JPH06143297A - 金型監視装置およびその方法 - Google Patents

金型監視装置およびその方法

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JPH06143297A
JPH06143297A JP31656892A JP31656892A JPH06143297A JP H06143297 A JPH06143297 A JP H06143297A JP 31656892 A JP31656892 A JP 31656892A JP 31656892 A JP31656892 A JP 31656892A JP H06143297 A JPH06143297 A JP H06143297A
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JP
Japan
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captured image
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Application number
JP31656892A
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English (en)
Inventor
Tomomitsu Shimura
朝光 志村
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Rhythm Watch Co Ltd
Original Assignee
Rhythm Watch Co Ltd
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Publication date
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Publication of JPH06143297A publication Critical patent/JPH06143297A/ja
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    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B29WORKING OF PLASTICS; WORKING OF SUBSTANCES IN A PLASTIC STATE IN GENERAL
    • B29CSHAPING OR JOINING OF PLASTICS; SHAPING OF MATERIAL IN A PLASTIC STATE, NOT OTHERWISE PROVIDED FOR; AFTER-TREATMENT OF THE SHAPED PRODUCTS, e.g. REPAIRING
    • B29C45/00Injection moulding, i.e. forcing the required volume of moulding material through a nozzle into a closed mould; Apparatus therefor
    • B29C45/17Component parts, details or accessories; Auxiliary operations
    • B29C45/76Measuring, controlling or regulating
    • B29C45/7626Measuring, controlling or regulating the ejection or removal of moulded articles
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B29WORKING OF PLASTICS; WORKING OF SUBSTANCES IN A PLASTIC STATE IN GENERAL
    • B29CSHAPING OR JOINING OF PLASTICS; SHAPING OF MATERIAL IN A PLASTIC STATE, NOT OTHERWISE PROVIDED FOR; AFTER-TREATMENT OF THE SHAPED PRODUCTS, e.g. REPAIRING
    • B29C45/00Injection moulding, i.e. forcing the required volume of moulding material through a nozzle into a closed mould; Apparatus therefor
    • B29C45/17Component parts, details or accessories; Auxiliary operations
