JPH0614364Y2 - 車両用イグニションキースイッチ - Google Patents

車両用イグニションキースイッチ

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JPH0614364Y2
JPH0614364Y2 JP14839488U JP14839488U JPH0614364Y2 JP H0614364 Y2 JPH0614364 Y2 JP H0614364Y2 JP 14839488 U JP14839488 U JP 14839488U JP 14839488 U JP14839488 U JP 14839488U JP H0614364 Y2 JPH0614364 Y2 JP H0614364Y2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
key
pin
point
cam groove
start position
Prior art date
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Expired - Lifetime
Application number
JP14839488U
Other languages
English (en)
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JPH0269437U (ja
Inventor
茂雄 平井
安宏 佐藤
Original Assignee
ナイルス部品株式会社
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Filing date
Publication date
Application filed by ナイルス部品株式会社 filed Critical ナイルス部品株式会社
Priority to JP14839488U priority Critical patent/JPH0614364Y2/ja
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Description

【考案の詳細な説明】 [産業上の利用分野] この考案は、エンジン始動後に於いてスタータモータの
再作動を防止すべく、つまり二度がけを防止する機構を
備えたいわゆるアンチリスタート機構付きの車両用イグ
ニションキースイッチに関する。
[従来の技術] 従来、車両のエンジンの始動は、イグニションキースイ
ッチをオフ位置からオン位置を介してスタート位置に操
作することによって行われていた。そして、該スタート
位置に於いてスタータモータの給電回路を形成すると、
それに伴ってスタータモータに付随するクラッチ機構が
作動し、スタータモータのピニオンがリングギアに噛合
され、スタータモータの回転トルクがエンジンに伝達さ
れ、エンジンが始動されていた。ところが、エンジン始
動後に於いて前記イグニションキースイッチを再度スタ
ート位置に操作すると、前記ピニオンが回転中のリング
ギアに衝突し、激しく異音を発生するとともに歯面を損
傷することがあった。この様な操作をいわゆる二度がけ
と称している。
そこで、上記不具合を解決するために、従来、実開昭62
-131332号公報に示されるごとき技術が提案されてい
た。
該従来の技術は、イグニションキースイッチの二度がけ
操作を防止するための機構を備えており、詳しくは、回
転子に外方へ突出可能な慴動子が組付けられるととも
に、突出阻止機構によって第1の位置から第3の位置へ
の回転子の正回動時には摺動子の突出が阻止された状態
に保持され、第3の位置においてケーシングに形成され
た突起部の作用により摺動子が突出状態となり、回転子
が第3の位置から逆回動して第2の位置に至ると摺動子
がケーシングに設けたストッパ部に係合してこの第2の
位置からの正回動が阻止されるように構成されていた。
[考案が解決しようとする問題点] しかしながら、前記した従来の技術に示された二度がけ
防止機構では、摺動子の突出を阻止する保持構造が何等
かの原因によって欠落すると前記摺動子が突出状態のま
まとなり、イグニションキースイッチを正常操作するに
も拘らず摺動子がケーシングに設けたストッパ部に常に
係合することとなる。すわなち、イグニションキースイ
ッチを全くスタート位置に操作できず、エンジンを始動
