係解
除操作されてカム機構と左右のサイドブレーキとの連動
が絶たれて、上記小回り旋回が行われなくなる。又、走
行変速機構を設定以上の高速状態に操作している状態で
は、モード切換機構を自動ブレーキモードに保持してお
くことができなくなり、高速走行時には前輪変速装置及
び後輪用サイドブレーキを用いての小回り旋回が現出し
ない。
モード切換機構で自動ブレーキモードを選択しておくこ
とで、操縦ハンドルの操作だけで、前輪変速装置の増速
状態への切換操作、及び、旋回中心側のサイドブレーキ
の制動側への操作が自動的に行われるので、旋回時にサ
イドブレーキペダルを踏み操作しなくてもよくなり、旋
回操作の簡略化及び旋回の操作性の向上を図ることがで
きた。又、モード切換機構で自動ブレーキ解除モードを
選択しておくことで、前輪の増速作用のみにより旋回す
る状態を得ることもできるので、地面を荒らさずに小回
り旋回することもできるようになり、作業条件等に応じ
て任意の旋回特性の旋回モードを選択して作業性を高め
ることが可能となった。しかも、高速走行時には前輪変
速装置及び後輪用サイドブレーキを用いての小回り旋回
が未然に回避されるようにして、操作忘れや誤った操作
を行えないようにし、取扱性を高めることができた。
例を図面に基づいて説明する。図14に示すように前輪
1及び後輪2で支持された機体の前部にエンジン3、機
体の後部にミッションケース4を搭載して、四輪駆動型
作業車の一例である農用トラクタを構成している。図1
及び図15に示すように、エンジン3からの動力はミッ
ションケース4内において、4段変速を行う主変速機構
M1、前後進切り換え変速機構M2、高低2段の変速が
可能な副変速機構M3、及び、高低2段の変速が可能な
クリープ変速機構(超減速機構)M4、等から成る走行
変速装置で変速操作されて、最終変速軸16から後輪デ
フ機構5を介して左右の後輪2に伝達されると共に、最
終変速軸16から分岐した動力が、前輪変速装置7、前
輪伝動軸8及び前輪デフ機構6を介して左右の前輪1に
伝達されるようになっている。尚、前記主変速機構M1
と副変速機構M3とは一本の変速レバー61の一連の揺
動操作によって変速操作されるようになっている。
図15に示すように、前記最終変速軸16に設けた伝動
ギヤ16aから第1標準ギヤ12に伝達され、この第1
標準ギヤ12及び伝動軸11を介して第1増速ギヤ13
に伝達されている。前輪伝動軸8に第2標準ギヤ9及び
第2増速ギヤ10が相対回転自在に外嵌されており、第
1及び第2標準ギヤ12,9、第1及び第2増速ギヤ1
3,10の各々が咬合している。
てスライド自在に取り付けられたシフト部材14を第2
標準ギヤ9に咬合させると、前輪1が後輪2と略同じ速
度で駆動される状態で動力伝達される(標準状態)。逆
に、第2増速ギヤ10と前輪伝動軸8との間に構成され
た多板式の摩擦クラッチ15を、シフト部材14により
押圧操作してクラッチオンすると、前輪1が後輪2より
も高速で駆動される状態で動力伝達される(増速状
態)。
操作系の構造について説明する。図15に示すように、
シフト部材14用のシフトフォーク17が、軸芯方向に
摺動自在な操作軸18に融通用のバネ19を介して外嵌
され、バネ19よりも付勢力の弱いバネ20により、シ
フトフォーク17が第2標準ギヤ9との咬合側(標準状
態側)に付勢されている。これに対して図2及び図1に
示すように、パワーステアリング機構21に前輪1の操
向操作用のピットマンアーム22が支持され、このピッ
トマンアーム22にカム板からなるカム機構23が固定
されており、機体固定部の縦軸芯P1周りに揺動自在に
支持されたカムアーム24のピン24aが、カム機構2
3のカム孔23aに係入されている。そして、ワイヤか
らなる第1連係機構25が、カムアーム24の先端と操
作軸18とに亘って接続されている。
作してパワーステアリング機構21により、ピットマン
アーム22が直進位置から右又は左に設定角度以上に揺
動操作されると、つまり前輪1が直進位置から右又は左
