JP3066804B2 - 電動機 - Google Patents

電動機

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JP3066804B2
JP3066804B2 JP1337724A JP33772489A JP3066804B2 JP 3066804 B2 JP3066804 B2 JP 3066804B2 JP 1337724 A JP1337724 A JP 1337724A JP 33772489 A JP33772489 A JP 33772489A JP 3066804 B2 JP3066804 B2 JP 3066804B2
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豊仁 長谷川
素弘 樋口
良和 谷口
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Panasonic Electric Works Co Ltd
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Matsushita Electric Works Ltd
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Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 この発明は、逆転防止構造を備えた電動機に関する。
〔従来の技術〕
従来、隈取極のないインダクター型電動機において
は、始動時の回転方向が一定していないため、逆転防止
構造を必要とする。この逆転防止構造の方式には、歯形
による方式、固定子または回転子の極配置による方式、
レバーによる方式等があるが、この発明の電動機は、上
記方式のうちのレバーによる方式の逆転防止構造を用い
ている。
第3図は、従来のレバーによる方式の逆転防止構造を
備えた小型のインダクター型電動機の逆転防止構造まわ
りの構成をあらわす。
この電動機は、回転子11の駆動力伝達用歯車部11aの
回転に伴い回転する歯車12を備えている。この歯車12の
軸部には摩擦摺動可能に結合された逆転防止レバー13が
同軸に嵌め込まれている。歯車12以降の歯車列はケース
枠14、15の間に組み込まれている。
上記逆転防止レバー13は、回転子11の正転時には回転
子11と当接しない位置に退避停止して回転子11の正転を
許容し、逆転時には回転子11に当接する位置に進入し同
回転子11の逆転を阻止するように歯車12の動きに追随し
て移動させられるようになっている。すなわち、正転時
には、回転数11および歯車12は、第4図にみるように、
矢印A方向に回転する。同時に、逆転防止レバー13と歯
車12は同方向に爪13aがケース枠穴14aの縁に当たるまで
回転すると同レバー13は停止する一方、歯車12だけが回
転する。逆転防止レバー13がこの退避位置にあると、爪
13aが回転子11の係合突子11bに当たらないため、回転子
11の正転は妨げられない。
反対に、逆転時には、回転子11および歯車12は、第4
図にみるように、矢印B方向に回転する。同時に、逆転
防止レバー13は歯車12と同方向に回り、爪13aが回転子1
1の係合突子11bに当たる位置に進入する。爪13aと係合
突子11bが衝突した反動で回転子11は正転方向に回り、
その後、正転を続ける。このようにして、逆転防止がな
される。
〔発明が解決しようとする課題〕
しかしながら、上記の逆転防止構造には、以下のよう
な問題がある。
ひとつは、製造が難しいという問題である。上記のよ
うな嵌め込み構造の場合、歯車12と逆転防止レバー13の
間で摩擦摺動が適切になされるようにするには、両部品
が所定の寸法に精度よく仕上がらなければならない。少
しでも寸法が違っていると、所定の結合状態から外れて
しまう。結合力が強すぎると、歯車12の正常な回転が妨
げられ、結合が弱すぎると逆転防止レバー13の正常な動
作が妨げられる。
また、歯車12や逆転防止レバー13が樹脂製の場合、周
囲温度の変化により結合状態が狂い易く動作信頼性が低
いという問題もあった。
それに、従来の逆転防止レバー13は接触部分を確保す
るために厚肉のものであり、その分、ケース枠14、15間
距離が広くなり、コンパクト化が図り難いという問題が
ある。
この発明は、製造が容易で、周囲温度変化に影響され
難く、しかも、コンパクト化の支障とならない逆転防止
構造を有する電動機を提供することを課題とする。
〔課題を解決するための手段〕
前記課題を解決するため、この発明にかかる電動機
は、回転子と同回転子の回転に伴い回転する歯車とを備
え、同歯車にはバネ板からなる逆転防止体が同軸的に設
けられていて、同逆転防止体は、そのバネ力で同歯車に
摺動可能に圧接することにより、前記回転子の正転時に
は回転子と当接しない位置に退避停止して回転子の正転
を許容し、逆転時には前記回転子に当接する位置に進入
し同回転子の逆転を阻止するように前記歯車の動きに追
随して移動させられるようになっている構成をとってい
る。さらに、前記歯車は、その両側に配置されたケース
枠に対して回転可能に支持され、前記逆転防止体は、歯
車の片面とそれに対面しているケース枠との間に配置さ
れ、歯車の回転中心に対して対称になる位置で歯車の片
面に当接し、歯車に圧接された逆転防止体のバネ力が、
歯車を反対側のケース枠に向ってスラスト方向に常に押
圧している。
〔作用〕
この発明の電動機では、逆転防止用の構成がバネ板の
バネ圧接により歯車と結合する構造であって、従来のよ
うな嵌め込み構造ではないため、寸法精度が要求され
ず、周囲温度の変化にも影響され難い。しかも、逆転防
止体に厚みの薄いバネ板を用いていて、広い収容スペー
スが必要ないため、コンパクト化の支障にもならない。