できなくなる危険を有していた。更に、部品点数が多
く、しかも構造が複雑であった。
[問題点を解決するための手段] この考案は、前記した問題点に対処すべく案出したもの
であり、イグニションキースイッチの二度がけ操作を防
止するための手段として、イグニションキースイッチの
回動部と固定部のいずれか一方にピンを、他方に前記ピ
ンが摺動するカム溝をそれぞれ有している。そして、前
記カム溝はキーをオン、オフ及びスタート位置の順序で
操作するときピンが摺動する第1経路、及びスタート、
オン及びオフ位置の順序で操作するとき前記ピンが摺動
する第2経路からなる周回経路を形成している。更に、
前記第2経路のスタート位置及びオン位置間にスタート
位置側が高い段差部を有している。
[作用] 前記手段からなるこの考案の車両用イグニションキース
イッチは次のような作用を行なう。
すなわち、車両の乗員がイグニションキースイッチのシ
リンダにキーを差込み、オフ位置からオン位置を介して
スタート位置に操作すると、前記ピンがカム溝の第1経
路を摺動するとともに、該イグニションキースイッチの
スタータモータに接続された接点が閉成され、スタータ
モータの給電回路が形成されてエンジンが始動される。
そしで、乗員がキーから手をはなせば、キーはスタート
位置からオン位置へ自動戻りするが、この時、前記ピン
はカム溝の第2経路を摺動し、該第2経路の段差部を通
過する。而して、キーが一旦スタート位置へ操作された
場合、前記第2経路の段差部によってオン位置からスタ
ート位置へのキーの回動操作が阻止されることと成る。
すなわち、二度がけが防止される。
[実施例] 添付図面は、この考案の好適な実施例を示したものであ
る。
第1図に於いて、1はケース、2は可動盤、3はスチー
ルボール、4は節度用スプリング、5は操作用スプリン
グ、6は接圧用スプリング、7は可動子、8は極盤、9
は端子、10はカム溝、11はピン、12は板バネ、1
3はスペーサ、14は座金、15はリングナット、16
はXリング、17はキー、18はキーシリンダである。
前記ケース1はダイカストの成形品であり、第1図に示
すようにケース1の内壁面にカム溝10を形成してい
る。
該カム溝10について第2図を用いて詳述する。第2図
は、ケース1を第1図に示す矢視A−Aの拡大断面図と
して示したものである。該カム溝10は、前記キー17
をオフ位置、オン位置及びスタート位置に操作すると
き、その操作順序に応じてピン11が摺動する溝であ
り、前記キー17をオフ位置、オン位置及びスタート位
置の順序で操作するとき、ピン11が第2図に示すA
点、B点、C点及びD点の順で摺動すべく第1経路を形
成し、また、前記キー17をスタート位置、オン位置及
びオフ位置の順序で操作するとき、ピン11が第2図に
示すD点、E点、F点、G点及びA点の順で摺動すべく
第2経路を形成している。
そして、前記カム溝10のA点〜G点の各部の溝の深さ
は第3図に示すごとく形成されている。第3図は、カム
溝10のA点からD点を経由してふたたびA点に帰還す
るまでのカム溝10の各点に於ける深さを展開図的に示
したものであり、縦軸を溝の深さ(d)横軸を各点の位置
として示している。
すなわち、カム溝10は、同図によればC点を境界とし
てB点(オン位置)側が高い第1の段差部Hを有し、E
点を境界としてD点(スタート位置)側が高い第2の段
差部Iを有し、G点を境界としてF点(オン位置)側が
高い第3の段差部Jを有している。
これにより、前記ピン11がカム溝10を逆進すること
を阻止しており、例えばピン11がD点(スタート位
置)から第2の段差部Iを乗り越えてF点(オン位置)
に到達したとき、ピン11がただちにD点(スタート位
置)に移動できないようピン11の逆進を阻止してい
る。
該ピン11は、一旦第1経路まで迂回しなければD点
(スタート位置)に移動できない。
すなわち、カム溝10は、前記キー17と一度スタート
位置に操作しば場合、キー17を一旦オフ位置に操作し
なければ再度スタート位置に操作できないように形成さ
れている。
次に、可動盤2について説明する。
該可動盤2は、キー17の操作によって回動されるもの
であり、側面に向けて穴2aが穿設されており、前記穴2a
にはキー17の操作に節度を生じさせるスチールボール
3と、該スチールボール3を押圧する節度用スプリング
4が収納されている。
また。可動盤2の同軸上にキー17をスタート位置から