に設定角度以上に操向操作されると、図3に示すように
カム孔23aとピン24aとのカム作用により、カムア
ーム24が図中左方に揺動操作されて、第1連係機構2
5がカムアーム24側に引き操作される。これにより、
図15の操作軸18及びシフトフォーク17が図中左方
にスライド操作され、シフト部材14が摩擦クラッチ1
5を押圧してクラッチオンとなり、前輪1が増速駆動さ
れる。
立に制動可能なサイドブレーキ27を左右一対備えてい
る。次に、この左右のサイドブレーキ27の操作構造に
ついて説明する。左右一対のサイドブレーキ27に対し
て一対のブレーキ操作機構33が備えられている。この
ブレーキ操作機構33には図5及び図6に示すように、
軸芯P2周りにL字状のブレーキアーム28が揺動自在
に支持されており、ブレーキアーム28の図中下端とサ
イドブレーキ27とが、ロッドからなる第2連係機構2
9により各々連動連結されている。図1及び図6に示す
ように機体の操縦部の右側に左右一対のサイドブレーキ
ペダル30が備えられており、図1,5,6に示すよう
にサイドブレーキペダル30とブレーキアーム28の一
端が、連係ロッド31及び連結ピン32により連動連結
されている。以上の構造により例えば左側のサイドブレ
ーキペダル30を踏み操作すると、図7に示すように連
係ロッド31が図中上方に引き操作され、ブレーキアー
ム28が図中反時計方向に揺動して、第2連係機構29
により左側のサイドブレーキ27が制動側に操作され
る。
用のパワーステアリング機構21との連係について説明
する。図5及び図6に示すように、ブレーキ操作機構3
3の軸芯P2周りに操作アーム34が、ブレーキアーム
28に対して独立に揺動自在に支持されており、操作ア
ーム34の先端の支持ピン35周りに、連係アーム36
が揺動自在に支持されている。図6に示すように、連係
アーム36を図中時計方向に付勢する捩じりバネ37が
支持ピン35に取り付けられており、連係アーム36の
図中左側辺に縦長状の凹部36aが形成されている。こ
れにより捩じりバネ37の付勢力で、連係アーム36の
凹部36a内にブレーキアーム28の連結ピン32が入
り込んでいる。
のフレーム38の縦軸芯P3周りに右操作アーム39が
揺動自在に支持されており、右のブレーキ操作機構33
の操作アーム34の支持ピン35と右操作アーム39と
が、バネ40及びワイヤからなる第2連係機構41によ
り連動連結されている。左のフレーム38の縦軸芯P4
周りに支持軸42が回動自在に支持されており、支持軸
42の上端に左第1操作アーム43が固定され、下端に
左第2操作アーム44が固定されている。そして、左の
ブレーキ操作機構33の操作アーム34の支持ピン35
と左第2操作アーム44とが、バネ40及びワイヤから
なる第2連係機構41により連動連結されている。右操
作アーム39及び左第2操作アーム44を図2に示す姿
勢で止めるストッパー46が、左右のフレーム38に固
定されている。又、図2及び図5に示すように、ブレー
キ操作機構33の操作アーム34の支持ピン35に、操
作アーム34を図中時計方向側に付勢するバネ45が取
り付けられている。
定角度以上に操向操作すると、図3に示すように、ピッ
トマンアーム22が図中下方に揺動して、カム機構23
が左第1操作アーム43に接当し、左第1及び左第2操
作アーム43,44が図中時計方向に揺動操作される。
これにより、左の第2連係機構41が左第1及び左第2
操作アーム43,44側に引き操作されて、左のブレー
キ操作機構33の操作アーム34が図中反時計方向に揺
動する。この場合、図3に示すように連係アーム36の
凹部36a内にブレーキアーム28の連結ピン32が入
り込んでいるので、操作アーム34の揺動に伴い連係ア
ーム36が図中上方に引き上げられると、凹部36aと
連結ピン32との係合によりブレーキアーム28も図中
反時計方向に揺動操作されて、左のサイドブレーキ27
が制動側に操作されるのである。
のサイドブレーキ27が制動側に操作されると、図3に