    • B29C45/84Safety devices
    • B29C45/844Preventing damage caused by obstructions or foreign matter caught between mould halves during mould closing, e.g. moulded parts or runners

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  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Manufacturing & Machinery (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • Investigating Materials By The Use Of Optical Means Adapted For Particular Applications (AREA)
  • Moulds For Moulding Plastics Or The Like (AREA)
  • Injection Moulding Of Plastics Or The Like (AREA)
  • Closed-Circuit Television Systems (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】金型内における成形品有無の検出を誤動作なく
正確にかつ精度良く行える金型監視装置およびその方法
を実現する。 【構成】金型1,2内の成形後における成形品7の有無
を監視する金型監視装置において、型開き後の可動側金
型1をあらかじめ決められた位置、方向から撮像するカ
メラ8と、カメラ8で撮像された画像データとあらかじ
め設定された基準画像データとの位置ずれ量を得る位置
ずれ量算出回路112と、この位置ずれ量に基づいて撮
像画像データと基準画像データとの位置ずれを補正する
位置ずれ補正回路112と、位置ずれ補正された撮像画
像データと基準画像データとを比較し、両画像の一致度
を判定する信号処理/判定回路111とを設け、外乱な
どによる金型あるいはカメラなどの位置ずれを補償し
て、金型における成形品7の有無の検出を確実に行う。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、プラスチックなどの成
形装置に用いられる金型内の成形後における成形品有無
の監視を行うための金型監視装置およびその方法に関す
るものである。
【0002】
【従来の技術】図5は、一般的な射出成形装置において
金型の監視状態にある場合を示す図である(たとえば、
特公昭58−4616号あるいは特開平4−13823
5号参照)。図5において、1は可動側金型、2は固定
側金型、3はタイバー、4はシリンダ、5は突出し部、
6は突出しピン、7は成形品、8は撮像手段としてのテ
レビカメラ(以下、単にカメラという)、9は画像処理
系をそれぞれ示しており、可動側金型1はタイバー3に
沿って図中矢印Aで示す方向に移動するように構成され
ている。
【0003】また、画像処理系9は、カメラ8による画
像データとあらかじめ設定した第1および第2の基準画
像データとを比較し、撮像画像データと基準画像データ
との一致度を判定する。ここで、第1の基準画像データ
とは、成形装置に装着され、かつ、成形前の可動側金型
1の像をあらかじめ撮像した画像データを示す。これに
対して、第2の基準画像データとは、成形後型開きをし
た時点での良好な状態で成形品8を保持する可動側金型
1の像をあらかじめ撮像した画像データを示す。
【0004】この射出成形装置では、可動側金型1と固
定側金型2とを型締めした状態で、両金型1,2で形成
されるキャビティ内にシリンダ4により樹脂を射出し、
成形が行われる。そして、樹脂を冷却させた後、図5に
示すような状態をなす型開きが行われる。このとき、成
形品7は、可動側金型1に保持されて所定の位置まで移
動される。
【0005】カメラ8は、この型開き完了位置における
可動側金型1の成形品保持面を所定の位置および方向か
ら撮像可能な位置に固定されており、型開きが完了した
時点で、このカメラ8により可動側金型1が撮像され
る。このときのカメラ8による撮像画像データは、画像
処理系9に入力され、あらかじめ設定されている第2の
基準画像データと比較され、両者の一致度が判定され
る。
【0006】判定の結果、撮像画像データが第2の基準
画像データとほぼ一致するとみなされると、成形品7が
固定側金型2に残存せず、良好に型開きが行われたもの
と判断され、次の成形品取り出し工程へと移行される。
【0007】これに対して、画像処理系9において、撮
像画像データが第2の基準画像データと異なると判定さ
れると、固定側金型2に成形品7が残存しており、その
ままの状態で成形品取り出し工程を経て、次の型締めを
行うと金型に無理な力が働くなどして金型を破損させる
などの弊害を生じるため、成形作業が停止される。