オン位置に自動戻りさせるためのトルクを生じる操作用
スプリング5と、可動子7を極盤8に圧接するための接
圧用スプリング6が装着されている。
また、該可動盤2は、前記ケース1のカム溝10に略対
向する位置に長孔2bが設けられており、該長孔2bにはピ
ン11が遊動自在に挿着され、更にピン11はその半球
状支持部11aによって可動盤2に固定された板バネ12
と可動盤2との間に支持されている。
また、スペーサ13及び座金14はリングナット15の
締付けによって車両側取付部(図示せず)を挟む部品で
ある。
また、Xリング16は防水及び防塵用の部品である。
次に、前記した構成からなる本考案の実施例の作動を説
明する。
例えば、エンジン停止状態からエンジンを始動すべく車
両の乗員がキーシリンダ18にキー17を差込み、該キ
ー17をオフ位置からオン位置を介してスタート位置に
回動操作すると、ピン11がカム溝10のA点からB点
及びC点を経由してD点に達する。
するとスタータモータの給電回路が形成され、エンジン
が始動される。
次に、乗員がキー17から手を離すとキー17はスター
ト位置からオン位置に自動戻りするとともに、ピン11
はD点からE点を経由してF点に達する。
次に、乗員がキー17をオン位置からスタート位置に再
度操作しようとした場合、ピン11は第2の段差部Iに
よってF点からD点への移動が阻止される。すなわち、
キー17の二度がけ操作が防止されることとなる。
次に、乗員がキー17をオン位置からオフ位置に操作し
た場合、ピン11はF点からG点を経由してA点に達す
る。
このように、キー17をオフ位置からオン位置、スター
ト位置、オン位置及びオフ位置へ操作するとき、ピン1
1はカム溝10を周回するとともに、オフ位置からオン
位置への操作がなされない限り、前記ピン11及びカム
溝10の作用によってオン位置からスタート位置への操
作が阻止されることとなる。
尚、この考案は車両用イグニションキースイッチ以外の
他のスイッチに応用できることはいうまでもなく、例え
ば発電機の始動スイッチ等にも当接技術を採用し得る。
[考案の効果] この考案は、前述の構成・作用を有するので二度がけを
防止する構造に不具合を生じた場合に於いても、従来の
技術のごとくイグニションキースイッチが全くスタート
位置に操作できなくなるといった問題を生じることがな
く、簡単なカム溝による構造によつて二度がけ防止構造
を形成できるといった優れた効果がある。
【図面の簡単な説明】
第1図は、この考案の好適な実施例を示した断面図であ
る。 第2図は、第1図の矢視A−A方向の要部拡大断面図で
ある。 第3図は、第2図に示すカム溝の展開図である。 1……ケース、2……可動盤、7……可動子、8……極
盤、10……カム溝、11……ピン、12……板バネ、
17……キー、18……キーシリンダ、2b……長孔、11
a……支持部。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】キーの差込みによりオフ、オン及びスター
    ト位置への回転操作が可能な回動部と、該回動部を支持
    する固定部とからなる車両用イグニションキースイッチ
    に於いて、前記回動部と固定部のいずれか一方にピン
    を、他方に前記ピンが摺動するカム溝をそれぞれ有し、
    該カム溝は前記キーのオフ,オン及びスタート位置の順
    序で操作時に前記ピンが摺動する第1経路及びスター
    ト、オン及びオフ位置の順序で操作時に前記ピンが摺動
    する第2経路からなる周回経路を形成し、更に該第2経
    路のスタート位置及びオン位置間にスタート位置側が高
    い段差部を有したことを特徴とする車両用イグニション
    キースイッチ。
JP14839488U 1988-11-14 1988-11-14 車両用イグニションキースイッチ Expired - Lifetime JPH0614364Y2 (ja)

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Publication Number Publication Date
JPH0269437U JPH0269437U (ja) 1990-05-25
JPH0614364Y2 true JPH0614364Y2 (ja) 1994-04-13

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