示すカム機構23とカムアーム24との作用により第1
連係機構25が引き操作されて、前述のように前輪変速
装置7が標準状態から増速状態に切換操作される。以上
のように、前輪1を設定角度以上に操向操作すると、前
輪変速装置7が増速状態に切換操作されて前輪1が増速
駆動され、右又は左のブレーキ操作機構33の作用によ
り、旋回中心側の後輪2のサイドブレーキ27が制動側
に操作されるのである。
キペダル30側の連係ロッド31に長孔31aを設け
て、この長孔31aに連結ピン32を挿入している。こ
れにより、前述のように前輪1を設定角度以上に操向操
作して、図3に示すように操作アーム34及びブレーキ
アーム28が図中反時計方向に揺動しても、長孔31a
内を連結ピン32が図中上方に移動するだけで、サイド
ブレーキペダル30は操作されない。
機構41が引き操作されていない状態)において、サイ
ドブレーキペダル30を踏み操作して連係ロッド31が
図中上方に移動した場合、図7に示すようにブレーキア
ーム28が図中反時計方向に揺動して、連結ピン32が
連係アーム36の凹部36a内を図中上方に移動するだ
けであり、操作アーム34及び連係アーム36は図2及
び図7に示す姿勢のままで動くことはない。
に、前述のように旋回中心側のサイドブレーキ27が自
動的に制動操作される自動ブレーキモードと、制動操作
されない自動ブレーキ解除モード状態とに切換え可能な
モード切換機構50が備えられており、以下にその構造
について説明する。図8及び図9に示すように、機体の
操縦部の横軸芯P5周りにT字レバー51が揺動自在に
支持されるとともに、このT字レバー51の中心から操
作レバー52が延出されている。図1,2,8に示すよ
うに、左右のブレーキ操作機構33の連係アーム36の
各々とT字レバー51の一組の端部とに亘って夫々ワイ
ヤ53が接続されている。又、T字レバー51の中心に
固着されたボス部51aに、一対の凹部d1 ,d2 が所
定の位相で形成されるとともに、これにバネ54で付勢
係入するボール55が配備され、T字レバー51及び操
作レバー52を、図8に示すON位置とOFF位置とに
位置決め保持するデテント機構56が構成されている。
T字レバー51及び操作レバー52をON位置に操作し
ている自動ブレーキモードでは、図2に示すように左右
のブレーキ操作機構33における連係アーム36が図中
時計方向に揺動操作されて、連係アーム36の凹部36
a内にブレーキアーム28側の連結ピン32が入り込ん
でいる。そして、この状態では、例えば前輪1を左に設
定角度以上に操向操作すると、図3に示すように左のブ
レーキ操作機構33の操作アーム34が図中反時計方向
に揺動し、凹部36aと連結ピン32との係合により、
ブレーキアーム28が図中図中反時計方向に揺動操作さ
れて左のサイドブレーキ27が制動側に操作される。
尚、図示しないが、モード切換機構50のT字レバー5
1がON位置にあると、これがリミットスイッチなどで
検知されてモニターランプが点灯作動し、自動ブレーキ
モードに切換えられていることをオペレータが容易に視
認できるようになっている。
52及びT字レバー51をOFF位置に操作すると、一
対のワイヤ53が引き操作され、図6の二点鎖線に示す
ように左右のブレーキ操作機構33の連係アーム36が
図中反時計方向に揺動操作されて、連係アーム36の凹
部36aがブレーキアーム28側の連結ピン32から図
中右方に離れ、自動ブレーキ解除モードとなる。この自
動ブレーキ解除モードでは、例えば前輪1を左に設定角
度以上に操向操作しても、左のブレーキ操作機構33の
操作アーム34が図中反時計方向に揺動するだけで、ブ
レーキアーム28が図中反時計方向に揺動操作されるこ
とはなく、左のサイドブレーキ27は制動側に操作され
ることはない。
オペレータが任意に切り換え操作できるとともに、走行
変速操作手段に対して相互牽制関係にあるように構成さ
れており、以下にその牽制機構60の構造を図10及び