【0008】次の成形品取り出し工程へ移行すると、突
出し部5が図中右方向に移動されて可動側金型1に設け
られている突出しピン6が右方向に押される。これによ
り、成形品7が可動側金型1から突出される。成形品7
の突出しが完了すると突出し部5は左方向へ移動されて
元の位置に戻される。ここで、カメラ8により成形品7
が突き出された後の可動側金型1が撮像される。このと
きのカメラ8による撮像画像データは、画像処理系9に
入力され、あらかじめ設定されている第1の基準画像デ
ータと比較され、両者の一致度が判定される。
【0009】判定の結果、撮像画像データが第1の基準
画像データとほぼ一致するとみなされると、成形品7が
可動側金型1に残存せず、成形品7の突出しが良好に行
われたものと判断され、次の型締め工程へと移行され
る。
【0010】これに対して、画像処理系9において、撮
像画像データが第1の基準画像データと異なると判定さ
れると、可動側金型1に成形品7が残存しており、その
ままの状態で型締めを行うと金型に無理な力が働くなど
して金型を破損させるなどの弊害を生じるため、成形作
業が停止される。
【0011】以上にように、金型監視装置を用いること
により、金型を破損させることなく、短時間で可動側金
型1および固定側金型2の監視を的確に行うことができ
る。
【0012】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上述したよ
うな装置においては、カメラ8の固定状態や外乱などの
ためにカメラ8あるいは金型1などの位置が、基準画像
データを得たときの位置とずれることがある。上述した
ような可動系を備えた装置では、若干の位置ずれの発生
は避けられない現象である。
【0013】しかしながら、上述した従来の装置では、
この位置ずれを補正するような機能を備えていないた
め、金型1を撮像時に、金型1あるいはカメラ8などに
位置ずれが発生すると、正常であるにもかかわらず撮像
画像データと第1および第2の基準画像データとが不一
致と判定され、異常と判断されてしまうあそれがあり、
本来の金型表面上の成形品の有無の監視を正確にかつ精
度良く行うことはできないという問題がある。
【0014】本発明は、かかる事情に鑑みてなされたも
のであり、その目的は、金型あるいはカメラなどに位置
ずれが発生したとしても、金型内における成形品有無の
検出を誤動作なく正確にかつ精度良く行える金型監視装
置およびその方法を提供することにある。
【0015】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、本発明では、成形後の金型内における成形品の有無
を監視する金型監視装置において、型開き後の金型をあ
らかじめ決められた位置、方向から撮像する手段と、撮
像手段で撮像された画像データとあらかじめ設定された
基準画像データとの位置ずれ量を得る手段と、この位置
ずれ量に基づいて撮像画像データと基準画像データとの
位置ずれを補正する手段と、位置ずれ補正された撮像画
像データと基準画像データとを比較し、両画像の一致度
を判定する手段とを有するようにした。
【0016】本発明では、金型の型開き後の像をあらか
じめ決められた位置、方向から撮像し、撮像画像データ
とあらかじめ設定された基準画像データとの一致度を判
定して成形後の金型内における成形品の有無を監視する
金型監視方法において、金型の撮像画像データと基準画
像データとの位置ずれ量を得、この位置ずれ量に基づい
て撮像画像データと基準画像データとの位置ずれを補正
し、位置ずれ補正された撮像画像データと基準画像デー
タとを比較することにより、両画像の一致度を判定する
ようにした。
【0017】
【作用】本発明の金型監視装置によれば、型締め状態で
成形が完了すると、型開きが行われる。この型開き後の
金型像が撮像手段によりあらかじめ決められた位置、方
向から撮像され、位置ずれを得る手段に入力される。こ
の撮像手段で撮像された画像データとあらかじめ設定さ
れている基準画像データとの位置ずれ量が求められ、そ
の結果が補正手段に入力される。補正手段では、得られ
た位置ずれ量に基づいて撮像画像データと基準画像デー
タとの位置ずれが補正され、その結果が判定手段に入力
される。判定手段では、位置ずれ補正された撮像画像デ
ータと基準画像データとが比較され、その比較結果から
両画像の一致度が判定される。
【0018】本発明の金型監視方法によれば、金型の撮
像画像データと基準画像データとの位置ずれ量が求めら
れる。次に、この位置ずれ量に基づいて撮像画像データ
と基準画像データとの位置ずれが補正される。次いで、
位置ずれ補正された撮像画像データと基準画像データと
が比較されて、両画像の一致度が判定される。
【0019】
【実施例】図1は、本発明に係る金型監視装置および射
出成形装置の一実施例を示すブロック構成図であって、
従来例を示す図5と同一構成部分は同一符号をもって表
す。すなわち、1は可動側金型、2は固定側金型、3は
タイバー、4はシリンダ、5は突出し部、6は突出しピ