〔実 施 例〕
以下、この発明の電動機を、その一実施例をあらわす
図面を参照しながら詳しく説明する。
第1図は、この発明の一実施例である小型のインダク
ター型電動機の逆転防止構造まわりの構成をあらわす。
この電動機は、回転子1の駆動力伝達用歯車部1aの回
転に伴い回転する歯車2をケース枠4、5間に備えてい
る。ケース枠4、5間には歯車2以降の歯車列(図示省
略)が組み込まれている。そして、この歯車2には金属
製バネ板からなる逆転防止レバー(逆転防止体)3が同
軸に設けられている。逆転防止レバー3は、第2図に示
すように、歯車2の直径方向に延びる概略帯板状をな
し、歯車2の回転中心に対して同じ半径距離だけ離れた
対称位置に、歯車2に向かって突出するバネ板凸部3b、
3bを有する。逆転防止レバー3は、バネ板凸部3b、3bの
2個所で歯車2と結合されることになる。なお、第1図
は、逆転防止レバー3の爪3aが分かるように、同レバー
3のみを仮に少し回転させた状態で図示してある。この
逆転防止レバー3は、そのバネ力により同歯車2に摺動
可能にスラスト方向に圧接することにより、回転子1の
正転時には回転子1と当接しない位置に退避停止して回
転子1の正転を許容し、逆転時には回転子1に当接する
位置に進入し回転子1の逆転を阻止するように歯車2の
動きに追随して移動させられるようになっている。
すなわち、正転時には、回転子1および歯車2は、第
2図にみるように、矢印A方向に回転する。同時に、逆
転防止レバー3と歯車2は同じ向きに回りレバー3がケ
ース枠4に設けられたストッパー部4aに当たるまで回転
すると、逆転防止レバー3は停止するが、歯車2だけが
同レバー3によりスラスト方向に押された状態で摺動回
転する。爪3aが停止した退避位置では、爪3aが歯車部1a
に衝突しないため、回転子1は支障なく正転し続ける。
反対に、逆転時には、回転子1および歯車2は、第2
図にみるように、矢印B方向に回転する。同時に、逆転
防止レバー3は歯車2と同じ向に回転し爪3aが回転子1
の駆動伝達用歯車部1aに当たる位置に進入する。回転子
1は、爪3aと歯車部1aが衝突した反動で正転方向に向き
を変え、その後、正転し続ける。このようにして、逆転
防止がなされる。
なお、歯車2は逆転防止レバー3によりスラスト方向
に常に押圧されているため、回転時のスラスト方向の振
動が抑えられ機械的騒音(歯車噛合音)が低減される。
この発明の電動機は上記実施例に限らない。例えば、
上記実施例では、逆転防止レバーが回転子の歯車部に当
接して逆転防止がなされる構成であったが、逆転防止レ
バーが回転子の歯車部以外の部分に当たるようであって
もよい。ただ、歯車部に当てるようにすれば、係合突子
用工程およびスペースを省略できるメリットがある。
歯車部1aは他の部分と完全に一体的である必要はな
い。例えば、別体に形成され軸1bに他の部分と少し離れ
た位置で固定されていてもよい。事実上回転子の一部で
あるような構成であればよいのである。
また、逆転防止レバーに結合する歯車(歯車2)は駆
動力伝達兼用の歯車であっても、逆転防止レバーのみ駆
動する歯車であってもよい。電動機も小型のインダクタ
ー型電動機に限らない。
〔発明の効果〕
以上に述べたように、この発明の電動機は、逆転防止
用の構成がバネ板のバネ圧接により歯車と結合する構造
であって、従来のような嵌め込み構造ではないため、寸
法精度が要求されず製造容易であり、周囲温度の変化に
も影響され難く動作信頼性が高く、しかも、コンパクト
化にも支障をきたさず、さらに、機械的騒音も少なくな
る。
【図面の簡単な説明】
第1図は、この発明の一実施例である小型のインダクタ
ー型電動機の逆転防止構造まわりの構成をあらわす断面
図、第2図は、同電動機における逆転防止時の動作をあ
らわす模式的説明図、第3図は、従来の小型のインダク
ター型電動機の逆転防止構造まわりの構成をあらわす断
面図、第4図は、同電動機における逆転防止時の動作を
あらわす模式的説明図である。 1……回転子、1a……回転子の歯車部、2……歯車、3
……逆転防止レバー
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 谷口 良和 大阪府門真市大字門真1048番地 松下電 工株式会社内 (56)参考文献 実開 昭57−115564(JP,U) 実開 昭50−104913(JP,U) 実公 昭48−5617(JP,Y1) 実公 昭41−15230(JP,Y1)

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】回転子と同回転子の回転に伴い回転する歯
    車とを備え、同歯車にはバネ板からなる逆転防止体が同
    軸的に設けられていて、同逆転防止体は、そのバネ力で
    同歯車に摺動可能に圧接することにより、前記回転子の
    正転時には回転子と当接しない位置に退避停止して回転
    子の正転を許容し、逆転時には前記回転子に当接する位
    置に進入し同回転子の逆転を阻止するように前記歯車の
    動きに追随して移動させられるようになっている電動機
    であって、 前記歯車は、その両側に配置されたケース枠に対して回
    転可能に支持され、 前記逆転防止体は、歯車の片面とそれに対面しているケ
    ース枠との間に配置され、歯車の回転中心に対して対称
    になる位置で歯車の片面に当接し、 歯車に圧接された逆転防止体のバネ力が、歯車を反対側
    のケース枠に向ってスラスト方向に常に押圧している ことを特徴とする電動機。
JP1337724A 1989-12-25 1989-12-25 電動機 Expired - Lifetime JP3066804B2 (ja)

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