図11に基づいて説明する。操縦部の左側脇に、前記主
変速機構M1と前記副変速機構M3を一連に操作する変
速レバー61と、前記クリープ変速機構M4を操作する
クリープ変速レバー62とが夫々横軸心P6及びP7周
りに前後揺動可能に配備されている。変速レバー61は
図示しない油圧式変速操作機構にワイヤ連係されてお
り、最後位置を中立(n)とし、これより前方に操作す
るに連れて高速段が得られ、8段の変速が可能となって
いる。因みに、1速(V1 )から4速(V4 )は副変速
機構M3を低速として主変速機構M1を操作して得ら
れ、5速(V5 )から8速(V8 )は副変速機構M3を
高速として主変速機構M1を操作して得られる。又、ク
リープ変速レバー62とミッションケース4側面に突設
されたクリープ変速操作軸63とが連係ロッド63aを
介して連動連結されている。
4はワイヤ操作ケース65を貫通して装備されており、
この変速操作軸64に操作アーム66が一体回動可能に
連結されるとともに、牽制板67と揺動アーム68とが
夫々遊嵌支持され、更に、揺動アーム68の遊端部に天
秤アーム69が支点ピン70を介して枢支連結されてい
る。前記牽制板67と固定ブラケット71とに亘って引
張りバネ72が張設され、牽制板67の突起67aが位
置固定のストッパーピン73に接当するまで図中時計方
向に回動付勢されている。又、前記操作アーム66に設
けた操作ピン74が反時計方向から接当する突起67b
が牽制板67の設けられており、変速レバー61が中立
(n)から4速(V4 )まで揺動される低速域(LO)
では牽制板67は操作ピン74によって押圧回動される
ことはなく、変速レバー61が5速(V5 )以上の高速
域(HI)に操作されることで、牽制板67が操作ピン
74によって引張りバネ72に抗して反時計方向に押圧
回動されるようになっている。
回動する前記牽制板67の接当ピン75によってアーム
右端部が下方に押圧されて時計方向に接当回動されるよ
う構成されるとともに、天秤アーム69の左端には牽制
ワイヤ76の一端76aが長孔融通77をもって連結さ
れている。そして、この牽制ワイヤ76の他端76bが
前記モード切換機構50におけるT字レバー51の残り
の遊端に連結されている。尚、天秤アーム69自体は枢
支部に備えた捩じりバネ78によって常時反時計方向に
回動付勢されて、接当ピン75との接当状態を維持して
いる。又、天秤アーム69と揺動アーム68との枢支部
には、前記支点ピン70を介して牽制ロッド79の上端
が枢支連結されるとともに、この牽制ロッド79の下端
が、前記クリープ変速レバー62に連動連結されてい
る。
速域(LO)〔図では4速〕にあり、クリープ変速レバ
ー62が低速(L)にある状態では、牽制板67は引張
りバネ72によって時計方向の回動限度にあるととも
に、前記支点ピン70が下降位置にあり、天秤アーム6
9は反時計方向に大きく回動した姿勢となる。このた
め、牽制ワイヤ76の一端76aの引き込みが許され
て、デテント機構56のボール55が凹部d1 に係入し
て前記操作レバー52をON位置に操作保持可能となっ
ている。
62が低速(L)にある状態で、変速レバー61のみを
高速域(HI)〔図では8速〕に操作すると、牽制板6
7が引張りバネ72に抗して反時計方向に回動され、接
当ピン75によって天秤アーム69が時計方向に回動さ
れることになるが、上記のように、支点ピン70が下降
して天秤アーム69全体が下がっているために、ワイヤ
連結ピン80が牽制ワイヤ7一端76aの長孔融通77
の範囲で上昇し、牽制ワイヤ76は弛み状態に維持され
る。
が低速域(LO)〔図では4速〕にある状態で、クリー
プ変速レバー62を高速(H)に操作すると、支点ピン
70が上昇することで天秤アーム69が相対的に時計方
向に回動されることになるが、この場合も、ワイヤ連結
ピン80が牽制ワイヤ一端76aの長孔融通77の範囲
で上昇し、牽制ワイヤ76を大きく引張するには至らな
い。
を高速域(HI)〔図では8速〕に操作するとともに、