ン、7は成形品、8は撮像手段としてのカメラ(テレビ
カメラ)、10はアナログ/ディジタル(以下、A/D
という)変換器、11は制御回路、12はプログラムメ
モリ、13は基準画像メモリ、14は撮像画像メモリ、
15はモニタをそれぞれ示している。
【0020】A/D変換器10は、カメラ8で得られた
アナログ画像データをディジタル画像データに変換し、
制御回路11に出力する。
【0021】制御回路11は、信号処理/判定回路11
1、位置ずれ量算出回路112および位置ずれ補正回路
113を有している。信号処理/判定回路111は、プ
ログラムメモリ12および基準画像メモリ13からの所
望データの読み出し、A/D変換器10から入力したデ
ィジタル撮像画像データの撮像画像メモリ14への格納
あるいは読み出し、撮像画像データのヒストグラム作成
および基本画像のヒストグラムとの一致度の判定処理、
位置ずれ量算出回路112,位置ずれ補正回路113へ
の撮像画像データ、基準画像データの出力および撮像画
像データのモニタ15への表出制御、並びに位置ずれ補
正回路113の補正結果に基づいて位置ずれ補正された
撮像画像データと基準画像データとの一致度の判定処理
などを行い、判定処理において不一致の場合には成形作
業を停止させるなどの処理を行う。
【0022】位置ずれ量算出回路112は、撮像画像デ
ータの基準画像メモリ13にあらかじめ格納されている
基準画像データに対する位置ずれ量を算出し、位置ずれ
補正回路113に出力する。具体的には、たとえば図2
に示すように、撮像画像を入力した場合に、画像IMの
重心Gに対して、相対的に、WIN1 で示す基準画像のウ
ィンドウがWIN2 で示すウィンドウに画像ずれを起こし
たときには、両ウィンドウWIN1 ,WIN2 のずれ量は、
2次元座標におけるxおよびy方向のずれ量をΔxおよ
びΔy、ウィンドウWIN1 における画像重心座標を(x
1 ,y1 )、ウィンドウWIN2 における画像重心座標を
(x2 ,y2 )とすると、次式により求めることができ
る。 Δx=x1 −x2 Δy=y1 −y2 …(1)
【0023】位置ずれ補正回路113は、位置ずれ量算
出回路112で算出された位置ずれ量に基づいて、その
ずれ量を撮像画像データ(または基準画像データ)に対
して加算(または減算)して 撮像画像データと基準画
像データとの位置ずれを補正し、その結果を信号処理/
判定回路111に出力する。
【0024】なお、基準画像メモリ13には、第1の基
準画像データと第2の基準画像データが格納されてい
る。第1の基準画像データは、成形装置に装着され、か
つ、成形前の可動側金型1の像を所定の位置において一
定の方向から撮像するように固定されたカメラ8により
あらかじめ撮像した画像データを示す。第2の基準画像
データは、成形後型開きをした時点での良好な状態で成
形品8を保持する可動側金型1の像を上述のように固定
されたカメラ8によりあらかじめ撮像した画像データを
示す。
【0025】図3は、制御回路11における位置ずれ補
正および判定動作の一例を示すフローチャートである。
図3に示すように、制御回路11は、信号処理/判定回
路111にA/D変換器10によるディジタル撮像画像
データを入力すると(S1)、その撮像画像のヒストグ
ラムを作成する(S2)。
【0026】次に、作成したヒストグラムと基準画像メ
モリ13から読み出した基準画像のヒストグラムとを比
較し、作成した撮像画像のヒストグラムが基準画像のヒ
ストグラムに近似し、同様の傾向にあるか否かの判定を
行う(S3)。ステップS3において、同様の傾向にな
いと判定した場合には、補正し得ないデータを入力した
ものと判断して、エラー処理へ移行する。一方、同様の
傾向にあると判定した場合には、所定のしきい値を用い
て入力撮像画像を2値化する(S4)。
【0027】次に、この2値化した撮像画像データに対
して、値が「1」である点の隣接点をすべて「1」にす
る膨張処理を行ったあと、値が「0」である点の隣接点
をすべて「0」にする収縮処理を行うとともに(S5,
S6)、これと2値化した撮像画像データに対して、値
が「0」である点の隣接点をすべて「0」にする収縮処
理を行ったあと、値が「1」である点の隣接点をすべて
「1」にする膨張処理を行う(S7,S8)。次に、ス
テップS6の収縮処理で得られた画像データとステップ
S8の膨張処理で得られた画像データとの排他的論理和
をとる(S9)。続いて、排他的論理和により得られた
データともとの2値化画像データとの排他的論理和をと
る(S10)。すなわち、ステップS5〜S10までの
処理により撮像画像データにおけるノイズ性データの除
去を行う。
【0028】次に、位置ずれ量算出回路112におい
て、ノイズ性データが除去された撮像画像データの最大
画像データについての画像重心位置を求める(S1
1)。次いで、基準画像データの対応する画像重心とを
比較し、上述の(1) に基づいてずれ量ΔxおよびΔyを
求める(S12)。
【0029】次に、位置ずれ補正回路113において、
算出したずれ量を撮像画像データ(または基準画像デー
タ)に対して加算(または減算)して、撮像画像データ
と基準画像データとの位置ずれを補正する(S13)。
【0030】ここで、信号処理/判定回路111におい
て、位置ずれ補正された撮像画像データと基準画像デー
タとを比較する(S14)。比較の結果、両画像がほぼ
一致する場合には次の処理へ移行し、一致しない場合に
は成形作業を停止させる(S15)。
【0031】次に、図1の構成による動作を説明する。
射出成形装置では、可動側金型1と固定側金型2とを型
締めした状態(図示せず)で、両金型1,2で形成され
るキャビティ内にシリンダ4により樹脂を射出し、成形
が行われる。そして、樹脂を冷却させた後、図1に示す
ような状態をなす型開きが行われる。このとき、成形品
7は、可動側金型1に保持されて所定の位置まで移動さ
れる。
【0032】カメラ8は、この型開き完了位置における
可動側金型1の成形品保持面を所定の位置および方向か
ら撮像可能な位置に固定されており、型開きが完了した
時点で、このカメラ8により可動側金型1が撮像され
る。このときのカメラ8によるアナログ撮像画像データ
は、A/D変換器10でディジタルデータに変換され
て、制御回路11の信号処理/判定回路111に入力さ
れる。
【0033】信号処理/判定回路111に入力された撮
像画像データは、モニタ15に表出されるとともに、撮
像画像メモリ14に格納される。さらに、信号処理/判
定回路111に入力された撮像画像データは、そのヒス
トグラムが作成され、第2の基準画像データに基づく基
準ヒストグラムと比較される。その結果、両者が同様の
傾向にある場合には入力撮像画像データに対する2値化
処理が行われる。2値化処理を受けた撮像画像データは
所定のノイズ性データが除去されて、位置ずれ量算出回
路112に入力される。
【0034】位置ずれ量算出回路112では、入力され
た撮像画像データの最大画像の重心位置が求められた
後、撮像画像データと基準画像メモリ13に格納されて
いる第2の基準画像データとの位置ずれ量ΔxおよびΔ
yが算出され、位置ずれ補正回路113に出力される。
位置ずれ補正回路113では、入力された位置ずれ量に
基づいて撮像画像データと第2の基準画像データとの位
置ずれ補正が行われ、その結果が信号処理/判定回路1
11に出力される。
【0035】信号処理/判定回路111では、位置ずれ
補正された撮像画像データと第2の基準画像データとが
比較され、両者の一致度が判定される。判定の結果、撮
像画像データが第2の基準画像データとほぼ一致すると
みなされると、成形品7が固定側金型2に残存せず、良
好に型開きが行われたものと判断され、次の成形品取り
出し工程へと移行される。これに対して、撮像画像デー
タが第2の基準画像データと異なると判定されると、固
定側金型2に成形品7が残存しており、そのままの状態
で成形品取り出し工程を経て、次の型締めを行うと金型
に無理な力が働くなどして金型を破損させるなどの弊害
を生じるため、成形作業が停止される。
【0036】次の成形品取り出し工程へ移行すると、突
出し部5が図中右方向に移動されて可動側金型1に設け
られている突出しピン6が右方向に押される。これによ
り、成形品7が可動側金型1から突出される。成形品7
の突出しが完了すると突出し部5は左方向へ移動されて
元の位置に戻される。ここで、カメラ8により成形品7
が突出された後の可動側金型1が撮像される。このとき
のカメラ8によるアナログ撮像画像データは、A/D変
換器10でディジタルデータに変換されて、制御回路1
1の信号処理/判定回路111に入力される。
【0037】信号処理/判定回路111に入力された撮
像画像データは、モニタ15に表出されるとともに、撮
像画像メモリ14に格納される。さらに、信号処理/判
定回路111に入力された撮像画像データは、そのヒス
トグラムが作成され、第1の基準画像データに基づく基
準ヒストグラムと比較される。その結果、両者が同様の
傾向にある場合には入力撮像画像データに対する2値化
処理が行われる。2値化処理を受けた撮像画像データは
所定のノイズ性データが除去されて、位置ずれ量算出回
路112に入力される。
【0038】位置ずれ量算出回路112では、入力され
た撮像画像データの最大画像の重心位置が求められた
後、撮像画像データと基準画像メモリ13に格納されて
いる第1の基準画像データとの位置ずれ量ΔxおよびΔ
yが算出され、位置ずれ補正回路113に出力される。
位置ずれ補正回路113では、入力された位置ずれ量に
基づいて撮像画像データと第1の基準画像データとの位
置ずれ補正が行われ、その結果が信号処理/判定回路1
11に出力される。
【0039】信号処理/判定回路111では、位置ずれ
補正された撮像画像データと第1の基準画像データとが
比較され、両者の一致度が判定される。判定の結果、撮
像画像データが第1の基準画像データとほぼ一致すると
みなされると、成形品7が可動側金型1に残存せず、成
形品7の突出しが良好に行われたものと判断され、次の