クリープ変速レバー62を高速(H)に操作すると、支
点ピン70が上昇した状態で天秤アーム69が時計方向
に回動されることとなって、ワイヤ連結ピン80が牽制
ワイヤ一端76aの長孔融通77の範囲を越えて大きく
上昇し、これによって牽制ワイヤ76の一端76aが上
方に引張される。
レーキモードに切換えられていると、つまり操作レバー
52がON位置に操作保持されていると、牽制ワイヤ7
6の引張操作によってT字レバー51がデテント機構5
6の保持力に打ち勝って図中時計方向に回動され、操作
レバー52がOFF位置に強制的に切換えられ、モード
切換機構50は自動ブレーキ解除モードとなる。
に、又、クリープ変速レバー62が高速(H)に夫々操
作されている状態で、前記操作レバー52をON位置に
操作しようとしても、上記のように牽制機構60によっ
て牽制ワイヤ76が強制的に引張されているために、操
作レバー52をON位置に操作することが不能となる。
バー62が共に高速に操作されている高速走行状態で自
動ブレーキモードを現出することを相互に牽制阻止する
ように構成されているのである。
便利にする為に符号を記すが、該記入により本発明は添
付図面の構成に限定されるものではない。
イドブレーキとの連係構成を示す平面図
ーキ操作機構との連係状態を示す平面及び側面図
おける、ステアリング機構と左右のブレーキ操作機構と
の連係状態を示す平面及び側面図
2の図中右側から見た背面図
中右側から見た背面図
キ及びサイドブレーキペダルとの連係構成を示す側面図
み操作した状態を示す側面図
面図
Claims (1)
- 【請求項1】 前輪(1)及び後輪(2)が略等しい速
度で駆動される標準状態と、前輪(1)が後輪(2)よ
りも高速で駆動される増速状態とに切換操作自在な前輪
変速装置(7)を、操向操作自在な前輪(1)への伝動
系に備え、前輪(1)用のステアリング機構(21)に
備えられたカム機構(23)と前記前輪変速装置(7)
とを第1連係機構(25)により機械的に連動連結し、
前記ステアリング機構(21)により前輪(1)を直進
位置から右又は左に設定角度以上に操向操作すると、前
記カム機構(23)により前記前輪変速装置(7)が標
準状態から増速状態に切換操作されるように構成した四
輪駆動型作業車において、 前記前輪変速装置(7)が標準状態から増速状態に切換
操作されるのに連動して旋回中心側の後輪(2)に備え
たサイドブレーキ(27)が制動側に操作されるように
前記カム機構(23)と左右のサイドブレーキ(27)
とを第2連係機構(29),(41)により各々連動連
結すると共に、前記第2連係機構(29),(41)を
連係作動させる自動ブレーキモードと、連係解除させる
自動ブレーキ解除モードとに人為的に切換操作自在なモ
ード切換機構(50)を備え、かつ、走行用の変速機構
が設定以上の高速状態に操作されると、自動ブレーキモ
ードにある前記モード切換機構(50)を自動ブレーキ
解除モードに自動的に切り換えるとともに、走行変速機
構が設定以上の高速状態に操作されている状態では、前
記切換機構(50)が自動ブレーキモードになるのを牽
制阻止する牽制機構(60)を備えてある四輪駆動型作
業車。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP30148492A JP3370113B2 (ja) | 1992-11-12 | 1992-11-12 | 作業車の旋回操作構造 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP30148492A JP3370113B2 (ja) | 1992-11-12 | 1992-11-12 | 作業車の旋回操作構造 |
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-
1992
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