型締め工程へと移行される。これに対して、撮像画像デ
ータが第1の基準画像データと異なると判定されると、
可動側金型1に成形品7が残存しており、そのままの状
態で型締めを行うと金型に無理な力が働くなどして金型
を破損させるなどの弊害を生じるため、成形作業が停止
される。
【0040】以上説明したように、本実施例によれば、
撮像画像データとあらかじめ設定してある基準画像デー
タとの位置ずれ量を算出し、この位置ずれ量に基づいて
両画像の位置ずれを補正し、補正後の撮像画像データと
基準画像データとを比較し、両画像の一致度を判定する
ように構成したので、カメラ8の固定状態や外乱などの
ためにカメラ8あるいは金型1などの位置が、基準画像
データを得たときの位置と若干ずれたとしても、誤った
判定をすることがなく、金型を破損させることなく、正
確にかつ精度良く金型内における成形品有無の検出を行
うことができる。
【0041】なお、上述した実施例においては、位置ず
れ補正を行うための画像領域を、モニタ15のほぼ全面
を対象とする場合を例に説明したが、これに限定される
ものではない。たとえば、図4(a) に示すように、カー
ソル151で位置ずれ補正を行うための画像領域を指定
し、撮像画像データと基準画像データとをこの指定領域
PA内にて両画像の位置ずれ量を算出し、位置ずれ補正
を行った後、両画像の一致度を判定するように構成して
も、上述した効果と同様の効果を得ることができる。
【0042】この場合、画像データは、位置ずれ補正を
行うための指定領域PAに対してあらかじ設定され、あ
るいは外部操作により設定されたΔX1 ,ΔX2 ,ΔY
1 ,ΔY2 だけ内側になる領域を設定し、この内側のデ
ータで画像の一致度を計測するように構成することが望
ましい。これは、撮像画像が基準画像からずれた場合、
位置ずれ補正を行うための指定領域PAから出てしまう
データと、新たに指定領域PA内に入ってしまう画像デ
ータがあり、これらの画像データは、画像の一致度の計
測には不必要であることによる。
【0043】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
金型あるいはカメラなどに位置ずれが発生したとして
も、金型内における成形品有無の検出を誤った判定をす
ることなく、正確にかつ精度良く行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る金型監視装置および射出成形装置
の一実施例を示すブロック構成図である。
【図2】位置ずれ量の算出方法の一例を説明するための
図である。
【図3】本発明に係る制御回路の位置ずれ補正および判
定動作の一例を示すフローチャートである。
【図4】本発明に係る金型監視装置の他の実施例を説明
するための図である。
【図5】従来の金型監視装置を説明するための図であ
る。
【符号の説明】
1…可動側金型 2…固定側金型 3…タイバー 4…シリンダ 5…突出し部 6…突出しピン 7…成形品 8…テレビカメラ(撮像手段) 10…A/D変換器 11…制御回路 111…信号処理/判定回路 112…位置ずれ量算出回路 113…位置ずれ補正回路 12…プログラムメモリ 13…基準画像メモリ 14…撮像画像メモリ 15…モニタ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.5 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 G01N 21/84 Z 8304−2J H04N 7/18 B

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 成形後の金型内における成形品の有無を
    監視する金型監視装置において、 型開き後の金型をあらかじめ決められた位置、方向から
    撮像する手段と、 撮像手段で撮像された画像データとあらかじめ設定され
    た基準画像データとの位置ずれ量を得る手段と、 この位置ずれ量に基づいて撮像画像データと基準画像デ
    ータとの位置ずれを補正する手段と、 位置ずれ補正された撮像画像データと基準画像データと
    を比較し、両画像の一致度を判定する手段とを有するこ
    とを特徴とする金型監視装置。
  2. 【請求項2】 金型の型開き後の像をあらかじめ決めら
    れた位置、方向から撮像し、撮像画像データとあらかじ
    め設定された基準画像データとの一致度を判定して成形
    後の金型内における成形品の有無を監視する金型監視方
    法において、 金型の撮像画像データと基準画像データとの位置ずれ量
    を得、 この位置ずれ量に基づいて撮像画像データと基準画像デ
    ータとの位置ずれを補正し、 位置ずれ補正された撮像画像データと基準画像データと
    を比較することにより、両画像の一致度を判定すること
    を特徴とする金型監視方法。
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